JP3684474B2 - サンルーフ装置のドレーンプレート支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用サンルーフ装置のドレーンプレート支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体ルーフの開口部にリッドを前後にスライド可能に取付け、該リッドが後方にスライドして開口部を開き、前方にスライドして開口部を閉じると共に、該開口部を閉じた状態からリッドの後部がチルトアップできるようになっているサンルーフ装置を装備した車両は、従来より広く用いられている。
【0003】
上記サンルーフ装置において、リッドは、その前部両側部を左右のガイドレールにスライド可能に嵌装された左右の前側スライダに支持され、後部両側部を左右のガイドレールにスライド可能に嵌装された左右の後側スライダにリンク機構よりなる左右の昇降装置を介して支持され、リッドの全閉状態から例えば後側スライダが後方に駆動されることにより、先ず昇降装置が作動してリッド後部を所定量下降させた後、該リッドを開口部後方のルーフ下部にスライドさせて開状態とし、後側スライダを前方へ駆動させることにより、リッドが前方へスライドした後、昇降装置が作動しリッド後部を上昇させて全閉状態とするようになっている。又、リッドの全閉状態から後側スライダが更に前方へ駆動されることによって、昇降装置が作動しリッド後部を更に上方へ持ち上げ、チルトアップ状態とすることができるようになっている。
【0004】
上記において、ルーフ開口部の周縁下部には、該開口部周縁とそれに弾接しているリッド周縁のウエザストリップとの間から滴下する雨水を受けてそれを外部に排出するドレーンプレートが設けられるが、開口部後縁下部のドレーンプレートは、リッドの開閉作動の邪魔になるので、リッド後部を支持する後側スライダの後部とその後方に位置するドレーンプレートとをアームによって連結し、該ドレーンプレートがリッドの開閉作動と一緒にスライドするよう構成しているのが一般的である(例えば特開昭61−92921号公報参照)。
【0005】
ところが、上記のような従来構造のものは、リッド全開状態においてもドレーンプレートがリッドの後端から後方へ突出した状態となるので、車体ルーフの下部に形成されるリッド格納部のスペースが長大となるばかりか、リッドのチルトアップ時は後側スライダの前方スライドに伴ってドレーンプレートも前方に移動してしまう、という課題を有している。
【0006】
この課題を解決するために、ルーフ開口部後縁下部のドレーンプレートを左右のガイドレールにスライド可能に支持させ、リッドの開作動時は後側スライダが後方スライド途中で正規位置に保持されているドレーンプレートに係合してリッドと一緒に後方へスライドさせ、閉作動時はリッドと一緒にドレーンプレートを前方へスライドさせ、そのスライド途中でドレーンプレートが正規位置に至るとその位置で後側スライダとの係合が解除されて切り離され、該ドレーンプレートが正規位置に保持されるようにしたドレーンプレート支持装置が開発され、実開昭64−11827号公報にて公開されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この実開昭64−11827号公報にて開示されたドレーンプレート支持装置によれば、リッド格納部のスペースが長大になるという従来の課題は解決され、又チルトアップ時にはドレーンプレートは後側スライダから切り離されているので、該ドレーンプレートが移動するようなことがない、という作用,効果を奏し得るが、後側スライダに対するドレーンプレートの係合及び切り離し機構の構造が複雑で部品数が多く、又組付けも厄介で且つ高価となる、という課題を有している。
【0008】
本発明は上記の課題に対処することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記ドレーンプレートの支持装置を、ドレーンプレートを固定支持しガイドレールにスライド可能に嵌装されるドレーンシューと、該ドレーンシューに基部を左右方向に回動可能に組付けられ先端部にロック部と連結軸部とをもったアームと、該アームを一側方向に付勢するばね手段との3部品(該ばね手段をドレーンシュー又はアームに一体に形成した場合は、ドレーンシューとアームとの2部品)にて構成し、リッドの全閉時は、ばね手段にてアーム先端部のロック部がガイドレールのロック溝内に嵌入係合してドレーンプレートを正規位置に保持し、リッドの開作動に際しては、駆動シューの後方スライド途中で、該駆動シューに形成した連結溝に上記連結軸部が嵌入し、該連結軸部が該連結溝内を相対的に前方へと摺動することにより、該連結溝の傾斜にてアームがばね手段の付勢力に抗して回動してロック部がロック溝より抜け出し、以後はドレーンプレートとその支持装置は駆動シューと一緒に後方へとスライドしてリッド全開状態となり、リッドの閉作動時は、ドレーンプレートとその支持装置は駆動シューと一緒に前方へとスライドし、ロック部がロック溝の位置に至ると、連結軸部が連結溝より相対的に抜け出しつつばね手段の付勢力にてアームが回動してロック部がロック溝に嵌入係合してドレーンプレートは正規位置に保持され、以後駆動シューは前方スライドを続けてリッド全閉状態とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図において、1は車体のルーフに設けた開口部を開閉するリッドであり、該リッド1は上記開口部の左右両側下部に沿って前後方向に配設された左右のガイドレール2に前後にスライド可能に支持されている。
【0012】
即ち、該ガイドレール2には前側スライダ3と駆動シュー4とがスライド可能に嵌装され、リッド1の左右両側部に取付けたブラケット11の前端部分に上記前側スライダ3がピン11aにて軸着されることにより、リッド1の前部は該前側スライダ3にて支持され、上記ブラケット11の後方部分にはプレートウエッジ12が固設され、該プレートウエッジ12と上記駆動シュー4とがリンク機構よりなる昇降装置5を介して連結されることにより、リッド1の後部が該昇降装置5を介して駆動シュー4にて支持された構造となっている。
【0013】
上記昇降装置5は、第1リンク51と第2リンク52とからなる。第1リンク51は、後端部がピン51aにて駆動シュー4に軸着され、前端部に設けたガイドピン51bがプレートウエッジ12の前側ガイド溝12aにスライド可能に嵌装され、中間のガイドピン51cがプレートウエッジ12の後側ガイド溝12bにスライド可能に嵌装され、更に中間の下部にはガイドレール2にガイドされるガイドローラ51dが設けられている。第2リンク52は、後端部がピン52aにて第1リンク51の前方部分に軸着され、前端に設けたガイドローラ52bと中間部に設けたガイドピン52cとがガイドレール2にガイドされる構成となっている。
【0014】
リッド1の全閉状態では、図1(A)に示すように、前側スライダ3はガイドレール2の前上り傾斜部2aの前端部に位置してリッド1の前端部が車体ルーフと面一に連なってリッド1のウエザストリップ1a前縁部が開口部前縁に適度の圧縮代にて弾接した状態に保持し、第1リンク51のガイドピン51bが前側ガイド溝12aの後方水平部のほぼ前端に位置し、ガイドピン51cが後側ガイド溝12bの前方水平部のほぼ中間部に位置し、ガイドローラ51dがガイドレール2の上面22上に位置し、又第2リンク52のガイドローラ52bとガイドピン52cはガイドレール2の上面22上とガイドレール2のガイド溝21内にそれぞれ位置して、リッド1の後端部が車体ルーフと面一に連なりウエザストリップ1a後縁部が開口部後縁に適度の圧縮代で弾接した状態に保持している。
【0015】
この全閉状態から図示しない駆動装置の駆動にて駆動シュー4が後方へスライドすると、先ず第1リンク51が後方へ引っ張られ、ガイドピン51bが前側ガイド溝12aの後方水平部内を後方へと移動すると共に、ガイドピン51cが後側ガイド溝12bの前方水平部内を後方へと移動し、ガイドローラ51dはガイドレール2の上面22上を後方へと転動する。第2リンク52は第1リンク51の後方移動に引きずられて後方へと平行移動する。
【0016】
第1リング51のガイドピン51cが後側ガイド溝12bの前方水平部から後上り傾斜部に移行する時点で、ガイドローラ51dはガイドレール2の上面22に形成した切欠部22b部に至り、該ガイドローラ51dによる支持がなくなると共にガイドピン51cが後側ガイド溝12bの後上り傾斜部内を後方に移動することによって、第1リンク51は後方に移動しつつピン51aを中心として反時計方向に回動し、それに伴ない第2リンク52も後方へ移動しつつガイドピン52cを中心として時計方向に回動して、リッド1後部を下向きに引き下げ、これによりリッド1は前側スライダ3の軸着点を中心として下向きに回動して、図1(B)のように、リッド1の後縁が開口部後縁より下方に変位し、ガイドローラ51dが切欠部22bからガイドレール2のガイド溝21内に嵌入した状態となってリッド1の後部は最下降状態に保持され、以後は駆動シュー4の後方スライドに引っ張られて第1リンク51,第2リンク52とリッド1とが一体となって後方へスライドし、図1(C)に示すように、前側スライダ3が傾斜部2aを後方へスライドすることによってリッド1の前側が徐々に下方へ変位し、リッド1は開口部後方のルーフ下側に形成したリッド収納部へと入っていき、開口部は開状態となる。
【0017】
リッド1の開状態から図示しない駆動装置が前記とは逆方向に駆動し駆動シュー4が前方へスライドすると、リッド1は最下降状態を保ったままで駆動シュー4に押されて前方へと移動し、前側スライダ3が傾斜部2aを前方へ上っていくことによって、リッド1の前部が徐々に上昇していき、リッド1の前方移動が拘止された時点で、リッド1のウエザストリップ1aの前縁部は開口部前縁部に所定の圧縮代をもって弾接した状態となる。
【0018】
この状態から更に駆動シュー4が前方へスライドし続けることにより、第1リンク51と第2リンク52が前方へ移動し、ガイドローラ51dが切欠部22bに取付けたウエッジ部材24のガイド面24aにガイドされてガイドレール2のガイド溝21から上面22上へと移行しつつ、第1リンク51がピン51aを中心として時計方向に回動し、それに伴って第2リンク52もガイドピン52cを中心として反時計方向に回動し、リッド1の後部を上向きに持ち上げると共に、ガイドピン51bが前側ガイド溝12aの後方水平部内を前方へと移動し、ガイドピン51cが後側ガイド溝12bの後上り傾斜部内を前方へと移動して前方水平部内に入ることによって、リッド1は前側スライダ3の軸着点を中心として上向きに回動し、ウエザストリップ1aの後縁部が開口部後縁部に適度の圧縮代で弾接した図1(A)示の全閉状態となる。
【0019】
この全閉状態からリッド1をチルトアップしたいときは、駆動装置の駆動にて駆動シュー4を更に前方へスライドさせる。すると、第1リンク51と第2リンク52が前方へ移動し、ガイドピン51bが前側ガイド溝12aの前下がり傾斜部内を前方へと移動してリッド1の後部を上方へ持ち上げると共に、ガイドピン51cが後側ガイド溝12bからはずれ、リッド1は前側スライダ3の軸着点を中心として上向きに回動し、第2リンク52のガイドローラ52bがガイドレール2に設けたチルトストッパ23に当接して、図1(D)に示すようなチルトアップ状態となる。
【0020】
6は車体ルーフ開口部後縁部の下部に配置される後側のドレーンプレートであり、リッド全閉状態にて開口部後縁部とリッド1の後縁ウエザストリップ1aとの弾接部より侵入した雨水等を該ドレーンプレート6にて受け外部に排出するようになっている。該ドレーンプレート6は、その両端部を左右のガイドレール2にスライド可能に嵌装された左右のドレーンシュー7に固定され、該ドレーンシュー7と一体的に前後方向にスライドできるようになっている。
【0021】
ドレーンシュー7は、図3に示すように、ほぼ箱形状をなし上面にドレーンプレート6を取付けるためのボルト穴をもった本体部71と、該本体部71の前面部から前方へ突出する平板状の前方突出部72と、本体部71と前方突出部72の両側から側方に突出しガイドレール2の左右のガイド溝21にスライド可能に嵌装される左右のスライド部73とをもった形状に、合成樹脂にて一体に形成される。
【0022】
上記ドレーンシュー7の前方突出部72には、アーム8が左右方向に回動可能に取付けられると共に、該アーム8を一方向に付勢するスプリング9が組付けられ、このドレーンシュー7とアーム8とスプリング9との3部品でドレーンシュー6の支持装置10が構成される。
【0023】
更に詳しく説明すると、図4に示すように、アーム8は、その基部(後方部)に、ドレーンシュー7の前方突出部72に形成した嵌装穴72aに回動可能に嵌装される回動軸部81と、該嵌装穴72aを中心とする円弧形に形成した案内溝72bに嵌装案内される案内軸部82と、スプリング9取付用のスプリング取付部83とを有し、先端部(前方部)には、上向きに突出するロック部84と、下向きに突出する連結軸部85とを有する構造に合成樹脂にて一体形成される。
【0024】
ドレーンシュー7の前方突出部72に設けられる嵌装穴72aは長穴形状に形成され、アーム8の基部に下向きに突設される回動軸部81は、該嵌装穴72aの幅寸法に合致する直径の軸部の下端に上記長穴形状の嵌装穴72aにほぼ合致するフランジ部81aをもった構造に形成される。
【0025】
そして、フランジ部81aを嵌装穴72aに一致させて挿込むと、アーム8の基部に下向きに突出形成した案内軸部82が案内溝72bの一端部に挿込まれ、その状態でアーム8を常用回動角度範囲に回動させることにより、回動軸部81はフランジ部81aにて抜け止めされ且つ案内軸部82が案内溝72bに嵌装案内されることで回動中心が規制された状態にて、アーム8がドレーンシュー7に回動可能に組付けられる。このような構成を採ることにより、軸端のカシメ等の厄介な作業なしに、アームをドレーンシューに組付けることができ、組付け作業の著しい簡易化をはかることができる。
【0026】
アーム8の基部に上向きに突出形成したスプリング取付部83にはスプリング9のコイル部が嵌装組付けられ、該スプリング9の一端部はドレーンシュー7の本体部71の前壁面に当接し他端部が案内軸部82の上方突出部82aに当接して、アーム8を図2において反時計方向に回動させるよう付勢している。
【0027】
上記において、リッド1の全閉状態では、図2(A)に示すように、アーム8の先端部に上向きに突出形成されたロック部84がスプリング9の付勢力にてガイドレール2のガイド溝21の上面22に形成したロック溝22a内に嵌入係合して、ドレーンプレート6が正規位置に保持された状態になっている。この状態では、支持装置10は駆動シュー4とは完全に切り離された状態となっているので、リッド1のチルトアップのために駆動シュー4が前方へ駆動されても、支持装置10は動かずドレーンプレート6は正規位置に保持されたままである。
【0028】
リッド1の開作動に際し、駆動シュー4が後方へスライドしていくと、図2(B)に示すように、駆動シュー4の後部に形成した連結溝41に上記アーム8の連結軸部85が嵌入する。該連結溝41は後端一側の開口部から前方へいくに従って他側方向へ向かって徐々に傾斜する傾斜溝に構成されており、図2(C)に示すように、駆動シュー4の後方スライドによって連結軸部85が連結溝41内を後端一側の開口部から前方へと相対的に摺動していくと、該連結溝41の傾斜によってアーム8はスプリング9の付勢力に抗して回動し、連結軸部85が連結溝41の前端部に至ったところでロック部84がロック溝22aから抜け出し、以後は図2(D)に示すように、ドレーンプレート6とその支持装置10は駆動シュー4と一緒に後方へスライドし、リッド全開状態となる。
【0029】
リッド1の全開状態から駆動シュー4が前方へスライドすると、図2(D)に示すように、連結軸部85が連結溝41の前端部に嵌入した状態のままでロック部84がガイドレール2のガイド溝21の上面22の端縁22′に摺接することにより、駆動シュー4と支持装置10とは連結状態に保持され、ドレーンプレート6とその支持装置10は駆動シュー4に引っ張られて一緒に前方へスライドする。そしてロック部84がロック溝22aの位置までくると、図2(C)に示すように、連結軸部85が連結溝41より相対的に後方へ抜け出しながらアーム8がスプリング9の付勢力にて回動し、ロック部84がロック溝22a内へ嵌入していき、図2(B)から(A)に示すように、連結溝41より連結軸部85が完全に抜け出し駆動シュー4と支持装置10との連結が解除されたところでロック部84がロック溝22a内に完全に嵌入し、ドレーンプレート6は正規位置に保持され、駆動シュー4はその後も前方スライドを継続し、リッド1を全閉状態とする。
【0030】
ガイドレール2の一方のガイド溝上面22に形成されるロック溝22aは、図2に示すように、ロック部84の出入り口に対して奥の方が広くなるように、該ロック溝22aの前縁及び後縁と上面22の端縁22′との角度θ1 及びθ2 を鋭角(θ12 <90°)に設定することがドレーンプレート6の正規位置保持にとって好ましいが、θ1,θ2 =90°としてもさしつかえない。
【0031】
上記図1乃至図4に示す実施の形態では、ドレーンプレート6の支持装置10を、ドレーンシュー7とアーム8とスプリング9との3部品にて構成した例を示しているが、例えば図5に示すように、合成樹脂の一体成形品であるアーム8の基部に、ドレーンシュー7の縦壁面73aに弾接することによりアーム8を図において反時計方向に回動させるよう付勢するばね状突部86を一体に突出形成することにより、図1乃至図4示のスプリング9を省略することが可能であり、このように構成すればドレーンシュー7とアーム8との2部品にてドレーンプレート6の支持装置10を構成することができる。図5において、上記以外の構成は図1乃至図4に示す実施の形態と同じであり、図1乃至図4と同一の符号は同一の部分を表しており、駆動シュー4との連結作動及び離脱作動等のすべての作動は字1乃至図4のものと同じである。尚、アーム8にばね状突部86を突出形成する代りに、合成樹脂の一体成形品であるドレーンシュー7にばね状突部を一体に突出形成し、該ドレーンシュー7のばね状突部がアーム8の案内軸部82の上方突出部82aに弾接してアーム8を図において反時計方向に回動させるよう付勢する構成としても良い。
【0032】
上記図1乃至図5に示す各実施の形態において、駆動シュー4の駆動装置は通常、電動モータと減速機とからなり、該減速機の出力にて駆動ワイヤが作動し、該駆動ワイヤに結合されている駆動シュー4がガイドレール2のガイド溝21に案内されて前後にスライドするものであるが、この構成は従来より公知のものと同じであるから、図示及び詳しい説明は省略する。又ガイドレール2は、車体ルーフの開口部周辺下部に取付けられるフレーム上に取付けられるものであるが、該ガイドレールの取付構成は従来より公知のものと同じであるので、図示及び詳しい説明は省略する。更に、リッド後部を支持する昇降装置5の具体的構造は、図示のものに限らず、駆動シュー4の前後方向スライドによってリッドの後部を上げ下げする従来より公知の任意構成の昇降装置を採用し得る。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ドレーンプレートを正規位置に保持させ、リッド開作動時は駆動シューの後方スライド途中で該駆動シューに連結されてリッドと一緒に後方へスライドし、閉作動時はリッドと一緒にドレーンプレートを前方へスライドさせ、そのスライド途中でドレーンプレートの正規位置に至るとその位置で駆動シューとの連結が解除されて切り離され、該ドレーンプレートが正規位置に保持されるようにしたドレーンプレートの支持装置を、ガイドレールにスライド可能に嵌装されるドレーンシューと該ドレーンシューに回動可能に組付けられるアームと該アームを一方向に付勢するスプリングとの3部品、又は該スプリングを省略しドレーンシューとアームとの2部品にて構成したことにより、従来のこの種の装置に比し、部品点数の大幅な削減,構成の簡略化,組付け工数の低減及びこれらに伴うコストの著しい低廉化をはかることができるもので、機能良好なることと相俟って、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部縦断側面図で、(A)はリッドの全閉状態を示す図、(B)及び(C)はリッドの開作動初期の状態を順次示す図、(D)はチルトアップ状態を示す図である。
【図2】図1に示すドレーンプレートの支持装置の詳細を示す平面図で、(A)は支持装置と駆動シューとの連結が解除された状態、(B)及び(C)は支持装置と駆動シューとが連結されつつある状態、(D)は支持装置と駆動シューとが完全連結された状態をそれぞれ示している。
【図3】ドレーンプレート支持装置のドレーンシューの詳細を示す図で、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)は(A)のC−C断面図である。
【図4】ドレーンプレート支持装置のアームの詳細を示す図で、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)は(A)のC−C断面図、(D)は(B)のD矢視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すドレーンプレート支持装置の平面図であり、(A)は支持装置と駆動シューとの連結が解除された状態、(B)は支持装置と駆動シューとが完全連結された状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 リッド
1a ウエザストリップ
2 ガイドレール
3 前側スライダー
4 駆動シュー
5 昇降装置
6 ドレーンプレート
7 ドレーンシュー
8 アーム
9 スプリング
10 支持装置
21 ガイド溝
22 上面
22a ロック溝
41 連結溝
71 本体部
72 前方突出部
72a 嵌装穴
72b 案内溝
81 回動軸部
81a フランジ部
82 案内軸部
84 ロック部
85 連結軸部
86 ばね状突部

Claims (3)

  1. 車体ルーフ開口部の左右両側下部に沿って左右のガイドレールを設け、リッドがその両側部を前側スライダと駆動シューとを介して該ガイドレールにガイドされて前後方向にスライドし、上記開口部を開閉するようになっている車両用サンルーフ装置において、上記開口部後縁の下部を正規位置として車幅方向に配置されるドレーンプレートの左右両端部を支持する支持装置を、上記ドレーンプレートを固定支持し上記ガイドレールにスライド可能に嵌装されるドレーンシューと、後方の基部が該ドレーンシューに左右方向に回動可能に組付けられ前方の先端部にロック部と連結軸部とをもったアームとから構成し、該アームはばね手段にて一側方への回動力が付勢され、該ばね手段による付勢力にて上記ロック部がガイドレールに形成したロック溝に嵌入係合することによりドレーンプレートが正規位置に保持される構成とし、上記駆動シューに、該駆動シューの後方スライド途中で上記アームの連結軸部が嵌入スライドすることにより上記ロック部が上記ロック溝より離脱する方向に上記アームを回動させる連結溝を形成したことを特徴とするサンルーフ装置のドレーンプレート支持装置。
  2. 請求項1に記載のサンルーフ装置のドレーンプレート支持装置において、ドレーンシューには、長穴形状の嵌装穴と、該嵌装穴の中心部を中心とする円弧形の案内溝とが形成され、アームの基部には、上記長穴形状の嵌装穴の幅寸法に合致する軸部の先端に該嵌装穴の長穴形状とほぼ合致する形状のフランジ部をもった回動軸部と、上記案内溝に嵌装案内される案内軸部とが設けられ、上記回動軸部のフランジ部を上記嵌装穴に挿込むと同時に上記案内軸部を上記案内溝に嵌装させ、アームを常用回動角度範囲に回動させることにより、回動軸部がフランジ部にて抜け止めされ且つ案内軸部が案内溝に案内されることで回動中心が規制された状態にて、ドレーンシューにアームが組付けられることを特徴とするサンルーフ装置のドレーンプレート支持装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサンルーフ装置のドレーンプレート支持装置において、ロック溝は、ガイドレールのガイド溝上面の端縁部に凹設され、リッドの閉作動時、ロック部がガイドレールのガイド溝上面の端縁に摺接することにより、連結軸部が連結溝に嵌入した状態に保持されてドレーンプレート支持装置が駆動シューと一緒に前方へスライドし、ロック部がロック溝の位置に至ったとき該連結軸部が連結溝より抜け出しつつロック部がロック溝に嵌入係合し、ドレーンプレート支持装置が駆動シューから切り離されて正規位置に保持されるようになっていることを特徴とするサンルーフ装置のドレーンプレート支持装置。
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