JP4369798B2 - スライドドア - Google Patents

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Description

本発明は、開方向へ移動するスライドドアを途中で止める中間ストッパ機構と、全開位置での前記スライドドアの移動を禁止する全開ストッパ機構とを有するスライドドアに関する。
図9に示すように、車両等のスライドドア3には、ウインドガラス1が昇降可能に設けられている。このため、ウインドガラス1を降ろしたままスライドドア3を開けた時、このスライドドア3の窓に物が差し込まれていると、この物は、スライドドア3の窓枠7とピラー9とで挟まれ、損傷を受ける恐れがある。
そこで、この事態を回避するために中間ストッパ機構を設け、ウインドガラス1を所定の位置より下方に降ろした時には、開方向へ移動中のスライドドアを、開放途中で停止させることが提案されている。
このスライドドアの一例としては、図10に示すようなものがある。
まず、中間ストッパコントロール機構11は、ウインドガラス1が全閉状態から所定量L(例えば、150mm)だけ下降すると、ケーブル(インナケーブル)13を引き込む。
中間ストッパ機構15は、ケーブル13によって中間ストッパコントロール機構11に連結されている。この中間ストッパ機構15は、中間ストッパコントロール機構11によって駆動され、開方向へ移動するスライドドア3を開放途中で止めるものである。又、ウインドレギュレータ16は、ウインドガラス1を上下方向へ駆動するものである。
中間ストッパ機構15の一例としては、図11に示すような構成がある。図において、車体側に設けられたロアレール21には、スライドドア側に設けられたローラ23が移動可能に係合し、スライドドアはロアレール21に沿って移動可能となっている。スライドドア側のベース25には、中間ストッパ機構27と全開ストッパ機構29とが設けられている。一方、車体側には、中間ストッパ機構27の中間フック31が当接可能な中間ストッパ33と、全開ストッパ機構29の全開フック35が係脱可能なストライカ37とが設けられている。
そして、図示しない中間ストッパが作動すると、図12に示すように、ケーブル41が引かれ、中間フック31に係合していたラチェット43が中間フック31より離脱し、図示しない付勢手段によって図において矢印A方向に付勢されている中間フック31はストッパピン45に当接するまで回転し、中間ストッパ33に当接可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−136664号公報(図1、図2)
しかし、図11に示すような構成の中間ストッパ機構27では、中間ストッパ機構27の中間フック31が中間ストッパ33に当接可能な状態(図12に示す状態)で勢い良くスライドドアを開くと、中間フック31が中間ストッパ33に当接した後、スライドドアがその場で止まらず、跳ね返る場合がある。
又、このようなスライドドアの中間ストップ位置での跳ね返りを防止するために、中間ストッパ機構27の中間フック31の動きと連動して全開フック35を駆動し、中間フック31と全開フック35とで中間ストッパ33を挟むようにしてスライドドアの跳ね返りを防止することも考えられる。しかし、この場合、全開フック35が中間ストッパ33に当接可能な位置に配設しなければならず、全開ストッパ機構の設計の自由度がなくなる問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、中間ストッパ機構が作動した場合、スライドドアの跳ね返りがなく、設計の自由度があるスライドドアを提供することにある。
上記課題を解決する請求項に係る発明は、開方向へ移動するスライドドアを途中で止める中間ストッパ機構と、全開位置での前記スライドドアの移動を禁止する全開ストッパ機構と、を有するスライドドアであって、前記全開ストッパ機構は、車体側に設けられたストライカと、前記スライドドア側に設けられ、溝が形成され、前記ストライカが前記溝に進入可能なアンロック位置から、前記溝に進入した前記ストライカの前記溝からの離脱を禁止するフルロック位置までの間を回転可能な全開フックと、前記スライドドア側に設けられ、アンロック位置にある前記全開フックと当接し、前記全開フックのそれ以上の回転を禁止する全開フックストッパと、前記スライドドア側に設けられ、前記全開フックを全開フックストッパ方向に付勢する第1付勢手段と、前記スライドドア側に設けられ、フルロック位置にある前記フックに係合可能で、係合することにより前記フックのアンロック位置方向の回転を禁止すると共に、前記スライドドアのドアハンドルの操作により前記フックから離脱する方向に駆動される全開ラチェットと、前記スライドドア側に設けられ、前記全開ラチェットを前記フック方向に付勢する第2付勢手段とで構成し、前記中間ストッパ機構は、車体側に、前記スライドドアの開方向に沿って、間隔を介して設けられ、前記スライドドア側に突出した第1中間ストッパ、該第1中間ストッパより、更に前記スライドドア側に突出した第2中間ストッパと、前記スライドドア側に設けられ、前記第1及び第2中間ストッパと当接しない格納位置から、前記第2ストッパに当接可能なハーフストップ位置を介して、前記第1及び第2中間ストッパに当接可能なフルストップ位置までの間で回転可能な中間フックと、前記スライドドア側に設けられ、フルストップ位置にある前記中間フックに当接可能で、前記中間フックのそれ以上の回転を禁止する中間フックストッパと、前記スライドドア側に設けられ、前記中間フックを前記中間ストッパ方向に付勢する第3付勢手段と、前記スライドドア側に設けられ、格納位置にある前記中間フックに係合可能で、前記スライドドアの窓ガラスが全閉状態から所定量下がったら作動する中間ストッパコントロール機構によって前記中間フックから離脱する方向に駆動される第1ラチェットと、該第1ラチェットを前記中間フックに係合する方向に付勢する第4付勢手段と、前記スライドドア側に設けられ、前記ハーフストップ位置、前記フルストップ位置にある前記中間フックに係合可能で、前記全開ラチェットが前記ドアハンドルにより駆動されると、連動して前記中間フックから離脱する方向に駆動される第2ラチェットと、前記スライドドア側に設けられ、前記中間フックに係合しない位置にある前記第2ラチェットのそれ以上の回転を禁止するラチェットストッパと、該第2ラチェットを前記ラチェットストッパに当接する方向に付勢する第5付勢手段とから構成したことを特徴とするスライドドアである。
スライドドアが全閉位置にあり、更に、窓ガラスが閉まっている状態では、中間ストッパコントロール機構が作動しない。このとき、中間ストッパ機構の第2付勢手段により格納位置方向に付勢された中間フックに、第4付勢手段により付勢された第1ラチェットが係合し、中間フックは、第1及び第2中間ストッパと当接しない格納位置にある。このとき、第2ラチェットは第5付勢手段によりラチェットストッパに当接し、第1ラチェットとは係合しない位置にある。
全開ストッパ機構の全開フックは第1付勢手段により全開フックストッパに当接し、アンロック位置にある。
その状態で、スライドドアを開いて、スライドドアが全開位置まで移動すると、全開ストッパ機構の全開フックの溝にストライカが進入し、全開フックは第1付勢手段の付勢力に抗してフルロック位置方向に回転し、全開ラチェットが係合して、全開ラチェットのアンロック位置への回転が禁止されたフルロック状態となる。
このフルロック状態を解除するには、スライドドアのドアハンドルを操作する。すると、全開ラチェットは第2付勢手段の付勢力に抗して全開フックから離れる方向に駆動され、全開フックは第1付勢手段の付勢力により全開フックストッパに当接するアンロック位置まで回転し、アンロック状態となる。
スライドドアが全閉位置にあり、更に、窓ガラスが全閉状態から所定量下がった状態では、中間ストッパコントロール機構が作動し、第1ラチェットが中間フックから離脱する方向に駆動され、中間フックは第3付勢手段の付勢力により、フルストップ位置方向に回転する。そして、第5付勢手段で付勢され、ラチェットストッパに当接している第2ラチェットに係合し、中間フックはハーフストップ位置となる。
その状態で、スライドドアを開くと、中間フックは第1中間ストッパを通り越して第2中間ストッパに当接する。このとき、第2中間ストッパに押された中間フックが中間フックストッパに当接するフルストップ位置まで回転し、再び第2ラチェットが係合し、中間フックは第1及び第2ストッパに当接可能なフルストップ位置となる。即ち、中間ストッパは第1及び第2ストッパに挟まれた状態となり、スライドドアの開方向、更には閉方向の移動が禁止された中間ストップ状態となる。
この状態を解除するには、スライドドアのドアハンドルを操作する、すると、全開ストッパ機構の全開ラチェットが駆動され、連動して第2ラチェットが中間フックから離脱する方向に駆動されると、中間フックは格納位置方向に回転可能となり、スライドドアを閉方向に移動させると、第1中間ストッパを乗り越えて、スライドドアを閉方向に移動させることができる。
請求項1に係る発明によれば、中間ストッパ機構が作動した際に、スライドドア側の中間フックは車体側の第1中間ストッパと第2中間ストッパとの間に挟まれるようになる。即ち、スライドドアの開方向の移動は第2中間ストッパで禁止され、スライドドアの閉方向の移動は第1中間ストッパで禁止されるので、スライドドアの跳ね返りがなくなる。
更に、中間ストッパ機構のみで、このような効果を得ることできるので、設計の自由度が大きい。
図面を用いて本発明の形態例を説明する。
最初に、図1を用いて全体構成を説明する。図において、車体側に設けられたロアレール103には、スライドドア側に設けられたローラ105が移動可能に係合し、スライドドアはロアレール103に沿って移動可能となっている。尚、スライドドアが紙面の左から右へ移動した場合が、スライドドア閉状態から開状態への移動となる。スライドドア側のベース101には、中間ストッパ機構201と全開ストッパ機構301とが設けられている。一方、車体側には、中間ストッパ機構201の中間フック203が当接可能で、スライドドア側に突出した第1中間ストッパ205、第2中間ストッパ207が設けられ、更に、全開ストッパ機構301の全開フック303が係脱可能なストライカ305が設けられている。尚、第1中間ストッパ205、第2中間ストッパ207に関しては、スライドドアの開方向(図において矢印B方向)に沿って、間隔を介して設けられ、第2中間ストッパ207は第1中間ストッパ205よりスライドドア側に更に突出するように(背が高く)設定されている。
又、車体側には、スライドドアを閉めた際に、中間ストッパ機構201のストップ位置(ストップ位置については後述する)にある中間フック203が当接し、中間フック203を格納位置まで案内する格納ピン131が設けられている。
次に、図2を用いて、全開ストッパ機構301、中間ストッパ機構201の説明を行う。
(全開ストッパ機構301)
溝311が設けられた全開フック303は、ベース101にピン313を用いて、ストライカ305が溝311に進入可能なアンロック位置(図1、図2に示す位置)から、溝311に進入したストライカ305の溝311からの離脱を禁止するフルロック位置(図3に示す位置)までの間を回転可能となっている。又、ベース101には、アンロック位置にある全開フック303が当接可能で、全開フック303のそれ以上の回転を禁止する全開フックストッパ315が設けられている。そして、例えば、一端部がベース101に係止され、他端部が全開フック303に係止された図示しないスプリング(第1付勢手段)により、全開フック303は全開フックストッパ315方向(矢印C方向)に付勢されている。
ベース101には、ピン321を用いて全開ラチェット323が回転可能に設けられている。この全開ラチェットは、例えば、一端部がベース101に係止され、他端部が全開ラチェット323に係止された図示しないスプリング(第2付勢手段)により、全開ラチェット323は全開フック303方向(矢印D方向)に付勢されている。全開ラチェット323の一方の回転端部側に形成された係合部323aは、フルロック位置にある全開フック303の係止部303aに係合可能で、係合することにより、フルロック位置にある全開フック303のアンロック位置方向への回転を禁止するようになっている。
更に、全開ラチェット323の他方の回転端部側には、スライドドアのドアハンドルによって操作されるケーブル331が接続され、ドアハンドルを操作することにより、全開ラチェット323は第2の付勢手段の付勢力に抗して係合部323aが全開フック303より離脱する方向に回転するようになっている。
(中間ストッパ機構201)
中間ストッパ機構201の中間フック203は、ベース101に対してピン211を用いて、第1中間ストッパ205及び第2中間ストッパ207と当接しない格納位置(図1、2に示す位置)から、第1中間ストッパ205に当接せず、第2中間ストッパ207に当接可能なハーフストップ位置(図4参照)を介して、第1中間ストッパ205及び第2中間ストッパ207に当接可能なフルストップ位置(図5、図6参照)までの間は回転可能に設けられている。又、ベース101には、フルストップ位置にある中間フック203が当接可能で、中間フック203のそれ以上の回転を禁止する中間フックストッパ213が設けられている。そして、例えば、一端部がベース101に係止され、他端部が中間フック203に係止された図示しないスプリング(第3付勢手段)により、中間フック203は中間フックストッパ213方向(矢印E方向)に付勢されている。
ベース101にはピン221を用いて、ベース101側から第1ラチェット223、第2ラチェット233が回転可能に取り付けられている。第1ラチェット223は中間フック203に係合可能な係合部223aが、第2ラチェット233には中間フック203に係合可能な係合部233aが形成されている。又、第1ラチェット223はスライドドアの窓ガラスが全閉状態から所定量下がったら作動する図示しない中間ストッパコントロール機構が駆動されると引かれるケーブル225が接続されている。ベース101には、中間フック203に係合しない位置にある第2ラチェット233のそれ以上の回転を禁止するラチェットストッパ231が形成されている。
そして、例えば、一端部がベース101に係止され、他端部が第1ラチェット223に係止された図示しないスプリング(第4付勢手段)により、第1ラチェット223はその係合部223aが中間フック203に当接する方向(矢印F方向)に付勢されている。同様に、例えば、一端部がベース101に係止され、他端部が第2ラチェット233に係止された図示しないスプリング(第5付勢手段)により、第2ラチェット233はラチェットストッパ231に当接する方向(矢印G方向)に付勢されている。
図1、図2の中間フックを裏側から見た斜視図である図8に示すように、中間フック203には、第1ラチェット、第2ラチェットが係合可能な計3つの係合部が形成されている。即ち、中間ストッパコントロール機構によって駆動されていない状態の第1ラチェット223の係合部223aが係合可能で、係合することにより中間フック203の格納位置が保持される第1係合部203aと、第2ラチェット233の係合部233aが係合可能で、係合することにより中間フック203のハーフストップ位置を保持する第2係合部203bと、第2ラチェット233の係合部233aが係合可能で、係合することにより中間フック203のフルストップ位置を保持する第3係合部203cとであ
る。
又、第2ラチェット233には、ドアハンドルによって駆動された全開ラチェット323が当接可能なピン237が設けられている。
次に、上記構成の作動を説明する。
(スライドドア全閉、窓ガラス全閉時の状態)
図2に示すように、中間ストッパ機構201の中間フック203の第1係合部203aに第1ラチェット223の係合部223aが係合し、格納位置にある。
又、全開フック303はスプリング(第1付勢手段)の付勢力により全開フックストッパ315に当接し、ストライカ305が溝311に進入可能なアンロック位置にある。
(ガラス窓全閉のままスライドドアを開ける場合)
ガラス窓が全閉のままであると、中間ストッパコントロール機構が作動せず、中間フック203は第1中間ストッパ205、第2中間ストッパ207と当接しない格納位置を保ったままであるので、中間ストッパ機構201は作動しない。従って、スライドドアを全開位置まで移動させると、図3に示すように、車体側のストライカ305が全開ストッパ機構301のアンロック位置にある全開フック303の溝311の壁面を押しながら進入し、全開フック303は図示しないスプリング(第1付勢手段)の付勢力に抗して、溝311に進入したストライカ305が離脱が禁止されたフルロック位置まで回転する。そして、全開フック303の係止部303aに全開ラチェット323の係合部323aが係合して、全開フック303のアンロック位置方向の回転が禁止されたフルロック状態となる。
このフルロック状態を解除するには、スライドドアのドアハンドルを操作する。すると、ケーブル331がひかれ、全開ラチェット323は図示しないスプリング(第2付勢手段)の付勢力に抗して全開フック303から離れる方向に駆動され、全開ラチェット323と全開フック303との係合が解除され、全開フックは図示しないスプリング(第1付勢手段)の付勢力により全開フックストッパ315に当接するアンロック位置まで回転し、アンロック状態となる。
(ガラス窓が全閉位置より所定量下がった状態で、スライドドアを開ける場合)
図2に示す状態からガラス窓が全閉位置より所定量下がると、図4に示すような状態となる。即ち、ガラス窓が下がることにより、中間ストッパコントロール機構が作動し、ケーブル225が引かれ、第1ラチェット223が中間フック203から離脱する方向に駆動され、中間フック203は図示しないスプリング(第3付勢手段)の付勢力により、フルストップ位置方向に回転する。そして、図示しないスプリング(第5付勢手段)で付勢され、ラチェットストッパ231に当接している第2ラチェット233の係合部233aに、中間フック203の第2係合部203bが係合し、中間フック203は第1中間ストッパ205に当接せず、第2中間ストッパ207に当接可能なハーフストップ位置となる。
その状態で、スライドドアを開くと、中間フック203は第1中間ストッパ205を通り越して第2中間ストッパ207に当接する。更に、スライドドアを開方向に移動させようとすると、図5に示すように、第2中間ストッパ207に押された中間フック203が中間フックストッパ213に当接する方向に回転し、第2ラチェット233の係合部233aと中間フック203の第2係合部203bとの係合が解除され、中間フック203は中間フックストッパ213に当接するフルストップ位置まで回転する。このとき、第2ラチェット233の係合部233aは中間フック203の第3係合部203cに係合する。このとき、中間フック203は第1中間ストッパ205と第2中間ストッパ207とに挟まれた中間ストップ状態となる。この状態で、スライドドアを開方向に移動させた場合(図5参照)、中間フック203が第2中間ストッパ207に当接し、中間フック203が中間フックストッパ213に当接することにより、それ以上のスライドドアの開方向の移動が禁止される。更に、スライドドアを閉方向に移動させた場合(図6参照)、中間フック203が第1中間ストッパ205に当接し、第2ラチェット233の係合部233aと中間フック203の第3係合部203cとの係合により、それ以上のスライドドアの閉方向の移動が禁止される。
この状態を解除するには、スライドドアのドアハンドルを操作する。すると、図7に示すように、ケーブル331が引かれ、全開ストッパ機構301の全開ラチェット323が駆動され、連動して中間ストッパ機構201の第2ラチェット233が中間フック203から離脱する方向に駆動される。詳しく説明すると、ケーブル331が引かれると、全開ラチェット323は図示しないスプリング(第2付勢手段)の付勢力に抗して回転し、中間ストッパ機構201の第2ラチェット233のピン237を押す。これにより、第2ラチェット233は図示しないスプリング(第5付勢手段)の付勢力に抗して回転し、その係合部233aが中間フック203の第3係合部203cより離脱し、係合が解除される。このため、中間フック203は矢印E方向と反対方向に回転可能となり、スライドドアを閉方向に移動させると、中間フック203は第1中間ストッパ205を乗り越えて、スライドドアを閉方向に移動させることができる。スライドドアを閉めると、格納ピン131により、中間フック203は格納位置まで回転する。ここで、窓ガラスを閉めると、中間ストッパコントロール機構により、ケーブル225が戻され、第1ラチェット223の係合部223aが格納位置にある中間フック203の第1係合部203aに係合し、図2に示す状態となる。尚、窓ガラスを閉めるタイミングはいつでも良く、例えば、ドアハンドルを操作する前でもよい。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)中間ストッパ機構201が作動した際に、スライドドア側の中間フック203は車体側の第1中間ストッパ205と第2中間ストッパ207との間に挟まれるようになる。即ち、スライドドアの開方向の移動は第2中間ストッパ207で禁止され、スライドドアの閉方向の移動は第1中間ストッパ205で禁止されるので、スライドドアの跳ね返りがなくなる。
(2)全開ストッパ機構301に関係なく、中間ストッパ機構201のみで、(1)のような効果を得ることできるので、設計の自由度が大きい。
形態例のスライドドアの全体構成を示す構成図である。 ガラス窓全閉でスライドドアが全閉状態での図1の中間ストッパ機構、全開ストッパ機構を説明する構成図である。 ガラス窓全閉でスライドドアが全開状態での図1の中間ストッパ機構、全開ストッパ機構を説明する構成図である。 ガラス窓全閉位置より所定量開いた状態で、スライドドアが全閉状態での図1の中間ストッパ機構、全開ストッパ機構を説明する構成図である。 図4の状態でスライドドアを開き、中間ストッパ機構が作動した状態での図1の中間ストッパ機構、全開ストッパ機構を説明する構成図である。 図4の状態でスライドドアを開き、中間ストッパ機構が作動した状態での図1の中間ストッパ機構、全開ストッパ機構を説明する構成図である。 図5、図6の状態から中間ストッパ機構を解除した状態での図1の中間ストッパ機構、全開ストッパ機構を説明する構成図である。 図1の中間フックを裏側から見た斜視図である。 スライドドアを説明する図である。 中間ストッパ機構を備えたスライドドアを説明する図である。 図10の中間ストッパ機構の一例を説明する構成図である。 図11の中間ストッパ機構が作動した時の構成図である。
符号の説明
201 中間ストッパ機構
203 中間フック
205 第1中間ストッパ
207 第2中間ストッパ

Claims (1)

  1. 開方向へ移動するスライドドアを途中で止める中間ストッパ機構と、
    全開位置での前記スライドドアの移動を禁止する全開ストッパ機構と、を有するスライドドアであって、
    前記全開ストッパ機構は、
    車体側に設けられたストライカと、
    前記スライドドア側に設けられ、溝が形成され、前記ストライカが前記溝に進入可能なアンロック位置から、前記溝に進入した前記ストライカの前記溝からの離脱を禁止するフルロック位置までの間を回転可能な全開フックと、
    前記スライドドア側に設けられ、アンロック位置にある前記全開フックと当接し、前記全開フックのそれ以上の回転を禁止する全開フックストッパと、
    前記スライドドア側に設けられ、前記全開フックを全開フックストッパ方向に付勢する第1付勢手段と、
    前記スライドドア側に設けられ、フルロック位置にある前記フックに係合可能で、係合することにより前記フックのアンロック位置方向の回転を禁止すると共に、前記スライドドアのドアハンドルの操作により前記フックから離脱する方向に駆動される全開ラチェットと、
    前記スライドドア側に設けられ、前記全開ラチェットを前記フック方向に付勢する第2付勢手段とで構成し、
    前記中間ストッパ機構は、
    車体側に、前記スライドドアの開方向に沿って、間隔を介して設けられ、前記スライドドア側に突出した第1中間ストッパ、該第1中間ストッパより、更に前記スライドドア側に突出した第2中間ストッパと、
    前記スライドドア側に設けられ、前記第1及び第2中間ストッパと当接しない格納位置から、前記第2ストッパに当接可能なハーフストップ位置を介して、前記第1及び第2中間ストッパに当接可能なフルストップ位置までの間で回転可能な中間フックと、
    前記スライドドア側に設けられ、フルストップ位置にある前記中間フックに当接可能で、前記中間フックのそれ以上の回転を禁止する中間フックストッパと、
    前記スライドドア側に設けられ、前記中間フックを前記中間ストッパ方向に付勢する第3付勢手段と、
    前記スライドドア側に設けられ、格納位置にある前記中間フックに係合可能で、前記スライドドアの窓ガラスが全閉状態から所定量下がったら作動する中間ストッパコントロール機構によって前記中間フックから離脱する方向に駆動される第1ラチェットと、
    該第1ラチェットを前記中間フックに係合する方向に付勢する第4付勢手段と、
    前記スライドドア側に設けられ、前記ハーフストップ位置、前記フルストップ位置にある前記中間フックに係合可能で、前記全開ラチェットが前記ドアハンドルにより駆動されると、連動して前記中間フックから離脱する方向に駆動される第2ラチェットと、
    前記スライドドア側に設けられ、前記中間フックに係合しない位置にある前記第2ラチェットのそれ以上の回転を禁止するラチェットストッパと、
    該第2ラチェットを前記ラチェットストッパに当接する方向に付勢する第5付勢手段と、
    から構成したことを特徴とするスライドドア。
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