JP4857965B2 - 換気装置 - Google Patents

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本発明は、事務所ビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の建物の室内と室外との通気のために、これらの窓サッシの無目部又は膳板部等に取り付けて通気の程度を制御する換気装置に関する。
特開2003−21385号公報
例えば特許文献1においては、入口孔及び出口孔を有する通路を内部に有した枠体内に回転自在に配されていると共に、通路を通る空気流に基づく回転により通路を開閉する羽根と、出口孔を開閉する開閉自在蓋とを具備している換気装置が提案されている。
ところで、斯かる換気装置では、羽根とは別体の開閉自在蓋を具備しているために、装置の簡略化を図り難い。また、斯かる換気装置では、入口孔又は出口孔を高い気密性をもって閉塞できると好ましい。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、入口孔又は出口孔を高い気密性をもって閉塞できる上に、装置の簡略化を図り得る換気装置を提供することにある。
本発明の換気装置は、入口孔及び出口孔を有する通路を内部に有した枠体と、通路開放位置に向かって常時付勢されると共に、通路を通る空気流に基づいて通路を閉鎖するように枠体内に回転自在に配された羽根と、この羽根を入口孔又は出口孔に向かって移動させることにより当該入口孔又は出口孔を閉塞する閉塞機構とを具備しており、羽根は、枠体に回転自在に支持された軸部と、この軸部から径方向に向かって一体的に伸びた一対の羽根本体部とを具備しており、羽根本体部の先端部は、通路を通過する空気流により通路閉塞位置に向かう回転モーメントを羽根に生じさせるように湾曲しており、閉塞機構は、羽根を入口孔又は出口孔に向かって移動させる移動機構と、移動機構による羽根の入口孔又は出口孔に向かう移動において、羽根本体部の一方の先端部が入口孔又は出口孔に位置するように羽根を強制的に回転させる強制回転手段とを具備しており、強制回転手段は、枠体に形成された突起と、羽根に取り付けられていると共に羽根本体部の一方の先端部が入口孔又は出口孔に位置するように移動機構による羽根の入口孔又は出口孔に向かう移動において突起に滑接する滑接部材とを具備しており、移動機構による羽根の入口孔又は出口孔に向かう移動における滑接部材の突起に対する滑接により、羽根本体部の一方の先端部が入口孔又は出口孔に位置するように羽根を強制的に回転させるようになっている。
本発明の換気装置によれば、特に、移動機構による羽根の入口孔又は出口孔に向かう移動において、羽根本体部の一方の先端部が入口孔又は出口孔に位置するように羽根を強制的に回転させる上述の強制回転手段を具備しているために、通路を通る空気流に基づく回転で通路を開閉させる羽根により当該空気流の定風量制御を行い得、当該羽根を用いて入口孔又は出口孔を高い気密性をもって強制的に閉塞することができる上に、装置の簡略化を図り得る。
本発明の換気装置の好ましい例では、移動機構は、回転力が与えられることにより回転される回転部材と、一方で枠体に回転自在に支持されていると共に他方で羽根の軸部に回転自在に連結されており、羽根に入口孔又は出口孔を閉塞させるべく一方側の回転軸心を中心とする回転により当該羽根を入口孔又は出口孔に向かって移動させる回転自在部材と、回転部材の回転を回転自在部材に伝達すべく、一方で回転部材に回転自在に連結されていると共に他方で回転自在部材に回転自在に連結されている伝達部材とを具備している。
本発明の換気装置の好ましい例では、羽根が入口孔又は出口孔を閉塞した状態を維持すべく、回転部材と伝達部材との所定量以上の相互の回転を阻止するように回転部材又は伝達部材に固着された阻止片を更に具備している。
本発明の換気装置の好ましい例では、阻止片は、羽根を入口孔又は出口孔に向かって移動させる際の回転部材の回転方向に関して、伝達部材の回転部材に対する回転軸心が回転部材の一方側の回転軸心と伝達部材の回転自在部材に対する回転軸心とを結ぶ線を超えて当該線よりも一方側に位置した場合に、伝達部材又は回転部材に当接するようになっている。上述のような阻止片によれば、羽根による入口孔又は出口孔の閉塞状態を解除自在に確実に維持することができる。
本発明の換気装置の好ましい例では、羽根に設けられた重錘を具備している付勢手段を更に具備しており、羽根は、重錘の自重により通路開放位置に向かって回転するように常時付勢されるようになっている。このような好ましい例によれば、羽根による空気流の定風量制御をより好適に行い得る。
本発明の換気装置の好ましい例では、通路開放位置に向かって常時付勢されるべく、羽根が通路開放位置にある際に一対の羽根本体部のうちの軸部よりも下方に位置する羽根本体部側の重量は、羽根が通路開放位置にある際に一対の羽根本体部のうちの軸部よりも上方に位置する羽根本体部側の重量よりも重くなっている。
本発明の換気装置の好ましい例では、羽根に装着されていると共に羽根の回転に抗する抵抗力を当該羽根に付与する抵抗力付与手段を更に具備している。このような好ましい例によれば、羽根に急速回転を生じさせず、また、ハレーションやギャロッピングを防止できて、羽根による定風量制御をより好適に行い得る。
本発明によれば、入口孔又は出口孔を高い気密性をもって閉塞できる上に、装置の簡略化を図り得る換気装置を提供し得る。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図6において、建物壁に設置される本例の換気装置1は、矩形状の入口孔2及び出口孔3を有する通路4を内部に有した枠体5と、図2の(b)に示す通路開放位置に向かって常時付勢されると共に、通路4を通る空気流に基づいて通路4を閉鎖するように枠体5内に回転自在に配された羽根6と、羽根6を入口孔2又は出口孔3、本例では出口孔3に向かって移動させることにより当該出口孔3を閉塞する閉塞機構8と、羽根6に装着されていると共に羽根6の回転に抗する抵抗力を当該羽根6に付与する抵抗力付与手段としての粘性ダンパ9と、羽根6に設けられた重錘51を具備している付勢手段7とを具備している。
例えば図2の(b)に示すように、入口孔2は下方に、出口孔3は上方に夫々配されており、入口孔2は建物の外部において開口しており、出口孔3は建物の内部で開口している。出口孔3の開口縁には出口孔3の閉塞の際に羽根6に当接する弾性シール材11が設けられている。枠体5には、出口孔3側において防塵網、防鳥網等が取り付けられてもよい。入口孔2から導入された空気は、通路4を通って出口孔3から導出される。
枠体5は、前後方向Yにおいて互いに対向していると共に、互いに協働して入口孔2及び出口孔3を画成している前方フレーム21及び後方フレーム22と、前方フレーム21及び後方フレーム22の軸方向Xにおける両端に固着された板状の側壁板23及び24とを具備している。軸方向Xは、前後方向Yに対して直交している。通路4は本例では鉛直方向に伸びており、羽根6は、図2の(b)に示す通路開放状態において略鉛直方向に伸びて配され、図3の(b)に示す通路閉塞位置において略水平方向に伸びて配される。
羽根6は、側壁板23及び24に回転自在に支持された軸方向Xに伸びた軸部31と、軸部31から径方向に向かって一体的に伸びた一対の羽根本体部32及び33とを具備しており、羽根本体部32及び33の先端部34及び35は、通路4を通過する空気流により通路開放位置から通路閉塞位置に向かう回転モーメント、即ちB方向の回転モーメントを羽根6に生じさせるように湾曲している。
先端部34及びその近傍での羽根本体部32の一方の面41は、図2の(b)において後方フレーム22に向かって凸面となるように湾曲しており、その他方の面42は図2の(b)において前方フレーム21に向かって凹面となるように湾曲している。先端部35及びその近傍での羽根本体部33の一方の面43は、図2の(b)において後方フレーム22に向かって凸面となるように湾曲しており、その他方の面44は、図2の(b)において前方フレーム21に向かって凹面となるように湾曲している。斯かる先端部34及び35並びにその近傍での羽根本体部32及び33の湾曲形状は、羽根6による通路4の開放状態で通路4に入口孔2から出口孔3に向かう空気流が生じる際に、羽根本体部32には後方フレーム22に向かう揚力を、羽根本体部33には前方フレーム21に向かう揚力を夫々生じさせ、この揚力に基づく回転モーメントで羽根6を図3の(b)に示す通路閉塞位置に向かわせるように、即ちB方向に回転させることになる。
羽根6では、通路4に入口孔2から出口孔3に向かう空気流の大きさに対応してそのA及びB方向の回転位置が決定される。羽根6は、通路4に入口孔2から出口孔3に向かう大きな空気流により付勢手段7の重錘51の自重によるA方向の回転力に抗してB方向に羽根6が回転されると、図3の(b)に示すように通路4を閉塞する一方、斯かる大きな空気流が通路4に流れなくなると、重錘51の自重によりA方向に回転されて、その空気流の大きさに対応した回転位置において例えば図2の(b)に示すように通路4を開放するようになっている。このような空気流に基づく羽根6の回転により、入口孔2から出口孔3に向かって通路4を流れる空気流の定風流制御を行い得る。
付勢手段7は、軸部31の一端に後述の滑接部材72を介して固着されていると共に、自重により羽根6に通路開放位置に向かうA方向の回転力を与える重錘51を具備している。羽根6は、重錘51の自重により通路閉塞位置から通路開放位置に向かって回転されるように、即ちA方向に回転されるように常時付勢されている。重錘51は、滑接部材72に固定連結された軸52に装着されている。軸52は、軸方向Xに直交する方向に伸びている。
重錘51は、羽根6のA及びB方向の回転に基づいて軸部31の周りで回動されるようになっている。図3の(a)に示すように重錘51が略水平方向において軸部31と並んで配される際に羽根6に与えるA方向の回転力は大きく、図2の(a)に示すように重錘51が略鉛直方向において軸部31の下方に配される際に羽根6に与えるA方向の回転力は小さく、重錘51が鉛直方向において軸部31と並んで配された位置から水平方向において当該軸部31と並んで配される位置に向かって漸次回動されると、前記A方向の回転力は当該回動に伴って漸次増大する。
付勢手段7は、重錘51の軸52に対する装着位置をその軸52の長手方向において変更することにより、羽根6に生じる通路開放位置に向かうA方向の回転力を所望に調整し得るようになっている。付勢手段7は、重錘51を滑接部材72から離反させて軸52に装着することにより羽根6に生じる通路開放位置に向かうA方向の回転力を増大させ、また、重錘51を滑接部材72に接近させて軸52に装着することにより羽根6に生じる通路開放位置に向かうA方向の回転力を減少させることができるようになっている。また、重錘51の数を増減させることによっても、羽根6に生じる通路開放位置に向かうA方向の回転力を調整することができる。
閉塞機構8は、羽根6を出口孔3に向かって移動させる移動機構55と、移動機構55による羽根6の出口孔3に向かう移動において、出口孔3側の羽根本体部33の先端部35が当該出口孔3よりも前方側又は後方側、本例では前方側に位置するように羽根6を強制的に回転させる強制回転手段56とを具備している。
移動機構55は、後述のハンドル69の操作による回転力が与えられることにより回転される回転部材としての回転アーム61及び61aと、一方、本例では一端62で枠体5に夫々回転自在に支持されていると共に他方、本例では他端63で羽根6の軸部31に夫々回転自在に連結されており、羽根6に出口孔3を閉塞させるべく一端62を中心とするR1方向の回転により当該羽根6を出口孔3に向かって移動させる回転自在部材としての回転自在アーム64及び64aと、回転アーム61及び61aの回転を回転自在アーム64及び64aに伝達すべく、回転アーム61及び61aを回転自在アーム64及び64aに連結している伝達部材としての伝達アーム65及び65aと、回転自在アーム64及び64aの他端63の移動方向と平行に伸びて側壁板23及び24の夫々に形成されていると共に羽根6の軸部31が挿通されており、回転自在アーム64及び64aの回転による軸部31の移動を夫々案内する案内溝68及び68aと、回転アーム61aに取り付けられていると共に操作により回転アーム61aを回転させるハンドル69と、両端で回転アーム61及び61aに固着されている軸方向Xに伸びた回転軸70とを具備している。回転アーム61aの回転は、回転軸70を介して回転アーム61に伝達される。
閉塞機構8は、上述の構成に加えて、回転自在アーム64及び64aの回転により羽根6が出口孔3を閉塞した状態を維持すべく、回転アーム61及び61aと伝達アーム65及び65aとの所定量以上の相互の回転を阻止するように回転アーム61及び61a又は伝達アーム65及び65a、本例では伝達アーム65及び65aに固着された阻止片67及び67aを具備している。
回転アーム61、回転自在アーム64、伝達アーム65、阻止片67及び案内溝68は、回転アーム61a、回転自在アーム64a、伝達アーム65a、阻止片67a及び案内溝68aと夫々同様に形成されているので、以下、回転アーム61、回転自在アーム64、伝達アーム65、阻止片67及び案内溝68について詳細に説明し、回転アーム61a、回転自在アーム64a、伝達アーム65a、阻止片67a及び案内溝68aについては図に符号aを適宜付してこれらの詳細な説明を省略する。
回転アーム61は、その一端(一方)でハンドル69に連結されており、その他端(他方)で伝達アーム65に連結されている。回転アーム61は、ハンドル69の操作により当該回転アーム61の一端(一方)側の回転軸心を中心としてR3及びR4方向に回転されるようになっている。伝達アーム65は、その一端(一方)で回転アーム61に回転自在に連結されており、その他端(他方)で回転自在アーム64に回転自在に連結されている。回転自在アーム64は、回転アーム61よりも長く、そして、回転アーム61よりも上方に配されている。回転アーム61及び伝達アーム65は、回転アーム61のR3方向の回転により図2の(a)及び(b)に示す状態から図4の(a)及び(b)に示す状態を経て図5の(a)及び(b)に示すように伸長する一方、回転アーム61のR4方向の回転により図5の(a)及び(b)に示す状態から図4の(a)及び(b)に示す状態を経て図2の(a)及び(b)に示すように折り畳まれるようになっており、回転自在アーム64は、前記伸長によりR1方向に回転され、前記折り畳みによりR2方向に回転されるようになっている。
伝達アーム65の一端に固着された阻止片67は、R3方向に関して、伝達アーム65の回転アーム61に対する回転軸心が回転アーム61の一端側の回転軸心と伝達アーム65の回転自在アーム64に対する回転軸心とを結ぶ線を超えて当該線よりも一方側、本例では前方側に位置した場合に、回転アーム61及び伝達アーム65が伸長された際に回転アーム61の他端に当接して、回転アーム61と伝達アーム65との所定量以上の相互の回転を阻止するようになっている。阻止片67は、羽根6から回転自在アーム64に加えられるR2方向の回転力によっては、回転アーム61をR3方向に回転させないように回転アーム61の他端に当接する。伝達アーム65の回転アーム61に対する回転軸心が回転アーム61の一端側の回転軸心と伝達アーム65の回転自在アーム64に対する回転軸心とを結ぶ線よりも前方側に位置した場合には、羽根6から回転自在アーム64に加えられるR2方向の回転力によっては、回転アーム61には、R3方向の回転力しか与えられないので、斯かるR3方向の回転力による回転アーム61のR3方向の回転を阻止片67により阻止することにより、回転自在アーム64のR2方向の回転を阻止し、而して、羽根6による出口孔3の閉塞状態を維持することができる。また、ハンドル69の操作による回転力によっては、回転アーム61はR4方向に回転して阻止片67から離反され、回転アーム61及び伝達アーム65は折り畳まれるので、回転自在アーム64もまたR2方向に回転され、而して、羽根6による出口孔3の閉塞状態は解除される。
強制回転手段56は、側壁板23に形成された突起71と、側壁板23において羽根6の軸部31に取り付けられており、出口孔3側の羽根本体部33の先端部35が当該出口孔3よりも前方側又は後方側、本例では前方側に配されるように突起71に滑接する断面L字状の滑接部材72とを具備しており、回転自在アーム64の回転による羽根6の出口孔3に向かうR1方向の移動における滑接部材72の突起71に対する滑接により、B方向に関して羽根6の傾斜角を規制しながら羽根本体部33の先端部35が当該出口孔3よりも前方側に位置するように羽根6を強制的にA方向に回転させるようになっている。突起71は、側壁板23に固定された回転ローラ81からなる。滑接部材72は、回転ローラ81に当接する当接縁82を有している。
尚、本例では、回転アーム61及び61aに回転力を与える手段としてハンドル69を用いるが、これに代えて、例えば電動モータ(図示せず)を用いてもよい。また、閉塞機構8は、移動機構55に代えて、例えば、案内溝68及び68aと、羽根6の軸部31に固着されたワイヤーロープ(図示せず)と、出口孔3側に配設されていると共に羽根6を出口孔3に向かって移動させるべくワイヤーロープを巻き取る巻き取り装置とからなる移動機構を具備していてもよい。
粘性ダンパ9は、側壁板24側において羽根6の軸部31に装着されており、羽根6のA及びB方向の回転に抗する粘性抵抗力を与えることにより、羽根6のA及びB方向の急速回転を阻止するようになっている。
粘性ダンパ9は、双方向ダンパであってもよく、また、羽根のA及びB方向のいずれか一の方向に抗する粘性抵抗力を生じる一方向ダンパであってもよい。
本例の換気装置1により空気流の定風量制御を行う場合には、ハンドル69の手動操作により回転アーム61及び61aをR4方向に回転させ、この回転により回転アーム61及び61a並びに伝達アーム65及び65aを折り畳みながら回転自在アーム64及び64aをR2方向に回転させ、この回転により出口孔3を閉塞している状態の羽根6を当該出口孔3から離反させ、羽根6が前方フレーム21及び後方フレーム22に接触しないよう軸部31で枠体5に回転自在に支持される状態とする。このように羽根6を配置すると、入口孔2から導入される空気流の大きさの如何により図2の(b)及び図3の(b)に示すようにA及びB方向に回転され、これにより定風量制御を行う。斯かる羽根6のA及びB方向の回転に対しては、粘性ダンパ9による粘性抵抗力が与えられるために、当該羽根6にA及びB方向の急速回転は生じず、而して、前記定風量制御をより好適に行い得る。
本例の換気装置1により出口孔3を閉塞する場合には、ハンドル69の手動操作により回転アーム61及び61aをR3方向に回転させ、この回転により回転アーム61及び61a並びに伝達アーム65及び65aを伸長させながら回転自在アーム64及び64aをR1方向に回転させ、この回転により軸部31を案内溝68及び68aに案内させながら羽根6を出口孔3に向かって移動させる。当該移動中、軸部31に固着された滑接部材72は、突起71に対して滑動しながら軸部31を中心としたA方向の回転を生じる。これにより羽根6もまた滑接部材72から与えられる回転力によりA方向に強制的に回転されて、先端部35は出口孔3よりも前方側に配される。このように羽根6を出口孔3に向かって移動させ、当該出口孔3に当接させることにより出口孔3を閉塞する。羽根本体部33の先端部35は出口孔3よりも前方側に位置されるので、例えば羽根6が略鉛直方向に伸びた状態のまま出口孔3に向かって移動されて、先端部35が出口孔3に引っ掛かるといった事態を生じさせることなく、当該羽根6により確実に出口孔3を閉塞することができる。羽根6が出口孔3を閉塞した際、伝達アーム65の回転アーム61に対する回転軸心が回転アーム61の一端側の回転軸心と伝達アーム65の回転自在アーム64に対する回転軸心とを結ぶ線よりも前方側に位置すると共に、羽根6により出口孔3を閉塞した際、阻止片67及び67aは回転アーム61及び61の他端に当接し、且つ、伝達アーム65aの回転アーム61aに対する回転軸心が回転アーム61aの一端側の回転軸心と伝達アーム65aの回転自在アーム64aに対する回転軸心とを結ぶ線よりも前方側に位置すると共に、羽根6により出口孔3を閉塞した際、阻止片67及び67aは回転アーム61及び61aの他端に当接して、空気流により羽根6を介して回転自在アーム64及び64aに加えられるR2方向の回転力によっては回転アーム61及び61a並びに伝達アーム65及び65aが折り畳まれない状態となる。
本例の換気装置1によれば、入口孔2及び出口孔3を有する通路4を内部に有した枠体5と、通路開放位置に向かって常時付勢されると共に、通路4を通る空気流に基づいて通路4を閉鎖するように枠体5内に回転自在に配された羽根6と、この羽根6を入口孔2又は出口孔3、本例では出口孔3に向かって移動させることにより当該出口孔3を閉塞する閉塞機構8とを具備しており、羽根6は、枠体5に回転自在に支持された軸部31と、この軸部31から径方向に向かって一体的に伸びた一対の羽根本体部32及び33とを具備しており、羽根本体部32及び33の先端部34及び35は、通路4を通過する空気流により通路閉塞位置に向かう回転モーメントを羽根6に生じさせるように湾曲しており、閉塞機構8は、本例では羽根6を出口孔3に向かって移動させる移動機構55と、移動機構55による羽根6の出口孔3に向かう移動において、出口孔3側の羽根本体部33の先端部35が当該出口孔3よりも前方側に位置するように羽根6を強制的に回転させる強制回転手段56とを具備しており、強制回転手段56は、枠体5に形成された突起71と、羽根6に取り付けられており、出口孔3側の羽根本体部33の先端部35が当該出口孔3よりも前方側に位置するように突起71に滑接する滑接部材72とを具備しており、移動機構55による羽根6の出口孔3に向かう移動における滑接部材72の突起71に対する滑接により、出口孔3側の羽根本体部33の先端部35が当該出口孔3よりも前方側に位置するように羽根6を強制的に回転させるようになっているために、通路4を通る空気流に基づく回転で通路4を開閉させる羽根6により当該空気流の定風量制御を行い得、当該羽根6を用いて出口孔3を高い気密性をもって強制的に閉塞することができる上に、装置の簡略化を図り得る。
換気装置1によれば、移動機構55は、回転力が与えられることにより回転される回転アーム61及び61aと、一端62が枠体5に回転自在に支持されていると共に他端63が羽根6の軸部31に回転自在に連結されており、羽根6に出口孔3を閉塞させるべく一端62を中心とする回転により当該羽根6を出口孔3に向かって移動(回転移動)させる回転自在アーム64及び64aと、回転アーム61及び61aの回転を回転自在アーム64及び64aに伝達すべく、一端で回転アーム61及び61aに回転自在に連結されていると共に他端で回転自在アーム64及び64aに回転自在に連結されている伝達アーム65及び65aとを具備しており、閉塞機構8は、羽根6が出口孔3を閉塞した状態を維持すべく、回転アーム64及び64aと伝達アーム65及び65aとの所定量以上の相互の回転を阻止するように回転アーム61及び61a又は伝達アーム65及び65aに固着された阻止片67及び67aを具備しており、阻止片67及び67aは、R3方向に関して、伝達アーム65及び65aの回転アーム61及び61aに対する回転軸心が回転アーム61及び61aの一端側の回転軸心と伝達アーム65及び65aの回転自在64及び64aに対する回転軸心とを結ぶ線を超えて当該線よりも前方側に位置した場合に、伝達アーム65及び65a又は回転アーム61及び61aに当接するようになっているために、羽根6による出口孔3の閉塞状態を解除自在に確実に維持することができる。
換気装置1によれば、羽根6に設けられた重錘51を具備している付勢手段7を更に具備しており、羽根6は、重錘51の自重により通路開放位置に向かって回転するように常時付勢されるようになっているために、羽根6による空気流の定風量制御をより好適に行い得る。
換気装置1によれば、羽根6に装着されていると共に羽根6の回転に抗する抵抗力を当該羽根6に付与する抵抗力付与手段としての粘性ダンパ9を更に具備しているために、羽根6に急速回転を生じさせず、また、ハレーションやギャロッピングを防止できて、羽根6による定風量制御をより好適に行い得る。尚、換気装置1では、抵抗力付与手段として粘性抵抗力を羽根6に付与する粘性ダンパ9を具備しているが、これに代えて、例えば、羽根6の回転に抗する摩擦抵抗力を羽根6に付与する摩擦ダンパを具備していてもよく、これによってもギャロッピングを防止し得る。
尚、通路開放位置に向かって常時付勢されるべく、羽根6が通路開放位置にある際に一対の羽根本体部32及び33のうちの軸部31よりも下方に位置する羽根本体部32側の重量は、羽根6が通路開放位置にある際に一対の羽根本体部32及び33のうちの軸部31よりも上方に位置する羽根本体部33側の重量よりも重くなっていてもよい。羽根本体部32側の重量を羽根本体部33側の重量よりも重くする手段としては、例えば、羽根6の重心位置が当該羽根6の回転軸心よりも羽根本体部32側となるように、羽根6の軸部31を偏心させる手段、羽根本体部32の重量が羽根本体部33の重量よりも重くなるように羽根本体部32の形状を変更させる手段や羽根本体部32の内部に重錘を設ける手段がある。
本発明の実施の形態の例の前方からみた説明図である。 (a)は図1に示す例の一方側面からみた説明図、(b)は当該(a)において主に側壁板を省略した説明図である。 (a)及び(b)は図1に示す例の動作説明図である。 (a)及び(b)は図1に示す例の動作説明図である。 (a)及び(b)は図1に示す例の動作説明図である。 (a)は図1に示す例の他方側面からみた説明図、(b)は当該(a)において主に側壁板を省略した説明図である。
符号の説明
1 換気装置
2 入口孔
3 出口孔
4 通路
5 枠体
6 羽根
7 付勢手段
8 閉塞機構
9 粘性ダンパ
55 移動機構
56 強制回転手段

Claims (6)

  1. 入口孔及び出口孔を有する通路を内部に有した枠体と、通路開放位置に向かって常時付勢されると共に、通路を通る空気流に基づいて通路を閉鎖するように枠体内に回転自在に配された羽根と、この羽根を入口孔又は出口孔に向かって移動させることにより当該入口孔又は出口孔を閉塞する閉塞機構とを具備しており、羽根は、枠体に回転自在に支持された軸部と、この軸部から径方向に向かって一体的に伸びた一対の羽根本体部とを具備しており、羽根本体部の先端部は、通路を通過する空気流により通路閉塞位置に向かう回転モーメントを羽根に生じさせるように湾曲しており、閉塞機構は、羽根を入口孔又は出口孔に向かって移動させる移動機構と、移動機構による羽根の入口孔又は出口孔に向かう移動において、羽根本体部の一方の先端部が入口孔又は出口孔に位置するように羽根を強制的に回転させる強制回転手段とを具備しており、強制回転手段は、枠体に形成された突起と、羽根に取り付けられていると共に羽根本体部の一方の先端部が入口孔又は出口孔に位置するように移動機構による羽根の入口孔又は出口孔に向かう移動において突起に滑接する滑接部材とを具備しており、移動機構による羽根の入口孔又は出口孔に向かう移動における滑接部材の突起に対する滑接により、羽根本体部の一方の先端部が入口孔又は出口孔に位置するように羽根を強制的に回転させるようになっており、移動機構は、枠体に対して回転自在に支持されていると共に回転力が与えられる回転軸と、一端でこの回転軸に固着されていると共に当該一端に回転軸の回転力が与えられることにより当該一端の周りで回転される回転部材と、一端で枠体に回転自在に支持されていると共に他端で羽根の軸部に回転自在に連結されている回転自在部材と、回転部材の回転を回転自在部材に伝達すべく、一端で回転部材の他端に回転自在に連結されていると共に他端で回転自在部材の一端と他端との間に回転自在に連結されている伝達部材と、枠体に形成されていると共に羽根の軸部が挿通されており、且つ、枠体に対しての回転部材の回転による入口孔又は出口孔に向かう羽根の移動を案内する案内溝とを具備している換気装置。
  2. 羽根が入口孔又は出口孔を閉塞した状態を維持すべく、回転部材と伝達部材との所定量以上の相互の回転を阻止するように回転部材又は伝達部材に固着された阻止片を更に具備している請求項1に記載の換気装置。
  3. 阻止片は、羽根を入口孔又は出口孔に向かって移動させる際の回転部材の回転方向に関して、伝達部材の回転部材に対する回転軸心が回転部材の一方側の回転軸心と伝達部材の回転自在部材に対する回転軸心とを結ぶ線を超えて当該線よりも一方側に位置した場合に、伝達部材又は回転部材に当接するようになっている請求項2に記載の換気装置。
  4. 羽根に設けられた重錘を具備している付勢手段を更に具備しており、羽根は、重錘の自重により通路開放位置に向かって回転するように常時付勢されるようになっている請求項1から3のいずれか一項に記載の換気装置。
  5. 通路開放位置に向かって常時付勢されるべく、羽根が通路開放位置にある際に一対の羽根本体部のうちの軸部よりも下方に位置する羽根本体部側の重量は、羽根が通路開放位置にある際に一対の羽根本体部のうちの軸部よりも上方に位置する羽根本体部側の重量よりも重くなっている請求項1から4のいずれか一項に記載の換気装置。
  6. 羽根に装着されていると共に羽根の回転に抗する抵抗力を当該羽根に付与する抵抗力付与手段を更に具備している請求項1から5のいずれか一項に記載の換気装置。
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