JPH09160526A - マトリクス型表示パネルの駆動回路及び該駆動回路を用いた表示装置 - Google Patents

マトリクス型表示パネルの駆動回路及び該駆動回路を用いた表示装置

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JPH09160526A
JPH09160526A JP7316827A JP31682795A JPH09160526A JP H09160526 A JPH09160526 A JP H09160526A JP 7316827 A JP7316827 A JP 7316827A JP 31682795 A JP31682795 A JP 31682795A JP H09160526 A JPH09160526 A JP H09160526A
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shift
driver
driver unit
output
drive circuit
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JP7316827A
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Inventor
Katsunori Tanaka
克憲 田中
Toshiya Onodera
俊也 小野寺
Yoshihisa Taguchi
善久 田口
Katsuhiko Kishida
克彦 岸田
Takafumi Miyamoto
啓文 宮本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、マトリクス型表示パネルの駆動回
路に関し、画像反転表示機能を最少限の数の制御信号で
実現し、回路規模の縮小化を図ると共にコストの上昇を
抑制し、ひいては表示装置の性能向上にも寄与すること
を目的とする。 【解決手段】 スキャンライン用及びデータライン用の
各ドライバ2,3のうち少なくとも一方が、カスケード
接続された複数のドライバユニットを備え、各ドライバ
ユニットが、シフト方向設定手段5と位置設定手段6の
各々の設定に基づいてシフトレジスタ4に対しスタート
信号STU,STDの次段のドライバユニットへの出力
を制御するシフト制御回路7を有し、最終段のドライバ
ユニットのシフト出力端を初段のドライバユニットのシ
フト入力端に接続すると共に、最終段のドライバユニッ
トのシフト出力をハイインピーダンス状態に保持するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(L
CD)等のマトリクス型表示装置に係り、特に、画像反
転表示機能を備えたマトリクス型表示装置においてその
表示パネルを駆動する技術に関する。近年、液晶モニタ
付きカムコーダや液晶プロジェクタ等においては、設定
により画像を上下又は左右に反転する機能(画像反転表
示機能)が求められている。かかる機能を実現するに
は、相応の数の制御信号を用いる必要がある。しかし制
御信号数が多いと、それに応じて回路規模も大きくな
り、ひいては表示装置のコスト上昇にもつながるため、
好ましくない。そこで、このような画像反転表示機能を
出来るかぎり少ない数の制御信号で実現する駆動技術の
開発が要望されている。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネル等のマトリクス型表示
パネルの駆動には、IC化された駆動回路(ドライバ)
が使用されている。表示容量がそれほど大きくない場合
には1個のICで済むが、表示容量が比較的大きい場合
には複数のIC(ドライバユニット)を用いる必要があ
る。この場合、複数のドライバユニットはカスケード接
続され、初段のドライバユニットに入力されたスタート
信号を次段のドライバユニットへ順次送ることで全体と
して1つのドライバを構成している。
【0003】図6にその一構成例が示される。図中、3
1はスキャンラインとデータラインがマトリクス状に配
列された表示パネル、321 〜323 は所定数のスキャ
ンライン群をそれぞれ駆動するドライバユニット、33
1 〜334 は所定数のデータライン群をそれぞれ駆動す
るドライバユニット、U/D(V)及びU/D(H)は
それぞれシフト方向設定信号、STU(V)、STD
(V)、STU(H)及びSTD(H)はそれぞれスタ
ート信号を示す。
【0004】図6に示すように、スキャンライン・ドラ
イバユニット321 〜323 は、初段のドライバユニッ
ト321 又は323 に入力されたスタート信号STU
(V)又はSTD(V)を次段のドライバユニットへ順
次送るようにカスケード接続されており、各ドライバユ
ニットから対応するスキャンライン群に出力されるドラ
イバ出力のシフト方向は、シフト方向設定信号U/D
(V)により切り換えられるようになっている。同様
に、データライン・ドライバユニット331 〜33
4は、初段のドライバユニット331 又は334 に入力
されたスタート信号STU(H)又はSTD(H)を次
段のドライバユニットへ順次送るようにカスケード接続
されており、各ドライバユニットから対応するデータラ
イン群に出力されるドライバ出力のシフト方向は、シフ
ト方向設定信号U/D(H)により切り換えられるよう
になっている。
【0005】シフト方向の切り換えは、例えば図7に示
すように行われる。すなわち、シフト方向設定信号U/
Dを“L”レベルに設定した時は、図示の例ではドライ
バユニットの上端から(つまり前段のドライバユニット
から)スタート信号STUが入力され、これによってド
ライバ出力を上から下へ(O1 からON へ)順次シフト
させ、ドライバユニットの下端(STD入力端)から当
該スタート信号STUが出力され、次段のドライバユニ
ットへ転送される。
【0006】一方、シフト方向設定信号U/Dを“H”
レベルに設定した時は、ドライバユニットの下端から
(つまり前段のドライバユニットから)スタート信号S
TDが入力され、これによってドライバ出力を下から上
へ(ON からO1 へ)順次シフトさせ、ドライバユニッ
トの上端(STU入力端)から当該スタート信号STD
が出力され、次段のドライバユニットへ転送される。
【0007】このように、シフト方向設定信号U/Dを
“L”レベル又は“H”レベルに設定することで、各ド
ライバユニットのドライバ出力のシフト方向を、上から
下へ又はその逆に下から上へ、或いは左から右へ又はそ
の逆に右から左へ、切り換えることができる。これによ
って、画像反転表示が可能となる。図6に示すように、
ドライバ出力のシフト方向を切り換える場合(つまり画
像を反転させる場合)には、スキャンライン側とデータ
ライン側の各々についてシフト方向設定信号U/Dの制
御ライン1本とスタート信号STU及びSTDの制御ラ
イン2本の計3本、すなわち合計6本の制御信号線を必
要とする。
【0008】これに対し、ドライバ出力のシフト方向を
一方向に固定した場合(つまり画像を反転させない場
合)には、そのシフト方向に対して初段に位置するドラ
イバユニットに入力するスタート信号のみを用意すれば
よいので、必要とされる制御信号線は合計2本で足り
る。つまり、画像反転表示を行う場合、画像を反転させ
ない場合には2本で足りた制御信号線が、4本増えて6
本も必要となる。
【0009】これは、スキャンライン用及びデータライ
ン用としてそれぞれ1個のIC(ドライバ)を用いる場
合にも、同様に当てはまる。つまり、図7の構成におい
てドライバユニットの代わりにドライバとすることで、
画像を反転させる場合には同様に制御信号線を合計6本
必要とすることは、容易に分かるであろう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ドラ
イバ出力のシフト方向を切り換えて画像を反転させる場
合、シフト方向固定で画像を反転させない場合に比べ
て、ドライバに入力される制御信号の数が多くなるとい
った不利があった。このため、駆動回路(ドライバ)全
体の回路規模が大きくなるといった課題があった。これ
は、当該ドライバを備えた表示装置のコスト上昇にもつ
ながり、また、場合によっては表示装置の性能を低下さ
せることにもなるため、改善の余地がある。
【0011】本発明は、かかる従来技術における課題に
鑑み創作されたもので、画像反転表示機能を最少限の数
の制御信号で実現し、回路規模の縮小化を図ると共にコ
ストの上昇を抑制し、ひいては表示装置の性能向上にも
寄与することができるマトリクス型表示パネルの駆動回
路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係るマト
リクス型表示パネルの駆動回路の原理構成を示す。図
中、1はマトリクス型表示パネル、2は表示パネル1内
に配列された複数のスキャンラインSL1,SL2,……を
駆動する第1のドライバ(スキャンライン・ドライ
バ)、3は表示パネル1内に配列された複数のデータラ
インDL1,DL2,……を駆動する第2のドライバ(デー
タライン・ドライバ)を示す。
【0013】第1及び第2のドライバのうち少なくとも
一方のドライバ(図示の例では両方共)は、それぞれ表
示パネル1内の所定数のライン群毎に対応してそれぞれ
設けられた複数のドライバユニット21 〜2m 及び31
〜3n を有しており、これら複数のドライバユニット
は、初段のドライバユニットに入力されたスタート信号
STU(又はSTD)を次段のドライバユニットへ順次
送るようにカスケード接続されている。
【0014】各ドライバユニット2k (又は3k )は、
スタート信号STU(又はSTD)が入力された時に動
作を開始し、対応する前記所定数のライン群を当該スタ
ート信号が入力されてきた側のラインから順次駆動する
信号を出力するシフトレジスタ4と、該シフトレジスタ
からの駆動出力のシフト方向を設定するためのシフト方
向設定手段5と、前記カスケード接続において自己のド
ライバユニットがどの位置に配設されているかを設定す
るための位置設定手段6と、シフト方向設定手段5及び
位置設定手段6の各々の設定に基づいて、シフトレジス
タ4に対しスタート信号STU(又はSTD)の次段の
ドライバユニットへの出力を制御するシフト制御回路7
とを有している。
【0015】そして、最終段のドライバユニット2m
n (又は21 ,31 )のシフト出力端が初段のドライ
バユニット21 ,31 (又は2m ,3n )のシフト入力
端に接続され、シフト制御回路7により、最終段のドラ
イバユニットのシフト出力がハイインピーダンス状態に
保持されている。以下、本発明の駆動回路の作用効果に
ついて、図2を参照しながら説明する。図示の例では、
説明の簡単化のため、カスケード接続されているドライ
バユニットの数を3個(U1 〜U3 )とした。
【0016】先ず、図2(a)は従来技術の場合を示し
たものであり、上端のドライバユニットU1 からスター
ト信号STUが入力され、カスケード接続で順次シフト
された後に、下端のドライバユニットU3 から出力され
る。図示の例では、各ドライバユニットU1 〜U3 に対
してドライバ出力のシフト方向が「上→下」に設定され
ているが、これが逆に「下→上」に設定された場合に
は、下端のドライバユニットU3 からスタート信号が入
力され、カスケード接続で順次シフトされた後に、上端
のドライバユニットU1 から出力される。
【0017】いずれにせよ、従来技術の場合、画像反転
表示を実現するにはスキャンライン側とデータライン側
の各々について計3本、すなわち合計6本の制御信号線
を必要とする。この従来技術に本発明を適用すると、位
置設定手段6の設定に基づいてシフト制御回路7によ
り、最終段のドライバユニット(図2(b)の例では下
端のドライバユニットU3 )のシフト出力がハイインピ
ーダンス状態(Hi−Z)に保持される。
【0018】従って、図2(c)に示すように、最終段
のドライバユニットU3 のシフト出力端を初段のドライ
バユニット(上端のドライバユニットU1 )のシフト入
力端(つまりスタート信号STUの入力端)と接続して
も、信号同士がぶつかることはなく、何ら支障は生じな
い。逆に、シフト方向を「下→上」に設定した場合、上
端のドライバユニットU1のスタート信号入力端がシフ
ト出力端となるが、この場合には上端のドライバユニッ
トU1 が最終段のドライバユニットとなり、そのシフト
出力がハイインピーダンス状態となるため、やはり信号
同士がぶつかることはなく、何ら支障は生じない。
【0019】このように、本発明に係る駆動回路の構成
によれば、画像反転表示を実現するのに、従来技術では
スキャンライン側とデータライン側について合計6本必
要としていた制御信号線の数を、合計4本に削減するこ
とができる。これによって、回路規模の縮小化を図り、
コストの上昇を抑制することが可能となる。これは、マ
トリクス型表示装置の性能向上にも大いに寄与する。
【0020】また、上述した本発明に係る駆動回路につ
いては、スキャンライン用及びデータライン用として少
なくとも一方のドライバが複数のドライバユニットを有
する場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、スキャンライン用及びデータライン用としてそれぞ
れ1個のドライバを用いる場合にも同様に適用され得
る。
【0021】従って、本発明の他の形態によれば、マト
リクス型表示パネルを駆動する回路であって、前記表示
パネル内に配列された複数のスキャンライン及び複数の
データラインをそれぞれ駆動する第1及び第2のドライ
バを具備し、該第1及び第2のドライバの各々は、スタ
ート信号が入力された時に動作を開始し、前記複数のス
キャンライン又は複数のデータラインを当該スタート信
号が入力されてきた側のラインから順次駆動する信号を
出力するシフトレジスタと、該シフトレジスタからの駆
動出力のシフト方向を設定するためのシフト方向設定手
段と、該シフト方向設定手段の設定に基づいて、前記シ
フトレジスタに対し前記スタート信号の外部への出力を
制御するシフト制御回路とを有し、当該ドライバのシフ
ト出力端をそのシフト入力端に接続すると共に、前記シ
フト制御回路により当該ドライバのシフト出力をハイイ
ンピーダンス状態に保持することを特徴とするマトリク
ス型表示パネルの駆動回路が提供される。
【0022】この形態に係る駆動回路の作用効果につい
ては、上述した図2に関する説明から容易に類推され得
るので、その説明は省略する。
【0023】
【発明の実施の形態】図3には本発明の一実施形態に係
る駆動回路における各ドライバユニットの構成が示され
る。図示の例は、図1に示したようにカスケード接続さ
れてスキャンライン・ドライバを構成する複数のドライ
バユニットの1個分の構成を示す。
【0024】図中、CLKは外部から入力されるクロッ
ク信号、STU及びSTDは外部又は前段のドライバユ
ニットから供給されるスタート信号、U/Dは外部から
の設定に基づくシフト方向設定信号、PSは同じく外部
からの設定に基づく位置設定信号を示す。また、11は
シフトレジスタを示し、シフト制御回路(後述)を介し
て供給されるスタート信号STU又はSTDをクロック
信号CLKに応答して取り込み、取り込んだスタート信
号をクロック信号CLKに同期してシフトさせ、対応す
るスキャンライン群を順次駆動する信号を発生する機能
を有している。12はレベルコンバータを示し、シフト
レジスタ11の出力信号レベルを表示パネル内の各スキ
ャンラインの駆動電圧に変換する機能を有している。
【0025】また、13はシフト制御回路を示し、シフ
ト方向設定信号U/D及び位置設定信号PSに基づい
て、シフトレジスタ11に対しスタート信号STU又は
STDの次段のドライバユニットへの出力を制御する機
能を有している。具体的には、シフト制御回路13は、
位置設定信号PSにより自己のドライバユニットが最終
段に位置すると設定された場合には、そのシフト出力を
ハイインピーダンス状態に保持し、それ以外の位置に配
設されている場合には、入力されたスタート信号を次段
のドライバユニットへ転送する。
【0026】また、14はシフト方向設定信号U/Dを
用いない場合に使用されるシフト方向(U/D)識別回
路を示す。この場合、スタート信号STU及びSTDに
シフト方向指示情報を付加しておくことで、U/D識別
回路14は、このシフト方向指示情報に基づいてシフト
方向を識別することができる。このシフト方向指示情報
としては、例えば、スタート信号STU及びSTDを互
いに逆極性とすることでシフト方向を設定することがで
きる。
【0027】なお、特に図示はしないが、本実施形態に
おけるドライバユニットの構成は、データライン・ドラ
イバを構成する各ドライバユニットの場合にも同様に適
用することができる。データライン・ドライバ(ユニッ
ト)を構成する場合は、レベルコンバータ12に代えて
データ入力部、ラッチ部、デコーダ部等を適宜追加する
必要があるが、本発明に関連した基本的な部分(シフト
レジスタ、シフト制御回路等)は図3に示したものと同
じである。
【0028】図4には上述したドライバユニットの動作
タイミング波形が示される。同図において、(a)はシ
フト方向設定信号U/Dを用いてシフト方向を設定した
場合の波形を示すもので、位置設定信号PSにより当該
ドライバユニットの位置設定を変えた場合(A〜Dの4
つのケース)のシフト出力の状態を示している。
【0029】Aは当該ドライバユニットが内側に位置し
ている場合に相当し、この場合、シフト出力は画像非反
転時(STD)及び画像反転時(STU)共に出力され
る。また、Bは当該ドライバユニットが前端(つまりシ
フト方向に対して初段)に位置している場合に相当し、
この場合、シフト出力は画像非反転時(STD)には出
力されるが画像反転時(STU)にはハイインピーダン
ス状態(Hi−Z)となる。また、Cは当該ドライバユ
ニットが後端(つまりシフト方向に対して最終段)に位
置している場合に相当し、この場合、シフト出力は画像
非反転時(STD)にはハイインピーダンス状態(Hi
−Z)となり画像反転時(STU)には出力される。ま
た、Dは当該ドライバユニットが1個のみ設けられてい
る場合に相当し、この場合、シフト出力は画像非反転時
(STD)及び画像反転時(STU)共にハイインピー
ダンス状態(Hi−Z)となる。
【0030】一方、図4(b)はU/D識別回路14を
設けた場合の波形を示す。図示のように、スタート信号
STUとして正極性の信号を用い、スタート信号STD
として負極性の信号を用いることで、シフト方向を設定
することができる。図5には図3におけるシフト制御回
路13の具体的な一構成例が示される。図中、U/Dは
シフト方向設定信号であり、“L”レベルの時に上から
下へのシフト(スタート信号としてSTUが入力された
場合)を指示し、“H”レベルの時に下から上へのシフ
ト(スタート信号としてSTDが入力された場合)を指
示する。また、EDGE及びUE/DEは、図3におけ
る位置設定信号PSに対応するもので、ここでは便宜
上、前者を位置設定主信号、後者を位置設定補助信号と
称する。位置設定主信号EDGEは、当該ドライバユニ
ットが初段又は最終段に位置するか、或いは内側に位置
するかの設定を行うもので、“H”レベルの時に初段又
は最終段を指示し、“L”レベルの時に内側を指示す
る。一方、位置設定補助信号UE/DEは、位置設定主
信号EDGEが“H”レベルの時に有効となり、“L”
レベルの時に初段を指示し、“H”レベルの時に最終段
を指示する。
【0031】図示のシフト制御回路は、シフト方向設定
信号U/Dに応答するインバータ21と、位置設定補助
信号UE/DEに応答するインバータ22と、位置設定
主信号EDGE及びインバータ22の出力に応答するN
ANDゲート23と、位置設定主信号EDGE及び位置
設定補助信号UE/DEに応答するNANDゲート24
と、シフト方向設定信号U/D及びNANDゲート23
の出力に応答するNANDゲート25と、インバータ2
1の出力及びNANDゲート24の出力に応答するNA
NDゲート26と、NANDゲート25の出力によりシ
フトレジスタ11のシフト出力を通過させるか又はハイ
インピーダンス状態に制御する出力バッファ27と、同
様にNANDゲート26の出力によりシフトレジスタ1
1のシフト出力を通過させるか又はハイインピーダンス
状態に制御する出力バッファ28とを有している。各出
力バッファ27,28を通過したシフト出力は、それぞ
れスタート信号STU,STDの入出力端を介して次段
のドライバユニットへ転送される。
【0032】この構成において、上から下へのシフト方
向設定(U/D=“L”)で、且つ位置設定が最終段
(EDGE=“H”、UE/DE=“H”)の場合に
は、出力バッファ28の出力がハイインピーダンス状態
となり、下から上へのシフト方向設定(U/D=
“H”)で、且つ位置設定が初段(EDGE=“H”、
UE/DE=“L”)の場合には、出力バッファ27の
出力がハイインピーダンス状態となり、それ以外の場合
にはシフト出力(つまりスタート信号)が出力される。
【0033】以上説明したように、本実施形態に係る駆
動回路によれば、シフト方向設定信号U/D(又はU/
D識別回路14)によるシフト方向指示情報と位置設定
信号PS(EDGE及びUE/DE)による位置情報と
に基づいて、シフト制御回路13により、シフトレジス
タ11に対しシフト出力の出力制御を行い、また当該ド
ライバユニットが最終段に位置する場合にはそのシフト
出力をハイインピーダンス状態(Hi−Z)に保持して
いる。
【0034】従って、最終段のドライバユニットのシフ
ト出力端を初段のドライバユニットのシフト入力端と接
続しても何ら支障は生じないので、両端を接続して信号
ラインを共用することができる。これによって、画像反
転表示を実現するのに必要な制御信号線の数を削減する
ことができる。また、制御信号線の数の削減により、回
路規模の縮小化が可能となり、またコストの上昇を抑制
することも可能となる。これは、かかる駆動回路を用い
たマトリクス型表示装置全体の性能向上にも大いに寄与
するものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
晶パネル等のマトリクス型表示パネルを設定により画像
反転して表示させる場合に、それに必要な制御信号線の
数を削減することができる。これによって、駆動回路の
回路規模が縮小され、ひいてはマトリクス型表示装置の
性能向上に寄与することができ、同時にコストの上昇を
抑えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマトリクス型表示パネルの駆動回
路の原理構成図である。
【図2】図1の回路の作用効果の説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る駆動回路における各
ドライバユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】図3のドライバユニットの動作タイミング図で
ある。
【図5】図3におけるシフト制御回路の一構成例を示す
回路図である。
【図6】従来形の一例としてのマトリクス型表示パネル
の駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図7】シフト方向切り換えの説明図である。
【符号の説明】
1…マトリクス型表示パネル 2…第1のドライバ(スキャンライン・ドライバ) 21 〜2m …ドライバユニット(スキャンライン・ドラ
イバユニット) 3…第2のドライバ(データライン・ドライバ) 31 〜3n …ドライバユニット(データライン・ドライ
バユニット) 4…シフトレジスタ 5…シフト方向設定手段 6…位置設定手段 7…シフト制御回路 DLj …データライン SLi …スキャンライン STU, STD…スタート信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 善久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 岸田 克彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 宮本 啓文 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス型表示パネル(1)を駆動す
    る回路であって、 前記表示パネル内に配列された複数のスキャンライン
    (SL1,SL2,……)及び複数のデータライン(DL1,
    DL2,……)をそれぞれ駆動する第1及び第2のドライ
    バ(2,3)を具備し、 前記第1及び第2のドライバのうち少なくとも一方のド
    ライバは、前記表示パネル内の所定数のライン群毎に対
    応してそれぞれ設けられた複数のドライバユニット(2
    1 〜2m , 31 〜3n )を有し、該複数のドライバユニ
    ットは、初段のドライバユニットに入力されたスタート
    信号(STU,STD)を次段のドライバユニットへ順
    次送るようにカスケード接続されており、 前記複数のドライバユニットの各々(2k , 3k )は、 前記スタート信号が入力された時に動作を開始し、対応
    する前記所定数のライン群を当該スタート信号が入力さ
    れてきた側のラインから順次駆動する信号を出力するシ
    フトレジスタ(4)と、 該シフトレジスタからの駆動出力のシフト方向を設定す
    るためのシフト方向設定手段(5)と、 前記カスケード接続において自己のドライバユニットが
    どの位置に配設されているかを設定するための位置設定
    手段(6)と、 前記シフト方向設定手段及び前記位置設定手段の各々の
    設定に基づいて、前記シフトレジスタに対し前記スター
    ト信号の次段のドライバユニットへの出力を制御するシ
    フト制御回路(7)とを有し、 最終段のドライバユニットのシフト出力端を初段のドラ
    イバユニットのシフト入力端に接続すると共に、前記シ
    フト制御回路により最終段のドライバユニットのシフト
    出力をハイインピーダンス状態に保持することを特徴と
    するマトリクス型表示パネルの駆動回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の駆動回路において、前
    記カスケード接続されたドライバユニットの数が2個の
    場合に、前記位置設定手段は、対応するドライバユニッ
    トの位置が前端又は後端のいずれであるかを設定するこ
    とを特徴とする駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の駆動回路において、前
    記カスケード接続されたドライバユニットの数が3個以
    上の場合に、前記位置設定手段は、対応するドライバユ
    ニットの位置が前端、後端又は内側のいずれであるかを
    設定することを特徴とする駆動回路。
  4. 【請求項4】 マトリクス型表示パネルを駆動する回路
    であって、 前記表示パネル内に配列された複数のスキャンライン及
    び複数のデータラインをそれぞれ駆動する第1及び第2
    のドライバを具備し、 該第1及び第2のドライバの各々は、 スタート信号が入力された時に動作を開始し、前記複数
    のスキャンライン又は複数のデータラインを当該スター
    ト信号が入力されてきた側のラインから順次駆動する信
    号を出力するシフトレジスタと、 該シフトレジスタからの駆動出力のシフト方向を設定す
    るためのシフト方向設定手段と、 該シフト方向設定手段の設定に基づいて、前記シフトレ
    ジスタに対し前記スタート信号の外部への出力を制御す
    るシフト制御回路とを有し、 当該ドライバのシフト出力端をそのシフト入力端に接続
    すると共に、前記シフト制御回路により当該ドライバの
    シフト出力をハイインピーダンス状態に保持することを
    特徴とするマトリクス型表示パネルの駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    駆動回路において、前記シフト方向設定手段は、外部か
    らの設定に基づくシフト方向設定信号(U/D)を有す
    ることを特徴とする駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    駆動回路において、前記シフト方向設定手段は、前記ス
    タート信号に付加されたシフト方向指示情報に基づいて
    シフト方向を識別する手段(14)を有することを特徴
    とする駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    駆動回路と、該駆動回路によって駆動されるマトリクス
    型表示パネルとを備えてなることを特徴とする表示装
    置。
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