JP2002129102A - コーティング用組成物及びプラスチック成形物 - Google Patents

コーティング用組成物及びプラスチック成形物

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JP2002129102A
JP2002129102A JP2000328384A JP2000328384A JP2002129102A JP 2002129102 A JP2002129102 A JP 2002129102A JP 2000328384 A JP2000328384 A JP 2000328384A JP 2000328384 A JP2000328384 A JP 2000328384A JP 2002129102 A JP2002129102 A JP 2002129102A
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oxide
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JP2000328384A
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English (en)
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Hisashi Ogasawara
恒 小笠原
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Nikon Essilor Co Ltd
Original Assignee
Nikon Essilor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高屈折率を有するプラスチック成形体に対応
できる、干渉縞を発生させず、耐擦傷性、表面硬度、耐
磨耗性、可撥性、透明性、耐光性の性能を向上し、かつ
使用可能期間の長いコーティング用組成物、及びそれか
ら形成される高屈折率の硬化膜を有する透明プラスチッ
ク成形物部材の提供。 【解決手段】 (A)1個以上の官能基を有する有機ケ
イ素化合物又はその加水分解物、特に、R
i(OR4−(a+b)化合物又はその加水分解物
及び(B)ルチル型結晶系を形成するチタンおよびスズ
含有の複合酸化物微粒子からなる主成分と、(C)ED
TA系金属キレート化合物、(D)金属キレート化合物
及び(E)無機塩から選ばれた少なくとも一種の硬化触
媒とからなるコーティング用組成物及びそれからなる硬
化膜を有するプラスチック成形物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック材料
に塗布するコーティング用組成物に関し、特にレンズ等
の光学用透明プラスチック成形体の保護コーティング用
組成物及びそのコーティング用組成物からなる硬化膜を
設けた透明プラスチック成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学材料として、従来のガラスに
代わってプラスチック材料が使用されるようになってき
た。プラスチック材料からなる成形体は、軽量、昜加工
性、耐衝撃性に優れるなどの長所を持っている反面、硬
度が不十分で傷がつき易い、溶媒に侵され易い、帯電し
易くほこりを吸着する、耐熱性が不十分である等の問題
点があり、眼鏡レンズ、窓材等として使用するには、無
機ガラス成形体に比べ実用上不十分な面を有していた。
【0003】そこで、プラスチック成形体のこれらの問
題点を改良する手段として、プラスチック成形体に保護
コートを施すことが提案された。保護コートに使用され
るコーティング組成物としては、多数提案されている。
例えば、特開昭52−11261号公報では、有機ケイ
素化合物又はその加水分解物を主成分(樹脂成分又は塗
膜成分)とするコーティング組成物が眼鏡レンズのハー
ドコートに使用されている。また、特開昭53−111
336号公報では、コロイド状に分散したシリカゾルを
添加したコーティング組成物が眼鏡レンズ用ハードコー
トに使用されている。しかしながら、これらのコーティ
ング材は、塗膜の性能が十分でなく、耐擦傷性等におい
て、未だ十分ではなかった。さらに、これらの塗膜性能
を向上させるために、特開平5−339541号公報で
は、エポキシ基含有有機ケイ素化合物等とエチレンジア
ミン四酢酸塩のような金属錯体化合物からなるコーティ
ング組成物を用いることが提案され、ポットライフ、使
い易さ、塗り易さ等が改良されてきている。
【0004】ところで、各種プラスチック製光学製品の
うち、特に眼鏡レンズ等においてはガラスよりも軽量
で、かつ成形が容易であることから、ポリメチルメタク
リレート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
トをモノマーの状態で注型重合することによって製造さ
れていた。このようなレンズは、屈折率が約1.50で
あり、ガラスレンズの屈折率1.52に比べ低いことか
ら、近視用レンズの場合は、縁の厚みが増すという問題
があった。そのため、ジエチレングリコールビスアリル
カーボネートを用いたプラスチックより屈折率の高いプ
ラスチックを製造できるモノマーが開発されてきてい
る。例えば、分子中にハロゲン原子を導入したり、チオ
ウレタン結合を形成したり、ラジカル重合性化合物とス
チレンを共重合するなどでプラスチックの屈折率を1.
50以上にすることによりレンズの軽量化、薄縁化など
を図ることがなされてきている。さらに最近、分子内に
1つ以上のジスルフィド結合を有する(チオ)エポキシ
化合物を用い、高いアッベ数を維持しながら、屈折率
1.71以上となるプラスチックレンズも開発されてき
ている(特開平11−322930号公報参照)。
【0005】しかしながら、屈折率が1.50以上のプ
ラスチックレンズの表面上に上記有機ケイ素化合物とコ
ロイダルシリカからなるコーティング材やエポキシ基含
有有機ケイ素化合物等とエチレンジアミン四酢酸塩のよ
うな金属錯体化合物からなるコーティング組成物を塗膜
すると、塗膜の屈折率がプラスチックレンズの屈折率に
比べて低いため、膜が干渉縞を発生し、レンズの外観が
好ましくなくなるという問題がある。
【0006】そこで、コーティング材の屈折率を上げる
ために、酸化スズゾル、酸化チタンゾル、酸化アンチモ
ンゾル、酸化タングステンゾル等の無機微粒子ゾル又は
それらの複合ゾルが添加されてきた。しかしながら、硬
化膜の高屈折率化に限界があったり、コーティング組成
物の安定性、硬化膜の耐光性などに問題があったりし
て、高屈折率レンズに対応できる高屈折率硬化膜を形成
するコーティング組成物は、未だ得られていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高屈
折率を有するプラスチック成形体、特に屈折率が1.6
0〜1.74の高い屈折率を有するプラスチックレンズ
に対応できる、硬化によって得られる塗膜向けのコーテ
ィング用組成物であって、干渉縞を発生させず、耐擦傷
性、表面硬度、耐磨耗性、可撥性、透明性、帯電防止
性、耐熱性、耐水性、耐光性の性能を向上し、かつ使用
可能期間の長いコーティング用組成物、及びそれから形
成される高屈折率の硬化膜を有する透明プラスチック成
形物部材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これらの問
題点を解決し高耐久性を有する透明プラスチック成形物
部材を得るために、コーティング用組成物等について鋭
意検討を行い、特定の有機ケイ素化合物又はその加水分
解物とルチル型結晶系を有するチタン及びスズを含有す
る複合酸化物ゾルからなる組成物が、上記課題を解決で
きるコーティング材となることを見出し、本発明を完成
した。
【0009】すなわち、本発明の第1(請求項1の発
明)は、下記の成分(A)及び(B)を主成分とし、
(C)、(D)及び(E)から選ばれた少なくとも一種
の化合物を硬化触媒とすることを特徴とするコーティン
グ用組成物である。 (A)1個以上の官能基を有する有機ケイ素化合物又は
その加水分解物 (B)ルチル型結晶系を有するチタン及びスズを含有す
る複合酸化物微粒子 (C)EDTA系金属キレート化合物 (D)一般式(III)で表される金属キレート化合物 M・X・Y3−n (III) (但し、式中、MはZn、Mn、Mg、Fe、Cu、
Co、Ca、Bi又はAlを示し、Xは低級アルコキシ
基、YはRCOCHCOR及びRCOCH
OORからなる群から選ばれた化合物から生ずる配位
子(R、R、R及びRは低級アルキル基)を示
し、nは0、1または2である。) (E)無機塩
【0010】また、本発明の第2(請求項2の発明)
は、前記成分(A)が、一般式(I)で表される有機ケ
イ素化合物であることを特徴とする第1の発明に記載の
コーティング用組成物である。 R Si(OR4−(a+b) (I) (但し、式中、Rは官能基又は不飽和二重結合を有す
る炭素数2〜14の有機基であり、Rは炭素数1〜2
の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基であり、R
炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシアルキル基又は
アシル基であり、aは0又は1であり、bは0〜2であ
り、且つa+bは1又は2である。)
【0011】また、本発明の第3(請求項3の発明)
は、前記成分(B)が、酸化チタン、酸化スズ及び酸化
ケイ素から構成される複合酸化物ゾルであることを特徴
とする第1又は2の発明に記載のコーティング用組成物
である。
【0012】また、本発明の第4(請求項4の発明)
は、前記成分(B)が、酸化チタン、酸化スズ及び酸化
ジルコニウムから構成される複合酸化物ゾルであること
を特徴とする第1又は2の発明に記載のコーティング用
組成物である。
【0013】また、本発明の第5(請求項5の発明)
は、前記成分(B)が、酸化チタン、酸化スズ、酸化ケ
イ素及び酸化ジルコニウムから構成される複合酸化物ゾ
ルであることを特徴とする第1又は2の発明に記載のコ
ーティング用組成物である。
【0014】また、本発明の第6(請求項6の発明)
は、前記EDTA系金属化合物が、一般式(II)で表
される金属錯体化合物である第1乃至5のいずれかの発
明に記載のコーティング用組成物である。 M[CHN(CHCOO) (II) (但し、式中、Mは、Zn、Mn、Mg、Fe、C
u、Co、Ca、Bi又はAlを示す。)
【0015】また、本発明の第7(請求項7の発明)
は、下記(F)又は(G)から選ばれる少なくとも1種
類の化合物を含有する第1乃至6のいずれかの発明に記
載のコーティング用組成物である。 (F)少なくとも1個の炭素数3以上の飽和炭化水素基
を有する有機ケイ素化合物またはその加水分解物 (G)エポキシ化合物
【0016】また、本発明の第8(請求項8の発明)
は、コーティング用組成物からなる硬化膜の屈折率が
1.60以上である第1乃至7のいずれかの発明に記載
のコーティング用組成物である。
【0017】また、本発明の第9(請求項9の発明)
は、プラスチック基材表面上に第1乃至8のいずれかの
発明に記載のコーティング用組成物からなる硬化膜を有
することを特徴とするプラスチック成形物である。
【0018】また、本発明の第10(請求項10の発
明)は、前記コーティング用組成物からなる硬化膜に接
して、反射防止機能を有する無機酸化膜を形成したこと
を特徴とする第9の発明に記載のプラスチック成形物で
ある。
【0019】また、本発明の第11(請求項11の発
明)は、前記コーティング用組成物からなる硬化膜に接
して、反射防止機能を有する無機酸化膜及び水ヤケ防止
膜を設けたこと特徴とする第9の発明に記載のプラスチ
ック成形物である。
【0020】また、本発明の第12(請求項12の発
明)は、前記プラスチック基材の屈折率が1.60以上
であることを特徴とする第9乃至11のいずれかの発明
に記載のプラスチック成形物である。
【0021】また、本発明の第13(請求項13の発
明)は、第9乃至12のいずれかの発明に記載のプラス
チック成形物からなることを特徴とする透明部材であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成を詳細に説明
する。本発明で使用する(A)成分は、1個以上の官能
基を有する有機ケイ素化合物又はその加水分解物であ
る。1個以上の官能基を有する有機ケイ素化合物として
は、一般式(I)で表される有機ケイ素化合物が挙げら
れる。 R Si(OR4−(a+b) (I)
【0023】式(I)において、Rは、官能基又は不
飽和二重結合を有する炭素数2〜14の有機基であり、
例えば、ビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリル
基、エポキシ基、メルカプト基、シアノ基、イソシアノ
基、アミノ基等が挙げられる。Rは、炭素数1〜2の
炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基であり、例えば、
メチル基、エチル基等のアルキル基又はクロロメチル
基、クロロエチル基、クロロプロピル基等であり、R
は、炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシアルキル基
又はアシル基であり、aは0又は1であり、bは0〜2
であり、且つa+bは1又は2である。
【0024】一般式(I)で表される具体的な化合物と
しては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、ビニルジメチルエトキシシラン、アリルトリエトキ
シシラン、アリルトリメトキシシラン、γ−アクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
メチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメ
チルエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメ
チルメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
スメトキシエトキシシラン、グリシドキシメチルトリメ
トキシシラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラ
ン、α−グリシドキシエチルトリメトキシシラン、α−
グリシドキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシド
キシエチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシエチ
ルトリエトキシシラン、α−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、α−グリシドキシプロピルトリエトキ
シシラン、β−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリプロポキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリフェノキシシラン、α−グリシドキシブチルトリ
メトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリエトキシ
シラン、β−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、
β−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、γ−グリ
シドキシブチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
ブチルトリエトキシシラン、δ−グリシドキシブチルト
リメトキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリエトキ
シシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル
トリメトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)メチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリブトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシエト
キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリフェノキシシラン、γ−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、γ−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリエト
キシシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
ブチルトリメトキシシラン、δ−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)ブチルトリエトキシシラン、グリシドキ
シメチルメチルジメトキシシラン、グリシドキシメチル
メチルジエトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチ
ルジメトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジ
エトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジメト
キシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジエトキシ
シラン、α−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン、α−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジプロポキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジブトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシエトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジフェノキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジプロポキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルビニルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリエトキシシラン、メルカプトメ
チルジメチルエトキシシラン、メルカプトメチルメチル
ジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメ
トキシシラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン、N−(β−アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β
−アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、δ−アミノブチルジ
メチルメトキシシラン、δ−アミノブチルトリエトキシ
シラン、γ−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、
γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルト
リエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリアセトキシ
シラン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロロメチ
ルトリエトキシシランなどが挙げられる。これらは、2
種以上混合して用いることも可能である。また加水分解
を行ってから用いるか、硬化後に被膜を酸処理してもよ
い。
【0025】なお、有機ケイ素化合物の加水分解物は、
上記有機ケイ素化合物中に、純水、塩酸水溶液、硫酸水
溶液、酢酸水溶液等の酸性水溶液を添加して攪拌するこ
とにより得られる。その際、純水、あるいは酸性水溶液
の添加量を調節することによって加水分解の度合をコン
トロールすることも容易に可能である。加水分解によ
り、上記Rの一部又は全部が水素原子に置換された化
合物となる。
【0026】本発明で用いる(B)成分の複合酸化物微
粒子は、ルチル型結晶系を形成するチタンおよびスズ含
有微粒子であって、コーティング用組成物からなる硬化
膜の高屈折率化、硬度の向上、コーティング用組成物の
安定性のために用いられる成分である。酸化物微粒子成
分にスズを使うことによって、チタン含有微粒子はルチ
ル型結晶系を形成するようになり、耐候性はアナターゼ
型結晶性のチタン含有微粒子と比較して大きく向上す
る。また、酸化物微粒子成分にスズを用いることによ
り、コーティング用組成物は安定に存在することができ
るようになる。複合酸化物微粒子成分の平均粒子径は、
0.1〜300nmが好ましく、より好ましくは2〜2
0nmである。
【0027】複合酸化物微粒子の具体例としては、酸化
チタン(TiO)−酸化スズ(SnO)−酸化ケイ
素(SiO)の複合酸化物ゾル、酸化チタン(TiO
)−酸化スズ(SnO)−酸化ジルコニウム(Zr
)の複合酸化物ゾル、酸化チタン(TiO)−酸
化スズ(SnO)−酸化ケイ素(SiO)−酸化ジ
ルコニウム(ZrO)の複合酸化物ゾルがある。それ
らは単独で用いてもよいし、安定性を増した該複合酸化
物ゾルを酸化ケイ素および有機ケイ素化合物および有機
金属化合物等により処理してもよい。酸化ケイ素などに
よる処理とは、微粒子を含む分散媒体中で該酸化物微粒
子表面に、酸化ケイ素微粒子を公知の方法で成長させる
ことである。
【0028】上記複合酸化物ゾルにおける、酸化スズ、
酸化チタン、酸化ケイ素又は酸化ジルコニウムの混合重
量比率は、特に制限はなく、任意の混合比であってよい
が、コーティング用組成物から成膜したときのハードコ
ート膜の屈折率を考慮して決定することが重要である。
また、耐候性に関しても影響が及ぶため、この点につい
ても考慮する必要がある。通常、酸化スズが20〜80
重量%、酸化チタンが20〜80重量%、酸化ケイ素又
は酸化ジルコニウムが0.5〜20重量%である。
【0029】また使用の際には、該複合酸化物微粒子粉
末を直接用いても、液状媒体に分散させたコロイド状で
用いてもよい。上記液状媒体としては、水、メタノー
ル、エタノール、プロパノール等の親水性アルコール系
もしくはその他の有機溶媒が好ましい。また、有機ケイ
素化合物、有機金属化合物による処理とは、該複合酸化
物微粒子を含む分散媒体中で化合物を添加し、加熱攪拌
することによる方法である。
【0030】本発明のコーティング用組成物において、
(B)成分の使用量は、(A)成分100重量部(固形
分)当たり、10〜400重量部(固形分)が好まし
い。硬化膜の屈折率を制御するには、(A)成分に対す
る(B)成分の使用量を変えることにより可能である。
また、(B)成分の使用量を一定にして複合酸化物ゾル
中の各金属成分の比率を変えることによっても可能であ
る。
【0031】上記(A)成分及び(B)成分からなるコ
ーティング用組成物は、プラスチック成形物上に塗布
し、硬化させることにより硬化膜として用い、硬化反応
を促進し、低温で硬化させるために、硬化触媒を用い
る。
【0032】硬化触媒は、(A)成分を重合させて3次
元網目構造の硬化膜を形成させる上で時間を短縮させる
ために使用されるもので、次の(C)、(D)及び
(E)成分として示す硬化触媒の内の少なくとも1種の
触媒を上記の成分(A)及び(B)成分に配合して用い
る。
【0033】(C)EDTA系金属キレート化合物 硬化触媒として用いることができるEDTA系金属キレ
ート化合物としては、一般式(II)で表される化合物
である。 M[CHN(CHCOO) (II) (II)式中、Mは、Zn、Mn、Mg、Fe、C
u、Co、Ca、Bi又はAlを示す。具体的な化合物
としては、エチレンジアミン四酢酸鉄、エチレンジアミ
ン四酢酸アルミニウム、エチレンジアミン四酢酸亜鉛、
エチレンジアミン四酢酸マンガン、エチレンジアミン四
酢酸マグネシウム、エチレンジアミン四酢酸銅、エチレ
ンジアミン四酢酸コバルト、エチレンジアミン四酢酸カ
ルシウム、エチレンジアミン四酢酸ビスマスなどが挙げ
られる。なお、これらの金属錯体は、一般には、次式
(II)’の形で用いられている。 M[CHN(CHCOO)Na (II)’ (ただし、cは、1又は2である。)
【0034】これらのEDTA系金属キレート化合物
は、2種以上混合して用いることも可能である。(C)
成分の使用量は、(A)成分100重量部(固形分)当
たり、0.0001〜40重量部(固形分)を使用する
のが好ましい。
【0035】(D)金属キレート化合物 硬化触媒として用いることができる金属キレート化合物
としては、一般式(III)で表される。 M・X・Y3−n …(III) 式(III)中、MはZn、Mn、Mg、Fe、C
u、Co、Ca、Bi又はAlを示し、Xはメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の低級ア
ルコキシ基を示し、YはRCOCHCOR及びR
COCHCOORからなる群から選ばれた化合物
から生ずる配位子(R、R、R及びR はメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル
基を示す)を示し、nは0、1または2である。
【0036】(D)成分の具体例としては、アルミニウ
ムアセチルアセトナート、アルミニウムエチルアセトア
セテートビスアセチルアセトナート、アルミニウムビス
エチルアセトアセテートアセチルアセトナート、アルミ
ニウムジ−n−ブトキシドモノエチルアセトアセテー
ト、アルミニウムジ−i−プロポキシドモノメチルアセ
トアセテート、コバルトアセチルアセトナート、鉄(I
II)アセチルアセトナート、マンガンアセチルアセト
ナートなどが挙げられる。これらは、2種以上混合して
用いることも可能である。(D)成分の使用量は、
(A)成分100重量部(固形分)当たり、0.01〜
10重量部(固形分)を使用するのが好ましい。
【0037】(E)無機塩 硬化触媒として用いることができる無機塩としては、例
えば、亜塩素酸ナトリウム、塩化銅、アジ化ナトリウ
ム、亜ジチオン酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸
銀、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウムコバルト、ア
ミド硫酸アンモニウム、アミド硫酸コバルト、アミド硫
酸銅、アミド硫酸ニッケル、亜硫酸アンモニウム、亜硫
酸カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウ
ム、亜りん酸水素ナトリウム、一塩化硫黄、塩化亜鉛、
塩化アルミニウム、塩化アンチモン、塩化アンモニウ
ム、塩化インジウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化銀、塩化クロム、塩化コバルト、塩化酸化ジルコニ
ウム、塩化酸化ビスマス、塩化ジルコニウム、塩化スカ
ンジウム、塩化第一スズ、塩化第二スズ、塩化第一鉄、
塩化第一銅、塩化第一白金酸カリウム、塩化第二金酸ナ
トリウム、塩化第二鉄、塩化第二銅、塩化第二銅アンモ
ニウム、塩化第二白金酸ナトリウム、塩化タングステ
ン、塩化チタン、塩化ナトリウム、塩化ナトリウム白
金、塩化第二アンモニウム銅、塩化ニッケル、塩化白
金、塩化白金カリウム、塩化パラジウム、塩化バリウ
ム、塩化ビスマス、塩化マグネシウム、塩化マンガン、
塩化モリブデン、塩化ランタン、塩化リチウム、過塩素
酸カリウム、過塩素酸銀、過塩素酸コバルト、過塩素酸
鉄、過塩素酸銅、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸ニッケ
ル、過塩素酸バリウム、過塩素酸マグネシウム、過塩素
酸リチウム、過塩素酸アルミニウム、過塩素酸亜鉛、過
塩素酸アンモニウム、過ほう酸ナトリウム、過マンガン
酸カリウム、過沃素酸カリウム、過沃素酸ナトリウム、
過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、珪酸アルミニウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウ
ム、珪酸ジルコニウム、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシ
ウム、珪フッ化亜鉛、珪フッ化アンモニウム、珪フッ化
カリウム、珪フッ化ナトリウム、珪フッ化マグネシウ
ム、シアン化亜鉛、シアン化カリウム、シアン化銀、シ
アン化銅、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム銀、
シアン化カリウムコバルト、シアン化カリウム銅、四塩
化スズ、四塩化チタン、四酢酸塩、次酢酸塩、四硼酸カ
リウム、四硼酸ナトリウム、四硼酸リチウム、臭化亜
鉛、臭化アンモニウム、臭化カリウム、臭化銀、臭化コ
バルト、臭化スズ、臭化銅、臭化ナトリウム、臭化鉛、
臭化ニッケル、臭化バリウム、臭化リチウム、硝酸亜
鉛、硝酸アンモニウム、硝酸インジウム、硝酸カリウ
ム、硝酸ガリウム、硝酸カルシウム、硝酸コバルト、硝
酸ジルコニウム、硝酸スカンジウム、硝酸ストロンチウ
ム、硝酸鉄、硝酸銅、硝酸ナトリウム、硝酸鉛、硝酸ニ
ッケル、硝酸バリウム、硝酸ビスマス、硝酸マグネシウ
ム、硝酸マンガン、硝酸リチウム、水酸化亜鉛、水酸化
アルミニウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水
酸化セリウム、水酸化銅、水酸化鉄、水酸化ニッケル、
水酸化マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸銀、炭酸水素カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸バリウム、炭酸マンガン、炭酸ランタ
ン、炭酸リチウム、窒化クロム、窒化鉄、二塩化ジブチ
ルスズ、2亜硫酸ナトリウム、二クロム酸アンモニウ
ム、二クロム酸カリウム、硼酸亜鉛、硼酸アンモニウ
ム、硼酸ナトリウム、沃化亜鉛、沃化アンモニウム、沃
化アルミニウム、沃化カリウム、沃化カルシウム、沃化
銀、沃化コバルト、沃化スズ、沃化銅、沃化ナトリウ
ム、沃化鉛、沃化バリウム、沃化ビスマス、沃化リチウ
ム、硫化アンモニウム、硫化アンチモン、硫化カリウ
ム、硫化銀、硫化銅、硫化ナトリウム、硫化鉄、硫化
鉛、硫化ニッケル、硫化バリウム、硫化リチウム、硫酸
亜鉛、硫酸アンモニウム、硫酸アルミニウム、硫酸カリ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸ガリウム、硫酸銀、硫酸コ
バルト、硫酸スズ、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸ナトリウム、
硫酸鉛、硫酸ニッケル、硫酸マグネシウム、硫酸マンガ
ン、硫酸リチウム、りん酸亜鉛、りん酸アンモニウム、
りん酸アルミニウム、りん酸カリウム、りん酸カルシウ
ム、りん酸水素アルミニウム、りん酸水素カルシウム、
りん酸水素ナトリウム、りん酸水素マグネシウム、りん
酸水素マンガン、りん酸鉄、りん酸マグネシウム、りん
酸リチウムなどが挙げられる。これら無機塩は、2種以
上混合して用いることも可能である。無機塩の使用量は
(A)成分100重量部(固形分)当たり、0.01〜
15重量部(固形分)使用するのが好ましい。
【0038】上記のような硬化触媒を含有するコーティ
ング用組成物は、必要に応じて溶媒で希釈して用いるこ
とができる。溶媒として、水、アルコール類、エステル
類、ケトン類、エーテル類、ジメチルホルムアミド、芳
香族類などの溶媒が用いられ、必要に応じて混合溶媒を
用いることも可能である。
【0039】さらに、本発明においては、コーティング
用組成物からの硬化膜の可とう性、耐熱性を向上させる
ために、必要に応じて、次の(F)及び(G)成分から
選ばれる少なくとも一種の化合物を上記のコーティング
用組成物に添加するのが好ましい。この化合物を添加す
ることにより得られる硬化膜は可とう性、耐熱性、染色
性が向上し該硬化膜を塗布されたプラスチック成形物、
例えば、眼鏡レンズは、可とう性及び耐熱性、染色性が
優れたレンズとすることができる。
【0040】(F)少なくとも1個の炭素数3以上の飽
和炭化水素鎖を有する有機ケイ素化合物又はその加水分
解物 (F)成分の具体的な例としては、t−ブチルジフェニ
ルメトキシシラン、n−ブチルメチルジクロロシラン、
n−ブチルトリクロロシラン、t−ブチルトリクロロシ
ラン、n−ブチルトリメトキシシラン、ジ−n−プロピ
ルジクロロシラン、n−デシルトリメトキシシラン、n
−ドコシルメチルジクロロシラン、n−ドコシルトリク
ロロシラン、n−ドデシルトリクロロシラン、n−ドデ
シルトリエトキシシラン、n−エイコシルトリクロロシ
ラン、n−ヘプチルメチルジクロロシラン、n−へプチ
ルトリクロロシラン、n−ヘキサデシルジクロロシラ
ン、n−ヘキサデシルトリクロロシラン、n−ヘキサデ
シルトリエトキシシラン、ヘキサ−5−エニルジメチル
クロロシラン、ヘキサ−5−エニルトリクロロシラン、
ヘキシルジクロロシラン、n−ヘキシルジメトキシシラ
ン、n−ヘキシルメチルジクロロシラン、n−ヘキシル
トリクロロシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、
イソブチルジクロロシラン、イソブチルトリクロロシラ
ン、イソブチルトリメトキシシラン、メチルドデシルジ
クロロシラン、メチルドデシルジエトキシシラン、メチ
ル−n−オクタデシルジクロロシラン、メチル−n−オ
クタデシルジエトキシシラン、メチル−n−オクチルジ
クロロシラン、メチルトリ−n−デシルシオラン、n−
オクタデシルトリクロロシラン、n−オクタデシルトリ
エトキシシラン、n−オクタデシルトリメトキシシラ
ン、n−オクチルジメチルクロロシラン、n−オクチル
トリクロロシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、
n−プロピルトリメトキシシラン、n−アコンチルトク
ロロシラン、トリ−n−ヘキシルクロロシラン、トリイ
ソブチルシラン、n−ウンデシルトリクロロシラン等が
挙げられる。これらは、2種以上混合して用いることも
可能である。また加水分解を行ってから用いるか、硬化
後に被膜を酸処理してもよい。
【0041】(G)エポキシ化合物 (G)成分の具体的な例としては、エチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペン
チルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサ
ンジオールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジル
エーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、
2,2−ジブロモネオペンチルグリコールジグリシジル
エーテル、o−フタル酸ジグリシジルエーテル、グリセ
リンポリグリシジルエーテル、ジグリセリンポリグリシ
ジルエーテル、ポリグリセリンポリグリシジルエーテ
ル、ソルビトールポリグリシジルエーテルなどが挙げら
れる。これらは、2種以上混合して用いることも可能で
ある。
【0042】上記(F)成分又は(G)成分の使用量
は、コーティング用組成物の固形分の0.25〜50重
量%であることが望ましい。
【0043】本発明のコーティング用組成物には、上記
必須成分、任意成分の他に、さらに必要に応じて、塗膜
面の欠陥を改良するために、シリコン系界面活性剤、フ
ッ素系界面活性剤、非イオン系界面活性剤などのレベリ
ング剤、あるいは、密着性等を向上させるために、帯電
防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、分散染料、油用染
料、蛍光染料、顔料、フォトクロミック化合物、ヒンダ
ードアミン・ヒンダードフェノール系等の耐光・耐熱安
定剤、耐候性剤、さらに本発明以外の有機ケイ素化合物
やエポキシ樹脂、あるいは、液を安定させるためにpH
調製剤を添加することも可能である。
【0044】さらに、硬化塗膜の染色性を向上させる目
的で、エポキシ樹脂その他の有機ポリマーを併用するこ
とができる。エポキシ樹脂としては、塗料、注形用に汎
用されているポリオレフィン系エポキシ、シクロペンタ
ジエンオキシドや、シクロヘキセンオキシドあるいは、
ポリグリシジルエステルなどの脂環式エポキシ樹脂、ポ
リグリシジルエーテル、エポキシ化植物油、ノボラック
型フェノール樹脂とエピクロルヒドリンからなるエポキ
シノボラック、さらにはグリシジルメタクリレートのメ
チルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
【0045】本発明において、コーティング用組成物の
プラスチック基材への塗布方法はディップ法、スプレー
法、スピンコート法などの公知の方法であれば特に制限
はない。また、プラスチック基材の表面は、コーティン
グ用組成物からの硬化膜の密着性を向上させる目的で、
必要に応じて、アルカリ処理、酸処理、プラズマ処理、
プライマー処理、紫外線処理などの前処理を行っておく
ことも可能である。
【0046】プラスチック基材上には、本発明のコーテ
ィング用組成物よりなる硬化膜コート層を直接設けても
よいし、基材とコート層の間にプライマー層を形成する
ことも可能である。プライマー層を形成することによ
り、その上に形成するコート層と基材との密着性を向上
させることが可能であり、また耐衝撃性を向上させるこ
とも可能である。
【0047】プライマー層に用いられる材料としては、
ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹
脂、メラニン系樹脂、ポリビニルアセタールを主成分と
する組成物などが例示される。
【0048】上記プライマー組成物は、さらに塗布性の
改善を目的とした各種レベリング剤あるいは耐候性の向
上を目的とした紫外線吸収剤や酸化防止剤、さらに染料
や顔料、フォトクロミック染料やフォトクロミック顔料
その他、膜性能を高めたり機能を付加するための公知の
添加剤を併用することができる。
【0049】本発明において、上記プライマー組成物の
プラスチック基材上への塗布方法は、スピンコート法、
ディッピング法など公知の方法であれば特に制限はな
く、CVD法や真空蒸着法などの乾式法で形成すること
も可能である。また、プラスチック基材の表面は必要に
応じてアルカリ処理、プラズマ処理、紫外線処理などの
前処理を行っておくことが好ましい。
【0050】プライマー層の硬化後の膜厚は、0.1〜
10μmであり好ましくは0.2〜3μmである。プラ
イマー層の膜厚が0.1μmより薄いと耐衝撃性の改善
が十分でなく、また10μmより厚いと耐衝撃性の点で
は問題がないが、耐熱性と面精度が低下する。
【0051】また、プライマー組成物には、前記したよ
うなコーティング用組成物に用いたような無機酸化物微
粒子を混入させることが可能である。微粒子の混入によ
り、屈折率の調整、硬度の向上などの効果を付与するこ
とができる。これら微粒子としては、市販されている水
又は有機溶媒に分散した微粒子をそのまま用いることが
できる。無機酸化物微粒子の平均粒子径は1〜300n
mであり、好ましくは1〜50nmである。平均粒子径
が300nmを超えると光の散乱によるレンズの曇りが
生ずる。
【0052】プライマー組成物中の微粒子の添加量は、
固形分濃度として0.1〜30重量%であるが、硬化し
たプライマー層の屈折率がプラスチックレンズの屈折率
に一致するか、もしくは極めて近くなるように無機酸化
物粒子の種類、添加量が調整されるのが好ましい。
【0053】本発明のコーティング用組成物の硬化方法
としては、熱硬化方法、エネルギー線照射による硬化方
法等がある。熱硬化方法としては、前記熱硬化触媒を含
有したコーティング用組成物をプラスチック基材へ塗布
した後、温度40〜200℃、好ましくは60〜150
℃で、数時間、好ましくは30分〜5時間熱乾燥するこ
とにより硬化膜を形成することができる。また、エネル
ギー線照射を用いる硬化方法としては、上記熱硬化触媒
を含んだあるいは含まないコーティング用組成物をプラ
スチック基材に塗布後、電子線、α線やγ線等の放射
線、X線等を照射してコーティング用組成物を硬化させ
る。その他、コーティング用組成物に光硬化触媒を添加
して紫外線を照射することにより硬化膜を形成すること
もできる。
【0054】本発明のコーティング用組成物からの硬化
膜の厚さは、一般に、乾燥後で0.3〜30μmが好ま
しく、より好ましくは0.5〜10μmである。また、
得られた硬化膜の屈折率は、主として1.60以上のも
のを得ることができるが、原料成分構成の組み合わせを
変えることにより、ある程度自由に変更することがで
き、屈折率1.60以上の高屈折率プラスチックレンズ
に対して好ましく用いられる。中でも、屈折率が1.7
0以上のレンズ基材にも十分対応できる。特に、本発明
のコーティング用組成物からの硬化膜の効果がよく発揮
されるのは、プラスチック成形物の屈折率と本発明のコ
ーティング用組成物からの硬化膜の屈折率との差が、±
0.1の範囲にあるように用いるのが好ましく、より好
ましくは±0.05の範囲で用いると、一段とその効果
が発揮される。
【0055】本発明のコーティング用組成物を塗布する
プラスチック基材は、従来、光学部材として知られてい
る透明部材、特に透過性の高い光学用途用基材が好まし
い。例えば、ポリメチルメタクリレートおよびその共重
合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリカー
ボネート、セルロースアセテート、ポリ塩化ビニル、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネートポリマー、
ポリチオウレタン樹脂、エピスルフィド樹脂等が挙げら
れる。また、紫外線硬化型樹脂または紫外線硬化性と熱
硬化性の両者を兼ね備えた樹脂を用いることも可能であ
る。透明部材としては、レンズ、眼鏡レンズ、カメラレ
ンズ、プロジェクターレンズ等が挙げられる。
【0056】本発明のコーティング用組成物をプラスチ
ック基材からなるプラスチック成形物のハードコート層
に用いた場合、その上にSiO、TiO等の無機酸
化物からなる反射防止膜を形成することが可能である。
反射防止膜の形成方法は真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法、イオンビームアシスト
法、CVD法などの乾式法を用いて形成する。この反射
防止膜は、単層、多層の両者の構成が可能であり、多層
膜とすることが好ましく、低屈折率膜と高屈折率膜とを
交互に積層する多層膜が好ましい。この反射防止膜で用
いる高屈折率膜としては、ZnO、TiO、Ce
、Sb 、SnO、ZrO、Al
Taの膜があり、低屈折率膜としては、SiO
膜等が挙げられる。
【0057】さらに、上記反射防止膜上には、水ヤケを
防止するための膜を形成することが可能である。水ヤケ
防止膜材料としては、有機ポリシロキサン系重合物また
はパーフルオロアルキル基含有化合物を重合してなる重
合物が一般的に用いられる。水ヤケ防止膜の形成方法と
しては、前記のような材料を液状にし、これに基材を浸
漬させることで製膜することができる。また、液状の材
料を例えばスチールウールのような材料に含浸させ、こ
れを真空中で蒸着させプラスチック基材表面に蒸着させ
るような真空蒸着法を用いてもよい。
【0058】本発明の硬化膜層を染色する場合、使用可
能な染料は分散染料、反応性染料、塩基性染料、酸性染
料等がある。これらの染料はコーティング層の表面近傍
の一部、コーティング層全体あるいはプラスチック基材
中に含ませることができる。
【0059】さらに基材表面にフォトクロミック物質を
含む層を形成した上に本発明のコーティング層を形成す
ることも可能である。また本発明のコーティング用組成
物からなるコーティング層表面に真空蒸着法によりフォ
トクロミック物質を付着させ、加熱することによってコ
ーティング層及びプラスチック基材に前記フォトクロミ
ック物質を浸透させることによって、フォトクロミック
プラスチックレンズを作製することが可能である。
【0060】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。なお、実施例、比較例で用いた評価方法は次の
通りである。
【0061】(a)膜の密着性試験 膜の密着性を評価するために、クロスハッチテープテス
トを次の方法で実施した。コーティング層表面にカッタ
ーナイフで1mm角のゴバンの目を入れ、1mmの升
目を100個形成した。その後セロハン粘着テープ(商
品名「セロテープ」ニチバン(株)製)を強く貼り付け
た後、テープの一端を持ち、表面から90°方向に勢い
よく剥がし、レンズ表面のゴバンの目が何個剥がれるか
を調べた。剥がれなかったゴバンの目の数Xを分子にし
てX/100で表す。この場合、Xが大きいほど密着性
がよいことになる。すなわち、クロスハッチテープテス
トの結果が「100/100」であれば、膜が全く剥が
れなかったことを示している。
【0062】(b)耐擦傷性試験 膜の耐擦傷性を評価するために、スチールウール♯00
00でレンズ表面を摩擦し傷つき難さを調べた。評価は
次のように行った。 ◎:かなり強く摩擦しても傷つかない ○:かなり強く摩擦すると少し傷がつく ×:弱い摩擦でも傷がつく なお、硬化塗料なしのプラスチックレンズの評価は×で
ある。
【0063】(c)耐光性(目視) キセノンランプロングライフフェードメーター(スガ試
験機(株)製)にて100時間照射後、表面状態の変化
を目視にて評価した。評価は以下のように行った。 ◎:変化なし ○:白濁発生 △:クラック発生 ×:剥がれ発生
【0064】(d)耐光性(帯黄度) キセノンランプロングライフフェードメーター(スガ試
験機(株)製)にて100時間照射後、表面状態の変化
を帯黄度の変化量を測定にて評価した。評価は以下のよ
うに行った。 ○:帯黄度の変化量が2.0未満 ×:帯黄度の変化量が2.0以上
【0065】(e)耐薬品性 膜の耐薬品性を評価するために、pH12の水酸化ナト
リウム水溶液に10時間浸漬したのち面の状態を観察し
た。面が侵されていないものを良(○)とした。
【0066】(f)ポットライフ 組成物のポットライフを評価するために、調整した塗液
を1ヶ月保存した後、初期と同様な方法で塗布および硬
化を行い、上記(a)〜(d)の試験結果を初期の結果
と比較した。初期結果と有意差のないものを良(○)と
した。
【0067】実施例1 (1)プラスチック基材 屈折率1.60のチオウレタン系眼鏡用プラスチックレ
ンズ基材を用いた。 (2)コーティング用組成物塗液の調整 β−(3,4− エポキシシクロヘキシル)エチルトリ
メトキシシラン200重量部に0.1規定HClを0.
5重量部添加し、数時間攪拌させながら加水分解を行っ
た。上記混合物にメタノール分散酸化チタン(Ti
)−酸化スズ(SnO)−酸化ジルコニウム(Z
rO)複合ゾル(日産化学工業(株)製、固形分30
%)600重量部と、エチレンジアミン四酢酸アルミニ
ウム5.0重量部と、レベリング剤としてL7001
(日本ユニカー(株)製シリコーン系界面活性剤)0.
2重量部を添加し、十分に攪拌後一昼夜熟成させて塗液
とした。 (3)塗膜および硬化 前処理としてアルカリ処理を行った(1)のプラスチッ
クレンズ上に、スピンコート法(1000rpm、20
秒)により(2)で得られた塗液を塗布し、塗布したプ
ラスチックレンズを100℃で180分間加熱処理して
硬化させた。このようにして得られた硬化被膜は透明性
に優れていた。 (4)試験および評価結果 得られたレンズの塗膜性能試験を行い、その結果を表1
に示した。
【0068】実施例2 実施例1で得られたレンズに、それぞれ以下のような方
法で反射防止蒸着膜の形成を行った。 (1)反射防止蒸着膜の形成 実施例1で得られたレンズを洗浄した後、SiOおよ
びTiOからなる反射防止膜を真空蒸着法より形成し
た。 (2)試験および評価結果 このようにして得られたレンズを、実施例1と同様な方
法で試験を行い、その結果を表1に示す。
【0069】実施例3 (1)プラスチック基材 屈折率1.67のチオウレタン系眼鏡用プラスチックレ
ンズ基材を用いた。 (2)コーティング用組成物塗液の調整 γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン18
0重量部に0.1規定HClを0.4重量部添加し、数
時間攪拌させながら加水分解を行った。上記混合物にメ
タノール分散酸化チタン(TiO)−酸化スズ(Sn
)−酸化ケイ素(SiO)複合ゾル(触媒化成工
業(株)製、固形分25%)800重量部と、グリセリ
ンジグリシジルエーテル(ナガセ化成工業(株)製デナ
コールEX313)20重量部と、エチレンジアミン四
酢酸アルミニウム5.0重量部と、アルミニウムアセチ
ルアセトナート2.0重量部と、レベリング剤としてL
7604(日本ユニカー(株)製シリコーン系界面活性
剤)を0.2重量部を添加し、十分に攪拌後一昼夜熟成
させて塗液とした。 (3)塗膜および硬化 前処理としてアルカリ処理を行った(1)のプラスチッ
クレンズ上に、浸漬法(3mm/sec)により(2)
で得られた塗液を塗布し、塗布したプラスチックレンズ
を100℃で180分間加熱処理して硬化させて得られ
た硬化被膜は透明性に優れていた。 (4)試験および評価結果 このようにして得られたレンズを実施例1と同様の方法
で試験を行い、その結果を表1に示す。
【0070】実施例4 実施例1で得られたレンズに、それぞれ以下のような方
法で反射防止蒸着膜の形成を行った。 (1)反射防止蒸着膜の形成 実施例1で得られたレンズを洗浄した後、SiOおよ
びZrOからなる反射防止膜を真空蒸着法より形成し
た。 (2)試験および評価結果 このようにして得られたレンズを、実施例1と同様な方
法で試験を行い、その結果を表1に示す。
【0071】実施例5 (1)プラスチック基材 エピスルフィド基を有する屈折率1.74の眼鏡用プラ
スチックレンズ基材を用いた。 (2)コーティング用組成物塗液の調整 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン180重
量部に0.1規定HClを0.4重量部添加し、数時間
攪拌させながら加水分解を行った。上記混合物にメタノ
ール分散酸化チタン(TiO)−酸化スズ(Sn
)−酸化ケイ素(SiO)複合ゾル(触媒化成工
業(株)製、固形分25%)800重量部と、エチレン
ジアミン四酢酸アルミニウム5.0重量部と、アルミニ
ウムアセチルアセトナート2.0重量部と、レベリング
剤としてL7001(日本ユニカー(株)製シリコーン
系界面活性剤)0.2重量部を添加し、十分に攪拌後一
昼夜熟成させて塗液とした。 (3)塗膜および硬化 前処理としてアルカリ処理を行った(1)のプラスチッ
クレンズ上に、浸漬法(3mm/sec)により(2)
で得られた塗液を塗布し、塗布したプラスチックレンズ
を100℃で180分間加熱処理して硬化させて得られ
た硬化被膜は透明性に優れていた。 (4)試験および評価結果 このようにして得られたレンズを実施例1と同様の方法
で試験を行い、その結果を表1に示す。
【0072】実施例6 実施例5で得られたレンズに、以下のような方法で反射
防止蒸着膜の形成を行った。 (1)反射防止蒸着膜の形成 実施例5で得られたレンズを洗浄した後、SiOおよ
びTiOからなる反射防止膜を真空蒸着法により形成
した。 (2)試験および評価結果 このようにして得られたレンズを、実施例1と同様な方
法で試験を行い、その結果を表1に示す。
【0073】比較例1 実施例1において、メタノール分散酸化チタン(TiO
)−酸化ジルコニウム(ZrO)−酸化スズ(Sn
)複合ゾル(日産化学工業(株)製、固形分30
%)の代わりに、SnO/WO複合微粒子分散メタ
ノールゾル(日産化学工業(株)製、固形分30%)を
用いる以外は、すべて実施例1と同様に調合し、塗膜お
よび硬化を行った。このようにして得られたレンズの結
果を表1に示す。
【0074】比較例2 比較例1で得られたレンズを実施例2と同様の方法で、
反射防止膜の形成を行った。その評価結果を表1に示
す。
【0075】比較例3 実施例3において、メタノール分散酸化チタン(TiO
)−酸化スズ(SnO)−酸化ケイ素(SiO
複合ゾル(触媒化成工業(株)製、固形分25%)の代
わりに、アナターゼ型結晶系を形成するTiO/Si
/ZrO複合微粒子分散メタノールゾル(触媒化
成工業(株)製、固形分25%)を用いる以外はすべて
実施例1と同様に調合し、塗膜および硬化を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【発明の効果】以上の通り、本発明のコーティング用組
成物は、1.60以上の屈折率を有する高屈折率のプラ
スチック基材に塗布して用いることにより、優れた密着
性、耐擦傷性、耐光性、耐薬品性、透明性、耐久性を有
し、干渉縞を生じさせない硬化膜を形成することができ
る。また、コーティング用組成物の使用期間が1ヶ月以
上と長く保存しても変化がなく、生産性もよく製造コス
トを削減することができる。すなわち、本発明のコーテ
ィング用組成物は、生産性よくプラスチック基材の特徴
を失うことなく、より優れた特性を持つプラスチック透
明部材を作製することを可能にする。このことにより、
本発明のコーティング用組成物は、眼鏡、カメラ、双眼
鏡などの各種レンズまたはディスプレー用カバーなどの
光学用途の透明プラスチックなど多種多様の使用条件に
も耐えうるプラスチック透明部材を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 1/11 G02B 1/10 A 1/10 Z Fターム(参考) 2K009 AA02 AA15 BB11 CC03 CC09 CC12 CC42 CC45 CC47 DD02 DD03 DD04 DD07 EE03 4F100 AA17C AA20B AA21B AA28B AA33B AH02B AH02H AH03B AH03H AH08B AH08H AK01A AK52B AK80A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C CC00B JB07 JG03 JJ03 JK09 JK14 JM02C JN01 JN06C JN18A JN18B YY00A YY00B 4J038 DB032 DB062 DL031 DL032 DL071 DL081 DL091 DL121 GA01 GA07 GA09 GA11 GA13 HA106 HA196 HA216 HA326 HA356 HA376 HA416 HA476 JC38 KA03 KA04 KA20 NA01 NA03 NA04 NA07 NA11 NA14 NA20 PA19 PB08 PC08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)及び(B)を主成分と
    し、(C)、(D)及び(E)から選ばれた少なくとも
    一種の化合物を硬化触媒とすることを特徴とするコーテ
    ィング用組成物。 (A)1個以上の官能基を有する有機ケイ素化合物又は
    その加水分解物 (B)ルチル型結晶系を有するチタン及びスズを含有す
    る複合酸化物微粒子 (C)EDTA系金属キレート化合物 (D)一般式(III)で表される金属キレート化合物 M・X・Y3−n (III) (但し、式中、MはZn、Mn、Mg、Fe、Cu、
    Co、Ca、Bi又はAlを示し、Xは低級アルコキシ
    基、YはRCOCHCOR及びRCOCH
    OORからなる群から選ばれた化合物から生ずる配位
    子(R、R、R及びRは低級アルキル基)を示
    し、nは0、1または2である。) (E)無機塩
  2. 【請求項2】 前記成分(A)が、一般式(I)で表さ
    れる有機ケイ素化合物であることを特徴とする請求項1
    に記載のコーティング用組成物。 R Si(OR4−(a+b) (I) (但し、式中、Rは官能基又は不飽和二重結合を有す
    る炭素数2〜14の有機基であり、Rは炭素数1〜2
    の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基であり、R
    炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシアルキル基又は
    アシル基であり、aは0又は1であり、bは0〜2であ
    り、且つa+bは1又は2である。)
  3. 【請求項3】 前記成分(B)が、酸化チタン、酸化ス
    ズ及び酸化ケイ素から構成される複合酸化物ゾルである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコーティング
    用組成物。
  4. 【請求項4】 前記成分(B)が、酸化チタン、酸化ス
    ズ及び酸化ジルコニウムから構成される複合酸化物ゾル
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコーテ
    ィング用組成物。
  5. 【請求項5】 前記成分(B)が、酸化チタン、酸化ス
    ズ、酸化ケイ素及び酸化ジルコニウムから構成される複
    合酸化物ゾルであることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のコーティング用組成物。
  6. 【請求項6】 前記EDTA系金属キレート化合物が、
    一般式(II)で表される金属錯体化合物である請求項
    1乃至5のいずれか1項に記載のコーティング用組成
    物。 M[CHN(CHCOO) (II) (但し、式中、Mは、Zn、Mn、Mg、Fe、C
    u、Co、Ca、Bi又はAlを示す。)
  7. 【請求項7】 下記(F)及び(G)から選ばれる少な
    くとも1種類の化合物を含有する請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載のコーティング用組成物。 (F)少なくとも1個の炭素数3以上の飽和炭化水素基
    を有する有機ケイ素化合物またはその加水分解物 (G)エポキシ化合物
  8. 【請求項8】 コーティング用組成物からなる硬化膜の
    屈折率が1.60以上である請求項1乃至7のいずれか
    1項に記載のコーティング用組成物。
  9. 【請求項9】 プラスチック基材表面上に請求項1乃至
    8のいずれか1項に記載のコーティング用組成物からな
    る硬化膜を有することを特徴とするプラスチック成形
    物。
  10. 【請求項10】 前記コーティング用組成物からなる硬
    化膜に接して、反射防止機能を有する無機酸化膜を形成
    したことを特徴とする請求項9に記載のプラスチック成
    形物。
  11. 【請求項11】 前記コーティング用組成物からなる硬
    化膜に接して、反射防止機能を有する無機酸化膜及び水
    ヤケ防止膜を設けたこと特徴とする請求項9に記載のプ
    ラスチック成形物。
  12. 【請求項12】 前記プラスチック基材の屈折率が1.
    60以上であることを特徴とする請求項9乃至11のい
    ずれか1項に記載のプラスチック成形物。
  13. 【請求項13】 請求項9乃至11のいずれか1項に記
    載のプラスチック成形物からなることを特徴とする透明
    部材。
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