JP2002321669A - 履帯およびその製造方法 - Google Patents

履帯およびその製造方法

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JP2002321669A
JP2002321669A JP2001131352A JP2001131352A JP2002321669A JP 2002321669 A JP2002321669 A JP 2002321669A JP 2001131352 A JP2001131352 A JP 2001131352A JP 2001131352 A JP2001131352 A JP 2001131352A JP 2002321669 A JP2002321669 A JP 2002321669A
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urethane rubber
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Hiroyuki Takeno
裕之 竹野
Yasukatsu Niitsu
坦克 新津
Kiyokazu Niwa
清和 丹羽
Makoto Takagi
誠 高木
Masaki Ohara
正樹 大原
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の向上と耐久性の向上をはかることが
できる履帯とその製造方法の提供。 【解決手段】 一対のリンク13を含むリンクユニット
12を複数連結した連結リンクユニット11と、該連結
リンクユニット11の各リンクユニット12の一対のリ
ンク13に溶接にて固定され連結リンクユニット伸長方
向と直交する方向に延びるプレート16と、からなる鉄
製リンクベルト10と、鉄製リンクベルト10の各プレ
ート16に固定されるプレート16の数だけの芯金21
と、該芯金21を接地面側から覆うように芯金21に固
定、成形され全ての芯金21に渡って連続し隣接芯金間
に薄肉部25をもたされた単一のウレタンゴムベルト2
4と、からなる連続パッド20と、鉄製リンクベルト1
0と連続パッド20とを連結する連結手段30と、から
なる履帯100、とその製造方法。ただし、プレート1
6と薄肉部25の一方または両方は設けられなくてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接地面をウレタン
ゴム製とした履帯、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械用車両の履帯には、路面を保護
するために接地面をゴム製としたものがある。従来の、
接地面をゴム製とした履帯には、つぎの3種類のものが
ある。 鉄製リンクベルト1+鉄製シュー2+ゴムパッド
(Aタイプ)3(図14) 鉄製リンクベルト1に、鉄製リンクベルト1とは別体の
鉄製シュー2を取付け、各鉄製シュー2に着脱可能に各
ゴムパッド(Aタイプ)3を取付けたもの。ゴムパッド
(Aタイプ)3は鉄板3aにゴム3bを加硫接着したも
のからなる。なお、「パッド」は「パット」とも呼ばれ
る(以下、同じ)。 鉄製リンクベルト1+ゴムパッド(Bタイプ)4
(図15) 鉄製リンクベルト1の各対のリンクに溶接されたプレー
ト4cに、芯金(プレート)4aにゴム4bを加硫接着
したゴムパッド(Bタイプ)4をボルト等で連結固定す
る。ゴムパッド(Bタイプ)4は鉄製シューを介さずに
直接鉄製リンクベルト1に固定される。したがって、鉄
製シューをもたない。 ゴムクローラー5(図16) 複数の鉄製芯金5aが、各鉄製芯金5aの一部を露出さ
せて、単一のゴムベルト5b内に埋め込まれてゴムと加
硫成形されており、ゴムベルト5bが無端状に延びてい
る。各鉄製芯金5aの露出部でスプロケットと係合す
る。鉄製リンクベルトと鉄製シューをもたない。以下、
上記をゴムパッド方式(Aタイプ)、上記をゴムパ
ッド方式(Bタイプ)、上記をゴムクローラー方式と
呼ぶことにする。しかし、従来の接地面をゴム製とした
履帯にはつぎの問題があった。 ゴムパッド方式(Aタイプ)の問題点 各ゴムパッドに対して、鉄板にゴムを加硫接着しなけれ
ばならないので、加硫接着に多大の時間と作業がかか
り、生産性が悪い。また、のゴムパッド方式(Bタイ
プ)、のゴムクローラー方式に比べて、部品点数が多
く、コスト高である。 ゴムパッド方式(Bタイプ)の問題点 各ゴムパッドに対して、芯金(プレート)にゴムを加硫
接着しなければならないので、加硫接着に多大の時間と
作業がかかり、生産性が悪い。また、のゴムクローラ
ー方式に比べて、部品点数が多く、コスト高である。
のゴムパッド方式(Aタイプ)に比べシューをもたない
分部品点数は減少するが、ゴムパッド全体としての剛性
が必要なため、製造コストはのゴムパッド方式(Aタ
イプ)とほとんど同じレベルである。 ゴムクローラー方式の問題点 のゴムパッド方式(Aタイプ)およびのゴムパッド
方式(Bタイプ)に比べ部品点数が少なく安価である
が、引張力をゴムベルトだけでもたすので、耐久性が悪
く、走行中に切れてしまうおそれがあるばかりでなく、
脱輪しやすい欠点がある。上記の問題を解決するため
に、本特許出願人は、特願2001−42920にて、
つぎの(イ)、(ロ)の、加硫成形の生産性を向上で
き、部品点数を減少させることができ、耐久性を向上さ
せることができる、接地面をゴム製とした履帯およびそ
の製造方法をつぎの履帯とその製造方法を提案した。 (イ) 一対のリンクを含むリンクユニットを複数連結
した連結リンクユニットを有する鉄製リンクベルトと、
前記鉄製リンクベルトの各リンクユニットに固定され
る、リンクユニットの数だけの芯金と、該芯金を接地面
側から覆うように前記芯金に加硫成形され全ての前記芯
金に渡って連続する単一のゴムベルトと、からなる連続
パッドと、前記鉄製リンクベルトと前記連続パッドとを
前記リンクユニットと前記芯金間で連結する連結手段
と、からなる履帯。 (ロ) 一対のリンクを含むリンクユニットを複数連結
して連結リンクユニットを作製し鉄製リンクベルトを作
製する工程と、前記鉄製リンクベルトの前記リンクユニ
ットの数だけの芯金に、該芯金を接地面側から覆うよう
に、かつ全ての前記芯金に渡って連続する単一のゴムベ
ルトを一度に加硫成形して、連続パッドを作製する工程
と、を有する履帯の製造方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(イ)、
(ロ)の履帯およびその製造方法では、ゴムベルトの材
料が加硫ゴムから構成されていたので、耐久性上さらな
る改善が望まれていた。本発明の目的は、固定、成形の
生産性を向上でき、部品点数を減少させることができ、
耐久性を加硫ゴムに比べてより一層向上させることがで
きる、接地面を弾性体製とした履帯、およびその製造方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 一対のリンクを含むリンクユニットを複数連結
した連結リンクユニットを有する鉄製リンクベルトと、
前記鉄製リンクベルトの各リンクユニットに固定され
る、リンクユニットの数だけの芯金と、該芯金を接地面
側から覆うように前記芯金に固定されるとともに所定形
状に成形され全ての前記芯金に渡って連続する単一のウ
レタンゴムベルトと、からなる連続パッドと、前記鉄製
リンクベルトと前記連続パッドとを前記リンクユニット
と前記芯金間で連結する連結手段と、からなる履帯。 (2) 前記一対のリンクの各リンクが板曲げリンクま
たは鍛造リンクである(1)記載の履帯。 (3) 前記連結手段がボルト・ナットまたは溶接であ
る(1)記載の履帯。 (4) 前記連結手段がボルト・ナットであり、該ボル
ト・ナットの一方は前記芯金に溶接で固定されておりか
つ前記ウレタンゴムベルトのウレタンゴムで覆われてい
る(3)記載の履帯。 (5) 前記鉄製リンクベルトは、前記連結リンクユニ
ットの各リンクユニットの一対のリンクに溶接にて固定
され、前記連結リンクユニットの伸長方向と直交する方
向に延びる、前記リンクユニットの数だけのプレートを
有しており、前記連続パッドの前記芯金は前記鉄製リン
クベルトの前記プレートに固定されており、前記連続パ
ッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間に薄肉部を
もっており、前記鉄製リンクベルトと前記連続パッドと
は前記プレートと前記芯金間との部位で連結手段によっ
て連結されている、(1)記載の履帯。 (6) 前記連続パッドの前記芯金は、前記連結リンク
ユニットの伸長方向と直交する方向に延び、前記鉄製リ
ンクベルトの前記連結リンクユニットの各リンクユニッ
トの一対のリンクに、直接、溶接にて固定されており、
前記連続パッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間
に薄肉部をもっている、(1)記載の履帯。 (7) 前記鉄製リンクベルトは、前記連結リンクユニ
ットの各リンクユニットの一対のリンクに溶接にて固定
され、前記連結リンクユニットの伸長方向と直交する方
向に延びる、前記リンクユニットの数だけのプレートを
有しており、前記連続パッドの前記芯金は前記鉄製リン
クベルトの前記プレートに固定されており、前記連続パ
ッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間に薄肉部を
もたず、前記鉄製リンクベルトと前記連続パッドとは前
記プレートと前記芯金間との部位で連結手段によって連
結されている、(1)記載の履帯。 (8) 前記連続パッドの前記芯金は、前記連結リンク
ユニットの伸長方向と直交する方向に延び、前記鉄製リ
ンクベルトの前記連結リンクユニットの各リンクユニッ
トの一対のリンクに、直接、溶接にて固定されており、
前記連続パッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間
に薄肉部をもたない、(1)記載の履帯。 (9) 一対のリンクを含むリンクユニットを複数連結
して連結リンクユニットを作製し鉄製リンクベルトを作
製する工程と、前記鉄製リンクベルトの前記リンクユニ
ットの数だけの芯金に、該芯金を接地面側から覆うよう
に、かつ全ての前記芯金に渡って連続する単一のウレタ
ンゴムベルトを一度に固定するとともに所定形状に成形
して、連続パッドを作製する工程と、を有する履帯の製
造方法。 (10) 前記一対のリンクの各リンクを板曲げまたは
鍛造により作製する(9)記載の履帯の製造方法。 (11) 前記鉄製リンクベルトを作製する工程で、前
記連結リンクユニットの前記各リンクユニットの一対の
リンクに前記連結リンクユニットの伸長方向と直交する
方向に延びるプレートを溶接し、前記連続パッドを作製
する工程で、前記芯金を前記リンクユニットに固定して
いない段階で前記ウレタンゴムベルトを固定、成形し、
該固定、成形時に前記ウレタンゴムベルトに隣接芯金間
に薄肉部を形成し、前記連続パッドを作製後、前記鉄製
リンクベルトと前記連続パッドとを前記プレートと前記
芯金間との部位で連結手段により連結する、(9)記載
の履帯の製造方法。 (12) 前記連結手段がボルト、ナットを含み、該ボ
ルト、ナットの一方を前記ウレタンゴムベルトの固定、
成形前に前記芯金に溶接にて固定するとともに前記連続
ウレタンゴムベルトの固定、成形時に前記ウレタンゴム
ベルトのウレタンゴムで覆っておく、(11)記載の履
帯の製造方法。 (13) 前記鉄製リンクベルトの前記連結リンクユニ
ットの各リンクユニットの一対のリンクに、前記連結リ
ンクユニットの伸長方向と直交する方向に延びる前記芯
金を、直接、溶接にて固定し、前記連続パッドを作製す
る工程で、前記ウレタンゴムベルトの固定、成形時に前
記ウレタンゴムベルトに隣接芯金間に薄肉部を形成す
る、(9)記載の履帯。 (14) 前記鉄製リンクベルトを作製する工程で、前
記連結リンクユニットの前記各リンクユニットの一対の
リンクに前記連結リンクユニットの伸長方向と直交する
方向に延びるプレートを溶接し、前記連続パッドを作製
する工程より前に、前記鉄製リンクベルトの前記各リン
クユニットの前記各プレートに芯金を固定し、前記連続
パッドを作製する工程で、前記芯金を覆うように前記ウ
レタンゴムベルトを固定、成形し、該固定、成形時には
前記ウレタンゴムベルトに隣接芯金間に薄肉部を形成し
ないようにする、(9)記載の履帯の製造方法。 (15) 前記鉄製リンクベルトの前記連結リンクユニ
ットの各リンクユニットの一対のリンクに、前記連結リ
ンクユニットの伸長方向と直交する方向に延びる前記芯
金を、直接、溶接にて固定し、前記連続パッドを作製す
る工程で、前記ウレタンゴムベルトの固定、成形時には
前記ウレタンゴムベルトに隣接芯金間に薄肉部を形成し
ないようにする、(9)記載の履帯。 (16) 前記固定、成形工程より後に、前記ウレタン
ゴムベルトを隣接する芯金間で切断して1駒ずつに分割
する工程を有する(14)または(15)記載の履帯の
製造方法。
【0005】上記(1)〜(8)の履帯および上記
(9)〜(16)の履帯の製造方法では、一連の芯金を
埋め込んだ連続ウレタンゴムベルトを一度に固定、成形
するので、従来ののゴムパッド方式(Aタイプ)およ
びのゴムパッド方式(Bタイプ)のように各芯金(プ
レート)にゴムを加硫成形することをゴムパッドの個数
分実行する場合に比べて、生産性が飛躍的に向上する。
また、単一のウレタンゴムベルトに一連の芯金が埋め込
まれるので、従来ののゴムパッド方式(Aタイプ)お
よびのゴムパッド方式(Bタイプ)のようにゴムパッ
ド(ゴム付き芯金)が複数個作製される場合に比べて、
部品点数が少なくなる。上記の一度の固定、成形による
生産性の向上と、部品点数の減少により、従来のゴムク
ローラー方式に近いレベルにまで、履帯のコストダウン
がはかられる。また、鉄製リンクベルトで履帯の張力を
受けることができるので、従来ののゴムクローラー方
式の耐久性の問題を完全に除去しており、従来ののゴ
ムパッド方式(Aタイプ)およびのゴムパッド方式
(Bタイプ)並の耐久性が得られる。また、先に提案し
た(イ)、(ロ)の天然ゴム等の加硫成形方式では、長
期の使用においてゴムベルトがブロック状に欠落するお
それがあるが、本発明のようにウレタンゴムベルトとし
た場合は、ゴムベルトの厚さは摩耗により薄くなるが、
ブロック状に欠落することはないので、耐久性が向上
し、外観形状も使用前の形状がほぼ保たれる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例1は、プレート有
り、薄肉部有りの履帯とその製造方法で、図1〜図3に
示されている。本発明の実施例2、3、4は本発明の実
施例1を一部変えたものである。本発明実施例2はプレ
ート無し、薄肉部有りの履帯とその製造方法で、図4〜
図6に示されている。本発明実施例3はプレート有り、
薄肉部無しの履帯とその製造方法で、図7〜図9に示さ
れている。本発明実施例4はプレート無し、薄肉部無し
の履帯とその製造方法で、図10〜図12に示されてい
る。図13は本発明の何れの実施例にも適用可能であ
る。本発明の全実施例にわたって共通な構成部分には本
発明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。
【0007】まず、本発明の全実施例にわたって共通な
部分の構成とその作用を、図1〜図3を参照して、説明
する。本発明の履帯100は、鉄製リンクベルト10
と、連続パッド20と、連結手段30と、からなる。鉄
製リンクベルト10は、一対のリンク13を含むリンク
ユニット12を複数連結した連結リンクユニット11を
有する。連結リンクユニット11は、リンクユニット1
2を、複数、ピン15とブッシング14とで連結したも
のである。リンク13は、圧延鋼板を曲げて作製したも
の(以下、板曲げリンクという)でもよく、または鍛造
で作製したもの(以下、鍛造リンクという)でもよい。
板曲げリンクでは、リンク13の中間部はリンク13の
両端部に対して斜めに延びている。
【0008】連続パッド20は、鉄製リンクベルト10
の各リンクユニット12に固定される、リンクユニット
12の数だけの芯金21と、芯金21を接地面側から覆
うように芯金21に固定、成形され全ての芯金21に渡
って連続する単一のウレタンゴムベルト24と、からな
る。ウレタンゴムベルト24の、幅方向には中央部で、
ウレタンゴムベルト24の長手方向には隣接するリンク
の連結部に対応する部分に、リンク13との干渉を避け
るための孔(スリット)27を設けてもよい。
【0009】連結手段30は、鉄製リンクベルト10と
連続パッド20とをリンクユニット12と芯金21との
間で連結する。連結手段30はボルト・ナット31、3
2または溶接である。連結手段30がボルト・ナット3
1、32である場合、該ボルト・ナットの一方は、芯金
21に溶接で固定されており、かつウレタンゴムベルト
24のウレタンゴムで覆われている。
【0010】本発明の履帯100の製造方法は、一対の
リンク13を含むリンクユニット12を複数連結して連
結リンクユニット11を作製し鉄製リンクベルト10を
作製する工程と、鉄製リンクベルト10のリンクユニッ
ト12の数だけの芯金21に、芯金21を接地面側から
覆うように、かつ全ての芯金21に渡って連続する単一
のウレタンゴムベルト24を一度に固定、成形して、連
続パッド20を作製する工程と、を有する。一対のリン
ク13の各リンクは板曲げまたは鍛造により作製され
る。
【0011】本発明の履帯100およびその製造方法の
作用はつぎの通りである。一連の芯金21を埋め込んだ
連続ウレタンゴムベルト24を一度に固定、成形するの
で、従来ののゴムパッド方式(Aタイプ)およびの
ゴムパッド方式(Bタイプ)のように各芯金(プレー
ト)にゴムを加硫成形することをゴムパッドの個数分実
行する場合に比べて、生産性が飛躍的に向上する。ま
た、単一のウレタンゴムベルト24に一連の芯金21が
埋め込まれるので、従来ののゴムパッド方式(Aタイ
プ)およびのゴムパッド方式(Bタイプ)のようにゴ
ムパッド(ゴム付き芯金)が複数個作製される場合に比
べて、部品点数が少なくなる。ウレタンゴムベルト24
の一度の固定、成形による生産性の向上と、部品点数の
減少により、従来のゴムクローラー方式(Cタイプ)に
近いレベルにまで、履帯のコストダウンがはかられる。
また、鉄製リンクベルト10で履帯の張力を受けること
ができるので、従来ののゴムクローラー方式の耐久性
の問題を完全に除去しており、従来ののゴムパッド方
式(Aタイプ)およびのゴムパッド方式(Bタイプ)
並の耐久性が得られる。
【0012】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分の
構成、作用を説明する。本発明の実施例1の履帯100
とその製造方法では、図1〜図3に示すように、鉄製リ
ンクベルト10は、プレート16を有し、ウレタンゴム
ベルト24は薄肉部25を有する。さらに詳しくは、鉄
製リンクベルト10は、連結リンクユニット11とプレ
ート16とからなる。プレート16は、連結リンクユニ
ット11の各リンクユニット12の一対のリンク13に
溶接17にて固定されており、連結リンクユニット11
伸長方向と直交する方向に延びる矩形状の鋼板からな
る。プレート16はリンクユニット12の数だけある。
プレート16の一対のリンク13の外側の部位にはボル
ト穴18が各側に2つずつあけられている。プレート1
6の中央部には泥抜き穴19があけられもよい。ただ
し、泥抜き穴19は形成されていなくてもよい。
【0013】連続パッド20は、芯金21とウレタンゴ
ムベルト24とからなる。芯金21は、鋼板からなり、
鉄製リンクベルト10の各プレート16に固定されるも
ので、リンクユニット12プレート16の数だけ設けら
れる。芯金21には、プレート16のボルト穴18に対
応する位置にボルト穴22があけられている。また、芯
金21の中央部には泥抜き穴23が設けられてもよい。
ただし、泥抜き穴23は形成されていなくてもよい。
【0014】ウレタンゴムベルト24は、プレート16
の数だけある芯金21の全ての芯金21に渡って連続
し、隣接芯金21間に薄肉部25(薄肉部25は連続ウ
レタンゴムベルト24の一部を構成している)をもたさ
れた単一のベルトからなる。薄肉部25には芯金21は
無く薄肉部25における連続パッドの厚さは芯金21が
ある部分の連続パッド20の厚さより薄い。履帯10を
直線状にした状態で、薄肉部25は連続ウレタンゴムベ
ルト24の伸長方向に対してクロスする方向に屈曲して
いてもよい(波状に弛ませてもよい)。芯金21の、プ
レート16に対向する側の表面はウレタンゴムベルト2
4から露出しており、芯金21はプレート16に直接接
触できる。ウレタンゴムベルト24の、芯金21の泥抜
き穴23に対応する部位には泥抜き穴26が設けられて
もよい。ただし、泥抜き穴26は形成されていなくても
よい。ウレタンゴムベルト24の、幅方向には中央部
で、ウレタンゴムベルト24の長手方向には隣接するリ
ンクの連結部に対応する部分に、リンク13との干渉を
避けるための孔(スリット)27を設けることが望まし
い。薄肉部25を設ける理由は、履帯10が無限軌道帯
として建設機械に装着された時、直線部にあるときには
鉄製リンク長とウレタンゴムベルト長とは同じである
が、スプロケットまわりに回転するときには回転中心か
らの距離に比例して鉄製リンク長よりウレタンゴムベル
ト長の方が長くなるので、その長さの差を無理なく吸収
するために、薄肉部25をでウレタンゴムベルト24が
伸びやすくするためである。履帯10を直線状にした場
合、薄肉部25が弛みをもっていると、スプロケットま
わりに来た時に弛みが張ってより容易に鉄製リンク長と
ウレタンゴムベルト長との差を無理なく吸収することが
できる。
【0015】連結手段30は、鉄製リンクベルト10と
連続パッド20とを、プレート16と芯金21間との部
位で連結する手段で、ボルト31、ナット32からな
る。ボルト31、ナット32のうち一方(図示例ではボ
ルト31)は、芯金21にウレタンゴムベルト24のウ
レタンゴム固定、成形前に溶接付けされており、固定、
成形時にウレタンゴムにて覆われる。
【0016】本発明の実施例1の履帯の製造方法は、鉄
製リンクベルト10を作製する工程と、連続パッド20
を作製する工程と、鉄製リンクベルト10と連続パッド
20とを連結する工程と、からなる。鉄製リンクベルト
10を作製する工程と、連続パッド20を作製する工程
とは、何れが先に行われてもよい。鉄製リンクベルト1
0を作製する工程では、連結リンクユニット11の各リ
ンクユニット12の一対のリンク13に、連結リンクユ
ニット11の伸長方向と直交する方向に延びるプレート
16を溶接する。連続パッド20を作製する工程では、
芯金21をリンクユニット12に固定していない段階で
ウレタンゴムベルト24を固定、成形し、この固定、成
形時にウレタンゴムベルト24に隣接芯金21間に薄肉
部25を形成する。連続パッド20を作製後、鉄製リン
クベルト10と連続パッド20とをプレート16と芯金
21間との部位で連結手段30により連結する。連結手
段30がボルト31、ナット32を含み、ボルト31、
ナット32の一方(図示例ではボルト31)をウレタン
ゴムベルト24の固定、成形前に芯金21に溶接にて固
定するとともに連続ウレタンゴムベルト24の固定、成
形時にウレタンゴムベルト24のウレタンゴムで覆って
おく。鉄製リンクベルト10と連続パッド20との連結
時に、ボルト31をプレート16のボルト穴18に通し
て、ボルト31にナット32を螺合することによって、
プレート16と芯金21とを固定する。
【0017】本発明の実施例1の作用については、連結
パッド20が薄肉部25を有するので、履帯100が建
設車両の直線部からスプロケット回りの半円部に移行し
た時の、連結パッド20と鉄製リンクベルト10の長さ
の変化を、円滑に吸収することができ、ウレタンゴムベ
ルト24に大きな引っ張り変形と引っ張り応力が生じな
いので、優れた耐久性が得られる。また、一対のリンク
13にプレート16を溶接し、プレート16と芯金21
を連結手段30で固定するので、鉄製リンクベルト10
と連続パッド20とを別々に製作することができる。そ
のため、鉄製リンクベルト10と連続パッド20の製作
工程は、どちらを先に製作してもよく、工程の自由度が
大きい。
【0018】本発明の実施例2の履帯100とその製造
方法では、図4〜図6に示すように、鉄製リンクベルト
10は、プレート16を有さず、ウレタンゴムベルト2
4は薄肉部25を有する。さらに詳しくは、鉄製リンク
ベルト10の連結リンクユニット11の各リンクユニッ
ト12の一対のリンク13は、連続パッド20の芯金2
1に溶接17にて固定されている。
【0019】連続パッド20は、芯金21とウレタンゴ
ムベルト24とからなる。芯金21は、連結リンクユニ
ット11伸長方向と直交する方向に延びる矩形状の鋼板
からなる。芯金21は、リンクユニット12の数だけ設
けられる。芯金21の中央部には泥抜き穴23が設けら
れてもよい。ただし、泥抜き穴23は形成されていなく
てもよい。
【0020】ウレタンゴムベルト24は、リンクユニッ
ト12の数だけある芯金21の全ての芯金21に渡って
連続し、隣接芯金21間に薄肉部25(薄肉部25は連
続ウレタンゴムベルト24の一部を構成している)を有
し、単一のベルトからなる。薄肉部25には芯金21は
無く薄肉部25における連続パッドのの厚さは芯金21
がある部分の連続パッド20の厚さより薄い。履帯10
を直線状にした状態で、薄肉部25は連続ウレタンゴム
ベルト24の伸長方向に対してクロスする方向に屈曲し
ていてもよい(波状に弛ませてもよい)。芯金21の、
リンクユニット12に対向する側の表面はウレタンゴム
ベルト24から露出しており、芯金21はリンク13に
直接接触し溶接される。ウレタンゴムベルト24の、芯
金21の泥抜き穴23に対応する部位には泥抜き穴26
が設けられてもよい。ただし、泥抜き穴26は形成され
ていなくてもよい。薄肉部25を設ける理由は、履帯1
0が無限軌道帯として建設機械に装着された時、直線部
にあるときには鉄製リンク長とウレタンゴムベルト長と
は同じであるが、スプロケットまわりに回転するときに
は回転中心からの距離に比例して鉄製リンク長よりウレ
タンゴムベルト長の方が長くなるので、薄肉部25で伸
びてその長さの差を無理なく吸収するためである。
【0021】本発明の実施例2の履帯の製造方法は、鉄
製リンクベルト10を作製する工程と、連続パッド20
を作製する工程と、からなる。鉄製リンクベルト10を
作製する工程で、連結リンクユニット11の各リンクユ
ニット12の一対のリンク13に、連結パッド20の治
具21を溶接する。連続パッド20のウレタンゴムベル
ト24を作製する工程では、ウレタンゴムベルト24を
固定、成形し、この固定、成形時にウレタンゴムベルト
24に隣接芯金21間に薄肉部25を形成する。
【0022】本発明の実施例2の作用については、連結
パッド20が薄肉部25を有するので、履帯100が建
設車両の直線部からスプロケット回りの半円部に移行し
た時の、連結パッド20と鉄製リンクベルト10の長さ
の変化を、円滑に吸収することができ、ウレタンゴムベ
ルト24に大きな引っ張り変形と引っ張り応力が生じな
いので、優れた耐久性が得られる。また、一対のリンク
13に芯金21を溶接するので、鉄製リンクベルト10
のプレート16を廃止でき、部品点数低減、コストダウ
ンをはかることができる。
【0023】本発明の実施例3の履帯100とその製造
方法では、図7〜図9に示すように、鉄製リンクベルト
10は、プレート16を有し、ウレタンゴムベルト24
は薄肉部25を有さない。さらに詳しくは、鉄製リンク
ベルト10は、連結リンクユニット11とプレート16
とからなる。プレート16は、連結リンクユニット11
の各リンクユニット12の一対のリンク13に溶接17
にて固定されており、連結リンクユニット11伸長方向
と直交する方向に延びる矩形状の鋼板からなる。プレー
ト16はリンクユニット12の数だけある。プレート1
6の一対のリンク13の外側の部位にはボルト穴18が
各側に2つずつあけられている。プレート16の中央部
には泥抜き穴19があけられもよい。ただし、泥抜き穴
19は形成されていなくてもよい。
【0024】連続パッド20は、芯金21とウレタンゴ
ムベルト24とからなる。芯金21は、鋼板からなり、
鉄製リンクベルト10の各プレート16に固定されるも
ので、リンクユニット12プレート16の数だけ設けら
れる。芯金21には、プレート16のボルト穴18に対
応する位置にボルト穴22があけられている。また、芯
金21の中央部には泥抜き穴23が設けられてもよい。
ただし、泥抜き穴23は形成されていなくてもよい。
【0025】ウレタンゴムベルト24は、プレート16
の数だけある芯金21の全ての芯金21に渡って連続
し、隣接芯金21間に薄肉部25をもたない単一のベル
トからなる。芯金21の、プレート16に対向する側の
表面はウレタンゴムベルト24から露出しており、芯金
21はプレート16に直接接触できる。ウレタンゴムベ
ルト24の、芯金21の泥抜き穴23に対応する部位に
は泥抜き穴26が設けられてもよい。ただし、泥抜き穴
26は形成されていなくてもよい。
【0026】連結手段30は、鉄製リンクベルト10と
連続パッド20とを、プレート16と芯金21間との部
位で連結する手段で、ボルト31、ナット32からな
る。ボルト31、ナット32のうち一方(図示例ではボ
ルト31)は、芯金21にウレタンゴムベルト24のウ
レタンゴム固定、成形前に溶接付けされており、固定、
成形時にウレタンゴムにて覆われる。
【0027】本発明の実施例3の履帯の製造方法では、
鉄製リンクベルト10を作製する工程で、連結リンクユ
ニット11の各リンクユニット12の一対のリンク13
に連結リンクユニット11の伸長方向と直交する方向に
延びるプレート16を溶接し、連続パッド20を作製す
る工程より前に、鉄製リンクベルト10の各リンクユニ
ット12の各プレート16に芯金21を固定し、連続パ
ッド20を作製する工程で、芯金21を覆うようにウレ
タンゴムベルト24を固定、成形し、該固定、成形時に
はウレタンゴムベルト24に隣接芯金21間に薄肉部2
5を形成しないようにする。プレート16と芯金21と
の固定は連結手段30による。連結手段30はボルト3
1を含み、ボルト31を芯金21に形成したねじ穴にね
じ込む。
【0028】本発明の実施例3の作用については、薄肉
部25を設けないので、ウレタンゴムベルト24が建設
車両のスプロケットに来た時に、ウレタンゴムベルト2
4は芯金21間部位で伸びるのに本発明の実施例1、2
に比べて大きな力を要する。なお、ウレタンゴムベルト
24を全芯金21にわたって連続するように固定、成形
後、ウレタンゴムベルト24を芯金21間で切断しても
よい。その場合は、各芯金21に対してゴムパッドを固
定、成形成形する場合に比べて、ウレタンゴムベルト2
4を全芯金21にわたって連続成形することによる製造
の効率アップをはかることができる。
【0029】本発明の実施例4の履帯100とその製造
方法では、図10〜図12に示すように、鉄製リンクベ
ルト10は、プレート16を有さず、ウレタンゴムベル
ト24は薄肉部25を有さない。さらに詳しくは、鉄製
リンクベルト10の連結リンクユニット11の各リンク
ユニット12の一対のリンク13は、連続パッド20の
芯金21に溶接17にて固定されている。
【0030】連続パッド20は、芯金21とウレタンゴ
ムベルト24とからなる。芯金21は、連結リンクユニ
ット11伸長方向と直交する方向に延びる矩形状の鋼板
からなる。芯金21は、リンクユニット12の数だけ設
けられる。芯金21の中央部には泥抜き穴23が設けら
れてもよい。ただし、泥抜き穴23は形成されていなく
てもよい。
【0031】ウレタンゴムベルト24は、リンクユニッ
ト12の数だけある芯金21の全ての芯金21に渡って
連続し、単一のベルトからなる。ウレタンゴムベルト2
4は、隣接芯金21間に薄肉部25を有さない。芯金2
1の、リンクユニット12に対向する側の表面はウレタ
ンゴムベルト24から露出しており、芯金21はリンク
13に直接溶接される。ウレタ。ンゴムベルト24の、
芯金21の泥抜き穴23に対応する部位には泥抜き穴2
6が設けられてもよい。ただし、泥抜き穴26は形成さ
れていなくてもよい。
【0032】本発明の実施例4の履帯の製造方法は、鉄
製リンクベルト10を作製する工程と、連続パッド20
を作製する工程と、からなる。鉄製リンクベルト10を
作製する工程で、連結リンクユニット11の各リンクユ
ニット12の一対のリンク13に、連結パッド20の治
具21を溶接する。連続パッド20のウレタンゴムベル
ト24を作製する工程では、ウレタンゴムベルト24を
固定、成形する。固定、成形時、ウレタンゴムベルト2
4には、隣接芯金21間に薄肉部25を形成しない。
【0033】本発明の実施例4の作用については、薄肉
部25を設けないので、ウレタンゴムベルト24が建設
車両のスプロケットに来た時に、ウレタンゴムベルト2
4は芯金21間部位で伸びるのに本発明の実施例1、2
に比べて大きな力を要する。なお、ウレタンゴムベルト
24を全芯金21にわたって連続するように固定、成形
後、ウレタンゴムベルト24を芯金21間で切断しても
よい。その場合は、各芯金21に対してウレタンゴムパ
ッドを固定、成形する場合に比べて、ウレタンゴムベル
ト24を全芯金21にわたって連続成形することによる
製造の効率アップをはかることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1〜8の履帯および請求項9〜1
6の履帯の製造方法によれば、一連の芯金に対して単一
の連続ウレタンゴムベルトを一度に固定、成形するの
で、従来ののゴムパッド方式(Aタイプ)およびの
ゴムパッド方式(Bタイプ)のように各芯金(プレー
ト)にゴムを加硫接着することをゴムパッドの個数分実
行する場合に比べて、生産性が飛躍的に向上する。ま
た、単一のウレタンゴムベルトに一連の芯金が固定、接
着されるので、従来ののゴムパッド方式(Aタイプ)
およびのゴムパッド方式(Bタイプ)のようにゴムパ
ッド(ゴム付き芯金)が複数個作製される場合に比べ
て、部品点数が少なくなる。上記の生産性の向上と部品
点数の減少により、従来のゴムクローラー方式に近いレ
ベルにまで、履帯のコストダウンがはかられる。また、
鉄製リンクベルトで履帯の張力を受けることができるの
で、従来ののゴムクローラー方式の耐久性の問題を完
全に除去しており、従来ののゴムパッド方式(Aタイ
プ)およびのゴムパッド方式(Bタイプ)並の耐久性
が得られる。また、ウレタンゴムベルトに薄肉部が設け
られているので、履帯がスプロケット周囲に回転すると
きにも、ウレタンゴムベルトに無理な引張力がかから
ず、ウレタンゴムベルトの耐久性が維持される。また、
加硫ゴムを用いたゴムベルトに比べて、本発明のように
ウレタンゴムベルトとした場合は、ウレタンゴムベルト
の厚さは摩耗により薄くなるが、ブロック状に欠落する
ことはないので、耐久性が向上し、外観形状も使用前の
形状がほぼ保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の履帯の一部の側面図であ
る。
【図2】本発明の実施例1の履帯の一部の、接地面と反
対側から見た、平面図である。
【図3】本発明の実施例1の履帯の製造方法を工程順に
示す側面図である。
【図4】本発明の実施例2の履帯の一部の側面図であ
る。
【図5】本発明の実施例2の履帯の一部の、接地面と反
対側から見た、平面図である。
【図6】本発明の実施例2の履帯の製造方法を工程順に
示す側面図である。
【図7】本発明の実施例3の履帯の一部の側面図であ
る。
【図8】本発明の実施例3の履帯の一部の、接地面と反
対側から見た、平面図である。
【図9】本発明の実施例3の履帯の製造方法を工程順に
示す側面図である。
【図10】本発明の実施例4の履帯の一部の側面図であ
る。
【図11】本発明の実施例4の履帯の一部の、接地面と
反対側から見た、平面図である。
【図12】本発明の実施例4の履帯の製造方法を工程順
に示す側面図である。
【図13】本発明の何れの実施例にも適用可能な、履帯
の側面図である。
【図14】従来のゴムパッド方式(Aタイプ)の履帯の
一部の側面図である。
【図15】従来のゴムパッド方式(Bタイプ)の履帯の
一部の側面図である。
【図16】従来のゴムクローラ方式の履帯の一部の斜視
図である。
【符号の説明】
100 履帯 10 鉄製リンクベルト 11 連結リンクユニット 12 リンクユニット 13 リンク 14 ブッシング 15 ピン 16 プレート 17 溶接部 18 ボルト穴 19 泥抜き穴 20 連続パッド 21 芯金 22 ボルト穴 23 泥抜き穴 24 ウレタンゴムベルト 25 薄肉部 26 泥抜き穴 30 連結手段 31 ボルト 32 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 55/28 B62D 55/28 (72)発明者 丹羽 清和 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 高木 誠 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 大原 正樹 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のリンクを含むリンクユニットを複
    数連結した連結リンクユニットを有する鉄製リンクベル
    トと、 前記鉄製リンクベルトの各リンクユニットに固定され
    る、リンクユニットの数だけの芯金と、該芯金を接地面
    側から覆うように前記芯金に固定されるとともに所定形
    状に成形され全ての前記芯金に渡って連続する単一のウ
    レタンゴムベルトと、からなる連続パッドと、 前記鉄製リンクベルトと前記連続パッドとを前記リンク
    ユニットと前記芯金間で連結する連結手段と、からなる
    履帯。
  2. 【請求項2】 前記一対のリンクの各リンクが板曲げリ
    ンクまたは鍛造リンクである請求項1記載の履帯。
  3. 【請求項3】 前記連結手段がボルト・ナットまたは溶
    接である請求項1記載の履帯。
  4. 【請求項4】 前記連結手段がボルト・ナットであり、
    該ボルト・ナットの一方は前記芯金に溶接で固定されて
    おりかつ前記ウレタンゴムベルトのウレタンゴムで覆わ
    れている請求項3記載の履帯。
  5. 【請求項5】 前記鉄製リンクベルトは、前記連結リン
    クユニットの各リンクユニットの一対のリンクに溶接に
    て固定され、前記連結リンクユニットの伸長方向と直交
    する方向に延びる、前記リンクユニットの数だけのプレ
    ートを有しており、 前記連続パッドの前記芯金は前記鉄製リンクベルトの前
    記プレートに固定されており、 前記連続パッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間
    に薄肉部をもっており、 前記鉄製リンクベルトと前記連続パッドとは前記プレー
    トと前記芯金間との部位で連結手段によって連結されて
    いる、 請求項1記載の履帯。
  6. 【請求項6】 前記連続パッドの前記芯金は、前記連結
    リンクユニットの伸長方向と直交する方向に延び、前記
    鉄製リンクベルトの前記連結リンクユニットの各リンク
    ユニットの一対のリンクに、直接、溶接にて固定されて
    おり、 前記連続パッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間
    に薄肉部をもっている、請求項1記載の履帯。
  7. 【請求項7】 前記鉄製リンクベルトは、前記連結リン
    クユニットの各リンクユニットの一対のリンクに溶接に
    て固定され、前記連結リンクユニットの伸長方向と直交
    する方向に延びる、前記リンクユニットの数だけのプレ
    ートを有しており、 前記連続パッドの前記芯金は前記鉄製リンクベルトの前
    記プレートに固定されており、 前記連続パッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間
    に薄肉部をもたず、 前記鉄製リンクベルトと前記連続パッドとは前記プレー
    トと前記芯金間との部位で連結手段によって連結されて
    いる、請求項1記載の履帯。
  8. 【請求項8】 前記連続パッドの前記芯金は、前記連結
    リンクユニットの伸長方向と直交する方向に延び、前記
    鉄製リンクベルトの前記連結リンクユニットの各リンク
    ユニットの一対のリンクに、直接、溶接にて固定されて
    おり、 前記連続パッドの前記ウレタンゴムベルトは隣接芯金間
    に薄肉部をもたない、請求項1記載の履帯。
  9. 【請求項9】 一対のリンクを含むリンクユニットを複
    数連結して連結リンクユニットを作製し鉄製リンクベル
    トを作製する工程と、 前記鉄製リンクベルトの前記リンクユニットの数だけの
    芯金に、該芯金を接地面側から覆うように、かつ全ての
    前記芯金に渡って連続する単一のウレタンゴムベルトを
    一度に固定するとともに所定形状に成形して、連続パッ
    ドを作製する工程と、を有する履帯の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記一対のリンクの各リンクを板曲げ
    または鍛造により作製する請求項9記載の履帯の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記鉄製リンクベルトを作製する工程
    で、前記連結リンクユニットの前記各リンクユニットの
    一対のリンクに前記連結リンクユニットの伸長方向と直
    交する方向に延びるプレートを溶接し、 前記連続パッドを作製する工程で、前記芯金を前記リン
    クユニットに固定していない段階で前記ウレタンゴムベ
    ルトを固定、成形し、該固定、成形時に前記ウレタンゴ
    ムベルトに隣接芯金間に薄肉部を形成し、 前記連続パッドを作製後、前記鉄製リンクベルトと前記
    連続パッドとを前記プレートと前記芯金間との部位で連
    結手段により連結する、請求項9記載の履帯の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記連結手段がボルト、ナットを含
    み、該ボルト、ナットの一方を前記ウレタンゴムベルト
    の固定、成形前に前記芯金に溶接にて固定するとともに
    前記連続ウレタンゴムベルトの固定、成形時に前記ウレ
    タンゴムベルトのウレタンゴムで覆っておく、請求項1
    1記載の履帯の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記鉄製リンクベルトの前記連結リン
    クユニットの各リンクユニットの一対のリンクに、前記
    連結リンクユニットの伸長方向と直交する方向に延びる
    前記芯金を、直接、溶接にて固定し、 前記連続パッドを作製する工程で、前記ウレタンゴムベ
    ルトの固定、成形時に前記ウレタンゴムベルトに隣接芯
    金間に薄肉部を形成する、請求項9記載の履帯。
  14. 【請求項14】 前記鉄製リンクベルトを作製する工程
    で、前記連結リンクユニットの前記各リンクユニットの
    一対のリンクに前記連結リンクユニットの伸長方向と直
    交する方向に延びるプレートを溶接し、 前記連続パッドを作製する工程より前に、前記鉄製リン
    クベルトの前記各リンクユニットの前記各プレートに芯
    金を固定し、 前記連続パッドを作製する工程で、前記芯金を覆うよう
    に前記ウレタンゴムベルトを固定、成形し、該固定、成
    形時には前記ウレタンゴムベルトに隣接芯金間に薄肉部
    を形成しないようにする、 請求項9記載の履帯の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記鉄製リンクベルトの前記連結リン
    クユニットの各リンクユニットの一対のリンクに、前記
    連結リンクユニットの伸長方向と直交する方向に延びる
    前記芯金を、直接、溶接にて固定し、 前記連続パッドを作製する工程で、前記ウレタンゴムベ
    ルトの固定、成形時には前記ウレタンゴムベルトに隣接
    芯金間に薄肉部を形成しないようにする、請求項9記載
    の履帯。
  16. 【請求項16】 前記固定、成形工程より後に、前記ウ
    レタンゴムベルトを隣接する芯金間で切断して1駒ずつ
    に分割する工程を有する請求項14または請求項15記
    載の履帯の製造方法。
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