JP2002154405A - プリテンショナ - Google Patents

プリテンショナ

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JP2002154405A JP2000350925A JP2000350925A JP2002154405A JP 2002154405 A JP2002154405 A JP 2002154405A JP 2000350925 A JP2000350925 A JP 2000350925A JP 2000350925 A JP2000350925 A JP 2000350925A JP 2002154405 A JP2002154405 A JP 2002154405A
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    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安定的に作動するよう改良を加えたプリ
テンショナを提供する。 【解決手段】 プリテンショナ10のパイプ11内部に
は、表面に低摩擦コーティングが施された複数のボール
が配置されている。パイプ11出側におけるボールのク
リアランスHは、(a)パイプ11の内径、(b)リン
グギア18の外周谷径及び外歯18a、(c)ピニオン
20と一体になったスプール102の位置、の兼ね合い
で決定される。ボールが通路内を通過する空間は、パイ
プ11の直線部11Dの内面と、ボールとリングギア1
8の外歯18aとの接触点と、により規定され、この空
間がボールの寸法よりも狭くなるように、クリアランス
Hが設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員を車両等のシ
ートに拘束するシートベルト装置に組み込まれて、シー
トベルトの巻取軸を緊急に巻き取り方向に回転させるプ
リテンショナに関する。特には、より安定的に作動する
よう改良を加えたプリテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
等の車両に装備されるシートベルト装置は、近年、プリ
テンショナを備えるものが増えている。このプリテンシ
ョナは、車両の衝突時に、シートベルトを巻回するスプ
ール(巻取軸)を瞬時に巻き取り方向に回転させ、ベル
トの巻きだるみを取るとともにベルトに張力を与えるも
のである。一般的なプリテンショナは、車両の衝突時に
発信される信号に基づき火薬に点火し、これにより発生
したガス圧によってスプール回転機構を駆動する。
【0003】このようなプリテンショナを備えるシート
ベルト巻取り装置の一例として、次のようなものがあ
る。図7は、プリテンショナを有するシートベルト巻取
り装置の一例を示す分解斜視図である。図8は、図7の
プリテンショナの作動状態(リングギア及びピニオンの
噛み合い時)における横断面図である。図9は、同プリ
テンショナの作動状態における一部拡大正面図である。
なお、これらの図に示すプリテンショナは、現在開発中
のものであり、公知のものではない。また、構成部品の
うち本発明の説明に不要と思われるものは図示を省略し
てある。
【0004】まず、図7を参照してシートベルト巻取り
装置の基本構成について説明する。図7において符号1
01はベースフレームである。このベースフレーム10
1の中には、スプール102が回転自在に収納されてい
る。このスプール102には、シートベルトSが巻き付
けられている。同スプール102の回転により、シート
ベルトSの巻取り・巻戻しが行われる。このスプール1
02の軸心には、トーションバー103が取り付けられ
ている。
【0005】このトーションバー103の一端(図の右
端)103aは、2つのロック機構104、105を介
してリテーナ106に支持されている。トーションバー
103の他端(図の左端)103bは、スプール102
内側に固定されている。スプール102の左端面には、
スプール軸107及びスプールギア119が一体に形成
されている。スプール軸107は、プリテンショナ10
0内部を貫通してリターンスプリングカバー108内の
ギア108aに係合される。このリターンスプリングカ
バー108内のリターンスプリングにより、スプール1
02はシートベルトSを巻き取る方向に付勢されてい
る。
【0006】このような基本構造を有するシートベルト
巻取り装置に、プリテンショナ100が設けられてい
る。以下、このプリテンショナ100の構成を説明す
る。図7に示すように、プリテンショナ100はパイプ
111を備えている。このパイプ111は、プリテンシ
ョナカバー109とプリテンショナプレート110間に
配置されている。パイプ111の基端には、ガス発生器
112が取り付けられている。同パイプ111の内部に
は、ガス発生器112側から順に、ストッパスプリング
113、ピストン114及び複数のボール115(図7
では15個)が配置されている。このパイプ111の他
端(基端の逆側)には、ガイドブロック116が嵌め込
まれている。パイプ111の他端寄りの内側側面には、
切欠き部111aが形成されている。
【0007】プリテンショナカバー109には、2つの
ピン117が植設されている。これらピン117間に
は、リングギア118が嵌め込まれて保持されている。
リングギア118は、外周面に複数の外歯118aを備
えるとともに、内周にわたって複数の内歯118bを備
えている。リングギア118の外歯118aの一部は、
図8に示すように、パイプ111の切欠き部111a内
に入り込んでいる。このリングギア118の外歯118
aには、ボール115のうち最先端のボール115−1
が当たっている。なお、この図9の状態は、プリテンシ
ョナ100の作動開始直後を示す。
【0008】リングギア118の内側には、図8に示す
ように、スプール102のスプールギア119に外嵌し
たピニオン120が位置している。このピニオン120
は、外周にわたって複数の外歯120aが形成されてい
る。リングギア118の内歯118bとピニオン120
の外歯120aは噛み合い可能である。通常時(プリテ
ンショナ作動前)には、図9における先頭の2個のボー
ル115は存在せず、リングギア118は図よりも左の
位置にあって、リングギア118の内歯118bとピニ
オン120の外歯120a間には、所定のクリアランス
が確保されている(図1参照)。
【0009】このプリテンショナ100の動作は、次の
通りである。プリテンショナ100の作動前において、
リングギア118はピン117により保持されており、
この状態ではリングギア118とピニオン120は係合
していない。したがって、スプール102は自由に回転
できる。しかし、ガス発生器112が作動してガスが発
生すると、このガス圧によりピストン114を介して複
数のボール115が押される。このときのボール115
の押す力によりピン117が折れてリングギア118が
フリーとなり、図8及び図9に示すように、リングギア
18の内歯118bとピニオン120の外歯120aが
噛み合う。さらにボール115によってリングギア11
8が押されて回転すると、リングギア118と噛み合っ
たピニオン120を介してスプール102が回転する。
このようにして、シートベルトにプリテンションがかけ
られる。
【0010】ところで、上述したプリテンショナ100
において、パイプ111出側におけるボール115の通
路の幅(図8における符号B)は、次の(a)〜(c)
の兼ね合いで決定されている;(a)パイプ111の内
径、(b)リングギア118の外周谷径及び外歯118
a、(c)ピニオン120と一体になったスプール10
2の位置。これをより詳しく述べると、図8に示すよう
に、スプール102を、プリテンショナプレート110
の孔110aの端縁(図8の左端)に当たる位置で位置
決めする。そして、このスプール102を手回ししたと
き、ボール115がスムースに通り抜ける位置関係でパ
イプ111及びリングギア118を配置する。このとき
の幅Bがボール115の通路となる。
【0011】ところが、このような位置関係でボール1
15の通路の幅Bを決定した場合、各部の寸法公差や変
形の関係によっては、ボール115とリングギア118
間のクリアランスが生じて、図9に示すように、プリテ
ンショナ作動中にボール115が矢印α方向に逃げる可
能性があるとともに、リングギア118が矢印β方向に
ずれる可能性がある。このようにボール115の逃げや
リングギア118のずれが生じると、リングギア118
の内歯118bとピニオン120の外歯120aとの噛
み合い不良が起こる場合があり、プリテンショナの作動
が安定しにくいという問題があった。
【0012】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、より安定的に作動するよう改良を加
えたプリテンショナを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のプリテンショナは、緊急時にシートベルト
の巻取軸を巻き取り方向に回転させてベルトにプリテン
ションを与えるプリテンショナであって; ガスジェネ
レータと、 該ガスジェネレータの発生するガスによっ
て加速される一連の複数のボールと、 該ボールを案内
する通路と、 該ボールが当たって回転駆動力を与える
複数の駆動点を有する上記巻取軸に連結される回転部材
と、 を備え、 上記回転部材の駆動点は、上記通路内
に一部入り込んでおり、 上記通路と上記駆動点により
規定される上記ボールの通過する空間が、上記ボールの
寸法より狭いことを特徴とする。
【0014】プリテンショナの作動時には、ガスジェネ
レータが作動してボールが加速され、先頭のボールが回
転部材の駆動点を押す。駆動点が押されると回転部材が
回転駆動力を与えられて巻取軸に連結され、シートベル
トが巻き取られる。ここで、ボールが駆動点を押しつつ
通路内を通過する際には、ボール自身の寸法よりも狭い
空間を通過するので、ボールの逃げや回転部材のずれが
生じない。したがって、プリテンショナの作動がより安
定する。
【0015】本発明においては、上記ボールの表面が低
摩擦コーティングされていることが好ましい。この場
合、ボール表面の摩擦抵抗を低減できるので、プリテン
ショナのパワーロスを低減できる。なお、コーティング
材としては、MoS2系固体潤滑材(例えばSTT I
NC.製のゾルベスト「ドライコート」(登録商標))
等を用いることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係るプリテンショナの
作動前の状態を示す正面断面図である。図2は、同プリ
テンショナの作動直後の状態を示す正面断面図である。
図3は、同プリテンショナの作動状態(リングギア及び
ピニオンの噛み合い時)における横断面図である。図4
は、同プリテンショナの作動状態における一部拡大正面
図であり、ボール通過時のラップ寸法を明示する図であ
る。図5は、同プリテンショナの作動状態における一部
拡大正面図であり、ボールが通過する空間のクリアラン
スを明示する図である。これらの図に示すプリテンショ
ナは、上述したようなシートベルト巻取り装置(図7参
照)に組み込まれている。シートベルト巻取り装置全体
の基本構成は、図7と同様である。
【0017】以下、図1〜図4及び図7を参照しつつ、
プリテンショナ10について説明する。プリテンショナ
10は、パイプ11を備えている。このパイプ11は、
プリテンショナカバー109とプリテンショナプレート
110(図7参照)間に挟まれた状態で、ベースフレー
ム101(図7参照)の側壁外側に取り付けられる。パ
イプ11は、鋼管を曲げ加工したもの(一例)である。
パイプ11は、図1及び図2に示すように、図の下側の
基端部11Aから右上に約90°湾曲して直線部11B
へとつながり、さらに図の上部の半円部11Cへとつな
がっている。半円部11Cの先は、図の下方に向う直線
部11Dがつながっている。この最後の直線部11Dの
内側側面には、切欠き部11aが形成されている。この
切欠き部11a内には、後述するリングギア18の外歯
18aが入り込んでいる。直線部11D内面には、低摩
擦コーティングが施されている(このコーティングは、
省略することがあり得る)。このコーティング材として
は、MoS2系固体潤滑材(例えばSTT INC.製
のゾルベスト「ドライコート」(登録商標))を用いる
ことができる。
【0018】パイプ11の湾曲内側スペースには、リン
グギア18が配置されている。このリングギア18は、
プリテンショナカバー109の2つのピン117(図7
参照)により、パイプ11内側の定位置に保持されてい
る。さらに、このリングギア18の内側には、ピニオン
20が配置されている。ピニオン20は、外周に外歯2
0aが形成されているとともに、内周に内歯20bが形
成されている。このピニオン20は、図3に分かり易く
示すように、スプール102のスプールギア119(図
7参照)に外嵌固定されている。
【0019】リングギア18の内周面には、ピニオン2
0の外歯20aと噛合可能な内歯18bが形成されてい
る。リングギア18の内周径は、ピニオン20の外周径
より大きく形成されているので、図1の状態において、
リングギア18の内歯18bとピニオン20の外歯20
aとの間にはクリアランスが確保されており、両者は噛
み合っていない。そのため、スプール102(図7参
照)は、プリテンショナ10の存在にも拘らず自由に回
転可能である。
【0020】リングギア18の外周面には、外方に向け
て張り出した突起状の外歯18aが複数(図では7個)
形成されている。各外歯はリングギア18の周方向に沿
って等間隔で並んでいるが、符号18a´で示す外歯の
みはオフセットしている。このオフセットした外歯18
a´は、パイプ11の直線部11Dの切欠き部11a内
に入り込んでおり、パイプ11内の先頭のボール15−
1(後述)と接触している。
【0021】パイプ11の基端部11Aには、パイプ1
1よりもやや太いガスジェネレータ収容部11Eが形成
されている。同収容部11E内には、ガスジェネレータ
12が収納されている。このガスジェネレータ12は、
車両の衝突時等に図示せぬ衝突検知手段から発信される
信号に応じて火薬に点火し、ガス圧をパイプ11内に供
給する。同ガスジェネレータ12は、ガスジェネレータ
収容部11E内に収められた後に、フランジ部11eを
外側からかしめることにより固定されている。
【0022】パイプ11内部には、ガスジェネレータ1
2側から順に、コイルスプリング13、ピストン14及
び複数個(図では15個)のボール15が収められてい
る。ボール15は、鋼等の金属製の球状体である。各ボ
ール15の表面には、低摩擦コーティングが施されてい
る。このコーティング材は、パイプ11の直線部11D
内面に施されたコーティング材と同様に、MoS2系固
体潤滑材(例えばSTT INC.製のゾルベスト「ド
ライコート」(登録商標))を用いることができる。こ
れらボール15の外径は、パイプ11の内径より若干小
さくなっており、パイプ11内部では比較的スムースに
駆動することができる。そして、先頭のボール15−1
は、リングギア18の外歯18a´に接触している。
【0023】ピストン14は、シリコーンゴム等の樹脂
製である。このピストン14は、ガスの放出後に変形し
て拡がることによりパイプ11内面に密接し、ガスを先
頭側に漏らさないシールの役割も果たす。コイルスプリ
ング13は、ガスジェネレータ12とピストン14間に
配置されており、ピストン14を先端方向に付勢してい
る。このコイルスプリング13の付勢力により、先頭の
ボール15−1がリングギア18の外歯18a´に当っ
ている。
【0024】パイプ11の直線部11D端部には、ビス
22によりガイドブロック16が取り付けられている。
ガイドブロック16は、先端が斜めにカットされた円柱
状であり、その斜面がガイド面となっている。このガイ
ド面は、第1のガイド面16aと第2のガイド面16b
とからなる。第1のガイド面16aは、ガイドブロック
16の上端部においてリングギア18とほぼ同心の円弧
状に形成されており、プリテンショナ作動時に、パイプ
11から射出されたボール15が衝突する。一方、第2
のガイド面16bは平面状であって、リングギア18か
らは徐々に遠ざかるようになっている。なお、ビス22
は、パイプ11をプリテンショナプレート110(図3
及び図7参照)に固定する役割も果たしている。
【0025】ガイドブロック16の側面には、ガイド面
の幅方向に沿って貫通する貫通穴16cが形成されてい
る。この貫通穴16cは、ほぼ第2のガイド面16bの
下側においてくり貫かれている。この貫通穴16cによ
り、第2のガイド面16bの大半は薄い板状となってお
り、同ガイド面16bは剛性が低くなっている。一方、
第1のガイド面16aは、ガイドブロック16自身の側
壁部がバックアップする形となって剛性が高い。
【0026】図1及び図2において、符号117A、1
17Bは、プリテンショナカバー117(図7参照)の
一部断面である。上部117Aはパイプ11を拘束し、
下部117Bはボール受け部25を形成している。この
ボール受け部25において、パイプ11から射出された
ボール15が一か所に集められる。
【0027】一方、図3に示すように、スプール102
とプリテンショナプレート110の孔110a間には、
スプールベアリング30が介装されている。このスプー
ルベアリング30は、表面に低摩擦コーティングが施さ
れている。コーティング材としては、上記と同様にゾル
ベスト「ドライコート」(登録商標)を用いることがで
きる。このスプールベアリング30により、スプール1
02が直接軸受けとして荷重を受けることを防ぐことが
できる。
【0028】ここで、図3〜図5を参照して、上述した
プリテンショナ10のパイプ11出側におけるボール1
5のクリアランスについて説明する。図3及び図5に示
すように、クリアランスHは、パイプ11の直線部11
D内面とリングギア18外周面(谷)間の寸法である。
このクリアランスHは、(a)パイプ11の内径、
(b)リングギア18の外周谷径及び外歯18a、
(c)ピニオン20と一体になったスプール102の位
置、の兼ね合いで決定される。リングギア18の外歯1
8aは、上記したようにパイプ11の切欠き部11aか
ら内側に入り込んでいる。ボール15が通路内を通過す
る空間は、パイプ11の直線部11Dの内面と、ボール
15とリングギア18の外歯18aとの接触点と、によ
り規制され、この空間がボール15の寸法よりも狭くな
るように、クリアランスHが設定されている。
【0029】具体的には、図4に示すように、ボール1
5が通路内を通過する際の、ボール15とパイプ11の
直線部11D内面とのラップ寸法tが、約0.8mmと
なるように、上記(a)〜(c)の各部材が設置されて
いる。なお、この場合のボール15の外径は10.6m
m、パイプ内径は11.0mm、パイプ肉厚は1.8m
mである。上記ラップ寸法tは、ボール15が通路内を
通過する際のパイプ11やプレート110及びリングギ
ア18の弾性変形域に対応して規定されており、ボール
15が支障なく通過できる範囲となっている。なお、こ
のラップ寸法tとプリテンショナ出力(ショルダーベル
ト荷重)との関係は、後に図6を参照しつつ詳述する。
【0030】次に、上記の構成を有するプリテンショナ
10の作用について説明する。プリテンショナの非作動
時(通常時)においては、リングギア18は、プリテン
ショナカバー109の2つのピン117(図7参照)に
よりパイプ11内側の定位置に保持されており、図1に
示すようにリングギア18とピニオン20は噛み合って
いない。したがって、スプール102はプリテンショナ
10と関係なく自由に回転する。
【0031】この後、車両の衝突状態が検知されると、
ガスジェネレータ12に信号が送信される。この信号に
より、図2に示すように、ガスジェネレータ12が発火
してパイプ11内にガス圧を供給する。このガス圧によ
り、先ず最もガスジェネレータ12寄りのピストン14
が押され、次いでこのピストン14の押圧力により順次
複数のボール15が押される。そして、この押圧力は、
最も先頭のボール15−1(リングギア18の外歯18
a´に接触しているボール)に伝達される。なお、この
ときピストン14はガス圧によって変形して拡がるの
で、パイプ11内面との間でシール機能が生じ、ガスは
先頭側には漏れない。
【0032】ボール15の押圧力によりリングギア18
に押圧力がかかり、ピン117(図7参照)が剪断され
る。このため、リングギア18がフリーとなってピニオ
ン20側に移動し、リングギア18の内歯18bとピニ
オン20の外歯20aが噛み合う。リングギア18は、
ボール15が外歯18aを押す力によって同軸芯周りに
回転する。リングギア18が動き始める前の時点で、先
頭のボール15−1がリングギア18の外歯18aに回
転力を与える姿勢で接触しているため、リングギア18
は確実に回転し始める。
【0033】さらに、ガス圧を受けてボール15が順次
押し出されると、各ボール15はリングギア18の外歯
18a間の谷に順次係合する。この場合、リングギア1
8の1つの谷に対してボール15が2個ずつ係合する。
これらボール15が順次係合することにより、リングギ
ア18は図2の反時計方向まわりに回転する。ピニオン
外歯20aとリングギア内歯18bは噛み合っているの
で、リングギア18の回転はピニオン20に伝達され、
双方が連動して回転する。ピニオン20は、スプール1
02のスプールギア119に外嵌しているので、スプー
ル102はピニオン20とともに回転して、シートベル
トS(図7参照)が瞬時にある長さだけ巻き取り方向へ
巻き取られる。パイプ11の先端開口21bから射出さ
れたボール15は、ボール受け部25内に集められる。
【0034】ここで、ボール15がリングギア外歯18
aを押しつつパイプ11出側の通路内を通過する際に
は、図4に示すラップ寸法tが設定されているので、ボ
ール15は自身よりも狭い空間を通過する。この通過の
際には、パイプ11の直線部11D及びリングギア18
が、ボール15に押されて弾性変形することによりラッ
プ寸法tが解消されるため、ボール15の通過が妨げら
れてロックすることはない。このラップ寸法tを設定し
たことにより、ボール15が通過する空間内に余分なス
ペースが存在しない。このため、ボール15の逃げやリ
ングギア18のずれが生じず、リングギア内歯18bと
ピニオン外歯20aの噛み合いが確実に行われる。した
がって、プリテンショナ10の作動がより安定する。
【0035】なお、ラップ寸法tはパイプ11及びリン
グギア18の弾性変形域に基づき規定されているので、
ボール15の通過によりパイプ11及びリンギア18が
破壊することはない。さらに、ボール15の表面及びパ
イプ11の直線部11D内面は低摩擦コーティングされ
ているので、ボール15通過時の摩擦抵抗が低減され、
プリテンショナのパワーロスが抑えられる。
【0036】なお、プリテンショナ10の出力は、次の
(1)〜(3)の要因に応じて変化する; (1)ラップ寸法t(クリアランスH) (2)リングギア18の外歯18aとボール15の接触
角(図5の符号X参照) (3)リングギア18の内歯18bとピニオン20の外
歯20aの噛み合い代(図5の符号Y参照) 以下、(2)の接触角と(3)の噛み合い代を既定値に
設定したときの、(1)のラップ寸法の変化に伴うプリ
テンショナ出力(ベルト引き込み性能)の関係について
述べる。
【0037】図6は、ラップ寸法(横軸)とショルダー
ベルト荷重(プリテンショナによるベルト引き込み力、
縦軸)との関係を表すグラフである。図6において、横
軸の基準値0は、クリアランスH=11.3mm、ラッ
プ寸法t=0.8mmを示す。基準値0.8はラップ寸
法t=0mm(クリアランスH=10.5mm)を意味
し、基準値―0.8はラップ寸法t=1.6mm(クリ
アランスH=12.1mm)を意味する。横線pは、望
ましいショルダー荷重の値(目標値)である。
【0038】本実施例で説明したラップ寸法の範囲は、
グラフにおいてrで示されている。この範囲r内では、
ショルダー荷重は確実に横線p以上(目標値以上)の値
が得られている。したがって、ラップ寸法を設定してボ
ール15の通過する空間を狭くしても、プリテンショナ
の出力低下にはほとんど影響がないといえる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、より安定的に作動するプリテンショナを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリテンショナの作動
前の状態を示す正面断面図である。
【図2】同プリテンショナの作動直後の状態を示す正面
断面図である。
【図3】同プリテンショナの作動状態(リングギア及び
ピニオンの噛み合い時)における横断面図である。
【図4】同プリテンショナの作動状態における一部拡大
正面図であり、ボール通過時のラップ寸法を明示する図
である。
【図5】同プリテンショナの作動状態における一部拡大
正面図であり、ボールが通過する空間のクリアランスを
明示する図である。
【図6】ラップ寸法(横軸)とショルダーベルト荷重
(プリテンショナによるベルト引き込み力、縦軸)との
関係を表すグラフである。
【図7】プリテンショナを有するシートベルト巻取り装
置の一例を示す分解斜視図である。
【図8】図7のプリテンショナの作動状態(リングギア
及びピニオンの噛み合い時)における横断面図である。
【図9】同プリテンショナの作動状態における一部拡大
正面図である。
【符号の説明】
10 プリテンショナ 11 パイプ 11A 基端部 11B
直線部 11C 半円部 11D
直線部 11E ガスジェネレータ収容部 11e
フランジ部 11a 切欠き部 12 ガスジェネレータ 13 コ
イルスプリング 14 ピストン 15 ボ
ール 16 ガイドブロック 18 リングギア 18a、18a´ 外歯 18b
内歯 20 ピニオン 20a 外歯 20b
内歯 22 ビス 25 ボ
ール受け部 30 スプールベアリング H クリアランス t ラッ
プ寸法 S シートベルト 101
ベースフレーム 102 スプール 103
トーションバー 104、105 ロック機構 107
スプール軸 108 リターンスプリングカバー 119
スプールギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜上 哲也 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 Fターム(参考) 3D018 MA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急時にシートベルトの巻取軸を巻き取
    り方向に回転させてベルトにプリテンションを与えるプ
    リテンショナであって;ガスジェネレータと、 該ガスジェネレータの発生するガスによって加速される
    一連の複数のボールと、 該ボールを案内する通路と、 該ボールが当たって回転駆動力を与える複数の駆動点を
    有する上記巻取軸に連結される回転部材と、 を備え、 上記回転部材の駆動点は、上記通路内に一部入り込んで
    おり、 上記通路と上記駆動点により規定される上記ボールの通
    過する空間が、上記ボールの寸法より狭いことを特徴と
    するプリテンショナ。
  2. 【請求項2】 上記ボールの表面が低摩擦コーティング
    されていることを特徴とする請求項1記載のプリテンシ
    ョナ。
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