JP3025260B1 - 成形型の製造方法 - Google Patents

成形型の製造方法

Info

Publication number
JP3025260B1
JP3025260B1 JP11092406A JP9240699A JP3025260B1 JP 3025260 B1 JP3025260 B1 JP 3025260B1 JP 11092406 A JP11092406 A JP 11092406A JP 9240699 A JP9240699 A JP 9240699A JP 3025260 B1 JP3025260 B1 JP 3025260B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
base material
graphite
finished product
semi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11092406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000280258A (ja
Inventor
義弘 高橋
Original Assignee
高橋精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 高橋精工株式会社 filed Critical 高橋精工株式会社
Priority to JP11092406A priority Critical patent/JP3025260B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3025260B1 publication Critical patent/JP3025260B1/ja
Publication of JP2000280258A publication Critical patent/JP2000280258A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 短い工期でしかも経済的に製造でき、加えて
寸法精度、軽量性及び放熱性に優れる成形型の製造方法
を提供する。 【解決手段】 グラファイト製モデル型とグラファイト
製第1型母材部間で金属粉末を含む硬化性樹脂材料をプ
レスし、樹脂材料層を第1型母材部13に積層して第1
型半完成品を形成し、第1型半完成品の樹脂材料層の表
面にキャビティ形成用シートを積層し、該キャビティ形
成用シートとモデル型から形成したグラファイト製第2
型母材部23間で金属粉末を含む硬化性樹脂材料をプレ
スして樹脂材料層を第2型母材部23に積層して第2型
半完成品を形成し、前記第1型半完成品および第2型半
完成品の樹脂材料層16A,26Aの硬化工程を行うこ
とにより、グラファイト製第1型母材部13および第2
型母材部23に型面の樹脂層16,26が積層された成
形型を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は成形型の製造方法
に係り、特にはグラファイト製母材部の表面に型面樹脂
層が積層された成形型の製造方法に関するる。
【0002】
【従来の技術】一般的にプラスチック成形品の製造は、
成形型を用いる射出成形等によって行われることが多
い。前記成形型としては、分離合体可能な第1型と第2
型とからなって、前記合体により第1型と第2型の型面
で構成されるキャビティを内部に形成するものが用いら
れる。前記成形型のキャビティには、プラスチック成形
品の製造時、高温の溶融樹脂や、反応樹脂原料等が射出
または注入され、型内で所定温度まで冷却されて固化し
た後、成形型が開かれて所望のプラスチック成形品が取
り出される。
【0003】通常、射出成形型においては前記第1型及
び第2型の一方は、型面が突出した凸形状とされてコア
型または雄型と称され、他方は型面が窪んだ凹形状とさ
れてキャビティ型または雌型と称されるることが多い。
また、第1型と第2型の一方が固定され、他方が動いて
開閉するようにされる場合には、一方が固定型、他方が
可動型と呼ばれることもある。さらに、発泡成形型等に
おいて、前記第1型及び第2型は、上下方向に開閉する
ように配置される場合、一方が上型、他方が下型と呼ば
れることがある。
【0004】また、プラスチック成形品用成形型には樹
脂型、鋼材製型、鋳型、電鋳型が存在するが、高い寸法
精度が求められ、しかも成形品表面にピンホール等の不
具合のない良好な外観が求められる成形品に対しては、
鋼材製のものが好ましいとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来における
鋼材製成形型の製造は、鋼材ブロックに対してNC工作
機械を用いる切削加工によって直接型面を形成するのが
一般的であるが、鋼材ブロックが重くて取り扱い難く、
しかもコストが嵩む問題がある。さらに、型面を形成す
るためのNC切削加工は、大荒加工工程、荒加工工程、
中加工工程、仕上げ加工工程等からなる複数の工程を行
わねばならず、前記加工工程ごとに工具を交換しなけれ
ばならないため、それらを第1型と第2型の両方に適用
すると型製造に長期間を要し、コストも嵩む問題があ
る。特に凹形状の型面は、成形品の意匠側表面を形成す
るための型面とされることが多く、かかる凹形状の型面
に対して前記複数工程からなるNC切削加工工程を行う
のは、工具が凹形状型面の周縁と干渉し易く、特別の工
夫が必要となる問題もある。また、鋼材製の成形型は樹
脂製のものに比べて重くて取り扱い難いという問題もあ
る。
【0006】さらに、鋼材製および樹脂製、何れの材質
の成形型にあっても、型自体の放熱性が十分ではなく、
キャビティ内に充填された樹脂の冷却固化に長時間を要
する。そこで、成形時間を短縮するため、成形型の型面
付近に冷媒循環パイプを埋設し、その冷媒循環パイプに
冷媒を流すことが行われている。しかし、成形型の製造
時に冷媒循環パイプを型に埋設する作業が余分に必要と
なって成形型の製造工期が長引く欠点がある。
【0007】この発明は、上記従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、短い工期でしかも経済的に製
造でき、加えて寸法精度、軽量性及び放熱性に優れる成
形型の製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、樹脂層からなる型面をグラファイト製
母材部の表面に有する第1型と第2型とからなって該第
1型と第2型の合体により内部にキャビティを形成する
成形型の製造方法であって、前記第1型のための型面成
形表面を有するグラファイト製モデル型をグラファイト
ブロックの加工によって得るモデル型加工工程と、前記
第1型の型面の樹脂層を積層するための型面用表面を有
するグラファイト製第1型母材部をグラファイトブロッ
クの加工によって得る第1型母材部加工工程と、前記モ
デル型の型面成形表面に離型処理を施し、対向させた前
記モデル型の型面成形表面と第1型母材部の型面用表面
との間に金属粉末を含む硬化性樹脂材料を充填してモデ
ル型の型面成形表面の形状が転写された樹脂材料層を第
1型母材部の型面用表面に積層して第1型半完成品を形
成する第1型樹脂層積層工程と、前記第2型の型面の樹
脂層を積層するための型面用表面を備えるグラファイト
製第2型母材部を前記モデル型の加工によって得る第2
型母材部加工工程と、前記第1型半完成品の樹脂材料層
における型面となる表面にキャビティ形成用シートを積
層し、対向させた前記キャビティ形成用シートにおける
離型性を有する表面と第2型母材部の型面用表面との間
に金属粉末を含む硬化性樹脂材料を充填し賦形した樹脂
材料層を第2型母材部の型面用表面に積層して第2型半
完成品を形成する第2型樹脂層積層工程と、前記第1型
半完成品および第2型半完成品の樹脂材料層の硬化を進
行させる硬化工程とを含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を説明する。図1はこの発明の製造方法によって得られ
た成形型の一例の概略を示す断面図、図2ないし図13
はこの発明の成形型を製造する際における概略工程図で
ある。なお、射出成形型を例にして説明するが、この発
明は射出成形型に限られず、発泡成形型やブロー成形型
等、プラスチック成形品を型面形状に成形する際に用い
られる成形型に適用される。
【0010】図1に示す成形型10は、この発明の製造
方法によって得られた射出成形型で、第1型11と第2
型21とよりなり、閉型時に製品形状のキャビティ31
を形成する概略凹形状の型面12と概略凸形状の型面2
2を型合わせ側に有し、反対の背側に設けられる取付板
41,42を介して、射出成形装置(図示せず)に取り
付けられる。この例における第1型11はキャビティ型
または固定型とも称され、前記キャビティ31に通じる
スプルー32が形成され、該スプルー32を介して射出
装置のスクリューから溶融樹脂がキャビティ31内に射
出されるようになっている。それに対し、この例の第2
型21はコア型または可動型とも称され、射出成形装置
のプランジャによって前記第1型11の方向へ摺動可能
とされるものである。
【0011】前記第1型11および第2型21は、母材
部13,23と表面の樹脂層16,26とで構成され
る。母材部13,23は、第1型11および第2型21
の本体部を構成して所要の強度、剛性等を成形型10に
付与するものである。この母材部13,23は、グラフ
ァイトのブロックを所要形状に加工したものからなる。
グラファイトは、黒鉛とも称され、軽量性および熱伝導
性に優れている。したがって、母材部13,23をグラ
ファイトとするこの成形型10は、従来の鋼材製の成形
型よりも軽量となり、また、自然放冷性に優れるため、
キャビティ31に射出された溶融樹脂を速やかに冷却固
化させることができ、従来の成形型では必要とされた冷
媒循環用パイプを不要にすることができる。母材部1
3,23を構成するグラファイトとしては、鍛造金型や
ダイカスト金型あるいは電極材料等に使用されている公
知のものを使用できる。例として、イビデン(株)のグ
ラファイトEXシリーズ(商品名:EX−50,EX−
70等)や、EDシリーズ(商品名:ED−2,ED−
3,ED−4等)を挙げることができる。
【0012】表面の樹脂層16,26は、前記母材部1
3,23の表面の少なくとも型面位置に形成されて精密
な型面12,22を構成するとともに、母材部13,2
3の表面所要部に設けられて、母材部13,23の保護
等の作用を奏する。この表面樹脂層16,26は、母材
部13,23の表面で直接硬化したものであるため、グ
ラファイト製母材部13,23との結合が強固である。
符号16aはプラスチック成形品の意匠側表面を形成す
る型面12の樹脂層,26aはプラスチック成形品の裏
面を成形する22の樹脂層を示す。
【0013】前記樹脂層16,26は、金属粉末とエポ
キシ樹脂を混合した樹脂型用樹脂材料が、成形性に優
れ、しかも良好な熱伝導性を有するために好ましい。特
に、アルミナまたはアルミニウム粉末とエポキシ系樹脂
とを混合したものは、軽量性にも優れるため好適であ
る。金属粉の含有量は金属粉の種類に応じて適宜とされ
るが、通常65重量%〜85重量%が一般的である。か
かる樹脂材料は、公知のものを使用できる。例を示せ
ば、アルミナ粉末とエポキシ系樹脂の混合物からなるも
のとして、ゼオンライズ(株)製のクインネート・CT
Rシリーズ、アルミニウム粉末とエポキシ系樹脂の混合
物として、ゼオンライズ(株)製のクインネート・ME
Zシリーズ(例えば、アルミニウム粉含有量が75重量
%のクインネート・MEZ200)、その他として、日
本ペルノックス(株)製のビスタックNX−1101等
を挙げることができる。さらに、この樹脂材料にはグラ
ファイト粉末を所要量、特には30〜80メッシュのふ
るい(フィルター)を通過したものを3〜7重量%含む
のが、より良好な型面が得られるため好ましい。
【0014】なお、前記樹脂層16,26は、型面の形
状や、成形型の大きさ等によって適宜の厚みとされる
が、一般的には3〜5mm程度とされることが多い。ま
た、前記樹脂層16,26は、母材部13,23の全表
面を覆って設けてもよいが、この例では、型面12,2
2とは反対側となる取り付け側の表面を除く母材部1
3,23表面に設けられている。また、プラスチック成
形品の意匠側表面に微細な凹凸からなるシボ模様を形成
したい場合には、プラスチック成形品の意匠側表面を形
成することとなる第1型11の型面12に、前記成形品
のシボ模様を転写した微細な凹凸形状からなるシボ模様
が形成される。
【0015】次に、前記成形型10の第1製造実施例に
ついて、図2ないし図9を用いて詳細に説明する。前記
成形型10の製造は、モデル型加工工程、第1型母材部
加工工程、第1型樹脂層積層工程、第2型母材部加工工
程、第2型樹脂層積層工程および硬化工程を含むもので
ある。
【0016】モデル型加工工程では、図2に示すよう
に、所要寸法のグラファイトブロック50から、NC工
作機械を用いる切削加工等の精密加工によってモデル型
51を形成する。このモデル型51は、前記第1型11
の型面12を反転させた凸形状の型面成形表面52を有
するものであって、前記第2型21の母材部23よりも
表面の樹脂層26およびキャビティ31の厚み分だけ大
きく形成される。また、このモデル型51は、その後の
加工によって第2型21となるものであるため、その第
2型21の型面22を凸形状とすることによってこの例
のようにモデル型51も凸形状となる。したがって、面
倒な精密加工であっても、凹状表面を加工するのと異な
って工具がモデル型51表面にぶつかり難く、作業が容
易になる。なお、このモデル型加工工程と次に示す第1
型母材部加工工程との順序はいずれが先であってもよ
い。
【0017】第1型母材部加工工程では、図3に示すよ
うに、所要寸法のグラファイトブロック60からNC工
作機械等により前記第1型11の母材部13が加工され
る。この母材部13は、最終形状の第1型11よりも表
面の樹脂層16の厚み分小さく形成され、前記凹形状の
型面12と対応する部分が、該型面12の凹形状よりも
大きく窪んだ凹形状の型面用表面14となっている。な
お、この第1型母材部13の加工は、最終型面を形成す
るものではないため、精密加工を必要とせず、粗加工で
よいため、作業が簡単となりかつ短時間で済む。
【0018】次いで、第1型樹脂層積層工程を行う。こ
の工程では、まず、図4に示すように、前記モデル型5
1の凸形状の型面成形面52を上向きにし、該モデル型
51の厚みより背の高い枠材71でモデル型51の側面
周囲を囲い、該枠材71で包囲されたモデル型51の上
面および枠材71内面に離型剤を塗布した後、前記樹脂
材料Pをモデル型51の上面に所要量配置する。そし
て、前記第1型の母材部13を、前記凹形状の型面用表
面14が下向きとなるようにしてモデル型51の上方か
ら下降させ、前記硬化性樹脂材料Pをモデル型51と第
1型の母材部13間でプレスする。このとき第1型母材
部13の側面と枠材71間の間隔S1、最下降時の第1
型母材部13とモデル型51間の間隔S2は、前記第1
型11の樹脂層16の厚みと等しくされる。前記プレス
により樹脂材料Pは押圧されてモデル型51の型面成形
表面52と第1型母材部13の型面用表面14間に充填
されて賦形され、さらにこの例では、第1型母材部13
と枠材71間にも充填される。そして、前記樹脂材料P
は、第1型母材部13表面を覆う樹脂材料層16Aとな
り、母材部13と接着して第1型半完成品11Aを構成
する。このとき、前記硬化性樹脂材料Pの樹脂成分が一
般的なエポキシ樹脂の場合には、樹脂材料層16Aは硬
化途中にあるのが通常である。
【0019】硬化性樹脂材料Pとしては、前記のよう
に、金属粉末、好ましくはアルミニウム粉末またはアル
ミナ粉末とエポキシ樹脂が混合されたものが用いられ
る。さらに、好ましくは、前記のようにグラファイト粉
末が混入される。そうすれば、樹脂材料Pのプレス等の
際に巻き込み易い気泡がグラファイトに吸収され、形成
される樹脂層16に微細な空洞を生じ難くできる。この
グラファイト粉末としては、前記モデル型加工工程や第
1型母材部加工工程でグラファイトブロックを削る際に
生じたグラファイト粉末や粒状物をふるいに通して塊を
除いた前記範囲の粉末を用いるのが経済的である。
【0020】次いで、第2型母材部加工工程を行う。こ
の工程では、前記枠材71を外してモデル型51を取り
出し、NC工作機械等により、図5のようにモデル型5
1の表面を所要量切除し、第2型母材部23を形成す
る。このときの切除量は第2型21の樹脂層26の厚み
と等しくされる。符号23aは凸形状からなる型面用表
面である。
【0021】第2型樹脂層積層工程では、図6のよう
に、前記第1型樹脂層積層工程で得られた第1型半完成
品11Aを、前記凹形状の型面用表面14側が上向きと
なるようにし、該樹脂材料層16Aの型面となる上面に
前記成形型10のキャビティ31の厚みと等しい厚みの
スペーサシート70を積層するとともに、第1型半完成
品11Aの側面周囲に配置した枠材81で第1型半完成
品11Aの上方を囲む。スペーサシート70は樹脂材料
Pが接着しない材質(例えばフッ素樹脂等)とするのが
好ましく、第1型半完成品11Aの露出している樹脂材
料層16Aの表面、枠材81内面および必要に応じて前
記スペーサシート70の表面には離型剤を塗布する。そ
して、前記第1型半完成品11A上面に前記と同様の硬
化性樹脂材料Pを所要量配置し、第2型母材部23をそ
の凸形状の型面用表面23aが下向きとなるようにして
前記第1型半完成品11Aの上方から下降させ、前記第
1型半完成品11A上の樹脂材料Pをプレスする。この
とき、第2型母材部23と枠材81間の間隔S3、最下
降時の第2型母材部23と第1型半完成品11A間の間
隔S4は、第2型の樹脂層26の厚みとされる。そのプ
レスによって、前記樹脂材料Pは押圧されて第1型半完
成品11Aのスペーサシート70と第2型母材部23の
型面用表面23a間に充填され、さらにその周囲に広が
って第2型母材部23と枠材81間にも充填され、その
状態に賦形されて樹脂材料層26Aとなり、第2型母材
部23と共に第2型半完成品21Aを構成する。
【0022】硬化工程では、前記第1型半完成品および
第2型半完成品から枠材81を外し、スペーサシート7
0を除去し、図7のように、第1型半完成品11Aおよ
び第2型半完成品21Aを加熱炉75等に収容して前記
各母材部13,23表面の硬化途中の樹脂材料層16
A,26Aを加熱し、さらに硬化を進行させて完全に硬
化させる。これにより、前記樹脂材料層16A,26A
が硬化して樹脂層16,26となり、それぞれ母材部1
3,23と強固に結合して第1型11,第2型21が得
られる。符号76は電熱ヒータ等の加熱装置である。
【0023】なお、前記硬化工程は、第1型半完成品1
1Aと第2型半完成品21Aに対し別個に行ってもよ
い。例えば、第1型半完成品11Aについては、前記第
1型樹脂層積層工程後、そのまま所定時間放置すること
により、あるいは加熱する等によって硬化を進行させる
硬化工程を行い、第2型半完成品21Aについては、第
2型樹脂層積層工程終了後、そのまま所定時間放置した
り加熱する等によって硬化工程を行う。また、前記第1
型樹脂層積層工程あるいは第2型樹脂層積層工程中に硬
化工程を含めてもよい。すなわち、前記第1型樹脂層積
層工程あるいは第2樹脂層積層工程におけるプレス後そ
のまま所定時間放置することによって硬化工程を行って
もよい。また、硬化の進行は放置や加熱だけに限られ
ず、要求される型製造期間や使用する硬化樹脂材料に応
じて適宜の手段が採用される。
【0024】前記硬化工程終了後、スプルーの形成等、
射出成形型として必要な部分を仕上げれば、図1で示し
たような所望の成形型10が得られる。
【0025】また、より精緻な型面形状が必要な場合、
例えば、リブ形成用の凹部やエジェクタピン挿通孔形成
用の凸部等が型面に必要な場合には、前記硬化工程終了
後、仕上げ前に所望の型面部分に対して放電加工を行
う。この放電加工は、樹脂層表面削り工程と、放電加工
工程とよりなる。以下、前記第2型21に放電加工を行
う場合を例に挙げて示す。
【0026】樹脂層表面削り工程では、図8に示すよう
に、樹脂層26からなる型面22の放電加工予定表面2
2aを研磨具Kで削り(研磨し)、樹脂中に埋もれてい
る金属粉の露出を高め、放電加工予定表面22aの導電
性を高める。研磨具Kとしてはペーパー類(紙ヤスリや
布ヤスリ等)等を使用することができる。
【0027】放電加工工程では、図9に示すように、放
電加工を行う第2型21を、絶縁性の加工溶液Lに浸漬
し、前記放電加工予定表面22aを電極71により放電
加工し所望形状にする。このときの放電加工は、通常の
放電加工にしたがい、加工形状等に応じて行う。
【0028】本発明の第2実施例として、プラスチック
成形品の表面に微細な凹凸からなるシボ模様を形成する
成形型の製造方法について説明する。その場合は、前記
第1実施例における第1型樹脂層積層工程に代えて、次
に示す第1型シボ模様付き樹脂層形成工程を行う。
【0029】第1型シボ模様付き樹脂層形成工程では、
図10に示すように、プラスチック成形品の表面を形成
する型面を成形するモデル型51の型面成形表面52に
シボ模様付与シート73を配置し、そのシボ模様付与シ
ート73と第1型母材部13の型面用表面14間で硬化
性樹脂材料Pをプレスすることによりシボ模様付与シー
ト73と第1型母材部13の型面用表面14間に充填
し、シボ模様付与シート73のシボ模様が転写された樹
脂材料層16Bを賦形して第1型母材部13の型面用表
面14に積層し、第1型半完成品11Aを形成する。こ
のシボ模様付与シート73は真空成形等によって表面に
シボ模様が形成された樹脂等のシートからなり、そのシ
ボ模様側が外面、すなわち第1型母材部13の型面用表
面14を向くようにして、両面テープ等で型面成形表面
52に仮固定される。また、このシボ模様付与シート7
3は材質的に離型性のあるものが用いられたり、離型剤
の表面塗布により離型性を有するようにされる。なお、
前記第1型樹脂層積層工程に代えてこの第1型シボ模様
付き樹脂層形成工程を行う他は、前記実施例と同様の工
程が行われる。また、前記枠材71はその後外され、第
1型半完成品11Aとモデル型51は分離される。その
際、シボ模様付与シート73はモデル型51の方に残
り、その後の第2型母材部加工工程の前にモデル型51
から外される。
【0030】本発明の第3実施例として、前記第1実施
例の第1型樹脂層積層工程および第2型樹脂層積層工程
における樹脂材料のプレスに代えて硬化性樹脂材料の圧
入によって樹脂材料を第1型母材部13の型面用表面1
4とモデル型51の型面成形表面52間、第1型半完成
品11Aのキャビティ形成用シート70と第2型母材部
23の型面用表面23a間に充填する場合について説明
する。その他の工程については第1実施例と同様であ
る。
【0031】すなわち、この第3実施例における第1型
樹脂層積層工程においては、図11に示すように、モデ
ル型51の型面成形表面52と第1型母材部13の型面
用表面14間の間隔S2、第1型母材部13の側面と枠
材71間の間隔S1が、前記第1型表面の樹脂層16の
厚みに相当する間隔となるよう、第1型母材部13とモ
デル型51を上下に対向させて配置する。なお、前記モ
デル型51の少なくとも型面成形表面52には離型剤が
塗布され、また、前記第1型母材部13は図示しない支
持部材によってモデル型51の上方に保持される。そし
て、前記第1型母材部13の側面上部と枠材71間の隙
間から、前記硬化性樹脂材料Pを公知の圧送ポンプ(モ
ノポンプ、スネークポンプとも称される。)80でモデ
ル型51と第1型母材部13間および第1型母材部13
と枠材71間に充填し、これによって樹脂材料層16A
が第1型母材部13に積層された第1型半完成品11A
を製造する。なお、前記樹脂材料Pの圧入時、圧送ポン
プ80のノズル位置を除く枠材71と第1型母材部13
の側面間の隙間上端75は樹脂材料Pが漏出しないよう
に塞いでおくのが好ましい。前記枠材71はその後外さ
れ、第1型半完成品11Aとモデル型51は分離され
る。
【0032】また、この第3実施例における第2型樹脂
層積層工程では、図12に示すように、第1型半完成品
11Aの樹脂材料層16Aの型面となる部分にキャビテ
ィ形成用シート70を載置し、キャビティ形成用シート
70と第2型母材部23の型面用表面23a間の間隔S
4、第2型母材部13の側面と枠材81間の間隔S3
が、前記第2型表面の樹脂層26の厚みに相当する間隔
となるよう、第2型母材部13と第型半完成品11Aを
上下に対向させて配置し、側面周囲を枠材81で包囲す
る。なお、前記キャビティ形成用シート70周囲の第1
型半完成品11Aの表面および必要に応じてキャビティ
形成用シート70の表面には離型剤が塗布され、また、
前記第2型母材部23は図示しない支持部材によって第
1型半完成品11Aの上方に保持される。そして、前記
第2型母材部23の側面上部と枠材81間の隙間から、
前記硬化性樹脂材料Pを公知の圧送ポンプ80で第1型
半完成品11Aと第2型母材部23間および第2型母材
部23と枠材81間に充填し、これによって樹脂材料層
26Aが積層された第2型半完成品21Aを製造する。
前記樹脂材料Pの圧入時、圧送ポンプ80のノズル位置
を除く枠材81と第2型母材部23の側面間の隙間上端
85は樹脂材料Pが漏出しないように塞いでおくのが好
ましい。
【0033】第4実施例として、前記樹脂材料を圧入し
て第1型の樹脂層を形成する際に、シボ模様付きプラス
チック成形品のための型面を形成する成形型の製造方法
を説明する。この第4実施例では、前記第3実施例にお
ける第1型樹脂層積層工程に代えて次に示す第1型シボ
模様付き樹脂層積層工程を行い、その他の工程について
は第3実施例と同様に行う。
【0034】第4実施例の第1型シボ模様付き樹脂層積
層工程では、図13に示すように、まず、表面にシボ模
様が形成された前記シボ模様付与シート73を、そのシ
ボ模様側表面が外面側となるようにして、前記モデル型
51の型面成形表面52に両面接着テープ等で仮固定
し、そのシボ模様付与シート73と前記第1型母材部1
3の型面用表面14との間隔S2が前記第1型11の型
面樹脂層16aの厚みと等しくなるように第1型母材部
13をモデル型51上方に対向させて配置し、図示しな
い支持部材で保持する。このとき、第1型母材部13の
側面と該側面周囲を包囲する枠材71との間隔S1は、
前記第1型11の側面を覆う樹脂層16の厚みと等しく
され、また、その枠材71の内面および前記モデル型5
1におけるシボ模様付与シート73が載置されていない
表面、さらには必要に応じてシボ模様付与シート73の
表面に離型剤が塗布される。
【0035】次いで、前記第1型母材部13の側面と枠
材71間の上部隙間から前記硬化性樹脂材料Pを前記圧
送ポンプ80で圧入し、シボ模様付与シート73表面と
第1型母材部13の型面用表面14間に充填し、シボ模
様が転写されたシボ模様付き樹脂材料層16Bを第1型
母材部13の表面に積層し、第1型半完成品11Aを形
成する。この例では、シボ模様付き樹脂材料層16B
は、第1型母材部の型面用表面14から側面まで一連に
形成されているが、シボ模様が存在するのは型面用表面
14に積層された部分の表面のみである。なお、前記樹
脂材料Pの圧入時、圧送ポンプ80のノズル位置を除く
枠材71と第1型母材部13の側面間の隙間上端75は
樹脂材料Pが漏出しないように塞いでおくのが好まし
い。また、前記枠材71はその後外され、第1型半完成
品11Aとモデル型51は分離され、モデル型51側に
残ったシボ模様付与シート73は、その後の第2型母材
部加工工程前にモデル型51から外される。
【0036】
【発明の効果】この発明の成形型の製造方法によれば、
モデル型が最終的に第1型の母材部となるため、余分な
材料が不要となって経済的であるとともに、モデル型の
作製作業も第1型母材部の作製作業の一部であるため、
作業に無駄がなくなり、効率よく成形型を製造できる。
しかも、NC工作機械等による精密加工作業もモデル型
だけで済み、硬化性樹脂材料の充填によって型面を形成
できるため、型の製造に要する工期を短縮でき、経済的
である。さらに、型面の放電加工やシボ模様付き型面の
形成も可能であるため、様々な型面形状の要求にも応じ
ることができる。
【0037】また、この発明の実施によって得られた成
形型は、グラファイト製母材部と型面の樹脂層との組み
合わせからなるため、放冷性に優れ、冷媒循環パイプを
不要にできるので、これによっても成形型の製造工期の
短縮、成形型のコスト低減を実現できる。さらに、得ら
れた成形型は、従来の鋼材製の成形型と比べて、約3分
の1〜5分の1に軽くすることができ、取り扱いが容易
である。しかも、従来の樹脂型と比べて熱による収縮も
少ないため、プラスチック成形品を精度良く成形でき
る。加えて、成形型の設置場所にも冷媒供給設備等が不
要となるため、全体の設備費を大幅に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によって得られた成形型の
一例の概略を示す断面図である。
【図2】この発明の成形型を製造する際のモデル型加工
工程を示す概略図である。
【図3】第1型母材部加工工程を示す概略図である。
【図4】第1型樹脂層積層工程を示す概略図である。
【図5】第2型母材部加工工程を示す概略図である。
【図6】第2型樹脂層積層工程を示す概略図である。
【図7】硬化工程を示す概略図である。
【図8】樹脂層表面削り工程を示す概略図である。
【図9】放電加工工程を示す概略図である。
【図10】第1型シボ模様付き樹脂層積層工程を示す概
略図である。
【図11】第1型樹脂層積層工程の他の実施例を示す概
略図である。
【図12】第2型樹脂層積層工程の他の実施例を示す概
略図である。
【図13】第1型シボ模様付き樹脂層積層工程の他の実
施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 この発明により製造された成形型 11 第1型 11A 第1型半完成品 12 第1型の型面 12a 放電加工予定表面 13 第1型母材部 14 型面用表面 16 第1型の樹脂層 16a 型面の樹脂層 16A 樹脂材料層 16B シボ模様付き樹脂材料層 21 第2型 21A 第2型半完成品 22 第2型の型面 23 第2型母材部 26 第2型の樹脂層 26a 型面の樹脂層 31 キャビティ 50,60 グラファイトブロック 51 モデル型 52 型面成形表面 70 キャビティ形成用シート 73 シボ模様付与シート 80 圧送ポンプ P 硬化性樹脂材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−202944(JP,A) 特開 平8−252826(JP,A) 特開 昭63−162205(JP,A) 特開 昭63−270105(JP,A) 特開 昭63−267516(JP,A) 特開 平1−317718(JP,A) 実開 昭53−90064(JP,U) 特表 平6−503523(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B21D 37/00 - 37/01

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂層からなる型面(12,22)をグ
    ラファイト製母材部(13,23)の表面に有する第1
    型(11)と第2型(21)とからなって該第1型(1
    1)と第2型(21)の合体により内部にキャビティ
    (31)を形成する成形型(10)の製造方法であっ
    て、 前記第1型(11)のための型面成形表面(52)を有
    するグラファイト製モデル型(51)をグラファイトブ
    ロック(50)の加工によって得るモデル型加工工程
    と、 前記第1型(11)の型面の樹脂層(16a)を積層す
    るための型面用表面(14)を有するグラファイト製第
    1型母材部(13)をグラファイトブロック(60)の
    加工によって得る第1型母材部加工工程と、 前記モデル型(51)の型面成形表面(52)に離型処
    理を施し、対向させた前記モデル型(51)の型面成形
    表面(52)と第1型母材部(13)の型面用表面(1
    4)との間に金属粉末を含む硬化性樹脂材料(P)を充
    填してモデル型(51)の型面成形表面(52)の形状
    が転写された樹脂材料層(16A)を第1型母材部(1
    3)の型面用表面(14)に積層して第1型半完成品
    (11A)を形成する第1型樹脂層積層工程と、 前記第2型(21)の型面の樹脂層(26a)を積層す
    るための型面用表面(23a)を備えるグラファイト製
    第2型母材部(23)を前記モデル型(51)の加工に
    よって得る第2型母材部加工工程と、 前記第1型半完成品(11A)の樹脂材料層(16A)
    における型面となる表面にキャビティ形成用シート(7
    0)を積層し、対向させた前記キャビティ形成用シート
    (70)の離型性を有する表面と第2型母材部(23)
    の型面用表面(23a)との間に金属粉末を含む硬化性
    樹脂材料(P)を充填し賦形した樹脂材料層(26A)
    を第2型母材部(23)の型面用表面(23a)に積層
    して第2型半完成品(21A)を形成する第2型樹脂層
    積層工程と、 前記第1型半完成品(11A)および第2型半完成品
    (21A)の樹脂材料層(16A,26A)の硬化を進
    行させる硬化工程とを含むことを特徴とする成形型の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 第1型樹脂層積層工程に代え、表面にシ
    ボ模様が形成されたシボ模様付与シート73をシボ模様
    が外面となるようにモデル型(51)の型面成形表面
    (52)に設け、対向させた前記シボ模様付与シート7
    3の離型性を有する表面と第1型母材部(13)の型面
    用表面(14)との間に金属粉末を含む硬化性樹脂材料
    (P)を充填し、前記シボ模様付与シート73のシボ模
    様が転写された樹脂材料層(16B)を第1型母材部
    (13)の型面用表面(14)に積層して第1型半完成
    品(11A)を形成する第1型シボ模様付き樹脂層形成
    工程を行うことを特徴とする請求項1記載の成形型の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 第1型(11)の型面(12)が凹形状
    からなり、第2型(21)の型面(22)が凸形状から
    なることを特徴とする請求項1または2に記載の成形型
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 硬化性樹脂材料(P)がグラファイト粉
    末を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の成形型の製造方法。
  5. 【請求項5】 グラファイト粉末が30〜80メッシュ
    のふるいを通過したもので、硬化性樹脂材料(P)中に
    3〜7重量%含まれることを特徴とする請求項4記載の
    成形型の製造方法。
  6. 【請求項6】 グラファイト粉末がモデル型加工工程お
    よび第1型母材部加工工程の両方またはその一方の工程
    においてグラファイトブロック加工時に生じるグラファ
    イト粉末を使用することを特徴とする請求項4または5
    記載の成形型の製造方法。
  7. 【請求項7】 硬化工程後、樹脂層の放電加工予定表面
    (12a)を削って該予定表面(12a)の導電性を高
    める樹脂層表面削り工程を行った後、前記放電加工予定
    表面(12a)に対して放電加工工程を行うことを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の成形型の製
    造方法。
JP11092406A 1999-03-31 1999-03-31 成形型の製造方法 Expired - Fee Related JP3025260B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11092406A JP3025260B1 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 成形型の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11092406A JP3025260B1 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 成形型の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3025260B1 true JP3025260B1 (ja) 2000-03-27
JP2000280258A JP2000280258A (ja) 2000-10-10

Family

ID=14053545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11092406A Expired - Fee Related JP3025260B1 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 成形型の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3025260B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030030106A (ko) * 2001-10-08 2003-04-18 현대자동차주식회사 사출성형용 수지 금형 제조 방법
KR102133797B1 (ko) * 2020-04-06 2020-07-14 김성준 주조용 패턴 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000280258A (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11507300A (ja) 鋳造金属射出成形用キャビティおよびその製造方法
CN111451472A (zh) 镁合金车用喇叭罩壳的制造方法
JP3025260B1 (ja) 成形型の製造方法
JP3029831B1 (ja) 成形型
JP2006256240A (ja) 積層造形法を用いたタイヤ加硫用成形金型の製造方法
CN113787734B (zh) 碳纤维增强铝合金层板构件成形工艺及成形模具
JPH08134504A (ja) 粉末硬化による精密部品の製造方法
KR20010093446A (ko) 프레스 금형의 제작방법
CN105935863A (zh) 一种硬质快速模具的制造方法
CN112355918A (zh) 一种砂轮结构及其加工工艺
JP2000234103A (ja) 光造形による金型製造方法
CN220681359U (zh) 一种基于金属3d打印的具有减震结构的鞋底成型模具
JP2001047154A (ja) 樹脂製成形型
CN213500379U (zh) 聚氨酯制品加压模具
CN214294516U (zh) 一种热封模具
JP3361942B2 (ja) ソフト発泡層を一部に有する表皮一体樹脂成形品の製造方法
CN112406140B (zh) 一种模压热定型聚氨酯泡沫的成型方法
CN208759991U (zh) 一种汽车后备箱中的隔物板成型模
CN209869307U (zh) 一种注塑产品浇口余量模具内切割机构
JP2002321226A (ja) 成形型及びその製造方法
TW201008675A (en) Molded article, method and device for forming the same
JP2685490B2 (ja) 複合材製成形型の製造方法
CN117901420A (zh) 一种热塑性复合材料复杂结构件的低成本胶接工艺
CN113799602A (zh) 一种镁合金车用仪表支撑板及其制造方法
JPH10323862A (ja) 射出成形用金型

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees