JP2002094020A - 強誘電体メモリ装置およびその製造方法ならびに混載装置 - Google Patents

強誘電体メモリ装置およびその製造方法ならびに混載装置

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Koichi Oguchi
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達也 下田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のパターンを有するメモリセルアレイを
有する強誘電体メモリ装置およびその製造方法ならびに
混載装置を提供する。 【解決手段】 メモリセルがマトリクス状に配列され、
第1信号電極12と、第1信号電極12と交差する方向
に配列された第2信号電極16と、少なくとも第1信号
電極12と第2信号電極16との交差領域に配置された
強誘電体層14と、を含むメモリセルアレイ100と、
メモリセルに対して選択的に情報の書き込みもしくは読
み出しを行うための周辺回路部200と、を含む。メモ
リセルアレイ100と周辺回路部200とは、異なる層
に配置されている。周辺回路部200は、メモリセルア
レイの外側の領域100に形成されている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリ装
置およびその製造方法ならびに混載装置に関し、特に、
セルトランジスタを有せず、強誘電体キャパシタのみを
用いた単純マトリクス型の強誘電体メモリ装置およびそ
の製造方法ならびに混載装置に関する。
【0002】
【背景技術】セルトランジスタを有せず、強誘電体キャ
パシタのみを用いた単純マトリクス型のメモリセルアレ
イは、非常に簡単な構造を有し、高い集積度を得ること
ができることから、その開発が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、所望
のメモリセルアレイを有する強誘電体メモリ装置および
その製造方法ならびに混載装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の強誘電体メモリ
装置は、メモリセルがマトリクス状に配列され、第1信
号電極と、該第1信号電極と交差する方向に配列された
第2信号電極と、少なくとも前記第1信号電極と前記第
2信号電極との交差領域に配置された強誘電体層と、を
含むメモリセルアレイと、前記メモリセルに対して選択
的に情報の書き込みもしくは読み出しを行うための周辺
回路部と、を含み、前記メモリセルアレイと前記周辺回
路部とは、異なる層に配置され、前記周辺回路部は、前
記メモリセルアレイの外側の領域に形成されている。
【0005】本発明においては、周辺回路部は、メモリ
セルアレイの外側の領域に形成されている。このため、
メモリセルアレイの下の半導体基板は、平坦である。そ
の結果、その半導体基板の上に、平坦な層間絶縁層を容
易に形成することができる。したがって、平坦な層間絶
縁層の上に、確実にメモリセルアレイを形成することが
でき、所望のパターンを有するメモリセルアレイを容易
に形成することができる。
【0006】本発明においては、強誘電体層は、次の3
つの態様のいずれかをとることができる。
【0007】(1)強誘電体層は、第1信号電極に沿っ
てライン状に配置されている態様である。具体的には、
前記強誘電体層は、前記第1信号電極上に選択的に配置
されている態様である。この態様の場合、強誘電体層が
第1信号電極に沿ってライン状に形成されているため、
第2信号電極の浮遊容量を小さくすることができる。
【0008】基体上に前記メモリセルが配置され、前記
基体の露出面が覆われるように、前記第1信号電極およ
び前記強誘電体層からなる積層体の相互間に、誘電体層
が設けられていることができる。
【0009】また、前記誘電体層は、前記強誘電体層よ
り小さい誘電率を有する材料からなることができる。
【0010】前記基体上に、該基体の表面と異なる表面
特性を有する表面修飾層が形成されていることができ
る。
【0011】前記表面修飾層は、前記メモリセルが形成
されない領域に配置され、該表面修飾層の表面が前記メ
モリセルを構成する材料に対して前記基体の表面より低
い親和性を有することができる。または、前記表面修飾
層は、前記メモリセルが形成される領域に配置され、該
表面修飾層の表面が前記メモリセルを構成する材料に対
して前記基体の表面より高い親和性を有することができ
る。
【0012】(2)強誘電体層は、第2信号電極に沿っ
てライン状に配置されている態様である。具体的には、
前記強誘電体層は、前記第2信号電極上に選択的に配置
されている態様である。この態様の場合、強誘電体層が
第2信号電極に沿ってライン状に形成されているため、
第1信号電極の浮遊容量を小さくすることができる。
【0013】基体上に前記メモリセルが配置され、前記
基体および前記第1信号電極の露出面が覆われるよう
に、前記強誘電体層および前記第2信号電極からなる積
層体の相互間に、誘電体層が設けられていることができ
る。
【0014】前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さ
い誘電率を有する材料からなることができる。
【0015】(3)前記強誘電体層は、前記第1信号電
極と前記第2信号電極との交差領域のみに配置されてい
る態様である。この態様の場合、強誘電体層が最小の領
域で形成されているため、さらに信号電極の浮遊容量を
小さくすることができる。
【0016】基体上に前記メモリセルが配置され、前記
基体の露出面の一部が覆われるように、前記第1信号電
極および前記強誘電体層からなる積層体の相互間に、誘
電体層が設けられていることができる。
【0017】前記基体上において、さらに前記基体およ
び前記第1信号電極の露出面が誘電体層によって覆われ
ていることができる。
【0018】前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さ
い誘電率を有する材料からなることができる。
【0019】前記基体上に、該基体の表面と異なる表面
特性を有する表面修飾層が形成されたことができる。
【0020】前記表面修飾層は、前記メモリセルが形成
されない領域に配置され、該表面修飾層の表面が前記メ
モリセルを構成する材料に対して前記基体の表面より低
い親和性を有することができる。または、前記表面修飾
層は、前記メモリセルが形成される領域に配置され、該
表面修飾層の表面が前記メモリセルを構成する材料に対
して前記基体の表面より高い親和性を有することができ
る。
【0021】また、本発明の強誘電体メモリ装置は、次
の構成をとることができる。
【0022】(A)前記強誘電体メモリ装置は、絶縁性
基体を有し、前記メモリセルアレイは、前記絶縁性基体
の溝内に設けられた前記第1信号電極と、前記強誘電体
層と、前記第2信号電極とを含み、前記第1信号電極が
形成された前記絶縁性基体の上に、前記強誘電体層およ
び前記第2信号電極が積層されていることができる。
【0023】ここで、絶縁性基板とは、少なくとも前記
第1信号電極が形成される表面部分が絶縁性を有する基
板を意味し、導電性材料による基板の表面部のみに絶縁
性を持たせたものでもよい(以下において同じ)。
【0024】(B)前記メモリセルアレイは、絶縁性基
体を有し、絶縁性基体に所定パターンで形成された凹部
および凸部を有し、前記凹部の底面および前記凸部の上
面に、それぞれ前記第1信号電極が配置され、前記第1
信号電極が形成された絶縁性基体上に、前記強誘電体層
および前記第2信号電極が積層されていることができ
る。
【0025】(C)請求項1〜20のいずれかに記載の
強誘電体メモリ装置を単位ブロックとして、該単位ブロ
ックを複数所定パターンで配列していることができる。
【0026】(D)複数組のメモリセルアレイを有し、
前記複数組のメモリセルアレイは、積層されて形成され
ていることができる。
【0027】(E)前記第1信号電極間に、絶縁層が設
けられ、前記第1信号電極の上面と、前記絶縁層の上面
とは、面一であることができる。
【0028】(強誘電体メモリ装置の製造方法)強誘電
体メモリ装置の製造方法は、(a)半導体基板上に、メ
モリセルに対して選択的に情報の書き込みもしくは読み
出しを行うための周辺回路部を形成する工程、および
(b)少なくとも、第1信号電極と、該第1信号電極と
交差する方向に配列された第2信号電極と、少なくとも
前記第1信号電極と前記第2信号電極との交差領域に配
置された強誘電体層と、を形成して、メモリセルがマト
リクス状に配列されたメモリセルアレイを形成する工程
を含み、前記周辺回路部は、前記メモリセルアレイの外
側の領域において形成される。
【0029】具体的には、前記工程(b)は、前記第1
信号電極を形成する工程(b−1)、前記強誘電体層を
形成する工程(b−2)、および前記第2信号電極を形
成する工程(b−3)、を含むことができる。
【0030】前記工程(b−2)は、非晶質状態または
微結晶状態の強誘電体層を形成する工程、および、該非
晶質状態または微結晶状態の強誘電体層を熱処理して、
前記強誘電体層を形成する工程を含むことができる。こ
れによれば、選択成長により強誘電体層を形成する場合
において、他の形成方法に比べて低温で、強誘電体層の
選択成長を行うことができる。
【0031】前記工程(b−2)は、次の3つの態様の
うちいずれかの態様をとることができる。
【0032】(1)第1の態様として、前記工程(b−
2)は、前記第1信号電極に沿ってライン状の強誘電体
層を形成する工程である。
【0033】この態様の場合、基体上に、前記第1信号
電極および前記強誘電体層の少なくとも一方を形成する
ための材料が優先的に堆積される表面特性を有する第1
の領域と、前記第1の領域に比較して前記第1信号電極
および前記強誘電体層の少なくとも一方を形成するため
の材料が堆積され難い表面特性を有する第2の領域と、
を形成する工程、および前記第1信号電極および前記強
誘電体層の少なくとも一方を形成するための材料を付与
し、前記第1の領域に該部材を選択的に形成する工程、
を含むことができる。
【0034】また、前記基体の表面に、前記第1および
第2の領域を形成することができる。
【0035】また、前記第1の領域では、前記基体の表
面を露出させ、前記第2の領域では、前記第1信号電極
および前記強誘電体層の材料に対する親和性が、前記基
体の第1の領域での露出面より低い表面特性を有する表
面修飾層を形成することができる。
【0036】または、前記第2の領域では、前記基体の
表面を露出させ、前記第1の領域では、前記第1信号電
極および前記強誘電体層の材料に対する親和性が、前記
基体の第2の領域での露出面より高い表面特性を有する
表面修飾層を形成することができる。
【0037】また、前記基体の露出面が覆われるよう
に、前記第1信号電極および前記強誘電体層からなる積
層体の相互間に、誘電体層が設けられることができる。
【0038】前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さ
い誘電率を有する材料からなることができる。
【0039】(2)第2の態様として、前記第1信号電
極と交差する方向に、前記強誘電体層および前記第2信
号電極が形成され、前記強誘電体層は、前記第2信号電
極に沿ってライン状に形成される態様である。
【0040】この態様の場合、前記強誘電体層および前
記第2信号電極は、同一マスクを用いたエッチングによ
ってパターニングされることができる。
【0041】前記基体および前記第1信号電極の露出面
が覆われるように、前記強誘電体層および前記第2信号
電極からなる積層体の相互間に、誘電体層が設けられる
ことができる。
【0042】前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さ
い誘電率を有する材料からなることができる。
【0043】(3)第3の態様として、前記工程(b−
3)の後、前記強誘電体層をパターニングして、前記第
1信号電極と前記第2信号電極との交差領域のみにブロ
ック状に前記強誘電体層を残す工程(b−4)を含む。
【0044】この態様の場合、前記基体上に、前記第1
信号電極および前記強誘電体層の少なくとも一方を形成
するための材料が優先的に堆積される表面特性を有する
第1の領域と、前記第1の領域に比較して前記第1信号
電極および前記強誘電体層の少なくとも一方を形成する
ための材料が堆積され難い表面特性を有する第2の領域
と、を形成する工程、および前記第1信号電極および前
記強誘電体層の少なくとも一方を形成するための材料を
付与し、前記第1の領域に該部材を選択的に形成する工
程、を含むことができる。
【0045】前記基体の表面に、前記第1および第2の
領域を形成することができる。
【0046】前記第1の領域では、前記基体の表面を露
出させ、前記第2の領域では、前記第1信号電極および
前記強誘電体層の材料に対する親和性が、前記基体の第
1の領域での露出面より低い表面特性を有する表面修飾
層を形成することができる。
【0047】または、前記第2の領域では、前記基体の
表面を露出させ、前記第1の領域では、前記第1信号電
極および前記強誘電体層の材料に対する親和性が、前記
基体の第2の領域での露出面より高い表面特性を有する
表面修飾層を形成する、強誘電体メモリ装置の製造方
法。
【0048】前記強誘電体層および前記第2信号電極
は、同一マスクを用いたエッチングによってパターニン
グされることができる。
【0049】前記基体の露出面が覆われるように、前記
第1信号電極および前記強誘電体層からなる積層体の相
互間に、誘電体層が設けられることができる。
【0050】前記基体および前記第1信号電極の露出面
が覆われるように、さらに、前記強誘電体層および前記
第2信号電極からなる積層体の相互間に、誘電体層が設
けられることができる。
【0051】前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さ
い誘電率を有する材料からなることができる。
【0052】本発明の強誘電体メモリ装置の製造方法
は、さらに、次の工程を含むことができる。
【0053】前記工程(b−1)の後に、前記第1信号
電極間に絶縁層を工程(b−5)を含み、前記絶縁層の
上面と前記第1信号電極の上面とは、面一であることが
できる。
【0054】工程(b−5)を含むことにより、平坦な
面の上に、強誘電体層を形成することができる。このた
め、所望のパターンを有する強誘電体層を形成するのが
容易となる。
【0055】具体的には、前記工程(b−5)は、溶液
塗布法を用いて、絶縁層を形成し、該絶縁層を平坦化す
る工程である。
【0056】(混載装置)本発明の混載装置は、請求項
1〜23のいずれかに記載の強誘電体メモリ装置と、フ
ラッシュメモリ、プロセッサ、アナログ回路およびSR
AMの群から選択される少なくとも1種とが混載されて
いる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照しながら説明する。
【0058】[第1の実施の形態] (デバイス)図1は、第1の実施の形態に係る強誘電体
メモリ装置を模式的に示す平面図であり、図2は、図1
のA−A線に沿って強誘電体メモリ装置の一部を模式的
に示す断面図である。
【0059】本実施の形態の強誘電体メモリ装置100
0は、メモリセルアレイ100と、周辺回路部200と
を有する。そして、メモリセルアレイ100と周辺回路
部200とは、異なる層に形成されている。周辺回路部
200は、メモリセルアレイ100の外側の領域におい
て形成されている。具体的には、周辺回路部の形成領域
A200は、メモリセルアレイの形成領域A100の外
側の領域において設けられている。この例では、下層に
周辺回路部200が、上層にメモリセルアレイ100が
形成されている。周辺回路部200の具体例としては、
Yゲート、センスアンプ、入出力バッファ、Xアドレス
デコーダ、Yアドレスデコーダまたはアドレスバッファ
を挙げることができる。
【0060】メモリセルアレイ100は、行選択のため
の第1信号電極(ワード線)12と、列選択のための第
2信号電極(ビット線)16とが直交するように配列さ
れている。なお、信号電極は、上記の逆でもよく、第1
信号電極がビット線、第2信号電極がワード線でもよ
い。
【0061】そして、図2に示すように、第1信号電極
12と第2信号電極16との間には強誘電体層14が配
置されている。従って、第1信号電極12と第2信号電
極16との交差領域において、それぞれ強誘電体キャパ
シタからなるメモリセルが構成されている。強誘電体層
14は、隣り合うメモリセルにおける強誘電体層14が
相互に連続するように形成されている。具体的には、強
誘電体層14は、メモリセルアレイの形成領域A100
において連続的に形成されている。
【0062】そして、第1信号電極12、強誘電体層1
4および第2信号電極16を覆うように、絶縁層からな
る第1保護層36が形成されている。さらに、第2配線
層40を覆うように第1保護層36上に絶縁性の第2保
護層38が形成されている。
【0063】周辺回路部200は、図1に示すように、
前記メモリセルに対して選択的に情報の書き込みもしく
は読み出しを行うための各種回路を含み、例えば、第1
信号電極12を選択的に制御するための第1駆動回路5
0と、第2信号電極34を選択的に制御するための第2
駆動回路52と、センスアンプなどの信号検出回路(図
示せず)とを含む。
【0064】また、周辺回路部200は、図2に示すよ
うに、半導体基板110上に形成されたMOSトランジ
スタ112を含む。MOSトランジスタ112は、ゲー
ト絶縁層112a,ゲート電極112bおよびソース/
ドレイン領域112cを有する。各MOSトランジスタ
112は素子分離領域114によって分離されている。
MOSトランジスタ112が形成された半導体基板11
0上には、第1層間絶縁層10が形成されている。そし
て、周辺回路部200とメモリセルアレイ100とは、
第1配線層40によって電気的に接続されている。
【0065】次に、本実施の形態の強誘電体メモリ装置
1000における書き込み,読み出し動作の一例につい
て述べる。
【0066】まず、読み出し動作においては、選択セル
のキャパシタに読み出し電圧「V0」が印加される。こ
れは、同時に‘0’の書き込み動作を兼ねている。この
とき、選択されたビット線を流れる電流またはビット線
をハイインピーダンスにしたときの電位をセンスアンプ
にて読み出す。このとき、非選択セルのキャパシタに
は、読み出し時のクロストークを防ぐため、所定の電圧
が印加される。
【0067】書き込み動作においては、‘1’の書き込
みの場合は、選択セルのキャパシタに「−V0」の電圧
が印加される。‘0’の書き込みの場合は、選択セルの
キャパシタに、該選択セルの分極を反転させない電圧が
印加され、読み出し動作時に書き込まれた‘0’状態を
保持する。このとき、非選択セルのキャパシタには、書
き込み時のクロストークを防ぐため、所定の電圧が印加
される。
【0068】以上の構成の強誘電体メモリ装置によれ
ば、メモリセルアレイ100の下には、周辺回路部が形
成されていない。このため、第1層間絶縁層10の下の
基体は平坦であるため、第1層間絶縁層10の堆積時の
膜厚を一定にし易い。第1層間絶縁層10の堆積時の膜
厚が一定であるほど、第1層間絶縁層10の平坦化が容
易となる。その結果、所定のパターンを有するメモリセ
ルアレイ100を容易に形成することができる。
【0069】(デバイスの製造方法)次に、上述した強
誘電体メモリ装置の製造方法の一例について述べる。図
3および図4は、強誘電体メモリ装置1000の製造工
程を模式的に示す断面図である。
【0070】図3に示すように、公知のLSIプロセス
を用いて、周辺回路200を形成する。具体的には、半
導体基板110上にMOSトランジスタ112を形成す
る。例えば、半導体基板110上の所定領域にトレンチ
分離法,LOCOS法などを用いて素子分離領域114
を形成し、ついでゲート絶縁層112aおよびゲート電
極112bを形成し、その後、半導体基板110に不純
物をドープすることでソース/ドレイン領域112cを
形成する。このようにして駆動回路50,52および信
号検出回路54などの各種回路を含む周辺回路部200
が形成される。ついで、第1層間絶縁層10を形成す
る。
【0071】さらに、周辺回路部200の第1層間絶縁
層10上に、第1信号電極12を形成する。第1信号電
極12の材質としては、たとえばIr,IrOx,P
t,RuOx,SrRuOx,LaSrCoOxを挙げる
ことができる。第1信号電極12の形成方法としては、
スパッタリング、蒸着、などの方法を挙げることができ
る。第1信号電極12は、単一の層あるいは複数の層が
積層された構造を有することができる。
【0072】次に、第1信号電極12をエッチングし
て、第1信号電極12をパターニングする。第1信号電
極12のエッチング方法としては、RIE、スパッタエ
ッチング、プラズマエッチングなどの方法を挙げること
ができる。
【0073】次に、第1信号電極12が形成された第1
層間絶縁層10上に、強誘電体層14を形成する。強誘
電体層14の材質としては、たとえばPZT(PbZr
zTi1-z3)、SBT(SrBi2Ta29)を挙げる
ことができる。強誘電体層14の成形方法としては、た
とえば、ゾルゲル材料やMOD材料を用いたスピンコー
ト法やディッピング法、スパッタ法、MOCVD法、レ
ーザアブレーション法を挙げることができる。
【0074】次に、強誘電体層14をエッチングして、
強誘電体層14をパターニングする。強誘電体層14の
パターニングは、強誘電体層14がメモリセルアレイの
形成領域A100にのみ残るように行われる。
【0075】次に、強誘電体層14の上に、第2信号電
極16を形成する。第2信号電極16の材質および形成
方法は、第1信号電極12と同様のものを適用すること
ができる。次に、第2信号電極16をエッチングして、
第2信号電極16をパターニングをする。第2信号電極
16のエッチング法は、第1信号電極12と同様のもの
を適用することができる。
【0076】次に、第2信号電極16が形成された強誘
電体層14上に、絶縁層からなる第1保護層36が形成
され、さらに第1保護層36の所定領域にコンタクトホ
ールが形成され、その後、所定パターンの第1配線層4
0が形成される。第1配線層40は、周辺回路部100
とメモリセルアレイ200とを電気的に接続している。
さらに最上層に、絶縁層からなる第2保護層38を形成
する。このようにして、強誘電体メモリ装置1000が
形成される。
【0077】[第2の実施の形態]図5は、メモリセル
アレイの一部を拡大して示す平面図であり、図6は、図
5のB−B線に沿った断面図である。平面図において、
( )内の数字は最上層の下の層を示す。本実施の形態
において、第1の実施の形態のメモリセルアレイと実質
的に同じ機能を有する部材には同一の符号を付して説明
する。
【0078】第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ装
置は、強誘電体層14が第2の信号電極16に沿ってラ
イン状に形成されている点で、第1の実施の形態と異な
る。強誘電体層14をライン状に形成することで、第1
信号電極12の浮遊容量を小さくすることができる。ま
た、このようなライン状の強誘電体層14は、後述する
ように、第2の信号電極16のパターニングに用いられ
るマスクを用いてパターニングして形成することができ
る。
【0079】また、強誘電体層14と第2信号電極16
とからなる積層体の相互には、基体10および第1信号
電極12の露出面を覆うように、誘電体層18が形成さ
れている。この誘電体層18は、強誘電体層14に比べ
て小さい誘電率を有することが望ましい。このように強
誘電体層14および第2信号電極16からなる積層体の
相互間に、強誘電体層14より誘電率の小さい誘電体層
18を介在させることにより、第2信号電極16の浮遊
容量を小さくすることができる。その結果、強誘電体メ
モリ装置1000における書き込みおよび読み出しの動
作をより高速に行うことが可能となる。
【0080】次に、上述した第6の変形例の製造方法の
一例について述べる。図7および図8は、強誘電体メモ
リ装置1000の製造工程を模式的に示す断面図であ
る。
【0081】(1)第1信号電極の形成工程 まず、図7に示すように、基体(たとえば層間絶縁層)
10上に、所定パターンで配列する第1信号電極(下電
極)12を形成する。第1信号電極12の形成方法は、
例えば、基体10上に第1信号電極12を形成するため
の電極材料を成膜し、成膜された電極材料をパターニン
グする。
【0082】電極材料は、強誘電体キャパシタの一部と
なるための機能を有するものであれば特に限定されるも
のではない。例えば、強誘電体層14を構成する材料と
してPZTを用いる場合には、第1信号電極12を構成
する電極材料として、白金、イリジウムおよびその化合
物等を用いることができる。第1信号電極12の材質と
しては、たとえばIr,IrOx,Pt,RuOx,Sr
RuOx,LaSrCoOxを挙げることができる。ま
た、第1信号電極12は、単層または複数の層を積層し
たものを用いることができる。
【0083】電極材料の成膜方法としては、スパッタリ
ング、真空蒸着、CVD等の方法が利用できる。パター
ニング方法としては、リソグラフィ技術を利用すること
ができる。成膜された電極材料を選択的に除去する方法
としては、RIE、スパッタエッチング、プラズマエッ
チングなどのエッチング方法を用いることができる。
【0084】電極材料の形成方法としては、上記エッチ
ングによるパターニングを用いずに、第3の実施の形態
で述べる表面修飾層を用いた方法(第3の実施の形態に
おける(デバイスの製造方法)の欄の工程(1)、
(2)参照)を用いることもできる。
【0085】(2)強誘電体層の成膜工程 図7に示すように、所定パターンの第1信号電極12が
形成された基体10上に、強誘電体からなる連続層14
0(以下、これを「強誘電体層140」という)を全面
的に形成する。強誘電体層140の成形方法としては、
たとえば、ゾルゲル材料やMOD(Metal Organic Deco
mposition)材料を用いたスピンコート法やディッピン
グ法、スパッタ法、MOCVD(Metal Organic Chemic
al VaporDeposition)法、レーザアブレーション法を挙
げることができる。
【0086】強誘電体層の材質としては、強誘電性を示
してキャパシタ絶縁層として使用できれば、その組成は
任意のものを適用することができる。このような強誘電
体としては、たとえばPZT(PbZrzTi
1-z3)、SBT(SrBi2Ta29)を挙げること
ができ、さらに、これらの材料にニオブやニッケル、マ
グネシウム等の金属を添加したもの等が適用できる。強
誘電体としては、具体的には、チタン酸鉛(PbTiO
3)、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr,Ti)
3)、ジルコン酸鉛(PbZrO3)、チタン酸鉛ラン
タン((Pb,La),TiO3)、ジルコン酸チタン
酸鉛ランタン((Pb,La)(Zr,Ti)O3)ま
たはマグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛(P
b(Zr,Ti)(Mg,Nb)O3)等を使用するこ
とができる。
【0087】上述した強誘電体の材料としては、例えば
PZTの場合、PbについてはPb(C254、(C2
53PbOCH2C(CH33、Pb(C11192
2等を、Zrについては、Zr(n−OC494、Zr
(t−OC494、Zr(C111924、Zr(C
111924等を、TiについてはTi(i−C37
4等を用いることができ、SBTの場合、Srについて
はSr(C11102 2等を、BiについてはBi(C
653等を、TaについてはTa(OC25 5等を用
いることができる。
【0088】(3)第2信号電極の形成工程 図7に示すように、強誘電体層140上に、所定パター
ンの第2信号電極(上部電極)16を形成する。その形
成方法は、例えば、強誘電体層140上に第2信号電極
16を形成するための電極材料を成膜し、成膜された電
極材料をパターニングする。具体的には、成膜された電
極材料層上に所定パターンのレジスト層30を形成し、
このレジスト層30をマスクとして電極材料層を選択的
にエッチングすることで、第2信号電極16が形成され
る。
【0089】第2信号電極16の材料、成膜方法、リソ
グラフィーを用いたパターニング方法については、前述
した工程(1)の第1信号電極12の形成工程と同様で
あるので、記載を省略する。
【0090】(4)強誘電体層のパターニング工程 図7および図8に示すように、レジスト層30をマスク
として、さらに強誘電体層140を選択的に除去して強
誘電体層14をパターニングする。成膜された強誘電体
材料を選択的に除去する方法としては、RIE、スパッ
タエッチング、プラズマエッチングなどのエッチング方
法を用いることができる。その後、レジスト層30を公
知の方法、例えば溶解あるいはアッシングによって除去
する。
【0091】(5)誘電体層の形成工程 図6に示すように、強誘電体層14と第2信号電極16
とからなる積層体の相互間に、誘電体層18を形成す
る。誘電体層18の形成方法としては、CVD、特にM
OCVDなどの気相法、あるいはスピンコート法やディ
ップ法等の液相を用いた方法を用いることができる。
【0092】誘電体層18は、前述したように、強誘電
体キャパシタを構成する強誘電体層14より小さな誘電
率を有する誘電体材料を用いることが好ましい。たとえ
ば、強誘電体層としてPZT材料を用いた場合には、誘
電体層18の材料としては、たとえばSiO2,Ta2
5,SrTiO3,MgOなどの無機材料あるいはポリイ
ミドなどの有機材料を用いることができ、強誘電体層1
4としてSBTを用いた場合には、誘電体層18の材料
として、SiO2,Ta25,SrTiO3,SrTa2
6,SrSnO3などの無機材料あるいはポリイミドな
どの有機材料を用いることができる。
【0093】以上の工程によって、メモリセルアレイ2
00Bが形成される。この製造方法によれば、強誘電体
キャパシタ20を構成する強誘電体層14は、第2信号
電極16のパターニングで用いたレジスト層30をマス
クとして連続的にパターニングされるので、工程数を少
なくできる。さらにこの場合、各層を別々のマスクでパ
ターニングする場合に比べて、1つのマスクの合わせ余
裕が不要となるので、メモリセルアレイの高集積化も可
能となる。
【0094】[第3の実施の形態]図9は、第3の実施
の形態に係る強誘電体キャパシタを有するメモリセルア
レイの要部を模式的に示す平面図であり、図10は、図
9のC−C線に沿った断面図である。
【0095】第3の実施の形態において、第1の実施の
形態のメモリセルアレイと実質的に同じ機能を有する部
材には同一の符号を付して説明する。
【0096】本実施の形態は、強誘電体キャパシタを構
成する強誘電体層が第1信号電極(下電極)上にライン
状に積層されて形成されている点で、第1の実施の形態
と異なる。
【0097】本実施の形態に係るメモリセルアレイ20
0Cは、絶縁性の基体(たとえば層間絶縁層)10上
に、第1信号電極12、強誘電体キャパシタを構成する
第1強誘電体層14および第2信号電極16が積層され
ている。そして、第1信号電極12,強誘電体層14お
よび第2信号電極16によって強誘電体キャパシタ20
が構成される。すなわち、第1信号電極12と第2信号
電極16との交差領域において、それぞれ強誘電体キャ
パシタ20からなるメモリセルが構成されている。
【0098】第1信号電極12および第2信号電極16
は、図9に示すように、X方向およびY方向にそれぞれ
所定のピッチで配列されている。
【0099】強誘電体層14は、第1信号電極12上に
選択的に形成されている。また、基体10上において、
第1信号電極12の相互間には、後に詳述する表面修飾
層22が配置されている。この表面修飾層22上には誘
電体層18が形成されている。この誘電体層18は、強
誘電体層14に比べて小さい誘電率を有することが望ま
しい。このように第1信号電極12および強誘電体層1
4からなる積層体の相互間に、強誘電体層14より誘電
率の小さい誘電体層18を介在させることにより、第2
信号電極16の浮遊容量を小さくすることができる。そ
の結果、強誘電体メモリ装置における書き込みおよび読
み出しの動作をより高速に行うことが可能となる。
【0100】(デバイスの製造方法)図11〜図14
は、第3の実施の形態に係るメモリセルアレイ200C
の製造工程を模式的に示す断面図である。
【0101】(1)表面修飾層の形成 まず、基体10の表面特性に選択性を付与する工程を行
う。ここで、基体10の表面特性に選択性を付与すると
は、基体10の表面の、当該表面に堆積させるための材
料に対してぬれ性等の表面特性の異なる領域を形成する
ことである。
【0102】本実施の形態において、図11に示すよう
に、具体的には、基体10の表面に、強誘電体キャパシ
タを構成する部材を形成するための材料、特に電極を形
成するための材料に対して親和性を有する第1の領域2
4と、第1の領域24よりも強誘電体キャパシタを構成
する部材を形成するための材料、特に電極を形成するた
めの材料に対して親和性の小さい第2の領域26と、を
形成する。そして、後続の工程で、この表面特性の差を
利用し、各領域間での材料の堆積速度や基体との密着性
における選択性により、第1の領域24には、強誘電体
キャパシタが選択的に形成される。
【0103】すなわち、後続の工程で、強誘電体キャパ
シタの第1信号電極12および強誘電体層14の少なく
とも一つを、例えば化学的気相成長法(CVD法)、物
理的気相成長法または液相法を適用して、第1の領域2
4に選択的な堆積プロセスで形成することができる。こ
の場合であって、例えば基体10の表面が、強誘電体キ
ャパシタを構成する部材を形成するための材料が堆積さ
れ易い性質を有する場合には、第1の領域24では表面
を露出させ、第2の領域26では上記材料が堆積されに
くい表面修飾層22を形成し、強誘電体キャパシタを構
成する部材を形成するための材料の堆積に対する選択性
を付与することができる。
【0104】本実施の形態では、基体10の表面の全面
に表面修飾層を形成してから、図11に示すように、第
1の領域24で表面修飾層を除去して、第2の領域26
に表面修飾層22を残す。詳しくは、次の工程を行う。
【0105】表面修飾層22は、CVD等の気相成長法
によって形成してもよいし、スピンコート法やディップ
法等の液相を用いた方法によって形成してもよく、その
場合には液体または溶媒に溶かした物質を使用する。こ
のような物質としては、例えば、シランカップリング剤
(有機ケイ素化合物)やチオール化合物を使用すること
ができる。
【0106】ここで、チオール化合物とは、メルカプト
基(−SH)を持つ有機化合物(R 1−SH;R1はアル
キル基等の置換可能な炭化水素基)の総称をいう。この
ようなチオール化合物を、例えば、ジクロロメタン、ト
リクロロメタン等の有機溶剤に溶かして0.1〜10m
M程度の溶液とする。
【0107】また、シランカップリング剤とは、R2 n
iX4-n(nは自然数、R2は水素、アルキル基等の置換
可能な炭化水素基)で表される化合物であり、Xは−O
3、−COOH、−OOCR3、−NH3-n3n、−O
CN、ハロゲン等である(R3はアルキル基等の置換可
能な炭化水素基)。これらシランカップリング剤および
チオール化合物の中で、特にR1やR3がCn2n+1m
2m(n、mは自然数)であるようなフッ素原子を有する
化合物は、表面自由エネルギーが高くなり他材料との親
和性が小さくなるため、好適に用いられる。
【0108】または、メルカプト基や−COOH基を有
する化合物による上述した方法で得られる膜を用いるこ
ともできる。以上の材料による膜は、適切な方法により
単分子膜やその累積膜の形で用いることができる。
【0109】本実施の形態では、図11に示すように、
第1の領域24では、表面修飾層が形成されない。表面
修飾層22として例えばシランカップリング剤を使用し
た場合、光を当てることで、基体10との界面で、分子
の結合が切れて除去される場合がある。このような光に
よるパターニングには、リソグラフィで行われるマスク
露光を適用することができる。あるいは、マスクを使用
せずに、レーザ、電子線またはイオンビームなどによっ
て直接的にパターニングしてもよい。
【0110】なお、表面修飾層22自体を他の基体上に
形成し、これを転写することにより第2の領域26に表
面修飾層22を選択的に形成し、成膜と同時にパターニ
ングすることもできる。
【0111】こうして、図11に示すように、第1の領
域24と、表面修飾層22で被覆された状態となってい
る第2の領域26との間で、表面状態が異なるようにし
て、後続の工程における強誘電体キャパシタを構成する
部材を形成するための材料との親和性に差を生じさせる
ことができる。特に、表面修飾層22が、フッ素分子を
有するなどの理由で、撥水性を有していれば、例えば強
誘電体キャパシタを構成する部材の材料を液相にて提供
する場合に、第1の領域24に選択的に当該材料を付与
することができる。また、表面修飾層22の材料によっ
ては、これが存在しない第1の領域24では、上層の部
材を形成するための材料との親和性で気相法による成膜
がされるようにすることができる。このように、第1の
領域24と第2の領域26の表面の性質に選択性を付与
し、後続の工程で、強誘電体メモリ装置の強誘電体キャ
パシタの部材(本実施の形態では第1信号電極12およ
び強誘電体層14)を形成することができる。
【0112】(2)第1信号電極の形成工程 図12に示すように、強誘電体キャパシタの下部電極と
なる第1信号電極12を、第1の領域24に対応して形
成する。例えば、基体10の表面の全体に対して、気相
法による成膜工程を行う。こうすることで、選択堆積プ
ロセスが行われる。すなわち、第1の領域24では成膜
がされ、第2の領域26では成膜がされにくいので、第
1の領域24のみに第1信号電極12が形成される。こ
こで、気相法としてCVD、特にMOCVDを適用する
ことが好ましい。第2の領域26では、全く成膜されな
いことが好ましいが、第1の領域24での成膜よりも、
成膜スピードにおいて2桁以上遅ければよい。
【0113】また、第1信号電極12の形成には、その
材料の溶液を液相の状態で第1の領域24に選択的に供
給する方法、またはその材料の溶液を超音波等によりミ
スト化して第1の領域24に選択的に供給するミストデ
ポジション法を採用することもできる。
【0114】第1信号電極12を構成する材料として
は、第1の実施の形態で述べたと同様に、例えば白金、
イリジウム等を用いることができる。基体10上に第1
の領域24と、前述したような材料を含む表面修飾層2
2(第2の領域26)とを形成し、表面特性の選択性を
形成した場合、白金については、例えば(C5722
Pt、(C5HFO22Pt、(C35)(C55)P
tを電極を形成するための材料として、イリジウムにつ
いては、例えば(C353Irを電極を形成するため
の材料として用いて、選択的に堆積させることができ
る。
【0115】(3)強誘電体層の形成工程 図13に示すように、第1信号電極12上に強誘電体層
14を形成する。詳しくは、基体10の表面の全体に対
して、例えば気相法による成膜工程を行う。こうするこ
とで、第1信号電極12上では成膜がされ、第2の領域
26では成膜がされにくいので、第1信号電極12上の
みに強誘電体層14が形成される。ここで、気相法とし
てCVD、特にMOCVDを適用することができる。
【0116】また、強誘電体層14の形成には、その材
料の溶液を液相の状態で第2の領域26以外の領域に形
成された第1信号電極12上にインクジェット法等で選
択的に供給する方法、またはその材料の溶液を超音波等
によりミスト化して第2の領域26以外の部分に選択的
に供給するミストデポジション法を採用することもでき
る。
【0117】強誘電体層14としては、強誘電性を示し
てキャパシタ絶縁層として使用できれば、その組成は任
意のものを適用することができる。例えば、SBT系材
料、PZT系材料の他、ニオブや酸化ニッケル、酸化マ
グネシウム等の金属酸化物を添加したもの等が適用でき
る。強誘電体の具体例としては、第2の実施の形態で述
べたものと同様のものを例示できる。さらに、強誘電体
の材料の具体例としては、第2の実施の形態で述べたも
のと同様のものを例示できる。
【0118】また、強誘電体層14は、次のようにして
形成することもできる。強誘電体前駆層を形成し、強誘
電体前駆層を熱処理することにより、強誘電体層を形成
することもできる。強誘電体前駆層としては、非晶質状
態または微結晶状態のSBT膜、非晶質状態または微結
晶状態のPZT膜を挙げることができる。強誘電体前駆
層の形成方法としては、塗布法,スパッタ法,CVD
法,レーザーアブレーション法などを挙げることができ
る。熱処理の温度は、膜質により異なるが、非晶質状態
のSBT膜の場合たとえば600〜700℃、好ましく
は600〜650℃であり、非晶質状態のPZT膜の場
合たとえば400〜500℃、好ましくは400〜45
0℃である。この強誘電体層の形成方法によれば、他の
形成方法に比べて形成温度を低くして、強誘電体層を形
成することができる。このため、他の形成法に比べて、
強誘電体の構成物質が、基体10から剥離してしまうの
を確実に防止することができる。
【0119】(4)誘電体層の形成工程 図14に示すように、第2の領域26上に、すなわち、
第1の領域24に形成された、第1信号電極12と強誘
電体層14とからなる積層体の相互間の領域に、誘電体
層18を形成する。誘電体層18の形成方法としては、
CVD、特にMOCVDなどの気相法、あるいはスピン
コート法やディップ法等の液相を用いた方法を用いるこ
とができる。誘電体層18は、たとえばCMP(Chemic
al Mechanical Polishing)法などによって、強誘電体
層14と同一レベルの表面を有するように平坦化される
ことが好ましい。このように誘電体層18を平坦化する
ことにより、第2信号電極16の形成が容易かつ正確に
行われる。
【0120】誘電体層18は、強誘電体キャパシタを構
成する強誘電体層14より小さな誘電率を有する誘電体
材料を用いることが好ましい。たとえば、強誘電体層と
してPZT材料を用いた場合には、誘電体層18の材料
としては、たとえばSiO2,Ta25,SrTiO3
MgOなどの無機材料あるいはポリイミドなどの有機材
料を用いることができ、強誘電体層14としてSBTを
用いた場合には、誘電体層18の材料として、Si
2,Ta25,SrTiO3,SrTa26,SrSn
3などの無機材料あるいはポリイミドなどの有機材料
を用いることができる。
【0121】(5)第2信号電極の形成工程 図10に示すように、強誘電体層14および誘電体層1
8上に所定パターンの第2信号電極(上部電極)16を
形成する。その形成方法は、例えば、強誘電体層14お
よび誘電体層18上に第2信号電極16を形成するため
の電極材料を成膜し、成膜された電極材料をパターニン
グする。
【0122】電極材料は、強誘電体キャパシタの一部と
なるための機能を有するものであれば特に限定されるも
のではない。例えば、強誘電体層14を構成する材料と
してPZTを用いる場合には、第2の実施の形態と同様
に、第2信号電極16を構成する電極材料として、白
金、イリジウムおよびその化合物等を用いることができ
る。第2信号電極16は、単層または複数の層を積層し
たものを用いることができる。
【0123】電極材料の成膜方法としては、第1の実施
の形態と同様に、スパッタリング、真空蒸着、CVD等
の方法が利用できる。パターニング方法としては、リソ
グラフィ技術を利用することができる。
【0124】さらに、必要に応じて、強誘電体層14、
誘電体層18および第2信号電極16の表面に絶縁性の
保護層を全体的に形成する。このようにして、本実施の
形態に係るメモリセルアレイ200Cを形成することが
できる。
【0125】本実施の形態の製造方法によれば、第1の
領域24には強誘電体キャパシタを構成する少なくとも
一部材を選択的に形成することができ、第2の領域26
にはこれが形成されにくい。こうして、エッチングを行
うことなく、第1信号電極(下電極)および強誘電体層
の少なくとも1つ(本実施の形態では第1信号電極12
および強誘電体層14)を形成することができる。この
方法によれば、第1信号電極のパターニングとしてスパ
ッタエッチングを用いた場合のように、エッチングによ
り生ずる二次生成物に起因する再付着物の問題を回避す
ることができる。
【0126】本実施の形態の製造方法においては、図1
3に示す工程の後に、第2の領域26上で、表面修飾層
22を除去してもよい。この工程は、第1信号電極12
および強誘電体層14の成膜工程が完了してから行う。
例えば、表面修飾層のパターニング工程で説明した方法
で、表面修飾層22を除去することができる。表面修飾
層22を除去するときに、その上に付着した物質も除去
することが好ましい。例えば、表面修飾層22上に、第
1信号電極12または強誘電体層14の材料が付着した
ときに、これらを除去してもよい。なお、表面修飾層2
2を除去する工程は、本発明の必須要件ではなく、表面
修飾層22を残してもよい。
【0127】また、第1信号電極12の側面に強誘電体
層14が形成されている場合には、これらを除去するこ
とが好ましい。除去工程では、例えば、ドライエッチン
グを適用することができる。
【0128】上記実施の形態では、表面修飾層22を第
2の領域26に形成し、第1の領域24および第2の領
域26の表面のそれぞれを、続いて形成される強誘電体
キャパシタの少なくとも一部材(第1信号電極および強
誘電体層の少なくとも一方)を形成するための材料の堆
積性、すなわち堆積され易さが異なるような表面特性に
した。その変形例として、表面修飾層22を第1の領域
24に形成し、強誘電体キャパシタの少なくとも一部材
を形成するための材料を表面修飾層22の表面に対して
優先的に堆積されるように液相または気相の組成に調製
して、第1の領域24に選択的に強誘電体キャパシタを
形成してもよい。
【0129】また、例えば第2の領域26の表面に前述
したような表面修飾層の薄い層を選択的に形成し、第1
の領域24および第2の領域26を含む全面に強誘電体
キャパシタの少なくとも一部材を形成するための材料を
気相または液相で供給し、全面に当該部材の材料の層を
形成し、ポリッシングや化学的な手法で表面修飾膜の薄
い層上の当該部材の材料層のみを選択的に除去し、第1
の領域24上に選択的に当該部材の材料層を得ることも
できる。
【0130】その他、第1の領域24および第2の領域
26の表面のそれぞれには、特に明確に層を設けず、選
択的に表面処理を行い、第1の領域24上に強誘電体キ
ャパシタの少なくとも一部材を形成するための材料が優
先的に堆積されるようにしてもよい。
【0131】本実施の形態で特徴とする、表面修飾層を
用いた第1信号電極(下電極)および強誘電体層の形成
については、本願出願人による特許協力条約に基づく国
際出願(出願番号PCT/JP00/03590)に記
載されている。
【0132】本実施の形態に係る強誘電体メモリ装置の
製造方法は、次の変形が可能である。
【0133】表面修飾層を利用せず、下部電極および強
誘電体層を順次堆積し、強誘電体層および下部電極を同
一マスクで連続的にパターニングすることもできる。
【0134】[第4の実施の形態]図15は、本実施の
形態に係る強誘電体キャパシタを有するメモリセルアレ
イの要部を模式的に示す平面図であり、図16は、図1
5のD−D線に沿った断面図であり、図17は、図15
のE1−E1線に沿った断面図であり、図18は、図1
5のE2−E2線に沿った断面図である。
【0135】本実施の形態において、第1の実施の形態
のメモリセルアレイと実質的に同じ機能を有する部材に
は同一の符号を付して説明する。
【0136】本実施の形態は、強誘電体キャパシタを構
成する強誘電体層14が第1信号電極12と第2信号電
極16との交差領域にのみ形成されている点で、第1お
よび第2の実施の形態と異なる。
【0137】本実施の形態に係るメモリセルアレイ20
0Dは、絶縁性の基体10上に、第1信号電極12、強
誘電体キャパシタを構成する強誘電体層14および第2
信号電極16が積層されている。そして、第1信号電極
12,強誘電体層14および第2信号電極16によって
強誘電体キャパシタ20が構成される。すなわち、第1
信号電極12と第2信号電極16との交差領域におい
て、それぞれ強誘電体キャパシタ20からなるメモリセ
ルが構成されている。第1信号電極12および第2信号
電極16は、図15に示すように、X方向およびY方向
にそれぞれ所定のピッチで配列されている。
【0138】強誘電体層14は、第1信号電極12およ
び第2信号電極16の交差領域にのみ選択的に形成され
ている。図16に示すように、第2信号電極16に沿っ
てみると、基体10上において、第1信号電極12上に
強誘電体層14および第2信号電極16が積層され、さ
らに、第1信号電極12の相互間には表面修飾層22が
配置され、この表面修飾層22上には誘電体層18が形
成されている。また、図17に示すように、第1信号電
極12に沿ってみると、第1信号電極12の所定位置に
おいて、強誘電体層14と第2信号電極16とが積層さ
れている。そして、強誘電体層14および第2信号電極
16の積層体の相互間には何もない状態である。図17
に示すように、第1信号電極12上に沿ってみると、第
1信号電極12の所定位置において、強誘電体層14と
第2信号電極16とが積層されている。図18に示すよ
うに、X方向であって第1信号電極12が形成されてい
ない部分についてみると、表面修飾層22上の所定位置
において、誘電体層180と第2信号電極16とが積層
されている。そして、強誘電体層14および第2信号電
極16の積層体の相互間、ならびに誘電体層180およ
び第2信号電極16の積層体の相互間には、必要に応じ
て誘電体層を形成することができる。
【0139】誘電体層180ならびに必要に応じて形成
される上記誘電体層は、強誘電体層14に比べて小さい
誘電率を有することが望ましい。このように第1信号電
極12および強誘電体層14からなる積層体の相互間、
あるいは強誘電体層14および第2信号電極16からな
る積層体の相互間に、強誘電体層14より誘電率の小さ
い誘電体層を介在させることにより、第1信号電極12
および第2信号電極16の浮遊容量を小さくすることが
できる。その結果、強誘電体メモリ装置における書き込
みおよび読み出しの動作をより高速に行うことが可能と
なる。
【0140】また、本実施の形態では、強誘電体キャパ
シタ20を構成する強誘電体層14は、第1信号電極1
2と第2信号電極16との交差領域にのみ形成されてい
る。このような構造によれば、第1信号電極12および
第2信号電極16双方の浮遊容量を小さくすることがで
きる点で有利である。
【0141】(デバイスの製造方法)図19〜図26
は、本実施の形態に係るメモリセルアレイ200Dの製
造工程を模式的に示す断面図である。
【0142】(1)表面修飾層の形成 まず、基体10の表面特性に選択性を付与する工程を行
う。ここで、基体10の表面特性に選択性を付与すると
は、基体10の表面の、当該表面に堆積させるための材
料に対してぬれ性等の表面特性の異なる領域を形成する
ことである。この点については第2の実施の形態で詳細
に説明したので、簡単に説明する。
【0143】本実施の形態において、図20に示すよう
に、具体的には、基体10の表面に、強誘電体キャパシ
タを構成する部材を形成するための材料、特に電極を形
成するための材料に対して親和性を有する第1の領域2
4と、第1の領域24よりも強誘電体キャパシタを構成
する部材を形成するための材料、特に電極を形成するた
めの材料に対して親和性の小さい第2の領域26と、を
形成する。そして、後続の工程で、この表面特性の差を
利用し、各領域間での材料の堆積速度や基体との密着性
における選択性により、第1の領域24には、強誘電体
キャパシタが選択的に形成される。
【0144】すなわち、例えば基体10の表面が、強誘
電体キャパシタを構成する部材を形成するための材料が
堆積され易い性質を有する場合には、第1の領域24で
は表面を露出させ、第2の領域26では上記材料が堆積
されにくい表面修飾層22を形成し、強誘電体キャパシ
タを構成する部材を形成するための材料の堆積に対する
選択性を付与することができる。
【0145】本実施の形態では、基体10の表面の全面
に表面修飾層を形成してから、図20に示すように、第
1の領域24で表面修飾層を除去して、第2の領域26
に表面修飾層22を残す。表面修飾層22の形成方法に
ついては、第2の実施の形態で述べた方法と同様の方法
を採用できる。
【0146】(2)第1信号電極の形成工程 図21に示すように、強誘電体キャパシタの下部電極と
なる第1信号電極12を、第1の領域24に対応して形
成する。第1信号電極12の形成方法および電極材料に
ついては、第2の実施の形態で述べた方法および材料と
同様のものを採用できる。
【0147】(3)強誘電体層の形成工程 図22に示すように、第1信号電極12上に強誘電体層
140を形成する。詳しくは、基体10の表面の全体に
対して、例えば気相法による成膜工程を行う。こうする
ことで、第1信号電極12上では成膜がされ、第2の領
域26では成膜がされにくいので、第1信号電極12上
のみに強誘電体層140が形成される。強誘電体層14
0の成膜方法としては、第2の実施の形態で述べたと同
様の方法を採用できる。
【0148】強誘電体層14としては、強誘電性を示し
てキャパシタ絶縁層として使用できれば、その組成は任
意のものを適用することができる。例えば、SBT系材
料、PZT系材料の他、ニオブやニッケル、マグネシウ
ム等の金属を添加したもの等が適用できる。強誘電体の
具体例としては、第1の実施の形態で述べたものと同様
のものを例示できる。さらに、強誘電体の材料の具体例
としては、第1の実施の形態で述べたものと同様のもの
を例示できる。
【0149】(4)誘電体層の形成工程 図19および図23に示すように、第2の領域26上
に、すなわち、第1の領域24に形成された、第1信号
電極12と強誘電体層14とからなる積層体の相互間の
領域に、誘電体層180を形成する。図23は、図19
のE3−E3線に沿った断面図である。
【0150】誘電体層180の形成方法としては、第1
の実施の形態で述べたと同様の方法を採用できる。さら
に、誘電体層180は、たとえばCMP法などによっ
て、強誘電体層140と同一レベルの表面を有するよう
に平坦化されることが好ましい。このように誘電体層1
80を平坦化することにより、第2信号電極16の形成
が容易かつ正確に行われる。
【0151】誘電体層180は、強誘電体キャパシタを
構成する強誘電体層14より小さな誘電率を有する誘電
体材料を用いることが好ましい。たとえば、強誘電体層
としてPZT材料を用いた場合には、誘電体層180の
材料としては、たとえばSiO2,Ta25,SrTi
3,MgOなどの無機材料あるいはポリイミドなどの
有機材料を用いることができ、強誘電体層14としてS
BTを用いた場合には、誘電体層180の材料として、
SiO2,Ta25,SrTiO3,SrTa26,Sr
SnO3などの無機材料あるいはポリイミドなどの有機
材料を用いることができる。
【0152】以上の工程(1)〜(4)によって、第1
の領域24に第1信号電極12および強誘電体層140
が積層され、第2の領域26に表面修飾層22および誘
電体層180が積層される。
【0153】(5)第2信号電極の形成工程 図24〜図26に示すように、強誘電体層140および
誘電体層180上に所定パターンの第2信号電極(上部
電極)16を形成する。その形成方法は、例えば、強誘
電体層140および誘電体層180上に、第2信号電極
16を形成するための電極材料を成膜し、成膜された電
極材料をパターニングする。
【0154】電極材料は、強誘電体キャパシタの一部と
なるための機能を有するものであれば特に限定されるも
のではない。強誘電体層140を構成する材料として
は、第2の実施の形態で述べたと同様なものを採用でき
る。また、電極材料の成膜方法としては、第1の実施の
形態と同様に、スパッタリング、真空蒸着、CVD等の
方法が利用でき、パターニング方法としては、リソグラ
フィ技術を利用することができる。
【0155】例えば、第2の実施の形態と同様に、図示
しないレジスト層を第2信号電極16のための電極材料
層上に形成し、これをマスクとしてエッチングを行うこ
とで、第2信号電極16をパターニングできる。
【0156】(6)強誘電体層のパターニング工程 図17および図18に示すように、図示しないレジスト
層をマスクとして、さらに強誘電体層140を選択的に
除去して強誘電体層14をパターニングする。成膜され
た強誘電体材料を選択的に除去する方法としては、第2
の実施の形態と同様に、RIE、スパッタエッチング、
プラズマエッチングなどのエッチング方法を用いること
ができる。その後、レジスト層を公知の方法、例えば溶
解あるいはアッシングによって除去する。
【0157】(7)誘電体層の形成工程 さらに、必要に応じて、強誘電体層14と第2信号電極
16とからなる積層体の相互間、ならびに表面修飾層2
2と第2信号電極16とからなる積層体の相互間に、図
示しない誘電体層を形成する。誘電体層の形成方法とし
ては、工程(4)の誘電体層180と同様の方法を用い
ることができる。
【0158】以上の工程によって、メモリセルアレイ2
00Dが形成される。この製造方法によれば、第2の実
施の形態および第3の実施の形態での利点を有する。す
なわち、エッチングを行うことなく、第1信号電極(下
電極)および強誘電体層の少なくとも1つ(本実施の形
態では第1信号電極12および強誘電体層14)を形成
することができる。したがって、第1信号電極のパター
ニングとしてスパッタエッチングを用いた場合のよう
に、エッチングにより生ずる二次生成物に起因する再付
着物の問題を回避することができる。また、第2信号電
極16のパターニングで用いたレジスト層をマスクとし
て連続的にパターニングされるので、工程数を少なくで
きる。さらにこの場合、各層を別々のマスクでパターニ
ングする場合に比べて、1つのマスクの合わせ余裕が不
要となるので、メモリセルアレイの高集積化も可能とな
る。
【0159】以上、強誘電体キャパシタの存在しない領
域に誘電体層18または180を形成する例を示してき
たが、もちろん、本発明は、誘電体層18または180
を設けない構成にも適用できる。
【0160】上記の実施の形態に係る強誘電体メモリ装
置は、次のようにして形成してもよい。
【0161】基体の上に、下部電極をCVD法などによ
り形成し、その下部電極をパターニングする。次に、下
部電極を含む基体の上に、強誘電体層を形成し、その強
誘電体層をパターニングする。次に、強誘電体層を含む
基体の上に、上部電極を形成し、上部電極をパターニン
グする。
【0162】[メモリセルアレイの変形例]次に、メモ
リセルアレイの変形例について、図27〜図31を参照
しながら説明する。
【0163】(1)第1の変形例 図27は、メモリセルアレイ100Eの要部を示す断面
図である。このメモリセルアレイ100Eは、絶縁性基
板400と、この絶縁性基板400に形成された溝内に
設けられた第1信号電極12と、強誘電体層14と、第
2信号電極16とを有する。この例において特徴的なこ
とは、第1信号電極12がいわゆるダマシン法によって
形成されていることである。たとえば、第1信号電極1
2は、酸化シリコン層からなる絶縁性基板400に所定
パターンの溝を形成した後、この溝内にたとえば白金な
どの金属をメッキによって充填し、その後CMP法によ
って金属層を研磨し平坦化することにより形成される。
【0164】このようにダマシン法によって第1信号電
極を形成することにより、絶縁性基板400上に段差の
ない状態で強誘電体層14を形成できるので、強誘電体
層14が容易に形成できる。また、第1信号配線12の
高さを大きくすることによりその抵抗を小さくできるの
で、高速の書き込み,読み出しが可能となる。
【0165】(2)第2の変形例 図28は、メモリセルアレイ100Fの要部を模式的に
示す断面図である。この例では、絶縁性基板400に所
定パターンの凹部410と凸部420とが形成されてい
る。そして、凹部410の底面および凸部420の上面
に、それぞれ第1信号電極12aおよび12bが形成さ
れている。これらの第1信号電極12a,12bが形成
された絶縁性基板400上には強誘電体層14が形成さ
れ、さらに強誘電体層14上には所定パターンの第2信
号電極16が形成されている。この構造のメモリセルア
レイ100Fにおいては、強誘電体キャパシタが上下方
向に離れた状態で交互に形成されていることから、平面
的に見て隣接する第1信号電極12aと第1信号電極1
2bとの間にスペースをとる必要がない。そのため、メ
モリセルを極めて高い集積度で配置することができる。
【0166】(3)第3の変形例 図29は、本実施の形態に係る強誘電体メモリ装置を模
式的に示す平面図である。この強誘電体メモリ装置40
00は、例えば第1の実施の形態に係る強誘電体メモリ
装置1000を単位ブロック1000Aとし、これを複
数個配列した点に特徴を有する。このように強誘電体メ
モリ装置を分割した状態で配置することにより、信号電
極の配線長を適正なものにすることができ、その結果高
速の書き込み,読み出しが可能となる。単位ブロックと
しては、第1の実施の形態のメモリ装置と同様の構成を
有する単位ブロック1000Aの代わりに、第2の実施
の形態に係るメモリ装置2000,3000を単位ブロ
ック2000A,3000Aとすることもできる。
【0167】(4)第4の変形例 上記実施の形態においては、メモリセルアレイは、1層
のみである。しかし、これに限定されず、図30に示す
ように、2層以上であってもよい。すなわち、複数のメ
モリセルアレイ100a,100bが、層間絶縁層など
の保護層を介して積層されていてもよい。
【0168】(5)第5の変形例 図31に示すように、第1信号電極12間に、上面が第
1信号電極12の上面と面一の絶縁層40を形成するこ
とができる。この場合、強誘電体層を平坦な面上に形成
することができるため、強誘電体層のパターニングの精
度を向上させることができる。
【0169】この絶縁層の形成方法としては、溶液塗布
法を挙げることができる。また、選択成長法を利用して
絶縁層を形成することもできる。具体的な選択成長の方
法は、第3および第4の実施の形態で述べた方法を適用
することができる。
【0170】また、絶縁層を先に形成して、絶縁層間に
金属層を充填して、第1信号電極を形成してもよい。金
属層の充填は、溶液塗布法を挙げることができる。使用
される溶液は、たとえば3nm(30Å)の金属微粉末
が分散された溶液を挙げることができる。
【0171】[エンベデット半導体装置への適用例]図
32は、上記実施の形態の強誘電体メモリ装置が適用さ
れた、エンベデット装置のレイアウトを示す模式図であ
る。この例では、エンベデット装置2000は、フラッ
シュメモリ90と、プロセッサ94と、アナログ回路9
6とがSOG(Sea of Gate)に混載されている。ま
た、SRAMが混載されていてもよい。
【0172】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、本発明の要旨を超えない範囲で種々の変更が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る強誘電体メモリ装置を
模式的に示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って強誘電体メモリ装置の
一部を模式的に示す断面図である。
【図3】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示す
断面図である。
【図4】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示す
断面図である。
【図5】メモリセルアレイの一部を拡大して示す平面図
である。
【図6】図5のB−B線に沿った断面図である。
【図7】強誘電体メモリ装置1000の製造工程を模式
的に示す断面図である。
【図8】強誘電体メモリ装置1000の製造工程を模式
的に示す断面図である。
【図9】第3の実施の形態に係る強誘電体キャパシタを
有するメモリセルアレイの要部を模式的に示す平面図で
ある。
【図10】図9のC−C線に沿った断面図である。
【図11】第3の実施の形態に係るメモリセルアレイ2
00Cの製造工程を模式的に示す断面図である。
【図12】第3の実施の形態に係るメモリセルアレイ2
00Cの製造工程を模式的に示す断面図である。
【図13】第3の実施の形態に係るメモリセルアレイ2
00Cの製造工程を模式的に示す断面図である。
【図14】第3の実施の形態に係るメモリセルアレイ2
00Cの製造工程を模式的に示す断面図である。
【図15】本実施の形態に係る強誘電体キャパシタを有
するメモリセルアレイの要部を模式的に示す平面図であ
る。
【図16】図15のD−D線に沿った断面図である。
【図17】図15のE1−E1線に沿った断面図であ
る。
【図18】図15のE2−E2線に沿った断面図であ
る。
【図19】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図20】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図21】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図22】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図23】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図24】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図25】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図26】本実施の形態に係るメモリセルアレイ200
Dの製造工程を模式的に示す図である。
【図27】メモリセルアレイの変形例を模式的に示す断
面図である。
【図28】メモリセルアレイの変形例を模式的に示す断
面図である。
【図29】メモリセルアレイの変形例を模式的に示す断
面図である。
【図30】メモリセルアレイの変形例を模式的に示す断
面図である。
【図31】メモリセルアレイの変形例を模式的に示す断
面図である。
【図32】本発明の強誘電体メモリ装置を適用したエン
ベデット装置の一例を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
10 第1層間絶縁層 12 第1信号電極 14 強誘電体層 16 第2信号電極 18 誘電体層 36 第1保護層 38 第2保護層 50 第1駆動回路 52 第2駆動回路 100 メモリセルアレイ 110 半導体基板 112 MOSトランジスタ 112a ゲート絶縁層 112b ゲート電極 112c ソース/ドレイン領域 114 素子分離領域 200 周辺回路部 1000 強誘電体メモリ装置
フロントページの続き (72)発明者 西川 尚男 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小口 幸一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 下田 達也 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5F083 FR01 GA03 GA09 GA28 JA01 JA02 JA14 JA15 JA38 JA43 JA44 JA56 JA58 KA01 KA05 LA04 LA05 LA12 LA16 NA08 PR40 ZA01 ZA13 ZA14

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルがマトリクス状に配列され、
    第1信号電極と、該第1信号電極と交差する方向に配列
    された第2信号電極と、少なくとも前記第1信号電極と
    前記第2信号電極との交差領域に配置された強誘電体層
    と、を含むメモリセルアレイと、 前記メモリセルに対して選択的に情報の書き込みもしく
    は読み出しを行うための周辺回路部と、を含み、 前記メモリセルアレイと前記周辺回路部とは、異なる層
    に配置され、 前記周辺回路部は、前記メモリセルアレイの外側の領域
    に形成されている、強誘電体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記強誘電体層は、前記第1信号電極または前記第2信
    号電極に沿って、ライン状に配置される、強誘電体メモ
    リ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記強誘電体層は、前記第1信号電極上に選択的に配置
    された、強誘電体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 基体上に前記メモリセルが配置され、前記基体の露出面
    が覆われるように、前記第1信号電極および前記強誘電
    体層からなる積層体の相互間に、誘電体層が設けられて
    いる、強誘電体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さい誘電率を有
    する材料からなる、強誘電体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 前記基体上に、該基体の表面と異なる表面特性を有する
    表面修飾層が形成された、強誘電体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記表面修飾層は、前記メモリセルが形成されない領域
    に配置され、該表面修飾層の表面が前記メモリセルを構
    成する材料に対して前記基体の表面より低い親和性を有
    する、強誘電体メモリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記表面修飾層は、前記メモリセルが形成される領域に
    配置され、該表面修飾層の表面が前記メモリセルを構成
    する材料に対して前記基体の表面より高い親和性を有す
    る、強誘電体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 請求項2において、 前記強誘電体層は、前記第2信号電極下に選択的に配置
    された、強誘電体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 基体上に前記メモリセルが配置され、前記基体および前
    記第1信号電極の露出面が覆われるように、前記強誘電
    体層および前記第2信号電極からなる積層体の相互間
    に、誘電体層が設けられている、強誘電体メモリ装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、 前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さい誘電率を有
    する材料からなる、強誘電体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 請求項2において、 前記強誘電体層は、前記第1信号電極と前記第2信号電
    極との交差領域のみに配置されている、強誘電体メモリ
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 基体上に前記メモリセルが配置され、前記基体の露出面
    の一部が覆われるように、前記第1信号電極および前記
    強誘電体層からなる積層体の相互間に、誘電体層が設け
    られている、強誘電体メモリ装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記基体上において、さらに前記基体および前記第1信
    号電極の露出面が誘電体層によって覆われた、強誘電体
    メモリ装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または14において、 前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さい誘電率を有
    する材料からなる、強誘電体メモリ装置。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15のいずれかにおい
    て、 前記基体上に、該基体の表面と異なる表面特性を有する
    表面修飾層が形成された、強誘電体メモリ装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記表面修飾層は、前記メモリセルが形成されない領域
    に配置され、該表面修飾層の表面が前記メモリセルを構
    成する材料に対して前記基体の表面より低い親和性を有
    する、強誘電体メモリ装置。
  18. 【請求項18】 請求項16において、 前記表面修飾層は、前記メモリセルが形成される領域に
    配置され、該表面修飾層の表面が前記メモリセルを構成
    する材料に対して前記基体の表面より高い親和性を有す
    る、強誘電体メモリ装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれかにおいて、 前記強誘電体メモリ装置は、絶縁性基体を有し、 前記メモリセルアレイは、前記絶縁性基体の溝内に設け
    られた前記第1信号電極と、前記強誘電体層と、前記第
    2信号電極とを含み、 前記第1信号電極が形成された前記絶縁性基体の上に、
    前記強誘電体層および前記第2信号電極が積層された、
    強誘電体メモリ装置。
  20. 【請求項20】 請求項1〜18のいずれかにおいて、 前記メモリセルアレイは、絶縁性基体を有し、 絶縁性基体に所定パターンで形成された凹部および凸部
    を有し、 前記凹部の底面および前記凸部の上面に、それぞれ前記
    第1信号電極が配置され、 前記第1信号電極が形成された絶縁性基体上に、前記強
    誘電体層および前記第2信号電極が積層された、強誘電
    体メモリ装置。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載の強
    誘電体メモリ装置を単位ブロックとして、該単位ブロッ
    クを複数所定パターンで配列した、強誘電体メモリ装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかにおいて、 複数組のメモリセルアレイを有し、 前記複数組のメモリセルアレイは、積層されて形成され
    ている、強誘電体メモリ装置。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれかにおいて、 前記第1信号電極間に、絶縁層が設けられ、 前記第1信号電極の上面と、前記絶縁層の上面とは、面
    一である、強誘電体メモリ装置。
  24. 【請求項24】 (a)半導体基板上に、メモリセルに
    対して選択的に情報の書き込みもしくは読み出しを行う
    ための周辺回路部を形成する工程、および (b)少なくとも、第1信号電極と、該第1信号電極と
    交差する方向に配列された第2信号電極と、少なくとも
    前記第1信号電極と前記第2信号電極との交差領域に配
    置された強誘電体層と、を形成して、メモリセルがマト
    リクス状に配列されたメモリセルアレイを形成する工程
    を含み、 前記周辺回路部は、前記メモリセルアレイの外側の領域
    において形成される、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項24において、 前記工程(b)は、前記第1信号電極を形成する工程
    (b−1)、 前記強誘電体層を形成する工程(b−2)、および前記
    第2信号電極を形成する工程(b−3)、を含む、強誘
    電体メモリ装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 請求項25において、 前記工程(b−2)は、非晶質状態または微結晶状態の
    強誘電体層を形成する工程、および、該非晶質状態また
    は微結晶状態の強誘電体層を熱処理して、前記強誘電体
    層を形成する工程を含む、強誘電体メモリ装置の製造方
    法。
  27. 【請求項27】 請求項25または26において、 前記工程(b−2)は、前記第1信号電極に沿ってライ
    ン状の強誘電体層を形成する工程である、強誘電体メモ
    リ装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 基体上に、前記第1信号電極および前記強誘電体層の少
    なくとも一方を形成するための材料が優先的に堆積され
    る表面特性を有する第1の領域と、前記第1の領域に比
    較して前記第1信号電極および前記強誘電体層の少なく
    とも一方を形成するための材料が堆積され難い表面特性
    を有する第2の領域と、を形成する工程、および前記第
    1信号電極および前記強誘電体層の少なくとも一方を形
    成するための材料を付与し、前記第1の領域に該部材を
    選択的に形成する工程、を含む、強誘電体メモリ装置の
    製造方法。
  29. 【請求項29】 請求項28において、 前記基体の表面に、前記第1および第2の領域を形成す
    る、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記第1の領域では、前記基体の表面を露出させ、 前記第2の領域では、前記第1信号電極および前記強誘
    電体層の材料に対する親和性が、前記基体の第1の領域
    での露出面より低い表面特性を有する表面修飾層を形成
    する、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 請求項29において、 前記第2の領域では、前記基体の表面を露出させ、 前記第1の領域では、前記第1信号電極および前記強誘
    電体層の材料に対する親和性が、前記基体の第2の領域
    での露出面より高い表面特性を有する表面修飾層を形成
    する、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 請求項27〜31のいずれかにおい
    て、 前記基体の露出面が覆われるように、前記第1信号電極
    および前記強誘電体層からなる積層体の相互間に、誘電
    体層が設けられる、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 請求項32において、 前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さい誘電率を有
    する材料からなる、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 請求項25または26において、 前記第1信号電極と交差する方向に、前記強誘電体層お
    よび前記第2信号電極が形成され、 前記強誘電体層は、前記第2信号電極に沿ってライン状
    に形成される、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 請求項34において、 前記強誘電体層および前記第2信号電極は、同一マスク
    を用いたエッチングによってパターニングされる、メモ
    リセルアレイの製造方法。
  36. 【請求項36】 請求項34または35において、 前記基体および前記第1信号電極の露出面が覆われるよ
    うに、前記強誘電体層および前記第2信号電極からなる
    積層体の相互間に、誘電体層が設けられる、メモリセル
    アレイの製造方法。
  37. 【請求項37】 請求項36において、 前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さい誘電率を有
    する材料からなる、メモリセルアレイの製造方法。
  38. 【請求項38】 請求項25または26において、 前記工程(b−3)の後、前記強誘電体層をパターニン
    グして、前記第1信号電極と前記第2信号電極との交差
    領域のみにブロック状に前記強誘電体層を残す工程(b
    −4)を含む、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  39. 【請求項39】 請求項38において、 前記基体上に、前記第1信号電極および前記強誘電体層
    の少なくとも一方を形成するための材料が優先的に堆積
    される表面特性を有する第1の領域と、前記第1の領域
    に比較して前記第1信号電極および前記強誘電体層の少
    なくとも一方を形成するための材料が堆積され難い表面
    特性を有する第2の領域と、を形成する工程、および前
    記第1信号電極および前記強誘電体層の少なくとも一方
    を形成するための材料を付与し、前記第1の領域に該部
    材を選択的に形成する工程、を含む、強誘電体メモリ装
    置の製造方法。
  40. 【請求項40】 請求項39において、 前記基体の表面に、前記第1および第2の領域を形成す
    る、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 請求項40において、 前記第1の領域では、前記基体の表面を露出させ、 前記第2の領域では、前記第1信号電極および前記強誘
    電体層の材料に対する親和性が、前記基体の第1の領域
    での露出面より低い表面特性を有する表面修飾層を形成
    する、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  42. 【請求項42】 請求項40において、 前記第2の領域では、前記基体の表面を露出させ、 前記第1の領域では、前記第1信号電極および前記強誘
    電体層の材料に対する親和性が、前記基体の第2の領域
    での露出面より高い表面特性を有する表面修飾層を形成
    する、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  43. 【請求項43】 請求項38〜42のいずれかにおい
    て、 前記強誘電体層および前記第2信号電極は、同一マスク
    を用いたエッチングによってパターニングされる、メモ
    リセルアレイの製造方法。
  44. 【請求項44】 請求項38〜43のいずれかにおい
    て、 前記基体の露出面が覆われるように、前記第1信号電極
    および前記強誘電体層からなる積層体の相互間に、誘電
    体層が設けられる、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  45. 【請求項45】 請求項44において、 前記基体および前記第1信号電極の露出面が覆われるよ
    うに、さらに、前記強誘電体層および前記第2信号電極
    からなる積層体の相互間に、誘電体層が設けられる、強
    誘電体メモリ装置の製造方法。
  46. 【請求項46】 請求項44または45において、 前記誘電体層は、前記強誘電体層より小さい誘電率を有
    する材料からなる、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  47. 【請求項47】 請求項24〜46のいずれかにおい
    て、 前記工程(b−1)の後に、前記第1信号電極間に絶縁
    層を工程(b−5)を含み、 前記絶縁層の上面と前記第1信号電極の上面とは、面一
    である、強誘電体メモリ装置の製造方法。
  48. 【請求項48】 請求項47において、 前記工程(b−5)は、溶液塗布法を用いて、絶縁層を
    形成し、該絶縁層を平坦化する工程である、強誘電体メ
    モリ装置の製造方法。
  49. 【請求項49】 請求項1〜23のいずれかに記載の強
    誘電体メモリ装置と、 フラッシュメモリ、プロセッサ、アナログ回路およびS
    RAMの群から選択される少なくとも1種とが混載され
    た、混載装置。
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