JP2002151646A - 圧接型半導体装置 - Google Patents

圧接型半導体装置

Info

Publication number
JP2002151646A
JP2002151646A JP2000343800A JP2000343800A JP2002151646A JP 2002151646 A JP2002151646 A JP 2002151646A JP 2000343800 A JP2000343800 A JP 2000343800A JP 2000343800 A JP2000343800 A JP 2000343800A JP 2002151646 A JP2002151646 A JP 2002151646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode plate
intermediate conductive
conductive plate
contact
chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000343800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3973832B2 (ja
Inventor
Hideaki Kitazawa
秀明 北澤
Junichi Miwa
潤一 三輪
Michiaki Hiyoshi
道明 日吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000343800A priority Critical patent/JP3973832B2/ja
Publication of JP2002151646A publication Critical patent/JP2002151646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3973832B2 publication Critical patent/JP3973832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1301Thyristor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1306Field-effect transistor [FET]
    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/35Mechanical effects
    • H01L2924/351Thermal stress

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱疲労試験を行ったときに、熱応力の影響に
よる内部圧力分布の不均一性を改善するように構成され
たマルチチップ圧接型半導体装置を提供する。 【解決手段】 MOSゲート駆動型チップ1を含む複数
の半導体チップ1、2の各終端部に合成樹脂のチップフ
レーム7を装着し、各チップを互いにそのチップフレー
ムを接するように同一平面に配列し、これらを第1の電
極板4及び第2の電極板3で圧接し固定するマルチチッ
プ圧接型半導体装置を構成する。その外囲器を構成する
キャップ5はビッカーズ硬度50以上、好ましくは80
以上の銅もしくは銅合金を用いる。熱疲労試験中の温度
変化に伴う面圧分布すなわち応力の変化に対しても弾性
変形するキャップを用いることにより、半導体装置内部
の面圧の均一性を保つことが可能となり、圧力抜けによ
るチップ電極のせり出しや摺動によるチップ特性劣化が
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接型半導体装置
に係り、とくに複数の半導体素子を有するIGBT(In
sulated Gate Bipolar Transisitor)などのMOSゲー
ト駆動型スイッチングデバイスを用いるマルチチップ圧
接型外囲器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧接型半導体装置は、単一の半導
体基板に形成された単一の半導体素子(以下、チップと
いう)を圧接する構造しかなかった。圧接型半導体装
置、例えば、アノードショート型GTOサイリスタは、
円板型のチップを備え、P型エミッタ層、N型ベース
層、P型ベース層、N型エミッタ層が形成されている。
N型エミッタ層は、P型ベース層の上にメサ状に形成さ
れ、N型エミッタ層上にはAlからなるカソード電極が
形成されている。また、P型ベース層上にはAlからな
るゲート電極が形成されている。N型ベース層の表面内
にはP型エミッタ層が形成されている。Alからなるア
ノード電極は、P型エミッタ層及びN型ベース層上にま
たがるように形成されてアノード短絡型GTO(Gate T
urn-Off)を構成している。チップの側面は、絶縁保護の
ため、例えば、シリコーン樹脂で被覆されている。そし
て、チップの側面はアノード/カソード間の耐圧維持の
ためベベル形状に加工されることもある。
【0003】カソード電極には圧力が加えられるカソー
ド外部電極が電極板及びCuからなる軟金属板を介して
圧接されている。アノード電極には、圧力が加えられる
アノード外部電極がモリブデン(Mo)電極板を介して
圧接されている。ゲート電極には、ゲートリードがゲー
ト圧接用ばねにより圧接されている。このゲートリード
の一端は、筒状の外囲器の側壁にろう付けされた金属ス
リーブを挿通していて外囲器の外部に導出されている。
金属スリーブにはシールが設けられておりチップは外囲
器内に封止される。
【0004】ところで、新しいMOSゲート駆動型スイ
ッチングデバイスとしてIGBTが登場したが、これ
は、バイポーラトランジスタの有する高耐圧、大容量化
が容易であるという長所と、パワーMOSFETの有す
る高速なスイッチングが可能で駆動も容易であるという
長所を合せ持つデバイスである。このIGBTを用いた
スイッチングデバイスにフリーホイールダイオード(F
RD)を組み込んだ逆導通型スイッチングデバイスがあ
る。このデバイスは、IGBTにFRDを逆並列に接続
したものである。このデバイスは、ヒートシンクに利用
されるベースにAlNなどの絶縁基板を取り付け、絶縁
基板には所定のパターンを有するコレクタ電極及びエミ
ッタ電極、エミッタ制御電極、ゲート電極を形成してい
る。このコレクタ電極上にそれぞれ複数のIGBTチッ
プ及びFRDチップが半田接合され、各電極とチップと
はボンディングワイヤなどで適宜接続されている。この
モジュール構造のスイッチングデバイスに搭載されるI
GBTチップは、ゲート、エミッタのボンディングパッ
ド以外は、表面をポリイミドなどのパッシベーション膜
で被覆されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のGTOサイリス
タなどから構成された圧接型半導体装置は、1つのチッ
プを圧接する構造しかないので素子の大容量化が困難で
あるという問題がある。即ち、素子の電流定格を増大さ
せるためには、チップサイズを大きくする必要があっ
た。しかし、IGBTなどのMOSゲート型スイッチン
グデバイスのような高速パワー素子のチップサイズを大
きくすると、微細加工が困難になる、修復不能な欠陥を
含む可能性が高くなって不良率が増す、などの問題が生
じている。また、この半導体装置は、高機能化、高付加
価値化が困難であるという問題がある。例えば、逆導通
型IGBTを製造する場合、1つのウェーハ内にIGB
TとFRDの2つの異なるデバイス構造を製造しなけれ
ばならないので、製造プロセスが複雑で製造困難にな
る。このような従来の問題を解決する技術としてマルチ
チップ圧接構造が考え出された(特願平6−24692
7号参照)。
【0006】マルチチップ圧接型半導体装置は、MOS
ゲート駆動型チップを含む複数の半導体チップの各終端
部に合成樹脂のチップフレームを装着し、各チップを互
いにそのチップフレームを接するように同一平面に配列
し、これらを第1の中間導電板及び第2の中間導電板で
圧接し固定するように構成されている。すなわち、マル
チチップ圧接型半導体装置は、周囲を絶縁性樹脂のチッ
プフレームによって囲まれた複数の半導体素子と、前記
半導体素子の第1の面に接する第1の中間導電板と、前
記半導体素子の第2の面に接する第2の中間導電板と、
前記第1の中間導電板に接する部分を有する銅もしくは
銅の合金からなる第1の電極板と、前記第2の中間導電
板に接する部分を有する銅もしくは銅の合金からなる第
2の電極板と、前記半導体素子を互いに前記チップフレ
ームが接するように同一平面に配置しこれら同一平面に
配置された前記半導体素子を前記第1の中間導電板及び
前記第2の中間導電板とで上下から圧接してなることを
特徴としている。このマルチチップ圧接型半導体装置
は、セラミックアセンブリ本体とこれに取り付けられた
第1の電極板及び第2の電極板から外囲器が構成されて
いる。この第1の電極板及び第2の電極板には外周にそ
れぞれ金属性のリングクッション材が溶接などにより取
り付けられており、第2の電極板にはフレームが取り付
けられている。フレームは、リングクッション材を介し
て第2の電極板に接合されている。そして、セラミック
アセンブリ本体に半導体素子及びこの半導体素子を上下
から挟む第1の中間導電板及び第2の中間導電板を収容
し、この本体に第2の電極板及び第1の電極板を上下か
ら封止して外囲器が形成される。
【0007】第2の電極板のリングクッションにフレー
ムを取り付けるには、例えば、Fe−42%Ni合金を
材料とするフレームを銀臘などを用いて500℃〜60
0℃の高温でアニール処理を行なう臘付けによってい
る。従来のマルチチップ圧接型半導体装置の外囲器は、
その製造工程において、前記臘付け処理によるアニール
工程を行う結果、Cuなどから構成された第2の電極板
や第1の電極板の硬度がビッカーズ硬度30〜40と低
くなり、したがって、柔らかくなり、塑性変形する構造
となっていた。そのためこの圧接型半導体装置に対して
熱疲労試験を行うと、試験中の温度上昇/下降時に、素
子内温度温度分布によって変形の度合いに差が生じ、結
果的に圧接型半導体装置が部分的に面圧が強くなった
り、圧力抜けを起こす場合があり、チップ電極に異常な
摺動やせり出しを生じせしめ、熱疲労耐量を低下させる
という問題があった。このような熱処理がなければ銅及
びその合金は、通常ビッカーズ硬度80以上の圧接時に
弾性変形を維持する固さがある。銅の場合は、ビッカー
ズ硬度が50以上ならば圧接時に弾性変形領域にある。
本発明は、このような事情により成されたものであり、
熱疲労試験を行ったときに、熱応力の影響による内部圧
力分布の不均一性を改善するように構成されたマルチチ
ップ圧接型半導体装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、MOSゲート
駆動型チップを含む複数の半導体チップの各終端部に合
成樹脂のチップフレームを装着し、各チップを互いにそ
のチップフレームを接するように同一平面に配列し、こ
れらを第1の中間導電板及び第2の中間導電板で圧接し
固定するマルチチップ圧接型半導体装置において、その
外囲器を構成する第2の電極板をビッカーズ硬度50以
上、好ましくは80以上の銅もしくは銅合金を用いるこ
とを特徴としている。熱疲労試験中の温度変化に伴う面
圧分布すなわち応力の変化に対しても弾性変形する第2
の電極板を用いることにより、半導体装置内部の面圧の
均一性を保つことが可能となり、圧力抜けによるチップ
電極のせり出しや摺動によるチップ特性劣化が防止でき
る。
【0009】すなわち、本発明の圧接型半導体装置は、
複数の半導体素子と、前記半導体素子の第1の面に接す
る第1の中間導電板と、前記半導体素子の第2の面に接
する第2の中間導電板と、銅もしくは銅合金からなり、
前記第1の中間導電板に接する部分を有する第1の電極
板と、銅もしくは銅合金からなり、前記第2の中間導電
板に接する部分を有する第2の電極板と、前記半導体素
子を同一平面に配置し、これら同一平面に配置された前
記半導体素子を前記第1の中間導電板及び前記第2の中
間導電板とで上下から所定の圧接力で圧接してなり、前
記第2の電極板もしくは前記第1の電極板にはビッカー
ス硬度が50以上の材料を用いることを特徴としてい
る。前記第1の電極板及び前記第2の電極板には外周に
それぞれリングクッションが形成され、前記第1の電極
板にはセラミックアセンブリ本体が前記リングクッショ
ンを介して接合され、前記第2の電極板に取り付けられ
た前記リングクッションにはフレームが蝋付けされてお
り、これらのセラミックアセンブリ本体、前記セラミッ
クアセンブリ本体の上下を封止する前記第1の電極板及
び前記第2の電極板を組み合わせて、前記半導体素子、
前記第1の中間導電板及び前記第2の中間導電板を収容
する外囲器を構成しているようにしても良い。
【0010】また、本発明の圧接型半導体装置は、複数
の半導体素子と、前記半導体素子の第1の面に接する第
1の中間導電板と、前記半導体素子の第2の面に接する
第2の中間導電板と、銅もしくは銅の合金からなり、前
記第1の中間導電板に接する部分を有する第1の電極板
と、銅もしくは銅の合金からなり、前記第2の中間導電
板に接する部分を有する第2の電極板と、前記半導体素
子を同一平面に配置し、これら同一平面に配置された前
記半導体素子を前記第1の中間導電板及び前記第2の中
間導電板とで上下から所定の圧接力で圧接してなり、前
記第2の電極板は、前記第2の中間導電板に接する補助
電極板を有し、且つ前記補助電極板にはビッカース硬度
が50以上の材料を用いることを特徴としている。前記
第1の電極板及び前記第2の電極板には外周にそれぞれ
リングクッションが形成され、前記第1の電極板にはセ
ラミックアセンブリ本体が前記リングクッションを介し
て接合され、前記第2の電極板に取り付けられた前記リ
ングクッションにはフレームが蝋付けされており、これ
らのセラミックアセンブリ本体、前記セラミックアセン
ブリ本体の上下を封止する前記第1の電極板及び前記第
2の電極板を組み合わせて、前記半導体素子、前記第1
の中間導電板、前記第2の中間導電板及び前記補助電極
板を収容する外囲器を構成しているようにしても良い。
【0011】前記複数の半導体素子は、それぞれ周囲を
絶縁性樹脂のチップフレームによって囲まれているよう
にしても良い。前記ビッカース硬度が50以上の材料
は、前記圧接力が働いているときには弾性変形領域にあ
るようにしても良い。前記第1の中間導電板は、各半導
体素子の第1の面に個別に接する複数の導電板からな
り、前記第2の中間導電板は、全ての半導体素子の第2
の面に接する1つの導電板からなるようにしても良い。
前記第1の中間導電板は、各半導体素子の第1の面に個
別に接する複数の導電板からなり、前記第2の中間導電
板は、前記各半導体素子の第2の面に個別に接する1つ
の導電板からなるようにしても良い。前記第1の中間導
電板及び前記第2の中間導電板の間に互いに前記チップ
フレームが接するように同一平面に配置された前記半導
体素子は、複数種の半導体素子からなり、これら各種は
それぞれ複数個有するようにしても良い。前記半導体素
子は、複数のフリーホイールダイオード及び複数のIG
BTからなり、前記フリーホイールダイオードは、中心
部に配置され前記IGBTは、周辺部に配置されている
ようにしても良い。前記前記同一平面に配置された半導
体素子上には前記第1の中間導電板に前記第1の電極板
が当接するのをガイドするガイド口を備えたガイド板が
介在しているようにしても良い。なお、特許請求の範囲
に示したように、ビッカース硬度が50以上の材料は、
第1の電極板あるいは第2の電極板のいずれかに用いれ
ば良い。両方に対してこの材料を用いる必要はない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1乃至図6を参照して第1
の実施例を説明する。図1は、マルチチップ圧接型半導
体装置である逆導通型IGBTデバイスが組み立てられ
た状態の概略断面図、図2は、図1に示す逆導通型IG
BTの組み立て前の各部の断面図、図3は、図1に示す
逆導通型IGBTデバイスのチップ集合体を示す平面
図、図4及び図5は、IGBTチップの内部を説明する
部分断面図、図6は、本発明及び従来のマルチチップ圧
接型半導体装置の第2の電極板の面圧分布を説明する第
2の電極板の面圧分布図である。図3に示すように、こ
のデバイスには、例えば、12個のIGBTチップ(I
GBT)1と9個のダイオードチップ(FRD)2から
構成されたチップ集合体が含まれている。各チップは、
角型であり、その周縁がそれぞれチップフレームで囲ま
れているがこの図では表示しない。これらチップ1、2
が集合した集合体は、円形に圧接される。このチップ集
合体は、その外周を囲むように集合体の各チップを位置
決めする円形のガイド8により周囲が保護されている。
そして、集合体は、中央にFRDチップ2、外側にIG
BTチップ1が配置形成されている。
【0013】図1及び図2に示すように、チップ1、2
は、モリブデンなどからなる第2の中間導電板(コレク
タ側)3上に配置固定される。これらチップ1、2は、
一枚の中間導電板であるMo板上に隙間なく並べられて
いる。この第2の中間導電板(コレクタ側)3は、ポリ
エーテルイミドなどからなる外側から囲むようにガイド
する絶縁性のリングフレーム17によって保護されてい
る。各チップ1、2の外周にはシリコーン樹脂やポリエ
ーテルイミドなどの材料からなるチップフレーム7が装
着されている。第2の中間導電板3の上にはチップ集合
体が配置され、この集合体を囲むように、円形のガイド
8が第2の中間導電板3及びリングフレーム17上に載
置されている。ガイド8にはガイド口8aが形成され、
ガイド口8aからは、チップフレーム7に覆われた周辺
部を除いて、中央部分が露出している。そして、第1の
中間導電板(エミッタ側)4は、各チップ1、2の第1
の面上に搭載されている。
【0014】第1の電極板6は、金属製のリングクッシ
ョン15を介してセラミックアセンブリ本体13の上部
に接続されている。第1の電極板6には第1の中間導電
板と接触するポスト部が設けられている。セラミックア
センブリ本体13は、アルミナなどのセラミックを材料
とし円筒状である。セラミックアセンブリ本体13の下
部には金属製のリングクッション16が接合されてい
る。第1の電極板6には、アセンブリ本体13に取り付
けられたゲート端子9に抵抗10を介して電気的に接続
されたゲート線11が取り付けられている。第2の電極
板5にはその周縁に金属製のリングクッション16′が
接合されており、リングクッション16′とFe−42
%Ni合金からなるフレーム14とは、銀蝋などの蝋付
けにより接合されている。これら第1の電極板6、チッ
プ集合体、第2の電極板5を組み合わせ、例えば、0.
4〜0.6Kg/mmの圧接力で圧接して外囲器に収容
されたまるチップ圧接型半導体装置が形成される。この
圧接された状態の第1の電極板6のポスト部は、第1の
中間導電板4に接触し、第2の電極板5は、第2の中間
導電板3に接触している。セラミックアセンブリ本体1
3を備えた第1の電極板6と第2の電極板5とで気密に
保たれた外囲器が形成されている。外囲器の気密に保た
れた内部を排気・封入するのはセラミックアセンブリ本
体13に取り付けた排気パイプ12により行われる。ま
た、ゲート線11は、IGBTチップ1のゲート電極に
接触している。
【0015】この実施例ではIGBTチップ及びFRD
チップがそれぞれ9個備えた逆導通型圧接型IGBTを
説明したが、同じチップを用い、数量、配分比を変える
ことによりあらゆる定格の半導体装置が提供できる。ま
た、例えば、IGBT素子に対してFRD素子の面積比
を2:1、FRD素子を長辺がIGBT素子と同じで短
辺を半分に設計すると数量配分比の自由度、高密度配置
が容易となる。次に、図4及び図5を参照してIGBT
チップを説明する。IGBTチップの主面は、制御電極
であるゲート電極の電源供給領域及びエミッタ電極と接
する領域以外は、例えば、ポリイミドなどからなるパッ
シベーション膜18によって被覆されている。このパッ
シベーション膜18は、チップ終端部に形成されるの
で、チップ周囲に装着されるチップフレーム7の下に形
成されることになる。図は、いづれもIBGTチップの
断面図である。図4の左側はチップの左端部を示し、そ
の終端部が形成されている。右側はチップ端部までは示
していない。図5は左右両側ともチップ端部までは示し
ておらず、チップ内部のほぼ中央部分の断面を示してい
る。チップフレーム7は、接着剤19によってチップ
1、2の周辺に固定される。
【0016】そして、この角型のチップ(シリコン半導
体基板)1はP型コレクタ領域28、Nベース領域2
7、Pベース領域25、P型ベース領域24、N型エ
ミッタ領域24を備えている。P型コレクタ領域28
は、チップ1の裏面に形成され、この裏面には全面に、
例えば、Alのコレクタ電極20が形成されている。P
ベース領域26及びP型ベース領域25は、Nベー
ス領域27内においてチップ1の主面に面して形成され
ている。N型エミッタ領域24は、P型ベース領域24
内においてチップ1主面に面して形成されている。N型
エミッタ領域24上にはP型ベース領域25に短絡して
Alなどからなるエミッタ電極29が形成されている。
P型ベース領域25とこのP型ベース領域25に挟まれ
たNベース領域27の上にはポリシリコンゲート22
がゲート酸化膜23を介して形成されている。ポリシリ
コンゲート22は、シリコン酸化膜などの層間絶縁膜2
1で被覆されており、エミッタ電極29は、この上に配
置されている。エミッタ電極29は、第1の電極板6に
接触している。ポリシリコンゲート22に接続するゲー
ト電極30は、Alなどからなり、層間絶縁膜21の開
口部を介してこのポリシリコンゲート22に接続されて
いる(図5)。チップ1の主面は、ゲート電極30の接
続部及びエミッタ電極29の接続部以外は、ポリイミド
などのパッシベーション膜18で被覆されている。した
がって、ゲート電極30の接続部を除く領域は、パッシ
ベーション膜18で被覆されている。ゲート電極30
は、シリコン酸化膜31で被覆保護され、その上にパッ
シベーション膜18が形成されている。ゲート電極30
は、図1及び図2に示す様に、ゲート線11に接続され
てゲート端子9に繋がっている。
【0017】このように、外囲器を構成する第2の電極
板を圧接時に弾性変形特性を有する銅もしくは銅合金を
用いるので、熱疲労試験中の温度変化に伴う面圧分布す
なわち応力の変化が半導体装置内部において十分均一性
を保つことが可能となり、したがって、圧力抜けによる
チップ電極のせり出しや摺動によるチップ特性劣化が防
止できる。なお、第1の電極板の銅もしくは銅合金は、
圧接時に塑性変形特性を有する材料、圧接時に弾性変形
特性を有する材料のいずれでも良い。また、第2の電極
板にビッカーズ硬度50以上であり、且つ圧接時に弾性
変形特性を有する材料を用いる以上、第2の電極板にフ
レームを取り付ける工程に銀臘を使用した高温でのアニ
ール工程を用いるのは好ましくなく、接着剤により接合
するか、銅の合金として、熱処理を加えても材料が弾性
変形特性を示すような添加物を用いるのが好ましい。
【0018】次に、図7を参照して第2の実施例を説明
する。図7は、マルチチップ圧接型半導体装置である逆
導通型IGBTの組み立て前の各部の断面図である。こ
の実施例のマルチチップ圧接型半導体装置は、複数のチ
ップフレームにより周辺を保護されたチップが集合した
チップ集合体、セラミックアセンブリ本体を備え、第1
の中間導電板(エミッタ側)と接触するポスト部を有す
る第1の電極板、第2の中間導電板(コレクタ側)と接
触する第2の電極板を備えており、第1の電極板部分と
チップ集合体部分の構成は、第1の実施例と同じである
が、第2の電極板部分は、相違している。したがって、
第1の電極板部分及びチップ集合体部分の説明は省略す
る。この実施例の第2の電極板35は、第2の中間導電
板(コレクタ側)3に接する補助電極板32を有し、補
助電極板32には弾性変形特性を有するビッカース硬度
が50以上の材料を用いることを特徴としている。第2
の電極板35にはその周縁に金属製のリングクッション
33が接合されており、リングクッション33とFe−
42%Ni合金からなるフレーム34とは、銀蝋などの
蝋付けにより接合されている。
【0019】この実施例でも第1の電極板6、チップ集
合体及び第2の電極板32、35を組み合わせ、圧接し
て外囲器に収容されたまるチップ圧接型半導体装置が形
成される。この圧接された状態の第1の電極板6のポス
ト部は、第1の中間導電板4に接触し、補助電極板32
は、第2の中間導電板3に接触している。そして、セラ
ミックアセンブリ本体13を備えた第1の電極板6と第
2の電極板とで気密に保たれた外囲器が形成されてい
る。外囲器の気密に保たれた内部を排気・封入するのは
セラミックアセンブリ本体13に取り付けた排気パイプ
12により行われる。また、ゲート線11は、IGBT
チップ1のゲート電極に接触している。このように、外
囲器を構成する第2の電極板の補助電極板を弾性変形特
性を有する銅もしくは銅合金を用いるので、熱疲労試験
中の温度変化に伴う面圧分布すなわち応力の変化が半導
体装置内部において十分均一性を保つことが可能となる
ので圧力抜けによるチップ電極のせり出しや摺動による
チップ特性劣化が防止できる。
【0020】なお、第1の電極板及び第2の電極板の銅
もしくは銅合金は、圧接時に塑性変形特性を有する材
料、圧接時に弾性変形特性を有する材料のいずれでも良
い。また、補助電極板にビッカーズ硬度50以上であ
り、且つ圧接時に弾性変形特性を有する材料を用いるの
で、第2の電極板にフレームを取り付ける工程に銀臘を
使用した高温でのアニール工程を用いても良く、また、
他の手段、接着剤により接合するか、銅の合金として、
熱処理を加えても材料が弾性変形特性を示すような添加
物を用いるようにしても良い。
【0021】次に、図8及び図9を参照して第3の実施
例を説明する。図8は、マルチチップ圧接型半導体装置
である逆導通型IGBTの組み立て前の各部の断面図、
図9は、第2の電極板の他の例を示す断面図である。こ
の実施例のマルチチップ圧接型半導体装置は、複数のチ
ップフレームにより周辺を保護されたチップが集合した
チップ集合体、セラミックアセンブリ本体を備え、第1
の中間導電板(エミッタ側)と接触するポスト部を有す
る第1の電極板、第2の中間導電板(コレクタ側)と接
触する第2の電極板を備えており、第1の電極板部分の
構成は、第1の実施例と同じであるが、チップ集合体部
分及び第2の電極板部分は、相違している。したがっ
て、第1の電極板部分の説明は省略する。
【0022】チップ1、2は、モリブデンなどからなる
第2の中間導電板(コレクタ側)36上に配置固定され
る。第2の中間導電板36は、複数のMo板からなり、
これらMo板は集合されポリエーテルイミドなどの材料
からなるリングフレーム39により固定されている。こ
れらチップ1、2は、第2の中間導電板(コレクタ側)
36のMo板の1つ1つに対応して並べられている。各
チップ1、2の外周にはシリコーン樹脂やポリエーテル
イミドなどの材料からなるチップフレーム7が装着され
ている。第2の中間導電板36の上にはチップ集合体が
配置され、この集合体を囲むように、円形のガイド8が
第2の中間導電板36及びリングフレーム39上に載置
されている。ガイド8にはガイド口8aが形成され、ガ
イド口8aからはチップフレーム7に覆われた周辺部を
除いて、中央部分が露出している。第1の中間導電板
(エミッタ側)4は、各チップ1、2の第1の面上に搭
載されている。この実施例の第2の電極板35は、第2
の中間導電板(コレクタ側)36に接する補助電極板3
8を有し、補助電極板38には圧接時に弾性変形特性を
有するビッカース硬度が50以上の材料を用い、第2の
中間導電板36に接する部分には複数のポスト部37が
複数形成されていることを特徴としている。
【0023】第2の電極板35にはその周縁に金属製の
リングクッション33が接合されており、リングクッシ
ョン33とFe−42%Ni合金からなるフレーム34
とは、銀蝋などの蝋付けにより接合されている。この実
施例でも第1の電極板6、チップ集合体及び第2の電極
板35、38を組み合わせ、圧接して外囲器に収容され
たまるチップ圧接型半導体装置が形成される。この圧接
された状態の第1の電極板6のポスト部は、第1の中間
導電板4に接触し、補助電極板38のポスト部37は、
第2の中間導電板3に接触している。そして、セラミッ
クアセンブリ本体13を備えた第1の電極板6と第2の
電極板とで気密に保たれた外囲器が形成されている。外
囲器の気密に保たれた内部を排気・封入するのはセラミ
ックアセンブリ本体13に取り付けた排気パイプ12に
より行われる。また、ゲート線11は、IGBTチップ
1のゲート電極に接触している。このように、外囲器を
構成する第2の電極板の補助電極板を圧接時に弾性変形
特性を有する銅もしくは銅合金を用いるので、熱疲労試
験中の温度変化に伴う面圧分布すなわち応力の変化が半
導体装置内部において十分均一性を保つことが可能とな
り、圧力抜けによるチップ電極のせり出しや摺動による
チップ特性劣化が防止できる。第2の中間導電板がチッ
プ毎に独立して形成されているので、面圧の均一性は、
第2の中間導電板が1枚のときよりさらに向上する。
【0024】なお、第1の電極板及び第2の電極板の銅
もしくは銅合金は、圧接時に塑性変形特性を有する材
料、圧接時に弾性変形特性を有する材料のいずれでも良
い。また、補助電極板にビッカーズ硬度50以上の弾性
変形特性を有する材料を用いるので、第2の電極板にフ
レームを取り付ける工程に銀臘を使用した高温でのアニ
ール工程を用いても良く、また、他の手段、接着剤によ
り接合するか、銅の合金として、熱処理を加えても材料
が弾性変形特性を示すような添加物を用いるようにして
も良い。また、図9に示すように、第1の実施例と同じ
ように第1の及び第2の電極板を一体化した場合には、
第2の電極板40の第2の電極に接する面に各チップ
1、2に当接されるポスト部41が各チップに対応して
形成配置されている。
【0025】また、前述した実施例では、図3に示すよ
うにIGBTチップとFRDチップは、FRDチップが
チップ集合体の中心部に配置され、IGBTチップは、
その周辺部に配置されている。この様に配置すると、従
来技術では図6(a)に示されるように、チップ集合体
に対して中心から同心円状に面圧が分布する。また、F
RDチップ及びIGBTチップを互いに隣接するように
それぞれ千鳥状に配置した状態のチップ集合体を従来技
術に適用すると、チップ集合体に加わる面圧の分布は、
図6(a)の説明とは異なり、各FRDチップの位置を
中心とする面圧分布がこのチップの位置ごとにチップ集
合体に生じている。このように、チップ集合体のチップ
配置によって、面圧分布に違いが生じるが、本発明を適
用すると、どの様にチップを配置しても、図6(b)に
示すようにチップ集合体には均一な面圧が与えられる。
図6(a)に示す従来技術の面圧分布は、図3に示す素
子配置によって生じるが、素子が全部IGBT又は全部
FRDのような配置であっても同じような面圧分布が得
られる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上の構成により、熱疲労試
験中の温度変化に伴う面圧分布すなわち応力の変化に対
しても弾性変形するポストの効果により、面圧の均一性
を保つことが可能となり、圧力抜けによるチップ電極の
せり出しや摺動によるチップ特性劣化が防止できる。そ
の結果熱疲労試験の寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチチップ圧接型半導体装置である
逆導通型IGBTデバイスが組み立てられた状態の概略
断面図。
【図2】図1に示す逆導通型IGBTの組み立て前の各
部の断面図。
【図3】図1に示す逆導通型IGBTデバイスのチップ
集合体を示す平面図。
【図4】本発明のIGBTチップの内部を説明する部分
断面図。
【図5】本発明のIGBTチップの内部を説明する部分
断面図。
【図6】本発明及び従来のマルチチップ圧接型半導体装
置の第2の電極板の面圧分布を説明する面圧分布図。
【図7】本発明のマルチチップ圧接型半導体装置である
逆導通型IGBTの組み立て前の各部の断面図。
【図8】本発明のマルチチップ圧接型半導体装置である
逆導通型IGBTの組み立て前の各部の断面図。
【図9】本発明に用いられる第2の電極板を示す断面
図。
【符号の説明】
1・・・IGBTチップ、 2・・・FRDチップ、
3、36・・・第2の中間導電板(コレクタ側)、4・
・・第1の中間導電板(エミッタ側)、5、40・・・
第2の電極板、 6・・・第1の電極板、7・・・チ
ップフレーム、 8・・・ガイド、 8a・・・ガ
イド口、9・・・ゲート端子、 10・・・抵抗、
11・・・ゲート線、12・・・排気パイプ、 1
3・・・セラミックアセンブリ本体、14、34・・・
フレーム、15、16、、16′、33・・・リングク
ッション、17、39・・・リングフレーム、 18
・・・パッシベーション膜、19・・・接着剤、 20
・・・コレクタ電極、 21・・・層間絶縁膜、22・
・・ポリシリコンゲート、 23・・・シリコン酸化
膜、24・・・N型エミッタ領域、 25・・・P型
ベース領域、26・・・Pベース領域、 27・・
・Nベース領域、28・・・P型コレクタ領域、
29・・・エミッタ電極、30・・・ゲート電極、
31・・・保護酸化膜、32、38・・・補助電極板、
35・・・第2の電極板、37、41・・・ポスト
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日吉 道明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体素子と、 前記半導体素子の第1の面に接する第1の中間導電板
    と、 前記半導体素子の第2の面に接する第2の中間導電板
    と、 銅もしくは銅合金からなり、前記第1の中間導電板に接
    する部分を有する第1の電極板と、 銅もしくは銅合金からなり、前記第2の中間導電板に接
    する部分を有する第2の電極板と、 前記半導体素子を同一平面に配置し、これら同一平面に
    配置された前記半導体素子を前記第1の中間導電板及び
    前記第2の中間導電板とで上下から所定の圧接力で圧接
    してなり、前記第2の電極板もしくは前記第1の電極板
    にはビッカース硬度が50以上の材料を用いることを特
    徴とする圧接型半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電極板及び前記第2の電極板
    には外周にそれぞれリングクッションが形成され、前記
    第1の電極板にはセラミックアセンブリ本体が前記リン
    グクッションを介して接合され、前記第2の電極板に取
    り付けられた前記リングクッションにはフレームが蝋付
    けされており、これらのセラミックアセンブリ本体、前
    記セラミックアセンブリ本体の上下を封止する前記第1
    の電極板及び前記第2の電極板を組み合わせて、前記半
    導体素子、前記第1の中間導電板及び前記第2の中間導
    電板を収容する外囲器を構成していることを特徴とする
    請求項1に記載の圧接型半導体装置。
  3. 【請求項3】 複数の半導体素子と、 前記半導体素子の第1の面に接する第1の中間導電板
    と、 前記半導体素子の第2の面に接する第2の中間導電板
    と、 銅もしくは銅の合金からなり、前記第1の中間導電板に
    接する部分を有する第1の電極板と、 銅もしくは銅の合金からなり、前記第2の中間導電板に
    接する部分を有する第2の電極板と、 前記半導体素子を同一平面に配置し、これら同一平面に
    配置された前記半導体素子を前記第1の中間導電板及び
    前記第2の中間導電板とで上下から所定の圧接力で圧接
    してなり、前記第2の電極板は、前記第2の中間導電板
    に接する補助電極板を有し、且つ前記補助電極板にはビ
    ッカース硬度が50以上の材料を用いることを特徴とす
    る圧接型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極板及び前記第2の電極板
    には外周にそれぞれリングクッションが形成され、前記
    第1の電極板にはセラミックアセンブリ本体が前記リン
    グクッションを介して接合され、前記第2の電極板に取
    り付けられた前記リングクッションにはフレームが蝋付
    けされており、これらのセラミックアセンブリ本体、前
    記セラミックアセンブリ本体の上下を封止する前記第1
    の電極板及び前記第2の電極板を組み合わせて、前記半
    導体素子、前記第1の中間導電板、前記第2の中間導電
    板及び前記補助電極板を収容する外囲器を構成している
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧接型半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の半導体素子は、それぞれ周囲
    を絶縁性樹脂のチップフレームによって囲まれているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の圧接型半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記ビッカース硬度が50以上の材料
    は、前記圧接力が働いているときには弾性変形領域にあ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の圧接
    型半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の中間導電板は、各半導体素子
    の第1の面に個別に接する複数の導電板からなり、前記
    第2の中間導電板は、全ての半導体素子の第2の面に接
    する1つの導電板からなることを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のいずれかに記載の圧接型半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の中間導電板は、各半導体素子
    の第1の面に個別に接する複数の導電板からなり、前記
    第2の中間導電板は、前記各半導体素子の第2の面に個
    別に接する1つの導電板からなることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6のいずれかに記載の圧接型半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1の中間導電板及び前記第2の中
    間導電板の間に互いに前記チップフレームが接するよう
    に同一平面に配置された前記半導体素子は、複数種の半
    導体素子からなり、これら各種はそれぞれ複数個有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記
    載の圧接型半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体素子は、複数のフリーホイ
    ールダイオード及び複数のIGBTからなり、前記フリ
    ーホイールダイオードは、中心部に配置され、前記IG
    BTは、周辺部に配置されていることを特徴とする請求
    項9に記載の圧接型半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記前記同一平面に配置された半導体
    素子上には前記第1の中間導電板に前記第1の電極板が
    当接するのをガイドするガイド口を備えたガイド板が介
    在していることを特徴とする請求項1乃至請求項10の
    いずれかに記載の圧接型半導体装置。
JP2000343800A 2000-11-10 2000-11-10 圧接型半導体装置 Expired - Lifetime JP3973832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000343800A JP3973832B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 圧接型半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000343800A JP3973832B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 圧接型半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002151646A true JP2002151646A (ja) 2002-05-24
JP3973832B2 JP3973832B2 (ja) 2007-09-12

Family

ID=18818111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000343800A Expired - Lifetime JP3973832B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 圧接型半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3973832B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011159780A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
WO2019116736A1 (ja) * 2017-12-12 2019-06-20 三菱電機株式会社 圧接型半導体装置及び圧接型半導体装置の製造方法
CN110047805A (zh) * 2019-04-30 2019-07-23 无锡天杨电子有限公司 一种igbt陶瓷管壳应力自适应调节结构
JP2020047750A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 株式会社東芝 半導体装置
CN112687676A (zh) * 2020-12-14 2021-04-20 株洲中车时代半导体有限公司 压接式igbt子模组及压接式igbt模块
WO2022259503A1 (ja) * 2021-06-11 2022-12-15 三菱電機株式会社 圧接型半導体装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6736531B2 (ja) * 2017-09-14 2020-08-05 株式会社東芝 半導体装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011159780A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
WO2019116736A1 (ja) * 2017-12-12 2019-06-20 三菱電機株式会社 圧接型半導体装置及び圧接型半導体装置の製造方法
JP2020047750A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 株式会社東芝 半導体装置
CN110931470A (zh) * 2018-09-19 2020-03-27 株式会社东芝 半导体装置
US11233048B2 (en) 2018-09-19 2022-01-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
JP7010794B2 (ja) 2018-09-19 2022-01-26 株式会社東芝 半導体装置
CN110931470B (zh) * 2018-09-19 2023-10-13 株式会社东芝 半导体装置
CN110047805A (zh) * 2019-04-30 2019-07-23 无锡天杨电子有限公司 一种igbt陶瓷管壳应力自适应调节结构
CN112687676A (zh) * 2020-12-14 2021-04-20 株洲中车时代半导体有限公司 压接式igbt子模组及压接式igbt模块
CN112687676B (zh) * 2020-12-14 2023-06-27 株洲中车时代半导体有限公司 压接式igbt子模组及压接式igbt模块
WO2022259503A1 (ja) * 2021-06-11 2022-12-15 三菱電機株式会社 圧接型半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3973832B2 (ja) 2007-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3256636B2 (ja) 圧接型半導体装置
JP2930074B1 (ja) 半導体装置
US4996586A (en) Crimp-type semiconductor device having non-alloy structure
JP3319569B2 (ja) 圧接型半導体装置
JP3973832B2 (ja) 圧接型半導体装置
JP2002222916A (ja) 圧接型半導体装置
JP5098630B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3432708B2 (ja) 半導体装置と半導体モジュール
JP4706551B2 (ja) パワー半導体素子及びパワーモジュール
JP4409064B2 (ja) パワー素子を含む半導体装置
JP3709713B2 (ja) 半導体装置
JP2000058820A (ja) パワー半導体素子及びパワーモジュール
WO2020241239A1 (ja) 半導体装置
JP2000074988A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004214368A (ja) 半導体装置
WO2023203688A1 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JPH07202202A (ja) 電力用mosデバイスチップ及びパッケージアッセンブリ
JPH0878619A (ja) 電力用半導体装置
CN116913792B (zh) 一种双面散热封装模块及制作方法
JP4218479B2 (ja) 半導体装置
JPH09275186A (ja) 半導体装置
JP2024054535A (ja) 半導体装置
JPH08222732A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置
JP2023027849A (ja) 半導体装置
JP2021040062A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070613

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3973832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term