JP2002130309A - 転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受Info
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- JP2002130309A JP2002130309A JP2000320842A JP2000320842A JP2002130309A JP 2002130309 A JP2002130309 A JP 2002130309A JP 2000320842 A JP2000320842 A JP 2000320842A JP 2000320842 A JP2000320842 A JP 2000320842A JP 2002130309 A JP2002130309 A JP 2002130309A
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- JP
- Japan
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- ring
- rolling bearing
- outer ring
- housing
- groove
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組付け性が良好であり、かつ、耐クリープ性
が高い転がり軸受を提供する。 【解決手段】 外輪２の外周面７には凹溝８を形成し、
スプリング硬度がＨｓ６０〜７５であるＯリング６を凹
溝８に嵌入している。Ｏリング６の外周面９は凹溝８か
ら突出し、このＯリング６の突出量ＡはＯリング６の径
の４〜４０％である。
が高い転がり軸受を提供する。 【解決手段】 外輪２の外周面７には凹溝８を形成し、
スプリング硬度がＨｓ６０〜７５であるＯリング６を凹
溝８に嵌入している。Ｏリング６の外周面９は凹溝８か
ら突出し、このＯリング６の突出量ＡはＯリング６の径
の４〜４０％である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のス
タータ等に使用される転がり軸受に関する。
タータ等に使用される転がり軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、スタータ用転がり軸受としては、
図３に示すように、内輪３１と、外輪３２と、内輪３１
と外輪３２との間に配置された複数のボール３３とを備
え、スタータのハウジング４１に外輪３２が支持固定さ
れるものがある。このスタータのハウジング４１への組
付けを容易にするために、外輪３２はハウジング４１に
対してルーズ嵌め合いになっている。
図３に示すように、内輪３１と、外輪３２と、内輪３１
と外輪３２との間に配置された複数のボール３３とを備
え、スタータのハウジング４１に外輪３２が支持固定さ
れるものがある。このスタータのハウジング４１への組
付けを容易にするために、外輪３２はハウジング４１に
対してルーズ嵌め合いになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
転がり軸受では、外輪３２とハウジング４１との嵌め合
いがルーズに設定されているため、エンジン振動や、高
速回転する図示しないロータのアンバランス荷重が大き
い場合にその荷重が外輪３２に作用することにより、外
輪３２にクリープが発生して、軸受不具合になる場合が
あるという問題がある。
転がり軸受では、外輪３２とハウジング４１との嵌め合
いがルーズに設定されているため、エンジン振動や、高
速回転する図示しないロータのアンバランス荷重が大き
い場合にその荷重が外輪３２に作用することにより、外
輪３２にクリープが発生して、軸受不具合になる場合が
あるという問題がある。
【０００４】そこで、本発明の目的は、組付け性が良好
であり、かつ、耐クリープ性が高い転がり軸受を提供す
ることにある。
であり、かつ、耐クリープ性が高い転がり軸受を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明の転がり軸受は、外輪の外周面に形
成された凹溝と、この凹溝内に嵌入され、上記凹溝から
突出するＯリングとを備えた転がり軸受であって、上記
Ｏリングの硬度がＨｓ６０〜７５であると共に、上記Ｏ
リングにおける上記凹溝からの突出量が上記Ｏリングの
径の４〜４０％に設定されていることを特徴としてい
る。
め、請求項１の発明の転がり軸受は、外輪の外周面に形
成された凹溝と、この凹溝内に嵌入され、上記凹溝から
突出するＯリングとを備えた転がり軸受であって、上記
Ｏリングの硬度がＨｓ６０〜７５であると共に、上記Ｏ
リングにおける上記凹溝からの突出量が上記Ｏリングの
径の４〜４０％に設定されていることを特徴としてい
る。
【０００６】上記請求項１の発明の転がり軸受によれ
ば、上記外輪を例えばハウジングに組付ける時に、Ｏリ
ングが径方向内側に圧縮されるから、外輪をハウジング
に容易に組み付けることができる。また、例えばエンジ
ン振動やアンバランス荷重が外輪に作用しても、外輪が
ハウジングにＯリングによって確実に固定されるから、
外輪のクリープを防止することができる。このようなＯ
リングの硬度がＨｓ６０〜７５であると共に、Ｏリング
における凹溝からの突出量をＯリングの径の４〜４０％
に設定することによって、組付け性を十分に良好にで
き、かつ、耐クリープ性を十分に高めることができる。
ば、上記外輪を例えばハウジングに組付ける時に、Ｏリ
ングが径方向内側に圧縮されるから、外輪をハウジング
に容易に組み付けることができる。また、例えばエンジ
ン振動やアンバランス荷重が外輪に作用しても、外輪が
ハウジングにＯリングによって確実に固定されるから、
外輪のクリープを防止することができる。このようなＯ
リングの硬度がＨｓ６０〜７５であると共に、Ｏリング
における凹溝からの突出量をＯリングの径の４〜４０％
に設定することによって、組付け性を十分に良好にで
き、かつ、耐クリープ性を十分に高めることができる。
【０００７】上記Ｏリングの硬度がＨｓ７５より大きく
なると、いわゆる組付け荷重が増加して、組付け性が悪
くなる。また、上記Ｏリングの硬度がＨｓ６０未満だ
と、外輪とハウジングとのＯリングを介しての結合が不
充分になって、外輪の耐クリープ性が不充分になる。
なると、いわゆる組付け荷重が増加して、組付け性が悪
くなる。また、上記Ｏリングの硬度がＨｓ６０未満だ
と、外輪とハウジングとのＯリングを介しての結合が不
充分になって、外輪の耐クリープ性が不充分になる。
【０００８】上記Ｏリングの突出量がＯリングの径の４
０％を越えると、外輪をハウジングに組み付ける時に、
Ｏリングが切れる可能性がある。また、上記Ｏリングの
突出量がＯリングの径の４％未満だと、外輪とハウジン
グとのＯリングを介しての結合が弱くなって、外輪の耐
クリープ性が不充分になる。
０％を越えると、外輪をハウジングに組み付ける時に、
Ｏリングが切れる可能性がある。また、上記Ｏリングの
突出量がＯリングの径の４％未満だと、外輪とハウジン
グとのＯリングを介しての結合が弱くなって、外輪の耐
クリープ性が不充分になる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の転がり軸受を図示
の実施の形態により詳細に説明する。
の実施の形態により詳細に説明する。
【００１０】図１は本発明の実施の一形態のスタータ用
転がり軸受の断面図である。この転がり軸受は、図１に
示すように、内輪１と、外輪２と、内輪１と外輪２との
間に配置された複数のボール３とを備えていて、上記外
輪２がスタータのアルミ合金製や炭素鋼製ハウジング１
１に支持固定されている。上記外輪２の外周面７には凹
溝８を形成し、スプリング硬度がＨｓ６０〜７５である
例えばニトリルゴムからなるＯリング６をその凹溝８に
嵌入している。このＨｓはＪＩＳで規定されたスプリン
グ硬度である。また、上記内輪１と外輪２との間にかつ
ボール３の両側には芯金付のゴムシール５,５を設けて
いる。なお、４は、複数のボール３を周方向に一定間隔
をあけて保持する保持器である。
転がり軸受の断面図である。この転がり軸受は、図１に
示すように、内輪１と、外輪２と、内輪１と外輪２との
間に配置された複数のボール３とを備えていて、上記外
輪２がスタータのアルミ合金製や炭素鋼製ハウジング１
１に支持固定されている。上記外輪２の外周面７には凹
溝８を形成し、スプリング硬度がＨｓ６０〜７５である
例えばニトリルゴムからなるＯリング６をその凹溝８に
嵌入している。このＨｓはＪＩＳで規定されたスプリン
グ硬度である。また、上記内輪１と外輪２との間にかつ
ボール３の両側には芯金付のゴムシール５,５を設けて
いる。なお、４は、複数のボール３を周方向に一定間隔
をあけて保持する保持器である。
【００１１】図２に、上記ハウジング１１に装着される
前の状態の転がり軸受の要部の断面図を示す。図２に示
すように、上記Ｏリング６の外周面９は凹溝８から突出
し、このＯリング６の突出量ＡをＯリング６の径の４〜
４０％に設定している。
前の状態の転がり軸受の要部の断面図を示す。図２に示
すように、上記Ｏリング６の外周面９は凹溝８から突出
し、このＯリング６の突出量ＡをＯリング６の径の４〜
４０％に設定している。
【００１２】上記構成の転がり軸受によれば、外輪２を
ハウジング１１に組み付ける時に、Ｏリング６が径方向
内側に圧縮されるから、外輪２をハウジング１１に容易
に組み付けることができる。また、例えばエンジン振動
やアンバランス荷重が外輪２に作用しても、外輪２がハ
ウジング１１にＯリング６によって確実に固定されるか
ら、外輪２においてクリープの発生を阻止できる。この
ようなＯリング６の硬度がＨｓ６０〜７５であると共
に、Ｏリング６における凹溝８からの突出量がＯリング
６の径の４〜４０％であるから、組付け性が十分に良好
であり、かつ、耐クリープ性が十分に高くなっている。
ハウジング１１に組み付ける時に、Ｏリング６が径方向
内側に圧縮されるから、外輪２をハウジング１１に容易
に組み付けることができる。また、例えばエンジン振動
やアンバランス荷重が外輪２に作用しても、外輪２がハ
ウジング１１にＯリング６によって確実に固定されるか
ら、外輪２においてクリープの発生を阻止できる。この
ようなＯリング６の硬度がＨｓ６０〜７５であると共
に、Ｏリング６における凹溝８からの突出量がＯリング
６の径の４〜４０％であるから、組付け性が十分に良好
であり、かつ、耐クリープ性が十分に高くなっている。
【００１３】上記Ｏリング６の硬度がＨｓ７５を越える
と、いわゆる組付け荷重が増加して、外輪２のハウジン
グ１１への組み付けが困難になる。また、上記Ｏリング
６の硬度がＨｓ６０未満だと、外輪２とハウジング１１
とにおいてＯリング６を介した連結が不充分になって、
外輪２にクリープが発生する。
と、いわゆる組付け荷重が増加して、外輪２のハウジン
グ１１への組み付けが困難になる。また、上記Ｏリング
６の硬度がＨｓ６０未満だと、外輪２とハウジング１１
とにおいてＯリング６を介した連結が不充分になって、
外輪２にクリープが発生する。
【００１４】上記Ｏリング６の突出量がＯリング６の径
の４０％より大きくなると、外輪２をハウジング１１に
組み付ける時に、Ｏリング６が切れる可能性がある。ま
た、上記Ｏリング６の突出量がＯリング６の径の４％未
満だと、外輪２とハウジング１１とにおいてＯリング６
を介した連結が弱くなって、外輪２にクリープが生じて
しまう。
の４０％より大きくなると、外輪２をハウジング１１に
組み付ける時に、Ｏリング６が切れる可能性がある。ま
た、上記Ｏリング６の突出量がＯリング６の径の４％未
満だと、外輪２とハウジング１１とにおいてＯリング６
を介した連結が弱くなって、外輪２にクリープが生じて
しまう。
【００１５】上記実施の形態では、外輪２をスタータの
ハウジング１１に支持固定してが、外輪２をスタータ以
外のハウジングに支持固定してもよい。
ハウジング１１に支持固定してが、外輪２をスタータ以
外のハウジングに支持固定してもよい。
【００１６】また、上記内輪１と外輪２との間に配置す
るのは、ボールに限らず、例えば円柱や円錐ころであっ
てもよい。
るのは、ボールに限らず、例えば円柱や円錐ころであっ
てもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項１の発
明の転がり軸受は、Ｏリングの硬度がＨｓ６０〜７５で
あると共に、Ｏリングの凹溝からの突出量がＯリングの
径の４〜４０％に設定されているから、組付け性および
耐クリープ性を向上できる。
明の転がり軸受は、Ｏリングの硬度がＨｓ６０〜７５で
あると共に、Ｏリングの凹溝からの突出量がＯリングの
径の４〜４０％に設定されているから、組付け性および
耐クリープ性を向上できる。
【図１】 図１は本発明の実施の一形態のスタータ用転
がり軸受の組付け後の断面図である。
がり軸受の組付け後の断面図である。
【図２】 図２は上記転がり軸受の組付け前の断面図で
ある。
ある。
【図３】 図３は従来のスタータ用転がり軸受の断面図
である。
である。
２ 外輪 ６ Ｏリング ７ 外周面 １１ ハウジング
Claims (1)
- 【請求項１】 外輪の外周面に形成された凹溝と、この
凹溝内に嵌入され、上記凹溝から突出するＯリングとを
備えた転がり軸受であって、 上記Ｏリングの硬度がＨｓ６０〜７５であると共に、上
記Ｏリングにおける上記凹溝からの突出量が上記Ｏリン
グの径の４〜４０％に設定されていることを特徴とする
転がり軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000320842A JP2002130309A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000320842A JP2002130309A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 転がり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002130309A true JP2002130309A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18799060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000320842A Pending JP2002130309A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002130309A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004176785A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
| JP2004308839A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Koyo Seiko Co Ltd | 転がり軸受 |
| JP2006161876A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
| DE102005032888A1 (de) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Schaeffler Kg | Sicherung eines Lagerringes |
| WO2007087701A1 (en) * | 2006-01-31 | 2007-08-09 | John Horvat | Bearing anti creep device & method |
| JP2008157396A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Nsk Ltd | クリープ防止転がり軸受 |
| US7736064B2 (en) | 2003-12-24 | 2010-06-15 | Jtekt Corporation | Rolling bearing and motor device using the same |
| US8388232B2 (en) | 2007-01-11 | 2013-03-05 | Nsk Ltd. | Rolling bearing |
| JP2015072034A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受 |
| JP2015215061A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受 |
| JP2017009083A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 株式会社ジェイテクト | 転がり軸受 |
Citations (6)
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| JP2000156952A (ja) * | 1998-11-17 | 2000-06-06 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
| JP2000230564A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Nsk Ltd | 回転軸支持構造 |
-
2000
- 2000-10-20 JP JP2000320842A patent/JP2002130309A/ja active Pending
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