JP3834293B2 - スライドドア装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライドドア装置に関し、より詳細には、開閉自在となる窓部を有してなるスライドドアを備えるとともに、該窓部の開度が予め決められた大きさを超えた場合に該スライドドアの全開動作を規制する規制手段を備えたスライドドア装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばワンボックス車等の四輪自動車においては、図6に示すように、車両本体100の側方にスライドドア200を備えてなるものがある。そのようなスライドドア200は窓部210を有している。窓部210は、昇降自在なウインドウガラス220によって開閉可能なものである。
【0003】
上記のような四輪自動車において、ウインドウガラス220が降ろしてあって窓部210の開度が所定の大きさとなる状態、すなわち開状態になっている場合に、スライドドア200を全開動作させると次のような問題がある。すなわち、開状態である窓部210に物が差し込まれた態様でスライドドア220を全開動作させると、その物は、該窓部210の窓枠211と車両本体100のピラー110との間に挟まれることになる結果、損傷を受けることになるという問題がある。
【0004】
上記の問題を解消すべく、窓部が開状態になっている場合にスライドドアの全開動作を規制する規制手段を備えたスライドドア装置が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
【0005】
そのようなスライドドア装置の規制手段は、一般にスライドドアの下部に設けられている。規制手段は、窓部が開状態となっている場合に、バネ等の付勢手段による付勢力により当接部を車両本体に向けて突出した態様にさせる。そうすることにより、規制手段は、スライドドアを全開動作させた場合に、該当接部が車両本体の所定の部位に当接することになり、該スライドドアが全開状態になることを規制することができる。
【0006】
【特許文献1】
特許第3263805号公報
【特許文献2】
特開2001−173296号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のスライドドア装置においては、規制手段は一般にスライドドアの下部に設けられているため、バネ等の付勢手段に泥や水滴等が付着することがある。該付勢手段は、泥が付着するとその付勢力が弱まってしまう虞れがあり、また付着した水滴が凍結することによってもその付勢力は弱まってしまう虞れがある。そうすると、当接部が車両本体に向かって十分に突出した態様にならないことがある。そのため、窓部が開状態であるスライドドアを全開動作させた場合に、該当接部が車両本体の所定の部位に当接することができず、結果として該スライドドアが全開状態になってしまうことになる。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みて、窓部が開状態であるスライドドアの全開動作を確実に規制することができるスライドドア装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスライドドア装置は、開閉自在となる窓部を有し、車両本体に対して移動可能に配設されたスライドドアと、前記スライドドアから前記車両本体に向けて進退移動する態様で当接部を配設してなり、該当接部が進出移動した場合には、前記車両本体の所定の部位に当接することにより前記スライドドアの全開動作を規制する規制手段と、前記当接部を付勢して前記車両本体に対して退避移動した状態に保持する付勢手段と、前記窓部の開度が予め決められた大きさを超えた場合に、前記当接部を前記付勢手段による付勢力に抗して前記車両本体に対して進出移動した状態にする駆動手段とを備えたスライドドア装置において、前記駆動手段は、前記窓部の開度が大きくなるのにしたがって索状体の引き込み動作を行う変位機構を備えてなり、前記当接部は、前記変位機構との間を前記索状体によって連係し、かつ前記変位機構による索状体の引き込み動作に応じて揺動する第1可動体と、前記車両本体に対して進出移動した位置と、前記車両本体に対して退避移動した位置との間を揺動する第2可動体とを備えてなり、前記第1可動体と前記第2可動体との間を弾性的に連結し、前記第2可動体が前記退避移動した位置から前記進出移動した位置までの間を揺動する場合には、前記第1可動体と第2可動体とを連動させる一方、前記第2可動体が前記進出移動した位置まで揺動した以降には、該第2可動体に対する前記第1可動体の揺動を許容することにより前記変位機構による索状体の引込量を吸収する許容手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明のスライドドア装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係るスライドドア装置が適用された車両を示した側面図である。この図1において、スライドドア装置10は、スライドドア20と、規制手段40とを備えて構成してある。
【0013】
スライドドア20は、例えばワンボックス車等のような四輪自動車の車両本体1の側方に配設してある。このスライドドア20は、車両本体1の前後方向に沿ってスライド移動が可能な態様になっている。より詳細に説明すると、スライドドア20は、車両本体1の側方にて該車両本体1の前後方向に沿って略水平に設けたレール3に係合してある。そして、スライドドア20は、レール3に沿って車両本体1の前後方向にスライド移動して該車両本体1の側方にある開口部1aを開閉するものである。図示の例では、車両本体1の開口部1aを閉じた状態、すなわちスライドドア20を全閉状態として示してある。
【0014】
スライドドア20には、その上部に窓部21が設けてある。窓部21は、ウインドウガラス22が昇降移動することにより、開閉状態になるものである。尚、本明細書においては、窓部21は、ウインドウガラス22が上死点にある場合に閉状態であるとし、該ウインドウガラス22が上死点から所定量だけ下降移動した場合に開状態であるとして説明する。ウインドウガラス22の昇降移動は、ウインドウレギュレータ23によって行われる。ここに、本実施の形態におけるウインドウレギュレータ23としては、Xアーム式のパワーウインドウレギュレータを用いている。
【0015】
ウインドウレギュレータ23は、リフトアーム231と、第1の可動アーム232と、第2の可動アーム233とを備えて構成してある。リフトアーム231は、その先端部2311にローラ(図示せず)が配設してあり、その基端部2312にアーム駆動部(変位機構)30が配設してある。ローラは、ウインドウガラス22の下端に固定した第1の支持部材235のガイド部(図示せず)に水平方向に移動可能に係合してある。アーム駆動部30は、モータ等を内蔵しており、リフトアーム231を揺動させるためのものである。リフトアーム231の中間領域には、該リフトアーム231を貫通する態様でスピンドル236が回転可能に配設してある。
【0016】
第1の可動アーム232は、その先端部2321にローラ(図示せず)が配設してあり、その基端部2322はスピンドル236に固着してある。ローラは、第1の支持部材235のガイド部に水平方向に移動可能に係合してある。従って、第1の可動アーム232は、スピンドル236の軸心回りに揺動可能な態様になっている。
【0017】
第2の可動アーム233は、その先端部2331にローラ(図示せず)が配設してあり、その基端部2332はスピンドル236に固着してある。ローラは、スライドドア20のインナパネル(図示せず)に配設され、上記の第1の支持部材235と平行な第2の支持部材237のガイド部(図示せず)に水平方向に移動可能に係合してある。従って、第2の可動アーム233は、スピンドル236の軸心回りに揺動可能な態様になっている。
【0018】
つまり、ウインドウレギュレータ23は、アーム駆動部30が駆動することにより、リフトアーム231、第1の可動アーム232および第2の可動アーム233が第1の支持部材235を第2の支持部材237と離間する方向に、あるいは近接する方向に移動させることにより、ウインドウガラス22を昇降移動させるものである。尚、上記のウインドウレギュレータ23は、アーム駆動部30を手動で駆動できるようにした手動式のものであっても良い。
【0019】
一方、上記アーム駆動部30には、ケーブル(索状体)C(図3〜図5参照)の一端部が係止してある。このケーブルCの他端部は、詳細は後述するが、規制手段40の一部に係止してある。アーム駆動部30は、駆動することによりケーブルCの引込動作を行うものである。より詳細に説明すると、アーム駆動部30は、上死点にあるウインドウガラス22を下降移動させるために駆動する場合にケーブルCの引込動作を行うものである。その一方、ウインドウガラス22を上昇移動させるために駆動する場合には、ケーブルCをフリーな状態にするものである。
【0020】
規制手段40は、スライドドア20の下部に配設してある。より詳細に説明すると、スライドドア20の下部における所定の個所に設けられた固定ブラケット(図示せず)に支持された態様で配設してある。図2〜図5は、本発明の実施の形態に係るスライドドア装置を構成する規制手段の要部を示したものであり、図2は、上記規制手段の要部の構成を示した分解斜視図であり、図3〜図5は、上記規制手段の動作状態を示した要部断面平面図である。これら図2〜図5において、規制手段40は、第1可動体41と、第2可動体42とを備えて構成してある。
【0021】
第1可動体41は、固定ブラケットを構成するベースプレート43に揺動可能に配設してある。より詳細に説明すると、ベースプレート43の孔部431を挿通する支持用ロッド44が第1可動体41の基部411にある貫通孔412を挿通することにより、該第1可動体41は、該支持用ロッド44の軸心回りに揺動可能な態様で配設してある。
【0022】
第1可動体41の端部413にある第1の係止片414には、ケーブルCの他端部が係止してある。つまり、第1可動体41は、ケーブルCを介してアーム駆動部30と機械的に接続してある。また、この第1の係止片414には、第1のコイルバネ45の一端部451が係止してある。この第1のコイルバネ45は、上記支持用ロッド44を巻回する態様になっており、その他端部452は、ベースプレート43に固着されたストッパ用ロッド46に係止してある。この第1のコイルバネ45の付勢力により、第1可動体41は、図3中の矢印N1方向(時計回りの方向)に付勢されており、基部411の側縁がストッパ用ロッド46に当接した状態になっている。
【0023】
第2可動体42は、ベースプレート43と第1可動体41との間において、該ベースプレート43に揺動可能に配設してある。より詳細に説明すると、上記支持用ロッド44が第2可動体42の基部421にある貫通孔422を挿通することにより、該第2可動体42は、その端部423が車両本体1に対して進退移動する態様で揺動可能に配設してある。
【0024】
第1可動体41の基部411から突出した突出部415にある第2の係止片416と、第2可動体42の基部421から突出した突出部424にあるバネ用係止片425とには、第2のコイルバネ47の一端部471および他端部472が係止してある。この第2のコイルバネ47は、第1のコイルバネ45と同様に上記支持用ロッド44を巻回する態様になっている。この第2のコイルバネ47の付勢力により、第1可動体41および第2可動体42は、突出部415,424(第2の係止片416、バネ用係止片425)が重なり合うように、互いの位置関係が規定されている。従って、常態においては、第2可動体42は、その突出部424が第1可動体41の突出部415と重なり合うような態様になっている(図3参照)。また、第2可動体42は、第1可動体41と同様に、第1のコイルバネ45の付勢力により図3中の矢印N1方向に付勢されている。これにより、第2可動体42は、常態においては、その端部423が車両本体1に対して退避移動した状態になっている。つまり、第2可動体42の端部423は、図3中の二点鎖線で示したスライドドア本体20の内部に収容された状態になっている。
【0025】
以上のような構成を有するスライドドア装置10の動作について説明する。尚、以下においては、説明の便宜上、スライドドア20は、当初全閉状態になっているものとして説明する。
【0026】
ウインドウガラス22が上死点にあって窓部21が閉状態になっている場合には、ウインドウレギュレータ23を構成するアーム駆動部30は何ら駆動することなく、ケーブルCの引込動作を行わない。そのため、規制手段40は、図3に示したように、第1可動体41および第2可動体42が第1のコイルバネ45により全体として矢印N1方向に付勢されて保持されており、第1可動体41における端部413の側縁がストッパ用ロッド46に当接している。このとき、第2可動体42は、その端部423が車両本体1に対して退避移動した状態、すなわち、その端部423がスライドドア本体20の内部に収容された状態になっている。換言すると、第2可動体42は、車両本体1に対して退避移動した位置(以下、退避移動位置ともいう)に位置している。そのような状態でスライドドア20を全開動作させれば、該スライドドア20は、車両本体1の後方向に向かってスライド移動して全開状態になる。
【0027】
一方、上述のようにスライドドア20が当初全閉状態にあって、窓部21が閉状態にある場合において、アーム駆動部30が駆動することによりウインドウレギュレータ23が駆動すると、ウインドウガラス22は上死点から下降移動する。アーム駆動部30は、ケーブルCの引込動作を行う。従って、ケーブルCは、アーム駆動部30による引き込みに相当する量(以下、引込量ともいう)だけ変位することになる。このようにケーブルCが変位することにより、規制手段40は、次のような動作を行う。
【0028】
規制手段40の第1可動体41は、図4に示したように、第1のコイルバネ45の付勢力に抗して矢印N2方向に揺動する。そうすると、該規制手段40の第2可動体42は、第2のコイルバネ47の付勢力により、その突出部424が第1可動体41の突出部415と重なり合うような状態になっているため、かかる状態を保持したまま第1可動体41の揺動にしたがって矢印N2方向に揺動することになる。
【0029】
そして、矢印N2方向に揺動した第2可動体42は、その端部423の側縁がストッパ用ロッド46に当接して揺動を停止する。このとき、第2可動体42は、その端部423が車両本体1に対して進出移動した状態、すなわち、第2可動体42は、その端部423が図4中の二点鎖線で示したスライドドア本体20から車両本体1に向けて突出した状態になっている。換言すると、第2可動体42は、車両本体1に対して進出移動した位置(以下、進出移動位置ともいう)に位置している。ここに、第2可動体42の退避移動位置から進出移動位置までの揺動量は、ウインドウガラス22の上死点からの下降移動量、つまり窓部21の開度と予め関連付けられており、窓部21の開度が予め決められた大きさを超えたときに、第2可動体42が進出移動位置に位置するように規定してある。
【0030】
第2可動体42が進出移動位置に位置した状態でスライドドア20を全開動作させると、該スライドドア20は、車両本体1の後方向に向かってスライド移動することになるが、第2可動体42の端部423が車両本体1に所定の個所に配設した当接ブロック(図示せず)に当接することになり、かかる全開動作が規制されることになる。ここに、当接ブロックは、スライドドア20の窓部21の全体が該スライドドア20のスライド移動により車両本体1のピラー4(図1参照)と交差することを回避することができる個所に配設してある。
【0031】
一方、ウインドウガラス22を上死点まで上昇移動させて窓部21を閉状態にする場合には、アーム駆動部30は、ケーブルCをフリーな状態にする。そうすると、規制手段40は、次のような動作を行う。尚、ここでは、説明の便宜上、規制手段40は、図4に示したように、第2可動体42が進出移動位置に位置しているものとして説明する。規制手段40においては、その第1可動体41および第2可動体42が第1のコイルバネ45の付勢力により、矢印N1方向に揺動することになる。これにより、第2可動体42は退避移動位置に位置し、該第2可動体42の端部423が車両本体1に対して退避移動した状態になる(図3参照)。
【0032】
上記のように第2可動体42においては、退避移動位置から進出移動位置までの間の揺動量が揺動総量となっている。ところで、上述の規制手段40においては、製造上の観点から、製品毎に第2可動体42の揺動総量とケーブルCの引込量との間にばらつきが生じるおそれがある。そのため、第2可動体42の端部423が確実に車両本体1に対して進出移動した状態になるためには、アーム駆動部30によるケーブルCの引込量(ケーブルCの変位量)は、該第2可動体42の揺動総量よりも大きいことが好ましい。そのため、アーム駆動部30によるケーブルCの引込量は、第2可動体42の揺動総量よりも大きくしてある。
【0033】
このようにアーム駆動部30によるケーブルCの引込量が第2可動体42の揺動総量より大きい場合には、図5に示したように、規制手段40の第1可動体41は、第2可動体42とは別個に、第2のコイルバネ47の付勢力に抗して図5中の矢印N2方向に揺動することになる。このときの第1可動体41は、その突出部415がストッパ用ロッド46に当接するまで揺動する。
【0034】
以上のような本発明の実施の形態に係るスライドドア装置10を総括して説明すると、第1可動体41および第2可動体42は、車両本体1の所定の部位となる当接ブロックに当接する当接部を構成している。第1のコイルバネ45は、第2可動体42を付勢して車両本体1に対して退避移動した状態に保持する付勢手段を構成している。第2のコイルバネ47は、第2可動体42が退避移動位置から進出移動位置まで揺動する場合には第1可動体41および第2可動体42を連動させる一方、第2可動体42が進出移動位置まで揺動した以降には、第2可動体42に対する第1可動体41の揺動を許容する許容手段を構成している。
【0035】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るスライドドア装置10によれば、規制手段40は、第1のコイルバネ45が第1可動体41および第2可動体42を付勢して車両本体1に対して退避移動した状態に保持することができる。また、規制手段40は、アーム駆動部30がケーブルCの引込動作を行って、窓部21の開度が予め決められた大きさを超えたときに、該第1のコイルバネ45の付勢力に抗して第2可動体42の端部423が車両本体1に対して進出移動した状態にすることができる。従って、第1のコイルバネ45に泥や水等が付着することに起因して該第1のコイルバネ45の付勢力が弱められても、規制手段40は、その第2可動体42の端部423を確実に車両本体1に対して進出移動した状態にすることができる。よって、窓部21の開度が予め決められた大きさを超えて開状態になったスライドドア20の全開動作においては、第2可動体42の端部423が当接ブロックに確実に当接することができ、該スライドドア20の全開動作を確実に規制することができる。よって、窓部21に物が差し込まれた態様でスライドドア20を全開動作させても、その物が窓部21の窓枠と車両本体1のピラーとの間に挟まれる虞れがなく、損傷を受けることがない。
【0036】
また、上記スライドドア装置10によれば、第2のコイルバネ47が、第2可動体42が退避移動位置から進出移動位置まで揺動する場合には第1可動体41および第2可動体42を連動させる一方、第2可動体42が進出移動位置まで揺動した以降には、第2可動体42に対する第1可動体41の揺動を許容するので、製品毎に第2可動体42の揺動総量とケーブルCの引込量との間にばらつきが生じても第2可動体42の端部423を確実に車両本体1に対して進出移動した状態にすることができる。
【0037】
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、窓部の開状態をセンサ等の検出手段を用いて検出し、かかる検出に基づいてケーブルの引込動作を行うようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の発明によれば、許容手段が、第1可動体と第2可動体との間を弾性的に連結し、第2可動体が退避移動位置から進出移動位置までの間を揺動する場合には、第1可動体と第2可動体とを連動させる一方、第2可動体が進出移動位置まで揺動した以降には、第2可動体に対する第1可動体の揺動を許容することにより変位機構による索状体の引込量を吸収するので、第2可動体における退避移動位置から進出移動位置までの揺動量となる揺動総量と、変位機構による索状体の引込量との間にばらつきが生じても第2可動体を確実に車両本体に対して進出移動した状態にすることができる。従って、窓部が開状態であるスライドドアの全開動作においては、第2可動体が車両本体の所定の部位に確実に当接することができ、該スライドドアの全開動作を確実に規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスライドドア装置が適用された車両を示した側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るスライドドア装置を構成する規制手段の要部の構成を示した分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るスライドドア装置を構成する規制手段の動作状態を示した要部断面平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るスライドドア装置を構成する規制手段の動作状態を示した要部断面平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るスライドドア装置を構成する規制手段の動作状態を示した要部断面平面図である。
【図6】従来の車両を示した側面図である。
【符号の説明】
1 車両本体
10 スライドドア装置
20 スライドドア
21 窓部
22 ウインドウガラス
23 ウインドウレギュレータ
30 アーム駆動部
40 規制手段
41 第1可動体
411 基部
412 貫通孔
413 端部
414 第1の係止片
415 突出部
416 第2の係止片
42 第2可動体
421 基部
422 貫通孔
423 端部
424 突出部
425 バネ用係止片
43 ベースプレート
431 孔部
44 支持用ロッド
45 第1のコイルバネ
46 ストッパ用ロッド
47 第2のコイルバネ
C ケーブル

Claims (1)

  1. 開閉自在となる窓部を有し、車両本体に対して移動可能に配設されたスライドドアと、
    前記スライドドアから前記車両本体に向けて進退移動する態様で当接部を配設してなり、該当接部が進出移動した場合には、前記車両本体の所定の部位に当接することにより前記スライドドアの全開動作を規制する規制手段と、
    前記当接部を付勢して前記車両本体に対して退避移動した状態に保持する付勢手段と、
    前記窓部の開度が予め決められた大きさを超えた場合に、前記当接部を前記付勢手段による付勢力に抗して前記車両本体に対して進出移動した状態にする駆動手段と
    を備えたスライドドア装置において、
    前記駆動手段は、前記窓部の開度が大きくなるのにしたがって索状体の引き込み動作を行う変位機構を備えてなり、
    前記当接部は、
    前記変位機構との間を前記索状体によって連係し、かつ前記変位機構による索状体の引き込み動作に応じて揺動する第1可動体と、
    前記車両本体に対して進出移動した位置と、前記車両本体に対して退避移動した位置との間を揺動する第2可動体と
    を備えてなり、
    前記第1可動体と前記第2可動体との間を弾性的に連結し、前記第2可動体が前記退避移動した位置から前記進出移動した位置までの間を揺動する場合には、前記第1可動体と第2可動体とを連動させる一方、前記第2可動体が前記進出移動した位置まで揺動した以降には、該第2可動体に対する前記第1可動体の揺動を許容することにより前記変位機構による索状体の引込量を吸収する許容手段を備えたことを特徴とするスライドドア装置。
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