JPH08168610A - フィルタープレートの製造方法 - Google Patents
フィルタープレートの製造方法Info
- Publication number
- JPH08168610A JPH08168610A JP6311534A JP31153494A JPH08168610A JP H08168610 A JPH08168610 A JP H08168610A JP 6311534 A JP6311534 A JP 6311534A JP 31153494 A JP31153494 A JP 31153494A JP H08168610 A JPH08168610 A JP H08168610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- original plate
- plate
- mold
- filter
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回分式加圧型固液分離機用のフィルタープレ
ートの製造方法を提供する。 【構成】 所望のフィルタープレートに近似した形状の
プラスチック原板を作製し、これを成形用金型内にセッ
トしたのち所要の時間をかけて加熱し、原板の表層部の
みを溶解しつつ比較的高圧でプレス成形を行ない、次い
で更に高圧をかけると共に冷却を行なって略設計仕様の
フィルタープートを得ることを特徴とするフィルタープ
レートの製造方法。 【効果】 従来の注型プレス法では不可避であった溶融
プラスチックの冷却に要する時間が、本発明により大幅
に短縮されると共に、溶融プラスチックの漏洩による不
良品の発生無駄を排除することができる。 また、濾過
面部の凹凸状の複雑な形状部位の加工が簡単にできる。
ートの製造方法を提供する。 【構成】 所望のフィルタープレートに近似した形状の
プラスチック原板を作製し、これを成形用金型内にセッ
トしたのち所要の時間をかけて加熱し、原板の表層部の
みを溶解しつつ比較的高圧でプレス成形を行ない、次い
で更に高圧をかけると共に冷却を行なって略設計仕様の
フィルタープートを得ることを特徴とするフィルタープ
レートの製造方法。 【効果】 従来の注型プレス法では不可避であった溶融
プラスチックの冷却に要する時間が、本発明により大幅
に短縮されると共に、溶融プラスチックの漏洩による不
良品の発生無駄を排除することができる。 また、濾過
面部の凹凸状の複雑な形状部位の加工が簡単にできる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフィルタープレートの製
造方法に係り、特に、回分式加圧型固液分離機用のフィ
ルタープレートの製造方法に関するものである。
造方法に係り、特に、回分式加圧型固液分離機用のフィ
ルタープレートの製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその課題】従来、プラスチック製のフィル
タープレートの成形方法は、原料のペレットを加熱溶融
させて成形用金型内で注型し、或いは、一旦方形状の板
体を作製し、これを機械切削することにより板面に所定
形状の濾過部を形成してフィルタープレートを得てい
た。しかしながら、前者においては溶融プラスチックの
冷却に多大な時間を要し、また、プレス成形の際に溶融
プラスチックが漏洩し易く、仕上げに手間取る等の問題
があると共に、注型時にボイド、エア入り、引け等の品
質上の問題を生じ易い。 また上記後者においては、切
削工数に伴なうコスト面から濾過面部の切削形状に制限
を加えざるを得ないと云う問題がある。
タープレートの成形方法は、原料のペレットを加熱溶融
させて成形用金型内で注型し、或いは、一旦方形状の板
体を作製し、これを機械切削することにより板面に所定
形状の濾過部を形成してフィルタープレートを得てい
た。しかしながら、前者においては溶融プラスチックの
冷却に多大な時間を要し、また、プレス成形の際に溶融
プラスチックが漏洩し易く、仕上げに手間取る等の問題
があると共に、注型時にボイド、エア入り、引け等の品
質上の問題を生じ易い。 また上記後者においては、切
削工数に伴なうコスト面から濾過面部の切削形状に制限
を加えざるを得ないと云う問題がある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのものであって、その要旨は、所望のフィルタ
ープレートに近似した形状のプラスチック原板を作製
し、これを成形用金型内にセットしたのち所要の時間を
かけて加熱し、原板の表層部のみを溶解しつつ比較的高
圧でプレス成形を行ない、次いで更に高圧をかけると共
に冷却を行なって略設計仕様のフィルタープートを得る
ことを特徴とするフィルタープレートの製造方法であ
る。
するためのものであって、その要旨は、所望のフィルタ
ープレートに近似した形状のプラスチック原板を作製
し、これを成形用金型内にセットしたのち所要の時間を
かけて加熱し、原板の表層部のみを溶解しつつ比較的高
圧でプレス成形を行ない、次いで更に高圧をかけると共
に冷却を行なって略設計仕様のフィルタープートを得る
ことを特徴とするフィルタープレートの製造方法であ
る。
【０００４】
【実施例】以下、本発明を図面に基づき具体的に説明す
る。 図１は本発明で用いる原板を斜視図で示し、図２
は本発明でプレス成形している状態を側断面図で示し、
図３は本発明で得られたフィルタープレートを一部省略
平面図で示す。
る。 図１は本発明で用いる原板を斜視図で示し、図２
は本発明でプレス成形している状態を側断面図で示し、
図３は本発明で得られたフィルタープレートを一部省略
平面図で示す。
【０００５】本発明で用いるプラスチック原板は、ポリ
オレフィン樹脂、特に耐蝕性、耐薬品性に優れたポリプ
ロピレン樹脂を用い、プレス成形法や押出成形法により
成形した粗製の厚肉原板を、図１に斜視図で示す如く、
予めフィルタープレート製品に近似した形状に加工して
おく。即ち、直方体の厚肉の粗製原板の周縁部（シール
部）１１及び中央のボス部１３を残し、濾過面部１２に
相当する部分を切削加工により除去してプラスチック原
板１を作製しておくが、この際、濾過面部１２の肉厚
は、少なくとも最終製品の濾過面部１２の表裏凸部１２
１の厚さに設定しておく必要がある。
オレフィン樹脂、特に耐蝕性、耐薬品性に優れたポリプ
ロピレン樹脂を用い、プレス成形法や押出成形法により
成形した粗製の厚肉原板を、図１に斜視図で示す如く、
予めフィルタープレート製品に近似した形状に加工して
おく。即ち、直方体の厚肉の粗製原板の周縁部（シール
部）１１及び中央のボス部１３を残し、濾過面部１２に
相当する部分を切削加工により除去してプラスチック原
板１を作製しておくが、この際、濾過面部１２の肉厚
は、少なくとも最終製品の濾過面部１２の表裏凸部１２
１の厚さに設定しておく必要がある。
【０００６】そして、図２に断面図で示す如く、上記プ
ラスチック原板１の濾過面部１２を、プレス機に仕組ん
だ金型Ａの下凸型Ａ−１と上凸型Ａ−２間に挟み込み、
４０±１０ｋｇ／ｃｍ2 の比較的高い圧力を加えなが
ら、金型Ａの温度を上げて濾過面部１２の５ｍｍ程度の
表層部分のみが溶融するに必要な時間だけ加熱している
間に、上下の凸型Ａ−１，Ａ−２の圧締により濾過面部
１２が溶融し、表裏の凸部１２１が形成されると同時
に、表裏の凹部１２２が形成される。しかるのち、更に
プレス圧力を２０±１０ｋｇ／ｃｍ2 増して、６０±１
０ｋｇ／ｃｍ2 の加圧下で冷却を行ない、表層部分が充
分冷却され固化してから金型Ａをプレス機から取外し、
下凸型Ａ−１と上凸型Ａ−２を離型して図３に示すよう
な成形品が得られる。
ラスチック原板１の濾過面部１２を、プレス機に仕組ん
だ金型Ａの下凸型Ａ−１と上凸型Ａ−２間に挟み込み、
４０±１０ｋｇ／ｃｍ2 の比較的高い圧力を加えなが
ら、金型Ａの温度を上げて濾過面部１２の５ｍｍ程度の
表層部分のみが溶融するに必要な時間だけ加熱している
間に、上下の凸型Ａ−１，Ａ−２の圧締により濾過面部
１２が溶融し、表裏の凸部１２１が形成されると同時
に、表裏の凹部１２２が形成される。しかるのち、更に
プレス圧力を２０±１０ｋｇ／ｃｍ2 増して、６０±１
０ｋｇ／ｃｍ2 の加圧下で冷却を行ない、表層部分が充
分冷却され固化してから金型Ａをプレス機から取外し、
下凸型Ａ−１と上凸型Ａ−２を離型して図３に示すよう
な成形品が得られる。
【０００７】上記プレス成形された成形品の周囲に食み
出たバリを除去し、必要に応じて、予め設定された条件
で歪み抜きを行なった後に、数値制御切削機を用いてフ
ィルタープレートの周縁部分の仕上げ加工及び供給孔等
の穿孔加工を行ない、しかるのち付属品を取付けてフィ
ルタープレート製品が得られる。
出たバリを除去し、必要に応じて、予め設定された条件
で歪み抜きを行なった後に、数値制御切削機を用いてフ
ィルタープレートの周縁部分の仕上げ加工及び供給孔等
の穿孔加工を行ない、しかるのち付属品を取付けてフィ
ルタープレート製品が得られる。
【０００８】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、従来の注型プレス法では不可避であっ
た溶融プラスチックの冷却に要する時間が、本発明によ
り大幅に短縮されると共に、溶融プラスチックの漏洩に
よる不良品の発生無駄を排除することができる。 ま
た、濾過面部の凹凸状の複雑な形状部位の加工が簡単に
できる。
を奏する。即ち、従来の注型プレス法では不可避であっ
た溶融プラスチックの冷却に要する時間が、本発明によ
り大幅に短縮されると共に、溶融プラスチックの漏洩に
よる不良品の発生無駄を排除することができる。 ま
た、濾過面部の凹凸状の複雑な形状部位の加工が簡単に
できる。
【図１】本発明で用いる原板を斜視図で示す。
【図２】本発明でプレス成形している状態を側断面図で
示す。
示す。
【図３】本発明で得られたフィルタープレートを一部省
略平面図で示す。
略平面図で示す。
１ 原板 １１ シール部 １２ 濾過面部 １２１ 凸部 １２２ 凹部 １３ ボス部 Ａ 金型 Ａ−１ 下凸型 Ａ−２ 上凸型
Claims (1)
- 【請求項１】 所望のフィルタープレートに近似した形
状のプラスチック原板を作製し、これを成形用金型内に
セットしたのち所要の時間をかけて加熱し、原板の表層
部のみを溶解しつつ比較的高圧でプレス成形を行ない、
次いで更に高圧をかけると共に冷却を行なって略設計仕
様のフィルタープートを得ることを特徴とするフィルタ
ープレートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6311534A JPH08168610A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | フィルタープレートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6311534A JPH08168610A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | フィルタープレートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08168610A true JPH08168610A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18018403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6311534A Pending JPH08168610A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | フィルタープレートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08168610A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106880967A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-06-23 | 景津环保股份有限公司 | 一种内含金属丝网的滤板及其制备方法 |
| CN109011743A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-12-18 | 佛山市金凯地过滤设备有限公司 | 一种压滤机滤板冷却设备 |
-
1994
- 1994-12-15 JP JP6311534A patent/JPH08168610A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106880967A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-06-23 | 景津环保股份有限公司 | 一种内含金属丝网的滤板及其制备方法 |
| CN109011743A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-12-18 | 佛山市金凯地过滤设备有限公司 | 一种压滤机滤板冷却设备 |
| CN109011743B (zh) * | 2018-07-09 | 2020-09-08 | 佛山市金凯地过滤设备有限公司 | 一种压滤机滤板冷却设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040329 |