JP5568912B2 - 発光素子ヘッドの特性計測装置および発光素子ヘッドの光量補正方法 - Google Patents
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Description
本発明は、各発光素子の光量補正データをより正確に得ることができ、発光光量のばらつきが少ない発光素子ヘッド等を提供することを目的とする。
請求項3に記載の発明は、前記光量測定手段は、前記発光素子ヘッドの光軸に対し20度以下の角度で前記積分球に入射する光の一次反射光を入射させない位置に配置することを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子ヘッドの特性計測装置である。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、より高精度に光量を測定することができる。
請求項3の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、光学系の収差の影響や迷光の影響をより低減することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、各発光素子の光量補正をより正確に行なうことができる。
<画像形成装置の説明>
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成の一例を示した図である。
図1に示す画像形成装置1は、一般にタンデム型と呼ばれる画像形成装置である。この画像形成装置1は、各色の画像データに対応して画像形成を行なう画像形成プロセス部10、画像形成プロセス部10を制御する画像出力制御部30、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3に接続され、これらから受信された画像データに対して予め定められた画像処理を施す画像処理部40を備えている。
また、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kの感光体ドラム12にて形成された各色のトナー像を記録媒体の一例としての記録用紙に多重転写させるために、この記録用紙を搬送する用紙搬送ベルト21と、用紙搬送ベルト21を駆動させるロールである駆動ロール22と、感光体ドラム12のトナー像を記録用紙に転写させる転写手段の一例としての転写ロール23と、記録用紙にトナー像を定着させる定着手段の一例としての定着器24とを備えている。
その後、合成トナー像が静電転写された記録用紙は、定着器24まで搬送される。定着器24に搬送された記録用紙上の合成トナー像は、定着器24によって熱および圧力による定着処理を受けて記録用紙上に定着され、画像形成装置1から排出される。
図2は、本実施の形態が適用される発光素子ヘッド14の構成を示した図である。この発光素子ヘッド14は、ハウジング61、発光素子として複数のLEDを備えた発光素子アレイ63、発光素子アレイ63や発光素子アレイ63を駆動する信号発生回路100(後述の図3参照)等を搭載する回路基板62、発光素子アレイ63から出射された光出力を集光して感光体ドラム12表面に結像させる光学素子の一例としてのロッドレンズ(径方向屈折率分布型レンズ)アレイ64を備えている。
図3は、発光素子ヘッド14における回路基板62および発光素子アレイ63の上面図である。
図3に示すように、発光素子アレイ63は、回路基板62上に、60個の発光素子アレイチップの一例としての発光チップC(C1〜C60)を、主走査方向に二列に向かい合わせて千鳥状に配置して構成されている。さらに、前述したように、回路基板62は、発光素子アレイ63を駆動する信号発生回路100を搭載している。
そして、各発光チップCには、信号ライン107を介して、各発光チップCに対する点灯信号φIが入力される。また、信号ライン108を介して転送信号CK1(CK1_1〜1_6)、信号ライン109を介して転送信号CK2(CK2_1〜2_6)がそれぞれ各発光チップCに入力される。
図5(a)〜(b)は、本実施の形態が適用される発光チップCの構造を説明した図である。
図5(a)は、発光チップCをLEDの光が出射する方向から見た図である。また図5(b)は、図5(a)のVb−Vb断面図である。
発光チップCには、基板80の両側にボンディングパッド81が配され、また両側のボンディングパッド81に挟まれる領域には、LED82が直線状に等間隔で列状に配されている。そして、それぞれのLED82には光が出射する側にマイクロレンズ83が形成されている。このマイクロレンズ83は、LED82から出射した光を集光し、感光体ドラム12(図2参照)に対して、効率よく光を入射させることができる。
このマイクロレンズ83は、光硬化性樹脂等の透明樹脂からなり、より効率よく光を集光するためその表面は非球面形状をとることが好ましい。また、マイクロレンズ83の大きさ、厚さ、焦点距離等は、使用されるLED82の波長、使用される光硬化性樹脂の屈折率等により決定される。
なお、本実施の形態では、発光チップCとして例示した発光素子アレイチップとして自己走査型発光素子アレイ(SLED:Self-Scanning Light Emitting Device)チップを使用するのが好ましい。自己走査型発光素子アレイチップは、発光素子アレイチップの構成要素としてpnpn構造を持つ発光サイリスタを用い、発光素子の自己走査が実現できるように構成したものである。
なお、ここでは、LEDL1〜L128への電流の供給を制御するサイリスタS1〜S128とダイオードD1〜D128とで主に構成される部分を転送部と呼ぶ。
奇数番目サイリスタS1、S3、…、S127のカソード端子(出力端)K1、K3、…、K127には、信号発生回路100からレベルシフト回路104および転送電流制限抵抗R1Aを介して転送信号CK1が送信される。
また、偶数番目のサイリスタS2、S4、…、S128のカソード端子(出力端)K2、K4、…、K128には、信号発生回路100からレベルシフト回路104および転送電流制限抵抗R2Aを介して転送信号CK2が送信される。
また、各サイリスタS1〜S128のゲート端子G1〜G128と、各サイリスタS1〜S128に対応して設けられたLEDL1〜L128のゲート端子とは各々接続される。
さらに、各サイリスタS1〜S128のゲート端子G1〜G128には、ダイオードD1〜D128のカソード端子が接続されている。そして、サイリスタS1〜S127のゲート端子G1〜G127には、次段のダイオードD2〜D128のアノード端子に各々接続されている。すなわち、各ダイオードD1〜D128はゲート端子G1〜G127を挟んで直列接続されている。
ダイオードD1のアノード端子は転送電流制限抵抗R2Aおよびレベルシフト回路104を介して信号発生回路100に接続され、転送信号CK2が送信される。また、LEDL1〜L128のカソード端子は、信号発生回路100に接続されて、点灯信号φIが送信される。
図7は、信号発生回路100およびレベルシフト回路104から出力される駆動信号を示すタイミングチャートである。なお、図7に示すタイミングチャートでは、すべてのLEDが光書き込みを行う(発光する)場合について表記している。
(1)まず、画像形成装置1から信号発生回路100にリセット信号(RST)が入力されることによって、信号発生回路100では、転送信号CK1Cをハイレベル(以下、「H」と記す。)、転送信号CK1Rを「H」として、転送信号CK1が「H」に設定され、また、転送信号CK2Cをローレベル(以下、「L」と記す。)、転送信号CK2Rを「L」として、転送信号CK2がローレベル(「L」)に設定されて、すべてのサイリスタS1〜S128がオフの状態に設定される(図7(a))。
(2)リセット信号(RST)に続いて、信号発生回路100から出力されるライン同期信号Hsyncが「H」になり(図7(A))、発光チップC1の動作を開始する。そして、このライン同期信号Hsyncに同期して、図7(E)、(F)、(G)に示すように、転送信号CK2Cおよび転送信号CK2Rを「H」として、転送信号CK2を「H」とする(図7(b))。
(3)次に、図7(C)に示すように、転送信号CK1Rを「L」にする(図7(c))。
この状態においては、サイリスタS1のゲート電流が流れ始める。その際に、信号発生回路100のトライステートバッファB1Rをハイインピーダンス(Hiz)にすることで、電流の逆流防止を行う。
その後、サイリスタS1のゲート電流により、サイリスタS1がオンし始め、ゲート電流が徐々に上昇する。それとともに、レベルシフト回路104のコンデンサCo1に電流が流れ込むことで、転送信号CK1の電位も徐々に上昇する。
そして、サイリスタS1が完全にオンし、定常状態になると、サイリスタS1のオン状態を保持するための電流がレベルシフト回路104の抵抗R1Bに流れるが、コンデンサCo1には流れない。
なお、このとき、図7(B)に示すように、信号発生回路100のトライステートバッファB1Cをハイインピーダンス(Hiz)に設定する(図7(e))。
(8)図7(E)に示すように、この状態で転送信号CK2Cを「L」にすると(図7(h))、サイリスタスイッチS2がターンオンする。
(9)そして、図7(B)、(C)に示すように、転送信号CK1C、CK1Rを同時に「H」にすると(図7(i))、サイリスタスイッチS1はターンオフし、抵抗R1を通って放電することによってゲートG1電位は除々に下降する。その際、サイリスタスイッチS2は完全にオンする。したがって、点灯信号端子IDからの画像データに対応した点灯信号ΦIを「L」/「H」することで、LEDL2を点灯/非点灯させることが可能となる。なお、この場合ゲートG1の電位はすでにゲートG2の電位より低くなっているため、LEDL1がオンすることはない。
そして、終端のLEDL128が消灯した図7中の「転送動作期間」の後においては、転送信号CK1C、CK1Rを「H」として転送信号CK1を「H」とし、さらに転送信号CK2C、CK2Rを「H」として転送信号CK2を「H」として、転送信号CK1および転送信号CK2を共に予め定められた時間だけ「H」の状態に保つ(図7中、「転送サイリスタをオフ」)。それによって、すべてのサイリスタS1〜S128がオフする。したがって、この状態においては、すべてのサイリスタS1〜S128に電流が流れることはないので、サイリスタS1〜S128は消灯(非点灯)の状態に保持される。
それにより、点灯信号ΦIが出力されて画像形成が終了した後の、感光体ドラム12(図1参照)が回転を停止した状態を含んだ非定常動作時においては、発光チップC1の転送部に対して電流が印加されない。そのため、感光体ドラム12が回転を停止している状態では、LEDL1〜L128とともに、転送部に配置されたサイリスタS1〜S128およびダイオードD1〜D128にも電流が流れることはなく、サイリスタS1〜S128およびダイオードD1〜D128から光が出射されることがないので、感光体ドラム12が不要に露光されることが抑えられている。
続いて、信号発生回路100の構成を詳細に説明する。
図8は、信号発生回路100の構成を示すブロック図である。信号発生回路100は、画像データ展開部110、濃度ムラ補正データ部112、タイミング信号発生部114、基準クロック発生部116、各発光チップCに対応して設けられた駆動部の一例としての点灯時間制御・駆動部118−1〜118−60により主要部が構成されている。
画像データ展開部110には、画像処理部(IPS)40から画像データがシリアルに送信されてくる。画像データ展開部110は、送信された画像データを1〜128ドット目、129〜256ドット目、…、7553〜7680ドット目と各発光チップC毎の画像データに分割する。画像データ展開部110は点灯時間制御・駆動部118−1〜118−60と接続されており、分割した画像データを各々対応する点灯時間制御・駆動部118−1〜118−60に出力する。
EEPROM102には、後段で説明する特性計測装置200により測定され、算出された各LED毎の光量補正情報としての光量補正値データや、必要に応じて、その他の濃度ムラ補正のためのデータが格納されている。そして、マシン電源投入時に、EEPROM102から濃度ムラ補正データ部112に対して、各LED毎の光量補正値データ等がダウンロードされる。濃度ムラ補正データ部112は、取得した各LED毎の光量補正値データに基づいて、さらには、必要に応じて光量補正値データとその他のデータとに基づいて、濃度ムラ補正データを生成し、それを点灯時間制御・駆動部118−1〜118−60に出力する。
図9(基準クロック発生部116の構成を説明するブロック図)に示したように、基準クロック発生部116は、水晶発振器140、分周器1/M142、分周器1/N144、位相比較器146、および電圧制御発振器148からなるPLL回路134と、ルックアップテーブル(LUT)132とを含んで構成されている。LUT132には制御部30からの光量調節データに基づいて分周比M、Nを決定するためのテーブルが記憶されている。水晶発振器140は分周器1/N144と接続されており、予め定められた周波数で発振し、発振した信号を分周器1/N144へと出力する。分周器1/N144はLUT132および位相比較器146と接続されており、LUT132からの光量調節データにより決定された分周比Nに基づいて水晶発振器140で発振された信号を分周する。位相比較器146は、分周器1/M142、分周器1/N144、および電圧制御発振器148と接続されており、分周器1/M142からの出力信号と、分周器1/N144からの出力信号とを比較する。この位相比較器146による比較結果(位相差)に応じて、電圧制御発振器148に供給するコントロール電圧が制御される。電圧制御発振器148はコントロール電圧に基づく周波数で、クロック信号を出力する。本実施の形態では、点灯可能期間を256に分割する周波数に相当するコントロール電圧が供給され、この周波数のクロック信号を生成して、すべての点灯時間制御・駆動部118−1〜118−60へ出力する。また、電圧制御発振器148は分周器1/M142とも接続されており、電圧制御発振器148から出力されたクロック信号は、分周器1/M142にも分岐されて入力される。分周器1/M142は、LUT132からの光量調節データにより決定された分周比Mに基づいて、電圧制御発振器148からフィードバックされたクロック信号を分周する。
また、タイミング信号発生部114は、濃度ムラ補正データ部112および画像データ展開部110と接続されており、基準クロック発生部116からの発振信号を基に、制御部30からのHsync信号と同期して、画像データ展開部110から各画素に対応した画像データを読み出すためのデータ読出し信号、および濃度ムラ補正データ部112から各画素(各LED)に対応した濃度ムラ補正データを読み出すためのデータ読出し信号を各々に対して出力している。さらに、タイミング信号発生部114は、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−60とも接続されており、基準クロック発生部116からの発振信号を基に、制御部30からのHsync信号と同期して、発光チップCの点灯開始のトリガ信号を出力している。
具体的には、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−60は、図10(点灯時間制御・駆動部118の構成を説明するブロック図)に示したように、プリセッタブルデジタルワンショットマルチバイブレータ(PDOMV)160、直線性補正部162、AND回路170を含んで構成されている。AND回路170は、画像データ展開部110およびタイミング信号発生部114と接続されており、画像データ展開部110からの画像データが1(ON)のときには、タイミング信号発生部114からのトリガ信号(TRG)をPDOMV160に出力し、画像データが0(OFF)のときには、トリガ信号を出力しないように設定されている。PDOMV160は、AND回路170、OR回路168、濃度ムラ補正データ部112、および基準クロック発生部116と接続されており、AND回路170からのトリガ信号に同期して濃度ムラ補正データに応じた基準クロック数の点灯パルスを発生する。
点灯信号選択部169は、遅延選択レジスタ166に格納された点灯選択データに基づいて、AND回路167またはOR回路168からの出力のいずれか一方を選択する。そして、選択された点灯パルスがMOSFET172を介して発光素子ヘッド14へと出力される。
続いて、EEPROM102に格納される発光素子ヘッド14に関する光量補正値データの測定装置・算出方法について説明する。上述したように、光量補正値データは、画像形成時のチップC内のLED毎に生じる光量のバラツキを補正するためのデータであって、濃度ムラ補正データ部112において濃度ムラ補正データを生成する際に使用されるデータである。まず、発光素子ヘッド14の露光エネルギ分布(光量分布)を測定し、光量補正値データの算出を行なう発光素子ヘッド14の特性計測装置200について述べる。
そして、特性計測装置200は、CCDセンサ258(図12参照)を有するCCDボード250を主走査方向に等速移動させながら、データをデジタル値に変換してPC266に取り込んでいる。
図12は、CCDボード250について説明した図である。
図12に示したように、CCDボード250は、ロッドレンズアレイ64により集光され発光素子アレイ63のLED82から出射された光を透過させる透過部材254と、透過部材254を透過した光を拡散する拡散部材の一例としての積分球256と、積分球256により拡散された光の光量を測定する光量測定手段の一例としてのCCD(Charge Coupled Device)センサ258とを備える。また、ロッドレンズアレイ64の焦点面に設けられるスリット252を備える。
ここで、本実施の形態では、CCDセンサ258は、積分球256の入射ポート256aの位置を基準にして、ロッドレンズアレイ64の光軸、即ち発光素子ヘッド14の光軸に対し20度以下の角度で積分球256に入射する光の一次反射光を入射させない位置に配置することが好ましい。一次反射光は、角度依存性を未だ有している光であるため、一次反射光を極力入射させないようにすることで、CCDの角度依存性を更に低減して光量測定を行なうことができる。またロッドレンズアレイ64の光軸に対し20度より上の角度で入射する光は少ないため、20度以下の角度で積分球256に入射する光の一次反射光を入射させないようにすれば、十分な精度の光量測定を行なうことができる。
図12では、二点鎖線によりロッドレンズアレイ64の光軸に対し20度以下の角度の範囲を示している。また光Lとして図示した光はロッドレンズアレイ64の光軸に対し20度以下の角度で積分球256に入射する光の一例である。そして図12において、CCDセンサ258は、光Lの一次反射光、即ち積分球256内で1回反射することで入射する光が照射しない位置に配置している。
そこで、本実施の形態では、CCDセンサ258に備えられたCCD内部の電荷結合素子により光電変換された電荷をフルビニング処理することで、この問題を解決する。
図13は、フルビニング処理について説明した図である。
図13に示したCCD258aは、1024ピクセル×96ピクセルの電荷結合素子よりなる。そして、この電荷結合素子に光が照射するとこの光は光電変換され、光の光量に応じた電荷が発生する。そしてこの電荷は、CCD258aの機能として矢印C方向に順次転送される。そして転送された電荷は最後の読み出しバッファに到達し、この電荷を矢印D方向で順次読み出すことで光量の測定ができる。ここで一般には、電荷の読み出しを行なう毎に読み出しバッファの電荷はリセットされるが、本実施の形態のフルビニング処理では、読み出しバッファの電荷をリセットせずにそのまま蓄積する。よって、少ない光量でも十分な量の電荷が蓄積される。そしてこの電荷を読み出すことで感度の向上が実現できる。
また本実施の形態では、CCDボード250(図11参照)の移動方向とCCD258aの電荷の転送方向である矢印C方向を一致させている。そしてCCD258aの電荷の転送をCCDボード250移動速度と合わせることで、所謂多重露光を行なうことができる構成としている。これにより更なる感度の向上が実現できる。
さらに、PC266は、デジタルI/O268からCCDインタフェース280を介して、CCDボード250に対して発光素子ヘッド14の光量の測定を指示するコントロール信号を出力する。そして、CCDボード250は、CCDセンサ258(図12参照)によって発光素子ヘッド14の光量を測定する(ステップ103)。
さらに、PC266は、この補正特性値を予め定められた目標値に合わせるように、目標値との誤差分に応じて光量を増減することで、すべての領域における補正特性値(%)がフラット(平坦)になるようにする。このような平坦化処理により、各領域毎の光量補正値、すなわち各LED82(図5参照)についての光量補正値データが算出される(ステップ106)。
そして、PC266は、各LED82についての光量補正値データをメモリに記憶する(ステップ107)。
Claims (4)
- 複数の発光素子が主走査方向に列状に配された発光素子アレイを有する発光素子ヘッドの当該発光素子から出射された光を透過させ、当該発光素子アレイの光出力により露光される感光体の屈折率と同程度の屈折率を有する透過部材と、
前記透過部材を透過した光を拡散する拡散部材である積分球と、
前記積分球により拡散された光の光量を前記発光素子の光量を補正するための光量補正値を算出するために測定する光量測定手段と、
を備えることを特徴とする発光素子ヘッドの特性計測装置。 - 前記光量測定手段は、電荷結合素子により光電変換された電荷をフルビニング処理して読み出すことで前記光量を測定することを特徴とする請求項1に記載の発光素子ヘッドの特性計測装置。
- 前記光量測定手段は、前記発光素子ヘッドの光軸に対し20度以下の角度で前記積分球に入射する光の一次反射光を入射させない位置に配置することを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子ヘッドの特性計測装置。
- 複数の発光素子が主走査方向に列状に配された発光素子アレイを有する発光素子ヘッドの当該発光素子から出射された光を集光し、
集光された光を前記発光素子アレイの光出力により露光される感光体の屈折率と同程度の屈折率を有する透過部材を通して透過させ、
前記透過部材を透過した光を拡散部材である積分球により拡散させ、
前記積分球により拡散した光の光量を測定し、
測定された前記光量から前記発光素子の光量を補正するための光量補正値を算出し、
前記光量補正値から前記発光素子の光量を補正することを特徴とする発光素子ヘッドの光量補正方法。
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