JP2002085580A - 消火栓装置のスライド扉 - Google Patents

消火栓装置のスライド扉

Info

Publication number
JP2002085580A
JP2002085580A JP2000284193A JP2000284193A JP2002085580A JP 2002085580 A JP2002085580 A JP 2002085580A JP 2000284193 A JP2000284193 A JP 2000284193A JP 2000284193 A JP2000284193 A JP 2000284193A JP 2002085580 A JP2002085580 A JP 2002085580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
slide
slide panel
panel
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000284193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3799570B2 (ja
Inventor
Masayuki Nakamura
雅之 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2000284193A priority Critical patent/JP3799570B2/ja
Publication of JP2002085580A publication Critical patent/JP2002085580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3799570B2 publication Critical patent/JP3799570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体内部にスライド扉をスライドさせるため
のスペースを設ける必要をなくすることができる、消火
栓装置のスライド扉を提供する。 【解決手段】 筐体の前面開口部を開閉自在にする消火
栓装置のスライド扉であって、該スライド扉を、該筐体
の縦方向又は横方向にスライドして該筐体の前面開口部
を開閉自在にするスライドパネルと、該スライドパネル
を支持するとともに、該スライドパネルがスライドする
のをガイドし、該筐体に取り付けられる被スライド部材
と、該被スライド部材を若干傾斜させて、該スライドパ
ネルの開方向側端部を該筐体の前面より前方に臨ませる
被スライド部材傾斜手段とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばトンネル
等に設置される、消火用ホースを装置内に収納した消火
栓装置における前面開口部を開閉自在にするスライド扉
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばトンネル等に設備される消火栓装
置は、一般に基端部が消火剤供給源に連結され、先端部
にノズルを有する消火用ホースを備えており、この消火
用ホースを介してノズルより放出される消火剤により発
生した火災を消火する如く用いられるものである。この
ような消火用ホースを備えた消火栓装置において、消火
用ホースは、常時には筐体内に巻き付けられて収容され
ており、火災発生時に筐体内より引き出されて用いられ
る。
【0003】上記のような消火栓装置において、その筐
体内から消火用ホースを引き出したり、或いは逆に筐体
内に消火用ホースを収納したり等するための開口部を筐
体の前面側に備え、さらにその開口部を開閉自在にする
前面扉を備えているものがある。
【0004】消火栓装置における前記前面扉は、そのほ
とんどのものが、所謂前傾扉であり、筐体の前方に傾倒
することにより開くようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トンネルに
設置される消火栓装置の場合、車道に隣接する監査員通
路に設置されたり、或いはトンネルの内壁に埋設されて
設置されたりするので、前面扉の開閉の際には、車両の
通行や人の避難の妨げにならないように、筐体の前方へ
の突出寸法は小さい方が望ましい。
【0006】しかしながら、上記従来の消火栓装置のよ
うに、その前面扉が前傾扉である場合、前傾扉を開く際
に前傾扉の回転半径の寸法分筐体の前方に大きく突出し
てしまうこととなる。
【0007】したがって、この場合、前傾扉が筐体の前
方に大きく突出することにより、扉が車両の通行や人の
避難の妨げになる可能性がある、という問題点が存す
る。
【0008】そこで、本願発明の発明者は、消火栓装置
における前面扉を筐体の縦方向又は横方向にスライドし
て開閉するスライド扉にする、という着想を得た。前面
扉をスライド式にすることにより、前面扉の開閉の際
に、前面扉が筐体の前方に突出するということをなくす
ることができるので、前記従来の消火栓装置のように、
扉が車両の通行や人の避難の妨げになるということをな
くすることができる。
【0009】しかしながら、前面扉をスライド扉にする
場合、筐体内部においてスライド扉をスライドさせると
なると、その分の大きなスペースを筐体内部に設ける必
要があるので、筐体を大きくしてしまう、という新たな
問題点が存する。
【0010】この発明は、上記事情に鑑み、筐体内部に
スライド扉をスライドさせるためのスペースを設ける必
要をなくすることができる、消火栓装置のスライド扉を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するこの
発明について述べれば、それは、筐体の前面開口部を開
閉自在にする消火栓装置のスライド扉であって、該スラ
イド扉を、該筐体の縦方向又は横方向にスライドして該
筐体の前面開口部を開閉自在にするスライドパネルと、
該スライドパネルを支持するとともに、該スライドパネ
ルがスライドするのをガイドし、該筐体に取り付けられ
る被スライド部材と、該被スライド部材を若干傾斜させ
て、該スライドパネルの開方向側端部を該筐体の前面よ
り前方に臨ませる被スライド部材傾斜手段とから構成し
たことを特徴とする消火栓装置のスライド扉(請求項
1)、である。
【0012】さらに、上記目的を達成するこの発明につ
いて述べれば、それは、筐体の前面開口部を開閉自在に
する消火栓装置のスライド扉であって、該スライド扉
を、該筐体の縦方向又は横方向にスライドして該筐体の
前面開口部を開閉自在にするスライドパネルと、該スラ
イドパネルを支持するとともに、該スライドパネルがス
ライドするのをガイドし、該筐体に取り付けられる被ス
ライド部材と、該被スライド部材を平行移動させて、該
スライドパネルの開方向側端部を該筐体の前面より前方
に臨ませる被スライド部材移動手段とから構成したこと
を特徴とする消火栓装置のスライド扉(請求項2)であ
る。
【0013】前記発明によれば、スライド扉を開ける際
に、被スライド部材傾斜手段或いは被スライド部材移動
手段により、スライドパネルの開方向側端部を筐体の前
面より前方に臨ませてから、スライドパネルを開方向に
スライドさせることで、スライドパネルの開方向のスラ
イド軌跡を筐体外部に形成することができる。したがっ
て、筐体内部にスライド扉をスライドさせるためのスペ
ースを設ける必要をなくすることができる。
【0014】なお、前記被スライド部材は、スライドパ
ネルの開方向側端部を筐体の前面より前方に臨ませる如
くに、被スライド部材傾斜手段により若干傾斜させられ
ているだけ、或いは被スライド部材移動手段により平行
移動させられるているだけなので、スライドパネルが筐
体の前面開口部を閉じている状態とほぼ平行、或いは平
行の状態でスライドパネルはスライドすることとなり、
スライドパネルを開方向にスライドさせても、筐体の前
方にスライドパネルが突出するということがなく、スラ
イドパネルの開方向のスライド軌跡を筐体の外部に形成
しても、スライドパネルが車両の通行や人の避難の妨げ
になるということがない。
【0015】さらに、前記発明において好ましくは、該
スライドパネルの裏面に該スライドパネルを開方向にス
ライドさせる駆動機構を設ける(請求項3)のが好まし
い。この駆動機構を設けることにより、スライドパネル
を開方向にスライドさせるのを自動的に行うことをでき
るようにすることができる。
【0016】前記駆動機構としては、例えば、付勢手段
を有する駆動源部と、該駆動源部の該付勢手段の付勢力
を、該スライドパネルを開方向にスライドさせる力とし
て該スライドパネルに伝達する動力伝達手段とから構成
し(請求項4)、さらに該駆動機構における該動力伝達
手段としては、例えば、該駆動源部の該付勢手段の付勢
力により移動する動滑車と、該スライドパネルに位置固
定された一方の端部から、該動滑車を経て、該被スライ
ド部材に位置固定されたもう一方の端部に至るワイヤー
とから構成し、該動力伝達手段の該動滑車が該駆動源部
の該付勢手段の付勢力により移動し、該動滑車が該ワイ
ヤーを牽引することで、該駆動源部の該付勢手段の付勢
力を、該スライドパネルを開方向にスライドさせる力と
して該スライドパネルに伝達するものとする(請求項
5)のが好ましい。
【0017】さらに、上記目的を達成するこの発明につ
いて述べれば、それは、筐体の前面開口部を開閉自在に
する消火栓装置のスライド扉であって、該スライド扉
を、該筐体の上方に向かう方向にスライドすることで該
筐体の前面開口部を開き、該筐体の下方に向かう方向に
スライドすることで該筐体の前面開口部を閉じるスライ
ドパネルと、該スライドパネルを支持するとともに、該
スライドパネルが上下にスライドするのをガイドし、該
筐体に取り付けられるガイドレールと、該ガイドレール
を該筐体の前方に傾斜させて、該スライドパネルの上端
部を該筐体の前面より前方に臨ませるガイドレール傾斜
手段とから構成し、該スライド扉における該スライドパ
ネルの裏面に、付勢手段を有する駆動源部と、該駆動源
部の該付勢手段の付勢力を、該スライドパネルを開方向
にスライドさせる力として該スライドパネルに伝達する
動力伝達手段とからなるスライドパネル駆動機構部を設
け、該スライドパネル駆動機構部における該動力伝達手
段を、該駆動源部の該付勢手段の付勢力により移動する
動滑車と、該スライドパネルに対して位置固定された一
方の端部から、該動滑車を経て、該ガイドレールに位置
固定されたもう一方の端部に至るワイヤーとから構成
し、該動力伝達手段の該動滑車が該駆動源部の該付勢手
段の付勢力により移動し、該動滑車が該ワイヤーを牽引
することで、該駆動源部の該付勢手段の付勢力を、該ス
ライドパネルを開方向にスライドさせる力として該スラ
イドパネルに伝達するものとしたことを特徴とする消火
栓装置のスライド扉(請求項6)、である。
【0018】さらにまた、上記目的を達成するこの発明
について述べれば、それは、筐体の前面開口部を開閉自
在にする消火栓装置のスライド扉であって、該スライド
扉を、該筐体の上方に向かう方向にスライドすることで
該筐体の前面開口部を開き、該筐体の下方に向かう方向
にスライドすることで該筐体の前面開口部を閉じるスラ
イドパネルと、該スライドパネルを支持するとともに、
該スライドパネルが上下にスライドするのをガイドし、
該筐体に取り付けられるガイドレールと、該ガイドレー
ルを平行移動させて、該スライドパネルの上端部を該筐
体の前面より前方に臨ませるガイドレール移動手段とか
ら構成し、該スライド扉における該スライドパネルの裏
面に、付勢手段を有する駆動源部と、該駆動源部の該付
勢手段の付勢力を、該スライドパネルを開方向にスライ
ドさせる力として該スライドパネルに伝達する動力伝達
手段とからなるスライドパネル駆動機構部を設け、該ス
ライドパネル駆動機構部における該動力伝達手段を、該
駆動源部の該付勢手段の付勢力により移動する動滑車
と、該スライドパネルに位置固定された一方の端部か
ら、該動滑車を経て、該ガイドレールに位置固定された
もう一方の端部に至るワイヤーとから構成し、該動力伝
達手段の該動滑車が該駆動源部の該付勢手段の付勢力に
より移動し、該動滑車が該ワイヤーを牽引することで、
該駆動源部の該付勢手段の付勢力を、該スライドパネル
を開方向にスライドさせる力として該スライドパネルに
伝達するものとしたことを特徴とする消火栓装置のスラ
イド扉(請求項7)である。
【0019】さらに、前記発明において好ましくは、該
駆動源部をガススプリングで構成する(請求項8)のが
好ましい。
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]この発明の
第1の実施の形態を図1乃至3に基づき説明する。
【0020】図1において、10は消火栓装置であり、
その筐体11内に図示しない消火用ホース等が収納され
る。筐体11は、その内部に収納される消火用ホースを
引き出すために、前面11a側に前面開口部11bを備
えている。
【0021】スライド扉12は、前面開口部11bを開
閉自在にするものであり、図1はそのスライド扉12が
前面開口部11bを閉じている状態を示している。
【0022】このスライド扉12は、筐体11の縦方向
にスライドして筐体11の前面開口部11bを開閉自在
にするスライドパネル12dと、スライドパネル12d
を支持するとともに、スライドパネル12dがスライド
するのをガイドし、筐体11に取り付けられる被スライ
ド部材の一例としてのガイドレール12cと、そのガイ
ドレール12cを若干傾斜させて、スライドパネル12
dの開方向側端部、即ち本実施の形態においては上端1
2bを筐体11の前面11aより前方に臨ませる被スラ
イド部材傾斜手段の一例であるとともに、ガイドレール
12cを筐体11に取り付けている前傾ヒンジ12aと
から構成されている。
【0023】図2は、図1の状態からスライド扉12を
傾斜させた状態を示しており、図3は、図2の状態から
スライドパネル12dを上方にスライドさせて前面開口
部11bを開けている状態を示している。
【0024】図2に示すように、前傾ヒンジ12aによ
りスライド扉12を角度θ1傾斜させることで、ガイド
レール12cに支持されているスライドパネル12dも
含めて傾斜させ、その上端12bを少なくともその厚み
分筐体11の前面11aより前方に突出した位置に位置
させる、即ち上端12bを筐体11の前面11aより前
方に臨む位置に位置させる。このようにすることで、ス
ライドパネル12dは筐体11の上方に向かう方向、即
ち矢印A12方向へのスライドが可能となり、そのスラ
イド軌跡は筐体11の外部に形成されることとなる。こ
の状態からスライドパネル12dを矢印A12方向にス
ライドさせることにより、図3に示すように、スライド
パネル12dは筐体11の上方にスライドして筐体11
の前面開口部11bを開くこととなる。
【0025】なお、ガイドレール12cの傾斜角度θ1
は、スライドパネル12dの上端12bを筐体11の前
面11aより前方に臨む位置に位置させるに足る角度で
あればよく、その角度θ1はガイドレール12cを若干
傾斜させる程度の角度でよいので、スライドパネル12
dは、筐体11の前面開口部11bを閉じている状態と
ほぼ平行の状態でスライドすることとなり、筐体11の
前方にはほとんど突出しない。
【0026】[第2の実施の形態]この発明の第2の実
施の形態を図4乃至6に基づき説明する(前記第1の実
施の形態と同一の構成部分については同一図面符号を付
してその説明を省略する。)。
【0027】なお、本実施の形態は、前記第1の実施の
形態における被スライド部材(ガイドレール12c)を
傾斜させる被スライド部材傾斜手段(前傾ヒンジ12
a)に代えて、被スライド部材(ガイドレール22c)
を平行移動させる被スライド部材移動手段(揺動アーム
22a、同22b)を設けたものである。
【0028】スライド扉22は、前面開口部11bを開
閉自在にするものであり、図4はそのスライド扉22が
前面開口部11bを閉じている状態を示している。
【0029】このスライド扉22は、筐体11の縦方向
にスライドして筐体11の前面開口部11bを開閉自在
にするスライドパネル22dと、スライドパネル22d
を支持するとともに、スライドパネル22dがスライド
するのをガイドし、筐体11に取り付けられる被スライ
ド部材の一例としてのガイドレール22cと、そのガイ
ドレール22cを平行移動させて、スライドパネル22
dの開方向側端部、即ち本実施の形態においては上端2
2eを筐体11の前面11aより前方に臨ませる被スラ
イド部材移動手段の一例であるとともに、ガイドレール
22cを筐体11に取り付けている揺動アーム22a、
同22bとから構成されている。
【0030】揺動アーム22a、同22bは、一端の軸
着部22gがガイドレール22c側部に軸着され、他端
の軸着部22fが筐体11又は筐体11に固定の部材に
軸着されており、筐体11の前後方向に揺動自在に設け
られている。この揺動アーム22a、同22bが揺動す
ることにより、ガイドレール22cは筐体11の前後方
向に平行移動することとなる。なお、揺動アーム22
a、22bの前記軸着部は、ガイドレール22cの側部
への軸着部22gの方が筐体11又は筐体11に固定の
部材への軸着部22fより下方に位置して設けられてい
る。
【0031】図5は、図4の状態からスライド扉22を
平行移動させた状態を示しており、図6は、図4の状態
からスライドパネル22dを上方にスライドさせて前面
開口部11bを開けている状態を示している。
【0032】図4に示すように、揺動アーム22a、同
22bを矢印A22方向に揺動させて、スライド扉22
を引き上げ出して筐体11の前方に段違いに平行移動さ
せることで、少なくともスライドパネル22dの上端2
2eをその厚み分筐体11の前面11aより前方に突出
した位置に位置させる、即ちスライドパネル22dの上
端22eを筐体11の前面11aより前方に臨む位置に
位置させる。このようにすることで、スライドパネル2
2dは筐体11の上方に向かう方向、即ち矢印A23方
向へのスライドが可能となり、そのスライド軌跡を筐体
11の外部に形成されることとなる。この状態からスラ
イドパネル22dを矢印A23方向にスライドさせるこ
とにより、図6に示すように、スライドパネル22dは
筐体11の上方にスライドして筐体11の前面開口部1
1bを開くこととなる。
【0033】なお、本実施の形態において、ガイドレー
ル22cは揺動アーム22a、22bにより平行移動さ
せられるものであるので、スライドパネル22dは、筐
体11の前面開口部11bを閉じている状態と平行の方
向にスライドすることとなり、スライドパネル22dを
開方向にスライドさせても、スライドパネル22dは筐
体11の前方にはほとんど突出しない。
【0034】[第3の実施の形態]この発明の第3の実
施の形態を図7乃至9に基づき説明する(前記第1、2
の実施の形態と同一の構成部分については同一図面符号
を付してその説明を省略する。)。
【0035】なお、本実施の形態は、前記第2の実施の
形態のようにスライド扉22を引き上げ出すように移動
させるのに代えて、スライド扉32を引き下げ出すよう
に移動させるものである。
【0036】スライド扉32は、前面開口部11bを開
閉自在にするものであり、図7はそのスライド扉32が
前面開口部11bを閉じている状態を示している。
【0037】このスライド扉32は、筐体11の縦方向
にスライドして筐体11の前面開口部11bを開閉自在
にするスライドパネル32dと、スライドパネル32d
を支持するとともに、スライドパネル32dがスライド
するのをガイドし、筐体11に取り付けられる被スライ
ド部材の一例としてのガイドレール32cと、そのガイ
ドレール32cを平行移動させて、スライドパネル32
dの開方向側端部、即ち本実施の形態においては上端3
2eを筐体11の前面11aより前方に臨ませる被スラ
イド部材移動手段の一例であるとともに、ガイドレール
32cを筐体11に取り付けている揺動アーム32a、
同32bとから構成されている。
【0038】揺動アーム32a、同32bは、一端の軸
着部32gがガイドレール32cの側部に軸着され、他
端の軸着部32fが筐体11又は筐体11に固定の部材
に軸着されており、筐体11の前後方向に揺動自在に設
けられている。この揺動アーム32a、同32bが揺動
することにより、ガイドレール32cは筐体11の前後
方向に平行移動することとなる。なお、揺動アーム32
a、32bの前記軸着部は、ガイドレール32cの側部
への軸着部32gの方が筐体11又は筐体11に固定の
部材への軸着部32fより上方に位置されている(した
がって、前記第2の実施の形態とは揺動アームの傾斜方
向が反対になっている)。
【0039】図8は、図7の状態からスライド扉32を
平行移動させた状態を示しており、図9は、図8の状態
からスライドパネル32dを上方にスライドさせて前面
開口部11bを開けている状態を示している。
【0040】図8に示すように、揺動アーム32a、同
32bを矢印A32方向に揺動させて、スライド扉32
を引き下げ出して筐体11の前方に段違いに平行移動さ
せることで、少なくともスライドパネル32dの上端3
2eをその厚み分筐体11の前面11aより前方に突出
した位置に位置させる、即ちスライドパネル32dの上
端32eを筐体11の前面11aより前方に臨む位置に
位置させる。このようにすることで、スライドパネル3
2dは筐体11の上方に向かう方向、即ち矢印A33方
向へのスライドが可能となり、そのスライド軌跡は筐体
11の外部に形成されることとなる。この状態からスラ
イドパネル32dを矢印A33方向にスライドさせるこ
とにより、図9に示すように、スライドパネル32dは
筐体11の上方にスライドして筐体11の前面開口部1
1bを開くこととなる。
【0041】この発明の第1乃至3の実施の形態を上記
において説明したが、この発明は、さらにスライドパネ
ルの裏面にスライドパネルのスライド駆動機構を設ける
のが好ましい。スライド駆動機構の具体的構造について
は、後記の実施例において説明する。
【0042】
【実施例】この発明の前記第1の実施の形態をより具体
的にした実施例について図10乃至14に基づいて説明
する。なお、図10はスライド扉100の背面図、図1
1は図10のA−A線断面図、図12は図10のB−B
線断面図、図13はスライド扉100のスライドパネル
を上方にスライドさせた状態における図12に相当する
部分の断面図、図14はスライド駆動機構の模式図であ
る(前記第1の実施の形態と同一の構成部分については
同一図面符号を付してその説明を省略する。)。
【0043】スライド扉100は、筐体11の前面開口
部11bを開閉自在にするものであり、図10乃至12
はそのスライド扉100が前面開口部11bを閉じてい
る状態を示し、図13はスライド扉100が前面開口部
11bを開けている状態を示している。
【0044】スライド扉100は、筐体11の縦方向に
スライドして筐体11の前面開口部11bを開閉自在に
するスライドパネル101と、スライドパネル101を
支持するとともに、スライドパネル101がスライドす
るのをガイドし、筐体11に取り付けられる被スライド
部材の一例としてのガイドレール102と、そのガイド
レール102を若干傾斜させて、スライドパネル101
の開方向側端部、即ち本実施例においては上端101b
を筐体11の前面11aより前方に臨ませる被スライド
部材傾斜手段の一例であるとともに、ガイドレール10
2を筐体11に取り付けている前傾ヒンジ103とから
構成されている。
【0045】固定枠104は、全体としては矩形の枠状
であり、その左右両辺にはそれぞれガイドレール102
が設けられ、その上辺には固定枠上辺105aが、その
下辺には固定枠下辺105bがそれぞれガイドレール1
02に固定されて設けられている。
【0046】スライドパネル101はその左右両辺に断
面コ字状(図11参照)の係合部106を備え、ガイド
レール102は断面コ字状(図11参照)の係合部10
7を備えており、このスライドパネル101の係合部1
06とガイドレール102の係合部107とが、スライ
ドパネル101に固定された走行ローラー108とガイ
ドレール102に固定された走行ローラー109とを介
してスライド可能に係合している(図11参照)。
【0047】スライドパネル101に固定の走行ローラ
ー108は、スライドパネル101の下辺側左右両端に
それぞれ1個づつ設けられており、ガイドレール102
に固定の走行ローラー109は、それぞれのガイドレー
ル102の上方に1個づつ設けられている。
【0048】ガイドレール102を傾斜させる前傾ヒン
ジ103は、ガイドレール102に支持されるスライド
パネル101よりも筐体11の内方に位置する如く設け
られている。
【0049】128は、筐体11の前面開口部11bに
設けたスライドガイド板であり、このスライドガイド板
128は、スライドパネル101の上端101bと接合
する如くに、筐体11の前面開口部11bの上縁11c
に設けられ、筐体11の前面11a側に向けてテーパー
状の第1ガイド面128aを有している。また、このス
ライドガイド板128は、第1ガイド面128aに連続
して、筐体11の前面11aに設けられ、筐体11の上
方から下方に向けてテーパー状の第2ガイド面128b
も有している。
【0050】なお129は、スライドパネル101の上
端101bに設けたラッチである。このラッチ129が
筐体11に設けられた図示しない係合部に係合すること
により、スライド扉100は閉状態が保たれている。
【0051】スライド扉100が閉状態にあるとき、ス
ライドパネル101には、後記するスライド駆動機構1
10により、スライドパネル101を矢印A101方向
に付勢する付勢力が常時作用している。ラッチ129の
係合を外すと、スライドパネル101は、図10及び図
12に示す状態から、スライド駆動機構110の付勢力
を受けて自動的に矢印A101方向にスライドして、図
13に示すように、筐体11の前面開口部11bを開口
する状態、即ちスライド扉100が開状態になるが、こ
のとき、スライドパネル101は、その上端101bが
スライドガイド板128の第1ガイド面128aを摺動
することで、前方に向けてガイドされて、前傾ヒンジ1
03によりガイドレール102とともに前方に傾斜し、
その後スライドガイド板128の第2ガイド面128b
を摺動して、矢印A101方向にスライドするようにな
っている。したがって、スライド扉100が閉状態から
開状態になるとき、スライドパネル101は、スライド
ガイド板128にガイドされつつ前方に傾斜しさらに矢
印A101方向にスライドすることとなるので、筐体1
1の前面開口部11bの開口縁に引っ掛かったりするこ
となく、円滑にスライドすることとなる。
【0052】110は、スライドパネル101のスライ
ド駆動機構部であり、図10に示すようにスライドパネ
ル101の裏面に取り付けられており、スライドパネル
101を開方向にスライドさせるのを自動的に行うこと
ができるようになっている。
【0053】このスライド駆動機構110は、付勢手段
を有する駆動源部の一例としてのガススプリング111
と、ガススプリング111の付勢力を、スライドパネル
101を開方向にスライドさせる力としてスライドパネ
ルに伝達する動力伝達手段の一例としての、動滑車11
2やワイヤー(第1ワイヤー113、第2ワイヤー11
4)等からなり、ガススプリング111の付勢力により
移動する動滑車112が移動することで、スライドパネ
ル101に対して位置が固定された一方の端部から、動
滑車112を経て、ガイドレール102に対して位置が
固定されたもう一方の端部に至るワイヤー(第1ワイヤ
ー113、第2ワイヤー114)を牽引し、その牽引力
をスライドパネル101を開方向にスライドさせる力と
してスライドパネル101に伝達する機構になってい
る。
【0054】本実施例における、スライド駆動機構11
0の詳細を、図10及びスライド機構110を模式的に
図示した図14に基づき説明する。
【0055】ガススプリング111は、スライドパネル
101の横方向に向いて設けられており、スライドパネ
ル101に対してその位置は固定されている(本実施例
においては後記する第1定滑車116とともにスライド
パネル101に固定されている。)。ガススプリング1
11の付勢方向側端部には、動滑車112がガススプリ
ング111の付勢力によって矢印A111方向に移動可
能に設けられており、その移動は図10及び図14に点
線で示す位置まで可能である。第1ワイヤー113、第
2ワイヤー114の一方の端部113a、同114a
は、スライドパネル101に対して位置が固定になる如
く固定部115によりスライドパネル101に接続され
ており、もう一方の端部113c、同114cは、ガイ
ドレール102に対して位置が固定になる如く固定枠上
辺105aにそのワイヤー係止部118、同119にお
いて接続されている。この第1ワイヤー113、第2ワ
イヤー114は、固定部115から、動滑車112を経
て、さらにスライドパネルに位置固定の第1定滑車11
6をそれぞれ経て、さらに第2ワイヤー114について
は第2定滑車117を経て、ワイヤー係止部118、同
119に至るワイヤー経路を形成している。
【0056】本実施例においては、ワイヤー係止部11
8、同119と第1定滑車116、第2定滑車117と
が、スライドパネル101に対して左右均等位置になる
如く配置されている。このようにすることで、図14に
おいて、第1ワイヤー113、第2ワイヤー114に対
する牽引力をスライドパネル101に対してそれを上下
の開方向にスライドさせる力として左右均等に作用させ
ることができる。
【0057】また本実施例においては、第1定滑車11
6、第2定滑車117からワイヤー係止部118、同1
19に至る間に垂直状のワイヤー経路120、同121
を形成する如くに、第1定滑車116、第2定滑車11
7とワイヤー係止部118、同119を位置決めして設
けている。このようにすることで、第1ワイヤー11
3、第2ワイヤー114に対する牽引力の反力の方向を
スライドパネル101の開方向と同一にすることができ
るので、第1ワイヤー113、第2ワイヤー114に対
する牽引力をスライドパネル101に対してそれを開方
向にスライドさせる力として効率的に作用させることが
できる。
【0058】また本実施例においては、ガススプリング
111、第1定滑車116及び第2定滑車117をスラ
イドパネル101の下方に集中させて設けている。この
ようにすることで、スライドパネル101の裏面にスラ
イド駆動機構110を設けても、スライド駆動機構11
0が筐体11内の内容物の邪魔になるのを少なくするこ
とができ、また筐体11の前面開口部11bを広くとる
ことができる。
【0059】また本実施例においては、図14に示すよ
うに、ワイヤー係止部118、同119に、第1ワイヤ
ー113、第2ワイヤー114のテンションを調整する
ためのテンションローラー122、同123を設けてい
る。このテンションローラー122、同123を回転さ
せることにより、第1ワイヤー113と第2ワイヤー1
14のテンションを適宜調整することができるようにな
っている。なお、124、125は、第1ワイヤー11
3と第2ワイヤー114を調整したテンションで係止す
るワイヤー係止板であり、126、127はその取付用
のナットである。
【0060】スライド駆動機構110は、前記のように
構成したことから、ガススプリング111の付勢力は、
第1ワイヤー113及び第2ワイヤー114に対しては
それを矢印A113、同A114方向に牽引する力とな
る。第1ワイヤー113及び第2ワイヤー114の矢印
A113、同A114方向側の端部113c、同114
cは固定枠上辺105aに接続されているので、第1ワ
イヤー113及び第2ワイヤー114を矢印A113、
同A114方向に牽引する力は、見かけ上はスライドパ
ネル101をA101方向にスライドさせる力として作
用していることとなる。
【0061】スライド機構110の動作について具体的
に述べる。スライドパネル101が閉状態で、ラッチ1
29が係合状態にあり、スライドパネル101の位置が
固定の状態にあるときには、第1ワイヤー113及び第
2ワイヤー114は移動する余地がないので、ガススプ
リング111の付勢力は矢印A111方向に常時作用し
てはいるものの、動滑車112は図10及び11におい
て実線で示す位置に停止している状態にある。ラッチ1
29の係合を外し、スライドパネル101がスライド可
能な状態になると、第1ワイヤー113及び第2ワイヤ
ー114も移動可能な状態になるので、動滑車112が
ガススプリング111の付勢力により矢印A111方向
に移動するとともに、第1ワイヤー113及び第2ワイ
ヤー114は垂直状のワイヤー経路120及び同121
において矢印A113、同A114方向に牽引されて移
動することとなる。このとき、第1ワイヤー113及び
第2ワイヤー114の矢印A113、同A114方向へ
の移動は、見かけ上はスライドパネル101をA101
方向にスライドさせていることとなる。
【0062】本実施例においては図14に模式的に示す
ように、第1ワイヤー113と第2ワイヤー114を動
滑車112と第1定滑車116とに2重に巻き掛けてい
る。これにより、第1ワイヤー113と第2ワイヤー1
14のそれぞれのワイヤー経路120と同121におい
て移動距離L2は、動滑車112の移動距離L1の4倍
の長さということとなり、スライドパネル101を開く
のに十分な長さを得ることができるようになっている。
【0063】また、ガススプリング111により、移動
距離L1を正確、且つ効率的にとることができる。
【0064】また、詳細には示さなかったが、本実施例
においては、スライド扉100と筐体11との角度(第
1の実施の形態における角度θ1)をスライドパネル1
01が第2ガイド面128bに摺動することによって定
まるようにしたが、ダンパ等の規制手段により、角度を
所定角度に決定したり、その角度に固定するようにして
もよい。
【0065】また、上記第2及び第3の実施の形態にお
いて、筐体からスライド扉が平行移動して、筐体から突
出する位置は、スライドパネルの上端の厚み分とした
が、スライドパネルの上端が筐体の前面からスライドで
きる位置であれば、どの位置でもかまわない。さらに、
スライド扉が平行移動した後、ワイヤー、ダンパ等の規
制手段を用いて、平行移動した位置で固定するようにし
てもよい。
【0066】またさらに、上記各例において、スライド
扉の上端部を筐体の前面から開方向に臨ませる付勢手段
として、ガススプリング、ダンパ等の付勢手段を用いて
もよい。
【0067】
【発明の効果】この発明は上記の如く構成したので、ス
ライド扉を開ける際に、被スライド部材傾斜手段或いは
被スライド部材移動手段により、被スライド部材に支持
されるスライドパネルの開方向側端部を筐体の前面より
前方に臨ませてから、スライドパネルをスライドさせる
ことで、スライドパネルの開方向のスライド軌跡を筐体
外部に形成することができる。したがって、筐体内部に
スライド扉をスライドさせるためのスペースを設ける必
要をなくすることができる。
【0068】また、スライドパネルのスライド駆動機構
を設けることにより、スライドパネルを開方向にスライ
ドさせるのを自動的に行うことをできるようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示し、スライド
扉が消火栓装置の筐体の前面開口部を閉じている状態を
示す側面図である。
【図2】同上を示し、スライド扉が前方に傾斜している
状態を示す側面図である。
【図3】同上を示し、スライド扉のスライドパネルが上
方にスライドし、消火栓装置の前面開口部を開けている
状態を示す側面図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示し、スライド
扉が消火栓装置の筐体の前面開口部を閉じている状態を
示す側面図である。
【図5】同上を示し、スライド扉が前方に平行移動して
いる状態を示す側面図である。
【図6】同上を示し、スライド扉のスライドパネルが上
方にスライドし、消火栓装置の前面開口部を開けている
状態を示す側面図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態を示し、スライド
扉が消火栓装置の筐体の前面開口部を閉じている状態を
示す側面図である。
【図8】同上を示し、スライド扉が前方に平行移動して
いる状態を示す側面図である。
【図9】同上を示し、スライド扉のスライドパネルが上
方にスライドし、消火栓装置の前面開口部を開けている
状態を示す側面図である。
【図10】この発明の第1の実施の形態をさらに具体化
した実施例を示し、スライド扉が閉じている状態を示す
裏面図である。
【図11】同上を示し、図10のA−A線断面図であ
る。
【図12】同上を示し、図10のB−B線断面を示すも
のであるとともに、消火栓装置の筐体の一部も含めた断
面図である。
【図13】同上を示し、図12に相当するものであり、
スライド扉のスライドパネルが上方にスライドし、消火
栓装置の前面開口部を開けた状態を示す図である。
【図14】同上を示し、スライド扉のスライドパネルの
スライド駆動機構の模式図である。
【符号の説明】
10 消火栓装置 11 筐体 11a 前面 11b 前面開口部 12 スライド扉 12a 前傾ヒンジ 12b 上端 12c ガイドレール 12d スライドパネル 22 スライド扉 22a 揺動アーム 22b 揺動アーム 22c ガイドレール 22d スライドパネル 22e 上端 32 スライド扉 32a 揺動アーム 32b 揺動アーム 32c ガイドレール 32d スライドパネル 32e 上端 100 スライド扉 101 スライドパネル 102 ガイドレール 103 前傾ヒンジ 110 スライド駆動機構 111 ガススプリング 112 動滑車 113 第1ワイヤー 114 第2ワイヤー 116 第1定滑車 117 第2定滑車

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の前面開口部を開閉自在にする消火
    栓装置のスライド扉であって、 該スライド扉を、該筐体の縦方向又は横方向にスライド
    して該筐体の前面開口部を開閉自在にするスライドパネ
    ルと、該スライドパネルを支持するとともに、該スライ
    ドパネルがスライドするのをガイドし、該筐体に取り付
    けられる被スライド部材と、該被スライド部材を若干傾
    斜させて、該スライドパネルの開方向側端部を該筐体の
    前面より前方に臨ませる被スライド部材傾斜手段とから
    構成したことを特徴とする消火栓装置のスライド扉。
  2. 【請求項2】 筐体の前面開口部を開閉自在にする消火
    栓装置のスライド扉であって、 該スライド扉を、該筐体の縦方向又は横方向にスライド
    して該筐体の前面開口部を開閉自在にするスライドパネ
    ルと、該スライドパネルを支持するとともに、該スライ
    ドパネルがスライドするのをガイドし、該筐体に取り付
    けられる被スライド部材と、該被スライド部材を平行移
    動させて、該スライドパネルの開方向側端部を該筐体の
    前面より前方に臨ませる被スライド部材移動手段とから
    構成したことを特徴とする消火栓装置のスライド扉。
  3. 【請求項3】 該スライドパネルの裏面に該スライドパ
    ネルを開方向にスライドさせる駆動機構を設けたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の消火栓装置のスライド
    扉。
  4. 【請求項4】 該駆動機構を、付勢手段を有する駆動源
    部と、該駆動源部の該付勢手段の付勢力を、該スライド
    パネルを開方向にスライドさせる力として該スライドパ
    ネルに伝達する動力伝達手段とから構成したことを特徴
    とする請求項3記載の消火栓装置のスライド扉。
  5. 【請求項5】 該駆動機構における該動力伝達手段を、
    該駆動源部の該付勢手段の付勢力により移動する動滑車
    と、該スライドパネルに位置固定された一方の端部か
    ら、該動滑車を経て、該被スライド部材に位置固定され
    たもう一方の端部に至るワイヤーとから構成し、該動力
    伝達手段の該動滑車が該駆動源部の該付勢手段の付勢力
    により移動し、該動滑車が該ワイヤーを牽引すること
    で、該駆動源部の該付勢手段の付勢力が、該スライドパ
    ネルを開方向にスライドさせる力として該スライドパネ
    ルに伝達されるものであることを特徴とする請求項4記
    載の消火栓装置のスライド扉。
  6. 【請求項6】 筐体の前面開口部を開閉自在にする消火
    栓装置のスライド扉であって、 該スライド扉を、該筐体の上方に向かう方向にスライド
    することで該筐体の前面開口部を開き、該筐体の下方に
    向かう方向にスライドすることで該筐体の前面開口部を
    閉じるスライドパネルと、該スライドパネルを支持する
    とともに、該スライドパネルが上下にスライドするのを
    ガイドし、該筐体に取り付けられるガイドレールと、該
    ガイドレールを該筐体の前方に傾斜させて、該スライド
    パネルの上端部を該筐体の前面より前方に臨ませるガイ
    ドレール傾斜手段とから構成し、 該スライド扉における該スライドパネルの裏面に、付勢
    手段を有する駆動源部と、該駆動源部の該付勢手段の付
    勢力を、該スライドパネルを開方向にスライドさせる力
    として該スライドパネルに伝達する動力伝達手段とから
    なるスライドパネル駆動機構部を設け、 該スライドパネル駆動機構部における該動力伝達手段
    を、該駆動源部の該付勢手段の付勢力により移動する動
    滑車と、該スライドパネルに位置固定された一方の端部
    から、該動滑車を経て、該ガイドレールに位置固定され
    たもう一方の端部に至るワイヤーとから構成し、該動力
    伝達手段の該動滑車が該駆動源部の該付勢手段の付勢力
    により移動し、該動滑車が該ワイヤーを牽引すること
    で、該駆動源部の該付勢手段の付勢力を、該スライドパ
    ネルを開方向にスライドさせる力として該スライドパネ
    ルに伝達するものとしたことを特徴とする消火栓装置の
    スライド扉。
  7. 【請求項7】 筐体の前面開口部を開閉自在にする消火
    栓装置のスライド扉であって、 該スライド扉を、該筐体の上方に向かう方向にスライド
    することで該筐体の前面開口部を開き、該筐体の下方に
    向かう方向にスライドすることで該筐体の前面開口部を
    閉じるスライドパネルと、該スライドパネルを支持する
    とともに、該スライドパネルが上下にスライドするのを
    ガイドし、該筐体に取り付けられるガイドレールと、該
    ガイドレールを平行移動させて、該スライドパネルの上
    端部を該筐体の前面より前方に臨ませるガイドレール移
    動手段とから構成し、 該スライド扉における該スライドパネルの裏面に、付勢
    手段を有する駆動源部と、該駆動源部の該付勢手段の付
    勢力を、該スライドパネルを開方向にスライドさせる力
    として該スライドパネルに伝達する動力伝達手段とから
    なるスライドパネル駆動機構部を設け、 該スライドパネル駆動機構部における該動力伝達手段
    を、該駆動源部の該付勢手段の付勢力により移動する動
    滑車と、該スライドパネルに位置固定された一方の端部
    から、該動滑車を経て、該ガイドレールに位置固定され
    たもう一方の端部に至るワイヤーとから構成し、該動力
    伝達手段の該動滑車が該駆動源部の該付勢手段の付勢力
    により移動し、該動滑車が該ワイヤーを牽引すること
    で、該駆動源部の該付勢手段の付勢力を、該スライドパ
    ネルを開方向にスライドさせる力として該スライドパネ
    ルに伝達するものとしたことを特徴とする消火栓装置の
    スライド扉。
  8. 【請求項8】 該駆動源部をガススプリングで構成した
    ことを特徴とする請求項4、5、6又は7に記載の消火
    栓装置のスライド扉。
JP2000284193A 2000-09-19 2000-09-19 消火栓装置のスライド扉 Expired - Fee Related JP3799570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284193A JP3799570B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 消火栓装置のスライド扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284193A JP3799570B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 消火栓装置のスライド扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002085580A true JP2002085580A (ja) 2002-03-26
JP3799570B2 JP3799570B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=18768450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000284193A Expired - Fee Related JP3799570B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 消火栓装置のスライド扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3799570B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004305605A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
JP2006223648A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
JP2009268719A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Hochiki Corp トンネル消火栓装置
JP2010104432A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
JP2011019972A (ja) * 2010-10-29 2011-02-03 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
KR101288820B1 (ko) 2012-02-10 2013-07-23 강원모 건물의 제연 댐퍼 시스템
JP2016214559A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 ホーチキ株式会社 トンネル内非常用設備
JP2021016696A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 沖電気工業株式会社 筐体

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004305605A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
JP2006223648A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
JP4732768B2 (ja) * 2005-02-18 2011-07-27 能美防災株式会社 消火栓装置
JP2009268719A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Hochiki Corp トンネル消火栓装置
JP2010104432A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
JP2011019972A (ja) * 2010-10-29 2011-02-03 Nohmi Bosai Ltd 消火栓装置
KR101288820B1 (ko) 2012-02-10 2013-07-23 강원모 건물의 제연 댐퍼 시스템
JP2016214559A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 ホーチキ株式会社 トンネル内非常用設備
JP2021016696A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 沖電気工業株式会社 筐体
JP7238669B2 (ja) 2019-07-23 2023-03-14 沖電気工業株式会社 筐体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3799570B2 (ja) 2006-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002085580A (ja) 消火栓装置のスライド扉
JP2005097933A (ja) 開放補助機構付き引手、およびサッシ窓
JP2011006888A (ja) トンネル用避難扉
JP2010144461A (ja) 窓開閉装置
JP2003314159A (ja) 防火扉装置
JPH0658037A (ja) 全開放型ドア
JP4146276B2 (ja) シャッター装置
JP4017075B2 (ja) トンネル用避難連絡坑扉
JP2004324123A (ja) スライド開きドア
JP2004143891A (ja) 防火扉装置
JP2000192740A (ja) 壁収納型引戸装置
JP2005104668A (ja) エレベータのドア装置
JP2004278026A (ja) 開閉装置
JPH1122346A (ja) 建築用シャッター
JPH10317801A (ja) 吊下げ式スライド扉
JPH11303287A (ja) 防火シャッター連動式ゲート床自動開放装置
JPH09256735A (ja) 自動引き戸
JP2004113258A (ja) 防火扉装置
JP2553454B2 (ja) 横引シャッタ−の振止め装置
JP2004324405A (ja) 面一格納機能付き引き戸
JPH1179618A (ja) エレベータ乗かごの非常救出装置
KR20050038449A (ko) 공기 차단수단을 구비한 선루프 장치
JPH0331398Y2 (ja)
JP2003129758A (ja) ガラス製の吊戸装置
JP2006265998A (ja) 防水扉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3799570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees