JP2002111388A - 正弦波発生回路及びこの回路を用いた振動子の駆動装置 - Google Patents

正弦波発生回路及びこの回路を用いた振動子の駆動装置

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JP2002111388A
JP2002111388A JP2000293252A JP2000293252A JP2002111388A JP 2002111388 A JP2002111388 A JP 2002111388A JP 2000293252 A JP2000293252 A JP 2000293252A JP 2000293252 A JP2000293252 A JP 2000293252A JP 2002111388 A JP2002111388 A JP 2002111388A
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    • H03B28/00Generation of oscillations by methods not covered by groups H03B5/00 - H03B27/00, including modification of the waveform to produce sinusoidal oscillations

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準信号から正弦波出力を生成するには、R
C型のローパスフィルタで行なっていたため、温度変化
があると正弦波に位相差が生じやすかった。 【解決手段】 制御信号D3のみをONすると、抵抗R
6と容量Cの積で定まる時定数でコンデンサCが充電さ
れ、さらに制御信号D4をONにすると、R6とR7の
並列抵抗と容量Cの時定数でコンデンサCの充電が行わ
れる。また制御信号D1のみをONすると、抵抗R4と
容量Cの積で定まる時定数でコンデンサCが放電し、さ
らに制御信号D2をONにすると、R4とR5の並列抵
抗と容量Cの時定数でコンデンサCの放電が行われる。
バッファ手段5の出力OUTが、正弦波となるように,
制御信号生成手段20が各制御信号D1,D2,D3お
よびD4を制御することにより、温度変化の影響を受け
ることなく位相遅れのない精度の高い正弦波出力が得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば角速度センサ
などの振動子を駆動するための駆動信号を生成する正弦
波発生回路に係わり、特に基準信号に対する位相差を小
さくし、且つ高調波成分によるノイズの発生を最小とし
た正弦波発生回路及びこの回路を用いた振動子の駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5Aは従来の正弦波発生回路を示す回
路構成図、同図Bは位相遅れの様子を示す図、図6は従
来の他の正弦波発生回路における正弦波の生成方法の概
念を示し、V1,V2,V3は入力信号、Voは正弦波
出力を示す図である。
【0003】図5Aに示す正弦波発生回路は、演算増幅
手段A1に抵抗Ra,RbおよびコンデンサCa,Cb
を付加したいわゆる電圧ソース型のローパス・フィルタ
として構成されている。前記正弦波発生回路では、演算
増幅手段A1の非反転側の入力端子に矩形波状の基準信
号Vsが与えられると出力端子からは正弦波状の出力信
号Voが出力される。
【0004】一方、図6に示すものでは、元となる矩形
波信号V1と、正方向のパルスについて源信号の立ち上
り時刻および立ち下がり時刻の両端から一定の時間だけ
パルス幅を狭めた第1の基準信号V2と、同様に負方向
のパルス幅を狭めた第2の基準信号V3の3種類の矩形
波が用意され、これらを公知の加算回路(図示せず)で
加算することにより、階段状の擬似的な正弦波出力Vo
を生成するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図5に示
す正弦波発生回路では、基準信号Vsを抵抗とコンデン
サとからなるローパスフィルタを通すものであるため、
回路周辺の温度が変化すると抵抗値とコンデンサの容量
が変動し、出力信号Voに波形の崩れが生じたり、また
は図5Bに示すように温度変化後の出力信号Voが、常
温時の出力信号Voに対して位相の遅れを生じるという
問題がある。特に位相差検出型の角速度センサでは、基
準信号と出力信号との間の位相差に対する許容精度の幅
が狭く、この種の正弦波発生回路としては使用すること
ができない。
【0006】また上記図6に示すものでは、複数の矩形
波を加算して正弦波出力を疑似的な階段状の波形として
生成するものである。よって、この場合の性質上、波形
に立上がりエッジと立下がりエッジとが必ず存在する。
そして、これらは分解能を高めるほど多くなる。よっ
て、前記各エッジにおいてヒゲ状の高調波成分からなる
ノイズNが発生しやすく、他の回路部門にノイズ信号に
よる悪影響を及ぼしやすいという問題がある。
【0007】また図6の回路で生成した出力信号をロー
パスフィルタを通すと、前記高調波成分を除去できるよ
うになるが、上記同様に温度変化に対する位相差の問題
は解消されない。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するための
ものであり、基準信号に対する位相の遅れを最小とした
正弦波発生回路を提供することを目的としている。
【0009】また本発明は、高調波成分によるノイズの
発生を最小にできるようにした正弦波発生回路を提供す
ることを目的としている。
【0010】さらに本発明は、上記正弦波発生回路を用
いた振動子の駆動装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、充放電を行う
コンデンサと、前記コンデンサに所定の充電電流を与え
る充電部と、前記コンデンサから放電電流を放出させる
放電部とからなり、前記コンデンサの電位を可変して出
力信号を生成する正弦波発生回路において、前記充電部
には充電電流の大きさを調整する充電電流調整部が設け
られ、前記放電部には放電電流の大きさを調整する放電
電流調整部が設けられており、前記コンデンサの電位が
正弦波状に変位するように、前記充電電流調整部および
放電電流調整部に複数の制御信号を与える制御信号生成
手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】本発明では、2種類の充電電流と2種類の
放電電流を組み合せてコンデンサの充放電を行なうこと
により、コンデンサの電位を一定の勾配で変位させるこ
とが可能となり、この電位の勾配を合成することにより
疑似的な正弦波を生成することができる。
【0013】上記において、前記制御信号生成手段が、
基準信号を分周する少なくとも1以上の分周回路と、前
記複数の制御信号が切り換わらないように前記分周回路
の出力信号を一定期間休止させる休止期間生成回路と、
前記分周回路および休止期間生成回路から出力される信
号から前記複数の制御信号を所定のタイミングで生成す
る論理回路と、から構成されるものが好ましい。
【0014】本構成では、出力される信号が正弦波に近
似するように前記充電電流および放電電流の切り換えの
タイミングを設定することができる。
【0015】また例え温度変化により抵抗値やコンデン
サの容量が変化したとしても、充電電流および放電電流
の切り換えのタイミングに変動が生じなくなるので、位
相遅れのない精度の高い正弦波を生成することができ
る。
【0016】また前記充電電流調整部および放電電流調
整部が、定電流回路に流れる電流の大きさを調整する複
数の抵抗と、この抵抗の接続の切り換えを行なう切換え
手段とからなり、前記切換え手段が前記制御信号生成手
段によって切り換えられるものが好ましい。
【0017】この場合、前記抵抗とコンデンサの容量と
の積からなる時定数により、コンデンサの電位の勾配が
決定されるものである。
【0018】上記構成では、正弦波の勾配が、充電電流
および放電電流が流れる回路の時定数を切り換えること
により設定することが可能となる。
【0019】さらに、前記充電部および放電部がカレン
トミラー回路で構成されるものである。
【0020】上記構成では、コンデンサの充電電流およ
び放電電流を定電流化することができるため、コンデン
サの電位の変位を一定の勾配とすることができる。
【0021】上記においては、少なくとも正弦波出力の
正方向又は負方向の極値を、所定の電圧値にクランプす
るクランプ回路が設けられているものが好ましい。
【0022】上記構成では、正弦波の正方向または負方
向の極値を一定の値に固定することができるため、正弦
波を一定の振幅に抑えることが可能となる。よって正弦
波をを一定のダイナミックレンジ内に治めることが可能
となる、さらに正弦波の振幅の中心を一定の値に設定す
ることができる。
【0023】また温度変化に応じて、前記充電電流およ
び放電電流の大きさを調整する温度補正手段が設けられ
ているものが好ましい。
【0024】本構成では、充電電流および放電電流を一
定の大きさに固定することが可能となるため、常に一定
振幅の正弦波を得ることができる。
【0025】また、角速度が与えられたときに互いに位
相の異なる出力信号を出力する振動子と、前記出力信号
の振幅極性に応じ前記両出力信号を二値信号に変換する
二値化手段と、前記両二値信号間の位相差を比較して差
信号に対応するパルス信号を出力する位相差検出部と、
前記パルス信号から制御電圧を生成するローパスフィル
タと、前記制御電圧に応じた周波数で発振する電圧制御
発振器と、この電圧制御発振器から出力された基準信号
を分周して所定周波数の分周信号を生成する分周手段
と、前記分周信号から前記振動子の駆動信号を生成する
ドライブ手段と、からなる振動子の駆動装置において、
前記分周手段およびドライブ手段として、上記の正弦波
発生回路を用いることが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。
【0027】図1は、本発明における正弦波発生回路を
示す回路構成図である。図1に示す正弦波発生回路は、
放電部1、充電部2、温度補正手段3、充放電用のコン
デンサC、クランプ手段4、バッファ手段5および制御
信号生成手段20などから構成されている。
【0028】図1に示す実施の形態に示すものでは、放
電部1が、トランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr
4およびTr5からなるカレントミラー回路11と、ト
ランジスタTr7およびTr8からなる放電電流調整部
6とから構成されている。前記トランジスタTr7,T
r8の各ベース端子は、後述する制御信号生成手段20
に接続され、それぞれ制御信号D1,D2が入力され
る。トランジスタTr7,Tr8の各コレクタ端子に
は、抵抗R4,R5がそれぞれ接続され、各エミッタ端
子側はともに接地されている。前記抵抗R4と抵抗R5
の一端は、ともにトランジスタTr6のエミッタ端子に
接続されている。
【0029】充電部2は、前記放電部1とほぼ同様の構
成である。すなわち、充電部2は、トランジスタTr1
1,Tr12,Tr13,Tr14およびTr15から
なるカレントミラー回路12と、トランジスタTr17
およびトランジスタTr18からなる充電電流調整部7
から構成されている。前記トランジスタTr7,Tr8
の各ベース端子は、後述の制御信号生成手段20で生成
される制御信号D3,D4がそれぞれ入力される。前記
トランジスタTr7,Tr8の各コレクタ端子には、そ
れぞれ抵抗R6,R7が接続され、各エミッタ端子側は
ともに接地されている。前記抵抗R6と抵抗R7の一端
は、ともにトランジスタTr16のエミッタ端子に接続
されている。
【0030】図1に※1印で示すように、前記トランジ
スタTr4のコレクタ端子は、トランジスタTr21の
ベース端子およびトランジスタTr22のコレクタ端子
に接続されている。そして、前記トランジスタTr22
のエミッタ端子はグランドに接地されている。同様に※
2印で示すように、前記トランジスタTr14のコレク
タ端子は、トランジスタTr23のコレクタ端子に接続
されている。そして、前記トランジスタTr23のエミ
ッタ端子はグランドに接地されている。ここで、前記ト
ランジスタTr22とTr23とは、ベース端子どうし
が接続され、この接続部に前記トランジスタTr21の
エミッタ端子が接続されている。また前記トランジスタ
Tr22のコレクタ端子とトランジスタTr21のベー
ス端子が接続され、トランジスタTr21のコレクタ端
子は電源Vccに接続されている。すなわち、トランジス
タTr21,Tr22およびTr23はカレントミラー
回路13を構成しており、トランジスタTr22にコレ
クタ電流が流れると、トランジスタTr23にも同じ大
きさのコレクタ電流が流れるものとなっている。
【0031】また前記トランジスタTr23のコレクタ
端子には、コンデンサC、クランプ手段4およびバッフ
ァ手段5が接続されている。前記クランプ手段4は、ト
ランジスタTr24とTr25とから構成されている。
前記トランジスタTr24とTr25は、それぞれはN
PN型およびPNP型のトランジスタからなり、各コレ
クタ端子どうし及びエミッタ端子どうしが互いに接続さ
れ、一方の接続点4aには下限電圧源Vminに接続さ
れ、他方の接続点4bは抵抗R8を介して前記トランジ
スタTr23のコレクタ端子に接続されている。またト
ランジスタTr24とTr25の各ベース端子は、後述
の制御信号生成手段20に接続され、それぞれ制御信号
D5,D6が入力される。
【0032】前記バッファ手段5は、高入力および低出
力インピーダンスを有するものであればよく、一般的に
演算増幅器を使用した電圧フォロアなどから構成されて
いる。そして、このバッファ手段5の出力端子OUTから
正弦波状の出力信号Voが出力される。なお、前記下限
電圧源Vminは、この正弦波発生回路の出力である正弦
波出力信号の下限側の電圧値である。
【0033】温度補正手段3は、前記トランジスタTr
6とトランジスタTr16の互いのベース端子どうしが
接続され、その接続部に抵抗R3を介して可変電圧源V
varを接続したものとして構成されている。前記可変電
圧源Vvarは、温度変化に対し電圧が比例的に変化する
温度センサなどの出力であり、簡易な温度センサとして
例えばトランジスタのベース−エミッタ間電圧を利用す
ることができる。この可変電圧源Vvarにより、トラン
ジスタTr6およびトランジスタTr16に流れるベー
ス電流を温度変化に対応して調整することが可能とな
る。よって、放電部1側のトランジスタTr1,Tr
3,Tr6,抵抗R4およびトランジスタTr7に流れ
る定電流I1と、充電部2側のトランジスタTr11,
Tr13,Tr16,抵抗R6およびトランジスタTr
17に流れる定電流I3を温度変化に応じて調整するこ
とが可能とされている。
【0034】図2は制御信号生成手段の実施の形態を示
す回路構成図、図3は各信号と正弦波出力信号とのタイ
ミングチャート図である。
【0035】制御信号生成手段20は、例えば図2に示
すように第1の分周回路21、第2の分周回路22、休
止期間生成回路23および複数のANDおよびOR回路
などからなる論理回路24とから構成されている。前記
第1の分周回路21は、例えばD型のフリップフロップ
(FF)X1,X2,X3,X4,X5を5段カスケー
ド接続した構成である。初段のフリップフロップX1の
T端子には、正弦波出力信号の基準信号となる矩形波
(ディジタル)状の基準信号Vsが入力される。この第
1の分周回路21に入力された矩形波状の基準信号Vs
は、1/25=1/32分周された分周信号Vrとして
フリップフロップX5のQ端子(Q5)から出力される
(図3のVr(Q5)参照)。
【0036】第2の分周回路22は、D型のフリップフ
ロップ(FF)X9,X10を2段縦続接続した構成で
ある。初段のフリップフロップX9のT端子には、前記
第1の分周回路21の初段のフリップフロップX1の反
転出力Q1バーが入力されている。よって、第2の分周
回路21の出力Q9およびQ10は、それぞれ前記反転
出力Q1バーを1/2および1/4分周した出力であ
る。
【0037】休止期間生成回路23はAND回路31と
D型のフリップフロップX6,X7およびX8とから構
成されている。前記AND回路31の一方の入力端子に
は、前記基準信号Vsが入力され、他方の入力端子には
フリップフロップX7の反転出力Q7バーが入力されて
いる。そして、前記基準信号Vsと反転出力Q7バーと
のAND出力がフリップフロップX6のT端子に入力さ
れると、前記フリップフロップX6の出力Q6は、図3
に示すように前記第1の分周回路21の初段のフリップ
フロップX1の出力Q1に一定の休止期間Δt(時刻t
2−t3区間および時刻t6−t7区間)を含ませた信
号として出力される。
【0038】前記フリップフロップX7およびX8は分
周回路を構成しており、フリップフロップX7のT端子
には、前記第1の分周回路21の第3段目のフリップフ
ロップX3の反転出力Q3バーが入力されている。よっ
て、フリップフロップX7,X8の出力Q7,Q8は、
それぞれ前記反転出力Q3バーを1/2および1/4分
周した出力である。
【0039】前記論理回路24は、複数のAND回路お
よびOR回路など介することにより、前記各フリップフ
ロップX5,X6,X7,X8,X9およびX10の各
出力信号Q5、Q5バー、Q6、Q7、Q8バー、Q9
およびQ10から図3に示すようなタイミングからなる
各制御信号D1,D2,D3,D4,D5およびD6を
生成する。、そして、制御信号生成手段20において生
成された各制御信号D1,D2,D3,D4,D5およ
びD6は、前記トランジスタTr7,Tr8,Tr1
7,Tr18,Tr24およびTr25のベース端子に
それぞれ与えられる。
【0040】以下、本発明の動作と正弦波の生成過程に
ついて説明する。 (放電時)先ず、初期状態(時刻t=t0)において、
コンデンサCの充電電圧VCがフル充電Vmax[V]に充電
されていたとする。
【0041】前記制御信号生成手段20は、前記矩形波
状の基準信号Vsが与えられると、図3に示すような各
制御信号D1,D2,D3,D4,D5およびD6を出
力する。前記制御信号D1,D2,D3,D4,D5お
よびD6のうち、最も早期にHレベル信号となるには、
制御信号D1である。
【0042】今、時刻t1において、制御信号D1がL
レベル信号からHレベル信号に切り換えられたとする。
この制御信号D1が放電部1のトランジスタTr7のベ
ース端子に与えられると、トランジスタTr7がON状
態に設定されるため、トランジスタTr1,Tr3,T
r6、抵抗r4およびトランジスタTr7に定電流I1
が流れる。なお、定電流I1の大きさは、主に電源電圧
Vccと抵抗R4により決定される。
【0043】またカレントミラー回路11では、トラン
ジスタTr2、Tr4およびTr22に定電流I2が流
れるが、この定電流I2の大きさは前記定電流I1と同
じ大きさとなる(I2=I1)。ただし、充電部2では
トランジスタTr17およびTr18が共にOFF状態
であるため、図中の定電流I3および定電流I4はとも
に流れない。
【0044】このときカレントミラー回路13では、定
電流I2が流れてトランジスタTr21がON状態とな
るため、トランジスタTr23のベース端子にベース電
流Ibが流れ込みトランジスタTr23がON状態に設
定される。ところが、上述の通り定電流I4はI4=0
である。このため、コンデンサCに蓄積されていた電荷
が、前記トランジスタTr23を介して放出されるた
め、コンデンサCからトランジスタTr23の方向に放
電電流IDが流れる。よって、図3の正弦波出力に示す
ように、時刻t1から徐々にコンデンサCの電位(Vma
x[V])が下降しはじめる。
【0045】ここで正弦波出力の勾配(コンデンサの電
位の勾配)θ1は、コンデンサCの静電容量と放電電流
Dより定まるが、放電電流IDはトランジスタTr23
に流れ込むベース電流Ibの大きさに比例する。またベ
ース電流Ib自体は、定電流I2の大きさに依存する。
さらに定電流I2の大きさは、定電流I2の大きさを定
電流I1の大きさと等量に設定するというカレントミラ
ー回路11の性質より、定電流I1の大きさを決定する
抵抗R4に基づいて定められる。つまり、正弦波出力の
勾配θ1は、放電部1の抵抗R4とコンデンサCの容量
の積で示される時定数C・R4で決定することができ
る。なお、この勾配θ1は次に制御信号D2が切り換わ
る時刻t2まで維持される。よって、正弦波出力信号V
oは、時刻t1−t2間が勾配θ1にしたがうものとな
る。
【0046】次に、時刻t2において、制御信号D1に
引き続き制御信号D2がHレベル信号に切り換えられる
と、トランジスタTr7およびトランジスタTr8がO
N状態に設定される。これにより、トランジスタTr6
のエミッタ端子とグランドとの間では抵抗R4に抵抗R
5が並列接続された状態となる。このため、前記定電流
I1の大きさは電源電圧Vccと並列抵抗R4・R5/
(R4+R5)により決定され、その大きさが増大させ
られる。よって、トランジスタTr23のベース端子に
流れ込むベース電流Ibが増加するため、前記コンデン
サCの放電電流IDを増大させることができる。すなわ
ち、時刻t2以後の正弦波出力の勾配θ2を前記勾配θ
1に比べ大きく設定することができる。なお、前記勾配
θ2の状態は次に制御信号D2がLレベルに切り換わる
時刻t3まで維持される。よって、正弦波出力信号Vo
は、時刻t2−t3間が勾配θ2にしたがうものとな
る。
【0047】次に、時刻t3において、制御信号D2が
Lレベル信号に切り換えられると、トランジスタTr8
はOFF状態に設定される。よって、前記時刻t1−t
2間同様の状態に設定されるため、正弦波出力Voの勾
配をθ1に戻すことができ、この状態が時刻t4まで維
持される。よって、時刻t3−t4の間では、コンデン
サCの電位が勾配θ1にしたがう。
【0048】時刻t4では、制御信号D1がLレベル信
号に切り換えられる。よって、トランジスタTr7がO
FF状態となるため、定電流I1,I2が共に遮断され
トランジスタTr21,Tr23がOFFに切り換えら
れる。よって放電電流IDが遮断状態となるため、コン
デンサCがある電位Vcに設定される。また時刻t4で
は、制御信号D5において正論理のパルス信号が出力さ
れ、制御信号D6においては負論理のパルス信号が出力
される。これによりクランプ手段4のトランジスタTr
24およびTr25が同時にON状態に設定される。
【0049】前記クランプ手段4の接続点4aには、下
限電圧源Vminが接続されている。よって、前記コンデ
ンサCの電位Vcが前記下限電圧源Vminの電圧よりも
高い場合(Vc>Vmin)には、コンデンサCから抵抗
R8およびトランジスタTr24を介して下限電圧源V
minの方向に放電電流ID1が流れ、コンデンサCの電位
を下限電圧源Vminと同電位とすることができる。また
前記コンデンサCの電位Vcが前記下限電圧源Vminの
電圧よりも低い場合(Vc<Vmin)には、下限電圧源
VminからトランジスタTr25および抵抗R8を介し
てコンデンサCの方向に充電電流IC1が流れるため、コ
ンデンサCの電位を下限電圧源Vminと同電位とするこ
とができる。すなわち、正弦波出力Voの負方向の極値
(電位Vc)が、下限電圧源Vminよりも高い状態およ
び低い状態のいずれにおいても、常に正弦波出力Voの
負方向の極値を下限電圧源Vminに設定することができ
る。このため、正弦波出力Voは、下限電圧源Vminを
基準に振幅として生成することができるため、常に正弦
波出力Voを一定のダイナミックレンジ内に納めること
が可能となる。なお、前記放電電流ID1又は充電電流I
C1が流れるのときの時定数は、コンデンサCの容量と抵
抗R8との積C・R8となるため、抵抗R8を適度な大
きさに設定しておくことにより、瞬時にコンデンサCの
電位を下限電圧源Vminに設定することが可能である。
【0050】(充電時)次に時刻t5では、制御信号生
成手段20が制御信号D3のみをHレベル信号に切り換
える。これにより、トランジスタTr17のみがON状
態に設定され、トランジスタTr7,Tr8,Tr1
8,Tr24およびTr25はOFF状態が維持され
る。よって、充電部2のトランジスタTr11,Tr1
3,Tr16、抵抗R6およびトランジスタTr17に
定電流I3が流れる。なお、この定電流I3の大きさ
は、電源電圧Vccと抵抗R6により決定される。そし
て、充電部2のカレントミラー回路12を構成するトラ
ンジスタTr12およびTr14には、前記定電流I3
と同じ大きさの定電流I4が流れる。また放電部1では
前記定電流I1,I2は流れないため、カレントミラー
回路13の全てのトランジスタTr21,Tr22およ
びTr23がOFF状態に設定される。なお、クランプ
手段4のトランジスタTr24およびTr25もOFF
状態に設定される。よって、前記定電流I4は、全てコ
ンデンサCに充電電流ICとして流れ込み、コンデンサ
Cを充電しはじめる。このため、図3の正弦波出力Vo
に示すように、時刻t5から徐々にコンデンサCの電位
が上昇しはじめる。
【0051】このときの時定数は、上記同様にコンデン
サCと抵抗R6の積C・R6で決定されるため、時刻t
5以後の正弦波出力Voの勾配θ3が前記時定数C・R
6に従うものとすることができ、このような状態は次に
制御信号D4が切り換わる時刻t6まで維持される。
【0052】時刻t6では、制御信号D4がHレベル信
号に切り換えられるため、トランジスタTr17に引き
続きトランジスタTr18がON状態に設定させられ
る。よって、充電部2のトランジスTr16のエミッタ
端子とグランドとの間は、抵抗R6に抵抗R7が並列接
続された状態となる。このため定電流I3は、電源電圧
Vccと並列抵抗(R6・R7/(R6+R7))で決定
されて増大する。よって、カレントミラー回路12を流
れる定電流I4が増加し、コンデンサCの充電電流IC
も増大させられるため、時刻t5からの正弦波出力Vo
の勾配はθ4に設定される。ここでの時定数は、上記同
様にコンデンサCと前記並列抵抗(R6・R7/(R6
+R7))との積C・(R6・R7/(R6+R7))
で決定することができる。よって、時刻t6からの正弦
波出力Voの勾配θ4は、時刻t5−t6間の勾配θ3
に比べ大きくなるように設定することができる(θ4>
θ3)。そして、正弦波出力Voは、次に制御信号D4
がLレベルに切り換わる時刻t7まで前記勾配θ4に基
づいて生成され、時刻t6−t7の間では、コンデンサ
Cの電位が勾配θ4にしたがって上昇する。
【0053】時刻t7では、制御信号D4のみがLレベ
ル信号に切り換えられ、制御信号D3はHレベル信号が
維持される。よって、トランジスタTr17がON状
態、トランジスタTr18がOFF状態に設定され、こ
の状態は時刻t5−t6間の場合と同様となるので正弦
波出力の勾配はθ3となる。そして、正弦波出力Vo
は、次の時刻t8まで前記勾配θ3に基づいて生成され
る。よって、時刻t7−t8の間では、コンデンサCの
電位が勾配θ3にしたがって上昇する。
【0054】次に時刻t8では、制御信号D3がLレベ
ル信号に切り換えられる。このため、トランジスタTr
17及びTr18がOFF状態に設定され、定電流I3
が遮断させられる。よって、コンデンサCに流れ込む充
電電流IC(定電流I4)がカットされるため、コンデ
ンサCの電位VCは正弦波出力Voの最大値であるVmax
[V]に設定される。そして、時刻t9に至ったところ
で、正弦波出力Voの一周期分が生成が完了する。
【0055】上記においては、抵抗R4と抵抗R6とを
同じ大きさの抵抗値(R4=R6)とすることにより、
放電時(時刻t1−t2間、時刻t3−t4間)の勾配
θ1と充電時(時刻t5−t6間、時刻t7−t8間)
の勾配θ3と一致させることができる(θ1=θ3)。
さらに抵抗R5と抵抗R7とを同じ大きさの抵抗値(R
5=R7)とすることにより、放電時(時刻t2−t3
間)の勾配θ2と充電時(時刻t6−t7間)の勾配θ
4を一致させることができる(θ2=θ4)。これによ
り、均整のとれた正弦波出力Voを生成することが可能
となる。
【0056】また上記においては、接続点4aが下限電
圧源Vminに接続されている場合を示したが、本発明は
これに限られるものではなく、正弦波出力Voの上限側
の電圧である上限電圧源Vmaxに接続されていてもよ
い。ただし、この場合には、上記制御信号D5およびD
6がパルス信号を出力するのは時刻t4ではなく、時刻
t8となるとき、すなわち正弦波出力Voが正方向の極
値をとる時刻が好ましい。これにより、正弦波出力Vo
の正方向の極値を上限電圧源Vmaxに設定することがで
きる。よって、正弦波出力Voは上限電圧源Vmaxを基
準に振幅が生成されるため、下限電圧源Vminを基準と
する場合同様に正弦波出力Voを常に一定のダイナミッ
クレンジ内に納めることが可能となる。
【0057】上記正弦波発生回路では、正弦波出力Vo
を、基準信号Vsから生成した時間軸が正確な各制御信
号D1,D2,D3,D4,D5およびD6によって生
成することができる。よって、例えば温度変化が生じて
各抵抗値やコンデンサCの容量に変化が生じたとして
も、正弦波出力Voに位相遅れを生じることがない。
【0058】また図3に示すように、上記正弦波発生回
路では、正弦波出力Voが正方向から負方向に切り換わ
る近傍の時刻(時刻t2−t3区間)および負方向から
正方向に切り換わる近傍の時刻(時刻t6−t7区
間)、すなわち休止期間Δtにおいては、正弦波出力V
oの振幅の中点付近を直線近似して正弦波出力を生成し
ている。そして、この休止期間Δt内は、各制御信号D
1ないしD6の切り換えを行なわないように設定されて
いる。よって、少なくとも休止期間Δt内は各トランジ
スタのスイッチング動作を停止させることができるた
め、不要なノイズ、特に高調波成分からなるノイズの発
生を防止することができる。よって、他の回路部門にノ
イズによる悪影響を及ぼすことがない。
【0059】上記のように生成された正弦波出力Vo
は、バッファ手段5を介して外部に出力される。そし
て、前記正弦波出力Voは、必要に応じ増幅手段を介し
て信号増幅がなされ、例えば角速度センサの振動子を駆
動するドライブ信号として使用される。
【0060】図4は上記正弦波発生回路の実施形態とし
て、角速度センサ用の振動子の駆動装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0061】図4に示す角速度センサでは、感知手段
(センサ)としての振動子51と、この振動子51を所
定の駆動周波数からなるドライブ信号SDで振動駆動さ
せるための駆動制御部50、振動子51から出力される
角速度の検出を行なうための検出制御部などから構成さ
れている。
【0062】前記振動子51は、例えば圧電型の振動子
又は静電容量型の振動子などであり、長手方向に延びる
振動子51の一方の先端には分岐形成された複数の振動
脚(例えば3脚)を有するものである。各振動脚の一方
(Y1側)の面内には、長手方向(Z方向)に延びる入
力電極aがそれぞれ形成されており、他方(Y2側)の
面内には一対の出力電極c,dが形成されている。前記
振動子51では、各振動脚の各入力電極aに前記ドライ
ブ信号SDがドライブ手段57より与えられると、振動
脚が並ぶ方向(X方向)に各振動脚が振動駆動させられ
る。この状態で前記振動子51が、長軸Oを中心とする
軸回りに置かれると、回転の大きさに応じて生じるコリ
オリ力により前記振動子51が振動方向(X方向)と直
交方向(Y方向)に撓み変形させられる。この変形によ
り、振動子51に形成されている他方の面に形成された
一対の出力電極c,dからそれぞれ位相の異なる出力信
号Sc,Sdが前記コリオリ力の大きさに応じ出力され
る。
【0063】上記駆動制御部50では、振動子51が二
値化手段52と、位相検出部53、ローパスフィルタ
(LPF)54,VCO(電圧制御発振器)55、分周
器56とからなるPLL(フェーズロックループ)とド
ライブ手段57により駆動される。前記ドライブ手段5
7から振動子51に正弦波状のドライブ信号SDが与え
られると、振動子51の検出電極c,dからも正弦波状
の出力信号Sc,Sdが出力される。そして、前記振動
子51が回転系に置かれると、前記出力信号ScとSd
との間には回転により生じたコリオリ力に相当する位相
差が発生する。
【0064】前記二値化手段52では、振動子51の出
力信号(正弦波出力)Sc,Sdが所定のスレッショル
ド電圧を基準に二値信号Dc,Ddに変換される。な
お、前記駆動制御部50では、出力信号Sc,Sdがス
レッショルド電圧を交差するタイミングの前後の期間に
上記休止期間Δtが設けられる。よって、駆動制御部5
0で生成される正弦波出力Voおよび前記二値信号D
c,Ddに不要な高調波成分を含むノイズが混入される
ことが防止されている。
【0065】位相差検出部53では、前記二値信号D
c,DdとVCO55から出力される基準信号Vsを分
周器56で分周した分周信号Vrとがそれぞれ位相比較
され、位相差をパルス状の差信号として出力する。前記
パルス状の差信号は、LPF54において直流化(積分
と高周波成分の遮断)され、VCO制御電圧としてVC
O55の制御端子(図示せず)に与えられる。VCO5
5は、一定の自走周波数を持ち、前記VCO制御電圧が
与えられると、前記VCO制御電圧を基にVCO55が
発振周波数を調整し、前記二値信号Dc,Ddの位相差
に相当する時間幅の中点にロックする前記基準信号Vs
を出力する。これにより、振動子51への入力信号であ
るドライブ信号SDが、常に振動子51の正弦波状の出
力信号(出力信号ScとSdの位相差に相当する時間幅
の中点)にロックするように駆動される。
【0066】ここで分周器56は、VCO55の発振周
波数を振動子51の駆動周波数まで分周する能力を有す
るものであり、上記図2に示す第1の分周回路21によ
り構成することが可能である。また前記ドライブ手段5
7には、上記図1に示す正弦波発生回路を用いることが
でき、VCO55から出力される基準信号Vsから正弦
波出力Voを生成する。さらにドライブ手段57では、
前記正弦波出力Voを増幅することによりドライブ信号
SDの生成を行なう。
【0067】よって、この角速度センサでは、分周器5
6をPLLの構成要素として使用するだけでなく、振動
子51に正弦波出力Voを与えるためのドライブ手段5
7を構成する一要素として使用することができる。
【0068】そして、このような正弦波発生回路を用い
ることにより、精度の高いドライブ信号SDを生成する
ことができ、出力信号Sc,Sd間に生じる位相差に相
当する時間幅を確実に検出することができるようにな
る。そして、位相差に相当する時間を積分平滑すること
により、精度の高い角速度出力を得ることができる。
【0069】なお、上記においては正弦波を生成する実
施形態を示したが、制御信号生成手段の制御信号を様々
に組み合せることにより、その他の波形(例えば三角
波、台形波など)を生成することも可能である。
【0070】さらに、前記制御信号生成手段をマイコン
制御で構成してもよい。この場合、ソフトウエアによ
り、任意に各制御信号を生成することが可能である。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、位相遅れ
の無い精度の高い正弦波を生成することができる。
【0072】また、正弦波の切り換えのタイミングの前
後に一定の休止期間を設けることが可能となるため、正
弦波出力に高調波成分からなるノイズが含まれることを
防止することができる。
【0073】さらに角速度センサに上記正弦波発生回路
を使用することにより、振動子を高い精度で駆動するこ
とができる。よって、精度の高い角速度を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における正弦波発生回路を示す回路構成
図、
【図2】制御信号生成手段の実施の形態を示す回路構成
図、
【図3】各信号と正弦波出力信号とのタイミングチャー
ト図、
【図4】正弦波発生回路の実施形態として、角速度セン
サ用の振動子の駆動装置の構成を示すブロック図、
【図5】従来の正弦波発生回路を示す回路構成図、
【図6】従来の他の正弦波発生回路における正弦波の生
成方法の概念を示す図、
【符号の説明】
1 放電部 2 充電部 3 温度補正手段 4 クランプ手段 5 バッファ手段 11,12,13 カレントミラー回路 20 制御信号生成手段 21 第1の分周回路 22 第2の分周回路 23 休止期間生成回路 24 論理回路 50 駆動制御部 51 振動子 52 二値化手段 53 位相検出部 54 ローパスフィルタ(LPF) 55 VCO(電圧制御発振器) 56 分周器 57 ドライブ手段 C コンデンサ D1,D2,D3,D4,D5,D6 制御信号 I1,I2,I3,I4 定電流 IC 充電電流 ID 放電電流 VCC 電源電圧 Vmin 下限電圧源 Vmax 上限電圧源 Vs 基準信号 Vo 正弦波出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 大輔 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 鈴木 裕久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西村 正明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2F105 BB03 CC04 CD02 CD06 CD11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充放電を行うコンデンサと、前記コンデ
    ンサに所定の充電電流を与える充電部と、前記コンデン
    サから放電電流を放出させる放電部とからなり、前記コ
    ンデンサの電位を可変して出力信号を生成する正弦波発
    生回路において、 前記充電部には充電電流の大きさを調整する充電電流調
    整部が設けられ、前記放電部には放電電流の大きさを調
    整する放電電流調整部が設けられており、前記コンデン
    サの電位が正弦波状に変位するように、前記充電電流調
    整部および放電電流調整部に複数の制御信号を与える制
    御信号生成手段が設けられていることを特徴とする正弦
    波発生回路。
  2. 【請求項2】 前記制御信号生成手段が、基準信号を分
    周する少なくとも1以上の分周回路と、前記複数の制御
    信号が切り換わらないように前記分周回路の出力信号を
    一定期間休止させる休止期間生成回路と、前記分周回路
    および休止期間生成回路から出力される信号から前記複
    数の制御信号を所定のタイミングで生成する論理回路
    と、から構成される請求項1記載の正弦波発生回路。
  3. 【請求項3】 前記充電電流調整部および放電電流調整
    部が、定電流回路に流れる電流の大きさを調整する複数
    の抵抗と、この抵抗の接続の切り換えを行なう切換え手
    段とからなり、前記切換え手段が前記制御信号生成手段
    によって切り換えられる請求項1又は2に記載の正弦波
    発生回路。
  4. 【請求項4】 前記抵抗とコンデンサの容量との積から
    なる時定数により、コンデンサの電位の勾配が決定され
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の正弦波発生回
    路。
  5. 【請求項5】 前記充電部および放電部がカレントミラ
    ー回路で構成される請求項1ないし4のいずれかに記載
    の正弦波発生回路。
  6. 【請求項6】 少なくとも正弦波出力の正方向又は負方
    向の極値を、所定の電圧値にクランプするクランプ回路
    が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の
    正弦波発生回路。
  7. 【請求項7】 温度変化に応じて、前記充電電流および
    放電電流の大きさを調整する温度補正手段が設けられて
    いる請求項1ないし6のいずれかに記載の正弦波発生回
    路。
  8. 【請求項8】 角速度が与えられたときに互いに位相の
    異なる出力信号を出力する振動子と、前記出力信号の振
    幅極性に応じ前記両出力信号を二値信号に変換する二値
    化手段と、前記両二値信号間の位相差を比較して差信号
    に対応するパルス信号を出力する位相差検出部と、前記
    パルス信号から制御電圧を生成するローパスフィルタ
    と、前記制御電圧に応じた周波数で発振する電圧制御発
    振器と、この電圧制御発振器から出力された基準信号を
    分周して所定周波数の分周信号を生成する分周手段と、
    前記分周信号から前記振動子の駆動信号を生成するドラ
    イブ手段と、からなる振動子の駆動装置において、前記
    分周手段およびドライブ手段として、請求項1ないし7
    記載のいずれかに記載の正弦波発生回路を用いた振動子
    の駆動装置。
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