JP4421754B2 - 位相比較回路及びこの位相比較回路を用いたpll回路並びにこのpll回路を用いた振動子の駆動装置 - Google Patents

位相比較回路及びこの位相比較回路を用いたpll回路並びにこのpll回路を用いた振動子の駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、安定して位相差を検出する位相比較回路、及び発振周波数を高精度で制御できるようにした位相比較回路を用いたPLL回路並びにこのPLL回路を用いた振動子の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の振動子を用いた駆動装置においては、前記振動子の駆動信号の周波数を振動子の共振周波数に一致させるのが一般的である。この場合、駆動周波数が変動しやすい前記共振周波数に追従するように、駆動制御系の回路にPLL(フェーズ・ロックド・ループ)が採用されており、例えば特願平11−316667号に記載されている。
【0003】
前記特願平11−316667号に記載されたPLL回路では、振動子の駆動制御系が構成され、振動子から2系統の二値信号D1,D2が検出される。前記2系統の二値信号D1,D2は、電圧制御発振器(VCO)から出力される発振信号を分周した参照信号DrefとEXor回路でそれぞれ比較される。前記EXor回路は、前記二値信号D1,D2の周波数をそれぞれ逓数倍(例えば、2倍)した周波数からなるEX1信号,EX2信号(位相差信号)を生成する。なお、前記EX1信号,EX2信号は、振動子がある回転系に置かれたときに、前記振動子に生じたコリオリ力を両信号間の位相差成分として含むものである。前記EX1信号,EX2信号は、加算器で加算された後にローパスフィルタ(積分平滑手段)で積分平滑されることにより、三角波状の制御電圧とされる。前記制御電圧は、電圧制御発振器(VCO)に与えられ、これによりVCOの発振周波数の調整が行われる。なお、振動子の駆動信号は、ドライブ手段において前記発振周波数に基づく正弦波状の信号として生成され、前記振動子に与えられる。
【0004】
前記PLL回路では、振動子の共振周波数が温度変化などに起因して変動すると、それに応じて前記制御電圧が増減させられる。すなわち、VCOの発振周波数が変動後の共振周波数に追従するように動作し、常にドライブ手段から出力される駆動信号の周波数が振動子の共振周波数にロックするように駆動される。
【0005】
なお、前記EXor回路で生成されたEX1信号,EX2信号の一部は、他のローパスフィルタでそれぞれ積分平滑され、これらが差動増幅されることにより振動子に生じた角速度が検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記ローパスフィルタでは、EXor回路で生成されたEX1信号,EX2信号の振幅の基準(中心)が前記中点電位Vcc/2に一致するとは必ずしも限らない。
【0007】
すなわち、PLL回路内のEXor回路で比較される二値信号D1,D2の振幅の基準と前記参照信号Drefの振幅の基準とが一致しない場合には、EX1信号,EX2信号の振幅の中心点が中点電位Vcc/2からずれる場合がある。
【0008】
また前記EX1信号,EX2信号は、通常は電源電圧Vccの近傍までフルスイングするものであるが、わずかな温度変化などがあると前記EX1信号,EX2信号の振幅量に変動が生じやすくなる。
【0009】
このような場合、前記ローパスフィルタでは、EX1信号,EX2信号の積分平滑化が不正確なものとなり、正しい制御電圧が生成されなくなる。よって、PLLが不安定となり、前記VCOの発振周波数並びに参照信号の周波数がずれるため、振動子を高精度で駆動することができなくなるという問題が生じる。
【0010】
本発明は上記従来の問題を解決するためのものであり、位相比較後の信号の振幅変動を抑えた位相比較回路を提供することを目的としている。
【0011】
また本発明は、ローパスフィルタで積分平滑する前の位相差信号(EX1,EX2信号)の振幅の変動を防止して、高精度で駆動できるようにした位相比較回路を用いたPLL回路を提供することを目的としている。
【0012】
さらに本発明は、振動子の駆動信号の周波数が変動する振動子の共振周波数に高精度に追従することができるようにしたPLL回路を使用した振動子の駆動装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、入力される2つの二値信号間の位相差を検出する位相比較回路であって、
前記二値信号を逓数倍した信号を生成するEXor手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を一の方向に越えたときに所定の上限電圧を出力する第1のバッファ手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を他の方向に越えたときに所定の下限電圧を出力する第2のバッファ手段および前記逓数倍した信号の振幅に基づいて前記第1のバッファ手段と第2のバッファ手段との切り換えを行なう切換え手段とをそれぞれ備えた第1および第2の比較部と、
前記所定の上限電圧および下限電圧を生成する基準電圧生成手段と、
前記第1の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号と、前記第2の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号とを加算する加算手段と、前記両位相差信号を加算した信号を積分平滑して出力する積分平滑手段、とからなることを特徴とするものである。
【0014】
上記発明では、位相差信号の振幅の立ち上がり時には第1のバッファ手段が上限電圧に設定し、振幅の立ち下がり時には第2のバッファ手段が下限電圧に設定するため、常に位相差信号を一定の振幅とすることができる。よって、積分平滑手段では、前記位相差信号に基き精度の高い制御信号を生成することができる。
【0015】
また本発明は、基準となる参照信号に対し、第1の二値信号と第2の二値信号との間の位相差成分を制御信号として検出する位相比較回路と、前記制御信号に応じた発振周波数を出力する電圧制御発振器と、前記発振周波数を分周して前記参照信号を生成する分周手段とからなるPLL回路において、
前記位相比較回路が、前記第1又は第2の二値信号を逓数倍した信号を生成するEXor手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を一の方向に越えたときに所定の上限電圧を出力する第1のバッファ手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を他の方向に越えたときに所定の下限電圧を出力する第2のバッファ手段および前記逓数倍した信号の振幅に基づいて前記第1のバッファ手段と第2のバッファ手段との切り換えを行なう切換え手段とをそれぞれ備えた第1および第2の比較部と、
前記所定の上限電圧および下限電圧を生成する基準電圧生成手段と、
前記第1の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号と、前記第2の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号とを加算する加算手段と、からなることを特徴とするものである。
【0016】
上記PLL回路では、位相比較手段が第1の二値信号と第2の二値信号間の位相差成分を精度の高い制御信号として出力するため、電圧制御発振器の発振信号を分周して得られる参照信号を常に第1の二値信号(進み位相)と第2の二値信号(遅れ位相)の中点にロックさせることができる。すなわち、精度の高いPLL回路を構成することができる。
【0017】
上記位相比較器およびこの位相比較器を用いたPLL回路では、前記第1のバッファ手段と第2のバッファ手段とが、プッシュプルの関係にあるものが好ましい。
【0018】
上記構成では、第1のバッファ手段が二値信号の立ち上り時間を早め、第2のバッファ手段が二値信号の立ち下がり時間を早めることができる。このため、位相差信号を高速で切換えることができ、位相差信号の切換えエッジを正確な時間軸で設定することが可能となる。よって、PLL回路内の各信号が高い精度で動作させることができる。
【0019】
また上記位相比較器では、前記積分平滑手段が、所定の電位を基準に積分平滑されるものが好ましい。
【0020】
所定の電位は中点電位が好ましく、例えば単一電源(電源電圧=+Vcc)の場合には+Vcc/2ボルト、正負2電源(電源電圧=±Vcc)の場合には0ボルトである。また電源の種類に拘わりなく任意の電圧値に設定することもできる。
【0021】
上記構成では、常に積分平滑手段が所定の電源を基準として位相差信号が積分平滑されることとなるため、生成される制御電圧の安定度を高めることができる。
【0022】
また振動子の駆動装置としては、振動子と、前記振動子から検出される2つの信号をそれぞれ第1および第2の二値信号に変換する二値化手段と、
基準となる参照信号に対し、前記第1の二値信号と前記第2の二値信号との間の位相差成分を制御信号として検出する位相比較回路、前記制御信号に基づく周波数からなる発振信号を出力する電圧制御発振器および前記発振信号を分周して所定の周波数からなる前記参照信号を生成する分周手段、とからなるPLL回路と、
前記振動子を駆動するための駆動信号を前記参照信号に基いて生成するドライブ手段と、からなる振動子の駆動装置において、
前記PLL回路として、上記のPLL回路を用いることができる。
【0023】
本振動子の駆動装置では、精度の高いPLL回路を用いることができるため、振動子を安定して駆動することができる。よって、精度の高い角速度を検出することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
【0025】
図1は本発明におけるPLL回路を使用した振動子の駆動装置の構成を示すブロック図である。
【0026】
図1に示す振動子の駆動装置では、振動子11を中心に、二値化手段12A,12Bと、第1,第2の比較部13A,13B及び加算手段14並びに積分平滑手段(ローパスフィルタ(LPF))15とからなる位相比較回路、電圧制御発振器(VCO)16、分周手段17,ドライブ手段18などが設けられている。そして、前記第1,第2の比較部13A,13B、加算手段14、積分平滑手段15、電圧制御発振器(VCO)16、分周手段17により、PLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路が構成されている。またPLLの外部には、前記第1,第2の比較部13A,13Bに接続されるローパスフィルタ21A,21Bと差動増幅手段22が設けられ、これらにより出力手段が構成されている。
【0027】
振動子11は、圧電振動子または静電容量振動子などであり、長手方向に伸びる振動子11の先端が3つに分岐形成された3脚音叉型である。前記振動子11の脚の表面の縁部には、長手方向に沿って平行に伸びる一対の駆動電極11a,11bがそれぞれ形成され、振動子11の裏面にも同様の検出電極11c,11dが形成されている。なお、図1に示す振動子11は、前記3脚のうち中央の脚の端面を示すものであり、他の左右の脚は省略されている。
【0028】
前記振動子11は、ドライブ手段18から駆動電極11a,11bに所定の駆動信号SDが与えられると、各脚の並び方向となる図示X方向に振動させられる。X方向に振動している振動子11を長手方向の軸Oを中心とする回転系に置くと、前記振動子11はコリオリ力に応じて図示Y方向に歪み変形させられる。
【0029】
二値化手段12A,12Bは、振動子11の前記検出電極11c,11dから出力される正弦波状の出力信号S1,S2を所定のしきい値を基準に二値信号(第1の二値信号)D1と二値信号(第2の二値信号)D2に変換する。なお、コリオリ力が生じている場合には、前記出力信号S1,S2間および二値信号D1,D2間に同じ位相差が表れる。
【0030】
前記第1,第2の比較部13A,13Bは、前記二値信号D1,D2と分周手段17から出力される参照信号Drefとをそれぞれ位相比較し、コリオリ力に相当する位相差成分を位相差信号Sp1,Sp2として出力する。加算手段14は、前記位相差信号Sp1と位相差信号Sp2とをアナログ的に加算する。そして、積分平滑手段15は、前記位相差信号Sp1とSp2とを加算した信号を積分平滑することにより、三角波状の制御信号Srを生成しVCO16に出力する。
【0031】
VCO16は、一定の自走周波数を有し、前記制御信号Srに基づく発振周波数を出力する。分周手段17は、フリップフロリップで構成され、前記VCO16の発振周波数を振動子11の駆動信号の周波数まで分周した参照信号Drefを生成し、これをドライブ手段18および前記第1,第2の比較部13A,13Bに出力する。
【0032】
ドライブ手段18では、参照信号Drefを正弦波状の信号に変換するとともに増幅し、振動子11を駆動するための駆動信号SDを生成する。そして、前記駆動信号SDは、振動子11の駆動電極11a,11bに与えられる。
【0033】
ここでのPLL回路は、前記参照信号Drefの位相が、二値信号D1とD2の位相差の中点に対して位相進みおよび位相遅れを生じさせないように制御される。すなわち、PLL回路は前記参照信号Drefの位相が進んでいるときには、VCO16の発振周波数を下げて位相を遅らせ、逆に参照信号Drefの位相が遅れているときには発振周波数を上げて位相を進めるように動作する。そして、PLL回路は、振動子11の出力信号S1およびS2の位相差の中点を基準とする信号の周波数に対し、駆動信号SDの周波数の位相差が零となるようにVCO16の発振周波数を制御している。
【0034】
なお、前記第1,第2の比較部13A,13Bで生成された位相差信号Sp1,Sp2は、ローパスフィルタ21A,21Bにおいてそれぞれ積分平滑され直流化される。差動増幅手段では、直流化された前記位相差信号Sp1,Sp2の各成分を差動増幅することにより、回転系に置かれた振動子11に生じた角速度出力Voutが検出される。
【0035】
図2は本発明におけるPLL回路の位相比較回路の詳細を示す回路構成図、図3は二値信号D1,D2、参照信号Dref、信号EX1,EX2の関係を示すタイムチャート、図4は各信号のタイムチャートを示し、Aは信号EX1、Bはレベル変換回路の出力VA2、Cはバッファ手段A5の出力VP1、Dはバッファ手段A6の出力VP2、Eは出力VP1と出力VP2を合成した位相差信号SP1である。なお、信号EX2側についても同様のタイムチャートとなる。
【0036】
PLL回路を構成する位相比較回路は、第1,第2の比較部13A,13B、加算手段14および積分平滑手段15からなる。図2に示すように、前記第1,第2の比較部13A,13Bは、EXor回路A1,B1、レベル変換回路A2,B2、差動増幅回路A3,B3、切換え回路A4,B4、バッファ手段A5,A6,B5,B6、基準電圧生成手段U1および符号U2をはじめとする複数のカレントミラー回路から構成されている。
【0037】
前記EXor回路A1,B1の入力端子には、図3に示すような二値信号(第1の二値信号)D1と二値信号(第2の二値信号)D2および参照信号Drefが入力される。なお、参照信号Drefは、前記二値信号D1と二値信号D2の位相差の中点から90°位相が遅れた信号である。そして、前記EXor回路A1,B1の出力は、二値信号D1,D2をそれぞれ逓数倍(図3では2倍)した周波数からなる信号EX1,EX2となる。前記信号EX1,EX2および参照信号Drefは、ともにLレベル電位が0(V)、Hレベル電位が5(V)の信号である。
【0038】
EXor回路A1側のレベル変換回路A2は、抵抗R2,R3,R4およびトランジスタQ5から構成されている。またレベル変換回路A2の後段には、トランジスタQ1,Q2,Q6、抵抗R7および切換え回路A4から構成される差動増幅回路A3が設けられている。前記切換え回路A4は、一対のトランジスタQ3,Q4から構成され、前記差動増幅回路A3の能動負荷となっている。一方のトランジスタQ4のベース端子には、電源電圧Vccを抵抗R5と抵抗R6を抵抗分割して決定されるしきい値電圧Vaが印加されている。また他方のトランジスタQ3のベース端子には、前記レベル変換回路A2の出力が接続されている。
【0039】
またカレントミラー回路U2は、トランジスタQ60,Q61、抵抗R21,R22と前記差動増幅回路A3,B3を構成するトランジスタQ6,Q18から構成されている。
【0040】
前記切換え回路A4の一方のトランジスタQ4のコレクタ端子は、トランジスタQ10のコレクタ端子に接続されている。前記トランジスタQ10のベース端子には、トランジスタQ11のベース端子が接続されており、トランジスタQ10とトランジスタQ11とはカレントミラー回路を構成している。さらに前記トランジスタQ11のコレクタ端子は、トランジスタQ7のコレクタ端子に接続され、前記トランジスタQ7のベース端子は、バッファ手段A5に接続されている。なお、前記トランジスタQ7は、バッファ手段A5のトランジスタQ8,Q9のベース端子に接続されており、これらによりカレントミラー回路が構成されている。
【0041】
前記切換え回路A4の他方のトランジスタQ3のコレクタ端子は、トランジスタQ25のコレクタ端子に接続されている。トランジスタQ25はバッファ手段A6に接続されており、トランジスタQ25のベース端子がバッファ手段A5内のトランジスタQ23,Q24の各ベース端子に接続されており、これらはカレントミラー回路を構成している。
【0042】
図2に示すように、前記バッファ手段A5は、トランジスタQ8と一対のPNP型トランジスタQ12,Q13からなる差動増幅回路と、一対のNPN型トランジスタQ16,Q17からなるカレントミラー回路とから構成されている。そして、前記差動増幅回路のトランジスタQ12のベース端子が入力部T1とされ、他方のトランジスタQ13のベース端子が出力部P1とされている。前記出力部P1のトランジスタQ13のベース端子には、トランジスタQ9のコレクタ端子とトランジスタQ14のエミッタ端子が接続されている。トランジスタQ9のエミッタ端子は電源電圧Vccに接続され、トランジスタQ14のコレクタ端子はグランドに接地されている。また前記バッファ手段A6は、トランジスタQ23と一対のNPN型トランジスタQ20,Q21からなる差動増幅回路と、一対のPNP型トランジスタQ18,Q19からなるカレントミラー回路とから構成されている。
【0043】
前記差動増幅回路のトランジスタQ20のベース端子が入力部T2とされ、他方のトランジスタQ21のベース端子が出力部P2とされている。前記出力部P2のトランジスタQ13のベース端子には、トランジスタQ22のエミッタ端子とトランジスタQ24のコレクタ端子が接続されている。トランジスタQ22のコレクタ端子は電源電圧Vccに接続され、トランジスタQ24のエミッタ端子はグランドに接地されている。
【0044】
また基準電圧生成手段U1は、演算増幅手段30と抵抗R31,R32,R33から構成されている。前記各抵抗の値が、例えばR31=R32=20(KΩ)、R33=80(kΩ)とされ、演算増幅手段30の非反転入力端子は中点電位Vcc/2=2.5(V)に接続されているとすると、演算増幅手段30の出力(上限電圧)V1はV1=3(V)であり、抵抗R32とR33との接続部の出力(下限電圧)V2はV2=2(V)である。
【0045】
すなわち、この基準電圧生成手段U1は、上限電圧V1と下限電圧V2の生成を行なっている。前記上限電圧V1は、バッファ手段A5の入力部T1(トランジスタQ12のベース端子)に接続されている。また下限電圧V2はバッファ手段A6の入力部T2(トランジスタQ20のベース端子)に接続されている。
【0046】
前記バッファ手段A5の出力部とバッファ手段A6の出力とは、抵抗R9およびR10を介して接続され、これらの後段に設けられた積分平滑手段15の抵抗R34に接続されている。
【0047】
一方、二値信号D2が入力されるEXor回路B1の後段には、上記同様の構成からなるレベル変換回路B2、差動増幅回路B3、切換え回路B4、バッファ手段B5,B6を有している。なお、バッファ手段B5のトランジスタQ42のベース端子が入力部T3、トランジスタQ43のベース端子が出力部P3、バッファ手段B6のトランジスタQ50のベース端子が入力部T4、トランジスタQ51の出力部がP4である。そして、前記入力部T3,T4には前記出力V1,V2がそれぞれ入力されており、出力部P3,P4は抵抗R19と抵抗R20で接続され、その接続点はこれらの後段に設けられた積分平滑手段15の抵抗R35に接続されている。
【0048】
積分平滑手段15は、演算増幅手段31と前記抵抗R34,R35およびコンデンサCより構成され、演算増幅手段31の反転端子に前記抵抗R34,R35が接続され、且つ反転端子と出力端子との間にコンデンサCが設けられている。そして、非反転端子には、中点電位Vcc/2が印加されている。なお、前記抵抗R34と抵抗R35は、位相差信号SP1とSP2を加算する加算手段14を構成している。
【0049】
以下、本発明の動作について説明する。
前記信号EX1がLレベル信号であるとき、トランジスタQ5はOFF状態となるため、レベル変換回路A2の出力VA2maxは、抵抗R2とR4の抵抗分割比で決定され、例えばVA2max=4(V)に設定される。またトランジスタQ5のベース端子にHレベルの信号EX1が与えられると、トランジスタQ5がON状態に設定される。このため、レベル変換回路A2の出力VA2minは、抵抗R3および抵抗R4による並列接続抵抗と抵抗R2との抵抗分割比で決定され、例えばVA2min=3(V)に設定される。すなわち、図4A,Bに示すように、信号EX1の出力VA2の振幅が不安定な場合であっても、このレベル変換回路A2では、振幅がVA2minからVA2maxの範囲でスイングする信号に変換する機能を有する。なお、レベル変換回路B2も同様の機能を有しており、信号EX2は振幅VA2minからVA2maxの範囲でスイングする信号に変換させられる。
【0050】
前記レベル変換回路A2の出力VA2は、切換え手段A4の一方のトランジスタQ3のベース端子に入力される。一方、他方のトランジスタQ4のベース端子に印加されるしきい値電圧Vaは、抵抗R5とR6によってVa=(VA2max+VA2min)/2に設定されており、上記の場合にはVa=3.5(V)とされている。前記切換え手段A4は、出力VA2としきい値電圧Vaの関係が、VA2>VaのときにはトランジスタQ3がON状態且つトランジスタQ4がOFF状態となり、VA2<VaのときにはトランジスタQ3がOFF状態且つトランジスタQ4がON状態となるように動作する。
【0051】
また、カレントミラー回路U2では、入力側に流れる電流I1が、抵抗R21と抵抗R22により決定され、常に出力側となる差動増幅手段A3とB3の入力側のトランジスタQ6,Q36には電流I2,I3が流れている。なお、抵抗R8=R18、抵抗R7=R17に設定されており、I2=I3となっている。
【0052】
(VA2<Va(t0−t1間,t2−t3間…)のとき)
信号EX1がHレベル信号の場合(t0−t1間,t2−t3間…)、すなわちVA2<Vaのときには、切換え手段A4のトランジスタQ4がON状態、トランジスタQ3がOFF状態に設定させられる。よって、差動増幅手段A3の入力側のトランジスタQ6に流れる電流I2と等しい電流が、トランジスタQ1を介して切換え手段A4のQ4およびQ10に流れる。よって、トランジスタQ10,Q11によるカレントミラー回路およびトランジスタQ7,Q7,Q8によるカレントミラー回路を介することにより、トランジスタQ8,Q9に電流が流れる。ここで、バッファ手段A5の利得は1であり、出力部P1の電圧が入力部T1の電圧に一致するように動作するため、トランジスタQ13のベース電圧VP1(バッファ手段A5の出力)は、トランジスタQ12のベース電圧である上限電圧V1に設定させられる(図4D参照)。
【0053】
(VA2>Va(t1−t2間,t3−t4間…)のとき)
信号EX1がHレベル信号からLレベル信号に変化した場合、すなわちVA2>Vaの場合には、切換え手段A4のトランジスタQ3がON状態、トランジスタQ4がOFF状態に設定させられる。よって、差動増幅手段A3の入力側のトランジスタQ6に流れる電流I2と等しい電流が、トランジスタQ1を介して切換え手段A4のQ3およびQ25に流れる。よって、トランジスタQ25,Q23,Q24によるカレントミラー回路により、トランジスタQ23,Q24に電流が流れる。ここでバッファ手段A6は、出力部P2の電圧が入力部T2の電圧に一致するように動作するため、トランジスタQ21のベース電圧VP2(バッファ手段A6の出力)はトランジスタQ20のベース電圧である下限電圧V2に設定させられる(図4C参照)。
【0054】
よって、以上より位相差信号SP1の振幅方向のの誤差を小さくできる。
また上記VA2<Vaの区間では、他方のトランジスタQ3がOFF状態であり、バッファ手段A6がOFF状態となるため、出力部P2はハイインピーダンス状態に設定される。よって、図4Cに示すように、バッファ手段A5では、トランジスタQ13のベース電圧VP1を即座に上限電圧V1に設定させることができるが、VA2>Vaとなった後に前記ベース電圧VP1を即座に下限電圧V2に設定することはできない。
【0055】
一方、VA2>Vaの区間では、他方のトランジスタQ4はOFF状態であり、バッファ手段A5がOFF状態となるため、出力部P1はハイインピーダンス状態に設定される。よって、図4Dに示すように、バッファ手段A6では、出力であるトランジスタQ21のベース電圧VP2を即座に下限電圧V2(Lレベル信号)に設定させることができるが、VA2<Vaとなった後に前記ベース電圧VP2を即座に上限電圧V1(Hレベル信号)に設定することはできない。これは、図4に示すように、バッファ手段A5の出力VP1は、一般的に立ち上がり時間は早いが立ち下がり時間が遅くなる傾向を示し、バッファ手段A6の出力VP2は、一般的に立ち下がり時間は早いが立ち上がり時間が遅いという傾向を示すことによる。
【0056】
ここで、トランジスタQ9とQ24およびトランジスタQ14とQ22とは互いにプッシュプルの関係となっている。これにより、信号EX1がHレベル信号からLレベル信号に切り換わった瞬間に、上限電圧V1に設定されていたバッファ手段A5側のトランジスタQ13のベース電圧VP1が、抵抗R9,R10およびON状態にあるバッファ手段A6側のトランジスタQ24を介してグランドに接続させられる。また信号EX1がLレベル信号からHレベル信号に切り換わった瞬間に、下限電圧V2に設定されていたバッファ手段A6側のトランジスタQ21のベース電圧VP2が、抵抗R10,R9およびON状態にあるバッファ手段A5側のトランジスタQ17を介してグランドに接続させられる。
【0057】
よって、トランジスタQ14のエミッタ−コレクタ間はハイインピーダンス状態であるため、積分平滑手段15に入力される抵抗R34と抵抗R9,R10との関係を、R34>>R9,R10に設定しておくことにより、位相差信号SP1の立ち上がり時間および立ち下がり時間を短く設定することができる。すなわち、図4C,DおよびEに示すように、位相差信号SP1は、立ち上がりエッジをバッファ手段A5のトランジスタQ13のベース電圧VP1で設定することができ、立ち下がりエッジをバッファ手段A6のトランジスタQ21のベース電圧VP2で設定することができる。これにより、切換えエッジに鈍りが生じることなく、信号の切換えを高速で行なうことが可能となる。
【0058】
なお、以上のことは信号EX2側についても同様であり、バッファ手段B5,B6の出力を合成して生成される位相差信号SP2を、信号EX2に応じて即座に切り換わる信号とすることができる。
【0059】
よって、上記位相差信号SP1,SP2は、ともに立ち上がり時間、および立ち下がり時間の早い信号とすることができるため、時間軸方向の誤差を小さくできる。
【0060】
また、上記においては位相差信号SP1,SP2は、ともに振幅の上限値が前記上限電圧V1により決定され、振幅の下限値が下限電圧V2によって決定される。そして、このときの振幅の基準は、(V1+V2)/2で決定することができ、例えば、V1=3(V),V2=2(V)の場合には(V1+V2)/2=2.5(V)となり、これは中点電位Vcc/2と等しくなる。すなわち、位相差信号SP1,SP2は、中点電位Vcc/2を基準に正負双方向に等しい振幅量でスイングする信号とすることができる。このため、積分平滑後の信号に含まれる誤差を少なくすることができる。
【0061】
また、上記バッファ手段A5とB5、およびバッファ手段A6とB6とは、その構造上PNP型のトランジスタとNPN型のトランジスタとが、互いに逆となる組み合せで構成されている。このため、温度特性により生じるオフセット電圧が、例えばバッファ手段A5,A6の位相差信号SP1において正方向に発生するとき、バッファ手段B6,B6の位相差信号SP2においては負方向に発生させることが可能となる。すなわち、位相差信号SP1とSP2では、発生するオフセットを互いに逆方向とすることが可能となる。
【0062】
このため、位相差信号SP1,SP2を加算手段14で加算した後に積分平滑手段15で積分平滑すると、前記位相差信号SP1に重畳されているオフセット量と位相差信号SP2側に重畳されているオフセット量とを互いに相殺することが可能となる。よって、温度変化によるオフセットの影響を少なくした制御信号Srを生成することがきる。
【0063】
位相差信号SP1,SP2は、ともにLレベルが下限電圧V2(=2V)、Hレベルが上限電圧V1(=3V)の振幅でスイングする信号として生成され、それぞれ抵抗R34,R35からなる加算手段14を介して積分平滑手段15に入力される。また積分平滑手段15の非反転端子には、中点電位Vcc/2=2.5(V)が与えられている。すなわち、この積分平滑手段15は、中点電位Vcc/2を基準に前記位相差信号SP1,SP2のを加算した信号が積分平滑される。
【0064】
そして、前記二値信号D1とD2の間に正方向の位相差がある場合には、すなわち振動子に正方向のコリオリ力が生じている場合には、制御信号Srは中点電位Vcc/2以上の電圧として出力され、負方向のコリオリ力が生じている場合には中点電位Vcc/2以下の電圧として出力される。そして、VCO16は、この制御電圧Srに基づき精度の高い発振周波数を出力することができる。
【0065】
よって、このPLL回路では、参照信号Drefを出力信号D1とD2の位相差の中点に追従させることができる。よって、この振動子の駆動回路では、駆動信号SDを振動子11の共振周波数にロックさせることができるため、振動子の駆動制御系を安定駆動させることが可能となる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、位相比較回路では位相差信号を正確な振幅幅でスイングさせることができる。
【0067】
また位相比較回路を用いたPLL回路では、VCOの制御信号を高い精度で生成することができるため、PLL回路の安定性を高めることができる。
【0068】
さらにPLL回路を使用した振動子の駆動装置では、振動子の共振周波数に高精度に追従することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるPLL回路を使用した振動子の駆動装置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明におけるPLL回路の位相比較手段の詳細を示す回路構成図、
【図3】二値信号D1,D2、参照信号Dref、位相差信号EX1,EX2の関係を示すタイムチャート、
【図4】各信号のタイムチャートを示し、Aは信号EX1、Bはレベル変換回路の出力VA2、Cはバッファ手段A5の出力VP1、Dはバッファ手段A6の出力VP2、Eは出力VP1と出力VP2を合成した位相差信号SP1、
【符号の説明】
11 振動子
12A,12B 二値化手段
13A 第1の比較部
13B 第2の比較部
14 加算手段
15 積分平滑手段(ローパスフィルタ)
16 電圧制御発振器(VCO)
17 分周手段
18 ドライブ手段
A1,B1 EXor回路
A2,B2 レベル変換回路
A3,B3 差動増幅回路
A4,B4 切換え回路
A5,B5,A6,B6 バッファ手段
U1 基準電圧生成手段
U2 カレントミラー回路
S1,S2 振動子の出力信号
D1,D2 振動子の出力信号を二値化処理した二値信号
EX1,EX2 二値信号の周波数をそれぞれ逓数倍した信号
ref 参照信号
SD ドライブ信号
SP1,SP2 位相差信号
Sr 制御信号
V1 上限電圧
V2 下限電圧
Va しきい値
P1 バッファ手段A5の出力(ベース電圧)
P2 バッファ手段A6の出力(ベース電圧)
Vcc 電源電圧
Vcc/2 中点電位

Claims (6)

  1. 入力される2つの二値信号間の位相差を検出する位相比較回路であって、
    前記二値信号を逓数倍した信号を生成するEXor手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を一の方向に越えたときに所定の上限電圧を出力する第1のバッファ手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を他の方向に越えたときに所定の下限電圧を出力する第2のバッファ手段および前記逓数倍した信号の振幅に基づいて前記第1のバッファ手段と第2のバッファ手段との切り換えを行なう切換え手段とをそれぞれ備えた第1および第2の比較部と、
    前記所定の上限電圧および下限電圧を生成する基準電圧生成手段と、
    前記第1の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号と、前記第2の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号とを加算する加算手段と、前記両位相差信号を加算した信号を積分平滑して出力する積分平滑手段、とからなることを特徴とする位相比較回路。
  2. 基準となる参照信号に対し、第1の二値信号と第2の二値信号との間の位相差成分を制御信号として検出する位相比較回路と、前記制御信号に応じた発振周波数を出力する電圧制御発振器と、前記発振周波数を分周して前記参照信号を生成する分周手段とからなるPLL回路において、
    前記位相比較回路が、前記第1又は第2の二値信号を逓数倍した信号を生成するEXor手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を一の方向に越えたときに所定の上限電圧を出力する第1のバッファ手段、前記逓数倍した信号が所定のしきい値を他の方向に越えたときに所定の下限電圧を出力する第2のバッファ手段および前記逓数倍した信号の振幅に基づいて前記第1のバッファ手段と第2のバッファ手段との切り換えを行なう切換え手段とをそれぞれ備えた第1および第2の比較部と、
    前記所定の上限電圧および下限電圧を生成する基準電圧生成手段と、
    前記第1の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号と、前記第2の比較部の前記第1のバッファ手段の出力と第2のバッファ手段の出力とを合成した位相差信号とを加算する加算手段と、からなることを特徴とする位相比較回路を用いたPLL回路。
  3. 前記第1のバッファ手段と第2のバッファ手段とが、プッシュプルの関係にある請求項1に記載の位相比較回路。
  4. 前記第1のバッファ手段と第2のバッファ手段とが、プッシュプルの関係にある請求項2に記載のPLL回路。
  5. 前記積分平滑手段が、所定の電位を基準に積分平滑されるものである請求項1又は3に記載の位相比較回路。
  6. 振動子と、前記振動子から検出される2つの信号をそれぞれ第1および第2の二値信号に変換する二値化手段と、
    基準となる参照信号に対し、前記第1の二値信号と前記第2の二値信号との間の位相差成分を制御信号として検出する位相比較回路、前記制御信号に基づく周波数からなる発振信号を出力する電圧制御発振器および前記発振信号を分周して所定の周波数からなる前記参照信号を生成する分周手段、とからなるPLL回路と、
    前記振動子を駆動するための駆動信号を前記参照信号に基いて生成するドライブ手段と、からなる振動子の駆動装置において、
    前記PLL回路として、前記請求項2又は4に記載のPLL回路を用いた振動子の駆動装置。
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