JP2002162928A - 走査回路 - Google Patents

走査回路

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JP2002162928A
JP2002162928A JP2000361871A JP2000361871A JP2002162928A JP 2002162928 A JP2002162928 A JP 2002162928A JP 2000361871 A JP2000361871 A JP 2000361871A JP 2000361871 A JP2000361871 A JP 2000361871A JP 2002162928 A JP2002162928 A JP 2002162928A
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scanning direction
signal
start pulse
scanning
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JP2000361871A
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Tetsushi Sato
哲史 佐藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走査方向の切り替えを、スタートパルスを正論
理と負論理とを変えることによって行う走査回路を提供
する。 【解決手段】走査回路11は、外部回路より供給される
スタートパルスSTIと制御クロックCLKを受ける入
力部1と、スタートパルスSTIおよび制御クロックC
LKによって、その走査方向を検出する走査方向検出部
2と、シフト方向を走査方向検出部2の出力に応じて決
定する双方向シフトレジスタ3とを具備し、スタートパ
ルスSTIおよび制御クロックCLKは、スタートパル
スが正論理であるか負論理であるかを判別し、それに応
じて走査方向を指示する走査方向信号DIRを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査回路に関し、
特に、液晶ディスプレイの表示反転機能等に対応した走
査回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の小型化、低コスト
化を目的として、液晶表示基板と同じ基板上に、画素マ
トリクスのデータ線、ゲート線を駆動するデータドライ
バ回路やゲートドライバ回路の周辺駆動回路を集積化す
る技術開発が進んでいる。
【0003】周辺駆動回路を構成している各種回路の中
で、ゲート走査パルス信号またはサンプリングパルス信
号を生成する走査回路は、重要な回路要素の一つとなっ
ている。
【0004】この従来の走査回路は、例えば、特開平7
−146462号公報または特開平7−134277号
公報に開示されている。
【0005】このような走査回路は、液晶ディスプレイ
の表示反転機能等の高機能化に対応するために、双方向
走査が可能であることが求められている。特に、液晶表
示装置を液晶プロジェクタのライトバルブに用いる場合
は、プロジェクタ内の光学系とプロジェクタの使用形態
により、映像を上下、左右に反転する機能が必要とな
り、双方向走査回路が必須の回路となっている。
【0006】また、小型化の進む液晶ライトバルブにお
いては、外部駆動回路により、信号線を介して必要な制
御信号が供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、液晶表示装置を液晶プロジェクタのライトバルブ
に用いる場合は、上述したように、プロジェクタ内の光
学系とプロジェクタの使用形態により、映像を上下、左
右に反転する機能が必要となり、双方向走査回路が必須
の回路となっている。
【0008】また、小型化の進む液晶ライトバルブにお
いては、外部駆動回路より供給される信号線を接続する
接続パッドが、液晶表示基板上に集積される回路面積に
対して、比較的大きな面積を占めている。このため、接
続パッド部の面積縮小は小型化に大きく貢献する。接続
パッド部の面積縮小するためには、外部回路から供給す
る信号線の本数を減らした走査回路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の走査回路は、外
部回路より供給されるスタートパルスと制御クロックを
受ける入力部と、前記スタートパルスおよび前記制御ク
ロックによって、その走査方向を検出する走査方向検出
部と、前記走査方向を前記走査方向検出部の出力に応じ
て決定する双方向シフトレジスタとを具備し、前記走査
方向が双方向であり、前記スタートパルスの正論理およ
び負論理の変化に応じて前記走査方向を決定する構成で
ある。
【0010】また、本発明の走査回路の前記走査方向検
出部は、前記制御クロックの立ち上がりエッジで出力が
変化する第1のD−FF、第2のD−FFおよび第3の
D−FFのそれぞれと、EXORゲートとを備え、前記
走査方向検出部に入力された前記スタートパルスは、第
1乃至第3の分岐信号に分岐され、前記第1の分岐信号
は、前記第1および第2のD−FFによって構成された
2段のシフレジスタに入力され、前記制御クロックの立
ち上がりに同期してシフトされる第1の出力を出力し、
前記第1の出力は、前記第2の分岐信号がそのデータ端
子に接続された第3のD−FFのクロックに接続され、
前記第1の出力の立ち上がりで前記スタートパルスの論
理状態を第2の出力として出力し、前記第2の出力を、
前記走査方向信号とする構成である。
【0011】さらに、本発明の走査回路の前記第2の出
力は、前記第1の分岐信号が接続されたEXORゲート
に接続され、このEXORゲートは、走査方向に応じて
正論理、負論理と変化する前記スタートパルスを、正論
理時には正論理で出力し、負論理時には、前記第2の出
力の変化に応じて正論理にして出力する構成とすること
もできる。
【0012】またさらに、本発明の走査回路の前記走査
方向検出部は、前記制御クロックの立ち上がりエッジで
出力が変化する第4のD−FFを備え、前記走査方向検
出部に入力された前記スタートパルスは、第1乃至第3
の分岐信号に分岐され、前記第1の分岐信号は、前記第
1および第2のD−FFによって構成された2段のシフ
レジスタに入力され、前記制御クロックの立ち上がりに
同期してシフトされる第1の出力を出力し、前記第1の
出力は、前記第2の分岐信号がそのデータ端子に接続さ
れた前記第4のD−FFのクロックに接続され、前記第
1の出力の立ち上がりで前記スタートパルスの論理状態
を第2の出力として出力し、前記第2の出力を、前記走
査方向信号とする構成とすることもできる。
【0013】また、本発明の走査回路の前記双方向シフ
トレジスタは、前記スタート信号を前記制御クロックに
同期して、前記走査方向信号のレベルに応じてシフト方
向を決定し、その出力端子に昇順または降順に出力する
構成とすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0015】本発明の第1の実施の形態の走査回路を図
1に示す。図1を参照すると、本発明の第1の実施の形
態の走査回路11は、外部回路より供給されるスタート
パルスSTIと制御クロックCLKを受ける入力部1
と、スタートパルスSTIおよび制御クロックCLKに
よって、その走査方向を検出する走査方向検出部2と、
シフト方向を走査方向検出部2の出力に応じて決定する
双方向シフトレジスタ3とを具備する。
【0016】入力部1に外部回路より入力されたスター
トパルスSTIおよび制御クロックCLKは、スタート
パルスが正論理であるか負論理であるかを判別し、それ
に応じて走査方向を指示する走査方向信号DIRを生成
する走査方向検出部2に接続される。
【0017】そして、走査方向検出部2は、クロックの
立ち上がりエッジで出力が変化するD−FF(20、2
1、22)と、EXORゲート30とを備える。走査方
向検出部2に入力されたスタートパルスSTIは、三つ
の信号(STI1〜STI3)に分岐され、そのうちの
一つのSTI3は、D−FF20、D−FF21によっ
て構成された2段のシフレジスタに入力され、制御クロ
ックCLKの立ち上がりに同期してシフトされ出力Q2
に出力される。
【0018】出力Q2は、信号STI2がD端子に接続
されたD−FF22のクロックCKに接続され、出力Q
2の立ち上がりでスタートパルスSTIの論理状態が出
力Q3に出力される。この出力Q3は、走査方向信号D
IRとして走査方向検出部2より出力される。
【0019】また、出力Q3は、スタートパルスSTI
の分岐STI1が接続されたEXORゲート30に接続
される。このEXORゲート30は、走査方向に応じて
正論理、負論理と変化するスタートパルスSTIを、正
論理時には正論理で出力し、負論理時には、出力Q3の
変化に応じて正論理にして出力する働きをする。
【0020】EXORゲート30の出力は、正論理の走
査開始のスタート信号STとして双方向シフレジスタ3
に入力される。スタート信号ST、走査方向信号DIR
および制御クロックCLKのそれぞれが、双方向シフト
レジスタ3に入力される。
【0021】双方向シフトレジスタ3は、入力されたス
タート信号STを制御クロックCLKに同期して、走査
方向信号DIRのハイレベル(以下、Hと略記する)ま
たはロウレベル(以下、Lと略記する)に応じてシフト
方向を決定し、出力端子(OUT1〜OUTN)に昇順
あるいは降順に出力する。
【0022】したがって、本発明の走査回路11に用い
る双方向シフトレジスタ3は、スタート信号STを制御
クロックCLKに同期してシフトする際のシフト方向
を、走査方向信号DIRのH/Lに応じて決定できるも
のであれば、双方向シフトレジスタの回路構成はどのよ
うなものでも良い。
【0023】次に、双方向シフトレジスタについて説明
する。双方向シフトレジスタの構成例を図3、図4に示
す。
【0024】図3に示す双方向シフトレジスタは、N個
のD−FFより構成されるシフトレジスタ(90、9
1)と、N個のセレクタ(100−1〜100−N)で
構成されるシフト方向セレクタ100を備える。
【0025】スタート信号STと制御クロックCLKが
並列接続されたシフトレジスタ90、91は、それぞ
れ、出力(Q0−1、Q1−1からQ0−N、Q1−
N)への順にスタート信号STを制御クロックCLKに
同期してシフトする。
【0026】シフトレジスタ90、91の出力は、シフ
ト方向セレクタ100に入力され、出力端子(OUT1
からOUTN)へシフトレジスタ90、91のどちらか
が出力されるように、セレクト信号(DIR)が並列に
された各セレクタ(100−1から100−N)に接続
されている。
【0027】このとき、シフトレジスタ91の出力は、
セレクタ100−1からセレクタ100−NにQ1−1
からQ1−Nの順で接続され、シフトレジスタ90の出
力は、セレクタ100−1からセレクタ100−NにQ
0−NからQ0−1の順で接続されている。
【0028】この構成により、セレクト信号となる走査
方向信号DIRにより、出力端子(OUT1〜OUT
N)への出力するシフトレジスタを選択するとことによ
り、スタート信号STを出力端子(OUT1〜OUT
N)に昇順あるいは降順にシフトして出力することがで
きる。
【0029】図4に示す双方向シフトレジスタは、スタ
ート信号STを逐次次段へ遅延転送する、互いに直列接
続された転送部トランスファゲート70と、遅延転送し
ていくパルス信号の振幅減衰を防ぐフィードバック回路
80と、フィードバック回路80の出力をそれぞれ出力
端子(OUT1〜OUTN)へ出力するN個の出力イン
バータ(81−1〜81−N)と、トランスファゲート
70とフィードバック回路80のトランスファゲートを
駆動するクロックを制御クロックCLKより生成するク
ロック生成部50と、シフト方向を決める走査方向信号
DIRに応じてON/OFFする入力ゲート60、61
とを備える。
【0030】入力される制御クロックCLKは、クロッ
ク生成部50で、転送部トランスファゲート70を駆動
する相補的2相信号クロックA,Bを生成するために、
偶数段のインバータ53と奇数段インバータ54に並列
に接続されている。
【0031】また、制御クロックCLKは、クロック生
成部50で、フィードバック回路のトランスファゲート
80を駆動する相補的2相信号クロックC、Dを生成す
るため、偶数段のインバータ55と奇数段インバータ5
6に並列に接続され、これらのインバータの出力は、走
査方向信号DIRによってクロックC、Dの位相を反転
できるように、それぞれEXOR(51、52)に接続
されている。
【0032】入力されるスタート信号STは、入力ゲー
ト60、61に接続され、走査方向信号DIRの論理レ
ベルに応じて、転送部トランスファゲート70のトラン
スファゲート(70−1)、またはトランスファゲート
(70−(N+1))に入力される。入力ゲート60、
61は、トランスファゲート62とインバータ63を有
し、走査方向信号DIRの論理レベルに応じて、入力ゲ
ート60、61のどちらかが導通、入力ゲート60、6
1のどちらかがオープンの状態となるように走査方向信
号DIRに接続されている。
【0033】転送部トランスファゲート70は(N+
1)個のトランスファゲート(70−1〜70−(N+
1))で構成され、転送部トランスファゲート70の隣
り合う転送部トランスファゲートがクロックA、Bによ
って交互にON/OFFを繰り返すように、転送部トラ
ンスファゲート70のトランスファゲートを構成するp
チャンネルトランジスタ、nチャンネルトランジスタの
各ゲートは、偶数番目と奇数番目で交互にクロックA,
Bに接続されている。
【0034】フィードバック回路80は、インバータと
クロックC,Dによって制御されるトランスファゲート
で構成されている。相補的2相信号クロックC,Dによ
って、80−1から80−Nの隣り合うフィードバック
回路のトランスファゲートが交互にON/OFFを繰り
返すように、80−1から80−Nを構成するトランス
ファゲートの各トランジスタのゲートは、偶数番目と奇
数番目で交互にクロックC,Dに接続されている。
【0035】次に、本発明の第1の実施の形態の走査回
路11の動作について説明する。
【0036】本発明の第1の実施の形態の走査回路11
は、走査方向検出部2において、外部回路より供給され
るスタートパルスSTIと制御クロックCLKから、ス
タート信号STと走査方向信号DIRを生成し、双方向
シフトレジスタ3において、走査方向検出部2で生成さ
れたスタート信号ST、走査方向信号DIRによって、
スタート信号STを制御クロックCLKに同期させ、走
査方向信号DIRに応じた方向にシフトする。
【0037】そこで、本発明の第1の実施の形態の走査
回路11の動作を、走査方向検出部2の動作と、双方向
シフトレジスタ3の動作に分けて説明する。
【0038】はじめに、走査方向検出部2の動作を説明
する。本発明の走査回路に入力されるスタートパルスS
TIには、走査開始の合図の情報と、正論理か負論理か
による走査方向の情報との二つの情報が含まれる。
【0039】走査方向検出部2では、これらのスタート
パルスSTIに含まれる二つの情報を分離し、走査開始
の合図としてスタート信号ST、走査方向を決める走査
方向信号DIRを出力する。
【0040】図5にスタートパルスSTIが正論理時の
走査方向検出部2の動作タイミングを、図6にスタート
パルスSTIが負論理時の走査方向検出部2の動作タイ
ミングを示す。このとき、図5、図6の時刻T5−0、
T6−0におけるD−FF20〜22の出力Q1〜Q3
の初期状態はLとする。
【0041】走査方向信号DIRの生成には、スタート
パルスSTIのパルス幅STWは、正論理、負論理どち
らでも一定であることを利用する。
【0042】スタートパルスSTIの分岐STI3をD
‐FF20、21によって制御クロックCLKの立ち上
がりに同期してシフトし、図5、図6に示すように、時
刻T5−1、T6−1で変化したスタートパルスSTI
の状態が、パルス幅STW以上遅れて時刻T5−2、T
6−2で出力Q2に出力される。
【0043】出力Q2は、スタートパルスSTIに対し
てパルス幅STW以上遅れているので、時刻T5−2、
T6−2において走査開始の合図となるスタートパルス
STIの変化は終了している。
【0044】この走査開始合図終了後のスタートパルス
STIの状態を、出力Q2の立ち上がりタイミングでD
−FF22によって検出し、出力Q3に出力する。
【0045】スタートパルスSTIが正論理時には、図
5に示すように時刻T5−2で出力Q2が立ち上がり、
出力Q3にLが出力され、スタートパルスSTIが負論
理時には、図6に示すように時刻T6−3で出力Q2が
立ち上がり、出力Q3にHが出力される。この出力Q3
を走査方向信号DIRとして出力する。
【0046】D−FF22の出力Q3は、次に出力Q2
が立ち上がるまで変化せず、時刻T5−4、T6−4
に、再び、スタートパルスSTIが変化すると、時刻T
5−1から時刻T5−2、時刻T6−1から時刻T6−
3の動作が繰り返される。
【0047】また、走査方向によって論理反転するスタ
ートパルスSTIを、そのまま、双方向シフトレジスタ
に入力すると、双方向シフトレジスタの出力OUT1〜
OUTNの論理レベルもスタートパルスSTIに応じて
反転してしまう。
【0048】これを防ぐために、スタートパルスSTI
の分岐STI1と出力Q3のEXORをとり、図6に示
すスタートパルスSTIが負論理の場合も正論理となる
スタート信号STを生成する。
【0049】図6に示すように、時刻T6−0におい
て、D−FF20〜22の出力Q1〜Q3の初期状態が
Lであるため、時刻T6−0から時刻T6−3までの間
は、スタート信号STにスタートパルスSTIの状態が
負論理のまま出力されてしまうが、時刻T6−3におい
て、出力Q3がHに変化した以後は、出力Q3とスター
トパルスSTIのEXORによって、スタートパルスS
TIの反転信号がスタート信号STに出力されるため、
スタート信号STは正論理となる。
【0050】図7に、図1に示した走査回路が動作中に
走査方向を変えるため、スタートパルスSTIが正論理
から負論理となり、再び負論理から正論理へと変化する
ときの走査方向検出部の動作タイミングを示す。
【0051】図7のf1〜f5は、スタートパルスST
Iの周期を示す。走査開始の合図となるスタートパルス
STIの周期は、本来、本走査回路を用いる表示装置に
よって決定されるもので、図7において、スタートパル
スSTIの周期を制御クロックCLKの5周期分にして
あるのは、説明の便宜上にすぎない。
【0052】また、図7の時刻T7−0におけるD−F
F20〜22の出力Q1〜Q3の初期状態はLとする。
周期f1の期間、スタートパルスSTIは正論理であ
り、走査方向検出部は、先に図5によって説明した通り
に動作し、走査方向信号DIRはLであり、時刻T7−
1でスタート信号STを正論理で出力する。
【0053】周期f2の期間、時刻T7−2において、
スタートパルスSTIが正論理で入力された後、時刻T
7−3でスタートパルスSTIが正論理から負論理へと
変化すると、この変化がD‐FF20、21によって遅
延され、時刻T7−4で出力Q2が立ち上がる。
【0054】時刻T7−4の出力Q2の立ち上がりによ
って、このときのスタートパルスSTI状態が出力Q3
に出力されるため、走査方向信号DIRはHに変化す
る。
【0055】また、時刻T7−3でスタートパルスST
Iが正論理から負論理へと変化したときは、出力Q3は
Lを維持しているため、出力Q3とスタートパルスST
IのEXORにより、スタート信号STはLからHに変
化するが、時刻T7−4で出力Q3がHになると、スタ
ート信号STにはスタートパルスSTIの論理反転が出
力される。
【0056】そして、周期f3の期間、時刻T7−5に
おいて、負論理のスタートパルスSTIが走査開始の合
図として入力されると、時刻T7−4以後、出力Q2の
立ち上がりはなく、出力Q3はHを保っているため、ス
タート信号STが正論理で出力される。
【0057】また、周期f3の期間、スタートパルスS
TIは負論理であるため、出力Q3には、時刻T7−6
で再びHが出力されるため、走査方向信号DIRはHの
状態を維持し、スタート信号STにはスタートパルスS
TIの論理反転が出力され続ける。
【0058】周期f4の期間、時刻T7−7において、
スタートパルスSTIが負論理で入力された後、時刻T
7−8でスタートパルスSTIが負論理から正論理へと
変化すると、この変化がD‐FF20、21によって遅
延され、時刻T7−9で出力Q2が立ち下がる。
【0059】出力Q3は、出力Q2の立ち上がりによっ
て、スタートパルスSTIの状態を出力するために、周
期f4の期間、時刻T7−8でスタートパルスSTIが
負論理から正論理へと変化した以後、出力Q2が立ち上
がることがないため、出力Q3は、以前のHを維持し続
け、走査方向信号DIRはHの状態、スタート信号ST
には、スタートパルスSTIの論理反転が出力され続け
る。
【0060】周期f5の期間、時刻T7−10でスター
トパルスSTIが正論理で入力されると、時刻T7−1
1で、出力Q2が立ち上がり、このときのスタートパル
スSTIの状態Lを出力Q3に出力するので、時刻T7
−11で走査方向信号DIRはLとなる。また、スター
ト信号STも、出力Q3がLになった時刻T7−11よ
り、入力される正論理のスタートパルスSTIが正論理
まま出力されるようになる。
【0061】周期f5の期間、スタートパルスSTIの
論理反転がないので、以後、出力Q3のLは維持され、
時刻T7−12でスタートパルスSTIが正論理で入力
されると、スタート信号STは正論理となり、走査方向
信号DIRもLである。
【0062】これまでの説明より、本発明の走査回路
は、走査方向の切り替えに、長い場合で、スタートパル
スSTIの2周期分を要することが明らかである。
【0063】しかしながら、本走査回路を用いる表示装
置において、走査方向を切り換える時間は、画面を上
下、左右の切り換える時間となるので、使用上は十分で
ある。
【0064】次に、図1に示す本発明の走査回路に用い
る双方向シフトレジスタ3の動作を説明する。
【0065】双方向シフトレジスタ3は、走査方向信号
DIRによって、双方向にシフトが可能であり、以後、
スタート信号STが出力端子OUT1から出力端子OU
TNへと昇順に逐次転送される場合を右シフト、スター
ト信号STが、出力端子OUTNから出力端子OUT1
へと降順に逐次転送される場合を左シフトとする。
【0066】図3に構成を示す双方向シフトレジスタの
動作を説明する。図3の双方向シフトレジスタは、シフ
ト方向セレクタ100に入力する走査方向信号DIRに
よって、N個のD−FFから構成される二つのシフトレ
ジスタ90と91の出力のどちらかを、出力端子OUT
1から出力端子OUTNへ出力することに双方向シフト
を可能にしたものである。
【0067】図8に、右シフト時のタイミングチャート
を示す。走査方向信号DIRがLのとき、セレクタ10
0−1〜100−Nによって、シフトレジスタ91の出
力Q1−1から出力Q1−Nがそれぞれ出力端子OUT
1〜出力端子OUTNの順に接続され、図3の双方向シ
フトレジスタは、右シフトとなる。
【0068】図9に、左シフト時のタイミングチャート
を示す。走査方向信号DIRがHのとき、セレクタ10
0−1〜100−Nによって、シフトレジスタ90の出
力Q0−Nから出力Q0−1がそれぞれ出力端子OUT
1〜出力端子OUTNの順に接続され、図3の双方向シ
フトレジスタは、左シフトとなる。
【0069】次に、図4に示す双方向シフトレジスタの
動作を、図10、図11に示すタイミングチャートを参
照して説明する。
【0070】図4に示す双方向シフトレジスタは、走査
方向信号DIRがLのとき右シフト動作を行う。図10
に、右シフト時のタイミングチャートを示す。
【0071】入力された制御クロックと、走査方向信号
DIR(=L)から、クロック生成部50によって、図
10に示す通り制御クロックCLKに対して信号Aと信
号Cが同相、信号Bと信号Dが逆相となるクロック
(A、B、C、D)が生成される。
【0072】また、走査方向信号DIRがLにより、入
力ゲート60が導通、61が非道通となるため、スター
ト信号STはトランスファゲート70−1に入力され
る。
【0073】図10に示すように、走査開始の合図とし
てスタート信号STが、時刻T10−0からパルス幅S
TWの間でHとなると、時刻T10−1でクロックA,
Bにより転送部トランスファゲート70−1はOFFか
らONとなり、また、クロックC,Dによりフィードバ
ック回路80−1はOFFなので、時刻T10−1以
後、フィードバック回路のインバータと出力インバータ
を経て、出力端子OUT1にスタート信号STが出力さ
れる。
【0074】次に、時刻T10−2で、転送部トランス
ファゲート70−2がOFFからONとなり、出力端子
OUT1のパルス信号の遅延転送が行われる。また、時
刻T10−2において、転送部トランスファゲート70
−1はONからOFFになるが、このとき、フィードバ
ック回路80−1がOFFからONとなり、出力端子O
UT1のパルス信号の振幅が減衰するのを防ぐ。
【0075】次に、時刻T10−3で出力端子OUT2
から出力端子OUT3へのパルス信号の遅延転送が行わ
れる。また、時刻T10−3において、転送部トランス
ファゲート70−1がON、転送部トランスファゲート
70−2がOFFとなるので、出力端子OUT1は、再
び、スタート信号STの状態が出力される。
【0076】以上の動作の繰り返しにより、制御クロッ
クCLKに同期したスタート信号STが出力端子OUT
1から出力端子OUTNの順に出力される。
【0077】また、図4に示す双方向シフトレジスタ
は、走査方向信号DIRがHのとき左シフト動作を行
う。図11に左シフト時のタイミングチャートを示す。
【0078】入力された制御クロックと、走査方向信号
DIR(=H)から、クロック生成部50によって、図
11に示す通り制御クロックCLKに対して、信号Aと
信号Dが同相、信号Bと信号Cが逆相となるクロック
(A、B、C、D)が生成される。
【0079】また、走査方向信号DIRがHにより、入
力ゲート61が導通、入力ゲート60が非道通となるた
め、スタート信号STはトランスファゲート70−(N
+1)に入力される。
【0080】図11に示すように、走査開始の合図とし
てスタート信号STが、時刻T11−0からパルス幅S
TWの間でHとなると、時刻T11−1でクロックA,
Bにより転送部トランスファゲート(70−(N+
1))はOFFからONとなり、また、クロックC,D
によりフィードバック回路(80−N)はOFFなの
で、時刻T11−1以後、フィードバック回路のインバ
ータと出力インバータを経て、出力端子OUTNにスタ
ート信号STが出力される。
【0081】次に、時刻T11−2で、トランスファゲ
ート(70−N)がOFFからONとなり、出力端子O
UTNのパルス信号の遅延転送が行われる。また、時刻
T11−2において、トランスファゲート(70−(N
+1))はONからOFFになるが、このとき、フィー
ドバック回路80−NがOFFからONとなり、出力端
子OUTNのパルス信号の振幅が減衰するのを防ぐ。
【0082】次に、時刻T11−3で出力端子OUT
(N−1)から出力端子OUT(N−2)へのパルス信
号の遅延転送が行われる。また、時刻T11−3におい
て、トランスファゲート(70−(N+1))がON、
トランスファゲート(70−N)がOFFとなるので、
出力端子OUTNは、再びスタート信号STの状態が出
力される。
【0083】以上の動作の繰り返しにより、制御クロッ
クCLKに同期したスタート信号STが出力端子OUT
Nから出力端子OUT1の順に出力される。
【0084】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0085】本発明の第2の実施の形態の構成を図2に
示す。これは、図1で示した本発明の第1の実施の形態
の走査方向検出部2の構成を変えたものであり、双方向
シフトレジスタ3の構成は、本発明の第1の実施の形態
と同一である。
【0086】図2を参照すると、走査方向検出部202
は、クロックの立ち上がりエッジで出力が変化するD−
FF20〜22及び24と、クロックの立下りエッジで
出力が変化するD−FF23と、EXORゲート30、
31を備える。
【0087】走査方向検出部202に入力されたスター
トパルスSTIは、信号STI1〜信号STI3の三つ
に分岐され、そのうちの一つの信号STI3は、D−F
F20、D‐FF21によって構成された2段のシフレ
ジスタに入力され、制御クロックCLKの立ち上がりに
同期してシフトされ、出力Q2に出力される。
【0088】出力Q2は、信号STI2がD端子に接続
されたD−FF22と、信号STI2がD端子に接続さ
れたD−FF23のクロックに並列に接続される。D−
FF22の出力Q3と、D−FF23の出力Q4は、E
XORゲート31に入力され、EXORゲート31の出
力32は、信号STI2がD端子に接続されたD−FF
24のクロックに接続される。
【0089】EXORゲート31の出力32の立ち上が
りでスタートパルスSTIの論理状態が出力Q5に出力
され、この出力Q5は、走査方向信号DIRとして走査
方向検出部202より出力される。
【0090】また、出力Q5は、スタートパルスSTI
の分岐信号STI1が接続されたEXORゲート30に
接続される。このEXORゲート30は、走査方向に応
じて正論理、負論理と変化するスタートパルスSTI
を、正論理時には正論理で出力し、負論理時には、出力
Q3の変化に応じて、正論理にして出力する。
【0091】EXORゲート30の出力は、正論理の走
査開始のスタート信号STとして、双方向シフレジスタ
3に入力される。スタート信号ST、走査方向信号DI
R、制御クロックCLKが、双方向シフトレジスタ3に
入力される。
【0092】次に、本発明の第2の実施の形態の動作に
ついて説明する。
【0093】本発明の走査回路の動作は、走査方向検出
部202の動作と、双方向シフトレジスタ3の動作に分
かれる。図2の双方向シフトレジスタ3の動作は、本発
明の第1の実施の形態で述べたものと同じであるので、
その詳細な説明は省略し、ここでは、図2の走査方向検
出部202の動作を説明する。
【0094】図12にスタートパルスSTIが正論理時
の走査方向検出部の動作タイミングを、図13にスター
トパルスSTIが負論理時の走査方向検出部の動作タイ
ミングを示す。このとき、図12、図13の時刻T12
−0、T13−0におけるD−FF20〜24の出力Q
1〜Q5の初期状態はLとする。
【0095】図12、図13に示すように、スタートパ
ルスSTIが入力されると、スタートパルスSTIの分
岐信号STI3がD‐FF20、21によって制御クロ
ックCLKの立ち上がりに同期してシフトし、時刻T1
2−1、T13−1で変化したスタートパルスSTIの
状態が、パルス幅STW以上遅れて、時刻T12−2、
T13−2で出力Q2に出力される。
【0096】図12に動作タイミングを示すスタートパ
ルスSTIが正論理のとき、出力Q2は時刻T12−2
で立ち上がり、時刻T12−3で立ち下がる。この出力
Q2の立ち上がり時刻T12−2において、出力Q3に
スタートパルスSTIの状態が出力され、出力Q2の立
ち下がり時刻T12−3において、出力Q4にスタート
パルスSTIの状態が出力される。
【0097】時刻T12−2、T12−3において、ス
タートパルスSTIはLであるため、出力Q3、Q4と
もに初期状態Lのまま変化せず、これに伴いEXOR3
1の出力もLである。
【0098】したがって、EXOR31の出力32も変
化しないため、D−FF24の出力Q5は初期状態のL
を維持しつづける。
【0099】時刻T12−4で、再び正論理のスタート
パルスSTIが入力されるが、前述の動作が同様に繰り
返され、出力Q5はLの状態のままであり、走査方向信
号DIRとして出力される。また、図12において、出
力Q5は常にLなので、スタート信号STは、スタート
パルスSTIと同じ正論理で出力される。
【0100】図13に動作タイミングを示すスタートパ
ルスSTIが負論理のとき、出力Q2は時刻T13−3
で立ちあがる。この出力Q2の立ち上がり時刻T13−
3において、出力Q3にスタートパルスSTIの状態が
出力される。
【0101】時刻T13−3において、スタートパルス
STIはHであるため、時刻T13−3で出力Q3が初
期状態LからHに変化する。時刻T13−3において、
出力Q2の立ち下りでスタートパルスSTIの状態を出
力する出力Q4は、初期状態Lを維持しているので、出
力Q3、Q4の入力によって、EXOR31の出力32
が時刻T13−3でLからHに変化する。
【0102】この時刻T13−3における出力32の立
ち上がりにより、D−FF24の出力Q5はスタートパ
ルスSTIの状態を出力するので、出力Q5は初期状態
のLからHとなる。時刻T13−3で出力Q5がHにな
るため、このとき、走査方向信号DIRもLからHとな
り、T13−3までの間は、スタートパルスSTIの状
態が負論理のまま出力されていたスタート信号STが、
時刻T13−3以後、出力Q5とスタートパルスSTI
のEXORによって、スタート信号STにはスタートパ
ルスSTIの反転信号が出力される。
【0103】時刻T13−4で負論理のスタートパルス
STIが、再び入力されると、時刻T13−5で出力Q
2が立ち下がる。この出力Q2の立ち下がり時刻T13
−5において、出力Q4にスタートパルスSTIの状態
が出力される。
【0104】時刻T13−5においてスタートパルスS
TIはHであるため、時刻T13−5で出力Q4が初期
状態LからHに変化する。時刻T13−5において、出
力Q3はHの状態を維持しているので、出力Q3、Q4
の入力によって、EXOR31の出力32が時刻T13
−5でHからLに変化するが、出力Q5はHの状態を維
持し続ける。
【0105】以後、スタートパルスSTIが負論理であ
るかぎり、出力Q2の立ち上がり、立ち下りに応じて、
出力Q3、Q4に出力されるスタートパルスSTIの状
態はHなので、出力Q3、Q4はともに時刻T13−5
以後Hであり、EXOR31の出力32はLのままであ
る。
【0106】このため、時刻T13−3以後、出力Q5
はHの状態を維持し続けるので、走査方向信号DIRは
H、スタート信号STは、スタートパルスSTIが論理
反転した正論理で出力される。
【0107】図14に、図2に示した走査回路が動作中
に走査方向を変えるため、スタートパルスSTIが正論
理から負論理となり、再び負論理から正論理へと変化す
るときの走査方向検出部の動作タイミングを示す。
【0108】図14のf1〜f5は、STIの周期を示
す。このSTI周期が制御クロックCLKの5周期分に
してあるのは、本発明の第1の実施の形態の動作説明同
様、説明の便宜上にすぎない。また、図14の時刻T1
4−0におけるD−FF20〜24の出力Q1〜Q5の
初期状態はLとする。
【0109】周期f1の期間、スタートパルスSTIは
正論理であり、走査方向検出部202は、先に図12に
よって説明した通りに動作し、走査方向信号DIRはL
であり、時刻T14−1でスタート信号STを正論理で
出力する。
【0110】周期f2の期間、時刻T14−2におい
て、スタートパルスSTIが正論理で入力された後、時
刻T14−3でスタートパルスSTIが正論理から負論
理へと変化すると、この変化がD‐FF20、21によ
って遅延され、時刻T14−4で出力Q2が立ち上が
る。
【0111】時刻T14−4の出力Q2の立ち上がりに
よって、このときのスタートパルスSTI状態が出力Q
3に出力されるため、出力Q3はHとなる。
【0112】時刻T14−4において、D−FF23に
より出力Q4はLを維持しているので、出力Q3と出力
Q4のEXORの出力32はHとなる。時刻T14−4
における出力32の立ち上がりによって、D−FF24
はスタートパルスSTIの状態を出力Q5に出力するた
め、出力Q5はHになりので、走査方向信号DIRはH
に変化する。
【0113】また、時刻T14−3でスタートパルスS
TIが正論理から負論理へと変化したときは、出力Q5
はLを維持しているため、出力Q5とスタートパルスS
TIのEXORにより、スタート信号STはLからHに
変化するが、時刻T14−4で出力Q5がHになると、
以後、スタート信号STにはスタートパルスSTIの論
理反転が出力される。
【0114】そして、周期f3の期間、時刻T14−5
において、負論理のスタートパルスSTIが走査開始の
合図として入力されると、時刻T14−4以後、出力Q
5はHを保っているため、スタート信号STが正論理で
出力される。
【0115】また、周期f3の期間、時刻T14−6に
おいて、出力Q2が立ち下がると、スタートパルスST
Iの状態が出力Q4に出力され、出力Q4はHとなる。
時刻T14−6において、出力Q3はHを維持している
ため、出力Q3と出力Q4はともにHとなり、EXOR
の出力32はLとなる。
【0116】この後、時刻T14−7で出力Q2が立ち
上がると、スタートパルスSTIの状態が出力Q3に出
力されるが、スタートパルスSTIが負論理であるた
め、出力Q3には、再びHが出力され、EXOR31の
出力32も変化せず、走査方向信号DIRはHの状態を
維持し、スタート信号STにはスタートパルスSTIの
論理反転が出力され続ける。
【0117】周期f4の期間、時刻T14−8におい
て、スタートパルスSTIが負論理で入力された後、時
刻T14−9でスタートパルスSTIが負論理から正論
理へと変化すると、この変化がD‐FF20、21によ
って遅延され、時刻T14−10で出力Q2が立ち下が
り、この出力Q2の立ち下がりによって、出力Q4がス
タートパルスSTIの状態Lを出力する。
【0118】時刻T14−10において、出力Q3はH
を維持しているため、出力Q3と出力Q4が入力される
EXOR31の出力32はHとなる。この出力32の立
ち上がりによって、時刻T14−10のスタートパルス
STIの状態Lが、出力Q5に出力されるため、走査方
向信号DIRはLとなり、また、スタート信号STには
出力Q5とスタートパルスSTIのEXORにより、ス
タートパルスSTIの正論理の状態が、そのまま出力さ
れる。
【0119】これ以後、周期f5の期間、時刻T14−
11でスタートパルスSTIが正論理で入力されると、
スタート信号STは正論理となり、走査方向信号DIR
はLを維持する図12に示した動作を行う。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スタートパルスの正論理、負論理に応じて、走査方向を
切り換える走査回路で、従来、必要であった走査方向を
決める信号線が不要となり、表示装置を小型化を実現す
る効果がある。また、接続信号線の減少により接続工程
の歩留まりの向上が見込める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の走査回路のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の走査回路のブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の走査回路に適用し
た双方向レジスタのブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の走査回路に適用し
た他の双方向レジスタのブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の走査回路のスター
トパルスSTIが正論理時の走査方向検出部の動作タイ
ミングを説明するタイムチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態の走査回路のスター
トパルスSTIが負論理時の走査方向検出部の動作タイ
ミングを説明するタイムチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態の走査回路が動作中
に走査方向を変えるため、スタートパルスSTIが正論
理から負論理となり、再び負論理から正論理へと変化す
るときの走査方向検出部の動作タイミングを説明するタ
イムチャートである。
【図8】走査方向信号DIRがLのとき、図3に示す双
方向シフトレジスタの右シフトを説明するタイムチャー
トである。
【図9】走査方向信号DIRがHのとき、図3に示す双
方向シフトレジスタの左シフトを説明するタイムチャー
トである。
【図10】走査方向信号DIRがLのとき、図4に示す
双方向シフトレジスタの右シフトを説明するタイムチャ
ートである。
【図11】走査方向信号DIRがHのとき、図4に示す
双方向シフトレジスタの左シフトを説明するタイムチャ
ートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態の走査回路のスタ
ートパルスSTIが正論理時の走査方向検出部の動作タ
イミングを説明するタイムチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態の走査回路のスタ
ートパルスSTIが負論理時の走査方向検出部の動作タ
イミングを説明するタイムチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態の走査回路が動作
中に走査方向を変えるため、スタートパルスSTIが正
論理から負論理となり、再び負論理から正論理へと変化
するときの走査方向検出部の動作タイミングを説明する
タイムチャートである。
【符号の説明】
1 入力部 2 走査方向検出部 3 双方向シフトレジスタ 11,12 走査回路 20,21,22,23,24 D−FF 30,31 EXOR 50 クロック生成部 60,61 入力ゲート 70 転送部トランスファゲート 80 フィードバック回路 90,91 シフトレジスタ 100 シフト方向レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 G11C 19/00 G11C 19/00 C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部回路より供給されるスタートパルス
    と制御クロックを受ける入力部と、前記スタートパルス
    および前記制御クロックによって、その走査方向を検出
    する走査方向検出部と、前記走査方向を前記走査方向検
    出部の出力に応じて決定する双方向シフトレジスタとを
    具備し、 前記走査方向が双方向であり、前記スタートパルスの正
    論理および負論理の変化に応じて前記走査方向を決定す
    ること特徴とする走査回路。
  2. 【請求項2】 前記走査方向検出部は、前記制御クロッ
    クの立ち上がりエッジで出力が変化する第1のD−F
    F、第2のD−FFおよび第3のD−FFのそれぞれ
    と、EXORゲートとを備え、 前記走査方向検出部に入力された前記スタートパルス
    は、第1乃至第3の分岐信号に分岐され、前記第1の分
    岐信号は、前記第1および第2のD−FFによって構成
    された2段のシフレジスタに入力され、前記制御クロッ
    クの立ち上がりに同期してシフトされる第1の出力を出
    力し、 前記第1の出力は、前記第2の分岐信号がそのデータ端
    子に接続された第3のD−FFのクロックに接続され、
    前記第1の出力の立ち上がりで前記スタートパルスの論
    理状態を第2の出力として出力し、前記第2の出力を、
    前記走査方向信号とする請求項1記載の走査回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の出力は、前記第1の分岐信号
    が接続されたEXORゲートに接続され、このEXOR
    ゲートは、走査方向に応じて正論理、負論理と変化する
    前記スタートパルスを、正論理時には正論理で出力し、
    負論理時には、前記第2の出力の変化に応じて正論理に
    して出力する請求項1または2記載の走査回路。
  4. 【請求項4】 前記走査方向検出部は、前記制御クロッ
    クの立ち上がりエッジで出力が変化する第4のD−FF
    を備え、 前記走査方向検出部に入力された前記スタートパルス
    は、第1乃至第3の分岐信号に分岐され、前記第1の分
    岐信号は、前記第1および第2のD−FFによって構成
    された2段のシフレジスタに入力され、前記制御クロッ
    クの立ち上がりに同期してシフトされる第1の出力を出
    力し、 前記第1の出力は、前記第2の分岐信号がそのデータ端
    子に接続された前記第4のD−FFのクロックに接続さ
    れ、前記第1の出力の立ち上がりで前記スタートパルス
    の論理状態を第2の出力として出力し、前記第2の出力
    を、前記走査方向信号とする請求項3記載の走査回路。
  5. 【請求項5】 前記双方向シフトレジスタは、前記スタ
    ート信号を前記制御クロックに同期して、前記走査方向
    信号のレベルに応じてシフト方向を決定し、その出力端
    子に昇順または降順に出力する請求項1,2,3または
    4記載の走査回路。
  6. 【請求項6】 前記双方向シフトレジスタは、複数個の
    D−FFより構成される第1のシフトレジスタおよび第
    2のシフトレジスタと、複数個のセレクタで構成される
    シフト方向セレクタとを備える請求項5記載の走査回
    路。
  7. 【請求項7】 前記双方向シフトレジスタは、前記スタ
    ート信号を逐次次段へ遅延転送する、互いに直列接続さ
    れた転送部トランスファゲートと、遅延転送していくパ
    ルス信号の振幅減衰を防ぐフィードバック回路と、前記
    フィードバック回路の出力をそれぞれ出力端子へ出力す
    る複数個の出力インバータと、前記転送部トラスファゲ
    ートと第2のトラスファゲートを駆動するクロックを前
    記制御クロックより生成するクロック生成部と、シフト
    方向を決める走査方向信号に応じてON/OFFする入
    力ゲートとを備える請求項5記載の走査回路。
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