JPH0333490B2 - - Google Patents

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JPH0333490B2
JPH0333490B2 JP27443686A JP27443686A JPH0333490B2 JP H0333490 B2 JPH0333490 B2 JP H0333490B2 JP 27443686 A JP27443686 A JP 27443686A JP 27443686 A JP27443686 A JP 27443686A JP H0333490 B2 JPH0333490 B2 JP H0333490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
nozzle
elastomer
mold
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27443686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63126707A (ja
Inventor
Takashi Tomii
Chuzo Hara
Kozo Ushio
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP27443686A priority Critical patent/JPS63126707A/ja
Publication of JPS63126707A publication Critical patent/JPS63126707A/ja
Publication of JPH0333490B2 publication Critical patent/JPH0333490B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は射出成形法による熱可塑性樹脂製の有
端長尺タイミングベルトの製造方法に関するもの
である。
(従来の技術) タイミングベルト(歯付ベルト)はスリツプの
ない回転を伝える周期伝動方式であるため、一般
産業用、精密機械用等の動力伝動用ベルトとして
ゴムやポリウレタン製のタイミングベルトが広く
使用されているが、通常は抗張体ロープを巻付け
た所定寸法の円筒状内型を外型の中に入れ、内型
と外型の空隙部に液状エラストマー(ウレタン)
を注入し硬化後、得られた広幅のベルト成形体を
所定幅に切断する方法がとられているが、この方
法では所定寸法の無端ベルトしか得られず、サイ
ズの異なるベルトを得るためには数多くの金型を
必要とし、また長尺のタイミングベルトを得るに
は上記モールド法では製造不可能な問題があつ
た。このような問題を解決すべく、最近では特公
昭54−15701号の如く、押出成形機より熱可塑性
樹脂や熱可塑性エラストマーを連続的に押出成形
して長尺タイミングベルトを製造する方法がある
が、これは押出ノズルとキヤビテイーの間が密閉
構造であるため、キヤビテイーに加圧下のもとで
成形硬化したものは、収縮応力が内部残留応力と
して残り、ベルトドライブを長期に行うと、早期
クラツク等のベルト寿命にとつて悪い影響を及ぼ
す問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、かかる問題に着目し、押出機ノズル
とキヤビテイー間に大気と接したオープンゾーン
を設け、ここでキヤビテイー中に軟化エラストマ
ーを無加圧状態で放冷することによりある程度の
収縮応力を除去し、ベルトライフを増大せしめる
ことを目的とするものである。
(実施例) 以下、本発明の製造方法を添付図面によつて説
明する。
第1図は本発明の製造方法を示す概要側面図
で、図においてMは外周面に一定のピツチで歯部
Hと凹溝キヤビテイーCを交互に設けた歯付モー
ルドで、その両側部は第2図に示す如く、エラス
トマーの流出を防止すべくフランジF、Fが設け
られている。Eは、その先端にノズルNを設けた
押出機であるが、ノズルNには加熱機を内包した
加熱リツプLが上下動できるように取付けられて
おり、このノズルN、加熱リツプLは歯付モール
ドM表面に略接するように配置されている。
この押出機Eでは投入された成形材料を加熱溶
融し、溶融した熱可塑性エラストマーが内部に冷
却機構を備えた歯付モールドMのキヤビテイーC
中に注入される。
ここで用いられる成形材料としては主として熱
可塑性ウレタンであるが、その他ポリエステル糸
(デユポン商標名:ハイトレル又は東洋紡商標
名:ベルプレン等)、ポリアミド系(ダイセル商
標名:ダイアミド―PAE)の各熱可塑性樹脂等
が挙げられる。
またBはスチールバンドで、案内ロールR1,
R2ならびに緊張ロールR3(図示してないが、
油圧シリンダー、ピストンでロールを左右に移動
して緊張、弛緩さける)に、バンド部に内方より
接触転動する押えロールTを介して巻掛けられさ
れている。更に、ノズルN、加熱リツプLとバン
ド部の押えロールTとの間には大気中に曝された
僅少のオープンゾーンOが存在している。また、
G1は抗張体ロープ1のガイドローラ、G2は成
形されたタイミングベルトTgのガイドローラー
を示す。抗張体ロープ1はスチールコード、ケブ
ラー(芳香族ポリアミド商標名)、ポリエステル、
ガラス繊維等からなる低伸度高強力のロープが使
用される。
本発明の製造装置は上記構成よりなり、次に製
造装置を用いた長尺タイミングベルトの製法につ
いて説明する。
先ず、第3図に示す如く、両側部にフランジ
F、F(第2図)を設けた歯付モールドMの表面
に押出機Eで溶融された熱可塑性ウレタンエラス
トマー2をノズルNより流入し、モールドMのキ
ヤビテイーCを充填すると共にベルト引張部を形
成せしめ、次にモールドMを駆動モーターにより
矢印方向に回転して流入するキヤビテイーCを回
転方向に移動し、順次キヤビテイーC内に上記エ
ラストマー2を連続的に注入すると共に、複数の
リール(図示せず)から送り出された複数本の抗
張体ロープ1を一定のテンシヨンでノズルNを通
してキヤビテイーCの始端(押えロールTの位
置)へ導入する。ここで、ノズルNよりキヤビテ
イーCに注入されるウレタンエラストマー2は溶
融し流動状態を呈しているが、キヤビテイーCへ
の注入を更に良好ならしめるべくノズルNに付設
せる上下動可能な加熱リツプLを通してエラスト
マー2の粘度を高めキヤビテイーCへの注入充填
を容易にする(加熱リツプLは加熱と同時にエラ
ストマー表面をある程度加圧もする)。
次に、モールドMの回転により、引張部に抗張
体1を埋設し、歯部2′を形成した軟化状態のウ
レタンエラストマーベルト成形体が大気と接した
オープンゾーンOへ移動するが、ここではベルト
成形体が放冷無加圧状態になるため、成形体が収
縮変形する(特にベルト成形体の引張部2の表面
が横方向に凹凸形状を呈する。従つて、このオー
プンゾーンはなるべく狭い方がよい)。このオー
プンゾーンOを通過したエラストマー成形体はバ
ンド部に入り、バンド部に付設せる圧力調製可能
な押えロールTで所定厚みになるように一定圧力
で加圧し、次いで歯付モールドMの回転と共に、
加圧用スチールバンドBがベルト成形体の表面を
圧接しながら伴走するがベルト表面の凹凸は上記
押えロールTでフラツトな表面となり、同時にモ
ールドMの冷却機構でベルト成形体を冷却硬化せ
しめ抗張体1を埋設したタイミングベルト成形体
Tgがガイドローラー2を通つて連続的に形成さ
れる。
このようにして連続的に形成されたベルト成形
体Tgは、その後巻取機(図示せず)で巻取るか、
その他適当な方法で保存され、使用時にはそのま
ま使用するか所定幅に切断することにより、第4
図の如き引張部に抗張体1が埋設され、下部に一
定ピツチの歯部2′と一体化された有端の長尺熱
可塑性ウレタンタイミングベルトを得ることがで
きる。
(発明の効果) 以上の如く、本発明の製造方法は押出機ノズル
と加圧バンド部の間に大気と接したオープンゾー
ンを設けているため軟化状態のエラストマー成形
体の収縮応力を除去し、且つバンド部には圧力を
適宜調整できる押えロールを備えているためオー
プンゾーンである程度変形したベルト成形体の表
面(ベルト背面)をフラツトに形成すると共に、
ベルト厚みを適宜調整し、品質良好な長尺タイミ
ングベルトを連続的な製造することができ、且つ
機械構造的にも簡単であるため調整時間も短縮さ
れ生産性の向上を図ることができるなど顕著な効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る長尺タイミングベルトの
製造方法を示す概要側面図、第2図本発明製造方
法に使用する回転歯付モールドの部分正面図、第
3図は本発明製造方法に使用するノズル、バンド
部の部分拡大図、第4図は本発明製造方法によつ
て得られた長尺タイミングベルトの部分斜視図で
ある。 1……抗張体ロープ、2……熱可塑性エラスト
マー、2′……ベルト歯部、M……回転歯付モー
ルド、H……歯付モールド歯部、C……歯付モー
ルド凹溝キヤビテイー、E……押出機、N……ノ
ズル、L……加熱リツプ、O……オープンゾー
ン、R1,R2……案内ロール、R3……緊張ロ
ール、B……加圧スチールバンド、T……押えロ
ール、G1……抗張体ロープのガイドローラー、
G2……タイミングベルトのガイドローラー、
Tg……タイミングベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 両側部にフランジを設けた回転歯付モールド
    と押出機のノズルとの間にキヤビテイーを形成
    し、このキヤビテイーにノズルより溶融した熱可
    塑性エラストマーを流入充填せしめ、モールドの
    回転により流入するキヤビテイーを回転方向に移
    動し、順次キヤビテイー内に上記エラストマーを
    連続的に注入すると共に、複数本の抗張体ロープ
    を一定のテンシヨンでノズルの下を通してキヤビ
    テイーの始端へ導入し、次いでノズルに付設せる
    加熱リツプでエラストマー粘度を高めて軟化状態
    にした後、一端無加圧状態のオープンゾーンへ移
    動し、次いで回転モールドの周りに無端ベルトで
    形成された押えロール付加圧バンド部に入り、上
    記押えロールでエラストマー表面を所定厚みにな
    るように加圧しながら加圧バンド部で冷却硬化せ
    しめて抗張体入歯付ベルト成形体を連続的に形成
    することを特徴とする長尺タイミングベルトの製
    造方法。
JP27443686A 1986-11-17 1986-11-17 長尺タイミングベルトの製造方法 Granted JPS63126707A (ja)

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JP27443686A JPS63126707A (ja) 1986-11-17 1986-11-17 長尺タイミングベルトの製造方法

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JPS63126707A JPS63126707A (ja) 1988-05-30
JPH0333490B2 true JPH0333490B2 (ja) 1991-05-17

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ID=17541652

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10230550A (ja) * 1996-12-20 1998-09-02 Taiyo:Kk 搬送ベルトの製造方法及びそれに用いる製造装置
KR100375039B1 (en) * 2002-04-30 2003-03-07 Kwang Sung Engraving Co Ltd Uneven pattern-forming method of synthetic resin floor panel
CN107364099A (zh) * 2017-07-29 2017-11-21 佛山市加德纳机械配件有限公司 一种传送带加工机
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