JP2002127492A - 光書き込みユニットおよび光書き込みユニットの検査装置 - Google Patents

光書き込みユニットおよび光書き込みユニットの検査装置

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JP2002127492A
JP2002127492A JP2000329129A JP2000329129A JP2002127492A JP 2002127492 A JP2002127492 A JP 2002127492A JP 2000329129 A JP2000329129 A JP 2000329129A JP 2000329129 A JP2000329129 A JP 2000329129A JP 2002127492 A JP2002127492 A JP 2002127492A
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light
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Koji Masuda
浩二 増田
Kazuyuki Shimada
和之 島田
Tetsuo Saito
哲郎 齋藤
Masahiro Ito
昌弘 伊藤
Katsuyuki Kitao
克之 北尾
Tomoya Osugi
友哉 大杉
Hirokatsu Suzuki
宏克 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補正データの分解能を高めなくとも、濃度ム
ラが目立ちにくく、良好な画像を出力できるようにす
る。 【解決手段】 各発光素子に対し、2つの補正値(ここ
で、補正値は4ビット;0〜15を持ち、補正値に応じ
て駆動電流を制御することができる)をそれぞれ与えて
発光し、各々の補正値に対して、露光強度分布における
ある特性値を測定する(ステップS1−1)。測定方法
については、2次元CCDや1次元CCD、またはスリ
ットを用いた既知の方法により測定できる。、測定結果
から各発光素子に対する補正値と特性値との相関曲線を
作成する(ステップS1−2)。この相関曲線をもと
に、複数の発光素子に対する特性値の比較結果が、有効
画像領域全体にわたって、ある所定量内に抑えられるよ
うに演算処理を行い、各発光素子に対する補正値を求め
(ステップS1−3)また、前記補正値に対応する発光
量を求める(ステップS1−4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光書き込みを行
うための光書き込みユニット、光書き込みユニットの駆
動方法、この光書き込みユニットを使用したプリンタ、
複写機、ファクシミリなどの画像形成装置、および光書
き込みユニットの検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、プリンタ、デジ
タルファクシミリなどのデジタル画像出力機器の小型化
に伴い、デジタル書き込みを行うための光書き込みユニ
ットの小型化が要求されている。デジタル書き込み方式
として、現在では大きく分けて2種類に分類することが
できる。その1つは、半導体レーザ等の光源から出射さ
れた光束を光偏向器によって光走査し、走査結像レンズ
によって光スポットを形成する光走査方式であり、他の
1つは、発光ダイオード(以下、「LED」とも称す)
を並べたLEDアレイや有機ELアレイ等の発光素子ア
レイから出射された光束を、結像素子アレイによって光
スポットを形成する固体書き込み方式である。
【0003】前者の光走査方式は光偏向器によって光を
走査するため、光路長が大きくなってしまうのに対し、
後者の固体書き込み方式は光路長を非常に短くすること
が可能であるため、光書き込みユニットをコンパクトに
構成することができるというメリットがある。
【0004】一方で、複数の発光素子からなる発光素子
アレイと、結像素子アレイとからなる固体書き込み方式
の光書き込みユニットでは、複数の発光素子の発光量の
ばらつきや、結像素子アレイの形状ばらつき等によって
像担持体(例えば感光体)上の光スポットにばらつきを
生じてしまう。この場合、ばらつきとは強度のばらつ
き、位置のばらつき、スポット径のばらつきなどであ
る。このようなばらつきのため、光書き込みユニットを
露光ユニットとして用いた画像形成装置によって出力さ
れた画像には、濃度ムラが発生してしまい、精度のよい
画像を得ることが難しくなっている。
【0005】そこで、良好な画像を得るために、従来の
光書き込みユニットでは、各発光素子から感光体へ照射
する発光量を一定とする光量一定補正や、感光体上に形
成されるある閾値での光スポット径を一定とするスポッ
ト径一定補正といった補正を施すことによって、濃度ム
ラを低減することが提案されている。このような光量一
定補正やスポット径一定補正の例として、 (1)特開平2−62257号公報 (2)特開平4−305667号公報 (3)特開平11−227254号公報 等に開示された発明が公知である。
【0006】このうち、前記(1)の公知技術は、LE
D各ドット毎の発光光量のばらつきに基づいて各LED
の駆動時間を制御して、LED発光量の均一化を図ろう
とするもので、前記(2)の発明は、所定の閾値におけ
る光量のスポット幅が均一となるように光量補正された
LEDヘッドを使用し、LEDによって書き込まれる感
光ドラムを前記所定の閾値で動作させてレンズアレイの
焦点深度のばらつきやLEDチップの実装難度などによ
る印画濃度のばらつきを抑えようとするものである。ま
た、前記(3)には、発光素子の発光強度分布における
特徴点を測定し、その特徴点に基づいて、発光素子にエ
ネルギーを供給するための光量補正データを決定するこ
とや、光量ばらつきに基づいて仮光量補正データを決定
するとともに、仮光量補正データを前記特徴点に基づい
て修正し、光量補正データを決定することが開示されて
いる。なお、前記特徴点として、ピーク位置の変化、ピ
ーク値の変化および発光径の変化が挙げられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光量一定補正は、光量
測定手段を用いて、各発光素子から感光体へ照射する発
光量を測定し、各発光素子へ供給する電流量を変化させ
ることにより、発光量が一定となるように供給電流量を
設定するような補正方法である。一般的には、供給電流
量は4ビットの光量補正データによって制御されてお
り、光量一定と言えども数%の範囲内で発光量が設定さ
れているのが現状である。一方、スポット径一定補正
は、スポット径測定手段を用いて、感光体上に形成され
る光スポット径を測定し、各発光素子へ供給する電流量
を変化させることにより、スポット径が一定となるよう
に供給電流量を設定するような補正方法である。前記光
量一定補正と同じように、供給電流量は4ビットで制御
されるため、スポット径一定と言えども制御できる量と
しては限界がある。
【0008】また、前記(3)では、仮光量補正データ
を用いて光量一定補正を行った状態において、各発光素
子に対する光スポット径Wiを測定し、光スポット径W
iが上に凸の変化を示すかどうか判断し、上に凸の変化
を示した場合、そのi番目の発光素子の仮光量補正デー
タを修正することが提案されている。
【0009】しかし、この方式においても下記問題点が
ある。
【0010】仮光量補正データを修正するのが、前記
判断を満たした箇所のみであり、有効画像領域全体に対
して最適化されていない。すなわち、前記判断を満たさ
ない箇所では光量一定補正の状態のままである。
【0011】仮光量補正データを修正する方法では、
Wiの平均値Waveに対するばらつきWbiに応じ
て、仮光量補正データを修正しており、結果としてスポ
ット径一定補正をしているに過ぎない。
【0012】したがって、この提案は、ある箇所では光
量一定補正、またある箇所ではスポット径一定補正とな
っており、光量およびスポット径の一定補正を組み合わ
せているだけで、一定と言えども制御できる量としては
限界があることは、前述の光量一定補正およびスポット
径一定補正と同じである。
【0013】このように、一定補正(光量一定補正やス
ポット径一定補正)では補正データとして与えられる供
給電流量の分解能レベルまでにしか、光量やスポット径
を収束させることができず、目標とする一定値に最も近
づけようとするため、各々の発光素子に対する一定補正
後の値は目標とする一定値近傍にばらついていることに
なる。
【0014】したがって、一定補正後の光量やスポット
径の状態は、各々の発光素子に対して不規則であり、複
数の発光素子に対して考慮された状態にはない。
【0015】また、厳密に一定値に近づけるためには、
補正データの分解能を高める(従来の4ビットから、6
ビットや8ビットとする)ことによって解決することが
できるが、分解能を上げることは、データ量が増大し、
データ転送速度を上げることが必要となってくるため、
限界があり、コストアップにつながる。
【0016】そこで、本発明の目的は、補正データの分
解能を高めなくとも(一定補正を行わなくとも)、濃度
ムラを目立ちにくくすることができ、かつ有効画像領域
全体に対して最適に補正された光量で光書き込み可能な
光書き込みユニット、およびその光書き込みユニットを
用いた画像形成装置を提供することにある。
【0017】また、他の目的は、補正データの分解能を
高めなくとも、濃度ムラを目立ちにくくすることがで
き、かつ有効画像領域全体に対して最適に補正された光
量で書き込むことができる光書き込みユニットの駆動方
法を提供することにある。
【0018】さらに他の目的は、補正データの分解能を
高めなくとも、濃度ムラを目立ちにくくすることがで
き、かつ有効画像領域全体に対して最適に補正された光
量で書き込むことができるようにするための光書き込み
ユニットの検査装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、発光素子ア
レイと結像素子アレイを用いた光書き込みユニットを用
いて画像出力を行ったときに、光書き込みユニットから
像担持体上に形成された光スポットに関し、その露光強
度分布における特性値と画像上に見られる濃度ムラとの
対応関係に気づいたことからなされたものである。
【0020】そこで、本発明は、前記目的を達成するた
め、複数の発光素子からなる発光素子アレイと、結像素
子アレイとからなる光書き込みユニットにおいて、複数
の発光素子に対して当該発光素子の露光強度分布におけ
る所定の特性値の比較結果が、有効画像領域全体にわた
ってあらかじめ設定した範囲に収まるように前記発光素
子の発光量を設定するようにした。
【0021】この場合、前記所定の特性値の比較結果
は、複数の測定点に対する特性値に基づいたものであ
り、前記所定の特性値として、発光素子の配列方向およ
び配列方向に直交する方向の断面における露光幅、また
は発光素子の配列方向および配列方向に直交する方向に
積算された配列方向および配列直交方向の露光幅、また
は露光面積のいずれかを用いる。
【0022】また、前記比較結果は、近似直線の傾きに
よる比較結果とすることもできるし、移動平均による比
較結果とすることもできる。
【0023】また、前記結像素子アレイは有効画像領域
全幅にわたって、一体的に成形される。さらに、前記比
較結果があらかじめ設定した範囲に収まるように前記発
光素子アレイと前記結像素子アレイとの位置関係を調整
する位置調整手段を設ける。その際、前記位置調整手段
によって前記結像素子アレイをデフォーカス方向に位置
調整し、結像位置ずれを発生させずに光スポットのみを
ぼやかすことができるようにする。
【0024】さらに、各発光素子の発光量は演算処理手
段によって設定され、当該演算処理手段によって決定さ
れた発光量に基づいて各発光素子を駆動する。前記演算
処理手段は、各発光素子に対し発光量に応じて前記特性
値を測定した結果に基づいて前記発光量と前記特性値と
の相関関係を導き、また、複数の発光素子の発光量に対
する特性値の結果に基づいて、その次の発光素子の取る
べき特性値の範囲を求める。また、前記演算処理手段
は、駆動電流を補正値として前記各発光素子の発光量を
決定する。前記発光量は、画像形成条件毎に前記特性値
の比較結果があらかじめ設定した範囲内に収まるように
設定され、前記演算処理手段は、選択された画像形成条
件に応じて発光量を設定し、その発光量に基づいて各発
光素子を駆動する。
【0025】また、本発明は、帯電手段、露光手段、現
像手段および転写手段を含む作像プロセス手段を備え、
感光手段に対して潜像を形成し、形成された潜像を現像
し、現像された画像を記録媒体に転写して画像を形成す
る画像形成装置において、前記請求項1ないし12のい
ずれか1項に記載の光書き込みユニットによって前記露
光手段を構成する。これによって、前記光書き込みユニ
ットの特徴を発揮して画像出力が可能な画像形成装置を
構成できる。
【0026】なお、前記光書き込みユニットでは、複数
の発光素子に対して当該発光素子の露光強度分布におけ
る所定の特性値の比較結果が、有効画像領域全体にわた
ってあらかじめ設定した範囲に収まるように前記発光素
子の発光量を設定して、前記発光素子が駆動される。
【0027】また、光書き込みユニットの検査は、前記
発光素子の発光により出射された光束を前記結像素子ア
レイを介して結像面に結像させ、結像された光スポット
を読み取る撮像手段と、この撮像手段によって読み取ら
れた光スポットから有効画像領域全体の露光強度分布を
求め、求められた露光強度分布から所定の特性値を求
め、さらに、求められた複数の測定点の前記特性値を比
較する処理手段とを備え、前記処理手段による比較結果
が所定量あらかじめ設定した範囲に収まっているかどう
か検査する光書き込みユニットの検査装置によって簡単
に行うことができる。
【0028】また、結像素子アレイの検査は、1つの発
光素子の発光により出射された光束を前記結像素子アレ
イを介して結像面に結像させ、結像された光スポットを
読み取る撮像手段と、この撮像手段によって読み取られ
た光スポットから有効画像領域全体の露光強度分布を求
め、求められた露光強度分布から所定の特性値を求め、
さらに、求められた複数の測定点の前記特性値を比較す
る処理手段と、を備え、前記処理手段による比較結果が
あらかじめ設定した範囲に収まっているかどうかを検査
する結像素子アレイの検査装置によって簡単に行うこと
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0030】1.発光素子アレイおよび結像素子アレイ 1.1 発光素子アレイ 図1は、本発明の実施形態に係る発光素子アレイを説明
するためのもので、同図(a)は発光ダイオード(発光
素子)アレイの平面図、同図(b)は(a)の側面図、
同図(c)は発光ダイオードアレイチップの拡大図であ
る。
【0031】発光素子アレイ100は、図1(a)に示
すような発光ダイオード(LED)アレイからなる。L
EDアレイは、基板101上に数十〜百程度の発光ダイ
オードアレイチップ102が実装されており、各発光ダ
イオードアレイチップ102上には発光ダイオード(L
ED)103が数十〜数百個程度配列されている。発光
素子は、現状では1インチ当たり300〜1200個の
密度で配列されており、本実施形態では、42.3μm
ピッチ(600dpi)で一列に配列されたLEDアレ
イを用いた。また、基板101上にはLEDアレイチッ
プ102の他に、前記LED103を駆動するドライバ
IC104と、外部からの画像信号等のデータ信号を送
り込むための信号線をつなぐコネクタ部105が搭載さ
れている。
【0032】1.2 結像素子アレイ 図2は結像素子アレイの構造を示す説明図である。この
結像素子アレイ200は、従来から用いられている屈折
率分布型のロッドレンズアレイである。ロッドレンズア
レイは、円筒形の屈折率分布型ロッドレンズ201を2
列に俵積みに積み重ねたもので、配列方向および直交方
向に正立系をなしている。ロッドレンズ201の周囲は
レンズを保持し、強度を得るために側板202によって
挟まれている。また、隣接するロッドレンズ201の間
隙には、固化するために接着部材203が充填されてい
る。この接着部材203は不透明であり、フレア光を防
止する機能も持つ。
【0033】1.3 露光特性 前記発光素子アレイ100および結像素子アレイ200
を用いた光書き込みユニットを画像形成装置に搭載し、
露光ユニットとして画像出力を行った。画像パターンと
しては、1on2off、すなわち1ドット発光、2ド
ット非発光を繰り返したパターンで、感光体の送り方向
(LEDの配列方向に直交する方向、以下、「配列直交
方向」と称す)に平行な縦線画像である(以下、「1o
n2off縦線画像」と称す)。図3に1on2ff縦
線画像について示す。
【0034】この画像においては、配列直交方向に平行
に濃度ムラ(以下、「縦筋」と称す)が見られた。これ
が、発光素子アレイ100および結像素子アレイ200
に起因する濃度ムラ(縦筋)であり、解決すべき課題で
ある。そこで、この光書き込みユニットにおいて、前記
1on2offで発光した各発光素子に対し、2次元C
CDを用いて露光強度分布を測定した。図4に測定した
露光強度分布の例(斜視図)を示す。この露光強度分布
から、配列方向断面の露光強度分布を図5に示し、ある
閾値における露光幅(PSF)を算出した。この測定結
果から、連続する9測定点毎に最小二乗近似による一次
回帰直線(以下、「近似直線」と称す)を取り、その近
似直線の傾きをプロットしたグラフを図6に示す。この
結果を1on2off縦線画像と比較すると、画像上の
濃度変動と良く対応することがわかった。
【0035】すなわち、近似直線の傾きがプラスの値で
あり、傾きの絶対値が大きい部分の近傍では画像上での
濃度が、低い(淡く認識する)方から高い(濃く認識す
る)方へ変化しており、近似直線の傾きがマイナスの値
であり、傾きの絶対値が大きい部分の近傍では、濃度が
高い(濃く認識)方から低い(淡く認識)方へ変化して
いる。また、傾きの絶対値が小さい部分では画像上の濃
度変動は認識できない、もしくは認識できたとしても非
常に小さく、実用上は問題のないレベルである。
【0036】このことを近似直線の傾きと縦筋との対応
を表す模式図を用いて説明する。
【0037】図7は近似直線の傾きと濃い縦筋との対応
を表す模式図である。この図は、周辺部に対し、濃度が
高いと認識できる縦筋についてのもので、近似直線の傾
きがプラスの値で、傾きの絶対値が大きい部分の近傍
(図中のA部分)は、濃度が淡い方から濃い方へ変化す
るように人間の目には認識できる(この場合、周辺部の
濃度は淡いとする)。また、近似直線の傾きがマイナス
の値で、傾きの絶対値が大きい部分の近傍(図中のB部
分)は、濃度が濃い方から淡い方へ変化するように人間
の目には認識できる。すなわち、このA部分とB部分の
間の部分(図中のC部分)は濃い部分であり、この場所
を縦筋(濃い筋)として認識しているのである。また、
傾きの絶対値が大きいほど、周辺部に対して大きな濃度
変化を認識することになるので、A部分の傾きとB部分
の傾きとの差(傾きのPV)が大きいほど、強い(目立
つ)筋を認識することになる。
【0038】図8は近似直線の傾きと薄い縦筋との対応
を表す模式図である。この図は、周辺部に対し、濃度が
低いと認識できる縦筋についてのもので、近似直線の傾
きがマイナスの値で、傾きの絶対値が大きい部分の近傍
(図中のD部分)は、濃度が濃い方から淡い方へ変化す
るように人間の目には認識できる(この場合周辺部の濃
度は濃いとする)。また、近似直線の傾きがプラスの値
で、傾きの絶対値が大きい場所近傍(図中のE部分)
は、濃度が淡い方から濃い方へ変化するように人間の目
には認識できる。すなわち、このD部分とE部分の間の
部分(図中のF部分)は淡い部分であり、この部分を縦
筋(淡い筋)として認識することになる。
【0039】また、傾きの絶対値が大きいほど、周辺部
に対して大きな濃度変化を認識することになるので、D
部分の傾きとE部分の傾きとの差(傾きのPV)が大き
いほど、強い(目立つ)筋を認識することになる。
【0040】ここで、前記の近似直線の傾きを取る前
の、配列方向断面の露光幅(PSF)の測定値を図9に
示す。このグラフでは、隣接する測定値の変化が目立
ち、画像上の縦筋は抽出しにくく、前記の方法のように
明確化することが難しい。したがって、複数の発光素子
における特性値での比較結果(ここでは9測定点毎の近
似直線の傾き)の方が濃度変動を良く表している。
【0041】他の方法として、前記各測定点における露
光面積Siに対し、5測定点毎に移動平均Si_aveを取
り、 Si_ave=ΣSi/5、 i=i-2,i-1,i,i+1,i+2 その移動平均値Si_aveに対する平均値Save Save=ΣSi_ave/N、 i=全有効画像領域、N=全
測定点数 からの差分Δi Δi=(Si_ave−Save)/Save×100 をプロットしたグラフを図10に示す。
【0042】この結果を1n2off縦線画像と比較す
ると、その移動平均の差分Δiと、画像上の濃度変動と
良く対応が取れていることが分かる。すなわち、複数の
発光素子での比較結果(ここでは5測定点毎の移動平均
での差分)で濃度変動が良く表されている。すなわち、
特性値Xiが画像上の濃度変動を表しているのではな
く、Xiを含む複数の特性値の比較結果が濃度変動と良
く対応していることから、この比較結果を縦筋が認識で
きない範囲に抑えることによって、実用上問題のない良
好な画像を得ることができる。なお、前記例(図9)に
示したように、各発光素子に対する特性値の結果からは
縦筋が認識できるかどうかの対応はあまり良くない。こ
れは、隣接する発光素子での特性値のばらつきのような
個々の特性値の(高周波数的な)挙動は人間の目には認
識されにくいためである。それよりも、複数の発光素子
での特性値によって形成される(低周波数的な)挙動が
人間の目に認識されやすいのである。これは人間の目の
周波数に対する感度特性とも関係している。したがっ
て、複数の発光素子での特性値の比較結果を制御するこ
とによって、良好な画像を得ることができる。
【0043】図11は1on2off横線画像の状態を
示す図である。すなわち、別の画像パターンとして、図
11に示すような感光体の送り方向に垂直で、LED配
列方向に平行な1on2offの横線画像(1ライン発
光、2ライン非発光を繰り返したパターン)の画像出力
の場合も、画像上の横線とは垂直な縦方向(配列直行方
向)に濃度ムラ(縦筋)が見られる。
【0044】そこで、上述の測定点に対し、露光強度分
布におけるある閾値での配列直交方向断面の露光幅(P
SF)を算出し、この測定結果について、連続する9測
定点毎に最小二乗近似による一次回帰直線(前述の「近
似直線」に同じ)を取り、近似直線の傾きをプロットし
た結果を図12に示す。1on2off横線画像と比較
すると、画像上の濃度変動と良く対応が取れていること
がわかる。また、露光強度分布におけるある閾値での露
光面積に対しても、画像上の濃度変動と良く対応が取れ
ていることがわかる。
【0045】このことから、画像パターンが異なって
も、本発明の方法により、特性値の比較結果と縦筋との
対応を取ることができることがわかる。すなわち、複数
の発光素子に対して、その露光強度分布における特性値
の比較結果をある所定量以下に抑えることによって、言
い換えれば、あらかじめ設定した範囲に収まるようにす
ることによって実用上問題のない良好な画像を得ること
ができる。
【0046】なお、露光強度分布における特性値とし
て、配列方向および配列直交方向断面の露光幅(PS
F)や、露光面積を用いたが、配列方向および配列直交
方向に積算された、配列方向および配列直交方向の露光
幅(LSF)とすることもできる。
【0047】図13は露光幅(LSF)を説明するため
の図で露光強度を示している。同図を参照し、露光幅に
ついて説明する。
【0048】2次元CCD(画素数はI×J)の各画素
の強度をTij(iは配列方向の画素番号、jは配列直
交方向の画素番号)としたとき、配列方向の露光強度分
布(LSF);Liでは、配列直交方向の露光強度が積
算されるので、 Li=ΣTij(j=1〜J) として表され、配列直交方向の露光強度分布幅(LS
F);Ljでは、配列方向の露光強度分布が積算される
ので、 Lj=ΣTij(i=1〜I) として表される。露光幅(LSF)は、こうして得られ
た露光強度分布(LSF)に対する、ある閾値での露光
幅である。以上のことから、露光幅(LSF)は、配列
方向および配列直交方向の断面の露光幅(PSF)より
も分布全体の強度の情報がより盛り込まれた特性値とな
っている。
【0049】本発明においては、露光強度分布の特性値
として、ある閾値での、露光幅(PSF、LSF)や露
光面積を上げているが、通常の光学系に対するビームプ
ロファイルの評価では、ピーク強度に対する1/e
1/2でのビーム幅やビーム面積が用いられている。
【0050】感光体のように光スポットが照射される側
から見た場合には、照射される光スポットの露光強度分
布に対して潜像が形成されるため、露光強度の値が重要
であり、ピーク強度に対するビーム幅やビーム面積とい
った相対的な特性値では、潜像との対応が取りにくいの
である。
【0051】このことは、複数の発光素子を持つ光学系
の場合には、各々の発光素子の発光量のばらつきがある
ため問題となってくる。なお、複数の発光素子を持つ発
光素子アレイを用いる固体書き込み方式のみならず、複
数の半導体レーザ(マルチLD光源)や半導体レーザア
レイ(LDアレイ光源)を用いる光走査方式にも当ては
まることである。
【0052】前記において、特性値としては、露光幅
(PSF、LSF)や露光面積のように、露光強度分布
を幅や面積といった幾何的な形状を表す値としている。
これに対し、露光強度分布における特性値を、積分露光
量やピーク露光量といった露光強度分布を量として表し
ている値とすることもできる。ここで、積分露光量は、
ある閾値以上の露光量の積分値である積分露光量(図1
4)や、ある所定幅以内の露光量の積分値である積分露
光量(図15)とすることができる。もちろん、上述し
た特性値を複数用いてもよいし、複数の特性値の組み合
わせでもよい。たとえば、配列方向断面での露光幅(P
SF)と配列直交方向断面での露光幅(PSF)の2つ
の特性値をそれぞれある所定量内に抑えても良いし、露
光面積と積分露光量をある関係で結んだ関係式によって
導かれるある特性値をある所定量内に抑えても良い。
【0053】また、前記実施形態では、複数の発光素子
を、1on2ffの発光時における5測定点および9測
定点としたが、この値に規定されるものではなく、画像
の濃度変動と対応が取れるような比較点数を選ぶことが
できるし、連続する複数の発光素子とすることができ
る。また、発光素子アレイのピッチにも依存する。
【0054】なお、この実施形態では、光書き込みユニ
ットを構成するものとして、発光素子アレイ100とし
てはLEDアレイを、結像素子アレイ200としては屈
折率分布レンズ型のロッドレンズアレイを用いている
が、これに限定されるものではない。
【0055】発光素子アレイ100としては、LEDア
レイの他に、有機EL素子を用いたELアレイ等もある
し、一列だけでなく複数列に配列することもできる。ま
た、タイプの違うものとして、ハロゲン光源と、その前
方に各画素毎に開閉制御できるシャッタアレイを配置し
た光シャッタアレイを発光素子アレイとして用いること
もできる。
【0056】また、結像素子アレイ200は、既知のル
ーフミラーレンズアレイやルーフプリズムレンズアレ
イ、また発光素子と1対1に対応したマイクロレンズア
レイとすることもできる。
【0057】2.結像素子アレイ(光書き込みユニッ
ト)の検査装置および検査方法 図16は結像素子アレイの検査装置の概略を示す図であ
る。
【0058】この検査装置300は発光素子301と、
撮像装置302と、撮像装置302からの画像データに
対して所定の画像処理を実行する画像処理装置303と
から主に構成されている。撮像装置302には対物レン
ズ304で結像された画像を読み取る2次元CCD30
5が設けられており、この2次元CCD305で読み取
り、電気信号に変換された画像データが前記画像処理装
置303に出力される。
【0059】このような検査装置300を使用して検査
を行なう場合には、ある1つの発光素子301を固定
し、発光素子301に対し、所望の位置に結像素子アレ
イ200を配置する。そして、発光素子301を発光さ
せる。発光素子100から出射される光束は、結像素子
アレイ200を介して、結像面306において光スポッ
トを形成する。この結像面306での露光強度分布の代
表的な測定方法として、対物レンズ304によって光ス
ポット像を拡大し、2次元CCD305を用いてその拡
大像を取り込む方法がある。取り込まれた前述の図4に
示したような強度分布データは画像処理装置303によ
ってデータ処理が行われ、所望の特性値が求められる。
【0060】また、結像素子アレイ200は、図示しな
い可動ステージに保持されており、その長手方向(配列
方向)に移動させることができる。すなわち、結像素子
アレイ100をあるピッチで送りながら、露光強度分布
を測定することができるわけである。このようにして測
定すると、発光素子301は固定されていることから、
発光素子301のばらつきには依存しない結像素子アレ
イ200のばらつきのみに起因する露光強度分布を測定
することができる。なお、光スポットの測定方法として
は、前記方法に限ったものではなく、既知の方法が適用
できる。
【0061】このようにして有効画像領域全体に対し
て、露光強度分布を測定する。その測定結果から、上述
した特性値を求め、複数の測定点で比較し、その比較結
果がある所定量以下となっているか、検査する。
【0062】発光素子アレイ100の発光特性(発光サ
イズや出射プロファイル等)のばらつきが小さい場合に
は、光書き込みユニットのばらつきの主要因は結像素子
アレイ200にある。特に、従来から用いられている屈
折率分布型のロッドレンズアレイ(図33参照)は、ロ
ッドの倒れや、屈折率分布のばらつきにより、結像特性
のばらつきが大きい。すなわち、結像素子アレイ200
に関して、その特性値の比較結果があらかじめ所定量内
に抑えられているとすれば、光書き込みユニットとして
もばらつきのないものが得られることになる。したがっ
て、光書き込みユニットにおいても、露光強度分布にお
けるある特性値について、複数の発光素子に対する特性
値の比較結果を、有効画像領域全体にわたって、ある所
定量内に抑えるように設定されることになる。また、結
像素子アレイの検査を行うのみで、光書き込みユニット
としての検査を不要とすることも可能である。
【0063】なお、結像素子アレイ200の露光強度分
布における特性値は、光書き込みユニットに対する露光
強度分布の特性値と異なっていても良い。
【0064】一例として、結像素子アレイ200の検査
を行い、良品と判断された結像素子アレイ200と発光
素子アレイ100とから光書き込みユニットを構成する
場合について説明する。
【0065】結像素子アレイ200の検査においては、
結像素子アレイ200のばらつきを評価することが目的
であり、特性値を例えば配列方向断面の露光幅(PS
F)とする。前記検査方法によって、検査結果が良好と
判断された結像素子アレイ200を用いた光書き込みユ
ニットに対しては、良好な画像が得られることが目的で
あるから、特性値を例えば露光面積として、その特性値
の比較結果がある所定量内に抑えられているように設定
されていればよいのである。
【0066】すなわち、あらかじめ組み合わせる発光素
子アレイ100の発光特性と結像素子アレイ200の結
像特性との関係から、書き込みユニットの特性値の比較
結果が所定量内に抑えられるようにするために、結像素
子アレイ200の特性値と、光書き込みユニットの特性
値をどう選択すれば良いのか、あらかじめ把握しておけ
ば良い。こうすることによって、結像素子アレイ200
の検査によって、所望の特性を有する光書き込みユニッ
トが得られるのである。もちろん、結像素子アレイ20
0に対する特性値と光書き込みユニットに対する特性は
同一のものであってよいのは言うまでもない。
【0067】なお、前記検査時における、結像素子アレ
イ200に対する特性値と、光書き込みユニットに対す
る特性値とが同一の場合、抑えるべきある所定量は異な
っているとすることもできるし、同一とすることもでき
る。
【0068】一例として、その特性値が配列方向断面の
露光幅(PSF)としたときについて説明する。
【0069】発光素子アレイ100の発光特性(ここで
は特に発光サイズ)のばらつきが大きい場合には、発光
サイズのばらつきによる配列方向断面の露光幅(PS
F)のばらつきをあらかじめ考慮しておいて、結像素子
アレイ200に対する露光幅(PSF)の抑えるべきあ
る所定量を、光書き込みユニットの抑えるべきある所定
量よりも小さくおけばよい。また、発光素子アレイ10
0の発光特性のばらつきが小さく、配列方向断面の露光
幅(PSF)に対してほとんど影響を及ぼさない場合に
は、結像素子アレイ200の抑えるべきある所定量を、
光書き込みユニットの抑えるべきある所定量を同一とす
ることができる。特にこの場合においては光書き込みユ
ニットの検査を不要とすることができる。
【0070】前述したように、ロッドレンズアレイで
は、個々のロッドレンズを複数整列させて側板によって
挟み込まれた構造をしており、この整列時の製造誤差に
より結像特性にばらつきが生じる。また、屈折率分布型
のロッドレンズでは、レンズ内部の屈折率を化学処理等
によって制御するため、屈折率分布を同一に製造するの
も難しい。したがって、個々の結像素子を有効画像領域
全体にわたって一体的に形成することにより、整列によ
るばらつきを低減し、さらに、屈折率分布型の結像素子
ではなく、金駒によって結像素子の面形状が転写される
成形加工による結像素子アレイであることが望ましい。
【0071】このようにして成形された結像素子アレイ
の一例を図17に示す。図17は、樹脂によって一体成
形加工されたルーフプリズムレンズアレイ(RPLA)
250の一例を示す斜視図である。ルーフプリズムレン
ズアレイ250は、入射面251と、出射面252と、
入射面251からの光束を出射面252に導くためのプ
リズム部253から構成されるルーフプリズムレンズ2
54を配列方向255に1列に配列し、リブ256で押
さえてアレイを形成したもので、配列方向255には正
立系をなす結像素子アレイである。
【0072】このように露光強度分布におけるある特性
値について、複数の発光素子に対する特性値の比較結果
を、有効画像領域全体にわたってある所定量内に抑えら
れているかどうか検査することによって、良品と判断さ
れた光書き込みユニットを用いれば、良好な画像が得ら
れる画像形成装置を得ることができる。また、画像形成
装置での画像出力検査等を不要とすることができる。
【0073】3.発光素子アレイと結像素子アレイとの
位置関係を調整する位置調整機構 発光素子アレイ100と結像素子アレイ200との位置
関係を調整する位置調整機構の例を図18に示す。図1
8は発光素子アレイ100と、結像素子アレイ200と
して、ルーフプリズムレンズアレイ(以下、「RPL
A」とも称す)を用いた光書き込みユニット400を側
面から見た図である。
【0074】発光素子は、発光素子アレイ基板上101
に、紙面垂直方向に一列に配列されている。発光素子ア
レイ基板101は、アルミや樹脂等により作製させるフ
レームに支持されている。RPLA401は、RPLA
ホルダ402に支持されており、RPLAホルダ402
は第1および第2の可動部材403,404を介してフ
レーム405に支持されている。フレーム405は図1
8から分かるように断面略L字状に形成されている。前
記第1および第2の可動部材403,404は光書き込
みユニットの400長手方向(紙面に垂直な方向)の両
端に設けられ、前記第1の可動部材403はRPLA4
01を図示X軸方向で、第2の可動部材404は図示Z
軸方向でそれぞれ支持している。また、RPLAホルダ
402は押えバネ406によって、フレーム405に向
かって押圧されている。
【0075】このように構成された光書き込みユニット
400は、第1の可動部材403によって、RPLA4
01はX軸方向に移動できる。また、長手方向両端に位
置する第1の可動部材403の可動量を異ならせること
で、Z軸まわりに傾けることができる。一方、第2の可
動部材404によって、RPLA401は図示Z軸方向
に移動できる。また、長手方向両端に位置する第2の可
動部材404の移動量を異ならせることで、X軸回りに
傾けることができる。したがって、これら第1および第
2の可動部材403,404の移動量を制御すること
で、RPLA401の位置を制御することができる。
【0076】この調整機構により、露光強度分布におけ
るある特性値について、複数の発光素子に対する特性値
の比較結果を、有効画像領域全体にわたって、ある所定
量内に抑えるように、発光素子アレイに対するRPLA
401の位置を調整することができる。一例として、発
光素子アレイ100と結像素子アレイ200を支持する
フレーム405に加工誤差が生じた場合ついて説明す
る。この場合、図に示す方向にフレーム厚tが大きくな
り、結像面に対してRPLA401が離れてしまうと
(デフォーカス状態となる)、光スポットがぼやけてし
まうため、第2の可動部材404の移動量を前記調整機
構により制御することで、RPLA401を所定の位置
に制御することができる。また、光スポットを意図的に
ぼやかすこともできる。
【0077】本発明では、複数の発光素子に対する特性
値の比較結果を抑えるように設定される。光スポットを
ぼやかすことはMTFを劣化させることになるが、逆に
露光面積等のばらつきは低減する方向に動く。
【0078】具体例を以下に示す。図10は、結像位置
(デフォーカス量=0.0mm)における結果である
が、同じ条件において、デフォーカス位置(デフォーカ
ス量=+0.1mm)での露光面積を測定する。その測
定結果から、図10と同じように、移動平均の差分Δi
を求めた結果を図19に示す。この図から、デフォーカ
ス位置の方が、Δiの取り得る値の範囲が小さくなって
いることが分かる。このことは、デフォーカスして、光
スポットをぼやかすことにより、複数の発光素子に対す
る特性値の比較結果を抑えることが可能なことを示して
いる。実際にデフォーカス位置での画像出力結果を見て
みると、結像位置に比べ、濃度ムラは低減している。
【0079】前記実施形態では、発光素子アレイ100
を固定し、結像素子アレイ200を移動できる(可動)
としているが、結像素子アレイ200を固定し、発光素
子アレイ100を移動できる(可動)としても良いし、
両方を移動できるようにしても良い。すなわち、両者の
相対的な位置関係を変えることができるようにすれば良
い。また、光スポットをぼやかす位置調整としてはいろ
いろな調整の仕方があるが、結像位置ずれ等を起こさず
光スポットのみをぼやかすために、結像素子アレイ20
0をデフォーカス方向に調整するのが良い。
【0080】4.発光素子の駆動制御 各発光素子の発光量は演算処理手段によって設定され
る。演算処理手段は、図示しない中央制御装置としての
CPUと、制御を行うためのプログラムを書き込んだR
OMと、CPUがプログラムにしたがった処理を実行す
る際にワークエリアとして使用するRAMとを含み、前
記CPUは前記プログラムにしたがって各発光素子に対
する補正値を決定する。また、演算処理手段は、露光強
度分布における特性値の測定装置等に併せ備えることが
望ましい。
【0081】図20は、この演算処理手段を含む発光量
制御装置の構成を示す機能ブロック図である。発光量制
御装置は、光書き込みヘッド(LEDヘッド)201、
光学測定手段202、測定制御手段203、発光制御手
段204、測定データ解析、補正値決定手段205およ
びROM補正値変更手段206から構成されている。こ
のように構成された発光量制御装置では、光書き込みユ
ニット201を構成する複数の発光素子を発光制御手段
204によって発光させ、各々の発光素子に対する露光
強度分布における特性値を測定制御手段203によって
制御される光学測定手段203によって測定する。光学
測定手段202によって得られた測定値は、測定データ
解析、補正値決定手段205によって演算処理され、補
正値決定手段205では、画像上の濃度ムラを目立ちに
くくするように各発光素子に対する補正値を決定する。
決定された補正値は、光書き込みユニット201の内部
または外部に設けられたROMに格納される。その際、
前記測定データ解析、補正値決定手段205によって決
定された補正値に基づいてROM補正値変更手段206
がROMの補正値を変更し、光書き込みユニット201
はROMに格納された補正値に基づいた発光量で駆動さ
れる。なお、この図20の例では、測定制御手段20
3、発光制御手段204、測定データ解析、補正値決定
手段205およびROM補正値変更手段206が演算処
理手段に対応している。
【0082】4.1 第1の制御例 図21は第1の制御例における処理手順を示すフローチ
ャートである。この処理では、まず、各発光素子に対
し、2つの補正値(ここで、補正値は4ビット;0〜1
5を持ち、補正値に応じて駆動電流を制御することがで
きる)をそれぞれ与えて発光し、各々の補正値に対し
て、露光強度分布におけるある特性値を測定する(ステ
ップS1−1)。測定方法については、2次元CCDや
1次元CCD、またはスリットを用いた既知の方法によ
り測定できる。測定結果から各発光素子に対する補正値
と特性値との相関曲線を作成する(ステップS1−
2)。この相関曲線をもとに、複数の発光素子に対する
特性値の比較結果が、有効画像領域全体にわたって、あ
る所定量内に抑えられるように演算処理を行い、各発光
素子に対する補正値を求め(ステップS1−3)また、
前記補正値に対応する発光量を求める(ステップS1−
4)。
【0083】これについて、さらに具体的に説明する。
【0084】ステップS1−1:有効画像領域内の発光
素子に対して、2つの補正値mおよびnを与え、露光強
度分布におけるある特性値を測定する。測定手順とし
て、まず、発光素子iに補正値mを与えて発光させ、露
光強度分布におけるある特性値を測定し、その測定結果
をPimとする。続いて、補正値をnに変更して発光さ
せ、特性値を測定する(Pin)。次に、発光素子jに
補正値mを与えて発光させ、特性値を測定し(Pj
m)、続いて補正値をnに変更して発光させ、特性値を
測定する(Pjn)。発光素子kについても同様に測定
して、Pkm、Pknを求める。以降、同様にして、有
効画像領域内の全発光素子について測定する。
【0085】この測定手順の他に、発光素子iに補正値
mを与えて発光させ、特性値を測定し(Pim)、続い
て発光素子jにも補正値mを与えて発光させ、特性値を
測定し(Pjm)、さらに発光素子kにも補正値mを与
えて発光させ、特性値を測定し(Pkm)、以降、全発
光素子について測定する。次に、補正値nを全発光素子
i、j、k、・・・にそれぞれ与えて発光させ、特性値
を測定する(Pin、Pjn、Pkn、・・・)という
手順でも測定することができる。
【0086】ステップS1−2:この測定結果から、全
発光素子i、j、k、・・・に対して、各々補正値と特
性値との相関曲線を作成する。ここでは、相関曲線を一
次直線とする。よって、発光素子iに対する傾きをa
i、切片biとして、 Pim=ai×m+bi Pin=ai×n+bi の連立方程式を解くことにより、ai、biを求めるこ
とができる。
【0087】同様にして、発光素子j、k、・・・に対
しても、傾きaj、ak、・・・、切片bj、bk、・
・・を求めることができ、補正値と特性値との相関曲線
(図22)が作成できる。
【0088】この各発光素子i、j、k、・・・に対す
る相関曲線から、任意の補正値qに対して、特性値Pi
q、Pjq、Pkq、・・・を求めることができる(図
23)。すなわち、 Piq=ai×q+bi Pjq=aj×q+bj Pkq=ak×q+bk ・ ・ ・ ステップS1−3、S1−4:この結果から、複数の発
光素子に対する特性値の比較結果が、有効画像領域全体
にわたって、ある所定量内に抑えられるように演算処理
を行い、各発光素子に対する補正値を求める。その演算
処理について説明する。
【0089】簡単のため、複数の発光素子に対する特性
値の比較結果を3つの発光素子に対する特性値の最小二
乗近似での一次直線(近似直線)の傾きとする。ここで
は発光素子i、jおよびkについて、3つの特性値Pi
u、PjvおよびPkwから、その近似直線の傾きを求
めることができ、その傾きをHuvwとする(uは発光
素子iに対する補正値、vは発光素子jに対する補正
値、wは発光素子kに対する補正値)。すなわち、H00
0はPi0、Pj0、Pk0に対する近似直線の傾きであ
り、H001はPi0、Pj0、Pk1に対する近似直線の傾
きであり、H002はPi0、Pj0、Pk2に対する近似直
線の傾きである(図24)。このようにして、u、v、
wを各々0〜15まで振ったときのすべてのHuvwを
求める。
【0090】そして、所定量の範囲をHL〜HHとすれ
ば、 HL≦Huvw≦HH となるような補正値u、v、wの組を求めるのである。
次に、発光素子をシフトして、3つの発光素子j、k、
lについて同様の処理を行い、Hvwx(xは、発光素
子lに対する補正値)が所定量の範囲内に抑えられるよ
うな補正値を求める。これを有効画像領域全体の発光素
子にわたって満足するように、各発光素子に対する補正
値を求めていく。すなわち、各発光素子に対する発光量
を求めることができるのである。
【0091】また、ステップS1−2において、補正値
に対する特性値を求める際に、与える補正値を増やせば
相関曲線は精度の高いものとなるが、測定に要する時間
が必要となる。したがって、あらかじめどのような相関
曲線になるのか把握しておき、補正値に対する特性値が
一次直線でよく近似できるようであれば、2つの補正値
を与えればよく、一次直線で近似できなければ、3つ以
上の補正値を与えて相関曲線を導く必要がある。現実的
には、2〜4つ程度が望ましい。また、特性値として、
露光幅(LSF)等を選択する場合には、スリット等を
用いた1次元の露光強度分布測定を行うことにより、測
定の高速化を図ることができる。
【0092】4.2 第2の制御例 第2の制御例の処理手順を図25のフローチャートに示
す。この処理では、まず、ステップS2−1で、各発光
素子に対し、1つの補正値mを与えて発光させ、その補
正値mに対して、露光強度分布におけるある特性値を求
めるために、2次元CCD等を用いて2次元の露光強度
分布を測定する。駆動電流と発光量とはほぼ比例関係に
あるため、補正値の1ステップに対する駆動電流の増減
が分かれば、補正値の1ステップに対する発光量の増減
もわかる。
【0093】ここで、発光量の増減(駆動電流と発光量
との比例定数にあたる)が各発光素子毎に等しければ良
いが、実際には各発光素子毎の比例定数は異なる。した
がって、この定数をあらかじめ測定しておく必要があ
る。その方法として、LEDアレイチップを製造する
際、プロービングテストと呼ばれる検査工程において、
ウェハの状態でLEDが発光するかどうかのチェックを
行っている。通常では、ある1種類の駆動電流を与えて
発光させ、その時の発光量をもとに、LEDアレイチッ
プを発光量毎にランク分けしたり、選別したりしてい
る。しかし、このときに2種類の駆動電流を与えて発光
させておけば、各発光素子毎の駆動電流と発光量との比
例定数を測定し、そのデータを保存しておくことができ
る。そこで、ステップS2−2でステップS2−1にお
ける補正値m以外の補正値に対する特性値を求める。
【0094】さらに、発光量の増減に対しては、露光強
度分布自体の形は変わらず、強度が変化するだけであ
る。このことを図26に示す。図26は、補正値mのと
きの配列方向断面での露光強度分布と、別の補正値nの
ときの配列方向断面での露光強度分布の模式図である。
したがって、1つの補正値mに対する露光強度分布が測
定されれば、その他の補正値に対する露光強度分布を計
算により求めることが可能であり、露光強度分布におけ
る特性値も求めることができる。この結果から、ステッ
プS2−3で補正値と特性値との相関曲線を作成する
(図27)。以上の方法では、1つの補正値に対する測
定のみで良い。
【0095】また、前述の第1の制御例1と同様に、各
発光素子に対し、2つの補正値を与えて発光させ、その
補正値に対して露光強度分布におけるある特性値を求め
るために、2次元の強度分布を測定する。駆動電流と発
光量とはほぼ比例関係にあるため、この2つの補正値
(2種類の駆動電流にあたる)の2次元強度分布から、
その他の補正値での2次元強度分布を計算により求める
ことが可能である。よって、露光強度分布における特性
値を求めることができ、その結果から補正値と特性値と
の相関曲線を作成することができる。以上の方法では駆
動電流と発光量との比例定数を測定する必要はない。
【0096】以上のようにして求めた相関曲線をもと
に、複数の発光素子に対する特性値の比較結果が、有効
画像領域全体にわたって、ある所定量内に抑えられるよ
うに演算処理を行い、各発光素子に対する補正値、すわ
なち発光量を求めることができる(ステップS2−4、
S2−5)。これ以降の演算処理方法は、前記第1の制
御例に示した方法と同様に行うことができる。この方法
であれば、露光強度分布からすべての補正値に対する特
性値が導出できるので、相関曲線にも高い精度が得られ
る。
【0097】4.3 第3の制御例 第3の制御例の処理手順を図28のフローチャートに示
す。この制御例は、ある補正値に対する特性値をあらか
じめ測定しなくとも、順次、各発光素子に対する補正値
を決定していくというものである。
【0098】ここで、発光素子(k−1)までの補正値は
決定されているとする。次に補正値を求めたい発光素子
kに対し、(k−s+1)から(k−1)までの(s−1)個
の発光素子に対する特性値から、(k−s+1)〜kまで
のs個の発光素子に対する特性値の比較結果がある所定
量内に抑えられるために、発光素子kが取るべき特性値
の範囲を求める(ステップS3−1)。そして、発光素
子kを発光させ、その補正値に対する特性値を測定し
(ステップS3−2)、取るべき特性値の範囲を満たす
補正値を求める(ステップS3−3)。このとき、複数
の補正値に対する特性値が、取るべき特性値の範囲を満
たすときには、最も望ましい補正値を選択することがで
きる。この操作を順次繰り返すことによって、有効画像
領域全体にわたって補正値を決定し、発光量を求めてい
くことができる(ステップS3−4)。
【0099】これについて、具体的に説明する。
【0100】簡単のため、複数の発光素子に対する特性
値の比較結果を、3つの発光素子に対する特性値の最小
二乗近似での一次直線(近似直線)の傾きとする。ここ
で、3つの発光素子をi、jおよびkとする。2つの発
光素子i、jの補正値はすでに決定されており、その特
性値をPi、Pjとする。次に、発光素子i、jの特性
値から、3つの発光素子に対する近似直線の傾きHが、
所定量の範囲(HL〜HH)に抑えられるような、発光
素子kが取るべき特性値の範囲を求めることができ、そ
の範囲はPL〜PHとなる。そして、発光素子kを発光
させ、その補正値に対する特性値を測定し、その特性値
がPL〜PHの範囲を満たす補正値を求める(図2
9)。図29の場合、その補正値は6または7である。
該当する補正値が複数ある場合には、例えば、傾きが0
に近いほうを選択することもできるし、または、発光素
子(i−1)、i、jの特性値から求められる近似直線の
傾きH’に近くなるほうを選択することもできる。この
操作を順次繰り返すことによって、有効画像領域全体に
わたって補正値を決定していくことができる。なお、
(s−1)番目までの発光素子の補正値は前記方法とは別
に決定しておけばよい。
【0101】2番目の発光素子の補正値は、1番目の発
光素子に対する特性値をもとに決定し、3番目の発光素
子の補正値は、1番目および2番目の発光素子に対する
特性値をもとに決定し、以下、(s−1)番目の発光素子
の補正値までは、それより前方の発光素子に対する特性
値をもとに決定しておけばよい。また、この方法では、
順次、前方の発光素子から補正値を求めていくため、比
較結果の条件しだいでは、後方へ行くに従って不適当な
値を取り得ることも考えられる。そのようなことが考え
られる場合には、例えば、発光素子kが取るべき特性値
Pkが、1番目の発光素子の特性値P1に対して、大き
く外れないようにする(例えば、0.8×P1≦Pk≦
1.2×P1)等の付加処理を行うこともできる。
【0102】前記のいづれの具体例においても、補正値
によって駆動電流を制御して発光量を変えていたが、発
光時間を制御して発光量を変えることができるので、補
正値によって発光時間を制御することもできるし、駆動
電流と発光時間との組み合わせとすることもできる。前
記各発光素子に対する補正値(補正値で発光量を制御す
る)は、光書き込みユニットの内部のROMに格納する
場合もあるし、光書き込みユニットの外部(たとえば、
画像形成装置)のROMに格納する場合もある。光書き
込みユニットの内部にROMを持たせれば、その補正値
に基づく発光量を以って発光素子アレイ100は駆動制
御される。一方で、光書き込みユニットの外部にROM
を持たせれば、外部から送られる補正値に基づく発光量
を以って発光素子アレイ100は駆動制御されることに
なる。
【0103】光書き込みユニットの内部のROMに補正
値が格納されている場合には、特に補正値によって駆動
電流を制御することが望ましい。このとき、光書き込み
ユニットへ送られる出力画像信号は、入力画像信号に基
づいて、画像処理が施され、発光時間を制御することに
よって得ることができる。
【0104】第1ないし第3の制御例のように制御する
と、露光強度分布におけるある特性値について、複数の
発光素子に対する特性値の比較結果を、有効画像領域全
体にわたってある所定量内に抑えられているので、良好
な画像が得られるように各発光素子を駆動することがで
きる。特に、図21、図25、図28のフローチャート
に示すような駆動方法を取ることにより、従来の光量一
定補正やスポット径一定補正等の一定補正とは異なり、
濃度ムラが目立ちにくい、良好な画像が得られるように
各発光素子を駆動することができる。
【0105】4.4 作像条件に対応した補正 画像形成装置においては、以下の実施形態に示すような
種々の条件において、画像形成条件が異なる。したがっ
て、画像形成条件に応じて最適な(画像上の濃度ムラが
認識できないような)露光を行うことが必要である。す
なわち、画像形成装置においては、電源投入時や、出力
枚数等のあらかじめ規定した設定値に応じて、プロセス
調整が行われている。プロセス調整では、入力信号であ
る露光条件に対して、出力である感光体や転写ベルト上
のトナー付着量を測定することによって、現像特性を把
握し、帯電、露光、現像、転写などの各プロセスの条件
を調整している。また、転写や定着プロセスにおいて
は、記録紙の種類に応じてもその作像条件が変化してい
る。したがって、作像条件(帯電、露光、現像、転写、
定着等の電子写真プロセスに必要な各プロセス)の変化
に対して、その作像条件に応じて最適な露光を行うこと
が必要である。
【0106】4.4.1 作像条件の相違 作像条件が異なる場合について、例をあげる(図3
0)。作像条件をいくつかのグループ(A、B、C)に
分ける。そして、そのグループ化された作像条件におい
て、画像上の濃度ムラ(縦筋)が認識できないように、
光書き込みユニットは露光強度分布におけるある特性値
について、複数の発光素子に対する特性値の比較結果
を、有効画像領域全体にわたって、ある所定量内に抑え
るように設定され、その時の各発光素子に対する補正値
(しいては発光量)が定められる。したがって、グルー
プ化された作像条件毎に、各発光素子に対する補正値
を、光書き込みユニットの内部に持つROMまたは光書
き込みユニットの外部に持つROMに格納しておき、作
像条件判定手段によって選択された作像条件に応じて補
正値を選択して、各発光素子を駆動制御することができ
る。また、環境条件、特に温度、湿度に応じて作像条件
は変化する。たとえば、温湿度によって、転写、定着の
作像条件も変わるし、特に湿度によってトナーの帯電量
が変化する。したがって、環境条件に応じて最適な露光
を行うことが必要である。
【0107】4.4.2 環境条件の相違 環境条件が異なる場合について、例をあげる。環境条件
をいくつかのグループに分ける。たとえば、高温高湿条
件(30℃以上、70%以上)、常温常湿条件(10℃
以上〜30℃未満、20%以上〜70%未満)、低温低
湿条件(10℃未満、20%未満)にわける。この環境
条件において、画像上の濃度ムラ(縦筋)が認識できな
いように、光書き込みユニットは露光強度分布における
ある特性値について、複数の発光素子に対する特性値の
比較結果を、有効画像領域全体にわたって、ある所定量
内に抑えるように設定され、その時の各発光素子に対す
る補正値(しいては発光量)が定められる。したがっ
て、温度条件毎に、各発光素子に対する補正値を、光書
き込みユニットの内部に持つROMまたは光書き込みユ
ニットの外部に持つROMに格納しておき、温度条件判
定手段によって選択された温度条件に応じて補正値を選
択して、各発光素子を駆動制御することができる。ま
た、実際に光書き込みユニットを搭載する画像形成装置
の、例えば光書き込みユニットと感光体とのギャップ等
のメカ的な部品ばらつきや組立ばらつきによって、画像
形成装置毎のばらつきがあり、作像条件も変化してい
る。したがって、メカ的なばらつき条件に応じて最適な
露光を行うことが必要である。
【0108】4.4.3 機器的な条件の相違 メカ的なばらつき条件が異なる場合について、例をあげ
る。メカ的なばらつき条件をいくつかのグループに分け
る。そして、そのグループ化された作像条件において、
画像上の濃度ムラ(縦筋)が認識できないように、光書
き込みユニットは露光強度分布におけるある特性値につ
いて、複数の発光素子に対する特性値の比較結果を、有
効画像領域全体にわたって、ある所定量内に抑えるよう
に設定され、その時の各発光素子に対する補正値(しい
ては発光量)が定められる。したがって、グループ化さ
れた作像条件毎に、各発光素子に対する補正値を、光書
き込みユニットの内部に持つROMまたは光書き込みユ
ニットの外部に持つROMに格納しておき、作像条件判
定手段によって選択された作像条件に応じて補正値を選
択して、各発光素子を駆動制御することができる。
【0109】前記では、作像条件や環境条件などの画像
形成条件においてグループ化しており、そのグループに
対して、その時の各発光素子に対する補正値を定めてい
るが、各発光素子に対する補正値が異ならなければ、グ
ループ分けされる必要はない。低湿例えば、前記例にお
いて、環境条件を3つにグループ分けしたが、常温常湿
条件と低温低湿条件において、各発光素子に対する補正
値が同一である場合には、2つのグループ、例えば高温
高湿条件(30℃以上、70%以上)と、常温常温およ
び低温低湿条件(30℃未満、70%未満)にグループ
分けすればよい。
【0110】5.光書き込みユニットを使用した画像形
成装置 本実施形態の光書き込みユニットを使用した画像形成装
置の例を図31に示す。
【0111】画像形成装置において画像を形成する画像
形成プロセスの1つとして、電子写真プロセスがある。
以下に電子写真プロセスについて概略を説明する。電子
写真プロセスは、像担持体(感光体)500に帯電ユニ
ット501によって電位を与え(帯電プロセス)、光書
き込みユニット(露光ユニット)502からの光スポッ
トを像担持体(たとえば感光体)501上に照射するこ
とにより潜像をつくり(露光プロセス)、その潜像に現
像ユニット503によりトナーを付着させてトナー像を
つくり(現像プロセス)、記録紙504に転写ユニット
505によって前記トナー像を写し(転写プロセス)、
定着ユニット506によって圧力や熱をかけ、記録紙5
04に融着させる(定着プロセス)ようなプロセスであ
る。なお、感光体501上に残ったトナーはクリーナユ
ニット507によって清掃され、感光体501上の帯電
部分は除電ユニット508によって除電される。前記帯
電から除電までの1つのプロセスサイクルを形づくって
いる。
【0112】また、高速なカラー画像出力に有利な、タ
ンデム型と呼ばれる画像形成装置を、図32に示す。
【0113】装置の下部には水平方向に配設された給紙
カセット601が設けられ、給紙カセット601から給
紙される転写紙613を搬送する搬送ベルト602が設
けられている。この搬送ベルト602上にはイエロー
(Y)用の感光体603Y、マゼンタ(M)用の感光体
603M、シアン(C)用の感光体603C、およびブ
ラック(K)用の感光体603Kが上流側から順に等間
隔に配設されている。これら感光体603Y,603
M,603C,603Kの周囲には、電子写真プロセス
に従うプロセス部材が順に配設されている。これらのプ
ロセス部材は感光体603Yを例にとれば、帯電ユニッ
ト604Y、露光ユニット605Y、現像ユニット60
6Y、転写ユニット607Y等である。他の感光体60
3M、603C、603Kについても同様である。
【0114】また、搬送ベルト602の周囲には、感光
体603Kよりも下流側に、除電ユニット609、クリ
ーニングユニット610等を配置している。また、除電
ユニット609の搬送方向下流側には定着ユニット61
1が設けられ、排紙ローラ612を介して、図示しない
排紙トレイへ結ばれる。
【0115】このようなタンデム型の画像形成装置にお
いて、例えば複数色モード選択時であれば、各感光体6
03Y,603M,603C,603Kに対して、対応
する色の画像信号に応じて、各々の露光ユニット605
Y,605M,605C,605Kによる露光により、
各々の感光体上に静電潜像が形成される。これらの静電
潜像は各々の対応する色トナーで現像されてトナー像と
なり、搬送ベルト602上に静電的に吸着されて、搬送
される転写紙上に順次転写されることにより、重ね合わ
せられる。そして、カラー画像として定着され、排紙さ
れる。
【0116】また、単色モード選択時であれば、ある色
X(Y、M、C、Kのいづれか)として、他の色の感光
体およびプロセス部材は非動作状態とされ、感光体3X
に対してのみ、露光ユニット5Xによって露光され、静
電潜像を形成し、ある色Xのトナーで現像されトナー像
となり、搬送ベルト602上に静電的に吸着されて、搬
送される転写紙613上に転写されることにより、単色
画像として、定着され、排紙される。
【0117】このような画像形成装置の露光ユニット5
02,605Y,605M,605C,605Kとし
て、本発明の光書き込みユニットが適用される。本発明
の光書き込みユニットは、良好な(縦筋が認識できな
い)画像が得られるように設定されているので、良好な
画像が出力できる画像形成装置を得ることができる。
【0118】なお、光書き込みユニットは、前述の図1
8に示したようなルーフプリズムレンズアレイを用いた
ユニットが使用されるが、この他に、前述の屈折率分布
型のロッドレンズアレイを用いた光書き込みユニットを
使用することもできる。このロッドレンズアレイを用い
た光書き込みユニットは、図33に示すようにフレーム
321に支持されたロッドレンズアレイ322と、フレ
ーム321の後端(図では上端)に支持された基板32
3と、この基板323に搭載された発光素子(LED)
アレイ324と、前記フレーム321との間で基板32
3を保持するとともに、放熱機能を備えたヒートシンク
325とから基本的に構成されている。前記ロッドレン
ズアレイ322は、前記発光素子アレイ324の各発光
素子の光軸上に各ロッドレンズの光軸を合わせ、ロッド
レンズアレイ322の図において下側の面(前記発光素
子アレイ324に対向していない側の面)を像担持体3
26の光書き込み部が前記ロッドレンズアレイ322の
結像面になるように配置されている。ここでは特に説明
しないが、前述の図18に示したルーフプリズムレンズ
アレイ401を使用した光書き込みユニット400の場
合と同様に、ロッドレンズアレイ322の位置調整機構
を備え、露光強度分布におけるある特性値について、複
数の発光素子に対する特性値の比較結果を、有効画像領
域全体にわたって、ある所定量内に抑えるように、発光
素子アレイ324に対するロッドレンズアレイ322の
位置を調整することができる。
【0119】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次のような
効果を奏する。
【0120】請求項1記載の発明によれば、複数の発光
素子に対して当該発光素子の露光強度分布における所定
の特性値の比較結果が、有効画像領域全体にわたってあ
らかじめ設定した範囲に収まるように前記発光素子の発
光量を設定するので、濃度ムラが目立ちにくく、良好な
画像出力が可能な光書き込みユニットを提供することが
できる。
【0121】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
おける所定の特性値の比較結果が、複数の測定点におけ
る特性値に基づいたものなので、請求項1記載の発明の
効果をより確実に得ることができる。
【0122】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2における所定の特性値が、発光素子の配列方向お
よび配列方向に直交する方向の断面における露光幅、ま
たは発光素子の配列方向および配列方向に直交する方向
に積算された配列方向および配列直交方向の露光幅、ま
たは露光面積であるので、特性値の測定が容易に行え
る。
【0123】請求項4記載の発明によれば、比較結果を
近似直線の傾き、または移動平均の比較結果とすること
により、濃度ムラが目立ちにくく、良好な画像出力が可
能な光書き込みユニットを提供することができる。
【0124】請求項5記載の発明によれば、結像素子ア
レイは有効画像領域全幅にわたって、一体的に成形され
ているので、整列ばらつきや屈折率ばらつきを低減可能
な結像素子アレイを実現することができる。
【0125】請求項6記載の発明によれば、比較結果が
あらかじめ設定した範囲に収まるように発光素子アレイ
と結像素子アレイとの位置関係を調整する位置調整手段
を備えているので、位置調整手段によって発光素子アレ
イと結像素子アレイとの相対的な位置関係を調整でき、
これによって、前記複数の発光素子に対する特性値の比
較結果を有効画像領域全体にわたって、ある所定量内に
抑えられるように容易に設定することが可能になる。
【0126】請求項7記載の発明によれば、位置調整手
段によって結像素子アレイをデフォーカス方向に位置調
整することにより、結像位置ずれを発生させずに光スポ
ットのみをぼやかすことができる。光スポットをぼやか
すことはMTFを劣化させることになるが、逆に露光面
積等のばらつきを低減する方向に動き、結果として、複
数の発光素子に対する特性値の比較結果を有効画像領域
全体にわたって、ある所定量内に抑えることができる。
【0127】請求項8記載の発明によれば、演算処理手
段によって決定された発光量に基づいて各発光素子を駆
動するので、濃度ムラが目立ちにくい、良好な画像を得
るための光書き込みユニットを提供することができる。
【0128】請求項9記載の発明によれば、演算処理手
段は、各発光素子に対し発光量に応じて特性値を測定し
た結果に基づいて前記発光量と前記特性値との相関関係
を導くので、すぺての補正値に対する特性値を測定しな
くとも、効率良く補正値(発光量)を求めることができ
る。
【0129】請求項10記載の発明によれば、演算処理
手段は、複数の発光素子の発光量に対する特性値の結果
に基づいて、その次の発光素子の取るべき特性値の範囲
を求めるので、あらかじめ補正値に対する特性値を測定
しなくとも、リアルタイムに補正値(発光量)を求める
ことができる。
【0130】請求項11記載の発明によれば、演算処理
手段は、駆動電流を補正値として各発光素子の発光量を
決定するので、発光量を制御するための駆動電流と、画
像処理による出力画像信号を制御するための発光時間と
を切り分けることができる。特に、発光素子アレイの内
部のROMに補正値が格納されている場合、外部から光
書き込みユニットに補正値の信号を送る必要がなくな
る。
【0131】請求項12記載の発明によれば、発光量
は、画像形成条件毎に前記特性値の比較結果があらかじ
め設定した範囲内に収まるように設定され、演算処理手
段は、選択された画像形成条件に応じて発光量を設定
し、その発光量に基づいて各発光素子を駆動するので、
どのような画像形成条件においても、濃度ムラが目立ち
にくく、良好な画像を得ることが可能な光書き込みユニ
ットを提供することができる。
【0132】請求項13記載の発明によれば、請求項1
ないし12のいずれか1項に記載の光書き込みユニット
を画像形成装置の露光手段として使用することにより、
濃度ムラが目立ちにくい良好な画像形成が可能な画像形
成装置を提供することができる。
【0133】請求項14記載の発明によれば、複数の発
光素子に対して当該発光素子の露光強度分布における所
定の特性値の比較結果が、有効画像領域全体にわたって
あらかじめ設定した範囲に収まるように前記発光素子の
発光量を設定して、前記発光素子を駆動するので、従来
の光量一定補正やスポット径一定補正等の一定補正とは
異なり、濃度ムラが目立ちにくい、良好な画像が得られ
るように各発光素子を駆動することができる。
【0134】請求項15記載の発明によれば、前記発光
素子の発光により出射された光束を前記結像素子アレイ
を介して結像面に結像させ、結像された光スポットを読
み取る撮像手段と、この撮像手段によって読み取られた
光スポットから有効画像領域全体の露光強度分布を求
め、求められた露光強度分布から所定の特性値を求め、
さらに、求められた複数の測定点の前記特性値を比較す
る処理手段とを備え、前記処理手段による比較結果があ
らかじめ設定した範囲に収まっているかどうかの検査だ
けで、光書き込みユニットの良否が判定でき、簡単な構
成で光書き込みユニットを評価することができる。これ
により良品と評価された光書き込みユニットを使用すれ
ば、濃度ムラが目立ちにくい、良好な画像が得られる画
像形成装置を提供することができる。
【0135】請求項16記載の発明によれば、1つの発
光素子を固定して前記結像素子アレイを移動させ、有効
画像領域の結像素子アレイを検査するので、発光素子の
ばらつきには依存しない結像素子アレイのばらつきのみ
に起因する露光強度分布を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る発光素子アレイを説明
するための図である。
【図2】本発明の実施形態に係る結像素子アレイの構造
を示す説明図である。
【図3】1ドット発光、2ドット非発光(1on2of
f)を繰り返した感光体の送り方向に平行な縦線画像の
画像パターンの一例を示す図である。
【図4】1on2offで発光した各発光素子に対し、
2次元CCDを用いて露光強度分布を測定した露光強度
分布の例を示す図である。
【図5】図5の露光強度分布から求められる配列方向断
面の露光強度分布を示す図である。
【図6】図5の配列方向断面の露光強度分布から算出さ
れるある閾値における露光幅(PSF)から、連続する
9測定点毎に最小二乗近似による一次回帰直線(近似直
線)を取り、その近似直線の傾きをプロットした図であ
る。
【図7】近似直線の傾きと濃い縦筋との対応を表す模式
図である。
【図8】近似直線の傾きと薄い縦筋との対応を表す模式
図である。
【図9】近似直線の傾きを取る前の配列方向断面の露光
幅(PSF)の測定値を示す図である。
【図10】ドット番号に対応させて露光面積のΔiをプ
ロットした図である。
【図11】1ドット発光、2ドット非発光(1on2o
ff)を繰り返した感光体の送り方向に垂直な横線画像
の画像パターンの一例を示す図である。
【図12】配列直交方向断面の露光強度分布から算出さ
れるある閾値における露光幅(PSF)から、連続する
9測定点毎に最小二乗近似による一次回帰直線(近似直
線)を取り、その近似直線の傾きをプロットした図であ
る。
【図13】露光幅(LSF)を説明するための図であ
る。
【図14】閾値以上の露光量の積分量を示す図である。
【図15】所定幅内の露光量の積分値を示す図である。
【図16】本実施形態に係る結像素子アレイの検査装置
の概略を示す図である。
【図17】本実施形態に係る結像素子アレイの斜視図で
ある。
【図18】発光素子アレイと結像素子アレイとの位置関
係を調整する位置調整機構の例を示す図である。
【図19】デフォーカスしたときの露光面積のΔiをド
ット番号に対応させて示す図である。
【図20】発光量制御装置の構成を示す機能ブロック図
である。
【図21】補正処理の第1の制御例の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図22】図21の処理で作成される相関曲線を示す図
である。
【図23】図21の処理における補正値に対する特性値
の関係を示す図である。
【図24】図23に対して近似直線の傾きを書き込んだ
図である。
【図25】補正処理の第2の制御例の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図26】補正値mのときの配列方向断面での露光強度
分布と、別の補正値nのときの配列方向断面での露光強
度分布の模式図である。
【図27】図25の処理で作成される相関曲線を示す図
である。
【図28】補正処理の第3の制御例の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図29】図28の処理における発光素子の取るべき特
性値の範囲を示す図である。
【図30】作像条件に対する補正値の関係を示す図であ
る。
【図31】単色の画像形成を行う画像形成装置の概略構
成図である。
【図32】タンデム型の画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図33】屈折率分布型のロッドレンズアレイを用いた
光書き込みユニットと像担持体とを示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
100 発光素子アレイ 101 基板 102 発光ダイオード(LED)アレイチップ 103 発光ダイオード(LED) 104 ドライバIC 105 コネクタ部 200 結像素子アレイ 201 ロッドレンズ 202 側板 203 接着部材 250 ルーフプリズムレンズアレイ 251 入射面 252 出射面 253 プリズム部 254 ループプリズムレンズ 255 配列方向 256 リブ 300 検査装置 301 発光素子 302 撮像素子 303 画像処理装置 304 対物レンズ 305 CCD 306 結像面 500,603Y,603M,603C,603K 感
光体 501,604Y,604M,604C,604K 帯
電ユニット 502,605Y,605M,605C,605K 露
光ユニット 503,606Y,606M,606C,606K 現
像ユニット 504、613 記録紙 505,607Y,607M,607C,607K 転
写ユニット 506,611 定着ユニット 507,610 クリーナユニット 508,609 除電ユニット
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 哲郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 伊藤 昌弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 北尾 克之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大杉 友哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 宏克 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C162 AE28 AE47 AF13 AF20 AF23 AF84 FA04 FA17 FA45 FA50 FA54 FA58

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光素子からなる発光素子アレイ
    と、結像素子アレイとからなる光書き込みユニットにお
    いて、 複数の発光素子に対して当該発光素子の露光強度分布に
    おける所定の閾値における比較結果が、有効画像領域全
    体にわたってあらかじめ設定した範囲に収まるように前
    記発光素子の発光量を設定することを特徴とする光書き
    込みユニット。
  2. 【請求項2】 前記所定の特性値の比較結果が、複数の
    測定点に対する特性値に基づいたものであることを特徴
    とする請求項1記載の光書き込みユニット。
  3. 【請求項3】 前記所定の特性値が、発光素子の配列方
    向および配列方向に直交する方向の断面における露光
    幅、または発光素子の配列方向および配列方向に直交す
    る方向に積算された配列方向および配列直交方向の露光
    幅、または露光面積のいずれかであることを特徴とする
    請求項1または2記載の光書き込みユニット。
  4. 【請求項4】 前記比較結果が、近似直線の傾き、また
    は移動平均の比較結果であることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載の光書き込みユニット。
  5. 【請求項5】 前記結像素子アレイは有効画像領域全幅
    にわたって、一体的に成形されていることを特徴とする
    請求項1記載の光書き込みユニット。
  6. 【請求項6】 前記比較結果があらかじめ設定した範囲
    に収まるように前記発光素子アレイと前記結像素子アレ
    イとの位置関係を調整する位置調整手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の光書き込みユニット。
  7. 【請求項7】 前記位置調整手段によって前記結像素子
    アレイをデフォーカス方向に位置調整することを特徴と
    する請求項6記載の光書き込みユニット。
  8. 【請求項8】 各発光素子の発光量は演算処理手段によ
    って設定され、当該演算処理手段によって決定された発
    光量に基づいて各発光素子が駆動されることを特徴とす
    る請求項1記載の光書き込みユニット。
  9. 【請求項9】 前記演算処理手段は、各発光素子に対し
    発光量に応じて前記特性値を測定した結果に基づいて前
    記発光量と前記特性値との相関関係を導くことを特徴と
    する請求項8記載の光書き込みユニット。
  10. 【請求項10】 前記演算処理手段は、複数の発光素子
    の発光量に対する特性値の結果に基づいて、その次の発
    光素子の取るべき特性値の範囲を求めることを特徴とす
    る請求項8記載の光書き込みユニット。
  11. 【請求項11】 前記演算処理手段は、駆動電流を補正
    値として前記各発光素子の発光量を決定することを特徴
    とする請求項8、9および10のいずれか1項に記載の
    光書き込みユニット。
  12. 【請求項12】 前記発光量は、画像形成条件毎に前記
    特性値の比較結果があらかじめ設定した範囲内に収まる
    ように設定され、前記演算処理手段は、選択された画像
    形成条件に応じて発光量を設定し、その発光量に基づい
    て各発光素子を駆動することを特徴とする請求項8ない
    し11のいずれか1項に記載の光書き込みユニット。
  13. 【請求項13】 帯電手段、露光手段、現像手段および
    転写手段を含む作像プロセス手段を備え、感光手段に対
    して潜像を形成し、形成された潜像を現像し、現像され
    た画像を記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装
    置において、 前記露光手段が、前記請求項1ないし12のいずれか1
    項に記載の光書き込みユニットからなることを特徴とす
    る画像形成装置。
  14. 【請求項14】 複数の発光素子からなる発光素子アレ
    イと、結像素子アレイとからなる光書き込みユニットの
    駆動方法において、 複数の発光素子に対して当該発光素子の露光強度分布に
    おける所定の特性値の比較結果が、有効画像領域全体に
    わたってあらかじめ設定した範囲に収まるように前記発
    光素子の発光量を設定して、前記発光素子を駆動するこ
    とを特徴とする光書き込みユニットの駆動方法。
  15. 【請求項15】 複数の発光素子からなる発光素子アレ
    イと、結像素子アレイとからなる光書き込みユニットの
    検査装置において、 前記発光素子の発光により出射された光束を前記結像素
    子アレイを介して結像面に結像させ、結像された光スポ
    ットを読み取る撮像手段と、 この撮像手段によって読み取られた光スポットから有効
    画像領域全体の露光強度分布を求め、求められた露光強
    度分布から所定の特性値を求め、さらに、求められた複
    数の測定点の前記特性値を比較する処理手段と、を備
    え、前記処理手段による比較結果があらかじめ設定した
    範囲に収まっているかどうか検査する光書き込みユニッ
    トの検査装置。
  16. 【請求項16】 結像素子アレイの検査装置において、 1つの発光素子の発光により出射された光束を前記結像
    素子アレイを介して結像面に結像させ、結像された光ス
    ポットを読み取る撮像手段と、 この撮像手段によって読み取られた光スポットから有効
    画像領域全体の露光強度分布を求め、求められた露光強
    度分布から所定の特性値を求め、さらに、求められた複
    数の測定点の前記特性値を比較する処理手段と、を備
    え、前記処理手段による比較結果があらかじめ設定した
    範囲に収まっているかどうかを検査する結像素子アレイ
    の検査装置。
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