JP4372245B2 - 車両のサンルーフ装置 - Google Patents

車両のサンルーフ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のサンルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のルーフの一部に開口部を設け、この開口部にガラスよりなるリッドを前後にスライド可能に取付け、駆動モータの作動により上記リッドを後方にスライドさせてルーフの開口部を開状態とし、リッドを前方にスライドさせてルーフの開口部を密閉状態とする装置は、一般にサンルーフ装置と称され、従来より多くの自動車に装備されている。
【0003】
上記サンルーフ装置においては、ルーフに設けた開口部の両側下部に沿って左右のガイドレールが配設され、該ガイドレールにスライド部材がスライド可能に嵌装され、該スライド部材に昇降機構等を介してリッドの両側部が支持され、該リッドの全閉状態から駆動モータが駆動し駆動ケーブルを介してスライド部材を後方へスライドさせると、先ず昇降機構が作動してリッドを下降させた後に後方へスライド移動させて全開状態とし、その全開状態から駆動モータの駆動によりスライド部材を前方へスライドさせると、リッドは前方へスライドした後、昇降機構が作動してリッドを上昇させて該リッドがルーフ面と面一に連なって開口部を閉じた全閉状態となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、サンルーフ装置においては、リッドの開閉作動時にリッドの昇降動作を伴うものであり、従来はリッドの後部を昇降動作させる後部昇降機構のみを設け、スライド部材の後方スライドにより後部昇降機構が作動してリッドの後部を下降させてから後方へスライドさせて開状態とし、スライド部材の前方スライドによりリッドを前方へスライドさせた後に後部昇降機構が作動してリッド後部を上昇させて全閉状態とする方式を採用しているのが一般的である。
【0005】
このようにリッドの後部のみを昇降させるタイプのものは、機構が簡単である上に、特に閉作動時リッドをルーフ開口部のほぼ真下までスライドさせた後にリッドの後部のみを押し上げるものであるから、図3(A)に示すように、押し上げ力はリッド全体の押し上げ荷重Gのほぼ1/2で済む、というメリットがあるが、リッド後部の昇降ストローク量が大きくなり、開口部の後方のルーフ下部に形成されるリッド収納スペースの上下方向の寸法が大きくなり、後席部のヘッドクリアランスが狭くなる、といった課題を有している。
【0006】
後席部のヘッドクリアランスを充分に確保するためには、図(B)に示すように、リッドの前側と後側との双方を昇降させるようにすることが必要であり、そのためには駆動モータから駆動ケーブルを介して伝達される駆動力は前側と後側の昇降機構部に2分割されなければならず、リッドを全閉とするときの押し上げ力は前後の昇降機後部でそれぞれG/2づつ、合計して上記リッドの後部のみをリフトさせる場合のほぼ2倍の駆動力が必要となり、駆動モータのトルクアップ及び各関係部品の強度アップ等が必要となり、機構全体の小型化及びコストダウン等の要望を満足させることが難しくなる、という課題を有している。
【0007】
機構全体の小型化及びコスト面等の要望を優先させようとすると、駆動力不足からリッドが閉まりきらず、漏水を心配しなければならない、といった課題が生じる。
【0008】
本発明は上記のような従来の課題を解決することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、リッドの前部と後部とをそれぞれ昇降作動させる前側昇降機と後側昇降機構とを設けたサンルーフ装置において、リッドを昇降させるときの荷重が最高値となるのは、リッド周縁のウエザストリップがルーフ開口部の周縁フランジに摺接するときであることに着目し、リッドの開動作時、後側昇降機構又は前側昇降機構だけが作動しリッドの後部又は前部のみを下降させ、上記前側昇降機構と後側昇降機構とが作動しリッドの下降した側と反対側をルーフ開口部の周縁フランジから離れる方向に移動させながら下降させ、リッドの閉作動時、リッド周縁のウエザストリップがルーフ開口部の周縁フランジに殆ど摺接しない間は、上記前側昇降機構と後側昇降機構とが作動しリッドの前部と後部とを上昇させてリッドの前後部の何れか一方を全閉位置とした後、リッドの前後部の他方のみを上昇させて全閉状態とするよう構成したものである。
【0010】
このように、リッドのリフトアップ荷重があまり大きくないときはリッドの前後部の双方を昇降させ、荷重が最高値となるときは前後部に何れか一方のみを昇降させる構成を採ることにより、リッドの前後部の双方を昇降させるタイプのサンルーフ装置の駆動源として、リッドの後部のみを昇降させるタイプのものと同程度の比較的小さい駆動力のものを使用することが可能となり、機構全体の小型化及びコストダウンをはかることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に付き図面を参照して説明する。
【0012】
図1及び図2において、1はルーフであり、ルーフ1には開口部1aが形成され、該開口部1aの両側下部に沿って左右のガイドレール2が配設され、該左右のガイドレール2にスライド部材3及び前後の昇降機構4,5を介してガラスよりなるリッド6の左右両側部が支持されている。
【0013】
スライド部材3は、前側ウエッジ部材41を有する前側スライド部材31と該前側スライド部材31にロッド等の連結部材33にて連結された後側スライド部材32とからなり、ガイドレール2にスライド可能に嵌装され、図示しない駆動ケーブルを介して図示しない駆動機構と連結され、該駆動機構の駆動によりスライド部材3はガイドレール2にガイドされて前後方向にスライド移動するよう構成されている。
【0014】
リッド6の両側下面部には、上記スライド部材3とリッド6とを連結する前後の昇降機構4,5を取付けるためのブラケット7が取付けられている。
【0015】
前側昇降機構4は、前側スライド部材31に一体又は一体的に設けられた前側ウエッジ部材41と前側リンク42と上記前側スライド部材31の前方においてガイドレール2にスライド可能に嵌装された前側シュー43とからなり、上記前側リンク42の前端部を上記リッド6のブラケット7にピン42aにて軸着すると共に、該前側リンク42の中間部を前側シュー43にピン42bにて軸着し、且つ前側リンク42の後端部に固設したウエッジピン42cを前側ウエッジ部材41に設けた溝部41aにスライド可能に嵌合させた構造となっている。該溝部41aは前上がりの傾斜溝部の後端からほぼ水平な水平溝部に連なる形状に構成される。
【0016】
後側昇降機構5は、後側ウエッジ部材51と後側リンク52とからなる。後側ウエッジ部材51は前上がり傾斜溝の前端から水平溝に連なる形状の前方案内溝51aと後上がり傾斜溝の後端から水平溝に連なる形状の後方案内溝51bとを有し、上記リッド6のブラケット7にスクリュー等にて固着される。後側リンク52は、その後端部をピン52cにて前記後側スライド部材32に回動可能に軸着すると共に、後側リンク52の前端部及び中間部に固設したピン52a及び52bを後側ウエッジ部材51の前方案内溝51a及び後方案内溝51bにそれぞれスライド可能に嵌合させた構造となっている。
【0017】
尚、図において、8はリッド6の後縁部から漏れた雨水を受けて外部に排出するドレーンプレートであり、該ドレーンプレート8の両側部にはドレーンシュー9が結合され、該ドレーンシュー9がガイドレール2にスライド可能に嵌合し、該ドレーンシュー9と前記前側シュー43とをロッド等の連結材10にて連結することにより、リッド6の前後方向スライド移動に伴ってドレーンプレート8がガイドレール2に案内されて前後方向にスライド移動するようになっている。ドレーンシュー9とブラケット7とを連結材10にて連結してもよい。
【0018】
上記の構成において、リッド6の開閉作動態様を図1(A)〜(E)を参照して説明する。
【0019】
図1(A)のように、リッド6周縁のウエザストリップ6aがルーフ開口部の周縁フランジに弾接しリッド6がルーフ1と面一となって開口部1aを閉としている全閉状態では、前側リンク42後端のウエッジピン42cは前側ウエッジ部材41の溝部41aの後端部に位置し、後側リンク52前端部のピン52a及び中間部のピン52bは後側ウエッジ部材51の前方案内溝51aの前端部及び後方案内溝51bの前端部にそれぞれ位置している。
【0020】
この全閉状態から図示しない駆動機構がリッド開方向に駆動すると、先ず最初はリッド6が後方へ動けないから前側シュー43及びドレーンシュー9は後方移動できず、スライド部材3だけが後方へ移動する。スライド部材3の後方移動により、図1(B)のように、前側リンク42のウエッジピン42cは前側ウエッジ部材41の溝部41aの水平溝部内を前方へと相対的に移動すると共に、後側昇降機構5の後側リンク52はスライド部材3と一緒に後方移動し、前端部と中間部のピン52aと52bは後側ウエッジ部材51の前方案内溝51aと後方案内溝51b内をそれぞれ後方へと移動し、該後方案内溝51bの後上がり傾斜により後側リンク52は後端部のピン52cを中心として下方へ回動し、リッド6の後部を下降させる。この間、前側昇降機構4のウエッジピン42cは前側ウエッジ部材41の溝部41aの水平溝部内を相対的に前方へ移動するだけであるから、リッド6の前部は殆ど動かず、リッド6の後部のみが下降して後部のウエザストリップ6aが開口部1aの後縁フランジを摺動して下方へ離れる。
【0021】
更にスライド部材3が後方へ移動すると、図1(C)及び(D)のように、後側リンク52は後方へ移動しつつピン52cまわりに更に下方へ回動してリッド6の後部を更に下降させると共に、前側リンク42のウエッジピン42cが前側ウエッジ部材41の溝部41a内を更に前方へ相対移動し、水平溝部から前上がりの傾斜溝部に入ることによって、前側リンク42は中間部のピン42bによる前側シュー43への軸着部を中心として図において反時計方向に回動し、前端部のピン42aによるブラケット7への軸着部を下方へ押し下げ、リッド6の前部を下降させ、図1(D)に示すリッド6の最下降位置となる。この間、リッド6は後方へ移動し始め、リッド6の前部のウエザストリップ6aは開口部1aの前縁フランジから後方へ離れながら下方へ動くので、摺動抵抗は殆どない。
【0022】
この最下降位置では、前側リンク42のウエッジピン42cは溝部41aの前上り傾斜溝部の前端に位置し、後側リンク52の前端部及び中間部のピン52a及び52bは前方案内溝51a及び後方案内溝51bの後端に位置し、以後は前側昇降機構4,後側昇降機構5,リッド6及びドレーンプレート8はスライド部材3と一体となって後方へ移動し、図1(E)に示す全開状態となり、リッド6の開作動は終了する。
【0023】
図1(E)に示すリッドの全開状態から、図示しない駆動機構が前記リッド開時とは逆に駆動し、スライド部材3が前方にスライド移動すると、スライド部材3と一体的に前後の昇降機構4,5がリッド6を伴って前方へ移動し、ドレーンプレート8も一緒に前方へ移動し、図1(D)に示す前端位置に至り、前側シュー43はガイドレール2に設けたストッパ部2aに当たって前方移動を拘止される。
【0024】
ここから更にスライド部材3が前方へスライド移動すると、前述したように前側シュー43の前方移動はストッパ部2aにて拘止されているから、前側ウエッジ部材41の溝部41a中をウエッジピン42cが相対的に後方へ移動し、溝部41aの前上がり傾斜により前側リンク42はピン42bを中心として図において時計方向に回動し、図1(C)のようにピン42aを介してリッド6の前部を上昇させる。図1(D)から(C)に至る間に、後側リンク52が後側ウエッジ部材51に対して前方移動することにより、ピン52aと52bが前方案内溝51aと後方案内溝51b内をそれぞれ前方へ移動し、後側リンク52は後端のピン52cを中心として上方へ回動し、リッド6の後部を上方へ持ち上げる。この間、リッド6周縁のウエザストリップ6aは開口部1aの周縁フランジに殆ど接していないので大きな摺動抵抗はなく、前側と後側の昇降機構4と5でリッド6の前部と後部を同時に上昇させても、過大な駆動力は必要としない。
【0025】
更にスライド部材3が前方へスライド移動すると、図1(B),(A)のように、前側昇降機構4のウエッジピン42cは前側ウエッジ部材41の溝部41aの水平溝部内に入って相対的に後方移動することにより、リッド6の前部の上昇は停止し、後側昇降機構5のピン52aと52bが前方案内溝51aと後方案内溝51b内をそれぞれ前方移動し続けることにより、リッド6の後部を上昇させて全閉状態とし、リッド6の閉作動は終了する。この間は、リッド6後部のウエザストリップ6aが開口部1aの後縁フランジを摺動して全閉状態とするものであるから、リッド6の押し上げ荷重は最高値となるが、リッド6の前部の上昇作動は停止した状態となっており、駆動力はリッド6の後側のリフトアップのみに使用されるので、全荷重Gのほぼ1/2で済み、過大な駆動力は不要である。
【0026】
上記のように、リッド6周縁のウエザストリップ6aが開口部1aの周縁フランジに殆ど摺接しない間は、リッド6の前後を上昇させてリッド前部のみをほぼ全閉位置とし、次にリッド前部の上昇を停止させ、リッド6の後部のみを上昇させ、該リッド後部のウエザストリップ6aを開口部1aの後縁フランジ上を摺接させて全閉状態とするよう構成したことにより、リッド後部のみを昇降させて開閉するタイプのものとほぼ同程度の比較的小さい駆動力でリッド前部と後部の双方の昇降を的確に行うことができるものである。
【0027】
尚、本発明は、リッドの閉作動時、図示のようにリッドの前部を全閉位置とし該リッド前部の上昇を停止した後に、リッドの後部を上昇させて全閉状態とするものに限らず、リッドの後部を先に全閉位置として該リッド後部の上昇を停止させた後、リッドの前部を上昇させて全閉状態とするようにしてもよく、このようにしても上記図示実施例と同様の作用・効果を奏することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、全開状態からリッドを前方へスライド移動させた後にリッドの前後部を上昇させて全閉状態とするサンルーフ装置において、リッドを上昇させるときの荷重が最高値となるのは、リッド周縁のウエザストリップがルーフ開口部の周縁フランジに摺接するときであることに着目し、リッド周縁のウエザストリップがルーフ開口部の周縁フランジに殆ど摺接しない間は、リッドの前部と後部との双方を上昇させてリッドの前後部の何れか一方をほぼ全閉位置としてその側の上昇作動を停止させた後、該リッドの他方のみを上昇させて全閉状態とするようにしたことにより、リッドの前側と後側との双方を昇降させるタイプのサンルーフ装置の駆動源として、リッドの後部のみを昇降させるタイプのものと同程度の比較的小さい駆動力のものを使用することが可能となり、機構全体の小型化及びコストダウンをはかることができるもので、構成が簡単で機能良好なることと相俟って、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すサンルーフ装置の縦断側面図で、(A)はリッドの全閉状態を示す図、(B),(C)及び(D)はリッドの開作動状態を順次示す図、(E)はリッドの全開状態を示す図である。
【図2】図1に示すサンルーフ装置の昇降機構部の分解斜視図である。
【図3】サンルーフ装置におけるリッド閉作動時のリッド上昇作動態様例の説明図で、(A)はリッドの後部のみを上昇させるタイプのもの、(B)はリッドの前部と後部の双方を上昇させるタイプのものを示している。
【符号の説明】
1 ルーフ
1a 開口部
2 ガイドレール
3 スライド部材
4 前側昇降機構
5 後側昇降機構
6 リッド
6a ウエザストリップ
7 ブラケット
41 前側ウエッジ部材
41a 溝部
42 前側リンク
42a ピン
42b ピン
42c ウエッジピン
43 前側シュー
51 後側ウエッジ部材
51a 前方案内溝
51b 後方案内溝
52 後側リンク
52a ピン
52b ピン
52c ピン

Claims (2)

  1. ルーフの開口部にリッドを前後方向にスライドして開閉するよう取付けると共に、それぞれリンクとウエッジ部材との組合せよりなり該リンクの回動によってリッドの前部及び後部を昇降作動させる前側昇降機構及び後側昇降機構を備えたサンルーフ装置において、リッドの開動作時、後側昇降機構又は前側昇降機構だけが作動しリッドの後部又は前部のみを下降させ、上記前側昇降機構と後側昇降機構とが作動しリッドの下降した側と反対側をルーフ開口部の周縁フランジから離れる方向に移動させながら下降させ、リッドの閉作動時、リッド周縁のウエザストリップがルーフ開口部の周縁フランジに殆ど摺接しない間は、上記前側昇降機構と後側昇降機構とが作動しリッドの前部と後部とを上昇させてリッドの前部又は後部を全閉位置とした後、後側昇降機構又は前側昇降機構だけが作動しリッドの後部又は前部のみを上昇させて全閉状態とするよう構成としたことを特徴とする車両のサンルーフ装置。
  2. 請求項1に記載の車両のサンルーフ装置において、前側昇降機構は、ガイドレールに前後方向にスライド可能に嵌装されたスライド部材に設けられた前側ウエッジ部材と、上記スライド部材の前方にてガイドレールに前後方向にスライド可能に嵌装された前側シューと、該前側シューに中央部を上下方向に回動可能に軸着され前端部をリッドの前部に軸着すると共に後端部に設けたウエッジピンを上記前側ウエッジ部材の溝部にスライド可能に嵌合させた前側リンクとから構成され、後側昇降機構は、リッドの後部に取付けた後側ウエッジ部材と、上記スライド部材に後端部を上下方向に回動可能に軸着され前端部と中間部とに設けたピンを上記後側ウエッジ部材に設けた前方案内溝と後方案内溝とにそれぞれスライド可能に嵌合させた後側リンクとから構成され、上記前側ウエッジ部材の溝部は前上りの傾斜溝部の後部にほぼ水平な水平溝部が連なった形状に構成され、上記後側ウエッジ部材の前方案内溝は前上りの傾斜溝の前端から水平溝に連なる形状をなし、後方案内溝は後上りの傾斜溝をなし、前側リンクのウエッジピンが前側ウエッジ部材の溝部の前上がりの傾斜溝部の前端に位置すると共に、後側リンクの前端部と中間部のピンが後側ウエッジ部材の前方案内溝部と後方案内溝部のそれぞれ後端に位置するリッドの最下降状態で、スライド部材の前方スライドによりリッドが前方へスライド移動してルーフ開口部の真下に至り、ここで前側シューがストッパにて前方移動を拘止された後の上記スライド部材の前方スライドにて、ウエッジピンが前側ウエッジ部材の溝部の前上がり傾斜溝部を後方へスライドすることで前側リンクが前側シューへの軸着部を中心として回動してリッドの前部を上昇させると共に、後側リンクの前端部と中間部のピンが後側ウエッジ部材の前方案内溝と後方案内溝とを前方へスライドすることで後側リンクがスライド部材への軸着部を中心として上方へ回動してリッド後部を上昇させ、リッドの前部がほぼ全閉位置まで上昇したときウエッジピンが前側ウエッジ部材の溝部の水平溝部に入って上昇が停止し、その後はスライド部材の前方スライドによる後側リンクの上方回動によってリッドの後部のみ上昇して全閉状態となることを特徴とする車両のサンルーフ装置。
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