JP5387117B2 - 窓開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、障子の開閉移動により建物の開口を開閉させる窓開閉装置に関する。
例えば特許文献1においては、障子の上部を窓枠に対して昇降自在に連結している連結機構と、障子の前記上部に対して下方に配される障子の他の部位を窓枠に対して前後方向に移動自在に連結している連結機構とを具備しており、障子自体の重心及び障子の他の部位の相互位置との関係において障子に開口開放位置に向かう移動力を生じさせる窓開閉装置が提案されている。斯かる窓開閉装置は、気流に基づいて障子が開口に対して開閉移動するようになっている。
特開2000−160922号公報
ところで、斯かる窓開閉装置では、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な閉鎖とを操作により切り替えることは困難である。
本発明は、上記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な閉鎖とを操作により切り替えることができる窓開閉装置を提供することにある。
本発明の窓開閉装置は、建物に装着される枠体と、枠体に画成された開口に配されていると共に当該開口を開閉する障子と、この障子が開口を開閉自在となるように、上下方向における障子の一方側の部位を枠体に対して回転自在に連結している第一の連結機構と、上下方向における障子の他方側の部位を前後方向において移動自在に枠体に対して連結している第二の連結機構と、第二の連結機構を介して障子による開口の強制開放、強制閉鎖及び自由開閉を操作する開閉操作機構とを具備しており、第二の連結機構は、上下方向における障子の他方側の部位及び枠体の夫々に回転自在に連結されている回動自在な第一の連結部材と、第一の連結部材の回動に伴う枠体に対する揺動を案内するように枠体に設けられている案内路と、第一の連結部材の回動に伴って回動を生じるように、第一の連結部材の障子に対する回転軸心及び枠体に対する回転軸心間の部位並びに当該部位に対して上下方向において第一の連結部材の障子に対する回転軸心側に位置する枠体の他の部位の夫々に回転自在に連結されている第二の連結部材とを具備しており、開閉操作機構は、第二の連結部材の枠体の他の部位に対する回転軸心から離れて当該第二の連結部材に設けられている回動体と、操作により枠体及び回動体に対して上下方向における一方側の位置、他方側の位置並びに当該一方側の位置及び他方側の位置間の所定中間位置の夫々に配されるように枠体に上下動自在に設けられている上下動自在部材と、上下動自在部材に設けられており、上下動自在部材が所定中間位置に配された際に回動体に当接すると共に障子を開口閉鎖位置に向かって強制的に移動させるべく上下動自在部材の所定中間位置から一方側の位置に向かう上下方向の一方の移動において回動体を一方に回動させる強制回動部材と、回動体が上下方向において強制回動部材との間に配されるように上下動自在部材に回転自在に設けられており、障子を開口開放位置に向かって強制的に移動させるべく上下動自在部材の上下方向における一方側の位置から所定中間位置までの上下方向の他方の移動において回動体に当接して当該回動体を上下方向の他方に移動させる他の強制回動部材と、上下動自在部材に設けられており、上下動自在部材の上下方向における一方側の位置から所定中間位置までの上下方向の他方の移動においては他の強制回動部材の上下動自在部材に対する回転を禁止する回転禁止手段とを具備しており、回転禁止手段は、障子の自由開閉を許容すべく上下動自在部材の上下方向における所定中間位置から他方側の位置に向かう上下方向の他方の移動において他の強制回動部材の回動体から離反する方向に回転させる一方、上下動自在部材の上下方向における他方側の位置から所定回転位置に向かう上下方向の一方の移動において他の強制回動部材を回動体に接近する方向に回転させると共に当該他の強制回動部材の回動体から離反する方向の回転を禁止するようになっている。
本発明の窓開閉装置によれば、特に、開閉操作機構は、第二の連結部材の枠体の他の部位に対する回転軸心から離れて当該第二の連結部材に設けられている回動体と、操作により枠体及び回動体に対して上下方向における一方側の位置、他方側の位置並びに当該一方側の位置及び他方側の位置間の所定中間位置の夫々に配されるように枠体に上下動自在に設けられている上下動自在部材と、上下動自在部材に設けられており、上下動自在部材が所定中間位置に配された際に回動体に当接すると共に障子を開口閉鎖位置に向かって強制的に移動させるべく上下動自在部材の所定中間位置から一方側の位置に向かう上下方向の一方の移動において回動体を一方に回動させる強制回動部材と、回動体が上下方向において強制回動部材との間に配されるように上下動自在部材に回転自在に設けられており、障子を開口開放位置に向かって強制的に移動させるべく上下動自在部材の上下方向における一方側の位置から所定中間位置までの上下方向の他方の移動において回動体に当接して当該回動体を上下方向の他方に移動させる他の強制回動部材と、上下動自在部材に設けられており、上下動自在部材の上下方向における一方側の位置から所定中間位置までの上下方向の他方の移動においては他の強制回動部材の上下動自在部材に対する回転を禁止する回転禁止手段とを具備しており、回転禁止手段は、障子の自由開閉を許容すべく上下動自在部材の上下方向における所定中間位置から他方側の位置に向かう上下方向の他方の移動において他の強制回動部材の回動体から離反する方向に回転させる一方、上下動自在部材の上下方向における他方側の位置から所定回転位置に向かう上下方向の一方の移動において他の強制回動部材を回動体に接近する方向に回転させると共に当該他の強制回動部材の回動体から離反する方向の回転を禁止するようになっているために、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な閉鎖とを操作により切り替えることができる。
本発明の窓開閉装置では、他の強制回動部材は、回動体に接近する方向の回転により上下方向において回動体に対して対向して配されるように上下動自在部材に配設されていてもよい。
本発明の窓開閉装置では、回転禁止手段は、上下動自在部材に回転自在に連結されていると共に上下動自在部材に対する回転軸心から離れた部位で他の強制回動部材に回転自在に且つ他の強制回動部材の長手方向に所定量移動自在に連結されており、上下動自在部材に対する一方の回転に基づいて他の強制回動部材に回動体に接近する方向の回転力を与える一方、上下動自在部材に対する他方の回転に基づいて他の強制回動部材から離反する方向の回転力を与える回転力付与部材と、上下動自在部材及び他の強制回動部材の夫々に連結されており、回転力付与部材をその上下動自在部材に対する一方の回転方向に付勢する付勢部材と、枠体に固着されており、上下動自在部材が上下方向における所定中間位置に配された際に回転力付与部材に当接すると共に上下方向における所定中間位置から他方側の位置に向かう上下動自在部材の上下方向の他方の移動に基づいて、回転力付与部材を付勢部材による付勢に抗して上下動自在部材に対して他方に回転させる一方、上下方向における他方側の位置から所定中間位置に向かう上下動自在部材の上下方向の一方の移動に基づいて、付勢部材の付勢による回転力付与部材の一方の回転を許容する当接部材とを具備していてもよい。
本発明の窓開閉装置では、回転禁止手段は、他の強制回動部材の回動体から離反する方向の回転を禁止すべく、回転力付与部材の上下動自在部材に対する回転軸心を通る上下方向に伸びる上下線に対して前後方向において一方側に位置する回転力付与部材の他の強制回動部材に対する回転軸心を、付勢部材による付勢による回転力付与部材の上下動自在部材に対する一方の回転に基づいて上下線上に又は上下線に対して前後方向において他方側に位置させる一方、他の強制回動部材の回動体から離反する方向の回転の禁止を解除すべく、上下線上に又は上下線に対して前後方向において他方側に位置する回転力付与部材の他の強制回動部材に対する回転軸心を、当接部材の回転力付与部材に対する当接による当該回転力付与部材の上下動自在部材に対する他方の回転に基づいて上下線に対して一方側に位置させるようになっていてもよい。
本発明の窓開閉装置では、強制回動部材及び他の強制回動部材は、上下動自在部材が上下方向における所定中間位置に配された際に回動体を挟持するように配設されていてもよい。
本発明の窓開閉装置では、強制回動部材は、上下動自在部材が上下方向における他方側の位置に配された際に障子が開口開放位置に向かって移動する際に生じる回動体の回動を許容する程度の間隔をもって上下方向において回動体から離反するように配されるようになっていてもよい。
開閉操作機構は、操作により上下動自在部材を枠体に対して下方側の位置に配して障子を開口閉鎖位置に固定し、操作により上下動自在部材を枠体に対して上方側の位置に配して障子による開口の自由開閉を許容し、且つ、操作により上下動自在部材を前記下方側の位置及び上方側の位置間の所定中間位置に配して障子を開口開放位置に固定するようになっていてもよい。
本発明の窓開閉装置では、開閉操作機構は、操作により上下動自在部材を上下方向に移動させる移動操作機構を具備していてもよい。
本発明によれば、気流に基づく障子による開口の開閉と、障子の位置を保持することによる開口の強制的な閉鎖とを操作により切り替えることができる窓開閉装置を提供し得る。
本発明の実施の形態の例の側面視断面説明図である。 図1に示す例の開口閉鎖状態の側面視断面説明図である。 図2に示す例の障子等を省いた側面視断面説明図である。 図2に示す例の一部の平面視断面説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の主に開閉操作機構の動作説明図である。 図1に示す例の主に開閉操作機構の動作説明図である。 図1に示す例の主に開閉操作機構の動作説明図である。
次に本発明を、図に示す好ましい実施の形態の例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図9において、本例の窓開閉装置1は、建物(図示せず)に装着される枠体としての窓枠2と、窓枠2に画成された開口3に配されていると共に当該開口3を開閉する障子4と、障子4が開口3を開閉自在となるように、上下方向における障子4の一方側の部位、本例では鉛直方向Vにおける障子4の上側の部位31を窓枠2に対して回転自在に連結している第一の連結機構18と、上下方向における障子の他方側の部位、本例では鉛直方向Vにおける障子4の下側の部位33を前後方向Xにおいて移動自在に窓枠2に対して連結している第二の連結機構19と、連結機構19を介して障子4による開口3の強制開放、強制閉鎖及び自由開閉を操作(切替操作)する開閉操作機構20とを具備している。
窓開閉装置1は、障子4の開口開放位置に向かう前方移動により図6に示すように開口3を開き、障子4の開口閉鎖位置に向かう後方移動により図2に示すように開口3を閉じるようになっている。図1は、障子4が気流に基づいて前後方向Xに移動自在な状態の窓開閉装置1を示している。
窓枠2は、鉛直方向Vで互いに対向する上枠12及び下枠13並びに横方向Yで互いに対向する一対の縦枠14を有している。上枠12、下枠13並びに一対の縦枠14が障子4に当接する部位には、障子4に当接するシール部材が装着されている。一対の縦枠14は、夫々互いに同様に形成されているので、一対の縦枠14のうちの一方についての詳細な説明を省略する。
連結機構18及び19を介して窓枠2に装着されている障子4は、ガラス板等からなる矩形状の障子本体21、上框22、下框23並びに一対の縦框24を有している。一対の縦框24は横方向Yにおいて互いに対向している。障子本体21の周囲は、上框22、下框23並びに一対の縦框24によって覆われている。一対の縦框24は、夫々互いに同様に形成されているので、一対の縦枠24のうちの一方についての詳細な説明を省略する。障子4は、開口開放位置において静止した状態となり、建物外7側から建物内8側に向かう気流に基づく後方移動により、開口3を狭めたり、気流に基づく前方移動により開口3を拡げたりするようになっている。部位31に対して鉛直方向Vにおいて異なる位置、本例では部位31に対して鉛直方向Vにおいて下方に位置する障子4の部位33は、障子4の重心Gと同位置に配されていてもよいが、本例では、重心Gに対して上方であって建物外7側に位置している。部位31は上框22側において一対の縦框24の夫々に配置されており、部位33は上框22及び下框23間において一対の縦框24の夫々に配されている。
連結機構18は、一端が縦框24の上框22側に位置する障子4の部位31に回転自在に連結されていると共に他端が縦枠14に回転自在に連結されており、障子4の前後方向Xにおける移動に伴って回動を生じる回動部材としての回動アーム41を具備している。
連結機構19は、例えば図3及び図4に示すように、障子4の部位33及び窓枠2の夫々に回転自在に連結されている回動自在な第一の連結部材としての連結アーム51と、連結アーム51の回動に伴う窓枠2に対する揺動を案内するように窓枠2に設けられている案内路71と、連結アーム51の回動に伴って回動を生じるように、連結アーム51の障子4に対する回転軸心C1及び窓枠2に対する回転軸心C2間の部位52並びに当該部位52に対して鉛直方向Vにおいて回転軸心C1側に位置する窓枠2の他の部位16の夫々に回転自在に連結されている第二の連結部材としての連結アーム61とを具備している。
連結アーム51は、その一端が縦框24の部位33に横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C1を中心として回転自在に連結されており、その他端が部位33に対して鉛直方向Vにおいて異なる位置、本例では部位33に対して鉛直方向Vにおいて上方の位置に存する縦枠14の部位15に案内路71を介して横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C2を中心として回転自在に連結されている。回転軸心C1は、回転軸心C2に対して下方に位置する。連結アーム51の一端は、当該連結アーム51の他端に対して建物外7側に配されている。連結アーム51がR1方向に回動する場合には、連結アーム51の一端は横方向Y及び鉛直方向Vに直交する前後方向Xにおいて当該連結アーム51の他端から離反し、連結アーム51の他端は鉛直方向Vにおいて案内路71に沿って下方に向かって移動する。また、連結アーム51がR2方向に回動する場合には、連結アーム51の一端は前後方向Xにおいて当該連結アーム51の他端に接近し、連結アーム51の他端は鉛直方向Vにおいて案内路71に沿って上方に向かって移動する。
案内路71は、縦枠14に形成された鉛直方向Vに伸びた長孔又はスリット、本例では長孔からなる。案内路71には、連結アーム51の他端が軸体72を介して回転軸心C2を中心として回転自在に配されており、軸体72を介して連結アーム51の他端を回転軸心C2及びC4を通る線上において鉛直方向Vに直動案内するようになっている。尚、直動により軸体72が案内路71の下端に到達した場合には、連結アーム51のR1方向の回動は禁止され、これにより、障子4の前方移動も禁止されるようになっていてもよく、また、直動により軸体72が案内路71の上端に到達した場合には、連結アーム51のR2方向の回動は禁止され、これにより、障子4の後方移動も禁止されるようになっていてもよい。
連結アーム61は、その一端が回動アーム51に横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C3を中心として回転自在に連結されており、その他端が縦枠14に横方向Yに伸びる水平軸としての回転軸心C4を中心として回転自在に連結されている。回転軸心C4は、回転軸心C2に対して下方に位置する。連結アーム61の一端は、当該連結アーム61の他端に対して建物外7側に配されている。連結アーム61がr1方向に回動する場合には、連結アーム61の一端は前後方向Xにおいて当該連結アーム61の他端から離反する。また、連結アーム61がr2方向に回動する場合には、連結アーム61の一端は前後方向Xにおいて当該連結アーム61の他端に接近する。
縦枠14には、板状体25が固着されており、板状体25には、案内路71が形成されていると共に回動アーム41の他端、連結アーム51の他端及び連結アーム61の他端が夫々回転自在に連結されている。
連結アーム61の他端には、連結アーム61の回動に基づいてr1方向及びr2方向に回動する後述の回動体62が一体的に設けられている。回動体62は、回転軸心C4に対して建物内8側に位置するように当該回転軸心C4から離反している。
回転軸心C3から回転軸心C4までの長さと回転軸心C2から回転軸心C3までの長さとの比は、回転軸心C2から回転軸心C3までの長さと回転軸心C1から回転軸心C3までの長さとの比と等しい。
斯かる連結機構19は、障子4による開口3の開閉に伴い、障子4の部位33に前後方向Xにおいて所謂近似平行運動(スコットラッセル近似平行運動(Scott Russell’s parallel motion))を行わせ得る。回転軸心C2から回転軸心C3までの長さ及び回転軸心C1から回転軸心C3までの長さは、本例では互いに等しくなっており、これにより、障子4による開口3の開閉に伴い、障子4の部位33に前後方向Xにおいて厳正直線運動を行わせ得る。連結アーム51の一端、特に当該一端に位置する回転軸心C1は、障子4が前後方向Xに移動する場合において、回転軸心C1及びC4を通る前後方向Xに伸びる線上で厳正直線運動を行い、これにより、連結アーム51に連結されている障子4の部位33もまた前記線上で厳正直線運動を行う。回転軸心C3から回転軸心C4までの長さは、回転軸心C2から回転軸心C3までの長さ及び回転軸心C1から回転軸心C3までの長さと等しくてもよい。
開閉操作機構20は、連結アーム61の縦枠14の他の部位16に対する回転軸心C4から離れて当該連結アーム61に設けられている回動体62と、操作により縦枠14及び回動体62に対して鉛直方向Vにおける図2に示す下方側の位置、図1に示す上方側の位置並びに当該下方側の位置及び上方側の位置間の図6に示す所定中間位置の夫々に配されるように縦枠14に鉛直方向Vに上下動自在に設けられている上下動自在部材63と、上下動自在部材63に設けられており、上下動自在部材63が所定中間位置に配された際に回動体62に当接すると共に障子4を開口閉鎖位置に向かって強制的に前後方向Xにおいて後方移動させるべく上下動自在部材63の所定中間位置から下方側の位置に向かう鉛直方向Vの下方への移動において回動体62をr2方向に回動させる強制回動部材75と、回動体62が鉛直方向Vにおいて強制回動部材75との間に配されるように上下動自在部材63に回転自在に設けられており、障子4を開口開放位置に向かって強制的に前後方向Xにおいて前方移動させるべく上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける下方側の位置から所定中間位置までの鉛直方向Vの上方への移動において回動体62に当接して当該回動体62を鉛直方向Vの上方に移動させる他の強制回動部材としての強制回動アーム76と、上下動自在部材63に設けられており、上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける下方側の位置から所定中間位置までの鉛直方向Vの上方への移動においては強制回動アーム76の上下動自在部材63に対する回転を禁止する回転禁止手段77と、操作により上下動自在部材63を鉛直方向Vに移動させる移動操作機構67とを具備している。
回動体62は、連結アーム61の他端に位置する回転軸心C4に対して建物内8側に位置する円柱状のピンからなり、前記ピンは連結アーム61に転動自在に装着されている。連結アーム61は、その他端から前記ピンまで延長された部位を有しており、斯かる部位において前記ピンを支持している。回動体62は、回転軸心C4に対して建物内8側においてr1方向及びr2方向に回動するように配されている。回動体62は、回転軸心C4を中心とする連結アーム61のr1方向の回動において上方に向かって揺動しながら前後方向Xにおいて後方側に変位する一方、連結アーム61のr2方向の回動において下方に向かって揺動しながら前後方向Xにおいて前方側に変位するように配設されている。
上下動自在部材63は、板状の本体64と、縦枠14に固着された鉛直方向Vに伸びた案内レール65に鉛直方向Vに上下動自在に嵌合されていると共に本体64に固着されているスライダ66とを具備している。本体64は移動操作機構67に連結されており、移動操作機構67の作動により縦枠14に対して鉛直方向Vにおいて上下動して、鉛直方向Vにおける図2に示す下方側の位置、図1に示す上方側の位置並びに図6に示す所定中間位置の夫々に配置されるように配設されている。上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける位置は移動操作機構67の停止時には保持される。
強制回動部材75及び強制回動アーム76は、上下動自在部材63が鉛直方向Vにおける所定中間位置に配された際に、図6に示すように鉛直方向Vに関して回動体62を挟持する程度の間隔をもって本体64に夫々配設されている。
強制回動部材75は、本体64に固着されたガイドブロック体85と、ガイドブロック体85に形成されていると共に上下動自在部材63の上下動に基づいて回動体62に当接して案内する当接案内部86とを具備している。
当接案内部86は、回動体62の上方に位置すると共に障子4が開口開放位置に配されている際に前後方向Xにおいて後方側に位置する回動体62に対して鉛直方向Vにおいて対面するように配された当接面87と、前後方向Xにおいて当接面87に対して前方側に位置すると共に障子4が開口閉鎖位置に配されている際に前後方向Xにおいて前方側に位置する回動体62に対して前後方向Vにおいて対面するように配された当接面88とを具備している。
当接面87は、鉛直方向Vに直交する面からなり、上下動自在部材63の下降に基づいて前後方向Xにおいて後方側に位置する回動体62に当接して押し下げ、回動体62に強制的にr2方向の回動を生じさせるようになっている。回動体62は、当接面87によって押し下げられることによりr2方向の回動を生じながら前後方向Xにおいて前方側に案内される。また、当接面87は、上下動自在部材63の上昇に基づいて鉛直方向Vにおいて回動体62から離反する。当接面87は、上下動自在部材63が所定中間位置から下方側の位置の手前に配されている際には回動体62に当接しており、上下動自在部材63が所定中間位置よりも上方側の位置に配されている際には回動体62から離反している。
当接面88は、当接面87の前後方向Xにおける前方側の縁に連接している前後方向Xに直交する面からなり、当接面87によって押し下げられて前後方向Xにおいて前方側に変位した回動体62に対して上下動自在部材63の下降に基づいて当接し、この当接により回動体62のr1方向の回動を禁止するようになっている。当接面88によって回動体62のr1方向の回動が禁止された際には、障子4は開口閉鎖位置に配されている。また、当接面88は、上下動自在部材63の上昇に基づいて鉛直方向Vにおいて回動体62から離反し、回動体62のr1方向の回動の禁止を解除する。当接面88は、上下動自在部材63が下方側の位置に配されている際には回動体62に当接しており、上下動自在部材63が下方側の位置よりも上方に配されている際には回動体62から離反している。
上下動自在部材63の下降において、当接面87に押し下げられて前後方向Xにおいて前方側に変位した回動体62は、当該当接面87から離反すると共に当接面88に当接する一方、上下動自在部材63の上昇において、回動体62は当接面88から離反すると共に当接面87に当接する。尚、回動体62の当接面87及び88に対する当接及び離反の切替は、上下動自在部材63が所定中間位置及び下方側の位置間に配されている際に行われる。
強制回動部材75の当接面87は、上下動自在部材63が鉛直方向Vにおける上方側の位置に配された際に障子4が開口開放位置に向かって移動する際に生じる回動体62の回動を許容する程度の間隔をもって鉛直方向Vにおいて回動体62から離反するように配されてもよい。
強制回動アーム76は、一端でガイドブロック体85の下端に回転自在に連結されたアーム本体91と、アーム本体91に当該アーム本体91の長手方向に伸びて形成された長孔92とを具備している。アーム本体91はガイドブロック体85を介して上下動自在部材63に回転自在に取り付けられている。
アーム本体91は、回動体62に対して下方に位置する。アーム本体91の他端は、アーム本体91の上下動自在部材63に対するr3方向の回転により上昇しながら前後方向Xにおいて前方側に変位し、例えば図2に示すように前後方向Xに伸びて配され、鉛直方向Vにおいて回動体62に対して対向して位置する。また、アーム本体91の他端は、アーム本体91の上下動自在部材63に対するr4方向の回転により下降しながら前後方向Xにおいて後方側に変位し、例えば図1に示すように鉛直方向Vに伸びて配され、前後方向Xにおいて回動体62の回動軌跡よりも後方側に位置する。
強制回動アーム76は、r3方向の回転により前後方向Xに伸びて配された場合には、上下動自在部材63の上昇に基づいて回動体62に当接して押し上げ、当該回動体62にr1方向の回動を強制的に生じさせるようになっており、r4方向の回転により鉛直方向Vに伸びて配された場合には、回動体62のr1方向及びr2方向の回動を許容するようになっている。
回転禁止手段77は、上下動自在部材63に回転自在に連結されていると共に上下動自在部材63に対する回転軸心C5から離れた部位で強制回動アーム76に回転自在に且つ強制回動アーム76の長手方向に所定量移動自在に連結されており、上下動自在部材63に対するr5方向の回転に基づいて強制回動アーム76に回動体62に接近するr3方向の回転力を与える一方、上下動自在部材63に対するr6方向の回転に基づいて強制回動アーム76から離反するr4方向の回転力を与える回転力付与部材81と、上下動自在部材63及び強制回動アーム76の夫々に連結されており、回転力付与部材81をr5方向に付勢する付勢部材としてのコイルばね82と、窓枠2に固着されており、上下動自在部材63が鉛直方向Vにおける所定中間位置に配された際に回転力付与部材81に当接すると共に鉛直方向Vにおける所定中間位置から上方側の位置に向かう上下動自在部材63の鉛直方向Vの上方への移動に基づいて、回転力付与部材81をコイルばね82による付勢に抗してr6方向に回転させる一方、鉛直方向Vにおける上方側の位置から所定中間位置に向かう上下動自在部材63の鉛直方向Vの下方への移動に基づいて、コイルばね82の付勢による回転力付与部材81のr5方向の回転を許容する当接部材83とを具備している。
回転力付与部材81は、本体64にr5方向及びr6方向に回転自在に連結された回転板95と、回転板95の回転軸心から離れた回転板95の部位に取り付けられていると共に強制回動アーム76の長孔92に回転自在に且つ長孔92に沿って移動自在に嵌着されたピン96と、回転板95の回転軸心から離れた回転板95の部位に取り付けられていると共に当接部材83に当接する当接ピン97とを具備している。当接ピン97は、本体64に形成されたスリットを介して縦枠14側に向かって伸びている。
回転力付与部材81は、回転軸心C5を通る鉛直方向Vに伸びる上下線98に対して前後方向Xにおいて後方側に位置する回転力付与部材81の強制回動アーム76に対する回転軸心C6を、コイルばね82による付勢による回転力付与部材81のr5方向の回転に基づいて上下線98上に又は上下線98に対して前後方向Xにおいて前方側に位置させ、これにより強制回動アーム76の回動体62から離反するr4方向の回転を禁止するようになっている。尚、回転軸心C6が上下線98上に又は上下線98に対して前後方向Xにおいて前方側に位置した際には、ピン96は長孔92の一方端に当接し、この当接により回転力付与部材81の更なるr5方向の回転は禁止される。
回転力付与部材81は、上下線98上に又は上下線98に対して前後方向Xにおいて前方側に位置する回転力付与部材81の強制回動アーム76に対する回転軸心C6を、当接部材83の回転力付与部材81に対する当接による当該回転力付与部材81の上下動自在部材63に対するr6方向の回転に基づいて上下線98に対して後方側に位置させ、これにより強制回動アーム76の回動体62から離反するr6方向の回転の禁止を解除するようになっている。尚、強制回動アーム76が鉛直方向Vに伸びて配された際には、ピン96は長孔92の一方端に当接し、この当接により回転力付与部材81の更なるr6方向の回転は禁止される。
コイルばね82は、その一端が上下動自在部材63の本体64に連結されていると共にその他端が回転力付与部材81のピン96に連結されており、回転力付与部材81をr5方向に付勢している。コイルばね82の他端は回転力付与部材81を介して強制回動アーム76に連結されている。回転力付与部材81は、コイルばね82によって付勢されているため、当接部材83から離反した状態においては、図2に示す位置に配される。
当接部材83は、案内レール65に固着されており、上下動自在部材63が鉛直方向Vにおける所定中間位置に配された際に当接ピン97に当接すると共に鉛直方向Vにおける所定中間位置から上方側の位置に向かう上下動自在部材63の鉛直方向Vの上方への移動に基づいて、回転力付与部材81をコイルばね82による付勢に抗して上下動自在部材63に対してr6方向に回転させる一方、鉛直方向Vにおける上方側の位置から所定中間位置に向かう上下動自在部材63の鉛直方向Vの下方への移動に基づいて、コイルばね82の付勢による回転力付与部材81のr5方向の回転を許容する。
斯かる回転禁止手段77は、障子4の自由開閉を許容すべく上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける所定中間位置から上方側の位置に向かう鉛直方向Vの上方への移動において強制回動アーム76を回動体62から離反するr4方向に回転させる一方、上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける上方側の位置から所定回転位置に向かう鉛直方向Vの下方への移動において強制回動アーム76を回動体62に接近するr3方向に回転させると共に当該強制回動アーム76の回動体62から離反するr4方向の回転を禁止するようになっている。
移動操作機構67は、玉チェーン101の操作による当該玉チェーン101の回転により歯車機構102を介してロッド103を回転させ、この回転によりロッド103に連結された回転アーム104を回転させ、この回転により回転アーム104と上下動自在部材63とを連結している連結アーム105を介して上下動自在部材63に鉛直方向Vにおける下方への移動力を与える一方、玉チェーン101の逆回転に基づいて回転アーム104を逆回転させ、而して、上下動自在部材63に鉛直方向Vにおける上方への移動力を与えるようになっている。
斯かる開閉操作機構20は、操作により上下動自在部材63を窓枠2に対して下方側の位置に配して障子4を開口閉鎖位置に固定し、操作により上下動自在部材63を窓枠2に対して上方側の位置に配して障子4による開口3の自由開閉を許容し、且つ、操作により上下動自在部材63を前記下方側の位置及び上方側の位置間の所定中間位置に配して障子4を開口開放位置に固定する。
窓開閉装置1は、上下動自在部材63に固着されている被係合ピン111と、障子4に固着されていると共に被係合ピン111に係合する係合凹所112とを具備してなるロック機構110を更に具備しており、ロック機構110は、障子4が開口閉鎖位置に配された際において上下動自在部材63の下降に基づいて被係合ピン111が係合凹所112に係合されることによって障子4の開口3を開閉する前後方向Xの移動を禁止する一方、上下動自在部材63の上昇に基づいて被係合ピン111の係合凹所112に対する係合が解除されることによって障子4の開口3を開閉する前後方向Xの移動の禁止を解除するようになっている。
以上の窓開閉装置1による窓開閉操作について以下説明する。まず、障子4が図2に示す開口閉鎖位置にある場合において、移動操作機構67の操作により上下動自在部材63を上昇させ、図5に示すように被係合ピン111上昇させて係合凹所112から抜出し、ロック機構110によるロックを解除する。この際、鉛直方向Vにおいて下方側の位置に配されていた上下動自在部材63の上昇により当接面88が回動体62に対して上昇して回動体62から離反すると共に当該回動体62が回転禁止手段77によって回転が禁止されている状態の強制回動アーム76に当接する。尚、強制回動アーム76は例えば図5に示すように上下動自在部材63が鉛直方向Vにおける下方側の位置から所定中間位置までの間に配されている場合には前後方向Xに伸びて配されていると共に回転禁止手段77によってその回転が禁止されている。
次に、上下動自在部材63の上昇により強制回動アーム76を上昇させて回動体62を押し上げて当該回動体62をr1方向に強制的に回動させ、これにより連結アーム51及び61に回動を生じさせながら障子4を開口開放位置に向かって前後方向Xにおいて強制的に前方移動させる。上下動自在部材63が上昇により図6に示す所定中間位置に到達した際には、障子4は開口開放位置に配され、強制回動部材75の当接面87及び強制回動アーム76は、互いに協働して回動体62を挟持し、障子4の位置を保持する。このようにして、障子4は開閉操作機構20の作動により開口開放位置に固定される。
次に、所定中間位置に配された上下動自在部材63を上昇させて当接部材83を回転力付与部材81に対して相対的に下降させ、この相対的な下降により当接部材83を回転力付与部材81の当接ピン97に当接させて押し下げて回転力付与部材81にコイルばね82の付勢に抗してr6方向の回転を生じさせる。回転力付与部材81はr6方向の回転によりピン96を介して強制回動アーム76にr4方向の回転力を付与し、これにより強制回動アーム76はr4方向に回転して回動体62から離反し、図1に示すように上下動自在部材63が所定中間位置から上方側の位置に配された際には、強制回動アーム76は鉛直方向Vに伸びて配されると共に前後方向Xにおいて回動体62の回動軌跡に対して後方側に位置して回動体62のr1方向及びr2方向の回動を許容する。このように回動体62の回動が許容されると、障子4は気流に基づく開口3の自由開閉を行い得る状態となる。開口3の自由開閉を行い得る状態となった障子4は、開口開放位置において静止し、建物外7から建物内8に向かう気流の強まりに応じて開口閉鎖位置に向かって後方移動し、当該気流の弱まりに応じて開口開放位置に向かって前方移動する。回転軸心C1は、障子4が開口開放位置に配された場合には重心Gと鉛直方向Vに伸びる線上に位置するように配されていてもよい。尚、図1に示すように障子4が開口3の自由開閉が許容された状態において、当接面87が回動体62から離反している場合には、気流に基づく障子4の移動に基づいて開口3の開放量を更に拡大し得、窓開閉装置1は排煙窓としても好適に用い得る。
次に、図1に示すように鉛直方向Vにおいて上方側の位置に配された上下動自在部材63を下降させて当接部材83を当接ピン97に対して離反させるように相対的に上昇させ、回転力付与部材81にコイルばね82の付勢によるr5方向の回転を生じさせ、この回転により強制回動アーム76にr3方向の回転力を付与し、強制回動アーム76はr3方向に回転して回動体62に接近し、当接する。強制回動部材75は、前記上下動自在部材63の下降により回動体62に接近し、当接する。上下動自在部材63が下降により所定中間位置に配された際には、窓開閉装置1は図6に示す状態となる。
次に、図6に示すように所定中間位置に配された上下動自在部材63を下降させて強制回動部材75の当接面75で回動体62を押し下げ、回動体62をr2方向に強制的に回動させ、この回動に基づいて障子4を開口閉鎖位置に向かって前後方向Xにおいて後方移動させる。斯かる上下動自在部材63の下降により図5に示すように障子4が開口閉鎖位置に配された際には、回動体62は前後方向Xにおいて後方側から前方側に変位しているので、当該回動体62は当接面87との当接が解除され、当接面88と当接しはじめる。回動体62が当接面88と当接した場合には回動体の回動(特にr1方向の回動)は禁止された状態となり、障子4は開口閉鎖位置において固定される。続いて、上下動自在部材63を下降させることにより被係合ピン111を係合凹所112に係合させ、これによりロック機構110によるロックを開始し、窓開閉装置1は図2に示す状態となる。窓開閉装置1では、上下動自在部材63を所定中間位置から鉛直方向において下方側の位置までの間を上下動させて所望の位置に配することにより、障子4を開口開放位置から開口閉鎖位置までにおける所望の位置を保持することができる。
本例の窓開閉装置1によれば、建物に装着される枠体としての窓枠2と、窓枠2に画成された開口3に配されていると共に当該開口3を開閉する障子4と、障子4が開口3を開閉自在となるように、上下方向における障子4の一方側の部位、本例では鉛直方向Vにおける障子4の上側の部位31を窓枠2に対して回転自在に連結している第一の連結機構18と、上下方向における障子の他方側の部位、本例では鉛直方向Vにおける障子4の下側の部位33を前後方向Xにおいて移動自在に窓枠2に対して連結している第二の連結機構19と、連結機構19を介して障子4による開口3の強制開放、強制閉鎖及び自由開閉を操作する開閉操作機構20とを具備しており、連結機構19は、障子4の部位33及び窓枠2の夫々に回転自在に連結されている回動自在な第一の連結部材としての連結アーム51と、連結アーム51の回動に伴う窓枠2に対する揺動を案内するように窓枠2に設けられている案内路71と、連結アーム51の回動に伴って回動を生じるように、連結アーム51の障子4に対する回転軸心C1及び窓枠2に対する回転軸心C2間の部位52並びに当該部位52に対して鉛直方向Vにおいて回転軸心C1側に位置する窓枠2の他の部位16の夫々に回転自在に連結されている第二の連結部材としての連結アーム61とを具備しており、開閉操作機構20は、連結アーム61の縦枠14の他の部位16に対する回転軸心C4から離れて当該連結アーム61に設けられている回動体62と、操作により縦枠14及び回動体62に対して鉛直方向Vにおける図2に示す下方側の位置、図1に示す上方側の位置並びに当該下方側の位置及び上方側の位置間の図6に示す所定中間位置の夫々に配されるように縦枠14に上下動自在に設けられている上下動自在部材63と、上下動自在部材63に設けられており、上下動自在部材63が所定中間位置に配された際に回動体62に当接すると共に障子4を開口閉鎖位置に向かって強制的に後方移動させるべく上下動自在部材63の所定中間位置から下方側の位置に向かう鉛直方向Vの下方への移動において回動体62をr2方向に回動させる強制回動部材75と、回動体62が鉛直方向Vにおいて強制回動部材75との間に配されるように上下動自在部材63に回転自在に設けられており、障子4を開口開放位置に向かって強制的に前方移動させるべく上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける下方側の位置から所定中間位置までの鉛直方向Vの上方への移動において回動体62に当接して当該回動体62を鉛直方向Vの上方に移動させる他の強制回動部材としての強制回動アーム76と、上下動自在部材63に設けられており、上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける下方側の位置から所定中間位置までの鉛直方向Vの上方への移動においては強制回動アーム76の上下動自在部材63に対する回転を禁止する回転禁止手段77とを具備しており、回転禁止手段77は、障子4の自由開閉を許容すべく上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける所定中間位置から上方側の位置に向かう鉛直方向Vの上方への移動において強制回動アーム76の回動体62から離反する方向に回転させる一方、上下動自在部材63の鉛直方向Vにおける上方側の位置から所定回転位置に向かう鉛直方向Vの一方の移動において強制回動アーム76を回動体62に接近する方向に回転させると共に当該強制回動アーム76の回動体62から離反する方向の回転を禁止するようになっているために、気流に基づく障子4による開口3の開閉と、障子4の位置を保持することによる開口3の強制的な閉鎖とを操作により切り替えることができる。
1 窓開閉装置
2 窓枠
3 開口
4 障子
7 建物外
8 建物内
15、16、31、33、52 部位
18、19 連結機構
20 開閉操作機構
51、61 連結アーム
62 回動体
63 上下動自在部材
67 移動操作機構
75 強制回動部材
76 強制回動アーム
77 回転禁止手段

Claims (8)

  1. 建物に装着される枠体と、枠体に画成された開口に配されていると共に当該開口を開閉する障子と、この障子が開口を開閉自在となるように、上下方向における障子の一方側の部位を枠体に対して回転自在に連結している第一の連結機構と、上下方向における障子の他方側の部位を前後方向において移動自在に枠体に対して連結している第二の連結機構と、第二の連結機構を介して障子による開口の強制開放、強制閉鎖及び自由開閉を操作する開閉操作機構とを具備しており、第二の連結機構は、上下方向における障子の他方側の部位及び枠体の夫々に回転自在に連結されている回動自在な第一の連結部材と、第一の連結部材の回動に伴う枠体に対する揺動を案内するように枠体に設けられている案内路と、第一の連結部材の回動に伴って回動を生じるように、第一の連結部材の障子に対する回転軸心及び枠体に対する回転軸心間の部位並びに当該部位に対して上下方向において第一の連結部材の障子に対する回転軸心側に位置する枠体の他の部位の夫々に回転自在に連結されている第二の連結部材とを具備しており、開閉操作機構は、第二の連結部材の枠体の他の部位に対する回転軸心から離れて当該第二の連結部材に設けられている回動体と、操作により枠体及び回動体に対して上下方向における一方側の位置、他方側の位置並びに当該一方側の位置及び他方側の位置間の所定中間位置の夫々に配されるように枠体に上下動自在に設けられている上下動自在部材と、上下動自在部材に設けられており、上下動自在部材が所定中間位置に配された際に回動体に当接すると共に障子を開口閉鎖位置に向かって強制的に移動させるべく上下動自在部材の所定中間位置から一方側の位置に向かう上下方向の一方の移動において回動体を一方に回動させる強制回動部材と、回動体が上下方向において強制回動部材との間に配されるように上下動自在部材に回転自在に設けられており、障子を開口開放位置に向かって強制的に移動させるべく上下動自在部材の上下方向における一方側の位置から所定中間位置までの上下方向の他方の移動において回動体に当接して当該回動体を上下方向の他方に移動させる他の強制回動部材と、上下動自在部材に設けられており、上下動自在部材の上下方向における一方側の位置から所定中間位置までの上下方向の他方の移動においては他の強制回動部材の上下動自在部材に対する回転を禁止する回転禁止手段とを具備しており、回転禁止手段は、障子の自由開閉を許容すべく上下動自在部材の上下方向における所定中間位置から他方側の位置に向かう上下方向の他方の移動において他の強制回動部材の回動体から離反する方向に回転させる一方、上下動自在部材の上下方向における他方側の位置から所定回転位置に向かう上下方向の一方の移動において他の強制回動部材を回動体に接近する方向に回転させると共に当該他の強制回動部材の回動体から離反する方向の回転を禁止するようになっている窓開閉装置。
  2. 他の強制回動部材は、回動体に接近する方向の回転により上下方向において回動体に対して対向して配されるように上下動自在部材に配設されている請求項1に記載の窓開閉装置。
  3. 回転禁止手段は、上下動自在部材に回転自在に連結されていると共に上下動自在部材に対する回転軸心から離れた部位で他の強制回動部材に回転自在に且つ他の強制回動部材の長手方向に所定量移動自在に連結されており、上下動自在部材に対する一方の回転に基づいて他の強制回動部材に回動体に接近する方向の回転力を与える一方、上下動自在部材に対する他方の回転に基づいて他の強制回動部材から離反する方向の回転力を与える回転力付与部材と、上下動自在部材及び他の強制回動部材の夫々に連結されており、回転力付与部材をその上下動自在部材に対する一方の回転方向に付勢する付勢部材と、枠体に固着されており、上下動自在部材が上下方向における所定中間位置に配された際に回転力付与部材に当接すると共に上下方向における所定中間位置から他方側の位置に向かう上下動自在部材の上下方向の他方の移動に基づいて、回転力付与部材を付勢部材による付勢に抗して上下動自在部材に対して他方に回転させる一方、上下方向における他方側の位置から所定中間位置に向かう上下動自在部材の上下方向の一方の移動に基づいて、付勢部材の付勢による回転力付与部材の一方の回転を許容する当接部材とを具備している請求項1又は2に記載の窓開閉装置。
  4. 回転禁止手段は、他の強制回動部材の回動体から離反する方向の回転を禁止すべく、回転力付与部材の上下動自在部材に対する回転軸心を通る上下方向に伸びる上下線に対して前後方向において一方側に位置する回転力付与部材の他の強制回動部材に対する回転軸心を、付勢部材による付勢による回転力付与部材の上下動自在部材に対する一方の回転に基づいて上下線上に又は上下線に対して前後方向において他方側に位置させる一方、他の強制回動部材の回動体から離反する方向の回転の禁止を解除すべく、上下線上に又は上下線に対して前後方向において他方側に位置する回転力付与部材の他の強制回動部材に対する回転軸心を、当接部材の回転力付与部材に対する当接による当該回転力付与部材の上下動自在部材に対する他方の回転に基づいて上下線に対して一方側に位置させるようになっている請求項3に記載の窓開閉装置。
  5. 強制回動部材及び他の強制回動部材は、上下動自在部材が上下方向における所定中間位置に配された際に回動体を挟持するように配設されている請求項3又は4に記載の窓開閉装置。
  6. 強制回動部材は、上下動自在部材が上下方向における他方側の位置に配された際に障子が開口開放位置に向かって移動する際に生じる回動体の回動を許容する程度の間隔をもって上下方向において回動体から離反するように配されるようになっている請求項3から5のいずれか一項に記載の窓開閉装置。
  7. 開閉操作機構は、操作により上下動自在部材を枠体に対して下方側の位置に配して障子を開口閉鎖位置に固定し、操作により上下動自在部材を枠体に対して上方側の位置に配して障子による開口の自由開閉を許容し、且つ、操作により上下動自在部材を前記下方側の位置及び上方側の位置間の所定中間位置に配して障子を開口開放位置に固定するようになっている請求項1から6のいずれか一項に記載の窓開閉装置。
  8. 開閉操作機構は、操作により上下動自在部材を上下方向に移動させる移動操作機構を具備している請求項1から7のいずれか一項に記載の窓開閉装置。
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