JP4707817B2 - シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員を車両等のシートに拘束するシートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタに関する。特には、プリテンショナの性能をより安定化させることができるシートベルトリトラクタに関する。
【0002】
【関連技術】
自動車等の車両に装備されるシートベルト装置は、車両の衝突時に生じる加速度による乗員の急激な移動を拘束し、乗員の身体の安全を確保するものである。シートベルト装置のシートベルトリトラクタは、ベルトをスプールに巻回してばね力により内部に引き込むとともに、衝撃が作用した時にはベルトのスプールからの引き出しをロックして乗員を拘束する。さらに、近年の車両用シートベルトリトラクタのほとんどは、プリテンショナを備えている。プリテンショナは、車両の衝突時にスプールを瞬時に巻き取り方向に回転させ、ベルトの巻きだるみを取るとともにベルトに張力を与えるものである。
【0003】
シートベルトリトラクタの一例として、次のようなものがある。
図6は、シートベルトリトラクタの一例を示す分解斜視図である。
図7は、図6のシートベルトリトラクタのクラッチ機構部分のスプール軸心に沿う断面図である。
なお、これらの図に示すシートベルトリトラクタは、現在開発中のものであり、公知のものではない。また、構成部品のうち本発明の説明に不要と思われるものは図示を省略してある。
【0004】
図6に示すシートベルトリトラクタは、以下の各部からなる。
(1)ベース101。
(2)ベルトSを巻回するアルミ製等のスプール102。
(3)スプール102の軸心に取り付けられたトーションバー103。
(4)ベース101の一側面(図の右端面)に配置された、緊急ロック作動時にスプール102のベルト引き出し方向への回転を阻止するロック機構104、105。
【0005】
(5)トーションバー103の一端(図の右端)103aをロック機構104、105を介して支持するリテーナ106。
(6)ベース101の他側面(図の左端面)に配置された、車両の衝突時にスプール102を瞬時にベルト巻き取り方向に回転させるプリテンショナ100。
(7)スプール102のスプールギア119に外嵌されたピニオン120と、プリテンショナ100内部のリングギア118とからなるクラッチ機構。
(8)プリテンショナ100の外面に配置された、スプール102をベルト巻き取り方向に付勢するリターンスプリング108。
【0006】
さらに、上記(6)のプリテンショナ100は、以下の各部からなる。
(6−1)パイプ111。
(6−2)パイプ111を挟んで両側のアルミニウム製等のプリテンショナカバー109と鋼製等のプリテンショナプレート110。
(6−3)パイプ111の基端に取り付けられたガスジェネレータ112。
(6−4)パイプ111の内部に配置された、ストッパスプリング113、ピストン114及び複数のボール115。
(6−5)パイプ111の他端(基端の逆側)に嵌め込まれたガイドブロック116。
【0007】
このようなシートベルトリトラクタは、プリテンショナ100の作動前において、リングギア118がプリテンショナカバー109のピン117に保持されている。この状態では、リングギア118とピニオン120間には所定のクリアランスが確保されているので、スプール102は自由に回転できる。しかし、プリテンショナ100のガスジェネレータ112が作動してガスが発生すると、このガス圧によりプリテンショナ100のパイプ111内のピストン114及び複数のボール115が押される。このときのボール115の押す力により、ピン117が折れてリングギア118の保持が解除され、リングギア118の内歯118bとピニオン120の外歯120aが噛み合ってクラッチ連結状態となる。さらにボール115によってリングギア118の外歯118aが押されて回転すると、リングギア118と噛み合ったピニオン120を介してスプール102が回転する。このようにして、ベルトSにプリテンションがかけられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したシートベルトリトラクタは、以下に述べるような課題を有している。
図7に示すように、スプール102の軸部122は、プリテンショナ100のプリテンショナプレート110の孔110a間に挿入されて保持されている。このように、スプール102の軸部122がプリテンショナプレート110に直接保持された構成であると、リングギア118とピニオン120の噛み合い時(クラッチ連結時)において高い衝撃が生じた際に、スプール102がプリテンショナプレート110に直接強く押し付けられる。すると、プリテンショナプレート110は鋼製であり、スプール102はアルミ製であるため、スプール102の軸部122が凹む場合がある。こうなると、プリテンショナ100のパワー伝達が適切に行われなくなるおそれがある。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、プリテンショナの性能をより安定化させることができるシートベルトリトラクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のベースとなるシートベルトリトラクタは、 シートベルトを巻回するスプールと、 該スプールの端部に設けられたクラッチ機構と、 該クラッチ機構に連結するプリテンショナと、 上記スプールを回転可能に保持するフレームと、 を具備するシートベルトリトラクタであって、 上記スプールが軽合金製であって、 該スプールの上記フレームに対する保持部に、上記クラッチ機構連結時における上記スプールの変形を抑制できる硬度・剛性の高い鋼製ベアリングが取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、クラッチ機構の連結時において高い衝撃が生じた場合、この衝撃がベアリングを介してスプールに伝達される。したがって、スプールの変形が抑えられ、プリテンショナの性能がより安定になる。
【0012】
本発明のシートベルトリトラクタにおいては、上記プリテンショナが、 ガスジェネレータと、 該ガスジェネレータの発生するガスによって加速される一連の複数の駆動部材と、 該駆動部材を案内する通路と、 該駆動部材が当たって回転駆動力を与える複数の駆動点(レバー等)を有する第1回転部材と、 上記巻取軸に取り付けられた第2回転部材と、 上記第1回転部材と第2回転部材間に設けられたクラッチ機構と、 を備え、 上記第1回転部材が、該ピニオンの外歯と噛み合う内歯を有するとともに、レバーを外周に有するリングギアであり、 上記第2回転部材が外歯を有するピニオンであり、 上記クラッチ機構が、加速された上記駆動部材が上記リングギアのレバーを押して該ギアを移動させることにより該ギアの内歯と上記ピニオンの外歯とを噛み合わせるものであり、 該クラッチ機構は、プリテンショナ作動前には切り離されており、プリテンショナの作動時(衝突時等)において上記第1回転部材が回転すると連結されるものとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るシートベルトリトラクタを示す分解斜視図である。
図2(A)は図1のシートベルトリトラクタのクラッチ機構部分のスプール軸心に沿う断面図であり、図2(B)はスプールの軸部の径方向に沿う断面図である。
図3(A)〜(D)は、同シートベルトリトラクタのクラッチ機構部分の変形例を示す断面図である。
図4は、本発明の一実施例に係るシートベルトリトラクタのプリテンショナの作動前の状態を示す正面断面図である。
図5は、同プリテンショナの作動直後の状態を示す正面断面図である。
【0014】
本発明の特徴は、ベルトSを巻回するスプール2と、プリテンショナ10のプリテンショナプレート31間に、スプールベアリング30が介装されていることである。その他のシートベルトリトラクタの基本構成は、図1に示すように、以下の各部を備えている。
(1)ベース1。
(2)ベルトSを巻回するスプール2。
(3)スプール2の軸心に取り付けられたトーションバー3。
【0015】
(4)緊急ロック作動時にスプール2のベルト引き出し方向への回転を阻止するロック機構4、5、及び、トーションバー3の一端3Bをロック機構4、5を介して支持するリテーナ6。
(5)車両減速度を検知する減速度検知装置7。
(6)車両の衝突時にスプール2を瞬時にベルト巻き取り方向に回転させるプリテンショナ10及びこれに付設されたクラッチ機構。
(7)スプール2をベルト巻き取り方向に付勢するリターンスプリング8。
【0016】
以下、本発明の一実施例に係るシートベルトリトラクタの構成について説明する。
(1)ベース1
図1に示すように、ベース1は、平行な一対の側壁1A、1Bと、これらの側壁1A、1Bを連結する背板1Cとを備えている。ベース1は、例えば鋼板のプレス品である。このベース1の両側壁1A、1B間に、ベルトSが巻回されたスプール2が配置される。さらに、側壁1Aには、減速度検知装置7が取り付けられる。
【0017】
(2)スプール2
図1に示すように、スプール2はドラム状をしている。このスプール2の左側端部(図1の左側端部)には、軸部2A、スプールギア2B、ばね付勢軸2Cが突設されている。スプール2の軸部2Aには、図2(A)に分かり易く示すように、スプールベアリング(リング状カラー)30が外嵌している。このスプールベアリング30は、SUS材、あるいは、SPCC(SPHC)材、SC材等の、硬度・剛性の高い材料からなる。スプールベアリング30の表面には、低摩擦コーティングを施すことができる。
【0018】
図2(B)に示すように、スプール2の軸部2A外周面には、3ヶ所にリブ2aが形成されており、このリブ2aにスプールベアリング30の内面が接触している。これにより、スプールベアリング30とスプール2が強固に一体化し、スプール2の通常作動時(ベルトSの引き出し・巻き取り回転時)のガタ付きが防止される。このようなスプールベアリング30により、スプール2が直接軸受けとして荷重を受けることを防ぐことができる。
【0019】
スプール2のスプールギア2Bは、ベース1の側壁1Bから外側に突出する。
このスプールギア2Bには、図2(A)に示すように、プリテンショナ10内部のクラッチ機構をなすピニオン20が外嵌する。スプール2のばね付勢軸2Cは、リターンスプリング8のカバーのブッシュ孔8A(図1参照)内に挿入され、リターンスプリング8のばね付勢力が加えられる。さらに、図1に示すように、スプール2の中心には軸方向に延びる穴2Dが設けられている。この穴2D内部には、トーションバー3が配置される。
【0020】
(3)トーションバー3
図1に示すように、トーションバー3は、バー部3Aと、このバー部3Aの両端の六角状端部3B、3Cを有する。組み立て状態において、一方の六角状端部3B(図1の右端側)は、ロック機構4の裏面(図1には現れない側の面)の中央部に嵌め込まれて固定される。他方の六角状端部3Cは、スプール2のスプールギア2B内側に嵌め込まれて固定される。トーションバー3は、車両衝突時のベルト荷重を制限する際に捩れることにより、エネルギ吸収(EA)の役割を果たす。
【0021】
(4)ロック機構4、5及びリテーナ6
図1に示すロック機構4、5及びリテーナ6は、シートベルトリトラクタの組み立て状態において、ベース1の側壁1A側に配置される。
(6)減速度検知装置7
図1に示す減速度検知装置7は、ベース1の側壁1Aに取り付けられる。
【0022】
(7)プリテンショナ10及びクラッチ機構
以下、主に図1及び図4、図5を参照して、プリテンショナ10について説明する。
プリテンショナ10は、パイプ11を備えている。このパイプ11は、プリテンショナカバー41とプリテンショナプレート31間に挟まれた状態で、ベース1の側壁外側に取り付けられる。パイプ11は、鋼管を曲げ加工したもの(一例)である。パイプ11は、図4及び図5に分かり易く示すように、図の下側の基端部11Aから右上に約90°湾曲して直線部11Bへとつながり、さらに図の上部の半円部11Cへとつながっている。半円部11Cの先は、図の下方に向う直線部11Dがつながっている。この最後の直線部11Dの内側側面には、切欠き部11aが形成されている。この切欠き部11a内には、後述するリングギア18の外歯18aが入り込んでいる。
【0023】
パイプ11の湾曲内側スペースには、リングギア18が配置されている。このリングギア18は、プリテンショナカバー41の2つのピン42により、パイプ11内側の定位置に保持されている。さらに、このリングギア18の内側には、ピニオン20が配置されている。ピニオン20は、外周に外歯20aが形成されているとともに、内周に内歯20bが形成されている。このピニオン20は、スプール2のスプールギア2Bに外嵌固定されている(図2(A)参照)。
【0024】
リングギア18の内周面には、ピニオン20の外歯20aと噛合可能な内歯18bが形成されている。リングギア18の内周径は、ピニオン20の外周径より大きく形成されているので、図4の状態において、リングギア18の内歯18bとピニオン20の外歯20aとの間にはクリアランスが確保されており、両者は噛み合っていない。そのため、スプール2は、プリテンショナ10の存在にも拘らず自由に回転可能である。これが、リングギア18とピニオン20からなるクラッチ機構が切り離されている状態である。
【0025】
リングギア18の外周面には、外方に向けて張り出した突起状の外歯18aが複数(図では7個)形成されている。各外歯はリングギア18の周方向に沿って等間隔で並んでいるが、符号18a´で示す外歯のみはオフセットしている。このオフセットした外歯18a´は、パイプ11の直線部11Dの切欠き部11a内に入り込んでおり、パイプ11内の先頭のボール15−1(後述)と接触している。
【0026】
パイプ11の基端部11Aには、パイプ11よりもやや太いガスジェネレータ収容部11Eが形成されている。同収容部11E内には、ガスジェネレータ12が収納されている。このガスジェネレータ12は、車両の衝突時等に図示せぬ衝突検知手段から発信される信号に応じて火薬に点火し、ガス圧をパイプ11内に供給する。同ガスジェネレータ12は、ガスジェネレータ収容部11E内に収められた後に、フランジ部11eを外側からかしめることにより固定されている。
【0027】
パイプ11内部には、ガスジェネレータ12側から順に、コイルスプリング13、ピストン14及び複数個(図では15個)のボール15が収められている。
ボール15は、鋼等の金属製の球状体である。各ボール15の表面には、低摩擦コーティングを施すことができる。これらボール15の外径は、パイプ11の内径より若干小さくなっており、パイプ11内部では比較的スムースに駆動することができる。そして、先頭のボール15−1は、リングギア18の外歯18a´に接触している。
【0028】
ピストン14は、シリコーンゴム等の樹脂製である。このピストン14は、ガスの放出後に変形して拡がることによりパイプ11内面に密接し、ガスを先頭側に漏らさないシールの役割も果たす。
コイルスプリング13は、ガスジェネレータ12とピストン14間に配置されており、ピストン14を先端方向に付勢している。このコイルスプリング13の付勢力により、先頭のボール15−1がリングギア18の外歯18a´に当っている。
【0029】
パイプ11の直線部11D端部には、ビス22によりガイドブロック16が取り付けられている。ガイドブロック16は、先端が斜めにカットされた円柱状であり、その斜面がガイド面となっている。このガイド面は、第1のガイド面16aと第2のガイド面16bとからなる。第1のガイド面16aは、ガイドブロック16の上端部においてリングギア18とほぼ同心の円弧状に形成されており、プリテンショナ作動時に、パイプ11から射出されたボール15が衝突する。一方、第2のガイド面16bは平面状であって、リングギア18からは徐々に遠ざかるようになっている。
なお、ビス22は、パイプ11をプリテンショナプレート31に固定する役割も果たしている。
【0030】
ガイドブロック16の側面には、ガイド面の幅方向に沿って貫通する貫通穴16cが形成されている。この貫通穴16cは、ほぼ第2のガイド面16bの下側においてくり貫かれている。この貫通穴16cにより、第2のガイド面16bの大半は薄い板状となっており、同ガイド面16bは剛性が低くなっている。一方、第1のガイド面16aは、ガイドブロック16自身の側壁部がバックアップする形となって剛性が高い。
【0031】
図1に示すように、プリテンショナプレート31は、パイプ11とベース1の側壁1B外側間に介装される金具である。プリテンショナプレート31のほぼ中心位置には挿通孔32が形成されている。この挿通孔32内には、図2(A)に分かり易く示すように、スプールベアリング30が外嵌したスプール2の軸部2Aが位置する。
【0032】
なお、プリテンショナプレート31の挿通孔32端縁を、図3の各図に示すように広げて形成することもできる。これにより、プリテンショナプレート31の挿通孔32端縁とスプールベアリング30外周面との接触面積が大きくなるので、面圧を下げることができる。
【0033】
図3(A)は、プリテンショナプレート31の挿通孔32端縁を断面T字型に形成する例を示す断面図である。
図3(B)は、プリテンショナプレート31の挿通孔32端縁を、金属製(鉄材が望ましい)等の断面コ字状のリング部材35で覆う例を示す断面図である。なお、このようなリング部材35は、挿通孔32の全周にわたって存在するもの以外に、図4に符号Lで示す範囲(プリテンショナ作動時に力が加わる範囲)にのみ配置することもできる。この場合は、リング状のものに比べて、挿通孔32への組み付けがより容易になる。
図3(C)は、プリテンショナプレート31の挿通孔32端縁を、リングギア18側に向けて折り曲げる例を示す断面図である。
図3(D)は、プリテンショナプレート31の挿通孔32端縁を、図3(C)とは逆側に折り曲げる例を示す断面図である。
【0034】
図1に示すプリテンショナカバー41はアルミニウムダイカスト製等の部材であって、そのほぼ中心位置には挿通孔42が形成されている。この挿通孔42にはスプール2のばね付勢軸2Cが挿通される。プリテンショナカバー41のパイプ側の面には、パイプガイド43が形成されている。このパイプガイド43は、図4及び図5に示すように、パイプ11上部の半円部11Cの内側をガイドする。さらに、プリテンショナカバー41のパイプ側の面には、2つのピン47が植設されている。これらピン47により、リングギア18がパイプ11内側の定位置に保持される。プリテンショナカバー41の下辺寄りには、ボール受け部45が形成されている。このボール受け部45は、パイプ11から射出されたボール15を収容し、一か所に集めるためのものである。
【0035】
(7)リターンスプリング8
図1に示すリターンスプリング8は、カバー内部に収容されている。リターンスプリング8のカバーの中心には、ブッシュ孔8Aが形成されている。このブッシュ孔8Aには、スプール2のばね付勢軸2Cが相対回転不能にスプライン嵌合される。リターンスプリング8により、スプール2は常時ベルト巻取り方向に付勢される。
【0036】
次に、上記の構成を有するシートベルトリトラクタの作用を、本発明の特徴事項に基づき説明する。
プリテンショナの非作動時(通常時)においては、リングギア18は、プリテンショナカバー41の2つのピン47(図1参照)によりパイプ11内側の定位置に保持されており、図4に示すようにリングギア18とピニオン20は噛み合っていない。したがって、スプール102はプリテンショナ10と関係なく自由に回転する。
【0037】
この後、車両の衝突状態が検知されると、ガスジェネレータ12に信号が送信される。この信号により、図5に示すように、ガスジェネレータ12が発火してパイプ11内にガス圧を供給する。このガス圧により、先ず最もガスジェネレータ12寄りのピストン14が押され、次いでこのピストン14の押圧力により順次複数のボール15が押される。そして、この押圧力は、最も先頭のボール15−1(リングギア18の外歯18a´に接触しているボール)に伝達される。なお、このときピストン14はガス圧によって変形して拡がるので、パイプ11内面との間でシール機能が生じ、ガスは先頭側には漏れない。
【0038】
ボール15の押圧力によりリングギア18に押圧力がかかり、ピン47(図1参照)が剪断される。このため、リングギア18がフリーとなってピニオン20側に移動し、リングギア18の内歯18bとピニオン20の外歯20aが噛み合う。リングギア18は、ボール15が外歯18aを押す力によって同軸芯周りに回転する。リングギア18が動き始める前の時点で、先頭のボール15−1がリングギア18の外歯18aに回転力を与える姿勢で接触しているため、リングギア18は確実に回転し始める。
【0039】
ここで、リングギア18とピニオン20が噛み合う際には、ボール15の駆動力によりリングギア18が押されることにより、スプール2側に対して高い衝撃加わるが、この衝撃はスプールベアリング30を介してスプール2に伝達される。したがって、スプール2には衝撃が直接加わらないので、スプール2の軸部2Aの変形が抑えられる。
【0040】
さらに、ガス圧を受けてボール15が順次押し出されると、各ボール15はリングギア18の外歯18a間の谷に順次係合する。この場合、リングギア18の1つの谷に対してボール15が2個ずつ係合する。これらボール15が順次係合することにより、リングギア18は図5の反時計方向まわりに回転する。ピニオン外歯20aとリングギア内歯18bは噛み合っているので、リングギア18の回転はピニオン20に伝達され、双方が連動して回転する。ピニオン20は、スプール102のスプールギア119に外嵌しているので、スプール102はピニオン20とともに回転して、シートベルトS(図1参照)が瞬時にある長さだけ巻き取り方向へ巻き取られる。パイプ11の先端開口21bから射出されたボール15は、プリテンショナカバー41のボール受け部45内に集められる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、プリテンショナの性能をより安定化させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシートベルトリトラクタを示す分解斜視図である。
【図2】図2(A)は図1のシートベルトリトラクタのクラッチ機構部分のスプール軸心に沿う断面図であり、図2(B)はスプールの軸部の径方向に沿う断面図である。
【図3】図3(A)〜(D)は、同シートベルトリトラクタのクラッチ機構部分の変形例を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るプリテンショナの作動前の状態を示す正面断面図である。
【図5】同プリテンショナの作動直後の状態を示す正面断面図である。
【図6】シートベルトリトラクタの一例を示す分解斜視図である。
【図7】図6のシートベルトリトラクタのクラッチ機構部分のスプール軸心に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 スプール
2A 軸部 2B スプールギア
2C ばね付勢軸 2D 穴
2a リブ
3 トーションバー 4、5 ロック機構
6 リテーナ 7 減速度検知装置
8 リターンスプリング
10 プリテンショナ
11 パイプ 12 ガスジェネレータ
13 コイルスプリング 14 ピストン
15 ボール 16 ガイドブロック
18 リングギア
18a、18a´ 外歯 18b 内歯
20 ピニオン
20a 外歯 20b 内歯
30 スプールベアリング
31 プリテンショナプレート 32 挿通孔
41 プリテンショナカバー
47 ピン 45 ボール受け部
S シートベルト
Claims (5)
- シートベルトを巻回するスプールと、
該スプールの端部に設けられたクラッチ機構と、
該クラッチ機構に連結するプリテンショナと、
上記スプールを回転可能に保持するフレームと、
を具備するシートベルトリトラクタであって、
上記スプールが軽合金製であって、
上記フレームと上記プリテンショナとの間に介装された金具であるプリテンショナプレートを有し、
該プレートに、上記スプールの挿通孔が形成されており、
上記スプールの上記スプールの挿通孔に対する保持部に、上記クラッチ機構連結時における上記スプールの変形を抑制できる硬度・剛性の高い鋼製ベアリングが取り付けられており、
上記ベアリングとしてのリング状カラーが、上記挿通孔に位置する上記スプールの軸部に外嵌していることを特徴とするシートベルトリトラクタ。 - 上記スプールの軸部の外周面にリブが形成されており、該リブに上記リング状カラーが内面に接触して、上記スプールと上記リング状カラーが強固に一体化していることを特徴とする請求項1記載のシートベルトリトラクタ。
- 上記プリテンショナが、
ガスジェネレータと、
該ガスジェネレータの発生するガスによって加速される一連の複数の駆動部材と、
該駆動部材を案内する通路と、
該駆動部材が当たって回転駆動力を与える複数の駆動点を有する第1回転部材と、
上記スプールに取り付けられた第2回転部材と、
上記第1回転部材と第2回転部材間に設けられたクラッチ機構と、 を備え、
上記第2回転部材が外歯を有するピニオンであり、
上記第1回転部材が、上記ピニオンの外歯と噛み合う内歯を有するとともに、上記駆動点を外周に有するリングギアであり、
上記クラッチ機構が、加速された上記駆動部材が上記リングギアの上記駆動点を押して該ギアを移動させることにより該ギアの内歯と上記ピニオンの外歯とを噛み合わせるものであり、
該クラッチ機構は、プリテンショナ作動前には切り離されており、プリテンショナの作動時において上記第1回転部材が回転すると連結されることを特徴とする請求項1又は2記載のシートベルトリトラクタ。 - 上記スプールがアルミニウム製であって、
上記ベアリングがSUS材又はSC材からなる請求項1〜3いずれか1項記載のシートベルトリトラクタ。 - シートベルトと、請求項1〜4いずれか1項記載のシートベルトリトラクタと、を備えるシートベルト装置。
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