JPH1177702A - 無限軌道帯用加硫金型の端部冷却構造 - Google Patents

無限軌道帯用加硫金型の端部冷却構造

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JPH1177702A
JPH1177702A JP23590497A JP23590497A JPH1177702A JP H1177702 A JPH1177702 A JP H1177702A JP 23590497 A JP23590497 A JP 23590497A JP 23590497 A JP23590497 A JP 23590497A JP H1177702 A JPH1177702 A JP H1177702A
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JP
Japan
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cooling
vulcanization
mold
vulcanization mold
product
Prior art date
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Pending
Application number
JP23590497A
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English (en)
Inventor
Kazushi Sugiyama
一士 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却用端板の取付けのバラツキによる製品の
品質に影響を与えることがなく、また加硫時間の短縮化
を図ることができる無限軌道帯用加硫金型の端部冷却構
造を提供することにある。 【解決手段】 図1は上部加硫金型11及び下部加硫金
型12から成る金型本体13の長手方向の端末部に、上
下一対の冷却用端板14a,14bを取付けた正面図を
示し、上下一対の冷却用端板14a,14bには、図2
(a),(b)及び図3に示すようにゴムクローラ等の
無限軌道帯製品Wの製品形状の端末部と略同一形態の彫
り込みをした嵌合凹部15a,15bが形成してある。
冷却用端板14a,14bには、冷却用流体を流通させ
る冷却用穴16が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴムクローラ等
の無限軌道帯用加硫金型の端部冷却構造にかかわり、更
に詳しくは製品品質に影響を与えることなく、効率良く
加硫成形を行うことが出来る無限軌道帯用加硫金型の端
部冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴムクローラ等の無限軌道帯の加
硫成形は、図7及び図8に示すように所定の長さで、か
つ長手方向の端末部に平板状の上下一対の冷却用端板1
a,1bを備えた上部加硫金型2及び下部加硫金型3に
図示しない無限軌道帯本体を間欠的に送りながら端末部
を未加硫状態にして加硫成形を行い、そして未加硫状態
の半製品端末部を重ねて接合材料を介在させた状態によ
り加硫接合させることによりエンドレス状の製品を成形
している。
【0003】このように、送り加硫により生産する方法
は、半製品端部を未加硫状態にする必要があり、従っ
て、長手方向の端末部に上下一対の冷却用端板1a,1
bを用いて端末部を冷却している。なお、4,5は冷却
用穴を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うな従来の冷却用端板1a,1bの構造では、次のよう
な問題があった。 .冷却用端板1a,1bと上部加硫金型2及び下部加
硫金型3から成る金型本体とは、常に密着させて冷却す
ることにより半製品端部表面までを未加硫状態とするた
め、金型本体の表面温度が低くならざるを得なく、端末
芯金周りの加硫状態が充分ではなかった。この対応策と
して、本来設定すべき加硫時間よりも長い加硫時間が必
要であった。 .冷却用端板1a,1bの取付け,取外し作業を繰返
し行う必要があるため、冷却用端板1a,1bと金型本
体とを密着させる構造では取付け誤差により金型本体の
冷却状態が安定せず、半製品端部まで加硫してしまう。
【0005】この発明の目的は、冷却用端板の取付け,
取外し時のバラツキによる製品の品質に影響を与えるこ
とがなく、また加硫時間の短縮化を図ることができる無
限軌道帯用加硫金型の端部冷却構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、冷却用端板に、無限軌道帯の製品形状に
対応した形態の嵌合凹部を形成したことを要旨とするも
のである。このように、冷却用端板の表面形状に製品形
状と略同一形態の彫り込みをした嵌合凹部を形成したこ
とにより、金型本体と冷却用端板とが密着することがな
く、冷却用端板の取付け,取外し時のバラツキが製品の
品質に影響を与えることがなく、また金型本体を冷却す
る必要がないので、加硫時間は本来の設定すべき時間に
減らすことが可能となり、加硫時間の短縮化を図ること
ができる。
【0007】この結果、半製品端部芯金周りの加硫状態
が改善でき、接合加硫におけるゴム流れの影響が受け難
くなり、この区間における芯金ピッチ寸法を安定させる
ことが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施形態を説明する。図1は、上部加硫金型11及び
下部加硫金型12から成る金型本体13の長手方向の端
末部に、上下一対の冷却用端板14a,14bを取付け
た正面図を示し、上下一対の冷却用端板14a,14b
には、図2(a),(b)及び図3に示すようにゴムク
ローラ等の無限軌道帯製品Wの製品形状の端末部と略同
一形態の彫り込みをした嵌合凹部15a,15bが形成
してある。
【0009】また、冷却用端板14a,14bには、冷
却用流体を流通させる冷却用穴16が形成されている。
次に、ゴムクローラ等の無限軌道帯製品Wの送り加硫に
よる製造方法を図4〜図6を参照して説明する。まずス
チールワイヤー等の芯体16を直線状に巻出した状態
で、その上部に図示しない芯金を配置し、更に上下部に
未加硫ゴム18を配設して前述した長手方向の端末部に
上下一対の冷却用端板14a,14bを備えた上下加硫
金型本体13に図4に示すように所定の長さ送り込んで
加硫を行い、加硫成形後に同様にして一部をラップさせ
た状態で間欠的に送りながら2回目の加硫成形を行う。
【0010】なお、無限軌道帯製品Wの台形断面形状の
部分Waは接地面側、三角形状断面の部分Wbは転輪側
である。このようにして、所定の長さの無限軌道帯製品
Wを加硫成形する際、先端側に位置するブロックと、後
端側に位置するブロックとを図6に示すように、上下一
対の冷却用端板14a,14bによりブロックの半分
(斜線で示す)を未加硫状態にして成形する。
【0011】即ち、図3に示すように、無限軌道帯製品
Wの製品形状の端末部と略同一形態の彫り込みをした冷
却用端板14a,14bの嵌合凹部15a,15bに無
限軌道帯製品Wの先端ブロックと、後端側に位置するブ
ロックとを嵌合させて冷却させることで、ブロックの半
分(斜線で示す)を半加硫または未加硫状態にして成形
することが出来るものである。
【0012】また、1回目の加硫成形の後端部と、2回
目の加硫成形の先端部とは、上述したように2回目の加
硫成形でラップ部Lでラップさせた状態で加硫成形を行
うので、最初に半加硫または未加硫状態で成形された部
分は加硫接続される。このようにして、送り加硫により
無限軌道帯本体Wを、所定の形状で、所定の長さに成形
した後、無限軌道帯本体Wの前後端末部を接続加硫する
場合には、図6に示すように、未加硫状態の先端と後端
とのブロックとの間に、連続している芯体16をオーバ
ーラップさせると共に、その下部に図示しない芯金を配
置し、更に上下部に所定長さの未加硫ゴム18を配設し
て、接合用の上下金型20a,20bを用いて接合加硫
を行い、連続したエンドレス状の無限軌道帯Wを成形す
るものである。
【0013】以上のように、冷却用端板14a,14b
の表面形状に製品形状と略同一形態の彫り込みをした嵌
合凹部15a,15bを形成したことにより、金型本体
13と冷却用端板14a,14bとが密着することがな
く、また冷却面積を大きくとることが出来、冷却用端板
14a,14bの取付け時のバラツキが製品の品質に影
響を与えることがなく、また金型本体13を冷却する必
要がないので、加硫時間は本来の設定すべき時間に減ら
すことが可能となり、加硫時間の短縮化を図ることがで
きる。
【0014】この結果、半製品端部芯金周りの加硫状態
が改善でき、接合加硫におけるゴム流れの影響が受け難
くなり、この区間における芯金ピッチ寸法を安定させる
ことが出来る。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上記のように上下一対の冷
却用端板に、無限軌道帯の製品形状に対応した形態の嵌
合凹部を形成したので、金型本体と冷却用端板とが密着
することがなく、無限軌道帯の端末部の冷却面積を大き
くでき、冷却用端板の取付け時のバラツキが製品の品質
に影響を与えることがなく、常に一定の品質を維持させ
て加硫成形を行うことが出来、また金型本体を冷却する
必要がないので、加硫時間は本来の設定すべき時間に減
らすことが可能となり、加硫時間の短縮化を図ることが
できる。この結果、半製品端部芯金周りの加硫状態が改
善でき、接合加硫におけるゴム流れの影響が受け難くな
り、この区間における芯金ピッチ寸法を安定させること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の上部加硫金型及び下部加硫金型から
成る金型本体の長手方向の端末部に、上下一対の冷却用
端板を取付けた正面図である。
【図2】(a)は、上部側の冷却用端板の正面図、
(b)は下部側の冷却用端板の正面図である。
【図3】図1のAーA矢視断面図である。
【図4】無限軌道帯の1回目の送り加硫による製造方法
の説明図である。
【図5】無限軌道帯の2回目の送り加硫による製造方法
の説明図である。
【図6】無限軌道帯の先端と後端との接続工程の説明図
である。
【図7】従来の金型本体に冷却用端板を取付けた一部正
面図である。
【図8】図7の冷却用端板の側面図である。
【符号の説明】
11 上部加硫金型 12 下部加硫金
型 13 金型本体 14a,14b 冷却用
端板 15a,15b 嵌合凹部 16 冷却用穴 18 未加硫ゴム 20a,20b 上下金型 W 無限軌道帯
製品
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 29:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の形状の無限軌道帯本体を、所定の
    長さで、かつ長手方向の端末部に上下一対の冷却用端板
    を備えた上下加硫金型本体に間欠的に送りながら加硫成
    形を行う無限軌道帯用加硫金型の端部冷却構造におい
    て、 前記上下一対の冷却用端板に、無限軌道帯の製品形状に
    対応した形態の嵌合凹部を形成して成る無限軌道帯用加
    硫金型の端部冷却構造。
JP23590497A 1997-09-01 1997-09-01 無限軌道帯用加硫金型の端部冷却構造 Pending JPH1177702A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100652228B1 (ko) * 2005-07-09 2006-11-30 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 탄성캐터필러의 제조방법 및 이것을 이용한 가황성형장치
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