JP2002026280A - 強誘電体メモリ及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ及びその製造方法

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JP2002026280A
JP2002026280A JP2000199987A JP2000199987A JP2002026280A JP 2002026280 A JP2002026280 A JP 2002026280A JP 2000199987 A JP2000199987 A JP 2000199987A JP 2000199987 A JP2000199987 A JP 2000199987A JP 2002026280 A JP2002026280 A JP 2002026280A
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ferroelectric memory
microstructure
peripheral circuit
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JP2000199987A
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Tatsuya Shimoda
達也 下田
Koichi Oguchi
幸一 小口
Eiji Natori
栄治 名取
Kazumasa Hasegawa
和正 長谷川
Atsushi Takakuwa
敦司 高桑
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセスでの制約を小さくできるように
した強誘電体メモリ及びその製造方法の提供。 【解決手段】 この発明は、強誘電体キャパシタからな
るメモリセルを配置させたパッシブマトリクスアレー
と、このパッシブマトリクスアレーの周辺回路とからな
る。そして、そのパッシブマトリクスアレーをパッシブ
マトリクスアレーマイクロチップ41で形成するととも
に、その周辺回路であるワードライン駆動回路43やビ
ットライン駆動回路44を周辺回路基板42に形成し、
パッシブマトリクスアレーマイクロチップ41を周辺回
路基板42上に集積化するようにした。このため、パッ
シブマトリクスアレーとその周辺回路とを独立して製造
できるので、パッシブマトリクスアレーを製造する際に
その悪影響が周辺回路に及ばなくなり、製造プロセスで
の制約を小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリセルに強誘
電体を用いた強誘電体メモリに関し、特に、1個のメモ
リセルを1個の強誘電体キャパシタで構成してセルトラ
ンジスタを使用しないパッシブアドレス型の強誘電体メ
モリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の強誘電体メモリとして
は、例えば、国際公開公報(WO99/12170号)
に記載の発明や、特開平9−116107号公報に記載
の発明が知られている。これらの強誘電体メモリは、強
誘電体キャパシタからなるメモリセルを縦横に配置する
パッシブマトリクスアレーと、その各メモリセルのデー
タの読み書き等を行う周辺回路と、から構成されてい
る。
【0003】パッシブマトリクスアレーは、例えば、図
24及び図25に示すように、強誘電体膜1と、強誘電
体膜1の上面にX方向に配列されて固定された複数の上
側電極2と、強誘電体膜1の下面にY方向に配列されて
固定された複数の下側電極3とからなり、その両電極
2、3の各交差位置に、強誘電体キャパシタからなるメ
モリセル4が形成されるようになっている。そして、そ
の各メモリセル4には、図示しない周辺回路によりデー
タの読み書きができるようになっている。
【0004】このような従来からの強誘電体メモリは、
パッシブマトリクスアレーとその周辺回路とを同一基板
上に平面的に集積化することにより実現している。次
に、その製法の工程のうちの一部について、図26を参
照して説明する。図26(A)は、周辺回路を構成する
MOSトランジスタ形成時の断面図である。図26
(A)において、11はシリコン基板、12はソース領
域、13はドレイン領域、14はゲート絶縁膜、15は
ゲート電極、16は埋込プラグ、17はLOCOS酸化
膜、18、19は層間絶縁膜である。
【0005】図26(B)は、パッシブマトリクスアレ
ーの形成時の断面図である。この形成時の手順を説明す
ると、図26(B)に示すように、まず層間絶縁膜19
上に金属膜を形成してエッチングにより下電極21を形
成し、その下電極21の上に強誘電体膜22を形成し、
その上に金属膜を形成してエッチングにより上電極23
を形成する。強誘電体膜22としては、PZT(PbZ
1-X TiX 3 )やSBT(SrBi2 Ta2 9
等の材料が用いられる。
【0006】図26(C)は、保護層の形成時の断面図
である。この形成時の手順を説明すると、図26(C)
に示すように、まず上電極23等の上に保護層24を形
成し、その保護層24の厚み方向にスルーホール形成す
る。次に、保護層24の上に金属膜を形成しエッチング
により配線層25を形成し、その上に保護層26を形成
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図26
(B)に示すパッシブマトリクスアレーの形成過程であ
って、強誘電体膜22の形成には、酸素雰囲気下で高温
処理(700℃程度)を行うため、先に形成されている
MOSトランジスタの劣化が起こる。この劣化を補償す
るため、この後の工程中に水素雰囲気下で熱処理する
と、強誘電体膜22の強誘電体特性の劣化が生じる。従
って、これらの妥協点で完成後のデバイスを動作させる
必要がある。
【0008】また、強誘電体膜22の形成時に、その強
誘電体膜22の成分がMOSトランジスタの領域に拡散
し、これによりMOSトランジスタの性能の劣化が起こ
るという不都合がある。このため、従来の強誘電体メモ
リのようにパッシブマトリクスアレーとその周辺回路と
を同一基板上に平面的に集積化する場合には、上記のよ
うにその製造プロセスでの制約が大きいという不都合が
あった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑
み、製造プロセスでの制約を小さくできるようにした強
誘電体メモリ及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、請求項1〜請求項19に記
載の発明は以下のように構成した。すなわち、請求項1
に記載の発明は、強誘電体キャパシタからなるメモリセ
ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
モリであって、前記パッシブマトリクスアレーを微小構
造体上に形成するとともに、前記周辺回路を基板上に形
成し、前記微小構造体を前記基板上に集積化したことを
特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、強誘電体キャパ
シタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリク
スアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回路
とを備えた強誘電体メモリであって、前記パッシブマト
リクスアレーを基板上に形成するとともに、前記周辺回
路を微小構造体上に形成し、前記微小構造体を前記基板
上に集積化したことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、強誘電体キャパ
シタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリク
スアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回路
とを備えた強誘電体メモリであって、前記パッシブマト
リクスアレーを第1の微小構造体上に形成するととも
に、前記周辺回路を第2の微小構造体上に形成し、前記
第1の微小構造体と第2の微小構造体とを基板上に集積
化したことを特徴とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1、請求
項2、または請求項3に記載の強誘電体メモリにおい
て、前記パッシブマトリクスアレーが前記パッシブマト
リクスアレーが微小構造体上に形成された場合には複数
の微小構造体を集積化し、前記周辺回路が微小構造体上
に形成された場合は複数の微小構造体を集積化したこと
を特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の強誘電体メモリにおいて、前記基板
には前記両微小構造体が収容される凹部をそれぞれ設
け、前記微小構造体を前記各凹部に収容して前記基板上
に集積化したことを特徴とするものである。請求項6に
記載の発明は、請求項5に記載の強誘電体メモリにおい
て、前記基板は、光硬化樹脂による金型転写により作成
したことを特徴とするものである。
【0015】請求項7に記載の発明は、強誘電体キャパ
シタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリク
スアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回路
とを備えた強誘電体メモリであって、前記パッシブマト
リクスアレーを第1の微小構造体上に形成するとともに
前記周辺回路を第2の微小構造体上に形成して1つの組
とし、この組を複数有し、前記各組の各微小構造体を基
板の表裏に配置したことを特徴とするものである。
【0016】請求項8に記載の発明は、強誘電体キャパ
シタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリク
スアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回路
とを備えた強誘電体メモリであって、前記強誘電体メモ
リとは異なる機能または同一機能を有する所定の関連回
路を備え、前記パッシブマトリクスアレー、前記周辺回
路及び前記関連回路を複数の微小構造体上にそれぞれ形
成するとともに、前記複数の微小構造体を同一基板上に
集積化したことを特徴とするものである。
【0017】請求項9に記載の発明は、強誘電体キャパ
シタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリク
スアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回路
とを備えた強誘電体メモリであって、前記パッシブマト
リクスアレーと前記周辺回路とを、微小構造体上に一体
に集積化したことを特徴とするものである。請求項10
に記載の発明は、強誘電体キャパシタからなるメモリセ
ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
モリであって、前記パッシブマトリクスアレーを第1の
微小構造体上に形成するとともに、前記周辺回路を前記
第1の微小構造体よりもサイズが大きな第2の微小構造
体上に形成し、前記第1の微小構造体を前記第2の微小
構造体の一部に収納して集積化したことを特徴とするも
のである。
【0018】請求項11に記載の発明は、強誘電体キャ
パシタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリ
クスアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回
路とを備えた強誘電体メモリであって、前記パッシブマ
トリクスアレーを複数の微小構造体上に形成し、その複
数の微小構造体を基板内に積み重ねて集積化したことを
特徴とするものである。
【0019】請求項12に記載の発明は、強誘電体キャ
パシタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリ
クスアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回
路とを備えた強誘電体メモリの製造方法であって、前記
パッシブマトリクスアレーを微少構造体上に作成してお
くとともに、前記周辺回路を基板上に作成しておき、前
記微少構造体を前記基板上に集積化するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0020】請求項13に記載の発明は、強誘電体キャ
パシタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリ
クスアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回
路とを備えた強誘電体メモリの製造方法であって、前記
パッシブマトリクスアレーを基板上に作成しておくとと
もに、前記周辺回路を微少構造体上に作成しておき、前
記微少構造体を前記基板上に集積化するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0021】請求項14に記載の発明は、強誘電体キャ
パシタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリ
クスアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回
路とを備えた強誘電体メモリの製造方法であって、前記
パッシブマトリクスアレーを第1の微少構造体上に作成
しておくとともに、前記周辺回路を第2の微少構造体上
に作成しておき、前記第1の微少構造体と前記第2の微
少構造体とを基板上に集積化するようにしたことを特徴
とするものである。
【0022】請求項15に記載の発明は、請求項12乃
至14のいずれかに記載の強誘電体メモリの製造方法で
あって、前記各微小構造体の各形状に対応する凹部を設
けた基板を用意し、前記基板の各凹部に前記対応する微
小構造体を収容し、集積化するようにしたことを特徴と
するものである。請求項16に記載の発明は、請求項1
5に記載の強誘電体メモリの製造方法において、前記基
板の各凹部に対応する前記微小構造体を収容するには、
前記微小構造体を含む流体を前記基板の表面に供給する
ことにより行うようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0023】請求項17に記載の発明は、強誘電体キャ
パシタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリ
クスアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回
路とを備えた強誘電体メモリの製造方法であって、前記
パッシブマトリクスアレーを第1の微小構造体上に作成
するとともに前記周辺回路を第2の微小構造体上に作成
しておきこれを1つの組とし、この組を複数用意し、前
記各組の各微小構造体を基板の表裏に集積化するように
したことを特徴とするものである。
【0024】請求項18に記載の発明は、強誘電体キャ
パシタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリ
クスアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回
路とを備えた強誘電体メモリの製造方法であって、前記
パッシブマトリクスアレーを第1の微小構造体上に作成
するとともに、前記周辺回路を前記第1の微小構造体よ
りもサイズが大きな第2の微小構造体上に作成してお
き、前記第2の微小構造体の一部に前記第1の微小構造
体を収納して集積化するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0025】請求項19に記載の発明は、強誘電体キャ
パシタからなるメモリセルを配置させたパッシブマトリ
クスアレーと、このパッシブマトリクスアレーの周辺回
路とを備えた強誘電体メモリの製造方法であって、前記
パッシブマトリクスアレーは複数の微小構造体上に作成
しておき、その複数の微小構造体を基板内に積み重ねて
集積化するようにしたことを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。本発明の強誘電体メモリの第
1実施形態について、図1及び図2を参照して説明す
る。 この第1実施形態に係る強誘電体メモリは、図1
及び図2に示すように、パッシブマトリクスアレー・マ
イクロチップ41を、周辺回路基板42上に集積化した
ものである。
【0027】パッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ41は、図24及び図25に示すような構成からなる
パッシブマトリクスアレーを、マイクロチップ化したも
のである。周辺回路基板42のほぼ中央にテーパを有す
る凹部46が設けられ、その凹部46内にパッシブマト
リクスアレー・マイクロチップ41が収容されて集積化
されている。このパッシブマトリクスアレー・マイクロ
チップは、例えばシリコン基板、プラスチックシート、
ガラス基板、セラミック基板上にパッシブマトリクスア
レーを形成し、切り出しまたは異方性エッチングを行
い、微小構造体とすることにより形成される。周辺回路
基板42であって、パッシブマトリクスアレー・マイク
ロチップ41が集積化される周囲には、その周辺回路と
してワードライン駆動回路43、ビットライン駆動回路
(センスアンプを含む)44、および制御回路45が形
成されている。
【0028】ここで、以下の各実施形態において、パッ
シブマトリクスアレーという場合には、図24及び図2
5に示すような構成からなるメモリセルアレイをいう。
また、上記の周辺回路基板42は、例えばシリコンウエ
ハ(シリコン基板)等が使用可能である。そして、以下
の各実施形態において、何々基板という場合には、上記
に例示したものが使用可能である。
【0029】さらに、以下の各実施形態において、何々
マイクロチップという場合には、例えばシリコン基板、
プラスチックシート、ガラス基板、セラミック基板上に
そのマイクロチップ化する回路などを形成し、切り出し
または異方性エッチングを行い、微小構造体とすること
により形成される。次に、このような構成の第1実施形
態に係る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明
する。
【0030】まず、パッシブマトリクスアレーを、微小
構造体であるパッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ41上に作成しておく。一方、周辺回路基板42は、
そのほぼ中央にパッシブマトリクスアレー・マイクロチ
ップ41を収容する凹部46を作成するとともに、その
凹部46の周囲に、ワードライン駆動回路43、ビット
ライン駆動回路44、および制御回路45を作成してお
く。
【0031】次に、周辺回路基板42の凹部46にパッ
シブマトリクスアレー・マイクロチップ41を入れる。
さらに、パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ4
1は、ワードライン駆動回路43やビットライン駆動回
路44等と電気的に接続するなどの処理を行い、周辺回
路基板42上に集積化する。以上説明したように、第1
実施形態によれば、パッシブマトリクスアレーとその周
辺回路とを独立して製造できるので、パッシブマトリク
スアレーを製造する際にその悪影響が周辺回路に及ばな
くなり、製造プロセスでの制約を小さくできる。
【0032】図3は、第1実施形態の変形例であり、こ
の変形例は図1の周辺回路基板42に作成される制御回
路45を省略したものである。この変形例のその他の部
分の構成は図1と同様であるので、同一の構成要素には
同一符号を付してその説明は省略する。次に、本発明の
強誘電体メモリの第2実施形態について、図4及び図5
を参照して説明する。
【0033】この第2実施形態に係る強誘電体メモリ
は、図1に示す第1実施形態の大規模化を図るようにし
たものであり、図4に示すように、図1に示す周辺回路
基板42を大型な周辺回路基板42Aに代え、この周辺
回路基板42A上に、複数(この例では9個)のパッシ
ブマトリクスアレー・マイクロチップ41を集積化した
ものである。
【0034】またこれに伴って、周辺回路基板42Aに
形成されるワードライン駆動回路43A、ビットライン
駆動回路(センスアンプを含む)44A、および制御回
路45Aも大型化されている。次に、このような構成の
第2実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法の一例に
ついて説明する。
【0035】まず、パッシブマトリクスアレーを、微小
構造体であるパッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ41により複数作成しておく。一方、周辺回路基板4
2Aは、そのほぼ中央に、パッシブマトリクスアレー・
マイクロチップ41を収容すべき凹部46Aを複数作成
しておくとともに、その凹部46Aの周囲に、ワードラ
イン駆動回路43A、ビットライン駆動回路44A、お
よび制御回路45Aをそれぞれ作成しておく。
【0036】次に、周辺回路基板42Aの各凹部46A
にパッシブマトリクスアレー・マイクロチップ41を収
容する。さらに、複数のパッシブマトリクスアレー・マ
イクロチップ41は、ワードライン駆動回路43Aやビ
ットライン駆動回路44A等と電気的に接続するなどの
所定の処理を行い、周辺回路基板42A上に集積化す
る。
【0037】以上説明したように、第2実施形態によれ
ば、パッシブマトリクスアレーとその周辺回路とを独立
して製造できるので、パッシブマトリクスアレーを製造
する際にその悪影響が周辺回路に及ばなくなり、製造プ
ロセスでの制約を小さくできる。また、この第2実施形
態によれば、パッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ41を複数備えるようにしたので、大規模な強誘電体
メモリが実現できる。図6は、第2実施形態の変形例で
あり、この変形例は図4の周辺回路基板42Aに作成さ
れる制御回路45Aを省略したものである。この変形例
のその他の部分の構成は図1と同様であるので、同一の
構成要素には同一符号を付してその説明は省略する。
【0038】次に、本発明の強誘電体メモリの第3実施
形態について、図7及び図8を参照して説明する。この
第3実施形態に係る強誘電体メモリは、図7及び図8に
示すように、パッシブマトリクスアレー基板51上に、
ワードライン駆動回路マイクロチップ52とビットライ
ン駆動回路マイクロチップ53とを集積化したものであ
る。
【0039】パッシブマトリクスアレー基板は51は、
そのほぼ中央に、パッシブマトリクスアレー54が形成
されている。ワードライン駆動回路マイクロチップ52
とビットライン駆動回路マイクロチップ53とは、パッ
シブマトリクスアレーの各メモリセルの読み書きを行う
ためのワードライン駆動回路とビットライン駆動回路と
を、例えばシリコン基板上に作成し、切り出しまたは異
方性エッチングを行い、微小構造体とすることによりマ
イクロチップ化したものである。
【0040】次に、このような構成の第3実施形態に係
る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明する。
まず、ワードライン駆動回路マイクロチップ52とビッ
トライン駆動回路マイクロチップ53とを、それぞれ作
成しておく。一方、パッシブマトリクスアレー基板51
は、そのほぼ中央にパッシブマトリクスアレー54を形
成するとともに、そのパッシブマトリクスアレー54の
周囲に、ワードライン駆動回路マイクロチップ52を収
容する凹部55と、ビットライン駆動回路マイクロチッ
プ53を収容する凹部(図示せず)を設けておく。
【0041】次に、パッシブマトリクスアレー基板51
の凹部55等に、ワードライン駆動回路マイクロチップ
52とビットライン駆動回路マイクロチップ53とを収
容する。その後、ワードライン駆動回路マイクロチップ
52及びビットライン駆動回路マイクロチップ53は、
パッシブマトリクスアレー54と電気的に接続するなど
の所定の処理を行い、パッシブマトリクスアレー基板5
1上に集積化する。以上説明したように、第3実施形態
によれば、パッシブマトリクスアレーとその周辺回路と
を独立して製造できるので、パッシブマトリクスアレー
を製造する際にその悪影響が周辺回路に及ばなくなり、
製造プロセスでの制約を小さくできる。
【0042】次に、本発明の強誘電体メモリの第4実施
形態について、図9を参照して説明する。この第4実施
形態に係る強誘電体メモリは、図7に示す第3実施形態
の大規模化を図るようにしたものであり、図9に示すよ
うに、図7に示すパッシブマトリクスアレー基板51を
大型なパッシブマトリクスアレー基板51Aに代え、こ
のパッシブマトリクスアレー基板51A上に、複数のワ
ードライン駆動回路マイクロチップ52と、複数のビッ
トライン駆動回路マイクロチップ53とを集積化したも
のである。また、これに伴って、パッシブマトリクスア
レー基板51Aに形成されるパッシブマトリクスアレー
54Aも大型化されている。
【0043】次に、このような構成の第4実施形態に係
る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明する。
まず、ワードライン駆動回路マイクロチップ52とビッ
トライン駆動回路マイクロチップ53とを、それぞれ複
数個ずつ作成しておく。一方、パッシブマトリクスアレ
ー基板51Aは、そのほぼ中央にパッシブマトリクスア
レー54Aを形成するとともに、そのパッシブマトリク
スアレー54Aの周囲に、ワードライン駆動回路マイク
ロチップ52を収容する複数の凹部(図示せず)と、ビ
ットライン駆動回路マイクロチップ53を収容する凹部
(図示せず)を設けておく。
【0044】次に、パッシブマトリクスアレー基板51
Aの各凹部に、複数のワードライン駆動回路マイクロチ
ップ52と複数のビットライン駆動回路マイクロチップ
53とを収容する。その後、複数のワードライン駆動回
路マイクロチップ52及び複数のビットライン駆動回路
マイクロチップ53は、パッシブマトリクスアレー54
Aと電気的に接続するなどの所定の処理を行い、パッシ
ブマトリクスアレー基板51A上に集積化する。
【0045】以上説明したように、第4実施形態によれ
ば、パッシブマトリクスアレーとその周辺回路とを独立
して製造できるので、パッシブマトリクスアレーを製造
する際にその悪影響が周辺回路に及ばなくなり、製造プ
ロセスでの制約を小さくできる。また、この第4実施形
態によれば、ワードライン駆動回路マイクロチップ52
等を複数備えるようにしたので、大規模な強誘電体メモ
リが実現できる。
【0046】次に、本発明の強誘電体メモリの第5実施
形態について、図10及び図11を参照して説明する。
この第5実施形態に係る強誘電体メモリは、図10及び
図11に示すように、実装基板61上に、パッシブマト
リクスアレー・マイクロチップ62、ワードライン駆動
回路マイクロチップ63、ビットライン駆動回路マイク
ロチップ64を集積化したものである。
【0047】パッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ62は、パッシブマトリクスアレーをマイクロチップ
化したものである。ワードライン駆動回路マイクロチッ
プ63とビットライン駆動回路マイクロチップ64と
は、上記のパッシブマトリクスアレーの各メモリセルの
読み書きを行うための周辺回路としてのワードライン駆
動回路とビットライン駆動回路とを、マイクロチップ化
したものである。
【0048】実装基板61は、そのほぼ中央にパッシブ
マトリクスアレー・マイクロチップ62を収容する凹部
65と、その凹部65の周囲にワードライン駆動回路マ
イクロチップ63を収容する凹部66及びビットライン
駆動回路マイクロチップ64を収容する凹部(図示せ
ず)とが形成されている。各マイクロチップ62〜63
は、その各凹部に収容されて実装基板61上に集積化さ
れている。
【0049】次に、このような構成の第5実施形態に係
る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明する。
まず、パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ62
と、ワードライン駆動回路マイクロチップ63と、ビッ
トライン駆動回路マイクロチップ64とをそれぞれ作成
しておく。一方、実装基板61は、その中央にパッシブ
マトリクスアレー・マイクロチップ62を収容する凹部
65と、その凹部65の周囲にワードライン駆動回路マ
イクロチップ63を収容する凹部66と、ビットライン
駆動回路マイクロチップ64を収容する凹部(図示せ
ず)とを作成しておく。
【0050】次に、その実装基板61の各凹部に、パッ
シブマトリクスアレー・マイクロチップ62、ワードラ
イン駆動回路マイクロチップ63、およびビットライン
駆動回路マイクロチップ64を収容する。その後、ワー
ドライン駆動回路マイクロチップ63及びビットライン
駆動回路マイクロチップ64と、パッシブマトリクスア
レー・マイクロチップ62と電気的に接続するなど所定
の処理を行い、これらを実装基板61上に集積化する。
【0051】以上説明したように、第5実施形態によれ
ば、パッシブマトリクスアレーとその周辺回路とを独立
して製造できるので、パッシブマトリクスアレーを製造
する際にその悪影響が周辺回路に及ばなくなり、製造プ
ロセスでの制約を小さくできる。次に、本発明の強誘電
体メモリの第6実施形態について、図12を参照して説
明する。 この第6実施形態に係る強誘電体メモリは、
図10に示す第5実施形態の大規模化を図るようにした
ものであり、図12に示すように、図10に示す実装基
板61を大型な実装基板61Aに代え、この実装基板6
1A上のほぼ中央に複数(この例では9個)のパッシブ
マトリクスアレー・マイクロチップ62を集積化すると
ともに、そのパッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ62の周囲の実装基板61A上に、複数のワードライ
ン駆動回路マイクロチップ63Aと複数のビットライン
駆動回路マイクロチップ64Aとを集積化したものであ
る。
【0052】次に、このような構成の第6実施形態に係
る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明する。
まず、パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ6
2、ワードライン駆動回路マイクロチップ63A、およ
びビットライン駆動回路マイクロチップ64Aをそれぞ
れ複数個ずつ作成しておく。一方、実装基板61Aは、
パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ62、ワー
ドライン駆動回路マイクロチップ63、およびビットラ
イン駆動回路マイクロチップ64をそれぞれ収容する凹
部(図示せず)を形成しておく。
【0053】次に、その実装基板61Aの各凹部に、複
数のパッシブマトリクスアレー・マイクロチップ62、
複数のワードライン駆動回路マイクロチップ63、およ
び複数のビットライン駆動回路マイクロチップ64をそ
れぞれ収容する。その後、複数のワードライン駆動回路
マイクロチップ63及び複数のビットライン駆動回路マ
イクロチップ64と、複数のパッシブマトリクスアレー
・マイクロチップ62と電気的に接続するなど所定の処
理を行い、これらを実装基板61A上に集積化する。
【0054】以上説明したように、第6実施形態によれ
ば、パッシブマトリクスアレーとその周辺回路とを独立
して製造できるので、パッシブマトリクスアレーを製造
する際にその悪影響が周辺回路に及ばなくなり、製造プ
ロセスでの制約を小さくできる。また、この第6実施形
態によれば、パッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ62やワードライン駆動回路マイクロチップ63Aを
それぞれ複数備えるようにしたので、大規模な強誘電体
メモリが実現できる。
【0055】図13は、第6実施形態の変形例であり、
この変形例は図12の実装基板61A上に、制御回路を
マイクロチップ化した制御回路マイクロチップ67の集
積化を追加するようにしたものである。この変形例のそ
の他の部分の構成は図12と同様であるので、同一の構
成要素には同一符号を付してその説明は省略する。次
に、本発明の強誘電体メモリの第7実施形態について、
図14及び図15を参照して説明する。
【0056】この第7実施形態に係る強誘電体メモリ
は、図10に示す第5実施形態のパッシブマトリクスア
レー・マイクロチップ62、ワードライン駆動回路マイ
クロチップ63、ビットライン駆動回路マイクロチップ
64を、図14に示すように、それぞれ形状が異なるパ
ッシブマトリクスアレー・マイクロチップ62A、ワー
ドライン駆動回路マイクロチップ63A、ビットライン
駆動回路マイクロチップ64Aに代え、これらの各マイ
クロチップを実装基板61上に集積化するようにしたも
のである。
【0057】実装基板61は、ほぼ中央にパッシブマト
リクスアレー・マイクロチップ62Aを収容する凹部6
5Aに形成され、その凹部65Aの周囲に、ワードライ
ン駆動回路マイクロチップ63Aを終了する凹部66A
とビットライン駆動回路マイクロチップ64Aを収容す
る凹部(図示せず)とが形成されている。各マイクロチ
ップ62A〜63Aは、その各凹部に収容されて実装基
板61上に集積化されている。
【0058】ここで、実装基板61は、光硬化樹脂によ
る金型転写により作成するようにするのが、実装基板6
1を安価にできる点で好ましい。次に、このような構成
の第7実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法の一例
について説明する。まず、パッシブマトリクスアレー・
マイクロチップ62Aと、ワードライン駆動回路マイク
ロチップ63Aと、ビットライン駆動回路マイクロチッ
プ64Aとを、それぞれ形状が異なるように作成してお
く。一方、実装基板61は、各マイクロチップ62A〜
64Aを収容する凹部65A、66Aを作成しておく。
【0059】次に、その実装基板61の各凹部に、対応
するマイクロチップ62A〜64Aを収容(配列)す
る。この実装基板61の各凹部に、対応するマイクロチ
ップ62A〜64Aを配列するには、マイクロチップ6
2A〜64Aを含む流体を実装基板61の表面に供給
し、これにより複数のマイクロチップ62A〜64Aを
実装基板61の対応する凹部に配列するのが好ましい。
【0060】その後、マイクロチップ62A〜64A上
に封止用絶縁膜68を形成した後、パッシブマトリクス
アレー・マイクロチップ62Aとワードライン駆動回路
マイクロチップ63A等を配線69により電気的に接続
するなど所定の処理をし、マイクロチップ62A〜64
Aを実装基板61上に集積化する。以上説明したよう
に、第7実施形態によれば、パッシブマトリクスアレー
とその周辺回路とを独立して製造できるので、パッシブ
マトリクスアレーを製造する際にその悪影響が周辺回路
に及ばなくなり、製造プロセスでの制約を小さくでき
る。
【0061】また、第7実施形態によれば、パッシブマ
トリクスアレーと周辺回路とを形状の異なるマイクロチ
ップ62A〜64Aで形成し、その各マイクロチップ6
2A〜64Aを実装基板61の対応する各凹部に収容す
るようにした。このため、マイクロチップ62A〜64
Aを含む流体を実装基板61の表面に供給することによ
り、マイクロチップ62A〜64Aを実装基板61上に
同時にマウントすることができる。
【0062】さらに、第7実施形態において、実装基板
61を光硬化樹脂による金型転写により作成するように
すれば、実装基板61が安価となる。次に、本発明の強
誘電体メモリの第8実施形態について、図16を参照し
て説明する。 この第8実施形態に係る強誘電体メモリ
は、図14に示す第7実施形態のパッシブマトリクスア
レー・マイクロチップ62A、ワードライン駆動回路マ
イクロチップ63A、ビットライン駆動回路マイクロチ
ップ64Aを1組とする強誘電体メモリ70を2組備
え、図16に示すように、そのうちの1組の強誘電体メ
モリ70の各マイクロチップ62A〜64Aを実装基板
61の表面側に集積化するとともに、他の1組の強誘電
体メモリ70の各マイクロチップ62A〜64Aを実装
基板61の裏面側に集積化するようにしたものである。
【0063】なお、この第8実施形態の製造方法は、第
7実施形態の製造方法が適用可能であるので、その説明
は省略する。以上説明したように、第8実施形態によれ
ば、パッシブマトリクスアレー等をそれぞれマイクロチ
ップで形成するとともに、その各マイクロチップを実装
基板61の表裏に配置するようにしたので、製造プロセ
スでの制約を小さくできることに加えて、大容量、大規
模な強誘電体メモリを実現できる。
【0064】次に、本発明の強誘電体メモリの第9実施
形態について、図17を参照して説明する。 この第9
実施形態に係る強誘電体メモリは、図17に示すよう
に、実装基板71上に、強誘電体メモリを形成する複数
のマイクロチップと、その強誘電体メモリと同一機能を
有するSRAMを形成するSRAMマイクロチップ76
とを集積化したものである。強誘電体メモリを形成する
複数のマイクロチップは、図17に示すように、パッシ
ブマトリクスアレー・マイクロチップ72、ワードライ
ン駆動回路マイクロチップ73、ビットライン駆動回路
マイクロチップ74、および制御回路マイクロチップ7
5である。
【0065】パッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ72、ワードライン駆動回路マイクロチップ73、ビ
ットライン駆動回路マイクロチップ74は、図10に示
すパッシブマトリクスアレー・マイクロチップ62、ワ
ードライン駆動回路マイクロチップ63、ビットライン
駆動回路マイクロチップ64に相当するものである。制
御回路マイクロチップ75は、制御回路をマイクロチッ
プ化したものである。また、SRAMマイクロチップ7
6は、SRAMをマイクロチップ化したものである。
【0066】なお、上記の例では、実装基板71上に、
強誘電体メモリを形成する複数のマイクロチップと、そ
の強誘電体メモリと同一機能を有するSRAMを形成す
るSRAMマイクロチップ76とを集積化するようにし
た。しかし、SRAMマイクロチップ76を、強誘電体
メモリと異なる機能を有する所定の関連回路をマイクロ
チップにしたものに代えるようにしても良い。また、別
々の機能を有する回路、例えばパッシブマトリクスアレ
ーとビットライン駆動回路を同一マイクロチップ内に集
積化する構成として、本実施例を適用してもよい。
【0067】次に、このような構成からなる第9実施形
態に係る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明
する。まず、上述のマイクロチップ72〜76をそれぞ
れ作成しておく。一方、実装基板71には、そのマイク
ロチップ72〜76を収容する凹部(図示せず)設けて
おく。次に、その実装基板71の対応する各凹部に、マ
イクロチップ72〜76を収容する。その後、マイクロ
チップ72〜76の間で所定の電気的な接続をするなど
の所定の処理を行い、これらを実装基板71上に集積化
する。
【0068】以上説明したように、第9実施形態によれ
ば、パッシブマトリクスアレーとその周辺回路やSRA
Mとを独立して製造できるので、パッシブマトリクスア
レーを製造する際にその悪影響が周辺回路に及ばなくな
り、製造プロセスでの制約を小さくできる。また、第9
実施形態によれば、強誘電体メモリと同一機能または異
なる機能を有する所定の関連回路を備えるようにしたの
で、付加価値のある強誘電体メモリを実現できる。
【0069】次に、本発明の強誘電体メモリの第10実
施形態について、図18を参照して説明する。この第1
0実施形態に係る強誘電体メモリは、図18に示すよう
に、パッシブマトリクスアレー82、ワードライン駆動
回路83、及びビットライン駆動回路84を、マイクロ
チップ81で一体に集積化するようにしたものである。
ワードライン駆動回路83とビットライン駆動回路84
とは、パッシブマトリクスアレー82のメモリセルに対
するデータの読み書きを行う周辺回路である。
【0070】以上説明したように、第10実施形態によ
れば、パッシブマトリクスアレーと周辺回路とを、マイ
クロチップ81で一体に集積化するようにしたので、パ
ッシブマトリクスアレーと周辺回路との間の配線に段差
がなくなり、そのために配線が短くなって高速書き込み
・読み出し可能な強誘電体メモリを実現できる。次に、
本発明の強誘電体メモリの第11実施形態について、図
19を参照して説明する。
【0071】この第11実施形態に係る強誘電体メモリ
は、図18に示す第10実施形態のマイクロチップ81
を複数(この場合には4個)備え、この複数のマイクロ
チップ81と制御回路マイクロチップ86とを、実装基
板87上に集積化したものである。制御回路マイクロチ
ップ86は、マイクロチップ81内のパッシブマトリク
スアレーのメモリセル等を制御する制御回路をマイクロ
チップ化したものである。実装基板87には、複数のマ
イクロチップ81と制御回路マイクロチップ86を収容
する凹部(図示せず)が形成され、この各凹部に複数の
マイクロチップ81と制御回路マイクロチップ86が収
容されて、各マイクロチップが実装基板87上に集積化
されている。
【0072】次に、このような構成の第11実施形態に
係る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明す
る。まず、複数のマイクロチップ81と制御回路マイク
ロチップ86をそれぞれ作成しておく。一方、実装基板
87には、そのマイクロチップ81、86を収容する凹
部(図示せず)を作成しておく。次に、その実装基板8
7の対応する各凹部に、マイクロチップ81、86を収
容する。その後、マイクロチップ81、86の間で所定
の電気的な接続をするなどの所定の処理をし、これらを
実装基板87上に集積化する。
【0073】以上説明したように、第11実施形態によ
れば、複数のマイクロチップ81を実装基板87上に集
積化するようにしたので、高速動作可能で大規模、大容
量の強誘電体メモリを実現できる。次に、本発明の強誘
電体メモリの第12実施形態について、図20及び図2
1を参照して説明する。
【0074】この第12実施形態に係る強誘電体メモリ
は、図20及び図21に示すように、パッシブマトリク
スアレー・マイクロチップ91を、周辺回路マイクロチ
ップ92に集積化したものである。パッシブマトリクス
アレー・マイクロチップ91は、パッシブマトリクスア
レーを、マイクロチップ化したものである。周辺回路マ
イクロチップ92は、そのほぼ中央に設けた凹部95に
パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ91が収容
されて集積化されるとともに、そのパッシブマトリクス
アレー・マイクロチップ91の周囲に、ワードライン駆
動回路93とビットライン駆動回路(センスアンプを含
む)94が形成されている。
【0075】次に、このような構成の第12実施形態に
係る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明す
る。まず、パッシブマトリクスアレーをパッシブマトリ
クスアレー・マイクロチップ91により作成しておく。
一方、周辺回路マイクロチップ92は、そのほぼ中央に
パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ91を収容
すべき凹部95を作成しておくとともに、その凹部95
の周囲に、ワードライン駆動回路93、ビットライン駆
動回路94を作成しておく。次に、周辺回路マイクロチ
ップ92の凹部95にパッシブマトリクスアレー・マイ
クロチップ91を収容する。その後、パッシブマトリク
スアレー・マイクロチップ91は、ワードライン駆動回
路93等と電気的に接続するなど所定の処理を行い、周
辺回路マイクロチップ92上に集積化する。
【0076】以上説明したように、第12実施形態によ
れば、パッシブマトリクスアレーとその周辺回路とを独
立して製造できるので、パッシブマトリクスアレーを製
造する際にその悪影響が周辺回路に及ばなくなり、製造
プロセスでの制約を小さくできる。また、第12実施形
態によれば、パッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ91を、周辺回路マイクロチップ92の一部に収容し
て集積化したので、小型化が実現できる。また、このパ
ッシブマトリクスアレー・マイクロチップ91を周辺回
路マイクロチップ92の一部に収容したものを複数個実
装基板上に集積し、大容量強誘電体メモリを形成するこ
とも可能である。
【0077】次に、本発明の強誘電体メモリの第13実
施形態について、図22を参照して説明する。この第1
3実施形態に係る強誘電体メモリは、図22に示すよう
に、複数(この例では2個)のパッシブマトリクスアレ
ー・マイクロチップ101、102を、実装基板103
内に積み重ねて集積化するようにしたものである。
【0078】実装基板103にはテーパを有する凹部1
04が形成され、その凹部104の底部にパッシブマト
リクスアレー・マイクロチップ101が収容されてい
る。パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ101
の上には取り出し配線105が設けられ、その取り出し
配線105の上にパッシブマトリクスアレー・マイクロ
チップ102が設けられている。パッシブマトリクスア
レー・マイクロチップ102の上には封止用絶縁膜10
6が設けられ、その封止用絶縁膜106の上にパッシブ
マトリクスアレー・マイクロチップ102と接続する取
り出し配線107が設けられている。
【0079】なお、取り出し配線105、107は、パ
ッシブマトリクスアレー・マイクロチップ101、10
2の所定の周辺回路(図示せず)に接続されるようにな
っている。次に、このような構成の第13実施形態に係
る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明するま
ず、複数のパッシブマトリクスアレー・マイクロチップ
101、102を作成しておく。次に、実装基板103
に凹部104を形成したのち、その凹部104内にパッ
シブマトリクスアレー・マイクロチップ101を収容す
る。その後、パッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ101の上に取り出し配線105を形成し、その取り
出し配線105の上にパッシブマトリクスアレー・マイ
クロチップ102を配置する。さらに、パッシブマトリ
クスアレー・マイクロチップ102の上に封止用絶縁膜
106を形成したのち、パッシブマトリクスアレー・マ
イクロチップ102を取り出し配線107と接続する。
【0080】以上説明したように、第13実施形態によ
れば、パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ10
1、102を、実装基板103内に積み重ねて集積化す
るようにしたので、高集積化が実現できる。次に、本発
明の強誘電体メモリの第14実施形態について、図23
を参照して説明する。
【0081】この第14実施形態に係る強誘電体メモリ
は、図22の第13実施形態と同様に、複数のパッシブ
マトリクスアレー・マイクロチップ101、102を、
実装基板103内に積み重ねて集積化するようにしたも
のであるが、その内部構成を図23のようにしたもので
ある。すなわち、実装基板103にはテーパを有する凹
部104が形成され、その凹部104の底部にパッシブ
マトリクスアレー・マイクロチップ101が収容されて
いる。パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ10
1は取り出し配線105と接続され、パッシブマトリク
スアレー・マイクロチップ101の上には絶縁膜108
が設けられている。絶縁膜108の上には平坦化膜10
9が設けられ、その平坦化膜109の上にパッシブマト
リクスアレー・マイクロチップ102が設けられてい
る。パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ102
の上には絶縁膜110が設けられ、パッシブマトリクス
アレー・マイクロチップ102は取り出し配線107と
接続されている。
【0082】次に、このような構成の第14実施形態に
係る強誘電体メモリの製造方法の一例について説明する
まず、複数のパッシブマトリクスアレー・マイクロチッ
プ101、102を作成しておく。スルーホールの形成
された絶縁膜108、110はこの時点で形成されてい
る。次に、実装基板103に凹部104を形成したの
ち、その凹部104内にパッシブマトリクスアレー・マ
イクロチップ101を収容する。その後、取り出し配線
105を形成する。
【0083】さらに、平坦化膜109を形成した後、そ
の平坦化膜109の上にパッシブマトリクスアレー・マ
イクロチップ102を配置する。さらに、パッシブマト
リクスアレー・マイクロチップ102に取り出し配線1
07を接続する。以上説明したように、第14実施形態
によれば、パッシブマトリクスアレー・マイクロチップ
101、102を、実装基板103内に積み重ねて集積
化するようにしたので、高集積化が実現できる。
【0084】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1〜請求項3
に係る各発明によれば、パッシブマトリクスアレーとそ
の周辺回路とを独立して製造できるので、パッシブマト
リクスアレーを製造する際にその悪影響が周辺回路に及
ばなくなり、製造プロセスでの制約を小さくできる。
【0085】請求項4に係る発明によれば、パッシブマ
トリクスアレー等を複数の微小構造体から形成するよう
にしたので、製造プロセスでの制約を小さくできること
に加えて、大規模な強誘電体メモリを実現できる。請求
項5に係る発明によれば、パッシブマトリクスアレー等
を微小構造体で形成し、その微小構造体を基板の凹部に
収容するようにした。このため、製造プロセスでの制約
を小さくできることに加えて、その複数の微小構造体を
基板上に同時にマウントすることが可能となる。
【0086】請求項6に係る発明によれば、基板を光硬
化樹脂による金型転写により作成するので、基板が安価
となる。請求項7に係る発明によれば、パッシブマトリ
クスアレー等をそれぞれ微小構造体で形成するととも
に、その各微小構造体を実装基板の表裏に配置するよう
にしたので、製造プロセスでの制約を小さくできること
に加えて、大容量、大規模な強誘電体メモリを実現でき
る。
【0087】請求項8に係る発明によれば、強誘電体メ
モリと異なる機能または同一機能を有する所定の関連回
路を備えるようにしたので、付加価値のある強誘電体メ
モリを実現できる。また、パッシブマトリクスアレーと
その周辺回路等を独立して製造できるので、パッシブマ
トリクスアレーを製造する際にその悪影響が周辺回路等
に及ばなくなり、製造プロセスでの制約を小さくでき
る。
【0088】請求項9に係る発明によれば、パッシブマ
トリクスアレーと周辺回路とを、微小構造体で一体に集
積化するようにしたので、パッシブマトリクスアレーと
周辺回路との間の配線に段差がなくなり、そのために配
線が短くなって高速書き込み・読み出し可能な強誘電体
メモリを実現できる。請求項10に係る発明によれば、
パッシブマトリクスアレーと周辺回路とを第1と第2の
微小構造体で形成し、第1の微小構造体を第2の微小構
造体の一部に収納したので、製造プロセスでの制約を小
さくできることに加えて、小型化が実現できる。
【0089】請求項11に係る発明によれば、パッシブ
マトリクスアレーを複数の微小構造体から構成し、その
複数の微小構造体を実装基板内に積み重ねて集積化する
ようにしたので、パッシブマトリクスアレーの高集積
化、高密度化を実現することができる。請求項12〜請
求項14に係る各発明によれば、パッシブマトリクスア
レーとその周辺回路とを別個に作成しておくので、パッ
シブマトリクスアレーを作成する際にその悪影響が周辺
回路に及ばなくなり、製造プロセスでの制約を小さくで
きる。
【0090】請求項15に係る発明によれば、パッシブ
マトリクスアレー等を微小構造体で作成しておき、その
微小構造体を基板の凹部に収容するようにした。このた
め、製造プロセスでの制約を小さくできることに加え
て、その複数の微小構造体を基板上に同時にマウントす
ることが可能となる。請求項16に係る発明によれば、
複数の微小構造体を基板上に同時にマウントできる。
請求項17に係る発明によれば、パッシブマトリクスア
レー等をそれぞれ微小構造体で作成しておき、その各微
小構造体を実装基板の表裏に配置するようにしたので、
製造プロセスでの制約を小さくできることに加えて、大
容量、大規模な強誘電体メモリを実現できる。
【0091】請求項18に係る発明によれば、パッシブ
マトリクスアレーと周辺回路とを第1と第2の微小構造
体で形成し、第1の微小構造体を第2の微小構造体の一
部に収納するので、製造プロセスでの制約を小さくでき
ることに加えて、強誘電体メモリの小型化が実現でき
る。請求項19に係る発明によれば、パッシブマトリク
スアレーを複数の微小構造体から作成しておき、その複
数の微小構造体を基板内に積み重ねて集積化するように
したので、パッシブマトリクスアレーの高集積化、高密
度化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強誘電体メモリの第1実施形態の平面
図である。
【図2】図1のA−A線の断面図であり、パッシブマト
リクスアレー・マイクロチップの断面のみを示し、他は
省略されている。
【図3】第1実施形態の変形例の平面図である。
【図4】本発明の強誘電体メモリの第2実施形態の平面
図である。
【図5】図4のB−B線の断面図であり、パッシブマト
リクスアレー・マイクロチップの断面のみを示し、他は
省略されている。
【図6】第2実施形態の変形例の平面図である。
【図7】本発明の強誘電体メモリの第3実施形態の平面
図である。
【図8】図7のC−C線の断面図であり、ワードライン
駆動回路マイクロチップのみの断面を示し、他は省略さ
れている。
【図9】本発明の強誘電体メモリの第4実施形態の平面
図である。
【図10】本発明の強誘電体メモリの第5実施形態の平
面図である。
【図11】図10のD−D線の断面図である。
【図12】本発明の強誘電体メモリの第6実施形態の平
面図である。
【図13】第6実施形態の変形例の平面図である。
【図14】本発明の強誘電体メモリの第7実施形態の平
面図である。
【図15】図14のE−E線の断面図である。
【図16】本発明の強誘電体メモリの第8実施形態の概
略断面図である。
【図17】本発明の強誘電体メモリの第9実施形態の平
面図である。
【図18】本発明の強誘電体メモリの第10実施形態の
平面図である。
【図19】本発明の強誘電体メモリの第11実施形態の
平面図である。
【図20】本発明の強誘電体メモリの第12実施形態の
平面図である。
【図21】図20のF−F線の断面図であり、パッシブ
マトリクスアレー・マイクロチップの断面のみを示し、
他は省略されている。
【図22】本発明の強誘電体メモリの第13実施形態の
断面図である。
【図23】本発明の強誘電体メモリの第14実施形態の
断面図である。
【図24】パッシブマトリクスアレーの構成を示す平面
図である。
【図25】図24のG−G線の断面図である。
【図26】従来の強誘電体メモリの製造工程を説明する
図である。
【符号の説明】
41 パッシブマトリクスアレーマイクロチップ 42 周辺回路基板 43 ワードライン駆動回路 44 ビットライン駆動回路 45 制御回路 46 凹部 51 パッシブマトリクスアレー基板 52 ワードライン駆動回路マイクロチップ 53 ビットライン駆動回路マイクロチップ 54 パッシブマトリクスアレー 61 実装基板 62 パッシブマトリクスアレーマイクロチップ 63 ワードライン駆動回路マイクロチップ 64 ビットライン駆動回路マイクロチップ 65 凹部 71 実装基板 72 パッシブマトリクスアレーマイクロチップ 73 ワードライン駆動回路マイクロチップ 74 ビットライン駆動回路マイクロチップ 75 制御回路マイクロチップ 76 SRAMマイクロチップ 81 マイクロチップ 82 パッシプマトリクスアレー 83 ワードライン駆動回路 84 ビットライン駆動回路 91 パッシブマトリクスアレーマイクロチップ 92 マイクロチップ 93 ワードライン駆動回路 94 ビットライン駆動回路 95 凹部 101、102 パッシブマトリクスアレーマイクロチ
ップ 103 実装基板 104 凹部 105、107 取り出し配線 106 封止用絶縁膜 108、110 絶縁膜 109 平坦化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/12 H01L 29/78 613B 29/786 627D 21/336 (72)発明者 名取 栄治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 長谷川 和正 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 高桑 敦司 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5F083 BS00 FR01 GA21 HA02 JA15 JA17 LA04 LA05 LA10 ZA14 5F110 BB07 BB08 DD01 DD02 DD03 DD05 DD21 QQ16

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体キャパシタからなるメモリセル
    を配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッシ
    ブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メモ
    リであって、 前記パッシブマトリクスアレーを微小構造体上に形成す
    るとともに、前記周辺回路を基板上に形成し、前記微小
    構造体を前記基板上に集積化したことを特徴とする強誘
    電体メモリ。
  2. 【請求項2】 強誘電体キャパシタからなるメモリセル
    を配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッシ
    ブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メモ
    リであって、 前記パッシブマトリクスアレーを基板上に形成するとと
    もに、前記周辺回路を微小構造体上に形成し、前記微小
    構造体を前記基板上に集積化したことを特徴とする強誘
    電体メモリ。
  3. 【請求項3】 強誘電体キャパシタからなるメモリセル
    を配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッシ
    ブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メモ
    リであって、 前記パッシブマトリクスアレーを第1の微小構造体上に
    形成するとともに、前記周辺回路を第2の微小構造体上
    に形成し、前記第1の微小構造体と第2の微小構造体と
    を基板上に集積化したことを特徴とする強誘電体メモ
    リ。
  4. 【請求項4】 前記パッシブマトリクスアレーが微小構
    造体上に形成された場合には複数の微小構造体を集積化
    し、前記周辺回路が微小構造体上に形成された場合は複
    数の微小構造体を集積化したことを特徴とする請求項
    1、請求項2、または請求項3に記載の強誘電体メモ
    リ。
  5. 【請求項5】 前記基板には前記両微小構造体が収容さ
    れる凹部をそれぞれ設け、前記微小構造体を前記各凹部
    に収容して前記基板上に集積化したことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の強誘電体メモリ。
  6. 【請求項6】 前記基板は、光硬化樹脂による金型転写
    により作成したことを特徴とする請求項5に記載の強誘
    電体メモリ。
  7. 【請求項7】 強誘電体キャパシタからなるメモリセル
    を配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッシ
    ブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メモ
    リであって、 前記パッシブマトリクスアレーを第1の微小構造体上に
    形成するとともに前記周辺回路を第2の微小構造体上に
    形成して1つの組とし、この組を複数有し、前記各組の
    各微小構造体を基板の表裏に配置したことを特徴とする
    強誘電体メモリ。
  8. 【請求項8】 強誘電体キャパシタからなるメモリセル
    を配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッシ
    ブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メモ
    リであって、 前記強誘電体メモリとは異なる機能または同一機能を有
    する所定の関連回路を備え、前記パッシブマトリクスア
    レー、前記周辺回路及び前記関連回路を複数の微小構造
    体上にそれぞれ形成するとともに、前記複数の微小構造
    体を同一基板上に集積化したことを特徴とする強誘電体
    メモリ。
  9. 【請求項9】 強誘電体キャパシタからなるメモリセル
    を配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッシ
    ブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メモ
    リであって、 前記パッシブマトリクスアレーと前記周辺回路とを、微
    小構造体上に一体に集積化したことを特徴とする強誘電
    体メモリ。
  10. 【請求項10】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリであって、 前記パッシブマトリクスアレーを第1の微小構造体上に
    形成するとともに、前記周辺回路を前記第1の微小構造
    体よりもサイズが大きな第2の微小構造体上に形成し、
    前記第1の微小構造体を前記第2の微小構造体の一部に
    収納して集積化したことを特徴とする強誘電体メモリ。
  11. 【請求項11】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリであって、 前記パッシブマトリクスアレーを複数の微小構造体上に
    形成し、その複数の微小構造体を基板内に積み重ねて集
    積化したことを特徴とする強誘電体メモリ。
  12. 【請求項12】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリの製造方法であって、 前記パッシブマトリクスアレーを微少構造体上に作成し
    ておくとともに、前記周辺回路を基板上に作成してお
    き、前記微少構造体を前記基板上に集積化するようにし
    たことを特徴とする強誘電体メモリの製造方法。
  13. 【請求項13】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリの製造方法であって、 前記パッシブマトリクスアレーを基板上に作成しておく
    とともに、前記周辺回路を微少構造体上に作成してお
    き、前記微少構造体を前記基板上に集積化するようにし
    たことを特徴とする強誘電体メモリの製造方法。
  14. 【請求項14】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリの製造方法であって、 前記パッシブマトリクスアレーを第1の微少構造体上に
    作成しておくとともに、前記周辺回路を第2の微少構造
    体上に作成しておき、前記第1の微少構造体と前記第2
    の微少構造体とを基板上に集積化するようにしたことを
    特徴とする強誘電体メモリの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記各微小構造体の各形状に対応する
    凹部を設けた基板を用意し、前記基板の各凹部に前記対
    応する微小構造体を収容し、集積化するようにしたこと
    を特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の強
    誘電体メモリの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記基板の各凹部に対応する前記微小
    構造体を収容するには、前記微小構造体を含む流体を前
    記基板の表面に供給することにより行うようにしたこと
    を特徴とする請求項15に記載の強誘電体メモリの製造
    方法。
  17. 【請求項17】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリの製造方法であって、 前記パッシブマトリクスアレーを第1の微小構造体上に
    作成するとともに前記周辺回路を第2の微小構造体上に
    作成しておきこれを1つの組とし、この組を複数用意
    し、前記各組の各微小構造体を基板の表裏に集積化する
    ようにしたことを特徴とする強誘電体メモリの製造方
    法。
  18. 【請求項18】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリの製造方法であって、 前記パッシブマトリクスアレーを第1の微小構造体上に
    作成するとともに、前記周辺回路を前記第1の微小構造
    体よりもサイズが大きな第2の微小構造体上に作成して
    おき、前記第2の微小構造体の一部に前記第1の微小構
    造体を収納して集積化するようにしたことを特徴とする
    強誘電体メモリの製造方法。
  19. 【請求項19】 強誘電体キャパシタからなるメモリセ
    ルを配置させたパッシブマトリクスアレーと、このパッ
    シブマトリクスアレーの周辺回路とを備えた強誘電体メ
    モリの製造方法であって、 前記パッシブマトリクスアレーは複数の微小構造体上に
    作成しておき、その複数の微小構造体を基板内に積み重
    ねて集積化するようにしたことを特徴とする強誘電体メ
    モリの製造方法。
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