JP2002101645A - 昇圧型スイッチング電源装置 - Google Patents

昇圧型スイッチング電源装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチングロスの少ない昇圧型スイッチン
グ電源装置を提供する。 【解決手段】 直流電源2の一端と平滑用の第1のコン
デンサ5の一端との間に直列に接続されたコイル部分3
a及び第1のダイオード4と、コイル部分3aと第1の
ダイオード4との節点Aと直流電源2の他端との間に接
続された第1のスイッチ素子8と、節点Aと直流電源2
の他端との間に直列に接続された第2の磁気素子7及び
第2のスイッチ素子9と、第2の磁気素子7と第2のス
イッチ素子9との節点と上記節点Aとの間に直列に接続
された第2のダイオード10及び第2のコンデンサ11
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇圧型スイッチング電
源装置に関し、さらに詳細には、入力電圧よりも高い出
力電圧を得ることのできる昇圧型スイッチング電源装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】入力電圧よりも高い出力電圧を得ること
のできる昇圧型スイッチング電源装置としては、例えば
特許第2,512,670号公報の第1図に記載された
回路が知られている。この回路は、入力電源、磁気コイ
ル及びスイッチ手段からなる第1の閉回路と、入力電
源、ダイオード及び平滑用コンデンサからなる第2の閉
回路からなり、スイッチ手段がオンしている状態では入
力電源、磁気コイル及びスイッチ手段からなる第1の閉
回路に電流が流れて磁気コイルを励磁し、スイッチ手段
がオフしている状態では入力電源、ダイオード及び平滑
用コンデンサからなる第2の閉回路に電流が流れて、磁
気コイルに蓄積された励磁エネルギーが放出され、平滑
用コンデンサを充電する。これにより出力端である平滑
用コンデンサの両端には、入力電源の電圧よりも高い出
力電圧が現れる。
【0003】上述した昇圧型スイッチング電源装置にお
いては、通常は、スイッチ手段をオンオフする周期、す
なわち駆動周波数を一定とし、一周期内でスイッチ手段
がオン状態にある時比率(デューティ)を制御すること
によって出力電圧を安定化する。この装置の作動は上述
の特許の明細書中に詳細に説明されているため、詳細な
説明は省略する。
【0004】上述の昇圧型スイッチング電源装置におけ
る大きな問題点として、リカバリ電流の発生が挙げられ
る。すなわち、スイッチ手段のオフ状態では、ダイオー
ドには入力電流に等しい電流が流れているが、この状態
でスイッチ手段がオンされると、ダイオードに流れる電
流が急激に減少するため、ダイオードの特性上、僅かの
時間、逆方向に電流が流れ、リカバリ電流となる。この
リカバリ電流は、スイッチ手段がオンされる直前にダイ
オードに流れていた電流の大きさと、スイッチ手段がオ
ンされることによりダイオードを流れる電流が減少する
減少速度に比例して大きくなる。上述の昇圧型スイッチ
ング電源装置では、ダイオードを流れる電流の減少速度
を制限する要因となるものは、回路に含まれる寄生イン
ピーダンスとスイッチ手段がオフからオンに移る間の抵
抗分しかないので、ダイオードを流れる電流の減少速度
は非常に早く、その結果、非常に大きなリカバリ電流が
生じることになる。このリカバリ電流は、スイッチング
ロスを生じさせるため、昇圧型スイッチング電源装置の
効率を低下させる原因となる。さらに、このスイッチン
グロスはスイッチ手段のオンオフごとに発生するため、
駆動周波数に比例して大きくなる。このため、昇圧型ス
イッチング電源装置の小型化のために、駆動周波数を高
める試みの妨げとなってしまう。さらに、リカバリ電流
は非常に急峻なパルス波形であるため、リカバリ電流が
回路に流れると大きなノイズを発生し、高度なノイズ対
策が必要となる。
【0005】上記特許第2,512,670号公報に記
載された昇圧型スイッチング電源装置の上記問題を解決
するための手法としては、様々な手法が提案されてい
る。その一つが、WO98/35432号公報に記載さ
れた昇圧型スイッチング電源装置である。
【0006】WO98/35432号公報に記載された
昇圧型スイッチング電源装置は、入力電源、磁気コイル
(第1の磁気コイル)及びスイッチ手段からなる第1の
閉回路に第2の磁気コイルを挿入するというものであ
り、第2の磁気コイルを介在させることによって、スイ
ッチ手段がオフからオンに変化した際にスイッチ手段に
流れる電流の増加速度を制限している。これによって、
スイッチ手段がオフからオンに変化した際にダイオード
を流れる電流の減少速度が遅くなり、リカバリ電流の発
生を効果的に抑制することができる。
【0007】しかしながら、WO98/35432号公
報に記載された昇圧型スイッチング電源装置では、主と
なる第1の磁気コイルを励磁するための第1の閉回路内
に第2の磁気コイルを挿入しているため、第1の磁気コ
イルを励磁するための電流が常に第2の磁気コイルを流
れることになり、昇圧型スイッチング電源装置の効率を
低下させてしまうという新たな問題が生じてしまう。し
かも、第2の磁気コイルには大電流が流れるため、その
形状を大きくする必要があり、装置全体の小型化を阻害
してしまう。
【0008】上記特許第2,512,670号公報に記
載された昇圧型スイッチング電源装置の上記問題を解決
するための別の手法として、米国特許第5,418,7
04号公報に記載された昇圧型スイッチング電源装置が
ある。
【0009】米国特許第5,418,704号公報に記
載された昇圧型スイッチング電源装置は、第2の磁気コ
イル及び第2のスイッチ手段の直列体を、スイッチ手段
(第1のスイッチ手段)と並列に接続することによっ
て、平滑用コンデンサ、第2の磁気コイル及び第2のス
イッチ手段からなる第3の閉回路を構成し、第1のスイ
ッチ手段がオフからオンに変化する直前に第2のスイッ
チ手段がオフからオンに変化させている。このように、
同公報に記載された昇圧型スイッチング電源装置におい
ては、主となる第1のスイッチ手段がオフからオンに変
化する直前に、補助スイッチである第2のスイッチ手段
をオフからオンに変化させているため、第1のスイッチ
手段には実質的にリカバリ電流が流入せず、このため、
第1のスイッチ手段にて生じるスイッチングロスが低減
されている。さらに、第3の閉回路には第2の磁気コイ
ルが含まれているので、第2のスイッチ手段がオフから
オンに遷移する際に生じるスイッチングロスも低減され
ている。
【0010】しかしながら、米国特許第5,418,7
04号公報に記載された昇圧型スイッチング電源装置で
は、第2のスイッチ手段がオンからオフに遷移する場
合、電流を流しながらターンオフするハードスイッチン
グ動作となるので、第2のスイッチ手段にターンオフ損
失が生じてしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来よ
り、リカバリ電流によるスイッチングロスを低減するた
めに種々の手法が試みられているものの、これら手法に
よる昇圧型スイッチング電源装置には上述した問題点が
あったため、よりスイッチングロスの少ない昇圧型スイ
ッチング電源装置が望まれていた。
【0012】したがって、本発明の目的は、よりスイッ
チングロスの少ない昇圧型スイッチング電源装置を提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
電源の一端と平滑用の第1のコンデンサの一端との間に
直列に接続された第1の磁気素子及び第1のダイオード
と、前記第1の磁気素子と前記第1のダイオードとの節
点である第1の節点と前記電源の他端との間に接続され
た第1のスイッチ素子と、前記第1の節点と前記電源の
前記他端との間に直列に接続された第2の磁気素子及び
第2のスイッチ素子と、前記第2の磁気素子と前記第2
のスイッチ素子との節点である第2の節点と前記第1の
節点との間に直列に接続された第2のダイオード及び第
2のコンデンサとを備える昇圧型スイッチング電源装置
によって達成される。
【0014】本発明によれば、第2のスイッチ手段がオ
ンする際には、第2の磁気素子によって第2のスイッチ
手段を流れる電流の増加が抑制される一方、第2のスイ
ッチ手段がオフする際には、第2のコンデンサの充電に
よって第2のスイッチ手段の両端の電圧の増加が抑制さ
れるため、第2のスイッチ手段がオンオフすることによ
るスイッチングロスを大幅に低減することができる。さ
らに、第2のスイッチ手段がオンした後に第1のスイッ
チ手段をオンさせることにより、第1のスイッチ手段が
オンする際のスイッチングロスが大幅に低減され、ま
た、第1のスイッチ手段がオフする際には、第2のコン
デンサの放電によって第1のスイッチ手段の両端の電圧
の増加が抑制される。このため、第1のスイッチ手段が
オンオフすることによるスイッチングロスも大幅に低減
することができる。
【0015】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第2のダイオードと前記第2のコンデンサとの節点で
ある第3の節点と前記第1のコンデンサの前記一端との
間に接続された第3のダイオードをさらに備える。
【0016】本発明の好ましい実施態様によれば、第3
の節点と第1のコンデンサの一端との間に接続された第
3のダイオードを備えているため、第2のスイッチ手段
がオフし、第2のコンデンサの充電が完了した後は、第
3のダイオードを経由して出力に電流が流れ、また、第
1のスイッチ手段がオフし、第2のコンデンサの放電す
る際には、第3のダイオードを経由して出力に電流が流
れるため、エネルギーを効果的に出力に回生することが
できる。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1の節点と前記第2の磁気素子との間に挿入
された第3の磁気素子をさらに備え、前記第1の磁気素
子と前記第3の磁気素子とは、同一の磁心に巻かれた巻
線によって構成される互いに逆極性の磁気素子である。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第2のダイオードのリカバリ電流によって逆方向に
励磁された第2の磁気素子を速やかにリセットすること
ができ、また、そのエネルギーを第1の磁気素子を介し
て入力に回生することが可能となる。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1の磁気素子は、前記第3の磁気素子よりも
大きいインダクタを有する。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第3の磁気素子を小型化することが可能となる。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第2の節点と前記第2のダイオードとの間に挿
入された第4のダイオードと、前記第2のダイオードと
前記第4のダイオードとの節点である第4の節点と前記
電源の前記他端との間に接続された第3のコンデンサと
をさらに備える。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第2のスイッチ素子がオフする際、第2のスイッチ
素子の両端間に印加される電圧の上昇は一層制限される
ため、第2のスイッチ素子がオフする際のスイッチング
ロスをさらに低減することができる。
【0023】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1及び第2のスイッチ手段の導通状態を制御
する制御回路をさらに備え、前記制御回路は、前記第1
のスイッチ手段をオンさせるに先立って前記第2のスイ
ッチ手段をオンさせるとともに、前記第1の節点の電圧
が前記電源の前記他端の電圧よりも低下したことに応答
して前記第1のスイッチ手段をオンさせる。
【0024】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、制御回路による制御により、第1の節点の電圧が電
源の他端の電圧よりも低下したことに応答して第1のス
イッチをオンさせているので、第1のスイッチがオンす
る際のスイッチングロスを低減することができる。
【0025】
【発明の好ましい実施の形態】以下、添付図面に基づ
き、本発明の好ましい実施態様について詳細に説明す
る。
【0026】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置1の回路図である。
【0027】図1に示されるように、本実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置1は、直流電源2と、コ
イル部分3a及び3bに分割されコイル部分3aが直流
電源2の正側端子に接続された第1の磁気素子3と、コ
イル部分3aと3bとの節点にアノードが接続された第
1のダイオード4と、第1のダイオード4のカソードと
直流電源2の負側端子との間に接続された出力平滑用の
第1のコンデンサ5と、出力平滑用コンデンサ5の両端
間に接続された負荷抵抗6と、一端がコイル部分3bに
接続された第2の磁気素子7と、第1のダイオード4の
アノードと直流電源2の負側端子との間に接続された第
1のスイッチ素子8と、第2の磁気素子7の他端と直流
電源2の負側端子との間に接続された第2のスイッチ素
子9と、アノードが第2の磁気素子7の他端に接続され
た第2のダイオード10と、第1のダイオード4のアノ
ードと第2のダイオード10のカソードとの間に接続さ
れた第2のコンデンサ11と、アノードが第2のダイオ
ード10のカソードに接続されカソードが第1のダイオ
ード4のカソードに接続された第3のダイオード12
と、第1のスイッチ素子8に対して逆方向に並列接続さ
れた第4のダイオード13と、第2のスイッチ素子9に
対して逆方向に並列接続された第5のダイオード14
と、第4のダイオード13に流れる電流ID4を検出す
る電流検出素子15と、第1のスイッチ素子8及び第2
のスイッチ素子9のオンオフを制御する制御回路16と
を備える。本実施態様にかかる昇圧型スイッチング電源
装置1においては、図1に示されるように、第1のスイ
ッチ素子8及び第2のスイッチ素子9としてバイポーラ
トランジスタを用いている。
【0028】ここで、第1の磁気素子3がコイル部分3
aとコイル部分3bに分割されているということは、コ
イル部分3aとコイル部分3bが同一の磁心に巻かれた
巻線によって構成されることを意味する。また、第1の
磁気素子3は、コイル部分3aとコイル部分3bとが互
いに逆極性となるように巻線方向が定められる。さら
に、コイル部分3aには、コイル部分3bより十分に大
きいインダクタンスが与えられている。
【0029】次に、以上のような回路構成を有する昇圧
型スイッチング電源装置1の昇圧動作について、図2に
示されるタイミングチャートを参照しながら詳細に説明
する。
【0030】まず、第1のスイッチ素子8及び第2のス
イッチ素子9がいずれもオフしている状態においては
(時刻t0以前)、第1のスイッチ素子8の両端に印加
されている電圧、すなわち節点Aの電圧VAは出力電圧
Voに等しく、また、第1のダイオード4には入力電流
Iinに等しい電流ICR1が流れている。
【0031】次に、制御回路16による制御のもと、第
2のスイッチ素子9にオン信号が供給されると(時刻t
0)、これに応答して、第2のスイッチ素子9の両端の
電圧Vsw2は急速に低下し、第1の磁気素子3のコイ
ル部分3b及び第2の磁気素子7には出力電圧Voに等
しい電圧が印加される。これにより、第1の磁気素子3
のコイル部分3b及び第2の磁気素子7を介して、第2
のスイッチ素子9を流れる電流Isw2は直線的に増加
する。第2のスイッチ素子9の両端の電圧Vsw2は、
上述の通り時刻t0において急激に減少するが、コイル
部分3b及び第2の磁気素子7の介在により電流Isw
2の増加は比較的緩やかとなるため、第2のスイッチ素
子9がオフからオンに変化する際のスイッチングロスは
ほとんど生じない。
【0032】一方、第2のスイッチ素子9を流れる電流
Isw2が増加するにつれて、第1のダイオード4を流
れる電流ICR1は減少し、これがゼロになるとリカバ
リ電流が発生するが、上述のとおり、第2のスイッチ素
子9を流れる電流Isw2の増加は緩やかであるである
ので、第1のダイオ―ド4を流れる電流ICR1の減少
速度も小さい。その結果、第1のダイオード4にて生じ
るリカバリ電流は効果的に抑制される。
【0033】第1のダイオード4を流れる電流ICR1
がゼロとなると(時刻t1)、入力電流Iinは全て第
2の磁気素子7を流れ、節点Aの電圧VAは実質的にゼ
ロとなり、第1のダイオード4の両端の電圧VCR1は
実質的に出力電圧Voと等しくなる。この時点では、第
2のダイオード10と第2のコンデンサ11との節点B
の電圧VBは実質的に出力電圧Voに等しく、且つ、第
2のコンデンサ11の両端の電圧は実質的にゼロであ
る。さらに、第1のダイオード4にて生じるリカバリ電
流が減少するにつれて節点Aの電圧は僅かにマイナスと
なり(マイナスの電圧が僅かなため図2においては示さ
れていない)、これに応答して第4のダイオード13が
オンする。すなわち、直流電源2の負側端子から節点A
に向けて電流ID4が流れる。
【0034】第4のダイオード13を流れる電流ID4
の発生は、電流検出素子15によって検出され、これに
応答して制御回路16は、第1のスイッチ素子8にオン
信号を供給する(時刻t2)。これにより第1のスイッ
チ素子8はオフからオンに変化するが、このとき第1の
スイッチ素子8の両端に印加されている電圧VAは実質
的にゼロ(僅かにマイナス)であり、第2の磁気素子7
を流れる電流は、第2の磁気素子7、コイル部分3b、
第2のスイッチ素子9、第4のダイオード13により構
成されるループを循環するので、第1のスイッチ素子8
がオフからオンに変化する際のスイッチングロスはほと
んど生じない。このとき、第2の磁気素子7を流れる電
流IL2は、コイル部分3aからの入力電流Iinであ
り、第2のスイッチ素子9に流れる電流Isw2は入力
電流Iinと等しい。
【0035】次に、制御回路16による制御のもと、第
2のスイッチ素子9にオフ信号が供給され(時刻t
3)、これにより第2のスイッチ素子9はオンからオフ
に変化する。これに応答して、入力電流Iinは第1の
スイッチ素子8を流れるようになり、第2の磁気素子7
に蓄積されている励磁エネルギーは、第2のダイオード
10を通り、第2のコンデンサ11を充電する。このた
め、第2のスイッチ素子9の両端間の電圧Vsw2の上
昇は緩やかとなり、第2のスイッチ素子9がオンからオ
フに変化する際のスイッチング損失は極めて小さくな
る。第2のスイッチ素子9の両端間の電圧Vsw2が上
昇し、第2のコンデンサ11に充電された電圧が出力電
圧Voよりも大きくなると、第3のダイオード12がオ
ンし、第2の磁気素子7に蓄積されている励磁エネルギ
ーは出力に回生される。
【0036】第2の磁気素子7に蓄積されている励磁エ
ネルギーの減少につれて、第2のダイオード10及び第
3のダイオード12に流れる電流が減少し、これがゼロ
になると(時刻t4)、第2のダイオード10及び第3
のダイオード12にはリカバリ電流が発生し、第2の磁
気素子7は逆方向に励磁されることになる。
【0037】第2のダイオード10及び第3のダイオー
ド12にて生じるリカバリ電流が減少するにつれて、第
2のスイッチ素子9の両端間の電圧は逆転してマイナス
となり(マイナスの電圧が僅かなため図2においては示
されていない)、これに応答して第5のダイオード14
がオンする(時刻t5)。これにより、第1のスイッチ
素子8に流れている電流Isw1は、第1のスイッチ素
子8、第5のダイオード14、第2の磁気素子7、コイ
ル部分3bにより構成されるループを循環する。かかる
循環電流は、第1の磁気素子3のコイル部分3bに励磁
エネルギーを生じさせ、これがコイル部分3bと磁気結
合しているコイル部分3aを介して入力に回生される。
すなわち、かかる循環電流は、コイル部分3bによる励
磁エネルギーが入力に回生されるために速やかにゼロと
なり、第2の磁気素子7はきわめて短時間でリセットさ
れることになる。その後、入力電流Iinがコイル部分
3aを介して第1のスイッチ素子8を流れることにより
コイル部分3aに励磁エネルギーを蓄積する。
【0038】また、第2の磁気素子7のリセットが終了
した後は、コイル部分3aと磁気結合しているコイル部
分3bは、第2のダイオード10及び第3のダイオード
12が逆バイアスになるような電圧を発生するため、第
2のダイオード10及び第3のダイオード12には電流
が流れない。このため、次に第2のスイッチ素子9がオ
ンしたときに、第2のダイオード10及び第3のダイオ
ード12にリカバリ電流が発生することはない。
【0039】そして、制御回路16による制御のもと、
所定のタイミングにて第1のスイッチ素子8にオフ信号
が供給され(時刻t6)、これにより第1のスイッチ素
子8はオンからオフに変化する。これに応答して第1の
スイッチ素子8を流れていた電流Isw1は遮断されて
節点Aの電圧が上昇するが、第1のスイッチ素子8がオ
ンからオフに変化する時点においては、第2のコンデン
サ11は実質的に出力電圧Voに等しい電圧まで充電さ
れているため、第1のスイッチ素子8を流れていた電流
Isw1は、第2のコンデンサ11及び第3のダイオー
ド12を介して出力に供給される(ICR3)。これに
よって第2のコンデンサ11に充電されていた電圧は徐
々に放電されるため、節点Aの電圧の上昇は緩やかとな
り、第1のスイッチ素子8がオンからオフに変化する際
のスイッチングロスは極めて小さい。
【0040】そして、第2のコンデンサ11の放電が完
了し、節点Aの電圧が出力電圧Voよりも高くなると
(時刻t7)、第1のダイオード4が導通し、コイル部
分3aからの入力電流Iinは、すべて第1のダイオ―
ド4を流れるようになる。
【0041】本実施例による昇圧型スイッチング電源装
置1は、このような動作を繰り返すことにより、直流電
源2より供給される電圧を昇圧して第1のコンデンサ5
を充電し、これを負荷抵抗6に供給する。これによっ
て、負荷抵抗6は直流電源2の電圧よりも高い電圧を利
用することが可能となる。
【0042】また、制御回路16は、第1のコンデンサ
5の両端間の電圧、すなわち出力電圧Voを常時監視し
ており、これがあらかじめ設定された所定の電位と一致
するように、第1のスイッチ素子8のデューティを設定
する。すなわち、本実施例による昇圧型スイッチング電
源装置1においては、第1のスイッチ素子8をオンオフ
する周期、すなわち駆動周波数を一定とし、そのデュー
ティを制御することによって出力電圧Voを安定化する
手法が採用されており、出力電圧Voがあらかじめ設定
された所定の電位よりも低下すれば、第1のスイッチ素
子8のデューティを高くし、出力電圧Voがあらかじめ
設定された所定の電位よりも上昇すれば、第1のスイッ
チ素子8のデューティを低くする。
【0043】以上説明したように、昇圧型スイッチング
電源装置1によれば、メインスイッチである第1のスイ
ッチ素子8がオフからオンに変化するタイミング(時刻
t2)においては、コイル部分3b、第2の磁気素子
7、第2のスイッチ素子9、第4のダイオード13から
なるループに循環電流が流れているため、第1のスイッ
チ素子8がオフからオンに変化する際のスイッチングロ
スを効果的に低減することが可能となる。一方、メイン
スイッチである第1のスイッチ素子8がオンからオフに
変化するタイミング(時刻t6)においては、第2のコ
ンデンサ11が出力電圧Voに等しい電圧まで充電され
ていることから、第1のスイッチ素子8に流れていた電
流は、第2のコンデンサ11及び第3のダイオード12
を介して出力に回生され、これに伴って第2のコンデン
サ11が徐々に放電されることから、第1のスイッチ素
子8がオンからオフに変化する際のスイッチングロスを
効果的に低減することが可能となる。したがって、本実
施態様による昇圧型スイッチング電源装置1によれば、
メインスイッチである第1のスイッチ素子8にて生じる
スイッチングロスは極めて小さく、効率のよい昇圧型ス
イッチング電源装置を提供することが可能となる。
【0044】また、補助スイッチである第2のスイッチ
素子9がオフからオンに変化するタイミング(時刻t
0)においては、入力電流Iinは第1の磁気素子3コ
イル部分3b及び第2の磁気素子7を介して第2のスイ
ッチ素子9に流れ込むため、電流量の増大速度は緩やか
であり、このため第2のスイッチ素子9がオフからオン
に変化する際のスイッチングロスを効果的に低減するこ
とが可能となる。また、これによって第1のダイオード
4を流れる電流ICR1の減少速度も緩やかとなるた
め、第1のダイオード4にて発生するリカバリ電流を効
果的に低減することができる。一方、補助スイッチであ
る第2のスイッチ素子9がオンからオフに変化するタイ
ミング(時刻t3)においては、第2のスイッチ素子9
を流れていた電流は第2のダイオード10を介して第2
のコンデンサ11を充電するため、第2のスイッチ素子
9の両端間の電圧の上昇は緩やかとなり、これによって
第2のスイッチ素子9がオンからオフに変化する際のス
イッチングロスを効果的に低減することが可能となる。
したがって、本実施態様による昇圧型スイッチング電源
装置1によれば、補助スイッチである第2のスイッチ素
子9にて生じるスイッチングロスも極めて小さく、効率
のよい昇圧型スイッチング電源装置を提供することが可
能となる。
【0045】さらに、第2のダイオード10及び第3の
ダイオード12に流れる電流が減少しリカバリ電流が発
生すると、第2の磁気素子7は逆方向に励磁されるが、
リカバリ電流はコイル部分3bと磁気結合しているコイ
ル部分3aを介して入力に回生されるため、第2の磁気
素子7を速やかにリセットすることができる。また、第
2の磁気素子7のリセットが終了した後は、コイル部分
3aと磁気結合しているコイル部分3bは、第2のダイ
オード10及び第3のダイオード12が逆バイアスにな
るような電圧を発生するため、次に第2のスイッチ素子
9がオンしたときに、第2のダイオード10及び第3の
ダイオード12にリカバリ電流が発生することはない。
【0046】以上より、本実施態様によれば、スイッチ
ングロスが大幅に低減され、非常に効率のよい昇圧型ス
イッチング電源装置を提供することができる。
【0047】次に、本発明の好ましい他の実施態様にか
かる昇圧型スイッチング電源装置について説明する。
【0048】図3は、本発明の好ましい他の実施態様に
かかる昇圧型スイッチング電源装置17の回路図であ
る。
【0049】図3に示されるように、本実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置17は、上記実施態様に
かかる昇圧型スイッチング電源装置1と類似の構成を有
しており、第2のダイオード10のアノードと第2のス
イッチ素子9との間に第6のダイオード18が挿入され
ているとともに、第6のダイオード18のカソードと直
流電源2の負側端子との間に第3のコンデンサ19が挿
入されている点が、上記実施態様にかかる昇圧型スイッ
チング電源装置1と異なる。
【0050】本実施態様にかかる昇圧型スイッチング電
源装置17の動作は、基本的に上記実施態様にかかる昇
圧型スイッチング電源装置1の動作と同様であるが、第
6のダイオード18及び第3のコンデンサ19が負荷さ
れたことにより、第2のスイッチ素子9がオフからオン
に変化する際のスイッチングロスが一層低減される。す
なわち、第2のスイッチ素子9がオフからオンに変化す
ると、第2のスイッチ素子9の両端間の電圧Vsw2は
急速に上昇しようとするが、付加された第6のダイオー
ド18及び第3のコンデンサ19が時定数回路として働
くため、その上昇速度が抑えられ、その結果、第2のス
イッチ素子9のスイッチングロスが低減されることにな
る。
【0051】このように、本実施態様にかかる昇圧型ス
イッチング電源装置17によれば、上記実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置1による効果に加え、第
2のスイッチ素子9がオフからオンに変化する際のスイ
ッチングロスを一層低減することが可能となる。
【0052】図4は、上記実施態様にかかる昇圧型スイ
ッチング電源装置17の変形例である昇圧型スイッチン
グ電源装置20の回路図である。
【0053】図4に示されるように、昇圧型スイッチン
グ電源装置20は、コイル部分3bの挿入位置が上記実
施態様にかかる昇圧型スイッチング電源装置17と異な
る他は同様の構成を有しており、その動作は、基本的に
上記実施態様にかかる昇圧型スイッチング電源装置17
の動作と同様である。
【0054】次に、本発明の好ましいさらに他の実施態
様にかかる昇圧型スイッチング電源装置について説明す
る。
【0055】図5は、本発明の好ましいさらに他の実施
態様にかかる昇圧型スイッチング電源装置21の回路図
である。
【0056】図5に示されるように、本実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置21は、上記実施態様に
かかる昇圧型スイッチング電源装置1と類似の構成を有
しており、電流検出素子15が削除された代わりに、第
4のダイオード13の両端間の電圧を検出する電圧検出
素子22が設けられている点が、上記実施態様にかかる
昇圧型スイッチング電源装置1と異なる。
【0057】本実施態様にかかる昇圧型スイッチング電
源装置21の動作は、基本的に上記実施態様にかかる昇
圧型スイッチング電源装置1の動作と同様であるが、本
実施態様にかかる昇圧型スイッチング電源装置21にお
いては、第1のスイッチ素子8をオフからオンに変化さ
せるタイミングとして、電圧検出素子22による検出電
圧を用いている。すなわち、本実施態様にかかる昇圧型
スイッチング電源装置21においては、第4のダイオー
ド13の両端間の電圧が逆転し、マイナスとなったこと
を電圧検出素子22が検出したことに応答して、制御回
路16は、第1のスイッチ素子8をオフからオンに変化
させている。これにより、上記実施態様にかかる昇圧型
スイッチング電源装置1と同様、第1のスイッチ素子8
がオフからオンに変化する際のスイッチングロスを極め
て小さくすることが可能となる。
【0058】次に、本発明の好ましいさらに他の実施態
様にかかる昇圧型スイッチング電源装置について説明す
る。
【0059】図6は、本発明の好ましいさらに他の実施
態様にかかる昇圧型スイッチング電源装置23の回路図
である。
【0060】図6に示されるように、本実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置23は、上記実施態様に
かかる昇圧型スイッチング電源装置1と類似の構成を有
しており、第4のダイオード13の両端間に第4のコン
デンサ24が並列に挿入されている点が、上記実施態様
にかかる昇圧型スイッチング電源装置1と異なる。
【0061】本実施態様にかかる昇圧型スイッチング電
源装置23の動作は、基本的に上記実施態様にかかる昇
圧型スイッチング電源装置1の動作と同様であるが、本
実施態様にかかる昇圧型スイッチング電源装置23にお
いては、第2のスイッチ素子9がオフからオンに変化し
た場合、第2の磁気素子7と第4のコンデンサ24から
なる共振回路が形成されるため、第2のスイッチ素子9
を流れる電流Isw2の増加速度が一層緩やかとなる。
その結果、第2のスイッチ素子9のスイッチングロスが
一層低減されることになる。
【0062】このように、本実施態様にかかる昇圧型ス
イッチング電源装置23によれば、上記実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置1による効果に加え、第
2のスイッチ素子9がオフからオンに変化する際のスイ
ッチングロスを一層低減することが可能となる。
【0063】図7は、上記実施態様にかかる昇圧型スイ
ッチング電源装置1に用いた直流電源2の代わりに、交
流電源を用いた昇圧型スイッチング電源装置25の回路
図である。
【0064】図7に示されるように、昇圧型スイッチン
グ電源装置25のうち、昇圧回路部26は、上記実施態
様にかかる昇圧型スイッチング電源装置1における当該
部分と同じ回路構成であり、直流電源2の代わりに交流
電源27を用いている点が異なる。交流電源27より供
給される交流電圧は、全波整流回路28によって整流さ
れ、その出力が昇圧回路部26に供給される。昇圧回路
部26による昇圧動作は、上記実施態様にかかる昇圧型
スイッチング電源装置1における昇圧動作と同様であ
る。
【0065】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0066】例えば、上記各実施態様にかかる昇圧型ス
イッチング電源装置おいては、第1のスイッチ素子8及
び第2のスイッチ素子9としてバイポーラトランジスタ
を用いたが、スイッチの種類としてはこれに限定され
ず、他の種類のスイッチ、例えばMOSFET、IGB
T、BSITであってもよい。
【0067】また、上記各実施態様にかかる昇圧型スイ
ッチング電源装置おいては、出力電圧Voを安定化する
ために、制御回路16によって第1のコンデンサ5の電
圧を監視し、これに応じて第1のスイッチ素子8のデュ
ーティを変更しているが、第1のスイッチ素子8のデュ
ーティは一定とし、その周波数を変更することによって
出力電圧Voを安定化してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スイッチングロスの少ない昇圧型スイッチング電源装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる昇
圧型スイッチング電源装置1の回路図である。
【図2】図2は、昇圧型スイッチング電源装置1の動作
を示すタイミングチャートである。
【図3】図3は、本発明の好ましい他の実施態様にかか
る昇圧型スイッチング電源装置17の回路図である。
【図4】図4は、上記実施態様にかかる昇圧型スイッチ
ング電源装置17の変形例である昇圧型スイッチング電
源装置20の回路図である。
【図5】図5は、本発明の好ましいさらに他の実施態様
にかかる昇圧型スイッチング電源装置21の回路図であ
る。
【図6】図6は、本発明の好ましいさらに他の実施態様
にかかる昇圧型スイッチング電源装置23の回路図であ
る。
【図7】図7は、上記実施態様にかかる昇圧型スイッチ
ング電源装置1に用いた直流電源2の代わりに、交流電
源を用いた昇圧型スイッチング電源装置25の回路図で
ある。
【符号の説明】
1 昇圧型スイッチング電源装置 2 直流電源 3 第1の磁気素子 3a、3b コイル部分 4 第1のダイオード 5 第1のコンデンサ 6 負荷抵抗 7 第2の磁気素子 8 第1のスイッチ素子 9 第2のスイッチ素子 10 第2のダイオード 11 第2のコンデンサ 12 第3のダイオード 13 第4のダイオード 14 第5のダイオード 15 電流検出素子 16 制御回路 17 昇圧型スイッチング電源装置 18 第6のダイオード 19 第3のコンデンサ 20 昇圧型スイッチング電源装置 21 昇圧型スイッチング電源装置 22 電圧検出素子 23 昇圧型スイッチング電源装置 24 第4のコンデンサ 25 昇圧型スイッチング電源装置 26 昇圧回路部 27 交流電源 28 全波整流回路 A、B 節点 VBE1 第1のスイッチ素子8の制御信号 VBE2 第2のスイッチ素子9の制御信号 VA 節点Aの電圧 Isw1 第1のスイッチ素子8の電流 ID4 第4のダイオード13の電流 Vsw2 第2のスイッチ素子9の電圧 Isw2 第2のスイッチ素子9の電流 IL2 第2の磁気素子7の電流 IC2 第2のコンデンサ11の電流 VCR1 第1のダイオード4の電圧 ICR1 第1のダイオード4の電流 ICR3 第3のダイオード12の電流

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の一端と平滑用の第1のコンデンサ
    の一端との間に直列に接続された第1の磁気素子及び第
    1のダイオードと、前記第1の磁気素子と前記第1のダ
    イオードとの節点である第1の節点と前記電源の他端と
    の間に接続された第1のスイッチ素子と、前記第1の節
    点と前記電源の前記他端との間に直列に接続された第2
    の磁気素子及び第2のスイッチ素子と、前記第2の磁気
    素子と前記第2のスイッチ素子との節点である第2の節
    点と前記第1の節点との間に直列に接続された第2のダ
    イオード及び第2のコンデンサとを備える昇圧型スイッ
    チング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のダイオードと前記第2のコン
    デンサとの節点である第3の節点と前記第1のコンデン
    サの前記一端との間に接続された第3のダイオードをさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載の昇圧型ス
    イッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の節点と前記第2の磁気素子と
    の間に挿入された第3の磁気素子をさらに備え、前記第
    1の磁気素子と前記第3の磁気素子とは、同一の磁心に
    巻かれた巻線によって構成される互いに逆極性の磁気素
    子であることを特徴とする請求項1または2に記載の昇
    圧型スイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の磁気素子は、前記第3の磁気
    素子よりも大きいインダクタを有することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の昇圧型スイッチ
    ング電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の節点と前記第2のダイオード
    との間に挿入された第4のダイオードと、前記第2のダ
    イオードと前記第4のダイオードとの節点である第4の
    節点と前記電源の前記他端との間に接続された第3のコ
    ンデンサとをさらに備えることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の昇圧型スイッチング電源装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のスイッチ手段の導通
    状態を制御する制御回路をさらに備え、前記制御回路
    は、前記第1のスイッチ手段をオンさせるに先立って前
    記第2のスイッチ手段をオンさせるとともに、前記第1
    の節点の電圧が前記電源の前記他端の電圧よりも低下し
    たことに応答して前記第1のスイッチ手段をオンさせる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の昇圧型スイッチング電源装置。
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