JP4732768B2 - 消火栓装置 - Google Patents

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Description

この発明は、道路用トンネル等に用いられる消火栓装置に関する。
例えば、消火器が収納される部分に消火器扉が設けられている道路向けの消火栓装置が特開2001−58012号公報に示されている。この消火栓における消火器扉は、横開き式に開放され、開放された扉は放置されるとその扉の幅分が前方に突出した状態となることもあり、その近傍を車両が通行するときに、接触する危険がある。
特開2001−58012号公報
とくに車両が通行するような場所に設置される消火栓装置において、このような消火栓装置を使用する場合は事故が発生している状況であって、扉の開放時に車両が接触することになると、事故に事故が重なることとなり、煙等が発生して前方の視界が不良な場合にはとくに危険である。
したがって、この発明では、消火栓装置内の消火用具を利用する際に、あるいは、振動等によって不意に開放しようとする際に、扉を大きく突出させない消火栓装置を得ることを目的としている。
この発明の請求項1に係わる発明は、内部の消火用具を利用するときに開放される扉を有する消火栓装置において、前記扉のロックを解除したときに、若干前傾する傾斜機構と、その傾斜状態で上方に抜き取ることができる着脱機構と、を有し、前記傾斜機構は、扉の下方かつ奥側に回転軸を有し、扉の自重によって前傾するときに扉の下部が当接するストッパが設けられているものであり、かつ、前記着脱機構は、扉の背面に形成された回転軸に係合して下方が開放されている引掛部が設けられているものであることを特徴とするものである。
請求項1に係わる消火栓装置は、扉抜取式として、扉のロックを解除したときに、若干前傾する傾斜機構と、その傾斜状態で上方に抜き取ることができる着脱機構と、を有し、前記傾斜機構は、扉の下方かつ奥側に回転軸を有し、扉の自重によって前傾するときに扉の下部が当接するストッパが設けられているものであり、かつ、前記着脱機構は、扉の背面に形成された回転軸に係合して下方が開放されている引掛部が設けられているので、振動や不完全な閉操作によって扉が不意に開放しても、前方に若干傾斜するのみで、大きく扉が開くことはない。さらに、扉を抜き取ることができるので、通常の使用時の開放状態で、扉が突出することなく、扉を開放することができる。
実施の形態1
図1は、消火栓装置1の全体を示している。この消火栓装置1の筐体2内には各種の消火用具が格納されていて、例えばトンネルの監査路等に設置されるものであり、火災発生時には、筐体2内部の図1に示さない消火器を利用して、あるいは、内巻式に収容されている消火用ホース3を引き出して、その消火用ノズル3aから消火用泡を放出して、消火活動を行うことができるものである。
筐体2内には、その中央格納部2a内に、消火用ノズル3aを有する消火用ホース3、消火用ホース3が内巻式に収容されるバケット式のホース収容部4、放出点検口5を有するメンテナンス弁6、圧力調整弁7、消火栓弁8、泡原液タンク9、泡原液導入弁10、泡原液導入点検口11aを有する泡原液導入点検弁11等が格納されている。
筐体2の前面には、その中央格納部2aを覆うように、着脱可能に取り付けられる前面パネル13が取り付けられている。なお、中央格納部2aの側方には、その一方に消火器格納部14および手動通報器等の電気機器格納部15が、他方に消防隊用給水栓17の格納部18が設けられ、前面パネル13は、格納部14、15側の前面パネル13Aと、格納部18側の前面パネル13Bとに、3分割されている。
前面パネル13は、筐体2の前面に着脱可能に取り付けられ、下降扉19が下降することで開口する前面開口部20が形成されている。この前面開口部20から、ホース収容部4のホース引出口4a、図示しない支持部に支持された消火用ノズル3a、消火栓弁8が露出するようになっており、すなわち、前面開口部20から、消火用ノズル3aを把持して、ホース収容部4から消火用ホース3を引き出し、消火栓弁8を開栓する操作ができるようになっている。
つぎに、消火器格納部14の消火器扉31に関して説明する。図2は、図1の消火栓装置1の消火器扉31を筐体2内から見た背面図であり、図3は、消火器扉31の開放動作を示すための説明図である。
消火器扉31は、扉抜取式に開放されるもので、その背面側左右にラッチ32、33を突出させるラッチ機構34、35が設けられるとともに、下方部分に扉回転軸36に引っ掛かる軸受け部37が設けられている。この消火器扉31のラッチ32、33は、その正面側の凹部38、39内に設けられた図示しないハンドルを押すことによって移動し、前面パネル13Aの背面側への係合を解除するようになっている。
消火器扉31によって覆われる前面パネル13Aの開口部分には、前面パネル13Aから若干内側に位置する扉回転軸36と、消火器扉31の下端部31aが開放動作時に当接する当り部41とが形成されている。
このような消火器扉31の開放動作について説明する。まず、閉止状態においては、図3(a)に示すように、消火器扉31は、扉回転軸36に軸受け部37が載置され、扉回転軸36と消火器扉31の重心の関係から消火器扉31は筐体2の前方に回動しようとするが、ラッチ機構34、35によって前面パネル13Aに引っ掛かり、その位置を維持している。
この図3(a)の状態からラッチ機構34、35の図示しないハンドルを押すと、ラッチ32、33が前面パネル13Aの背面から外れ、図3(b)に示すように、消火器扉31は扉回転軸36を中心に前方へ回動し、消火器扉31の下端部31aが当り部41に当接する位置で停止し、消火器扉31が若干前傾した状態となる。
この図3(b)の状態から消火器扉31の前面側の凹部38、39に手を掛けて、上側に少し持ち上げると、図3(c)に示すように、扉回転軸36から消火器扉31の軸受け部37が外れ、この状態から消火器扉31を取り外して、前面パネル13Aの開口部分を開放させることができる。
取り外された消火器扉31は、邪魔にならないように消火栓装置1の脇等に置き、内部の図示しない消火器を取り出すことができる。
また、消火栓装置1を元の状態に復帰させる際に、消火器扉31を取り付ける閉止動作について説明する。上記開放動作の手順を逆に、まず、消火器扉31の背面下端部31aを、扉回転軸36に当て、消火器扉31を下方にずらしながら、消火器扉31の下端部31aが当り部41に当接するまで移動し、図3(b)に示すような状態とする。そして、消火器扉31の上側を筐体2内側へ押し、ラッチ機構34、35のラッチ32、33を前面パネル13Aの背面に引掛け、図3(a)に示す閉止状態とする。
このように、実施の形態1の消火栓装置1は、扉抜取式として、消火器扉31のラッチ機構34、35によるロックを解除したときに、扉回転軸36および当り部41によって消火器扉31が若干前傾する傾斜機構と、その傾斜状態で、扉回転軸36から消火器扉31の軸受け部37を外すように、上方に抜き取ることができる着脱機構とを有するので、振動や不完全な閉操作によって消火器扉31が不意に開放しても、前方に若干傾斜するのみで、大きく開くことはない。さらに、消火器扉31を抜き取ることができるので、通常の使用時の開放状態で、消火器扉31が突出することなく、内部の消火器等を使用することができる。
なお、消火器扉31を抜き取る際、凹部38、39が左右にあるので、抜き取りの作業がしやすい。
実施の形態2
つぎに、実施の形態2に係る消火器格納部14の消火器扉46に関して説明する。図4は、消火栓装置1の消火器扉46の開放動作を示すための説明図である。
なお、この実施の形態2において、消火栓装置1の全体については上記の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
消火器扉46は、上部引掛けによる扉着脱式に開放されるもので、その背面上端部に略コ字状に折り返した引掛け部47と、下端部に棒状に突出する突部48とが設けられている。そして、消火器扉46によって覆われる前面パネル13Aには、開口部分の上端部内側に、消火器扉46の引掛け部47が引掛けられるように、略鉤型に折り返した係合部49が設けられるとともに、開口部分の下端部には、消火器扉46の突部48が挿入される溝部50が形成されるとともに、消火器扉46の背面下端部を当てることのできる当接部51が形成されている。
このような消火器扉46の開放動作について説明する。まず、閉止状態においては、図4(a)に示すように、消火器扉46は、前面パネル13Aの係合部49に引掛け部47が引掛けられ、そして、消火器扉46の下端部背面側が前面パネル13Aの当接部51に当接するとともに、突部48が前面パネル13Aの溝部50に挿入されてその溝部50の前側に当接し、消火器扉46の前面側への移動が制限され、閉止位置を維持している。
この図4(a)の状態から、消火器扉46の前面中央部分の図示しないハンドルを持って、上側に持ち上げる。すると、図4(b)に示すように、消火器扉46の突部48が溝部50から抜けた状態となる。
そして、前面パネル13Aの係合部49内の上側に当接した消火器扉46の上端部分を軸として、図4(c)に示すように、筐体2の前方に消火器扉46を動かしながら、図4(d)に示すように、消火器扉46の引掛け部47を前面パネル13Aの係合部49から外すように下側へ移動させることで、消火器扉46を取り外して、前面パネル13Aの開口部分を開放させることができる。
取り外された消火器扉46は、上記実施の形態1と同様、邪魔にならないように消火栓装置1の脇等に置き、内部の図示しない消火器を取り出すことができる。
また、消火栓装置1を元の状態に復帰させる際に消火器扉46を取り付ける閉止動作について説明する。まず、消火器扉46の下端部46a背面を開口部分の当接部51に当て、つぎに、消火器扉46の上端部分の引掛け部47を、開口部分の係合部49を引掛けながら、消火器扉46を下げて消火器扉46の突部48を溝部50に位置合わせして挿入し、図4(a)に示す閉止状態とする。
このように、実施の形態2の消火栓装置1は、上部引掛けによる扉着脱式として、消火器扉46の下端の係合を解き、消火器扉46の上部の引掛け部47を開口部分の係合部49から外すことで開放でき、振動によって消火器扉46が不意に開放するおそれがなく、さらに、消火器扉46を取り外すことができるので、通常の使用時の開放状態で、消火器扉46が突出することなく、内部の消火器等を使用することができる。
実施の形態3
つぎに、実施の形態3に係る消火器格納部14の消火器扉56に関して説明する。図5は、消火栓装置1の消火器扉56を筐体2内から見た背面図であり、図6は、消火栓装置1の消火器扉56の開放動作を示すための説明図である。
なお、この実施の形態3において、消火栓装置1の全体については上記の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
消火器扉56は、横開き式に開放されるもので、その背面右側に回転軸57が設けられるとともに、その逆側に正面から手を掛けて消火器扉56を開放できるようにハンドル部58が形成されている。消火器扉の閉止状態は、前面パネル13Aに形成された当り部59のマグネット部60に磁力によって固定されている。そして、自動閉止機構として、扉側固定部61とパネル側固定部62との間にスプリング63が設置されて、両固定部61、62を引き寄せるように付勢されている。
このような消火器扉56の開放動作について説明する。まず、閉止状態においては、図6(a)に示すように、消火器扉56は、前面パネル13Aのマグネット部60に磁力によって固定されている。この状態から消火器扉56のハンドル部58に手を掛けて引っ張ると、マグネット部60の磁力に反して消火器扉56を離すことができ、図6(b)に示すような開放状態として、図示しない内部の消火器等を取り出すことができる。
この開放状態においては、扉側固定部61の移動に基づき、スプリング63に回転軸57部分に当って伸ばされた状態となっている。そして、消火器扉56から手を離すと、伸ばされたスプリング63が縮む方向に付勢しているので、扉側固定部61をパネル側固定部62近付けるように移動させ、その結果、消火器扉56は閉方向に移動して、図6(a)に示される閉止状態となる。
このように、実施の形態3の消火栓装置1は、消火器扉56に自動閉止機構として、扉側固定部61とパネル側固定部62との間にスプリング63が設置されて、両固定部61、62を引き寄せる付勢機構を有するので、消火器扉56が不意に開放しても、消火器扉56は閉方向に移動して閉まったままとなり、大きく前方に突出することはない。さらに、通常の使用時の開放後において、消火器扉56が開けっ放しとなっても、閉まってしまうので、扉が突出して車両が接触する事故は防止できる。
なお、この実施の形態3の変形例として、スプリング63の付勢方向を逆にして、扉側固定部61とパネル側固定部62との間を常時押し広げる方向に付勢する付勢機構とすることもでき、回転軸57を前方に移動させることによって、消火器扉56を約180度近く開放させることができる。
この変形例の場合、詳細に示さないが、消火器扉56に自動全開機構として、扉側固定部61とパネル側固定部62との間にスプリング63が設置されて、両固定部61、62を押し広げる付勢機構を有するので、消火器扉56が不意に開放しても、消火器扉56は開方向に移動して約180度に開ききったままとなり、大きく前方に突出することはない。さらに、通常の使用時の開放後において、消火器扉56が開けっ放しとなっても、開ききってしまうので、扉が突出して車両が接触する事故は防止できる。
実施の形態4
つぎに、実施の形態4に係る消火器格納部14の消火器扉66に関して説明する。図7は、消火栓装置1の消火器扉66の開放動作を示すための説明図である。
なお、この実施の形態4において、消火栓装置1の全体については上記の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
消火器扉66は、横開き式に開放されるもので、その前面左側(正面視)に回転軸となるバネ蝶番67が設けられ、図示しないが上下2段に配置されるとともに、その逆側に正面から手を掛けて消火器扉66を開放できるように図示しないハンドル部が形成される。消火器扉66の閉止状態は、上記実施の形態3と同様、前面パネル13Aに形成された当り部59のマグネット部60に磁力によって固定されている。そして、バネ蝶番式の自動閉止機構として、バネ蝶番67には、扉側金具68とパネル側金具69との間に詳細に示さないバネが設置されて、両金具68、69を開くように付勢されている。
このような消火器扉66の開放動作について説明する。まず、閉止状態においては、図7(a)に示すように、消火器扉66は、前面パネル13Aのマグネット部60に磁力によって固定されている。この状態から消火器扉66の図示しないハンドル部に手を掛けて引っ張ると、マグネット部60の磁力に反して消火器扉66を離すことができ、図7(b)に示すような開放状態として、図示しない内部の消火器等を取り出すことができる。
この開放状態においては、消火器扉66の開放動作に基づく扉側金具68の移動によって、バネ蝶番67の図示しないバネを縮めた状態となっている。そして、消火器扉66から手を離すと、縮められた図示しないバネが伸びる方向に力を働かせ、扉側金具68を移動させ、その結果、消火器扉66は閉方向に移動して、図7(a)に示される閉止状態となる。
このように、実施の形態4の消火栓装置1は、消火器扉66にバネ蝶番式の自動閉止機構として、扉側金具68とパネル側金具69との間に図示しないバネを有するバネ蝶番67が設置されて、両金具68、69を開く付勢機構を有するので、消火器扉66が不意に開放しても、消火器扉66は閉方向に移動して閉まったままとなり、大きく前方に突出することはない。さらに、通常の使用時の開放後において、消火器扉66が開けっ放しとなっても、閉まってしまうので、扉が突出して車両が接触する事故は防止できる。
なお、この実施の形態4の変形例として、図8に示すように、バネ蝶番67の固定方式を変更し、図示しないバネの付勢方向を、消火器扉66の開閉方向が逆になるように、両金具68、69の接続位置を図8(a)のように変えて、常時消火器扉66を開放する方向に付勢する付勢機構とすることもでき、バネ蝶番67による回転軸によって、図8(b)に示すように、消火器扉66を約180度近く開放させることができる。
この変形例の場合、詳細に示さないが、消火器扉66にバネ蝶番式の自動全開機構として、両金具68、69との間に図示しないバネを有するバネ蝶番67が設置されて、両金具68、69を開く付勢機構を有するので、消火器扉66が不意に開放しても、消火器扉66は開方向に移動して約180度に開ききったままとなり、大きく前方に突出することはない。さらに、通常の使用時の開放後において、消火器扉66が開けっ放しとなっても、開ききってしまうので、扉が突出して車両が接触する事故は防止できる。
実施の形態5
つぎに、実施の形態5に係る消火器格納部14の消火器扉71に関して説明する。図9は、消火栓装置1の消火器扉71の開放動作を説明するための説明図である。
なお、この実施の形態5において、消火栓装置1の全体については上記の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
消火器扉71は、横開き式に開放されるもので、その前面左側(正面視)に回転軸72が設けられ、その逆側に正面から手を掛けて消火器扉71を開放できるように図示しないラッチ式ハンドル部が形成される。消火器扉71の閉止状態は、この図示しないラッチ式ハンドル部で稼動するラッチによって、前面パネル13Aに固定されている。そして、ワイヤ式の扉誤開放防止機構として、消火器扉71の背面側に磁力によって固着するマグネット部73が配置され、そのマグネット部73は所定長のワイヤ74を有して、そのワイヤ74の他端は前面パネル13Aに固定されている。
このような消火器扉71の開放動作について説明する。まず、閉止状態においては、図9(a)に示すように、消火器扉71は、図示しないラッチ式ハンドル部のラッチによって前面パネル13Aに固定されている。この状態から消火器扉71の図示しないラッチ式ハンドル部に手を掛けてラッチの係合を解き、引っ張ると、消火器扉71は開動作して図9(b)に示すような開放状態まで、ワイヤ74の長さが届く範囲でマグネット部73が消火器扉71に磁力によって固着しており、さらに消火器扉71を引くと、図9(c)に示すように、ワイヤ74がそれ以上伸びないのでマグネット部73が消火器扉71の背面から外れて、消火器扉71を大きく開放することができ、図示しない内部の消火器等を取り出すことができる。
また、消火栓装置1を元の状態に復帰させる際に消火器扉71の閉止動作について説明する。まず、図9(c)のように、開放状態にある消火器扉71を正面側から押すことによって、消火器扉71を前面パネル13Aの開口部分まで移動させ、図示しないラッチ式ハンドル部のラッチを引掛けることにより、図9(a)に示す閉止状態とする。
このとき、前面パネル13Aにワイヤ74を介して固定されているマグネット部73は、ワイヤ74によって垂れ下がっているが、磁力によって消火器扉71の背面に固着し、マグネット部73も、図9(a)の状態に戻る。
このように、実施の形態5の消火栓装置1は、消火器扉71のワイヤ式の誤開放防止機構として、消火器扉71の図示しないラッチを解除したときに、ワイヤ74の長さに基づく所定の開度で消火器扉71を停止させるロック機構と、マグネット部73が消火器扉71から外れることにより該ロック機構を切離す解除機構とを有するので、振動等によって、消火器扉71が不意に開放しても、所定の開度で停止するので、大きく扉が開くことはない。
なお、この実施の形態5の第1の変形例として、ロッド式の誤開放防止機構として、図9のワイヤ74の代わりに、図10に示すように、ロッド76を用いることができる。
この第1の変形例における消火器扉71には、ワイヤ式の誤開放防止機構に代わるロッド式の誤開放防止機構として、消火器扉71の背面側に磁力によって固着するマグネット部73にロッド76が設けられ、このロッド76は、前面パネル13Aに形成された貫通孔77に挿入されており、ロッド76の終端部分には貫通孔77の周縁に当るストッパ部78が設けられている。このロッド76は、上記実施の形態5のワイヤ74と同様に消火器扉71が所定の開度となるように所定長にされている。
この第1の変形例の消火器扉71の開放動作について説明する。まず、閉止状態においては、図10(a)に示すように、消火器扉71は、図示しないラッチ式ハンドル部のラッチによって前面パネル13Aに固定されている。この状態から消火器扉71の図示しないラッチ式ハンドル部に手を掛けてラッチの係合を解き、引っ張ると、消火器扉71は開動作して図10(b)に示すような開放状態まで、ロッド76のストッパ部78が貫通孔77の周縁に当接するまで、マグネット部73が消火器扉71に磁力によって固着しており、さらに消火器扉71を引くと、図10(c)に示すように、ロッド76がそれ以上移動できないのでマグネット部73が消火器扉71の背面から外れて、消火器扉71を大きく開放することができ、図示しない内部の消火器等を取り出すことができる。
また、消火栓装置1を元の状態に復帰させる際に、消火器扉71を上記実施の形態5と同様に閉止させると、消火器扉71の背面にマグネット部73が磁力によって固着し、その状態でロッド76が貫通孔77内に押し込まれて、図10(a)の状態に戻る。
この第1の変形例の場合、上記実施の形態5と同様、消火器扉71のロッド式の誤開放防止機構として、消火器扉71の図示しないラッチを解除したときに、ロッド76の長さに基づく所定の開度で消火器扉71を停止させるロック機構と、マグネット部73が消火器扉71から外れることにより該ロック機構を切離す解除機構とを有するので、振動等によって、消火器扉71が不意に開放しても、所定の開度で停止するので、大きく扉が開くことはない。
また、この第1の変形例では、上記実施の形態5で用いるワイヤ74に比べて、ロッド76に支持されたマグネット部73が消火器扉71の背面の同じ位置に磁力によって固着するという利点がある。すなわち、ワイヤ74によって垂れ下がったマグネット部73は、消火器扉71に固着した後、改めて消火器扉71を開くと、消火器扉71の開度にしたがって消火器扉71の背面をずれていく必要があり、引っ掛かりの発生等によって、所定の開度以前に外れる虞れがある。なお、ロッド76を用いる場合には、ロッド76の長さ分が消火栓装置1の筐体2内に入り込むスペースが必要になり、筐体2内の配置を制限してしまうことがある。
なお、この実施の形態5の第2の変形例として、三角戸バネ式の誤開放防止機構として、図9のマグネット部73の代わりに、図11に示すように、三角戸バネ81を用いることができる。
この第2の変形例における消火器扉71には、ワイヤ式の誤開放防止機構に代わる三角戸バネ式の誤開放防止機構として、消火器扉71の背面側に突出した延出部82に消火器扉71の先端方向(正面視右側)に突出する三角バネ体としての可動部83を有する三角戸バネ81が設けられている。この三角戸バネ81は、図12に示すように、可動部83を押し出すバネ85が内蔵されていて、このバネ85の弾性によって固定板86の開口から突出する可動部83が当接するものがあると移動するとともに、当接するものがなくなると元の状態に復帰する。前面パネル13Aの開口周縁部分には三角戸バネ81の可動部83が入り込む受け孔87が形成されている。そして、延出部82を所定長として、三角戸バネ81の可動部83を前面パネル13Aの受け孔87に嵌め込むことにより、消火器扉71を所定の開度で停止させることができる。
この第2の変形例の消火器扉71の開放動作について説明する。まず、閉止状態においては、図11(a)に示すように、消火器扉71は、図示しないラッチ式ハンドル部のラッチによって前面パネル13Aに固定されている。この状態から消火器扉71の図示しないラッチ式ハンドル部に手を掛けてラッチの係合を解き、引っ張ると、消火器扉71は開動作して図11(b)に示すような開放状態で、三角戸バネ81の可動部83が前面パネル13Aの受け孔87に嵌まり込む。さらに消火器扉71を引くと、三角戸バネ81の可動部83が受け孔87から外れて、図11(c)に示すように、消火器扉71を大きく開放することができ、図示しない内部の消火器等を取り出すことができる。
また、消火栓装置1を元の状態に復帰させる際に、消火器扉71を上記実施の形態5と同様に閉止させ、図11(a)の状態に戻る。
この第2の変形例の場合、上記実施の形態5と同様、消火器扉71の三角戸バネ式の誤開放防止機構として、消火器扉71の図示しないラッチを解除したときに、三角戸バネ81を有する延出部82の長さに基づき、可動部83が受け孔87に嵌まり込むことで、所定の開度で消火器扉71を停止させるロック機構と、三角戸バネ81が受け孔87から外れることにより該ロック機構を切離す解除機構とを有するので、振動等によって、消火器扉71が不意に開放しても、所定の開度で停止するので、大きく扉が開くことはない。
また、この第2の変形例では、上記実施の形態5で用いるワイヤ74に比べて、上記第1の変形例と同様の利点がある。なお、延出部82を形成する場合には、その長さ分が消火栓装置1の筐体2内に入り込むスペースが必要になり、筐体2内の配置を制限してしまうことがある。
以上のような各実施の形態において、消火栓装置の内部の消火用具を利用するときに開放される扉として、消火器扉に用いる場合について示したが、その他の扉、例えば消火栓や消防隊用給水栓の格納部の扉として利用して良いことはもちろんである。
また、消火器扉の開閉方式として、実施の形態に応じてラッチ式あるいはマグネット式としているが、必ずしもその方式に限定するものではない。
実施の形態1の消火栓装置の正面図。 図1の消火器扉を内側から見た背面図。 図1の消火器扉に関する説明図。 実施の形態2の消火器扉に関する説明図。 実施の形態3の消火器扉を内側から見た背面図。 図5の消火器扉に関する説明図。 実施の形態4の消火器扉に関する説明図。 実施の形態4の変形例の消火器扉に関する説明図。 実施の形態5の消火器扉に関する説明図。 実施の形態5の第1の変形例の消火器扉に関する説明図。 実施の形態5の第2の変形例の消火器扉に関する説明図。 図11の三角戸バネを示す説明図。
符号の説明
1 消火栓装置
2 筐体
31 消火器扉
36 扉回転軸
37 軸受け部
41 当り部
46 消火器扉
47 引掛け部
48 突部
49 係合部
50 溝部
56 消火器扉
63 スプリング
66 消火器扉
67 バネ蝶番
71 消火器扉
73 マグネット部
74 ワイヤ
76 ロッド
81 三角戸バネ

Claims (1)

  1. 内部の消火用具を利用するときに開放される扉を有する消火栓装置において、
    前記扉のロックを解除したときに、若干前傾する傾斜機構と、
    その傾斜状態で上方に抜き取ることができる着脱機構と、を有し、前記傾斜機構は、扉の下方かつ奥側に回転軸を有し、扉の自重によって前傾するときに扉の下部が当接するストッパが設けられているものであり、
    かつ、前記着脱機構は、扉の背面に形成された回転軸に係合して下方が開放されている引掛部が設けられているものであることを特徴とする消火栓装置。
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