JP2010144461A - 窓開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な開放とを操作により切り替えることのできる窓開閉装置を提供すること。
【解決手段】窓開閉装置1は、窓枠2と、窓枠2に画成された開口3に配されていると共に当該開口3を開閉する障子4と、障子4が開口3を開閉自在となるように、鉛直方向Vにおける障子4の上側の部位31を窓枠2に対して回転自在に連結している連結機構18と、鉛直方向Vにおける障子4の下側の部位33を前後方向Xにおいて移動自在に窓枠2に対して連結している連結機構19と、連結機構19を介して障子4による開口3の開閉を操作する開閉操作機構20とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、障子の開閉移動により建物の開口を開閉させる窓開閉装置に関する。
特開2000−160922号公報
例えば特許文献1においては、障子の上部を枠体に対して昇降自在に連結している連結機構と、障子の前記上部に対して下方に配される障子の他の部位を枠体に対して前後方向に移動自在に連結している連結機構とを具備しており、障子自体の重心及び障子の他の部位の相互位置との関係において障子に開口開放位置に向かう移動力を生じさせる窓開閉装置が提案されている。斯かる窓開閉装置は、気流に基づいて障子が開口に対して開閉移動するようになっている。
ところで、斯かる窓開閉装置では、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な開放とを操作により切り替えることは困難である。
本発明は、上記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な開放とを操作により切り替えることのできる窓開閉装置を提供することにある。
本発明の窓開閉装置は、建物に装着される枠体と、枠体に画成された開口に配されていると共に当該開口を開閉する障子と、この障子が開口を開閉自在となるように、上下方向における障子の一方側の部位を枠体に対して回転自在に連結している第一の連結機構と、上下方向における障子の他方側の部位を前後方向において移動自在に枠体に対して連結している第二の連結機構と、第二の連結機構を介して障子による開口の開閉を操作する開閉操作機構とを具備しており、第二の連結機構は、上下方向における障子の他方側の部位及び枠体の夫々に回転自在に連結されている回動自在な第一の連結部材と、第一の連結部材の回動に伴う枠体に対する揺動を案内するように枠体に設けられている案内路と、第一の連結部材の回動に伴って回動を生じるように、第一の連結部材の障子に対する回転軸心及び枠体に対する回転軸心間の部位並びに当該部位に対して上下方向において第一の連結部材の障子に対する回転軸心側に位置する枠体の他の部位の夫々に回転自在に連結されている第二の連結部材とを具備しており、開閉操作機構は、回動において揺動する第二の連結部材の揺動部に当接する第一の当接部と、揺動部が第一の当接部との間に配されるように当該第一の当接部に対して上下方向において当該揺動部の揺動許容幅をもって配されていると共に揺動部に当接する第二の当接部と、第一の当接部及び第二の当接部の上下方向における移動に基づいて障子に開口を開閉させるべく、操作により第一の当接部及び第二の当接部を上下方向に移動させる移動操作機構とを具備している。
本発明の窓開閉装置によれば、特に、開閉操作機構は、回動において揺動する第二の連結部材の揺動部に当接する第一の当接部と、揺動部が第一の当接部との間に配されるように当該第一の当接部に対して上下方向において当該揺動部の揺動許容幅をもって配されていると共に揺動部に当接する第二の当接部と、第一の当接部及び第二の当接部の上下方向における移動に基づいて障子に開口を開閉させるべく、操作により第一の当接部及び第二の当接部を上下方向に移動させる移動操作機構とを具備しているために、移動操作機構により第一の当接部及び第二の当接部を上下方向に移動させて当該第一の当接部及び第二の当接部を第二の連結部材の揺動部から離反させることで、当該揺動部の揺動許容幅の範囲内における揺動を許容して障子の移動を許容し、これにより、気流に基づく障子による開口の開閉を自在な状態とする一方、移動操作機構により第一の当接部及び第二の当接部を上下方向に移動させて当該第一の当接部及び第二の当接部のうちの一方を第二の連結部材の揺動部に当接させて上下方向に移動させ、これにより、第二の連結部材を介して第一の連結部材を回動させて障子を開口開放位置に強制的に配置することができ、而して、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な開放とを操作により切り替えることができる。加えて、本発明の窓開閉装置によれば、移動操作機構により第一の当接部及び第二の当接部を上下方向に移動させて当該第一の当接部及び第二の当接部のうちの他方を第二の連結部材の揺動部に当接させて上下方向に移動させ、これにより、第二の連結部材を介して第一の連結部材を回動させて障子を開口閉鎖位置に強制的に配置することもできる。
本発明の窓開閉装置の好ましい例では、第一の連結部材は、障子の他方側の部位に対して上下方向において異なる位置に存する枠体の部位に回転自在に連結されている。
本発明の窓開閉装置の好ましい例では、障子に固着されていると共に障子が開口閉鎖位置にある際に第二の当接部に嵌合して障子の開口開放位置に向かう前方移動を禁止する禁止部材を具備している。このような好ましい例によれば、第一の当接部の揺動部に対する当接による障子の開口開放位置に向かう前方移動の禁止に加えて、禁止部材によっても障子の前記前方移動を禁止することができ、而して、開口閉鎖状態をより確実に保持することができる。
本発明の窓開閉装置の好ましい例では、移動操作機構は、第一の当接部及び第二の当接部が固着されていると共に枠体に沿って配設されている可撓性を有した長尺体と、この長尺体を上下方向に案内する案内部材と、長尺体を走行させる走行手段とを具備している。このような好ましい例によれば、移動操作機構を枠体から突出させることなく配設し得る。
本発明によれば、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な開放とを操作により切り替えることのできる窓開閉装置を提供し得る。
次に本発明を、図に示す好ましい実施の形態の例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図7において、本例の窓開閉装置1は、建物(図示せず)に装着される枠体としての窓枠2と、窓枠2に画成された開口3に配されていると共に当該開口3を開閉する障子4と、この障子4が開口3を開閉自在となるように、上下方向における障子4の一方側の部位、本例では鉛直方向Vにおける障子4の上側の部位31を窓枠2に対して回転自在に連結している第一の連結機構18と、上下方向における障子の他方側の部位、本例では鉛直方向Vにおける障子4の下側の部位33を前後方向Xにおいて移動自在に窓枠2に対して連結している第二の連結機構19と、連結機構19を介して障子4による開口3の開閉を操作する開閉操作機構20とを具備している。
窓開閉装置1は、障子4の開口開放位置に向かう前方移動により図6に示すように開口3を開き、障子4の開口閉鎖位置に向かう後方移動により図2に示すように開口3を閉じるようになっている。図1及び図7は、障子4が図6に示す開口開放位置と図2に示す開口閉鎖位置との間において気流に基づいて前後方向Xに移動自在な状態の窓開閉装置1を示している。
窓枠2は、鉛直方向Vで互いに対向する上枠12及び下枠13並びに横方向Yで互いに対向する一対の縦枠14を有している。上枠12、下枠13並びに一対の縦枠14が障子4に当接する部位には、障子4に当接するシール部材が装着されている。一対の縦枠14は、夫々互いに同様に形成されているので、一対の縦枠14のうちの一方についての詳細な説明を省略する。
連結機構18及び19を介して窓枠2に装着されている障子4は、ガラス板等からなる矩形状の障子本体21、上框22、下框23並びに一対の縦框24を有している。一対の縦框24は横方向Yにおいて互いに対向している。障子本体21の周囲は、上框22、下框23並びに一対の縦框24によって覆われている。一対の縦框24は、夫々互いに同様に形成されているので、一対の縦框24のうちの一方についての詳細な説明を省略する。障子4は、開口開放位置において静止した状態となり、建物外7側から建物内8側に向かう気流に基づく後方移動により、開口3を狭めたり、気流に基づく前方移動により開口3を拡げたりするようになっている。部位31に対して鉛直方向Vにおいて異なる位置、本例では部位31に対して鉛直方向Vにおいて下方に位置する障子4の部位33は、障子4の重心Gと同位置に配されていてもよいが、本例では、部位33の下方であって建物内8側に位置している。部位31は上框22側において一対の縦框24の夫々に配置されており、部位33は上框22及び下框23間において一対の縦框24の夫々に配されている。
連結機構18は、一端が縦框24の上框22側に位置する障子4の部位31に回転自在に連結されていると共に他端が縦枠14に回転自在に連結されており、障子4の前後方向Xにおける移動に伴って回動を生じる回動部材としての回動アーム41を具備している。
連結機構19は、例えば図3及び図4に示すように、障子の部位33及び窓枠2の夫々に回転自在に連結されている回動自在な第一の連結部材としての連結アーム51と、連結アーム51の回動に伴う窓枠2に対する揺動を案内するように窓枠2に設けられている案内路71と、連結アーム51の回動に伴って回動を生じるように、連結アーム51の障子4に対する回転軸心C1及び窓枠2に対する回転軸心C2間の部位52並びに当該部位52に対して鉛直方向Vにおいて回転軸心C1側に位置する窓枠2の他の部位16の夫々に回転自在に連結されている第二の連結部材としての連結アーム61とを具備している。
連結アーム51は、その一端が縦框24の部位33に横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C1を中心として回転自在に連結されており、その他端が部位33に対して鉛直方向Vにおいて異なる位置、本例では部位33に対して鉛直方向Vにおいて上方の位置に存する縦枠14の部位15に案内路71を介して横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C2を中心として回転自在に連結されている。回転軸心C1は、回転軸心C2に対して下方に位置する。連結アーム51の一端は、当該連結アーム51の他端に対して建物外7側に配されている。連結アーム51がR1方向に回動する場合には、連結アーム51の一端は横方向Y及び鉛直方向Vに直交する前後方向Xにおいて当該連結アーム51の他端から離反し、連結アーム51の他端は鉛直方向Vにおいて案内路71に沿って下方に向かって移動する。また、連結アーム51がR2方向に回動する場合には、連結アーム51の一端は前後方向Xにおいて当該連結アーム51の他端に接近し、連結アーム51の他端は鉛直方向Vにおいて案内路71に沿って上方に向かって移動する。
案内路71は、縦枠14に形成された鉛直方向Vに伸びた長孔又はスリットからなる。案内路71には、連結アーム51の他端が軸体72を介して回転軸心C2を中心として回転自在に配されており、軸体72を介して連結アーム51の他端を回転軸心C2及びC4を通る線上において鉛直方向Vに直動案内するようになっている。尚、直動により軸体72が案内路71の下端に到達した場合には、連結アーム51のR1方向の回動は禁止され、これにより、障子4の開口開放位置に向かう前方移動も禁止されるようになっていてもよく、また、直動により軸体72が案内路71の上端に到達した場合には、連結アーム51のR2方向の回動は禁止され、これにより、障子4の開口閉鎖位置に向かう後方移動も禁止されるようになっていてもよい。
連結アーム61は、その一端が回動アーム51に横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C3を中心として回転自在に連結されており、その他端が縦枠14に横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C4を中心として回転自在に連結されている。回転軸心C4は、回転軸心C2に対して下方に位置する。連結アーム61の一端は、当該連結アーム61の他端に対して建物外7側に配されている。連結アーム61がr1方向に回動する場合には、連結アーム61の一端は前後方向Xにおいて当該連結アーム61の他端から離反する。また、連結アーム61がr2方向に回動する場合には、連結アーム61の一端は前後方向Xにおいて当該連結アーム61の他端に接近する。
縦枠14には、板状体25が固着されており、板状体25には、案内路71が形成されていると共に回動アーム41の他端、連結アーム51の他端及び連結アーム61の他端が夫々回転自在に連結されている。
連結アーム61の他端には、連結アーム61の回動に基づいてr1方向及びr2方向に揺動する揺動部62が設けられている。揺動部62は、連結アーム61が縦枠14に連結されている位置よりも当該連結アーム61の一端から離反している。揺動部62には、当接部65に当接する当接面63と、当接部66に当接する当接面64とが形成されている。当接面63は、障子4が開口開放位置及び開口閉鎖位置のいずれにある場合においても鉛直方向Vにおいて当接部65に対面するように、当接部65に対して凹曲面状に形成されている。当接面64は、障子4が開口開放位置及び開口閉鎖位置のいずれにある場合においても鉛直方向Vにおいて当接部66に対面するように、当接部66に対して凸曲面状に形成されている。
回転軸心C3から回転軸心C4までの長さと回転軸心C2から回転軸心C3までの長さとの比は、回転軸心C2から回転軸心C3までの長さと回転軸心C1から回転軸心C3までの長さとの比と等しい。
斯かる連結機構19は、障子4による開口3の開閉に伴い、障子4の部位33に前後方向Xにおいて所謂近似平行運動(スコットラッセル近似平行運動(Scott Russell’s parallel motion))を行わせ得る。回転軸心C2から回転軸心C3までの長さ及び回転軸心C1から回転軸心C3までの長さは、本例では互いに等しくなっており、これにより、障子4による開口3の開閉に伴い、障子4の部位33に前後方向Xにおいて厳正直線運動を行わせ得る。連結アーム51の一端、特に当該一端に位置する回転軸心C1は、障子4が前後方向Xに移動する場合において、回転軸心C1及びC4を通る前後方向Xに伸びる線上で厳正直線運動を行い、これにより、連結アーム51に連結されている障子4の部位33もまた前記線上で厳正直線運動を行う。回転軸心C3から回転軸心C4までの長さは、回転軸心C2から回転軸心C3までの長さ及び回転軸心C1から回転軸心C3までの長さと等しくてもよい。
開閉操作機構20は、例えば図3から図5に示すように、回動において揺動する連結アーム61の揺動部62に当接する当接部65と、揺動部62が当接部65との間に配されるように当該当接部65に対して鉛直方向Vにおいて当該揺動部62の揺動許容幅をもって配されていると共に揺動部62に当接する当接部66と、当接部65及び66の鉛直方向Vにおける移動に基づいて障子4に開口を開閉させるすべく、操作により当接部65及び66を鉛直方向Vに移動させる移動操作機構67とを具備している。
当接部65は、鉛直方向Vにおいて当接部66に対して上方に配設されている。当接部65は、当接部66に対して揺動部62のr1方向及びr2方向の予め設定した揺動幅を許容する揺動許容幅をもって離反しており、当接部65及び66間には、揺動部62が配されている。当接部65及び66は、移動操作機構67のチェーン部材81に夫々固着されたピン部材からなり、チェーン部材81の鉛直方向Vにおける走行に基づいて機械的に同期して鉛直方向Vに移動する。
移動操作機構67は、当接部65及び66が取付板80を介して固着されていると共に窓枠2に沿って配設されている可撓性を有した長尺体としてのチェーン部材81と、チェーン部材81を鉛直方向Vに案内する案内部材82と、チェーン部材81を走行させる走行手段83とを具備している。
案内部材82は、鉛直方向Vに伸びて縦枠14に装着された案内部85と、横方向Yに伸びて下枠13に装着された案内部86と、案内部85及び86を連結している湾曲案内部87とを具備しており、案内部85及び86並びに湾曲案内部87によってチェーン部材81が走行自在に配された案内溝88を形成している。取付板80は案内部85において案内溝88に配されていると共にチェーン部材81の一端に装着されている。
走行手段83は、例えば図5に示すように、チェーンの他端に連結されたロッド91と、ロッド91に歯車機構92を介して連結している回転軸93とを具備している。回転軸93は、ハンドル94が着脱自在に形成されていてもよく、また、電動モータの出力回転軸等の駆動源の出力部(図示せず)が連結されるように形成されていてもよい。斯かる走行手段83は、操作等により回転軸93に回転力が入力されると、当該回転軸93の回転を歯車機構92を介してロッド91に横方向Yの移動力として伝達して当該ロッド91を横方向Yに移動させ、而して、チェーン部材81を案内溝88に沿って走行させるようになっている。
以上の窓開閉装置1による窓開閉操作について以下説明する。まず、例えばハンドル94を回転軸93に装着し、ハンドル操作により回転軸93を回転させてチェーン部材81をA方向に走行させ、図1に示すように、当接部65及び66を機械的に同期して上方に移動させる。当接部65が上方に移動することにより揺動部62のr1方向の揺動が許容されるため、連結アーム61のr1方向の回動、連結アーム51のR1方向の回動及び回動アーム41の回動もまた許容され、而して、障子4の自重に基づき、連結アーム51はR1方向の回動を生じ、連結アーム61はr1方向の回動を生じ且つ回動アーム41も回動を生じて障子4を開口開放位置に向かって前方移動させる。仮に障子4がその自重に基づいて開口開放位置に向かって前方移動し得ない事態が生じたとしても、当接部66をA方向の移動により揺動部62に当接させ、A方向に押圧して連結アーム61をr1方向に強制的に回動させて障子4を所望に開口開放位置に向かって前方移動させる。このように障子4は、開口開放位置に向かって前方移動し、開口3を全開にする図1に示す開口開放位置において静止する。
障子4が開口開放位置に配された際に当接部66を図6に示すように揺動部62に当接させた場合には、当該当接部66によって揺動部62のr2方向の揺動が阻止されるので、障子4の開口閉鎖位置に向かう後方移動は禁止され、而して、障子4は開口開放位置に保持され、開口3は強制的に開放された状態になる。
障子4が開口開放位置に配された際に当接部66を図1に示すように鉛直方向Vにおいて揺動部62に対して間隔をもって配置させた場合には、揺動部62のr2方向の揺動が許容され、而して、障子4は、揺動部62がr2方向の揺動により当接部66に当接するまでの許容量において図7に示すように開口閉鎖位置に向かって後方移動自在となり、開口3は開閉自在な状態となる。障子4は、その自重に基づく開口開放位置に向かう前方移動力を上回る気流に基づく開口閉鎖位置に向かう後方移動力が付与された場合に、図7bに示すように開口閉鎖位置に向かって後方移動し、前記気流に基づく開口閉鎖位置に向かう後方移動力が障子4の自重に基づく開口開放位置に向かう前方移動力を下回る場合には、図1に示すように開口開放位置に向かって前方移動する。障子4が開口閉鎖位置に向かう移動の許容量は、移動操作機構67の操作により当接部66を移動させて当該当接部66と当接面64との鉛直方向Vにおける間隔を調節することによって変更することができる。また、障子4の開口開放位置に向かう前方移動の許容量は、移動操作機構67の操作により当接部65を移動させて当該当接部65と当接面63との鉛直方向Vにおける間隔を調節することによって変更することができる。このように、移動操作機構67により当接部65及び66を機械的に同期して鉛直方向Vに移動させることで、当接部65及び66と揺動部62との間隔を所望に調節して、障子4の前後方向Xにおける移動量を所望に変更することができる。
図1乃至図6に示すように開口開放位置にある障子4を開口閉鎖位置に強制的に移動させる場合には、まず、移動操作機構67のチェーン部材81をB方向に走行させ、当接部65及び66を機械的に同期して下方に移動させ、当接部65を図1に示すように揺動部62に当接させて下方に押圧し、揺動部62をr2方向に回動させ、これにより、連結アーム61はr2方向の回動を生じ、連結アーム51はR2方向の回動を生じ且つ回動アーム41も回動を生じて、障子4を図2及び図3に示すように開口閉鎖位置に向かって後方移動させ、而して、障子4を図2に示す開口閉鎖位置に配し、開口3を閉鎖する。開口3の閉鎖状態は、当接部65が揺動部62に当接して障子4の開口開放位置に向かう前方移動を禁止しているために保持される。
尚、本例の窓開閉装置1は、障子4に固着されていると共に障子4が開口閉鎖位置にある際に当接部66に嵌合して障子4の開口開放位置に向かう前方移動を禁止する禁止部材68を更に具備している。禁止部材68は、障子4が開口閉鎖位置にある際に、移動操作機構67の操作に基づいて下方に移動する当接部66が配される嵌合凹所69を具備している。斯かる禁止部材68は、嵌合凹所69に嵌合した当接部66によって開口開放位置に向かう前方移動が禁止され、而して、禁止部材68が固着された障子4の開口開放位置に向かう前方移動もまた禁止される。また、禁止部材68は、移動操作機構67の操作に基づいて上方に移動する当接部66が嵌合凹所69から抜き出されて嵌合状態が解除されると開口開放位置に向かう前方移動が自在となり、障子4もまた開口開放位置に向かう前方移動が自在となる。ここで、当接面63は、障子4が開口閉鎖位置にある場合に鉛直方向Vに伸びる面63aを有している。面63aは、障子4が開口閉鎖位置を除く位置にある場合には、鉛直方向Vに対して傾斜しており、当接部65の下降により押圧される一方、障子4が開口閉鎖位置にある場合には、当接部65の下降により押圧されないように鉛直方向Vに伸びて位置するように形成されている。当接部65は、面63aが前述のように形成されているので、障子4が開口閉鎖位置に配された際に更なる下降が許容され、これにより、当接部66もまた下降が許容されて嵌合凹所69に嵌合することができる。
本例の窓開閉装置1によれば、建物に装着される窓枠2と、窓枠2に画成された開口3に配されていると共に当該開口3を開閉する障子4と、障子4が開口3を開閉自在となるように、上下方向における障子4の一方側の部位31を窓枠2に対して回転自在に連結している連結機構18と、上下方向における障子4の他方側の部位33を前後方向Xにおいて移動自在に窓枠2に対して連結している連結機構19と、連結機構19を介して障子4による開口3の開閉を操作する開閉操作機構20とを具備しており、連結機構19は、上下方向における障子4の他方側の部位33及び窓枠2の夫々に回転自在に連結されている回動自在な連結アーム51と、連結アーム51の回動に伴う窓枠2に対する揺動を案内するように窓枠2に設けられている案内路71と、連結アーム51の回動に伴って回動を生じるように、連結アーム51の障子4に対する回転軸心C1及び窓枠2に対する回転軸心C2間の部位52並びに当該部位52に対して上下方向において回転軸心C1側に位置する窓枠2の他の部位16の夫々に回転自在に連結されている連結アーム61とを具備しており、開閉操作機構20は、回動において揺動する連結アーム61の揺動部62に当接する当接部65と、揺動部62が当接部65との間に配されるように当該当接部65に対して上下方向において当該揺動部62の揺動許容幅をもって配されていると共に揺動部62に当接する当接部66と、当接部65及び66の上下方向における移動に基づいて障子4に開口3を開閉させるべく、操作により当接部65及び66を上下方向に移動させる移動操作機構67とを具備しているために、移動操作機構67により当接部65及び66を上下方向に移動させて当該当接部65及び66を連結アーム61の揺動部62から離反させることで、当該揺動部62の揺動許容幅の範囲内における揺動を許容して障子4の移動を許容し、これにより、気流に基づく障子4による開口3の開閉を自在な状態とする一方、移動操作機構67により当接部65及び66を上下方向に移動させて当該当接部65及び66のうちの一方を連結アーム61の揺動部62に当接させて上下方向に移動させ、これにより、連結アーム61を介して連結アーム51を回動させて障子4を開口開放位置に強制的に配置することができ、而して、気流に基づく障子4による開口3の開閉と、障子4の位置を保持することによる開口3の強制的な開放とを操作により切り替えることができる。加えて、窓開閉装置1によれば、移動操作機構67により当接部65及び66を上下方向に移動させて当該当接部65及び66のうちの他方を連結アーム61の揺動部62に当接させて上下方向に移動させ、これにより、連結アーム61を介して連結アーム51を回動させて障子4を開口閉鎖位置に強制的に配置することもできる。
窓開閉装置1によれば、障子4に固着されていると共に障子4が開口閉鎖位置にある際に当接部66に嵌合して障子4の開口開放位置に向かう前方移動を禁止する禁止部材68を具備しているために、当接部65の揺動部62に対する当接による障子4の開口開放位置に向かう前方移動の禁止に加えて、禁止部材68によっても障子4の前記前方移動を禁止することができ、而して、開口閉鎖状態をより確実に保持することができる。
窓開閉装置1によれば、移動操作機構67は、当接部65及び66が固着されていると共に窓枠2に沿って配設されている可撓性を有した長尺体としてのチェーン部材81と、チェーン部材81を上下方向に案内する案内部材82と、チェーン部材81を走行させる走行手段83とを具備しているために、移動操作機構67を窓枠2から突出させることなく配設し得る。
本発明の実施の形態の例の側面視断面説明図である。 図1に示す例の開口閉鎖状態の側面視断面説明図である。 図2に示す例の障子を省いた側面視断面説明図である。 図2に示す例の一部の平面視断面説明図である。 図1に示す例の展開斜視説明図である。 図1に示す例の開口開放状態の側面視断面説明図である。 図1に示す例の側面視断面説明図である。
符号の説明
1 窓開閉装置
2 窓枠
3 開口
4 障子
7 建物外
8 建物内
18、19 連結機構
20 開閉操作機構
31、33 部位
51、61 連結アーム
62 揺動部
65、66 当接部
67 移動操作機構

Claims (4)

  1. 建物に装着される枠体と、枠体に画成された開口に配されていると共に当該開口を開閉する障子と、この障子が開口を開閉自在となるように、上下方向における障子の一方側の部位を枠体に対して回転自在に連結している第一の連結機構と、上下方向における障子の他方側の部位を前後方向において移動自在に枠体に対して連結している第二の連結機構と、第二の連結機構を介して障子による開口の開閉を操作する開閉操作機構とを具備しており、第二の連結機構は、上下方向における障子の他方側の部位及び枠体の夫々に回転自在に連結されている回動自在な第一の連結部材と、第一の連結部材の回動に伴う枠体に対する揺動を案内するように枠体に設けられている案内路と、第一の連結部材の回動に伴って回動を生じるように、第一の連結部材の障子に対する回転軸心及び枠体に対する回転軸心間の部位並びに当該部位に対して上下方向において第一の連結部材の障子に対する回転軸心側に位置する枠体の他の部位の夫々に回転自在に連結されている第二の連結部材とを具備しており、開閉操作機構は、回動において揺動する第二の連結部材の揺動部に当接する第一の当接部と、揺動部が第一の当接部との間に配されるように当該第一の当接部に対して上下方向において当該揺動部の揺動許容幅をもって配されていると共に揺動部に当接する第二の当接部と、第一の当接部及び第二の当接部の上下方向における移動に基づいて障子に開口を開閉させるべく、操作により第一の当接部及び第二の当接部を上下方向に移動させる移動操作機構とを具備している窓開閉装置。
  2. 第一の連結部材は、障子の他方側の部位に対して上下方向において異なる位置に存する枠体の部位に回転自在に連結されている請求項1に記載の窓開閉装置。
  3. 障子に固着されていると共に障子が開口閉鎖位置にある際に第二の当接部に嵌合して障子の開口開放位置に向かう前方移動を禁止する禁止部材を具備している請求項1又は2に記載の窓開閉装置。
  4. 移動操作機構は、第一の当接部及び第二の当接部が固着されていると共に枠体に沿って配設されている可撓性を有した長尺体と、この長尺体を上下方向に案内する案内部材と、長尺体を走行させる走行手段とを具備している請求項1から3のいずれか一項に記載の窓開閉装置。
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