JPH07297641A - クロック発振器 - Google Patents

クロック発振器

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JPH07297641A
JPH07297641A JP6108982A JP10898294A JPH07297641A JP H07297641 A JPH07297641 A JP H07297641A JP 6108982 A JP6108982 A JP 6108982A JP 10898294 A JP10898294 A JP 10898294A JP H07297641 A JPH07297641 A JP H07297641A
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JP
Japan
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voltage
converter
waveform
output
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP6108982A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kamabuchi
尚 釜淵
Koichi Hayashi
康一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロック発振器において、温度変化が大きい
環境においても、デューティ比の一定した、精度の高い
クロック波形が得られるようにする。 【構成】 水晶振動子1、抵抗2、コンデンサ3、コン
デンサ4および増幅器5により構成される発振回路6の
出力波形は変換器7に入力され、矩形波が出力される。
変換器7の出力波形はローパスフィルタ10に入力され
る。電源電圧Vccを抵抗11、抵抗12によって分圧す
ることにより、変換器7の出力波形のHiレベルとLo
レベル間の一定電圧Vcを生じさせる。ローパスフィル
タ10の出力と一定電圧Vcは、コンデンサ15を帰還
抵抗として持つ増幅器14に入力される。この増幅器1
4の出力を抵抗16を通して増幅器5の入力に帰還さ
せ、ローパスフィルタ10の出力電圧と一定電圧Vcが
一致するように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル回路に必要とさ
れるクロック発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック発振器の例を図5に示
す。水晶振動子1、抵抗2、コンデンサ3、コンデンサ
4、そして増幅器5により発振回路6が構成されてい
る。この発振回路6の出力波形を変換器7に入力し、変
換器7において入力波形を矩形波に変換することにより
クロック波形を得ている。現在ではデジタル回路の高速
化が進み、クロック波形の立ち上がり、立ち下がりを使
い、デジタル回路を動作させることが多くなった。この
ような用途においては、クロック波形のデューティ比が
50:50で一定していることが望ましい。
【0003】従来のクロック発振器では発振回路6内の
増幅器5や、変換器7のクロック波形を形成する回路に
おける回路素子のバラツキにより、クロック波形のデュ
ーティ比が目的とする比にならないことがある。そのた
め、回路素子のバラツキによるデューティ比のずれを補
正するように、スレッショルド電圧を調整しているクロ
ック発振器もある。(特開昭63ー191404号公報
参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温度変
化の大きい環境において、デューティ比が常に一定し
た、精度の高いクロック波形が要求される場合には、従
来のクロック発振器では温度ドリフトによりスレッショ
ルド電圧が変動してしまい、回路素子のバラツキの補正
をおこなう回路構成においてでも、デューティ比の安定
したクロック波形を得ることは難しい。
【0005】そこで、本発明の目的は温度変化が大きい
環境においても、常にデューティ比の一定した、精度の
高いクロック波形を得ることができるクロック発振器を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では一定の周波数のクロック波形を出力す
るクロック発振器において、振動子と増幅器からなる発
振回路と、前記発振回路からの出力波形を矩形波に変換
する変換器と、前記変換器の矩形波出力波形を平均化す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタ出力と前
記変換器の矩形波出力波形のHiレベルとLoレベルの
間の一定電圧とを入力とし、両者の電圧レベルが一致す
るように前記発振回路内の振動子の出力波形の直流電圧
成分を変化させる帰還回路又は前記変換器のスレッショ
ルド電圧を変化させる帰還回路とを備えたことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、クロック発振器のクロック波
形をローパスフィルタにより平均化した電圧はクロック
波形のデューティ比に比例することから、この平均化し
た電圧を一定に保つように帰還をかけることによって、
温度変化の大きい環境においても、常にデューティ比の
一定した、精度の高いクロック波形を得ることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明のクロック発振器の一実施例を
図1により説明する。図1はクロック発振器の回路構成
を示している。水晶振動子1、抵抗2、コンデンサ3、
コンデンサ4、そして増幅器5により発振回路6が構成
されている。発振回路6の出力波形は変換器7に入力さ
れ、変換器7では入力された波形を矩形波に変換して出
力している。この変換器7の出力波形は抵抗8とコンデ
ンサ9からなるローパスフィルタ10に入力され、ロー
パスフィルタ10では入力波形を平均化し、出力してい
る。一方、電源電圧Vccを抵抗11、抵抗12により分
圧することによって一定電圧Vcを生じさせている。一
定電圧Vcは図2のように変換器7の出力波形のHiレ
ベルVOHとLoレベルVOLの中間の電圧に設定してい
る。
【0009】ローパスフィルタ10の出力と一定電圧V
cは、コンデンサ15を帰還抵抗として持ち積分動作を
おこなう増幅器14に入力される。増幅器14では入力
されたローパスフィルタ10の出力電圧と一定電圧Vc
の間に偏差があると、出力電圧に変化が生じる。この増
幅器14の出力を抵抗16を通して増幅器5の入力に接
続し、図3のように増幅器5の出力波形の直流電圧成分
VdをVd'に変化させることにより、ローパスフィルタ
10の出力電圧と一定電圧Vcが一致するように制御さ
れる。ローパスフィルタ10からの平均化された出力電
圧は、クロック波形のデューティ比に比例することか
ら、増幅器14により帰還制御することによって、一定
電圧Vcを変換器7の出力波形のHiレベルとLoレベ
ルの中間の電圧に設定したときには、図4に示すように
変換器7の出力波形、すなわちクロック波形のデューテ
ィ比t1:t2は50:50の一定に保たれる。
【0010】上記のように構成した本実施例によれば、
変換器7のスレッショルド電圧に温度ドリフト変動が生
じても、またクロック波形を形成するための増幅器5や
変換器7の回路素子にバラツキがあっても、クロック波
形出力のデューティ比を一定に保つための増幅器14に
より帰還がかけられ、その作用により常にデューティ比
の一定したクロック波形を得ることができる。また、ク
ロック波形のデューティ比は、一定電圧Vcを変換器7
の出力波形のHiレベルとLoレベルの間に設定するこ
とにより、任意のデューティ比を得ることができる。本
実施例では、この一定電圧VcをHiレベルとLoレベ
ルの中間の電圧、すなわち(VOH+VOL)/2とした。
そのため、クロック波形のデューティ比t1:t2は5
0:50となっている。
【0011】また、本実施例で抵抗16を通した増幅器
14の出力は、増幅器5の入力に接続されているが、こ
の代わりに変換器7の入力に接続し、本実施例では一定
となっている変換器7のスレッショルド電圧を変化させ
ることによっても、ローパスフィルタ10の出力電圧と
一定電圧Vcが一致するように制御することができ、そ
の結果、デューティ比の一定したクロック波形を得るこ
とができる。
【0012】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
その要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施でき
る。例えば、変換器7からの出力を通すローパスフィル
タ10は抵抗8とコンデンサ9により構成されている
が、増幅器を用いた高次のものであっても、もちろん問
題はない。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のクロッ
ク発振器によれば、簡易な部品構成による回路を従来の
クロック発振器に付加することにより、温度変化の大き
い環境においても、常にデューティ比の一定した、精度
の高いクロック波形を得ることができるので、適応され
る装置の精度を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のクロック発振器の回路図
である。
【図2】 本実施例での一定電圧Vcの電圧レベルを示
す図である。
【図3】 本実施例での帰還回路の作用による発振回路
出力波形の変化を示す図である。
【図4】 本実施例でのクロック波形出力のデューティ
比を示す図である。
【図5】 従来のクロック発振器の回路図である。
【符号の説明】
1 水晶振動子 5 増幅器 6 発振回路 7 変換器 10 ローパスフィルタ 13 一定電圧源 14 増幅器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の周波数のクロック波形を出力する
    クロック発振器において、振動子と増幅器からなる発振
    回路と、前記発振回路からの出力波形を矩形波に変換す
    る変換器と、前記変換器の矩形波出力波形を平均化する
    ローパスフィルタと、前記ローパスフィルタ出力と前記
    変換器の矩形波出力波形のHiレベルとLoレベルの間
    の一定電圧とを入力とし、両者の電圧レベルが一致する
    ように前記発振回路内の振動子の出力波形の直流電圧成
    分を変化させる帰還回路とを備えたことを特徴とするク
    ロック発振器。
  2. 【請求項2】 一定の周波数のクロック波形を出力する
    クロック発振器において、振動子と増幅器からなる発振
    回路と、前記発振回路からの出力波形を矩形波に変換す
    る変換器と、前記変換器の矩形波出力波形を平均化する
    ローパスフィルタと、前記ローパスフィルタ出力と前記
    変換器の矩形波出力波形のHiレベルとLoレベルの間
    の一定電圧とを入力とし、両者の電圧レベルが一致する
    ように前記変換器のスレッショルド電圧を変化させる帰
    還回路とを備えたことを特徴とするクロック発振器。
  3. 【請求項3】 前記一定電圧が前記変換器の出力のHi
    レベルとLoレベルの中間の電圧である請求項1又は請
    求項2に記載のクロック発振器。
JP6108982A 1994-04-25 1994-04-25 クロック発振器 Pending JPH07297641A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1638203A1 (en) * 2004-09-21 2006-03-22 Dialog Semiconductor GmbH Oscillator with controlled duty cycle
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