JPH0529544B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529544B2
JPH0529544B2 JP63306288A JP30628888A JPH0529544B2 JP H0529544 B2 JPH0529544 B2 JP H0529544B2 JP 63306288 A JP63306288 A JP 63306288A JP 30628888 A JP30628888 A JP 30628888A JP H0529544 B2 JPH0529544 B2 JP H0529544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
gate
molding material
cord
outer mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63306288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02151425A (ja
Inventor
Keizo Hakoda
Hisashi Samejima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP63306288A priority Critical patent/JPH02151425A/ja
Priority to EP90301504A priority patent/EP0442176A1/en
Priority to US07/483,251 priority patent/US5006059A/en
Publication of JPH02151425A publication Critical patent/JPH02151425A/ja
Publication of JPH0529544B2 publication Critical patent/JPH0529544B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0046Details relating to the filling pattern or flow paths or flow characteristics of moulding material in the mould cavity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14631Coating reinforcements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2701Details not specific to hot or cold runner channels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D29/00Producing belts or bands
    • B29D29/08Toothed driving belts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/812Venting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、主として動力伝達部に使用され
る、抗張体としてのコードを埋設した歯付き伝導
ベルトを、射出成形法により製造するための金型
に関するものである。
[従来の技術] 従来、歯付きの伝導ゴムベルトは、加硫缶を用
いて一般に製造されている。すなわち、外周面に
多数の歯形溝を有する内金型の周囲に、歯面保護
用の帆布及び抗張体のコードを順に巻き付けた上
から、所定厚さの未加硫ゴムシートを多層に巻き
付けて成形したものを、加硫缶内に挿入した後、
高圧蒸気によつて加圧・加熱して前記ゴムシート
を架橋させる。それから、金型を加硫缶から取り
出した後、架橋されたベルト成形品を金型から抜
き取り、所定幅に切断して最終製品としての伝導
ゴムベルトに仕上げていた。
ところで、防振ゴムなどの型物の製造に汎用さ
れている射出成形法は、生産性の高い製造方法で
あるが、この射出成形法によるベルトの製造方法
としては、特公昭4711692号公報に記載の技術が
提案されているのに過ぎない。この製造方法は、
V型ゴムベルトの製造に関するもので、V型ベル
トの引張り部を構成するゴム体と、抗張体として
のコードとを、リング状鋳型の凹所内にあらかじ
め装填しておき、前記凹所内に溶融ゴムを充填し
てV型ベルトの圧縮部を射出成形するものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] 上気した加硫缶を用いる製造方法では、内金型
に巻き付けるためのゴムシートを、カレンダーロ
ールなどで所定厚さに圧延するための準備工程
と、そのゴムシートを内金型に多層に巻き付けて
成形する工程とに手間がかかつていた。その上、
前記ゴムシートの架橋は、通常、蒸気熱源からの
熱伝達によつて行われるが、ゴムは熱伝導性が低
いために、架橋にも長時間を要していた。更に、
ベルトの歯形部の成形は、加硫缶内に加圧蒸気を
導入することによりゴムシートの温度を上昇さ
せ、その粘性が低下して流動性が良くなつたとこ
ろで、ゴムシートの一部を内金型の歯形溝に圧入
させることによつて行われる。したがつて、加圧
蒸気の圧力を高くすれば、ベルトの歯形部の成形
が良好になるが、実用的な加圧蒸気の圧力には限
度があるので、流動性の悪いゴムシートの場合は
内金型の歯形溝内へ十分に圧入されず、ベルトの
歯形部が成形不良となる。
上記した射出成形法を用いた従来の製造方法で
は、V型ベルトの引張り部を構成するゴム体や抗
張体としてのコードを、鋳型の凹所内にあらかじ
め装填しておく必要があるために、工程が非常に
煩雑となり、生産性を高められない。また、V型
ベルトの製造方法であるので、本発明の対象とす
る歯付き伝導ベルトにそのまま適用することは不
可能である。
射出成形は金型内の圧力(成形材料の充填圧)
をかなり高くできることから、この射出成形を歯
付きベルトの製造に用いれば、歯形部の成形が良
好に行われることが推測される。しかし、内金型
の周囲にコードを巻き付けた状態で、成形材料を
充填すると、その充填圧によつて前記コードは配
列が乱れるおそれがある。コード配列の乱れたベ
ルトは、蛇行・片寄りといつた走行不良を起こす
ので望ましくない。一方、成形材料の充填圧を下
げると、シヨートシヨツトを起こすおそれがあ
る。また。射出成形ではウエルドラインなどの特
有の欠陥が生じやすい。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、射
出成形によつて、コード配列の乱れがなく、しか
もシヨートシヨツトやウエルドラインなどの欠陥
のない、高品質の歯付き伝導ベルトを効率良く安
価に製造することができる、射出成形用金型を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するためにこの発明の射出
成形用金型は、一端を開口した円筒状の外金型
と、該外金型内に挿入されて外金型の内周面との
間でキヤビテイを形成する、外週面にその軸線方
向に多数の歯形溝を設けた円柱状の内金型とから
なり、前記外金型の内周面近傍の軸線方向に、円
周方向に等間隔に複数のランナを穿設し、各ラン
ナからその全長にわたつて外金型の内周面側に開
口するスリツト状ゲートを、前記ランナからキヤ
ビテイ内に流入する溶融状成形材料の流入量がそ
の上流側より下流側にかけて漸次減少するように
開設している。
また、歯付き伝導ベルトの抗張体としてのコー
ドを、その張力が500g〜1000gになるように前
記内金型の外周面に巻き付けた状態で、前記ラン
ナのゲートから成形材料をキヤビテイ内に流入さ
せる際に、前記コードに対する成形材料の流れ方
向の傾斜角度が、(0.016×コードの張力(g)−1)
°以下となるように、前記外金型の軸線方向に直
交する前記ゲートの開口断面を設定することが好
ましい。
更に、前記成形材料としてネオプレンゴムが用
いられる場合には、前記外金型の軸線方向に直交
する前記ゲートの開口断面積をAとし、前記ラン
ナの同開口断面積をBとすると、 7≧A/B×100≧4となるように、前記ゲー
トの開口断面積を設定することが一層好ましい。
[作用] 上記した構成を有するこの発明の金型によれ
ば、内金型の周囲にコード、又は帆布とコードを
巻き付けた状態でその内金型を外金型内に挿入し
て密閉し、射出成形機のノズルより溶融状の成形
材料を、外金型の複数のランナよりゲートを介し
て内外金型間のキヤビテイに充填する。成形材料
は、第4図のように各ランナのゲートから前記内
金型上のコードに対し所定の小さな傾斜角をもつ
ようにキヤビテイ内に流入し、キヤビテイ内にお
いて各ゲートの中間位置で成形材料の流入先端
が、上流側より下流側にかけて次第に接合されて
いく。これにより、キヤビテイ内に存在している
エア等は、下流側へ徐々に圧しやられ、最終的に
キヤビテイの外部へ排出されるので、ウエルドラ
インは生じない。また、キヤビテイに成形材料が
スムーズに流入して、キヤビテイ内が十分な量の
成形材料で充たされるので、シヨートシヨツトも
生じない。更に、コードに対し流入する成形材料
の傾斜角は小さく、しかもコードは一定の張力で
内金型上に保持されているので、コードの配列を
乱さない。
また、前記ゲートの開口断面積を請求項2に記
載のように設定することにより、上記した作用が
確実に生じる。
更に、ベルトの成形材料がネオプレンゴムの場
合は、前記ゲートの開口断面積を請求項3に記載
のように設定することにより、上記した作用が確
実に生じるほか、成形材料のロス量が少なくな
り、金型の機械加工が容易になる。
[実施例] 以下、この発明の射出成形金型の実施例を図面
に基づいて説明する。
第1図は金型の全体を示す中央縦断面図、第2
図は同平面図、第3図は第1図の−線拡大断
面図である。
第1図において、円柱状の内金型1は、歯付き
ベルトA(第8図)の歯形部Bに対応する多数の
歯形溝2がその外周面にその軸線方向に沿つて形
成されている。内金型1の軸心部には、加熱用蒸
気又は冷却用水を流通させるためのジヤケツト3
が開設されている。また、内金型1の上面には、
第2図のように等間隔に放射状に複数(本実施例
では6本)の第1ランナ4が形成されている。な
お、ランナ4の本数は、少ない方が成形材料のロ
ス量が少なくなるが、逆に充填不足(シヨートシ
ヨツト)による成形不良を生じ易い。また、ベル
トの長さが短くなるほどランナ4の本数を少なく
できるので、ベルトサイズごとにランナ4の本数
を決定するのが望ましい。
外金型5は中間円筒状で、その中空部に前記内
金型1が同心的に挿入される。この状態で、外金
型5と内金型1との間にキヤビテイ6が形成され
る。外金型5の内周面近傍には、その軸線方向に
複数(本実施例では6本)の第2ランナ7が穿設
されている。各ランナ7から、その全長にわたつ
て外金型5の内周面(キヤビテイ6)側に開口す
るスリツト状ゲート8が、第3図のように開設さ
れている。各ゲート8の開口端部は、キヤビテイ
6に向けてテーパー状に拡げてある。外金型5の
外周面側には、第1図のように加熱用蒸気のジヤ
ケツト9が設けられている。なお、外金型5は下
盤10上の定位置にボルト11及び位置決め部材
11aを介して固定されており、また、内金型1
も外金型に挿入した際、位置決め部材12を介し
て定位置に固定されるようになつている。そし
て、外金型5内の定位置に内金型1が固定された
ときに、内金型1の第1ランナ4と外金型5の第
2のランナ7とが、第2図のように連通する。
ところで、本発明の金型は、前記ゲート8に以
下に説明する工夫を凝らしてある。
外金型5の軸線方向に直交するゲート8の開口
断面積を第2ランナ7のそれに比べて大幅に小さ
くして、ランナ7からゲート8を通つてキヤビテ
イ6に流出する成形材料の流れを絞れば、ランナ
7の軸方向に沿つて均等に、いいかえれば内金型
1の周囲に巻き付けられた後述するコードD(第
4図)と直角方向に成形材料がキヤビテイ6内に
流出した後、キヤビテイ6内でコードDと平行に
流れるので、コード配列の乱れがないベルトが成
形される。しかしながらそのようにすると、キヤ
ビテイ6内のエアを完全に外部に排出させること
ができず、両側のゲート8からキヤビテイ6内に
流出する成形材料の合流部(接合部)で、ウエル
ドラインが生じる。
そこで、本発明者は、前記コードは一定の張力
を与えられた状態で内金型1の周囲に巻き付けら
れていることから、ゲート8(ランナ7)からキ
ヤビテイ6内に流出した成形材料の流れ方向が、
コードに対し傾斜していてもその傾斜角度が特定
値以下であれば、コード配列が乱れないことを見
い出した。すなわち、実験の結果、第6図の線図
に示すように、コード張力が500gの場合にコー
ドに対する成形材料(ゴム)の流れ方向の傾斜角
度θが7°以下になり、またコード張力が1000gの
場合にはコードに対する成形材料(ゴム)の流れ
方向の傾斜角度がθが15°以下になると、コード
配列が乱れないことを確認した。
したがつて、本発明のゲート8は、コードD
(第4図)に対し第6図の線図Xよりも小さい角
度で成形材料がキヤビテイ6内に流出するように
ゲート8の開口断面を設定した。いいかえれば、
前記コードDの張力が500g〜1000gの場合に、
ゲート8からキヤビテイ6内に流入する成形材料
のコードDに対する流れ方向の傾斜角度θが、 θ≦(0.016×コードDの張力(g)−1)° となるように、前記ゲート8の開口断面を設定し
た。なお、成形材料が第2ランナ7内をその上端
から下端にかけて流れるときの圧力損失によつ
て、成形材料の流速が第2ランナ7の上端から下
端にかけて徐々に落ちるため、前記ゲート8の開
口断面は、第2ランナ7の全長にわたつて均一に
形成すればよい。
上記のように設定した場合のゲート8からキヤ
ビテイ6内に成形材料が流出する状況を、第4図
に示している。そして、この場合には、第2ラン
ナ7からキヤビテイ6内に流入する成形材料の流
入量が、その上流側より下流側にかけて漸次減少
することになる。この結果、キヤビテイ6内にお
いて、その上部(上流側)から成形材料が充填さ
れていき、キヤビテイ6内のエア等は徐々に下部
(下流側)へ圧しやられ、最終的に下盤10のエ
ア抜き孔(図示せず)から外部に排出されるの
で、ウエルドラインがなく、コード配列の乱れが
ないベルトが形成された。
ところで、内金型1に巻き付ける際のコードD
の張力を大きくすればするほど、コードDに対す
る成形材料の流れ方向の傾斜角度θを大きくでき
るので、前記ゲート8の設計(主に開口断面の設
定)上の許容範囲が拡がる。しかし、コードDの
張力が大きくなり過ぎると、製品としてのベルト
の長さの経時的変化が大きくなると共に、内金型
1からベルト成形品の抜き取りが難しくなるので
好ましくない。したがつて、コードDの張力は
500g〜1000gとするのが望ましい。次に、上記
した本発明のゲート8の開口断面の具体例を、成
形材料にネオプレンゴムを用いる場合について示
す。
第5図において、外金型5の軸線方向に直交す
る前記ゲート8の開口断面積をAとし、前記第2
ランナ7の同開口断面積をBとすると、 A=L×t、B=π/4×d2で表される。
この場合に、7≧A/B×100となるように、
ゲート8の開口断面積Aを設定すれば、コードD
(第4図)に対し第6図の線図Xよりも小さい傾
斜角度θで成形材料がキヤビテイ6内に流出する
ことを確認した。また、(A/B×100)の値が4
未満になると、成形材料のロス量が増えて不経済
である上に、ゲート8の機械加工が難しくなるこ
とが判つた。したがつて、成形材料のロス量や機
械加工の難易度なども考慮して、前記ゲート8の
開口断面積Aを、 7≧A/B×100≧4となるように設定するこ
とが望ましい。なお、前記ネオプレンゴムの粘度
は、500〜600poise(キヤピロメータによる測定
値)であつた。
上記した本発明の金型を用いて、歯付き伝導ゴ
ムベルトを射出成形により製造する方法を第7図
に基づいて説明する。
最終製品としての歯付き伝導ゴムベルトAは、
第8図に示すように、歯形部B、帆布C、抗張体
としてのコードDを備えている。
第7図において、 内金型1の周囲に帆布CとコードDを順に巻
き付ける(芯巻き工程)。
前記内金型1を外金型5内に挿入して組み合
わせる(型組工程)。
ジヤケツト3及び9に蒸気を通して金型1及
び5を所定の温度まで加熱する(予熱工程)。
公知の射出成形機を用いてノズルから溶融し
た未加硫ゴムを射出し、内金型1の第1ランナ
及び外金型5の第2ランナ7を経てゲート8か
らキヤビテイ6内に充填してベルトを成形し
(射出成形工程)、加硫すなわち架橋反応を行わ
せる(架橋工程)。なお、架橋に要する時間は
射出時間よりも数倍長いので、射出完了後に10
%程度架橋が進行したところで、架橋工程へ送
つて架橋反応を更に進行させる。
架橋反応終了後、内金型1を外金型5から抜
き取る(型分解工程)。
ベルト成形品は内金型1の周囲に付着してい
るので、成形品の温度が高いと抜き取れないか
ら冷却した(冷却工程)後、成形品を内金型1
から抜き取る(型抜き工程)。
抜き取つたベルト成形品は、ベルト厚み精度
を高めるためベルト成形品の背面を研削した
(研削工程)後、所定幅に切断すれば(カツト
工程)、最終製品としての歯付き伝導ゴムベル
トAが得られる。
ここで、上記実施例に示した本発明の金型を用
い上記の製造方法によつて、実際に製造した歯付
き伝導ゴムベルトの成形例について説明する。
内金型1の第1ランナ4は、前記実施例と同様
に6本で、その流路口は幅4mm、深さ4mmの短形
からなつていた。外金型5の第2ランナ7は、直
径が5mmの円形開口断面からなり、またゲート8
は、幅tが0.5mmで、長さLが2mmであつた。な
お、この場合の、A(ゲート8の開口断面積)/
B(第2ランナ7の開口断面積)×100の値は、約
5.1(%)になる。
製造した歯付き伝導ゴムベルトは、歯数が300
で、そのピツチが2.032mmであつた。
また、製造条件は次の通りであつた。
成形材料:ネオプレンゴム(粘度:500〜
600poise) 金型温度:150℃(予熱時の温度) 射出速度:30c.c./秒 射出量:310c.c. 架橋時間:2分 コードの張力:500g 上記の条件で、コードDの配列に乱れがなく、
また歯形部Bの成形も良好な、歯付き伝導ゴムベ
ルトA(第8図参照)が得られた。
なお、本発明の射出成形用金型は、上記したゴ
ムベルトだけでなく、プラスチツク等の高分子化
合物を成形材料として用いたベルトの製造にも使
用できるものである。
[発明の効果] この発明の射出形用金型は、上記した構成から
なるので、下記の効果を奏する。
(1) 従来の射出成形によるベルトの製造方法のよ
うな煩雑な工程が不要で、射出形成本来の特徴
を生かして、歯付き伝導ベルトを効率良く、し
かも安価に製造することができる。
(2) コード配列の乱れがなく、しかもシヨートシ
ヨツトやウエルドラインなどの欠陥のない、高
品質の歯付き伝導ベルトが得られる。
(3) 請求項2に記載のようにゲートの開口断面を
設定すれば、上記した(1)及び(2)の効果が確実に
得られる。
(4) 特に成形材料にネオプレンゴムを用いる場合
は、請求項3に記載のようにゲートの開口断面
積を設定すれば、上記した(1)及び(2)の効果の他
に、成形材料のロス量が少なく、金型の機械工
程が容易で、実用性に富むという効果も奏あ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金型の実施例を示す全体中央
縦断面図、第2図は同平面図、第3図は第1図の
−線拡大断面図である。第4図はキヤビテイ
内における成形材料の流入状態を示す正面図、第
5図はランナとゲートの寸法を示すための第3図
に対応する説明図、第6図はコード張力とコード
に対する成形材料の流入角度との関係を示す線
図、第7図は伝導ベルトの製造工程図、第8図は
歯付き伝導ベルトの一例を示す斜視図である。 1……内金型、2……歯形溝、4……第1ラン
ナ、5……外金型、6……キヤビテイ、7……第
2ランナ、8……ゲート、A……歯付き伝導ベル
ト、D……コード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端を開口した円筒状の外金型と、該外金型
    内に挿入されて外金型の内周面との間でキヤビテ
    イを形成する、外周面にその軸線方向に多数の歯
    形溝を設けた円柱状の内金型とからなり、前記外
    金型の内周面近傍の軸線方向に、円周方向に等間
    隔に複数のランナを穿設し、各ランナの全長にわ
    たつて外金型の内周面側に開口するスリツト状ゲ
    ートを、前記ランナからキヤビテイ内に流入する
    溶融状成形材料の流入量がその上流側により下流
    側にかけて漸次減少するように開設したことを特
    徴とする歯付き伝導ベルトの射出成形用金型。 2 歯付き伝導ベルトの抗張体としてのコード
    を、その張力が500g〜1000gになるように前記
    内金型の外周面に巻き付けた状態で、前記ランナ
    のゲートから成形材料をキヤビテイ内に流入させ
    る際に、前記コードに対する成形材料の流れ方向
    の傾斜角度が、 (0.016×コードの張力(g)−1)°以下とな
    るように、前記外金型の軸線方向に直交する前記
    ゲートの開口断面を設定した請求項1記載の歯付
    き伝導ベルトの射出成形用金型。 3 前記成形材料としてネオプレンゴムが用いら
    れる場合に、前記外金型の軸線方向に直交する前
    記ゲートの開口断面積をAとし、前記ランナの同
    開口断面積をBとすると、 7≧A/B×100≧4となるように、 前記ゲートの開口断面積を設定した請求項1又
    は2記載の歯付き伝導ベルトの射出成形用金型。
JP63306288A 1988-12-03 1988-12-03 歯付き伝導ベルトの射出成形用金型 Granted JPH02151425A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306288A JPH02151425A (ja) 1988-12-03 1988-12-03 歯付き伝導ベルトの射出成形用金型
EP90301504A EP0442176A1 (en) 1988-12-03 1990-02-13 Mould for injection moulding of toothed power transmission belt
US07/483,251 US5006059A (en) 1988-12-03 1990-02-22 Mold for injection molding of toothed power transmission belt

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306288A JPH02151425A (ja) 1988-12-03 1988-12-03 歯付き伝導ベルトの射出成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02151425A JPH02151425A (ja) 1990-06-11
JPH0529544B2 true JPH0529544B2 (ja) 1993-04-30

Family

ID=17955290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63306288A Granted JPH02151425A (ja) 1988-12-03 1988-12-03 歯付き伝導ベルトの射出成形用金型

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5006059A (ja)
EP (1) EP0442176A1 (ja)
JP (1) JPH02151425A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001315294A (ja) * 2000-02-29 2001-11-13 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP4498777B2 (ja) * 2004-02-20 2010-07-07 三ツ星ベルト株式会社 熱可塑性エラストマー製歯付ベルトの製造方法。
CN108778665A (zh) * 2016-03-07 2018-11-09 沃尔特·弗兰德有限公司 用于生产驱动皮带的方法和驱动皮带
JP6752139B2 (ja) * 2016-12-28 2020-09-09 小林製薬株式会社 歯間清掃具の製造方法
DE102022100504A1 (de) * 2022-01-11 2023-07-13 Arntz Beteiligungs Gmbh & Co. Kg Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung wenigstens eines Antriebsriemens

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1928325A (en) * 1929-07-26 1933-09-26 Herbert F Apple Mold for making commutators
NL131619C (ja) * 1964-11-16
US3425883A (en) * 1965-02-23 1969-02-04 Raybestos Manhattan Inc Method of making a molded v-belt
GB1130520A (en) * 1966-04-25 1968-10-16 Raybestos Manhattan Inc Injection mold for making multi-faced belts
FR2083290A5 (ja) * 1970-04-09 1971-12-10 Raybestos Manhattan Inc
US4000240A (en) * 1975-04-17 1976-12-28 Teletype Corporation Process of molding a reinforced flexible belt
DE2653741C3 (de) * 1976-11-26 1979-10-25 Breco Kunststoffverarbeitungs-Gmbh & Co Kg, 4952 Porta Westfalica verstärkten Schlauchstückes durch Spritzgießen
DE3031330C2 (de) * 1980-08-20 1983-11-10 Breco Kunststoffverarbeitungs-Gesellschaft mbH & Co KG, 4952 Porta Westfalica Formwerkzeug zum Herstellen eines zahnriemenförmigen armierten Schlauchstückes aus Kunststoff
US4743420A (en) * 1986-09-16 1988-05-10 Sun Coast Plastics, Inc. Method and apparatus for injection molding a thin-walled plastic can
JPS63246532A (ja) * 1987-03-31 1988-10-13 Bando Chem Ind Ltd 伝動ベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02151425A (ja) 1990-06-11
EP0442176A1 (en) 1991-08-21
US5006059A (en) 1991-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9849615B2 (en) Injection mould for sawing cord, method to produce sawing cord and the sawing cord resulting therefrom
EP0850131B1 (en) Injection molding of a tire component
CA1135608A (en) Method for producing a reinforced endless toothed belt having a fabric coating
EP0545335B1 (en) Process for manufacturing toothed belts of elastomeric material and toothed beltmade by said process
JPH0529544B2 (ja)
US4083838A (en) Method of producing in a continuous operation endless toothed belts of any desired circumferential length
JP2001205714A (ja) ベルト成形金型への芯体コード巻付け方法とその装置
US2182389A (en) Method and means for molding thermoplastic articles
JPH11129289A (ja) 熱硬化性樹脂の射出成形用金型
EP1108515B1 (en) Gate for injection molding rubber compounds
US3425883A (en) Method of making a molded v-belt
JPH0318822B2 (ja)
JPS5825949A (ja) タイヤの製造方法
JPH0564827A (ja) 射出成形品の成形装置および同成形方法
JPS6241029A (ja) 合成樹脂製歯付ベルトの製造法
JP2011126194A (ja) タイヤ用ビード部材の製造装置、タイヤ用ビード部材の製造方法及びタイヤ用ビード部材
JPH0333490B2 (ja)
JP2003025372A (ja) 熱可塑性エラストマー製歯付ベルトの製造方法
JP2004345263A (ja) 熱可塑性エラストマー製歯付ベルトの製造装置及びこれに用いる金型装置
JPH057179B2 (ja)
JP4155376B2 (ja) 歯付ベルトの製造方法
US6632308B1 (en) Continuous cured innerliner for tires
JP2006068932A (ja) 熱可塑性エラストマー製歯付ベルトの製造方法。
JPS6262720A (ja) 射出成形金型
JPH084883A (ja) 樹脂製プーリ並びにその製造方法及び製造装置