JP2002120231A - ゴムクローラ製造用型 - Google Patents

ゴムクローラ製造用型

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JP2002120231A
JP2002120231A JP2000316559A JP2000316559A JP2002120231A JP 2002120231 A JP2002120231 A JP 2002120231A JP 2000316559 A JP2000316559 A JP 2000316559A JP 2000316559 A JP2000316559 A JP 2000316559A JP 2002120231 A JP2002120231 A JP 2002120231A
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vulcanization
cooling
manufacturing
rubber crawler
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Yasuaki Fujita
靖章 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱ゾーンと冷却ゾーンとを明確に分離し
て、確実な加硫と未加硫部分の形成が行えるゴムクロー
ラ製造用型を提供することを目的とする。 【解決手段】 無端リング状の補強コード7の内周側と
接地側とに添設したゴム17、18、15、16を上型
2および下型3との間にて冷却ゾーン11、12に臨接
する加硫接続部を形成しつつ加熱・加圧して加硫するゴ
ムクローラ製造方法に使用されるゴムクローラ製造用型
において、加熱ゾーン2、3、4、5と冷却ゾーン1
1、12との間に断熱部13を形成したことを特徴とす
るもので、加熱ゾーン2、3、4、5と冷却ゾーン1
1、12との間が俊別され、これらの間の温度差を大き
くすることが可能となり、加硫部では確実な加硫による
ゴム部分と芯金等との接着性を確保しつつ短時間での加
硫が行え、冷却部分では充分な冷却のもとでの加硫接続
部の未加硫部分が確保されるので、加硫部同士の接続加
硫の際の過剰加硫に起因した継目割れ等の防止等が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RV車等の高速雪
上車あるいは建設車両等に装着されて使用される無端状
のゴムクローラ製造方法に使用されるゴムクローラ製造
用型に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レジャー用のRV車における通常
の駆動車輪を取り外して、複数のスプロケットおよび転
輪からなる無限軌道駆動装置を装着して、雪上車等とし
て使用するケースが増大している。このような無限軌道
駆動装置には無端状のゴムベルト等から構成されるクロ
ーラが装着されるが、クローラのRV車への装着に伴っ
て、走行速度の高速化に対応する必要が急務となってい
る。また、通常の雪上車等のみならず、騒音、振動等が
低減されるゴムクローラが装着されるようになってきた
建設車両等においても、クローラの高速化への対応が迫
られている。一般に、このような無限軌道駆動装置に装
着されるクローラは図5および図6に示したような方法
によって加硫、成型される。
【0003】図6に示したものは、送り加硫と称される
基本的なゴムクローラ製造方法であり、比較的長尺のク
ローラを加硫する際に用いられる。図6(A)のような
図示省略の補強コードを埋設した長尺の帯状ゴム等から
なるクローラ21を、図6(B)に示したように、比較
的短い所定長さの上下の型22T、23Tにて挟持する
とともに、それらの上下をさらに上熱板24Tおよび下
熱板25Tによって挟持して加熱することによりクロー
ラ21の所定長さ部分を加硫し、これを順次繰り返して
クローラ21の全長を加硫した後、図6(C)に示した
ように、クローラ21の食違い状の両端部21A、21
Bを重合して、上下の型22T、23Tおよび上下熱板
24T、25Tによって両端部を加硫接合し、無端状の
クローラ製品を得るものである。
【0004】図5は前記加硫にて使用される型の詳細拡
大図で図6(B)のC部拡大図である。無端リング状に
形成された補強コード27の内周側(下側)に配置した
下型23Tと該補強コード27の外周側(上側)に配置
した上型22Tとの間にて、単位長さ毎に、補強コード
27の上下にセットされたラグゴム片35、接地ゴム片
36および駆動突起ゴム片37、内周ゴム片38を同時
に加硫成型する。上型22Tの上部には上熱板24Tを
介して上部加硫台29が配置され、下型23Tの下部に
は下熱板25Tを介して下部加硫台30が配置される。
さらに、これら上下型22T、23Tの両端部には、ゴ
ムクローラ21の加硫単位同士を加硫接続するために未
加硫部分を残す必要があることから、冷却通路34が配
設された上下の端部ブロック31、32が配置され、上
下型22T、23Tを加熱する際に加硫単位の接続端部
が加熱されないようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、加硫部分
においては充分な加熱のもとでのゴム部分と芯金等との
接着性を確保しつつ、短時間での加硫を行う必要があ
り、冷却部分においては充分な冷却のもとでの加硫接続
部の未加硫確保による継目割れの防止等を図る必要があ
った。そのため、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間に大き
な温度差を付与していた。しかしながら、このような従
来の加硫製造に使用されるゴムクローラ製造用型では、
端部ブロック等による冷却ゾーンと熱板による加熱ゾー
ンとの間の境界部において高低温度が混ざりあう温和な
領域が発生してしまい、未加硫部を残す必要のある加硫
接続部に中途半端な加硫部を生じて、次工程における加
硫単位同士の接続加硫が充分になされず安定した接続部
が得られない虞れがあった。
【0006】そこで本発明では、前記従来のゴムクロー
ラ製造用型における諸課題を解決して、加熱ゾーンと冷
却ゾーンとを明確に分離して、確実な加硫と未加硫部分
の形成が行えるゴムクローラ製造用型を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、無端
リング状の補強コードの内周側と接地側とに添設したゴ
ムを上型および下型との間にて冷却ゾーンに臨接する加
硫接続部を形成しつつ加熱・加圧して加硫するゴムクロ
ーラ製造方法に使用されるゴムクローラ製造用型におい
て、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間に断熱部を形成した
ことを特徴とする。また本発明は、前記型における少な
くとも冷却ゾーンに冷却水を循環させる冷却通路を形成
したことを特徴とする。また本発明は、前記型における
加熱ゾーンに蒸気を循環させる蒸気通路を形成したこと
を特徴とする。また本発明は、前記断熱部が四沸化エチ
レンやガラス繊維等の断熱板から構成されたことを特徴
とする。また本発明は、前記断熱部が空隙部から構成さ
れたことを特徴とするもので、これらを課題解決のため
の手段とするものである。
【0008】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1および図2は、本発明のゴムクローラ
製造用型の第1実施の形態を示す図で、図1はゴムクロ
ーラ製造用型を示し図2(B)のA部拡大図、図2は送
り加硫成型工程を示す概略図である。本発明のゴムクロ
ーラ製造用型は、無端リング状の補強コード7の内周側
と接地側とに添設したゴム15、16、17、18を上
型2および下型3との間にて冷却ゾーン11、12に臨
接する加硫接続部を形成しつつ加熱・加圧して加硫する
ゴムクローラ製造方法に使用されるゴムクローラ製造用
型において、加熱ゾーン2、3、4、5と冷却ゾーン1
1、12との間に断熱部13を形成したことを特徴とす
る。
【0009】本実施の形態の型は、送り加硫と称される
比較的長尺のゴムクローラ製造方法に使用されるもので
あり、図示省略の補強コードを埋設した図2(A)に示
すような長尺の帯状ゴム等からなるクローラ1を、図2
(B)に示したように、ゴムクローラの加硫単位長さに
相当する比較的短い所定長さの上下の型2、3にて挟持
して、それらの上下をさらに上熱板4および下熱板5に
よって挟持して加熱することによりクローラ1の所定長
さ部分を加硫し、これを順次繰り返してクローラ1の全
長を加硫した後、図2(C)に示したように、クローラ
1の食違い状の両端部1A、1Bを重合して、上下の型
2、3および上下熱板4、5によって両端部を加硫接合
し、無端状のクローラ製品を得るものである。
【0010】加硫単位毎にゴムクローラ1を加硫するに
は、図2(B)のA部拡大図である図1に示すように、
スパイラル状に巻き付けられて無端リング状に形成され
た補強コード7(ゴム引きされたものであっても、むき
出しのものであってもよい。また、場合によっては接合
端部を有する従来形式の補強コードであってもよい。)
の内周側(下側)と接地側(上側)とに添設したラグゴ
ム片15、接地ゴム片16、駆動突起ゴム片17、内周
ゴム片18を上型2および下型3により挟持し、これら
上型2および下型3を上部加硫台9と下部加硫台10と
で加圧する。上部加硫台9と下部加硫台10にはそれぞ
れ上熱板4と下熱板5が設置され、電熱線等の適宜熱源
によって加熱される。
【0011】なお、これら上下の型2、3の加熱手段と
しては、後述する実施の形態のもののように、上下の型
2、3内に多数の通路を形成して、これらの通路に高熱
の蒸気を通すように構成することもできる。加硫単位の
接続端部となる前記上下型2、3の両端部(図1では右
側端部は省略)には、補強コード7を挟持してその上下
に冷却通路14を形成した端部ブロック11、12が配
設され、これら加熱ゾーンを構成する上下熱板4、5お
よび上下型2、3と冷却ゾーンを構成する端部ブロック
11、12との間には、四沸化エチレンやガラス繊維等
の断熱板13から構成された断熱部が形成される。
【0012】図1の例では、断熱板13は端部ブロック
11、12の側面に形成されたものが示されているが、
断熱板13を上下の各型2、3の側面に形成してもよ
い。また、独立した断熱板を介設するように構成しても
よい。さらには、図示しての説明は省略するが、空隙部
から構成された断熱部としてもよい。つまり、上下熱板
4、5および上下型2、3と端部ブロック11、12と
の間に空隙を持たせて配設してもよいものである。この
ように構成したので、加硫単位毎に送り加硫を行う際に
は、加熱ゾーンである上下型2、3における上下熱板
4、5によってゴムクローラ部分を加熱すると同時に、
加硫単位の各端部を冷却ゾーンを構成する上下の端部ブ
ロック11、13内に形成された冷却通路に冷却水を循
環させることで冷却することになる。
【0013】このとき、前記加熱ゾーンと冷却ゾーンと
の間には断熱板13等からなる断熱部が形成されたこと
により、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間が俊別され、加
熱ゾーンを充分に加熱するとともに冷却ゾーンを充分に
冷却することができる。つまり、加熱ゾーンと冷却ゾー
ンにおける温度差を大きくすることが可能となり、ゴム
クローラにおける加硫単位本体部を確実に加硫してゴム
部分と芯金等との接着性を確保しつつ、短時間での加硫
が行え、冷却部分においては充分な冷却のもとでの加硫
接続部の未加硫部分が確保され、過剰加硫に起因した継
目割れ等の防止等が可能となる。なお、送り加硫により
加硫単位毎の加硫が完了すると、図2(C)に示すよう
にゴムクローラの両端部同士が加硫接続される。この場
合は、端部接続用の上下型(未加硫部分に対応して加熱
ゾーンが配設されたもの等)が別途準備されてもよい
し、最終の両端部の加硫接続の際に、送り加硫に使用さ
れた上下型の両端部近傍に未加硫部が位置するように送
り加硫の位置設定がなされるようにしてもよい。
【0014】図3および図4は、本発明のゴムクローラ
製造用型の第2実施の形態を示す図で、図3はゴムクロ
ーラ製造用型を示し図4(B)のB部拡大図、図4は基
本的な全長加硫による製造工程図であり、図4(A)の
ような図示省略の補強コードを埋設した帯状ゴム等から
なるクローラ1を、図4(B)に示したように、ゴムク
ローラ1の全長を1度に上下の型2、3にて挟持すると
ともに、それらの上下をさらに上熱板4および下熱板5
によって挟持して加熱することによりクローラ1を加硫
し、その後、図4(C)に示したように、クローラ1の
食違い状の両端部1A、1Bを重合して、端部接合用の
上下の型2T、3Tおよび上下の熱板4T、5Tによっ
て両端部を加硫接合し、無端状のクローラ製品を得るも
のである。
【0015】図4(B)のB部の拡大図である図3に示
すように、ゴムクローラ1の全長を1度に加硫するに
は、その端部近傍において、スパイラル状に巻き付けら
れて無端リング状に形成された補強コード7の内周側
(下側)と接地側(上側)とに添設したラグゴム片1
5、接地ゴム片16、駆動突起ゴム片17、内周ゴム片
18を上型2および下型3により挟持し、これら上型2
および下型3を上部加硫台9と下部加硫台10とで加圧
する。図示の例では、上部加硫台9には上熱板4が設置
され電熱線等の適宜熱源によって加熱される。下型3に
は多数の蒸気通路8が形成される。一方、接続両端部と
なる数ピッチ分がセットされる下型3の端部には冷却通
路14を形成した下型端部ブロック12が配設される。
該下型端部ブロック12は下型3と別体でもよいし、下
型3の一部をもって構成してもよい。これらのクールゾ
ーンCと上熱板4や蒸気通路8が設けられた加熱ゾーン
Hとの間には、四沸化エチレンやガラス繊維等の断熱板
13、あるいは空隙部からなる断熱部13が配設され
る。
【0016】また、前記上下の加硫台9および10には
冷却通路14が形成され、ゴムクローラ1の両端部の食
違い状端部1A、1B近傍に未加硫部分を残すように構
成される。なお、これら上下の型2、3の加熱手段とし
ては、前述した第1実施の形態のもののように、上下の
型2、3の上下に熱板を配設したり、上下の型2、3内
の両方に多数の通路を形成して、これらの通路に高熱の
蒸気を通すように構成することもできる。断熱板13は
端部ブロック12の側面に形成されたものが示されてい
るが、断熱板13を下型3の側面に形成してもよい。ま
た、独立した断熱板を介設するように構成してもよい。
さらには、空隙部から構成された断熱部としてもよい。
このように構成したので、全長を1度に加硫する際に
は、加熱ゾーンである上下型2、3における上熱板4お
よび蒸気通路8によってゴムクローラ部分を加熱すると
同時に、食違い状の端部を冷却ゾーンを構成する上下加
硫台9、10や下端部ブロック12内に形成された冷却
通路14、14・・・に冷却水を循環させることで冷却
することになる。
【0017】このとき、前記加熱ゾーンと冷却ゾーンと
の間には断熱板13等からなる断熱部が形成されたこと
により、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間が俊別され、加
熱ゾーンを充分に加熱するとともに冷却ゾーンを充分に
冷却することができる。ゴムクローラにおける全長本体
部を確実に加硫してゴム部分と芯金等との接着性を確保
しつつ、短時間での加硫が行え、これに続く図4(C)
に示した両端部の加硫接続の際には、やや短い寸法の端
部接続用の上下型2T、3Tおよび上下熱板4T、5T
を用いて端部接続がなされる。かくして、冷却部分にお
いて充分な冷却のもとでの加硫接続部の未加硫部分が確
保され、両端接続部での過剰加硫に起因した継目割れ等
の防止等が可能となる。両端部の加硫接続については、
端部接続用の上下型(未加硫部分に対応して加熱ゾーン
が配設されたもの等)が別途準備される。
【0018】以上、本発明の実施の形態について詳述し
たが、本発明の趣旨の範囲内で、上型、下型の形状(無
端状のゴムクローラの内周側に中型を、外周側上下に上
下型を配置して周長の半分ずつを2段階加硫で行う製造
方法における各型にも適用可能である)、ゴムクローラ
の形状(型における駆動突起形成溝を複数列として該溝
に各芯金の突起を装着して加硫する等)、補強コードの
形式(スパイラル巻付けによる無端状のもの、平行コー
ドによる接続部を有するもの、バイアスコードを有する
もの、それらをゴム引きしたもの等)、形状、端部ブロ
ックの形状、該端部ブロックおよび各型における通路の
数、方向(幅方向、長さ方向、それらの組合せ等)、そ
の配設形態、断熱部の形状、形式およびその配設位置、
内周側ゴムおよび接地側ゴムの各型へのセット形態、加
硫接続部の接続形状および型内への挿入形態(両端部の
接続加硫時の型への重複挿入度合いを含む)等について
は適宜選定することができる。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に述べたように、本発明によ
れば、無端リング状の補強コードの内周側と接地側とに
添設したゴムを上型および下型との間にて冷却ゾーンに
臨接する加硫接続部を形成しつつ加圧加熱して加硫する
ゴムクローラ製造方法に使用されるゴムクローラ製造用
型において、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間に断熱部を
形成したことにより、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間が
俊別され、これらの間の温度差を大きくすることが可能
となり、加硫部では確実な加硫によるゴム部分と芯金等
との接着性を確保しつつ短時間での加硫が行え、冷却部
分では充分な冷却のもとでの加硫接続部の未加硫部分が
確保されるので、加硫部同士の接続加硫の際の過剰加硫
に起因した継目割れ等の防止等が可能となる。また、前
記型における少なくとも冷却ゾーンに冷却水を循環させ
る冷却通路を形成した場合は、複雑な冷房装置等を設置
する必要がないので、冷却ゾーンにおける型装置をコン
パクトで軽量に構成することができる。
【0020】さらに、前記型における加熱ゾーンに蒸気
を循環させる蒸気通路を形成した場合は、熱板等の別途
の熱源を設置する必要がないので、加熱ゾーンにおける
型装置をコンパクトで軽量に構成することができる。さ
らにまた、前記断熱部が四沸化エチレンやガラス繊維等
の断熱板から構成された場合は、断熱部を劣化の虞れの
少ない簡素な構造の組合せから構成することができる。
また、前記断熱部が空隙部から構成された場合は、格別
の部材を準備する必要がないので、さらに簡素で安価な
装置となる。かくして本発明によれば、加熱ゾーンと冷
却ゾーンとを明確に分離して、確実な加硫と未加硫部分
の形成が行えるゴムクローラ製造用型が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムクローラ製造用型の第1実施の形
態を示し、ゴムクローラ製造用型を示し図2(B)のA
部拡大図である。
【図2】同、送り加硫成型工程を示す概略図である。
【図3】本発明のゴムクローラ製造用型の第2実施の形
態を示し、ゴムクローラ製造用型を示し図4(B)のB
部拡大図である。
【図4】同、基本的な全長加硫による製造工程図であ
る。
【図5】従来のゴムクローラ製造用型の拡大図である。
【図6】同、送り加硫成型工程を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ゴムクローラ 1A、1B 食違い状端部 2 上型 3 下型 4 上熱板 4T 端部接合用上熱板 5 下熱板 5T 端部接合用下熱板 7 補強コード 8 蒸気通路 9 上部加硫台 10 下部加硫台 11 上型端部ブロック 12 下型端部ブロック 13 断熱部 14 冷却通路 15 ラグゴム片 16 接地ゴム片 17 駆動突起ゴム片 18 内周ゴム片 C 冷却ゾーン H 加熱ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:30 B29L 31:30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端リング状の補強コードの内周側と接
    地側とに添設したゴムを上型および下型との間にて冷却
    ゾーンに臨接する加硫接続部を形成しつつ加熱・加圧し
    て加硫するゴムクローラ製造方法に使用されるゴムクロ
    ーラ製造用型において、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間
    に断熱部を形成したことを特徴とするゴムクローラ製造
    用型。
  2. 【請求項2】 前記型における少なくとも冷却ゾーンに
    冷却水を循環させる冷却通路を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のゴムクローラ製造用型。
  3. 【請求項3】 前記型における加熱ゾーンに蒸気を循環
    させる蒸気通路を形成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のゴムクローラ製造用型。
  4. 【請求項4】 前記断熱部が四沸化エチレンやガラス繊
    維等の断熱板から構成されたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のゴムクローラ製造用型。
  5. 【請求項5】 前記断熱部が空隙部から構成されたこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のゴム
    クローラ製造用型。
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