JP3510691B2 - フィルタープレートの製造方法 - Google Patents
フィルタープレートの製造方法Info
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- JP3510691B2 JP3510691B2 JP00838595A JP838595A JP3510691B2 JP 3510691 B2 JP3510691 B2 JP 3510691B2 JP 00838595 A JP00838595 A JP 00838595A JP 838595 A JP838595 A JP 838595A JP 3510691 B2 JP3510691 B2 JP 3510691B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフィルタープレートの製
造方法に係り、特に、耐蝕性や耐薬品性などが要求され
る固液分離機用フィルタープレートの製造方法に関す
る。 【０００２】 【従来技術とその課題】固液分離機用フィルタープレー
トの従来の製造方法は、原料のプラスチックを加熱溶
融させて金型内に注型し、加圧しながら冷却して所定の
形状を得るか、矩形状の全体が平坦な厚手板を作製
し、これを機械切削して所定の形状を得るか、或いは
濾室相当の濾過部のみが凹凸溝付きである板に、枠や把
手部分をバット溶接したもの等であった。 【０００３】しかしながら、上記においては、溶融プ
ラスチックの冷却に長時間が必要であり、上記では切
削加工に長時間を要することに加え、歩留りが低く、更
に上記においては、バット溶着部位が弱点となってそ
こから破断を生じ易いと云う問題がある。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、フィルタープレートの
凹凸溝付き部を具えた濾過部の断面形状に熱可塑性合成
樹脂を溶融押出し、賦形固化したのち、所定寸法に切断
すると共に四周辺部及び給液口周辺の凸部を切削して平
坦部を形成し、ボルトを介して四周辺部の平坦部の表裏
両面側より枠部材を挟着固定して周辺枠を形成し、且つ
凹凸溝付き濾過部の所定箇所に、ボルトを介して表裏両
面側よりボス部材を挟着固定してボスを形成することを
特徴とするフィルタープレートの製造方法である。 【０００５】 【実施例１】以下、本発明の実施例について具体的に説
明する。図１は本発明で得られたフィルタープレートを
平面図で示し、図２は本発明で用いる凹凸溝を有する原
板を一部省略斜視図で示し、図３は、図１のＸ−Ｘ線範
囲を拡大断面図で示し、図４は、図１のＹ−Ｙ線範囲を
拡大断面図で示す。 【０００６】本発明で得られるフィルタープレート１
は、図１に平面図で示す如く、凹凸溝１１２を具えた濾
過部１１の四周辺に、表裏両面側より枠部材１２１，１
２１を挟着しボルト１５により固定して周辺枠１２を形
成し、該周辺枠１２の左右上辺部の対称位置には把手１
３を取付け、そして上記濾過部１１には、濾過部１１の
対角線上の略３等分位置の４箇所に、ボルト１５を介し
表裏両面側よりボス部材１４１，１４１を挟着固定して
ボス（変形抑制部）１４を形成すると共に、４箇所のボ
ス１４に囲まれた位置に給液口１１４が穿設されてい
る。 【０００７】上記フィルタープレート１を得るには、先
ず、凹凸溝１１２を具えた濾過部１１の断面形状になる
ように設計された口金に、溶融熱可塑性合成樹脂（主と
してポリプロピレン樹脂）を通して、把手１３部分の取
付けを考慮した幅に押出成形し、そのまま連続的に賦形
固化して図２に斜視図で示す如く、濾過部１１を構成す
る全面に凹凸溝１１２を有する原板１−１が得られる。 【０００８】次いで、上記原板１−１を所定寸法に切断
し、１４５±１０℃の炉に入れ６〜８時間加熱したの
ち、徐々に冷却して歪み抜きを行ない、しかる後、数値
制御切削機を用い、図２に示す一点鎖線の外側に相当す
る四周辺部及び給液口１１４の周辺部の凹凸溝１１２の
凸部を、破線部で切削除去して平坦部１１１を形成する
と共に、給液口１１４を穿設し、ボス１４の配設位置並
びに枠部材１２１のねじ止め位置にボルト孔１１３を穿
設しておく。 【０００９】そして、図１において上辺と下辺に配設す
る枠部材１２１及び左辺と右辺とに配設する把手１３付
きの枠部材１２１には、予め所定間隔にボルト孔１１３
を穿設しておき、図３に断面図で示す如く、ヘリサート
（二重ねじ）１５１を介しボルト１５によって平坦部１
１１の表裏両面側より枠部材１２１，１２１を挟着固定
して周辺枠１２を形成すると同時に、図４に断面図で示
す如く、濾過部１１の所定箇所に、ポリプロピレン製又
は不銹鋼よりなるボルト１５を介し、表裏両面側よりボ
ス部材１４１，１４１を挟着固定してボス１４を形成し
てフィルタープレート１が完成する。 【００１０】 【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明により従来の製法では不可避と
されたプレス工程や溶着工程を排除できると共に、切削
時間が短縮され且つ歩留りが向上し、また、周辺枠やボ
スを後付け加工することにより応力負荷時におけるフィ
ルタープレートの変位度が平均化して、濾過運転中に発
生する差圧による破損を防止することができる等、かず
かずの効果を奏する。
造方法に係り、特に、耐蝕性や耐薬品性などが要求され
る固液分離機用フィルタープレートの製造方法に関す
る。 【０００２】 【従来技術とその課題】固液分離機用フィルタープレー
トの従来の製造方法は、原料のプラスチックを加熱溶
融させて金型内に注型し、加圧しながら冷却して所定の
形状を得るか、矩形状の全体が平坦な厚手板を作製
し、これを機械切削して所定の形状を得るか、或いは
濾室相当の濾過部のみが凹凸溝付きである板に、枠や把
手部分をバット溶接したもの等であった。 【０００３】しかしながら、上記においては、溶融プ
ラスチックの冷却に長時間が必要であり、上記では切
削加工に長時間を要することに加え、歩留りが低く、更
に上記においては、バット溶着部位が弱点となってそ
こから破断を生じ易いと云う問題がある。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、フィルタープレートの
凹凸溝付き部を具えた濾過部の断面形状に熱可塑性合成
樹脂を溶融押出し、賦形固化したのち、所定寸法に切断
すると共に四周辺部及び給液口周辺の凸部を切削して平
坦部を形成し、ボルトを介して四周辺部の平坦部の表裏
両面側より枠部材を挟着固定して周辺枠を形成し、且つ
凹凸溝付き濾過部の所定箇所に、ボルトを介して表裏両
面側よりボス部材を挟着固定してボスを形成することを
特徴とするフィルタープレートの製造方法である。 【０００５】 【実施例１】以下、本発明の実施例について具体的に説
明する。図１は本発明で得られたフィルタープレートを
平面図で示し、図２は本発明で用いる凹凸溝を有する原
板を一部省略斜視図で示し、図３は、図１のＸ−Ｘ線範
囲を拡大断面図で示し、図４は、図１のＹ−Ｙ線範囲を
拡大断面図で示す。 【０００６】本発明で得られるフィルタープレート１
は、図１に平面図で示す如く、凹凸溝１１２を具えた濾
過部１１の四周辺に、表裏両面側より枠部材１２１，１
２１を挟着しボルト１５により固定して周辺枠１２を形
成し、該周辺枠１２の左右上辺部の対称位置には把手１
３を取付け、そして上記濾過部１１には、濾過部１１の
対角線上の略３等分位置の４箇所に、ボルト１５を介し
表裏両面側よりボス部材１４１，１４１を挟着固定して
ボス（変形抑制部）１４を形成すると共に、４箇所のボ
ス１４に囲まれた位置に給液口１１４が穿設されてい
る。 【０００７】上記フィルタープレート１を得るには、先
ず、凹凸溝１１２を具えた濾過部１１の断面形状になる
ように設計された口金に、溶融熱可塑性合成樹脂（主と
してポリプロピレン樹脂）を通して、把手１３部分の取
付けを考慮した幅に押出成形し、そのまま連続的に賦形
固化して図２に斜視図で示す如く、濾過部１１を構成す
る全面に凹凸溝１１２を有する原板１−１が得られる。 【０００８】次いで、上記原板１−１を所定寸法に切断
し、１４５±１０℃の炉に入れ６〜８時間加熱したの
ち、徐々に冷却して歪み抜きを行ない、しかる後、数値
制御切削機を用い、図２に示す一点鎖線の外側に相当す
る四周辺部及び給液口１１４の周辺部の凹凸溝１１２の
凸部を、破線部で切削除去して平坦部１１１を形成する
と共に、給液口１１４を穿設し、ボス１４の配設位置並
びに枠部材１２１のねじ止め位置にボルト孔１１３を穿
設しておく。 【０００９】そして、図１において上辺と下辺に配設す
る枠部材１２１及び左辺と右辺とに配設する把手１３付
きの枠部材１２１には、予め所定間隔にボルト孔１１３
を穿設しておき、図３に断面図で示す如く、ヘリサート
（二重ねじ）１５１を介しボルト１５によって平坦部１
１１の表裏両面側より枠部材１２１，１２１を挟着固定
して周辺枠１２を形成すると同時に、図４に断面図で示
す如く、濾過部１１の所定箇所に、ポリプロピレン製又
は不銹鋼よりなるボルト１５を介し、表裏両面側よりボ
ス部材１４１，１４１を挟着固定してボス１４を形成し
てフィルタープレート１が完成する。 【００１０】 【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明により従来の製法では不可避と
されたプレス工程や溶着工程を排除できると共に、切削
時間が短縮され且つ歩留りが向上し、また、周辺枠やボ
スを後付け加工することにより応力負荷時におけるフィ
ルタープレートの変位度が平均化して、濾過運転中に発
生する差圧による破損を防止することができる等、かず
かずの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明で得られたフィルタープレートを平面図
で示す。 【図２】本発明で用いる凹凸溝を有する原板を一部省略
斜視図で示す。 【図３】図１のＸ−Ｘ線範囲を拡大断面図で示す。 【図４】図１のＹ−Ｙ線範囲を拡大断面図で示す。 【符号の説明】 １ フィルタープレート １１ 濾過部 １１１ 平坦部 １１２ 凹凸溝 １１３ ボルト孔 １１４ 給液口 １２ 周辺枠 １２１ 枠部材 １３ 把手 １４ ボス １４１ ボス部材 １５ ボルト １５１ ヘリサート
で示す。 【図２】本発明で用いる凹凸溝を有する原板を一部省略
斜視図で示す。 【図３】図１のＸ−Ｘ線範囲を拡大断面図で示す。 【図４】図１のＹ−Ｙ線範囲を拡大断面図で示す。 【符号の説明】 １ フィルタープレート １１ 濾過部 １１１ 平坦部 １１２ 凹凸溝 １１３ ボルト孔 １１４ 給液口 １２ 周辺枠 １２１ 枠部材 １３ 把手 １４ ボス １４１ ボス部材 １５ ボルト １５１ ヘリサート
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 フィルタープレートの凹凸溝を具えた濾
過部の断面形状に熱可塑性合成樹脂を溶融押出し、賦形
固化したのち、所定寸法に切断すると共に四周辺部及び
給液口周辺の凸部を切削して平坦部を形成し、ボルトを
介して四周辺部の平坦部の表裏両面側より枠部材を挟着
固定して周辺枠を形成し、且つ凹凸溝付き濾過部の所定
箇所に、ボルトを介して表裏両面側よりボス部材を挟着
固定してボスを形成することを特徴とするフィルタープ
レートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00838595A JP3510691B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | フィルタープレートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00838595A JP3510691B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | フィルタープレートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08196816A JPH08196816A (ja) | 1996-08-06 |
| JP3510691B2 true JP3510691B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=11691756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00838595A Expired - Fee Related JP3510691B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | フィルタープレートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3510691B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104083911A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-10-08 | 浙江金鸟压滤机有限公司 | 一种压滤机的滤板 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP00838595A patent/JP3510691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08196816A (ja) | 1996-08-06 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031226 |
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