JP2009023145A - 画像形成装置および露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光装置が寿命に至ったか否かを正確に判定する。
【解決手段】感光体ドラムを露光するLEDプリントヘッド(LPH)において、LPHに配置された複数のLED各々の発光時間に関する累積値をLED毎に算出し、算出された発光時間の累積値に関する情報をEEPROM102に記憶し、EEPROM102に記憶された発光時間の累積値に関する情報に基づきLPHの使用が可能か否かを判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置および露光装置に関する。
例えば電子写真方式を用いた画像形成装置に搭載される露光装置として、LED等の発光素子をライン状に配列した発光素子アレイを用いたものが知られている。
例えば特許文献1には、露光装置の寿命に対応して、画像形成装置本体に対して交換可能に構成された露光装置に関する技術が記載されている。その一方で、例えば特許文献2には、露光装置が配置される部材等が寿命となっても露光装置は未だ寿命時期に至らない場合における露光装置の再使用に関する技術が記載されている。
特開2004−299318号公報 特開平10−69206号公報
ここで、露光装置の交換時期や再使用の可能性等を判断するに際しては、露光装置の寿命を正確に判定する必要がある。
本発明は、露光装置が寿命に至ったか否かを正確に判定することを目的とする。
請求項1に係る発明は、像保持体と、画像データに基づいて点灯する複数の発光素子が配置され、前記像保持体を露光する露光手段と、前記露光手段に配置された前記複数の発光素子各々の発光時間に関する累積値を前記発光素子毎に算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された前記累積値に関する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記累積値に関する情報に基づき前記露光手段の使用が可能か否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記露光手段に配置された前記複数の発光素子各々の1点灯当たりの発光時間を設定する発光時間設定手段と、前記発光素子を点灯状態に設定する前記画像データの数を当該発光素子毎に計測する計測手段とをさらに備え、前記算出手段は、前記発光時間設定手段にて設定される前記発光時間と前記計測手段にて計測される前記画像データの数とに基づき、前記累積値を前記発光素子毎に算出することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されたすべての前記発光素子についての前記累積値の合算値により前記判定を行うことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された前記発光素子についての前記累積値に関する複数に区分けされたグループ毎の合算値により前記判定を行うことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記算出手段は、前記発光素子毎に算出された前記累積値を複数に区分けされたグループ毎にさらに合算し、前記記憶手段は、当該グループ毎に合算された当該累積値を前記累積値に関する情報として記憶することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、画像データに基づいて点灯する複数の発光素子と、前記複数の発光素子各々の発光時間に関する累積値を前記発光素子毎に算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された前記累積値に関する情報を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする露光装置である。
請求項7に係る発明は、請求項6に係る露光装置にて、前記複数の発光素子各々の1点灯当たりの発光時間を設定する発光時間設定手段と、前記発光素子を点灯状態に設定する前記画像データの数を当該発光素子毎に計測する計測手段とをさらに備え、前記算出手段は、前記発光時間設定手段にて設定される前記発光時間と前記計測手段にて計測される前記画像データの数とに基づき、前記累積値を前記発光素子毎に算出することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6に係る露光装置にて、前記算出手段は、前記発光素子毎に算出された前記累積値を複数に区分けされたグループ毎にさらに合算し、前記記憶手段は、当該グループ毎に合算された当該累積値を前記累積値に関する情報として記憶することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項6に係る露光装置にて、前記記憶手段に記憶された前記累積値に関する情報を出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項6に係る露光装置にて、前記複数の発光素子は、当該複数の発光素子各々に対応して設けられた複数のスイッチ素子が当該発光素子各々を順次点灯可能状態に設定することにより順次点灯されることを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比較して、画像形成装置に備えられた露光手段が寿命に至ったか否かを正確に判定することができる。
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比較して、露光手段に配置された発光素子各々の劣化の度合いを正確に検出することができる。
本発明の請求項3によれば、露光手段の全体としての露光時間の合算値を尺度とすることで、露光手段全体として使用が可能かの目安を得ることができる。
本発明の請求項4によれば、露光手段における領域毎の露光時間の合算値を尺度とすることで、本発明を採用しない場合に比較して、露光手段における領域毎の寿命を正確に判定することができる。
本発明の請求項5によれば、予めグループ毎に合算された累積値として記憶しておくことで、本発明を採用しない場合に比較して、露光手段における領域毎の寿命を迅速に判定することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比較して、露光装置が寿命に至ったか否かを正確に判定することができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比較して、露光装置に配置された発光素子各々の劣化の度合いを正確に検出することができる。
本発明の請求項8によれば、予めグループ毎に合算された累積値として記憶しておくことで、本発明を採用しない場合に比較して、露光装置における領域毎の寿命を迅速に判定することができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比較して、露光装置が画像形成装置から取り外された状態においても、露光装置の寿命の判定を行うことができる。
本発明の請求項10によれば、発光素子各々の劣化の度合いを点灯時間の累積値により判定することができる。
[実施の形態1]
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであり、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部10、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部30、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3や画像読取装置4等といった外部装置から受信された画像データに所定の画像処理を施す画像処理部35、各部に電力を供給する主電源70を備えている。
画像形成プロセス部10には、一定の間隔を置いて並列的に配置される4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(以下、単に「画像形成ユニット11」とも総称する)が備えられている。各画像形成ユニット11は、静電潜像を形成してトナー像を保持する像保持体の一例としての感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を所定電位で一様に帯電する帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光装置の一例としてのLEDプリントヘッド(LPH)14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16を備えている。
また、各画像形成ユニット11は、現像器15に収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20、各画像形成ユニット11の各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)する一次転写ロール21、中間転写ベルト20上に転写されたトナー像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール22、二次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる定着器50を備えている。
本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成プロセス部10は、制御部30から供給される各種の制御信号に基づいて画像形成動作を行う。すなわち、制御部30による制御の下で、PC3や画像読取装置4から入力された画像データは、画像処理部35によって所定の画像処理が施され、不図示のインターフェースを介して各画像形成ユニット11に供給される。そして、例えば黒(K)色の画像形成ユニット11Kでは、感光体ドラム12が矢印A方向に回転しながら、帯電器13により所定電位で一様に帯電され、画像処理部35から送信された画像データに基づいて発光するLPH14により露光される。それにより、感光体ドラム12上には、黒(K)色画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上には黒(K)色のトナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおいても、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、一次転写ロール21が配置された一次転写部T1において、矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト20上に順次静電吸引される。それにより、中間転写ベルト20上には各色トナー像が重畳された合成トナー像が形成される。中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール22が配置された二次転写部T2に搬送される。また、トナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに合わせて用紙Pが用紙保持部40から二次転写部T2に搬送される。そして、二次転写部T2では、二次転写ロール22により形成される転写電界により、合成トナー像が用紙P上に一括して静電転写される。
合成トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト20から剥離され、搬送ガイド23に導かれて定着器50まで搬送される。定着器50では、熱および圧力による定着処理を受けることで、合成トナー像が定着される。そして、定着処理された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙積載部45に搬送される。
一方、二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(転写残トナー)は、二次転写の終了後に中間転写ベルト20表面からベルトクリーナ25によって除去され、次の画像形成動作に備えられる。
画像形成装置1では、このような画像形成動作がプリント枚数分だけ繰り返して実行される。
次に、図2は、LEDプリントヘッド(LPH)14の構成を示した図である。図2において、LPH14は、支持体としてのハウジング61、露光手段の一例としての自己走査型LEDアレイ(SLED)63、SLED63やSLED63を駆動する信号生成回路100(後段の図3参照)等を搭載するLED回路基板62、SLED63から出射された光を感光体ドラム12表面に結像させるロッドレンズアレイ64、ロッドレンズアレイ64を支持するとともにSLED63を外部から遮蔽するホルダー65、ハウジング61をロッドレンズアレイ64方向に加圧する板バネ66を備えている。
ハウジング61は、アルミニウム、SUS等の金属のブロックまたは板金で形成され、LED回路基板62を支持する。また、ホルダー65は、ハウジング61およびロッドレンズアレイ64を支持し、SLED63とロッドレンズアレイ64とが所定の光学的な位置関係を保持するように設定する。さらに、ホルダー65はSLED63を密閉するように構成されている。それにより、SLED63に外部からゴミが付着することを防ぐ。一方、板バネ66は、SLED63とロッドレンズアレイ64との光学的な位置関係を保持するように、ハウジング61を介してLED回路基板62をロッドレンズアレイ64方向に加圧する。
このように構成されたLPH14は、調整ネジ(図示せず)によってロッドレンズアレイ64の光軸方向に移動可能に構成され、ロッドレンズアレイ64の結像位置(焦点面)が感光体ドラム12表面上に位置するように調整される。
LED回路基板62には、図3(LED回路基板62の平面図)に示したように、例えば58個のSLEDチップ(CHIP1〜CHIP58)からなるSLED63が、感光体ドラム12の軸線方向と平行になるように精度良くライン状に配置される。この場合、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP58)に配置された発光素子(LED)が、SLEDチップ同士の連結部で連続的に配列されるように、各SLEDチップは交互に千鳥状に配置される。
また、LED回路基板62には、SLED63を駆動する信号(駆動信号)を生成する信号生成回路100およびレベルシフト回路104、所定の電圧を出力する3端子レギュレータ101、SLED63の光量補正データや各LED毎の点灯時間の累積値(後段参照)等を記憶する記憶手段の一例としてのEEPROM102、制御部30および画像処理部35との間での信号の送受信や主電源70からの電力供給を受ける出力手段の一例としてのハーネス103が備えられている。
ここで図4は、SLED63を説明する図である。本実施の形態のSLED63は、信号生成回路100およびレベルシフト回路104から各種駆動信号が供給される。すなわち、信号生成回路100は、SLED63を構成する各SLEDチップに配置されたLED各々をLEDの配列に沿って順次点灯可能状態に設定する転送信号CK1R,CK1Cおよび転送信号CK2R,CK2Cと、画像処理部35からの画像データに基づきLED各々を順次点灯する点灯信号ΦIとを生成する。そして、転送信号CK1R,CK1Cおよび転送信号CK2R,CK2Cをレベルシフト回路104に出力し、点灯信号ΦIをSLED63に出力する。
レベルシフト回路104は、抵抗R1BとコンデンサC1、および抵抗R2BとコンデンサC2がそれぞれ並列に配置された構成を有し、それぞれの一端がSLED63を構成する各SLEDチップの入力端子に接続され、他端が信号生成回路100の出力端子に接続される。そして、レベルシフト回路104は、信号生成回路100から出力される転送信号CK1R,CK1Cおよび転送信号CK2R,CK2Cに基づいて転送信号CK1および転送信号CK2を生成し、各SLEDチップに出力する。
一方、本実施の形態のSLED63を構成する各SLEDチップは、例えば、スイッチ素子としての128個のサイリスタS1〜S128、光源の一例としての128個のLED L1〜L128、128個のダイオードD1〜D128、128個の抵抗R1〜R128、さらには信号ラインΦ1,Φ2に過剰な電流が流れるのを防止する転送電流制限抵抗R1A,R2Aを主な構成要素としている。したがって、本実施の形態のSLED63には、合計7424個の光源(LED)が配置されている。
そして、各サイリスタS1〜S128のアノード端子(入力端)A1〜A128は電源ライン105に接続され、電源ライン105を介して3端子レギュレータ101(図3参照)から駆動電圧VDD(VDD=+3.3V)が供給される。
一方、各サイリスタS1〜S128のゲート端子(制御端)G1〜G128は、各サイリスタS1〜S128に対応して設けられた抵抗R1〜R128を介して電源ライン106に各々接続され、電源ライン106を介して接地(GND)されている。
また、奇数番目のサイリスタS1,S3,…,S127のカソード端子(出力端)K1,K3,…,K127には、信号生成回路100およびレベルシフト回路104からの転送信号CK1が転送電流制限抵抗R1Aを介して送信される。偶数番目のサイリスタS2,S4,…,S128のカソード端子(出力端)K2,K4,…,K128には、信号生成回路100およびレベルシフト回路104からの転送信号CK2が転送電流制限抵抗R2Aを介して送信される。
さらには、LED L1〜L128のカソード端子は、信号生成回路100に接続されて点灯信号ΦIが送信される。
そして、本実施の形態の信号生成回路100は、転送信号CK1R,CK1Cおよび転送信号CK2R,CK2Cをそれぞれ所定のタイミングでハイレベル(以下、「H」と記す)からローレベル(以下、「L」と記す)、「L」から「H」に設定する。それにより、レベルシフト回路104から出力される転送信号CK1の電位を「H」から「L」、「L」から「H」に繰り返し設定し、かつ、それに交互して出力される転送信号CK2の電位を「H」から「L」、「L」から「H」に繰り返し設定する。それによって、例えば各SLEDチップでは、奇数番目のサイリスタS1,S3,…,S127において順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせる。また、偶数番目のサイリスタS2,S4,…,S128において順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせる。それにより、サイリスタS1〜S128をS1→S2→,…,→S127→S128の順番で順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせ、それに同期させて、点灯信号ΦIを出力する。それによって、LED L1〜L128は、L1→L2→,…,→L127→L128の順番で順次点灯される。
続いて、信号生成回路100の構成を詳細に説明する。
図5は、信号生成回路100の構成を示すブロック図である。信号生成回路100は、画像データ展開部110、濃度ムラ補正データ部112、タイミング信号発生部114、基準クロック発生部116、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP58)に対応して設けられた点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58、積算部120、パルス計測部121、ROM制御部122を備えている。
画像データ展開部110は、画像処理部35からシリアルに送信される画像データを例えば1〜128ドット目、129〜256ドット目、…、7297〜7424ドット目といった各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP58)毎の画像データに分割する。そして、分割した画像データを点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58に出力する。
パルス計測部121は、計測手段の一例であり、画像処理部35からシリアルに送信される画像データの中の各LEDをON(点灯状態)に設定する“1”の値を有する画像データの個数(パルス数)を、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP58)に配置された各LED毎に計測する。すなわち、SLED63に配列された7424個の各LED毎にパルス数を計測する。そして、計測された各LEDのパルス数に関するデータ(パルス数データ)P_k(k=1〜7424)を積算部120に出力する。
ROM制御部122は、制御部30とEEPROM102との間のデータの送受信を制御する。
濃度ムラ補正データ部112は、各LED毎の光量補正データが記憶されたEEPROM102から各LED毎の光量補正データを取得する。そして、各LED毎の光量補正データに基づいて、SLED63内の各LED毎の光量のバラツキ等に起因する画像濃度ムラを修正するための濃度ムラ補正データCorrを生成する。濃度ムラ補正データCorrは、濃度ムラ補正データ部112からのデータ読出信号に同期して、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58に出力される。
また、濃度ムラ補正データ部112は、積算部120に対しても各LED毎の濃度ムラ補正データCorrを出力する。
この濃度ムラ補正データCorrは、本実施の形態では8ビット(0〜255)のデータとして形成される。また、EEPROM102に記憶された各LED毎の光量補正データは、画像形成装置1の電源投入時にROM制御部122の制御の下で、濃度ムラ補正データ部112に対してダウンロードされる。
基準クロック発生部116は、図6(基準クロック発生部116の構成を説明するブロック図)に示したように、水晶発振器140、分周器1/M142、分周器1/N144、位相比較器146、および電圧制御発振器148からなるPLL回路134と、メモリであるルックアップテーブル(LUT)132とを備えている。
LUT132には、制御部30から出力される光量調整データ(LPH14の全体光量を指示する指示信号)に対応して設定されたパルス数設定値widthと分周比M、Nとの組み合わせが、光量調整データに対応した1組のデータとしてテーブルに記憶されている。そして、LUT132は、制御部30からの光量調整データに対応する組み合わせの中のパルス数設定値widthを点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58と積算部120とに出力する。また、LUT132は、かかる光量調整データに対応する組み合わせの中の分周比M、NをPLL回路134に出力する。
ここでの光量調整データは、SLED63内に配置された各LEDの光量を一律に調整するための指示信号である。画像形成装置1においては、例えば感光体ドラム12の感度の変動、潜像電位(暗部電位Vや明部電位V)の変動、さらには現像器15内の現像剤量の変動等が要因となって、トナー像濃度に変動が生じる。そのため、例えば10ビット(0〜1023)のデータとして形成された光量調整データによりLPH14に配置されたLEDの光量を一律に調整して、かかるトナー像濃度の変動を抑えている。
PLL回路134では、水晶発振器140は分周器1/N144と接続されており、所定の周波数(水晶発振器周波数Fclk_i)で発振し、発振した信号を分周器1/N144に出力する。分周器1/N144は、LUT132からの分周比Nに基づいて水晶発振器140で発振された信号を分周する。位相比較器146は、分周器1/M142からの出力信号と、分周器1/N144からの出力信号とを比較する。この位相比較器146による比較結果(位相差)に応じて、電圧制御発振器148に供給するコントロール電圧が制御される。電圧制御発振器148はコントロール電圧に基づく発振周波数(基準クロック周波数Fclkpwm)の基準クロック信号を出力する。そして、基準クロック周波数Fclkpwmである基準クロック信号は、すべての点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58と積算部120とに出力される。
また、電圧制御発振器148は分周器1/M142とも接続されており、電圧制御発振器148から出力された基準クロック信号は、分周器1/M142にも分岐されて入力される。分周器1/M142は、LUT132からの分周比Mに基づいて、電圧制御発振器148からフィードバックされたクロック信号を分周する。
タイミング信号発生部114は、基準クロック発生部116からの基準クロック信号を基に、制御部30からの水平同期信号(Lsync)と同期させて、転送信号CK1R,CK1Cおよび転送信号CK2R,CK2Cを生成する。転送信号CK1R,CK1Cおよび転送信号CK2R,CK2Cは、レベルシフト回路104を介することにより転送信号CK1および転送信号CK2となってSLED63に出力される。
また、タイミング信号発生部114は、基準クロック発生部116からの基準クロック信号を基に、制御部30からのLsync信号と同期させて、画像データ展開部110から各LEDに対応した画像データを読み出すためのデータ読出信号、および濃度ムラ補正データ部112から各LEDに対応した濃度ムラ補正データを読み出すためのデータ読出信号を各々に出力する。さらに、タイミング信号発生部114は、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58に対して、基準クロック発生部116からの基準クロック信号を基に、制御部30からのLsync信号と同期させて、SLED63の点灯開始のトリガ信号(TRG)を出力する。
点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58は、各LEDの点灯時間を濃度ムラ補正データおよび遅延選択データに基づいて補正し、SLED63の各LEDを点灯するための制御信号(点灯信号)ΦI1〜ΦI58を生成する。
具体的には、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58は、図7(点灯時間制御・駆動部118の構成を説明するブロック図)に示したように、プリセッタブルデジタルワンショットマルチバイブレータ(PDOMV)160、直線性補正部162、AND回路170を備えている。
AND回路170は、画像データ展開部110からの画像データが“1”(ON)のときには、タイミング信号発生部114からのトリガ信号(TRG)をPDOMV160に出力し、画像データが“0”(OFF)のときには、トリガ信号を出力しないように設定される。PDOMV160は、AND回路170からのトリガ信号に同期して濃度ムラ補正データCorrに応じたクロック数の点灯パルス信号を発生する。
直線性補正部162は、SLED63内の各LEDでの発光開始時間のバラツキを補正するために、PDOMV160からの点灯パルス信号を補正して出力する。具体的には、直線性補正部162は、複数の遅延回路164(本実施の形態では、164−0〜164−7の8個)、遅延選択レジスタ166、遅延信号選択部165、AND回路167、OR回路168、点灯信号選択部169を備えている。
遅延回路164−0〜164−7の各々は、PDOMV160からの点灯パルス信号を遅延させるための異なる時間が設定されている。遅延選択レジスタ166には、SLED63内の各LED毎の遅延選択データOffset、および点灯信号選択データが記憶されている。各LED毎の遅延選択データOffsetおよび点灯信号選択データは予め測定され、EEPROM102に記憶されている。EEPROM102に記憶された遅延選択データOffsetおよび点灯信号選択データは、画像形成装置1の電源投入時にROM制御部122の制御の下で、遅延選択レジスタ166にダウンロードされる。
遅延信号選択部165は、遅延選択レジスタ166に記憶された遅延選択データOffsetに基づいて、遅延回路164−0〜164−7からの出力のいずれか1つを選択する。AND回路167は、PDOMV160からの点灯パルス信号と遅延信号選択部165により選択された遅延点灯パルス信号の論理積、すなわち、遅延前の点灯パルス信号と遅延後の点灯パルス信号との両方が点灯状態であれば点灯パルス信号を出力する。OR回路168は、PDOMV160からの点灯パルス信号と遅延信号選択部165により選択された遅延点灯パルス信号の論理和、すなわち、遅延前の点灯パルス信号と遅延後の点灯パルス信号の少なくとも一方が点灯状態であれば点灯パルス信号を出力する。
点灯信号選択部169は、遅延選択レジスタ166に記憶された点灯選択データに基づいて、AND回路167またはOR回路168からの出力のいずれか一方を選択する。そして、選択された点灯パルス信号が点灯信号ΦIとしてMOSFET172を介してLPH14へと出力される。
続いて、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58からLPH14に出力される点灯信号ΦI1〜ΦI58の点灯パルス幅について説明する。
点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58では、光量調整データに対応するパルス数設定値widthと基準クロック周波数Fclkpwmの基準クロック信号とに基づいて、PDOMV160が基準パルス幅BASEを設定する。すなわち、PDOMV160は、基準パルス幅BASEを次の(1)式により設定する。この基準パルス幅BASEは、各LEDにおける点灯パルス幅の基準となるものである。
BASE=width/Fclkpwm ……(1)
そして、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58は、基準パルス幅BASEを、濃度ムラ補正データCorrと遅延選択データOffsetとに基づいて、各LED毎に補正する。すなわち、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58は、各LEDの点灯パルス幅を例えば次の(2)式により設定する。
点灯パルス幅=BASE・(1+Corr/128)+Offset ……(2)
ここで、本実施の形態の濃度ムラ補正データCorrは8ビットデータ(0〜255)で構成されていることから、(2)式による設定では、基準パルス幅BASEを最大補正値/最小補正値=3の補正幅で点灯パルス幅補正を行う。
このように、(2)式により基準パルス幅BASEを基準として各LED毎に補正された点灯パルス幅が設定されることで、LPH14に配置された各LEDの光量特性は目標光量特性とほぼ一致することとなり、各LEDの光量は所定の範囲内に収まるように設定される。したがって、点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58は、発光時間設定手段として機能する。
ところで、LPH14に配置された各LEDは、点灯時間の累積値に応じて劣化の程度が進行する。そこで、本実施の形態の画像形成装置1では、各LEDの点灯時間の累積値をEEPROM102に順次記憶していき、EEPROM102に記憶されたすべてのLEDの点灯時間の累積値を合算した値に基づいてLPH14の寿命を判定する。
すなわち、例えば所定の時間毎(例えば、1回の画像形成動作毎)に、各LED毎に計測されたパルス数データP_kと、各LEDでの1パルス当たりの点灯時間との積を算出して、所定の時間内での各LEDの点灯時間の累積値を求める。そして、例えば1回の画像形成動作中に算出された各LEDの点灯時間の累積値は、画像形成動作の終了時にEEPROM102に記憶される。その際に、EEPROM102にすでに記憶されている各LEDの点灯時間の累積値に新たに算出された累積値を加算する。そして、所定のタイミングでEEPROM102から各LEDの点灯時間の累積値を読み出し、各LEDの点灯時間の累積値をすべてのLEDについて合算し、LPH14に配置されたすべてのLEDにおける点灯時間の累積値の合算値を算出する。LPH14におけるすべてのLEDの点灯時間の合算値が所定値に達したと判定された場合に、LPH14は寿命に達したと判定する。
本実施の形態の画像形成装置1では、各LEDの点灯時間の累積値は、算出手段の一例としての積算部120が算出する。
本実施の形態の積算部120は、上記したように、各LEDについてのパルス数データP_k(k=1〜7424)をパルス計測部121から取得する。また、基準クロック発生部116から光量調整データに対応するパルス数設定値widthと基準クロック信号(基準クロック周波数Fclkpwm)とを取得する。さらに、濃度ムラ補正データ部112から各LEDの濃度ムラ補正データCorr_k(k=1〜7424)を取得する。
そして、積算部120は、上記の(1)式から基準パルス幅BASEを算出する。さらに、算出された基準パルス幅BASEと、濃度ムラ補正データ部112から取得した各LED毎の濃度ムラ補正データCorr_k(k=1〜7424)とから、次の(3)式により各LEDの点灯パルス幅W_kを算出する。
W_k=BASE・(1+Corr_k/128) ……(3)
なお、本実施の形態の点灯時間制御・駆動部118−1〜118−58では、遅延選択データOffsetも含めて点灯パルス幅を設定している。しかし、点灯パルス幅における遅延選択データOffsetの寄与分は、BASE・(1+Corr_k/128)に比較して極めて小さい。そのため、本実施の形態では、LPH14の寿命を判定するに際して、遅延選択データOffsetを除外した上記の(3)式により各LED毎の点灯パルス幅W_kを求めている。勿論、遅延選択データOffsetも含めて各LEDの点灯パルス幅W_kを算出してもよい。
引き続き、積算部120は、算出された各LEDの点灯パルス幅W_kと、パルス計測部121から取得した各LEDについてのパルス数データP_k(k=1〜7424)とに基づいて、例えば所定の時間毎(例えば、1回の画像形成動作毎)に各LEDの点灯時間の累積値を算出する。すなわち、次の(4)式の演算を行い、例えば所定の時間内(例えば、1回の画像形成動作内)の7424個の各LEDの点灯時間の累積値TPW_k(k=1〜7424)を算出する。
TPW_k=P_k・W_k ……(4)
積算部120は、EEPROM102からEEPROM102に記憶された各LEDの点灯時間の累積値TPW_k(k=1〜7424)に関する情報を読み出す。そして、読み出された各LEDの点灯時間の累積値TPW_kに今回算出された点灯時間の累積値TPW_kを加算する。合計された各LEDの点灯時間の累積値TPW_kはEEPROM102に送信される。そしてEEPROM102は、送信された各LEDの点灯時間の累積値TPW_k(k=1〜7424)を新たな各LEDの点灯時間の累積値TPW_kに関する情報として記憶する。
なお、積算部120での各LEDの点灯時間の累積値TPW_kの加算と、積算部120からEEPROM102への合計された点灯時間の累積値TPW_kに関する情報の送信とは、例えば定期的な所定の時間毎に、または1回或いは所定回数の画像形成動作が終了する毎等に行われる。
判定手段の一例としての制御部30は、ROM制御部122による制御の下で、例えば所定のインターバル毎に、または、例えば画像形成装置1の電源投入時に、さらには例えば操作表示パネル(不図示)からのユーザの指示等により、EEPROM102から各LEDの点灯時間の累積値TPW_kに関する情報を取得する。そして、各LEDの点灯時間の累積値TPW_kに関する情報から各LEDの点灯時間の累積値TPW_kの総和ΣTPW_k(k=1〜7424)、すなわちSLED63に配置されたすべてのLEDにおける総点灯時間の合算値TPW(=ΣTPW_k(合算点灯時間))を求める。
制御部30は、合算点灯時間TPWが所定値以上か否かを判定する。その判定の結果、合算点灯時間TPWが所定値以上である場合には、制御部30は、LPH14が寿命に到達したと判定し、LPH14の交換を指示する。例えば、操作表示パネル上に交換を促す表示を行ったり、音声メッセージを流すように制御する。
このように、本実施の形態の画像形成装置1では、SLED63に配置されたすべてのLEDにおける合算点灯時間TPWを尺度として、LPH14の寿命を判定する。それにより、SLED63に配置されたLEDの劣化に起因する光量不足等の発生を抑制し、安定した画像形成を維持する。
また、画像形成装置1本体が寿命に到達した場合には、LPH14は画像形成装置1から取り外される。そして、外部装置(不図示)によりLPH14のEEPROM102からハーネス103を介して各LEDの点灯時間の累積値TPW_kに関する情報が読み出される。そして、外部装置に配備された算出部(不図示)により、画像形成装置1内の制御部30と同様の演算処理により、各LEDの点灯時間の累積値TPW_kに関する情報からSLED63に配置されたすべてのLEDにおける総点灯時間の合算点灯時間TPWを求める。
そして、合算点灯時間TPWが所定値以上か否かが判定される。その判定の結果、合算点灯時間TPWが所定値に達していない場合には、LPH14は寿命に到達していないと判定され、LPH14は再使用が可能であると判定される。それにより、使用可能なLPH14の有効利用が図られる。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1では、SLED63に配置されたすべてのLEDにおける総点灯時間の合算値TPW(合算点灯時間)を尺度として、LPH14の寿命を判定する。それにより、SLED63に配置されたLEDの劣化に起因する光量不足等の発生を抑制し、安定した画像形成を維持する。
なお、本実施の形態では、光源としてLEDを用いた露光装置(LPH14)について述べたが、光源として面状発光レーザを用いる露光装置にも同様に適用することもできる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、LPH14(SLED63)に配置されたすべてのLEDにおける合算点灯時間TPWに基づいて、LPH14は寿命に到達したか否かの判定を行う構成について説明した。本実施の形態では、LPH14に配置されたLEDを主走査方向に区分けされた領域毎に算出して、各領域に配置されたLEDにおける合算点灯時間TPWに基づいて、LPH14は寿命に到達したか否かの判定を行う構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
本実施の形態の積算部120では、各LEDについてのパルス数データP_k(k=1〜7424)をパルス計測部121から取得する。また、基準クロック発生部116から光量調整データに対応するパルス数設定値widthと基準クロック信号(基準クロック周波数Fclkpwm)とを取得する。さらに、濃度ムラ補正データ部112から各LEDの濃度ムラ補正データCorr_k(k=1〜7424)を取得する。
そして、本実施の形態の積算部120は、上記の(1)式から基準パルス幅BASEを算出する。さらに、算出された基準パルス幅BASEと、濃度ムラ補正データ部112から取得した各LEDの濃度ムラ補正データCorr_k(k=1〜7424)とから、上記の(3)式により各LEDの点灯パルス幅W_kを算出する。
引き続き、積算部120は、算出された各LEDの点灯パルス幅W_kと、パルス計測部121から取得した各LEDについてのパルス数データP_k(k=1〜7424)とに基づいて、各LEDの点灯時間の累積値を算出する。すなわち、上記の(4)式の演算を行い、7424個の各LEDの点灯時間の累積値TPW_k(k=1〜7424)を算出する。
さらに、積算部120は、算出された各LEDの点灯時間の累積値TPW_k(k=1〜7424)を、LPH14に配置されたLEDを主走査方向に区分した複数の領域(グループ)、例えばLPH14に配置されたLEDを各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP58)毎のグループに区分けする。そして、区分けされた各グループ(CHIP1〜CHIP58)に配置された各LEDの点灯時間の累積値TPW_kの総和W_chn(n=1〜58)を算出する。例えば、
W_ch1=TPW_1+TPW_2+…+TPW_128
W_ch2=TPW_129+TPW_130+…+TPW_256
………………………
W_ch58=TPW_7297+TPW_7298+…+TPW_7424
を算出する。
そして、積算部120は、EEPROM102からEEPROM102に記憶された各グループにおける総和W_chnを読み出す。そして、読み出された各グループにおける総和W_chnに今回算出された各グループにおける総和W_chnを加算する。合計された各グループにおける総和W_chnはEEPROM102に送信される。そしてEEPROM102は、送信された各グループにおける総和W_chnを各LEDの点灯時間の累積値に関する新たな情報として記憶する。
判定手段の一例としての制御部30は、ROM制御部122による制御の下で、例えば所定のインターバル毎に、または、例えば画像形成装置1の電源投入時に、さらには例えば操作表示パネル(不図示)からのユーザの指示等により、EEPROM102から各LEDの点灯時間の累積値に関する情報としての各グループにおける総和W_chnを取得する。
制御部30は、各グループにおける総和W_chnのいずれかに所定値に到達したものがあるか否かを判定する。その判定の結果、いずれかのグループにおける総和W_chnが所定値以上である場合には、制御部30は、LPH14が寿命に到達したと判定し、LPH14の交換を指示する。例えば、操作表示パネル上に交換を促す表示を行ったり、音声メッセージを流すように制御する。
なお、各グループにおける総和W_chnの算出は、制御部30にて行うように構成してもよい。
また、画像形成装置1本体が寿命に到達した場合には、LPH14は画像形成装置1から取り外される。そして、外部装置(不図示)によりLPH14のEEPROM102から、ハーネス103を介して主走査方向に区分けされた各領域に配置された各LEDの点灯時間の累積値TPW_kの総和W_chnに関する情報が読み出される。
そして、いずれかの領域における総和W_chnの中に所定値に到達したものがあるか否かが判定される。その判定の結果、いずれの領域の総和W_chnも所定値に達していない場合には、LPH14は寿命に到達していないと判定され、LPH14は再使用が可能であると判定される。それにより、使用可能なLPH14の有効利用が図られる。
このように、本実施の形態の画像形成装置1では、主走査方向に区分けされた複数の領域毎の各LEDの点灯時間の累積値TPW_kの総和W_chnを尺度として、LPH14の寿命を判定する。それにより、SLED63に配置されたLEDの劣化に起因する光量不足等の発生を抑制し、安定した画像形成を維持する。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成の一例を示した図である。 LEDプリントヘッド(LPH)の構成を示した図である。 LED回路基板の平面図である。 SLEDを説明する図である。 信号生成回路の構成を示すブロック図である。 基準クロック発生部の構成を説明するブロック図である。 点灯時間制御・駆動部の構成を説明するブロック図である。
符号の説明
1…画像形成装置、10…画像形成プロセス部、11Y,11M,11C,11K…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、14…LEDプリントヘッド(LPH)、30…制御部、62…LED回路基板、63…自己走査型LEDアレイ(SLED)、64…ロッドレンズアレイ、100…信号生成回路、110…画像データ展開部、112…濃度ムラ補正データ部、114…タイミング信号発生部、116…基準クロック発生部、118−1〜118−58…点灯時間制御・駆動部、120…積算部、121…パルス計測部、122…ROM制御部

Claims (10)

  1. 像保持体と、
    画像データに基づいて点灯する複数の発光素子が配置され、前記像保持体を露光する露光手段と、
    前記露光手段に配置された前記複数の発光素子各々の発光時間に関する累積値を前記発光素子毎に算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された前記累積値に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記累積値に関する情報に基づき前記露光手段の使用が可能か否かを判定する判定手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記露光手段に配置された前記複数の発光素子各々の1点灯当たりの発光時間を設定する発光時間設定手段と、
    前記発光素子を点灯状態に設定する前記画像データの数を当該発光素子毎に計測する計測手段とをさらに備え、
    前記算出手段は、前記発光時間設定手段にて設定される前記発光時間と前記計測手段にて計測される前記画像データの数とに基づき、前記累積値を前記発光素子毎に算出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されたすべての前記発光素子についての前記累積値の合算値により前記判定を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された前記発光素子についての前記累積値に関する複数に区分けされたグループ毎の合算値により前記判定を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記算出手段は、前記発光素子毎に算出された前記累積値を複数に区分けされたグループ毎にさらに合算し、前記記憶手段は、当該グループ毎に合算された当該累積値を前記累積値に関する情報として記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 画像データに基づいて点灯する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子各々の発光時間に関する累積値を前記発光素子毎に算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された前記累積値に関する情報を記憶する記憶手段と
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  7. 前記複数の発光素子各々の1点灯当たりの発光時間を設定する発光時間設定手段と、
    前記発光素子を点灯状態に設定する前記画像データの数を当該発光素子毎に計測する計測手段とをさらに備え、
    前記算出手段は、前記発光時間設定手段にて設定される前記発光時間と前記計測手段にて計測される前記画像データの数とに基づき、前記累積値を前記発光素子毎に算出することを特徴とする請求項6記載の露光装置。
  8. 前記算出手段は、前記発光素子毎に算出された前記累積値を複数に区分けされたグループ毎にさらに合算し、前記記憶手段は、当該グループ毎に合算された当該累積値を前記累積値に関する情報として記憶することを特徴とする請求項6記載の露光装置。
  9. 前記記憶手段に記憶された前記累積値に関する情報を出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の露光装置。
  10. 前記複数の発光素子は、当該複数の発光素子各々に対応して設けられた複数のスイッチ素子が当該発光素子各々を順次点灯可能状態に設定することにより順次点灯されることを特徴とする請求項6記載の露光装置。
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