JP2011156137A - 消火栓装置 - Google Patents

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Toshiaki Tonomura
賢昭 外村
Teruo Iwata
照夫 岩田
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Abstract

【課題】引き出したホースが当たって消火栓弁開閉レバーが閉位置に戻ってしまうことを確実に防止する。
【解決手段】消火栓装置は筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉18の内側に、消火栓弁を遠隔操作機構により開閉する消火栓弁開閉レバー64を設け、消火栓扉18を開いて筐体に収納したノズル付きホースを引き出して放水する。消火栓弁開閉レバーを消火栓弁の開位置に操作した状態に保持するロック機構を設ける。ロック機構は、消火栓弁開閉レバー64を開位置に操作した時に、操作側カムプーリー82の側面に形成したロック穴86にロックピン90が嵌合して消火栓弁開閉レバー64の閉位置への戻りを阻止する。ロック解除は解除ノブ96を引いてロックピン90をロック穴86から外す。
【選択図】図6

Description

本発明は、消火栓扉を開いて放水ノズル付きホースを引き出して放水する消火栓装置に関する。
従来、自動車専用道路などのトンネル内には、火災発生時に備えて消火栓装置が設置されている。
図10は従来の消火栓装置200の正面図であり、図11は消火栓装置200の消火栓扉204を開いた状態の内部構造の平面図であり、図12はその側面図である。消火栓装置200の筐体202の前面には消火栓扉204と消火器扉206が設けられている。
消火栓扉204にはハンドルが設けられ、ハンドルを手前に引くことでロックを解除し、消火栓扉204の下側を回転軸に前方に開放することができる。また消火栓扉204と筐体202との間には緩衝用ダンパ208が設けられ、消火栓扉204を滑らかに開放できるようにしている。
筐体202のホース収納部にはホースバケット構造として、U字形に形成したフレームパイプ218が開口側に配置されている。フレームパイプ218の両側にはホースバケット216が取り付けられ、内部にホース収納空間を形成し、先端にノズル210を装着したホース212を筐体内のホースバケット216に内巻きして収納している。
ホース212はホースバケット216の側面板に開口した孔を通してホースバケット216内に収納される。その孔には、ホース212を引き出したときに、ホース212が擦れてホース表面が傷付くことを防ぐために、ホース212は保護管212aの中を通ってホースバケット216内に入る。
このような消火栓装置200は火災を伴う車両事故の発生時に、消火栓扉204を開いてノズル210付きのホース112を引き出し、扉内に設けている消火栓弁開閉レバー214を操作することで消火栓弁220を開き、同時に図示しないポンプ起動スイッチがレバー開位置でオンし、消火ポンプ設備を起動して放水を行うことができる。
また消火栓扉204の内側に逆U字型のパイプフレームなどを用いたホースガイド222を設け、ホース214の引っかかりを防ぐためホースガイド222を通してホース214を引き出すようにしている。
更に消火栓弁開閉レバー214の横にはレバーガード216が配置され、手前の開位置に操作した消火栓弁開閉レバー214に引き出したホース212が当たって閉位置に戻ってしまうことを防止している。
図13は消火栓弁開閉レバー214による消火栓弁220の遠隔開閉機構を示している。消火栓弁220の弁軸にはプーリー224が装着され、また消火栓弁開閉レバー214はプーリー226を回動操作することができ、ワイヤー228の一端をプーリー226に固定した後、プーリー224に巻いて固定部226で固定し、再びプーリー226に戻して他端を固定している。
このため図示の閉位置にある消火栓弁開閉レバー214を手前側に引くように回動すると、ワイヤー228を解してプーリー224も回動し、消火栓弁220を開操作する。また、開操作した消火栓弁開閉レバー214を元に戻せば、消火栓弁220を閉操作できる。
特開2005−318972号公報
しかしながら、このような従来のトンネル消火栓装置にあっては、消火栓扉の内側にホースガイド222を設け、更に、消火栓弁開閉レバー214の横にレバーガード216を配置し、ホース212を右横方向に引き出すときにホース212が当たってレバーが戻ってしまうことを防止するようにしているが、レバーガード216の高さはレバー操作ができるようにハンドル部分より低い位置としなければならず、レバーガード216を超えてレバーのハンドル部分が飛び出しているため、その部分にホース212が当たって閉位置に戻ってしまう可能性がある。
またホースの引き出し円滑にするためにホースガイド222やレバーガード216を消火栓扉204の内側に配置しているため、消火栓扉204の構造が複雑化する。更に、消火栓扉204を閉鎖したときに、内側に飛び出しているホースガイド220やレバーガード216が筐体202内に収納できるように筐体202側にスペースを確保する必要があり、筐体202内に収納する機器の配置が制約されるという問題もある。
本発明は、引き出したホースが消火栓弁開閉レバーに当たって消火栓弁が閉位置に戻ってしまうことを確実に防止する構造を備えた消火栓装置を提供することを目的とする。
本発明は、筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作機構により開閉する消火栓弁開閉レバーを設け、消火栓扉を開いてノズル付きホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
消火栓弁開閉レバーにより消火栓弁を開位置に操作した時に、消火栓弁開閉レバーを開位置に保持するロック機構を設けたことを特徴とする。
ここで、遠隔操作機構は、
消火栓弁開閉レバーにより閉位置と開位置の間で回動操作される操作側カムプーリーと、
消火栓弁の軸部に装着された弁側カムプーリーと、
弁側カムプーリーの操作回転を弁側カムプーリーに伝達して消火栓弁を開閉させるワイヤーと、
を備え、
ロック機構は、
操作側カムプーリーの側面に形成したロック穴と、
操作側カムプーリーを開位置に操作した時に相対するロック穴に嵌合して消火栓弁開閉レバーの閉位置への戻りを阻止するロックピンと、
ロックピンを嵌合方向へ付勢するバネ部材と、
ロック穴に嵌合したロックピンを引き出し操作してロックを解除する解除操作部と、
を備える。
また、ロック機構は、
消火栓弁開閉レバーの途中に一端を軸支すると共に他端をフリー状態としたロックレバーと、
ロックレバーのフリー端を前記消火栓扉の内面側に押圧するバネ部材と、
ロックレバーの扉面側に形成したロック溝と、
消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時にロックレバーに形成したロック溝の嵌合を受けて消火栓弁開閉レバーの開位置への戻りを阻止するロックピンと、
消火栓弁開閉レバーの開位置でロックピンにロック溝が嵌合したロックレバーを引き外し方向に操作してロックを解除する解除操作部と、
で構成しても良い。
更に、ロック機構は、
消火栓弁開閉レバーの途中に設けられ、消火栓扉の内面側に向けて支持されたロックボールと、
消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時にロックボールを係止して消火栓弁開閉レバーの開位置への戻りを阻止する回動自在なロックカムと、
ロックカムをロックボールの係止方向に付勢するバネ部材と、
消火栓弁開閉レバーの開位置でロックボールを係止したロックカムを引き外し方向に操作してロックを解除する解除操作部と、
で構成しても良い。
本発明によれば、消火栓扉の内側に配置した消火栓弁開閉レバーを開位置に操作すると、開位置で消火栓弁開閉レバーが直接又は間接的にロックされ、筐体から引き出しているホースが消火栓弁開放レバーの部分を通ることで当たったとしても、消火栓弁開閉レバーが閉位置に戻ってしまうことを確実に防止することができる。
本発明による消火栓装置の実施形態を正面から示した説明図 図1について扉側を外して本体内部構造を示した正面図 図1について内部構造を示した平面図 図1について消火栓扉側を開いた状態を示した正面図 図4についてバルブ収納空間側の内部構造と共に消火栓弁開閉レバーに設けたロック機構の第1実施形態を示した左側面図 図5の消火栓扉を取り出してロック機構を示した説明図 図6のロック機構の詳細を拡大して示した説明図 消火栓弁開閉レバーに設けたロック機構の第2実施形態を示した説明図 消火栓弁開閉レバーに設けたロック機構の第3実施形態を示した説明図 従来の消火栓装置の扉を外して内部構造を示した正面図 従来の消火栓装置の扉を開放して内部構造を示した平面図 従来の消火栓装置の扉を開放して内部構造を示した側面図 従来の消火栓装置における消火栓弁遠隔操作機構を示した側面図
図1は本発明によるトンネルに設置される消火栓装置の実施形態を示した正面図である。図1において、消火栓装置10は、消火栓側の筐体12−1と消火器側の筐体12−2に分割した構造であり、前面に化粧板14−1,14−2を装着しており、筐体12−1,12−2に対し必要な機器及び部材を組付けた後に連結固定部材で筐体側面同士を固定した状態とし、この状態でトンネル現場に搬入して架台11上に設置している。
化粧板14−1,14−2には扉開口部16,17が設けられている。筐体12−1の扉開口部16には、消火栓扉18と保守扉22が設けられており、その内部がホース収納空間及びバルブ類収納空間となっている。
消火栓扉18は、扉開口部16に対し下側の軸となる回転軸21を中心に下向きに開閉自在に設けられており、マグネットと受け板を用いたロック機構により閉止位置に閉じている。消火栓扉18は、ハンドル20を手前に引いてロック機構の磁気吸着ロックを外すことで前方に開閉することができる。
扉開口部16は内部のホース収納空間に形成されたホース取出口に相対して筐体全部の略中央に形成され、扉下部の回転軸21による消火栓扉18の軸支による回動支持で下向きに開放した場合、消火栓扉18は斜め下向きの開放位置に開放される。
消火栓扉18の上には扉上端側に回動軸を有し上方前向きに開閉する保守扉22が設けられており、マグネットと受け板を用いたロック機構により磁気吸着により閉止位置に保持されており、点検時に消火栓扉18を開放した後に保守扉22の下端を手前に引くことで開くことができる。
筐体12−2の扉開口部17の右側には通報装置扉24が設けられ、ここに赤色表示灯26、発信機28、及び応答ランプ30を設けている。なお、通報装置扉24の内側には図2に示すように電話ジャック31を設けている。
赤色表示灯26は常時点灯し、消火栓装置10の設置場所が遠方から分かるようにしている。火災時には、発信機28を押してスイッチボタンをオンすると、発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ30を点灯するようにしている。
扉開口部17の左側には消火器扉32が設けられ、消火器扉32に対応した筐体12−2の内部を消火器収納空間とし、例えば2本の消火器を収納している。消火器扉32にはハンドル34が設けられ、ハンドル34を手前に引くとラッチが外れ、消火器扉32は左側を回転軸として前方に開くことができる。また、消火器扉34の下側には覗き窓35が設けられ、外部から消火器の収納状態の有無を確認できるようにしている。
図2は図1の実施形態について筐体12−1側の消火栓扉を外し、保守扉22は上向きに開いてステー27で支持した状態で内部構造を示した正面図である。なお、保守扉22は、消火栓装置の保守以外には通常閉じられており、消火作業時も閉められたままで消火栓扉18のみ開放される。
図2において、筐体12−1の左側にはホース収納空間36が形成され、右側にバルブ類収納空間38を形成している。ホース収納空間36には、その周囲を囲んでホース44を押えるホースバケット構造40が設けられている。
ホースバケット構造40は、横2本、縦2本のフレームの組み合わせており、扉開口部16の左右方向における略中央となる位置にホース取出口42を仕切り形成している。ホース取出口42の下側には張出ホースガイド46が設けられ、ホース44を左方向に引き出す際の急激な折れ曲がりを緩和して滑らかな引き出しを可能とする。
ホースバケット構造40及び筐体内壁で囲まれたホース収納空間36にはホース44が内巻きして収納されている。ここで、右側のバルブ類収納空間38の下部にはホース接続口48が配置されており、ホース接続口48にホース44の1次側を接続した後、ホース44をホース収納空間36に巻き込むことになるが、この場合のホース44の巻き込みは、扉開口部16から見て右巻きとなるように巻き込んでいる。
即ち、ホース接続口48に接続したホース44は、まず筐体12−1の下側内壁に沿うようにホース収納空間36方向に向かい、ホース収納空間36の下側から巻き込まれ、その後に、右回りに収納空間内に巻き込まれ、最後にノズルを装着したホース先端を扉開口部16の中央付近に形成されたホース取出口42から取り出している。
筐体12−1に設けたホース収納空間36の右側に配置したバルブ類収納空間38には、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口50からホース接続口48に至る配管系統に、給水弁52、消火栓弁54、自動調圧弁56、自動排水弁(図示せず)、及びメンテナンス装置58(図5参照)を設けている。このうち消火栓弁54の横には機器ボックス74が配置され、消火栓扉の内側に配置される消火栓弁開閉レバーにより遠隔的に消火栓弁54を開閉操作できるようにしている。なお、機器ボックス74の詳細は後の説明で明らかにする。
また給水弁52の手前にはポンプ起動スイッチ62が配置される。給水弁52及びポンプ起動スイッチ62は消防隊が消火時に操作する機器であり、消火栓扉18を開いても保守扉22により隠されており、消火栓装置を操作しようとするユーザに見せないことで、不要な混乱を起させないようにしている。
図3は、図1について内部構造を示した平面図である。図3において、筐体12−1、12−2は連結固定部15においてボルトにより固定されている。筐体12−1のホース収納空間36には平面から見て横L字形にホースバケット構造40が配置され、筐体内壁との間に形成したホース収納空間36にホース44を右巻きにより内巻き状態で収納している。また、消火器収納空間39には2本の消火器37が収納されている。
ホースバケット構造40の中に図2のように仕切り形成したホース取出口42の下側には、張出ホースガイド46が設けられており、張出ホースガイド46はその内側にホース44の外径に略相当する幅の張出スペースを確保している。勿論、張出ホースガイド46の張出し量は、消火栓扉18を閉鎖したときに当らない位置となるように前方に張り出しており、ホース1本が少なくとも入る幅を有するとよりよい。
ホースバケット構造40に設けた上部の横フレーム部材にはゴムブッシュなどのホース滑り止め部材66が装着されてホース収納空間36内でのホースの収納状態を維持する。
図4は図1の消火栓装置10における消火栓扉18を開いた状態を示した正面図である。図1の消火栓扉18に設けたハンドル20を手前に引いてロックを外すと、消火栓扉18は斜め下向きとなる位置に開放する。消火栓扉18の内側には操作ボックス72が配置され、前後に回動操作可能な消火栓弁開閉レバー64を設けている。消火栓弁開閉レバー64は図示の閉位置から手前下側の開位置に操作すると内蔵したロック機構によりロックされる。ロック解除は横に設けている解除ノブ96を引いて行う。
また消火栓扉18の内部左側のホルダー68にはホース先端に装着したノズル45が着脱自在に保持されている。
図5は、図4のバルブ収納空間側の内部構造と共に本発明における消火栓弁開閉レバーに設けたロック機構の第1実施形態を示した左側面図であり、消火栓扉18及び保守扉22を開いた状態で示している。
消火栓扉18は斜め下向きに開放し、扉内側に操作ボックス72を配置し、操作ボックス72に消火栓弁開閉レバー64を前後方向に回動自在に配置し、図示の奥行き方向に回動した位置を閉位置とし、64aで示す前方に回動した位置を開位置としている。
消火栓弁54の横に設けた機器ボックス74内には、弁側のカムプーリー76が消火栓弁54の弁軸に固定されており、カムプーリー76には2本のワイヤーチューブ80a,80b内を通して引き出したワイヤー78a,78bが掛け回され、固定部81a,81bによりカムプーリー76に固定している。
ワイヤー78a,78bは操作ボックス72内に設けた操作側のカムプーリー82と機器ボックス72内のカムプーリー76を連結し、フレキシブルな4リンク機構に相当するワイヤー4リンク機構を構成し、消火栓弁開閉レバー64を開位置に回動操作すると、カムプーリー82の回転がワイヤー78a,78bを介してカムプーリー76に伝達され、消火栓弁54が開いて消火用水をホース側に供給して放水することができる。
なお、消火栓弁54のレバー82を開位置に操作すると、図示しないポンプ起動スイッチがオンし、ホンプ制御盤にポンプ起動信号を送ってポンプを運転して加圧消火用水が供給される。
図6は図5の消火栓扉を取り出して消火栓弁開閉レバーのロック機構を示した説明図であり、図7にロック機構の詳細を拡大して示す。なお、図6(A)は左側面、図6(B)は正面、図6(C)は右側面であり、また図7(A)は操作ボックス内の正面拡大、図7(B)は操作内のボックスの右側面を示している。
操作ボックス72内には操作側のカムプーリー82が軸84により回動自在に支持され、軸84には消火栓弁開閉レバー64の下端が固定され、操作ボックス72の開口85から取り出されている。カムプーリー82には消火栓弁54側のカムプーリー76からのワイヤ78a,78bが巻き込まれ、固定部88a,88bで固定している。
カムプーリー82の左側の側面には円弧状のガイド溝84が形成され、ガイド溝84の一端にロック穴86を形成している。
カムプーリー82のガイド溝84及びロック穴86に相対した操作ボックス72の側面には図7(A)に示すようにケース92が固定され、ケース92の中にバネ94を介してロックピン90をプーリー82を押圧するように組込み、ロックピン90の外側はキャップ94を通して取り出され、そこに解除操作部を構成する解除ノブ96を取り付けている。
ロックピン90は図示の消火栓弁開閉レバー64の閉位置でガイド溝96の一端に先端を当接しており、消火栓弁開閉レバー64を開位置に操作すると、カムプーリー82の回転でロック穴86がロックピン90に相対する位置に回転した時、バネ94による押圧を受けてロック穴86にロックピン90が嵌合し、消火栓弁開閉レバー64を開位置に保持する。
消火栓弁開閉レバー64を64aで示す開位置に操作した状態で、筐体12−1からホース44を例えば右側に引き出した時、ホース44が消火栓弁開閉レバー64に当たるが、消火栓弁開閉レバー64は開位置でロックされており、このためホースの当たりによる閉位置への戻りを確実に防止できる。
開位置にロックされた消火栓弁開閉レバー64のロック解除は、操作ボックス72の左側に設けている解除ノブ96をバネ94に抗して外部に引くことで、ロックピン90がロック穴90から抜け出してロックが解除され、消火栓弁開閉レバー64を元の閉位置に戻す操作ができる。
図8は本発明の消火栓弁開閉レバーに設けたロック機構の第2実施形態を示した説明図であり、図8(A)にレバー閉位置を示し、図8(B)にレバー開位置を示している。
操作ボックス72内には操作側のカムプーリー82が軸84により回動自在に支持され、軸84には消火栓弁開閉レバー64の下端が固定され、操作ボックス72の開口105から取り出されている。カムプーリー82には図5に示した消火栓弁54側のカムプーリー76からのワイヤ7―8a,78bが巻き込まれ、固定部88a,88bで固定している。
消火栓弁開閉レバー64の途中には軸100によりロックレバー98の一端が軸支され、ロックレバー98の他端はフリー状態としている。軸100の部分にはバネ102が装着され、ロックレバー98のフリー端を消火栓扉18の内面側に押圧している。
ロックレバー98の扉面側にはロック溝104が形成される。ロック溝104に対しては固定側となる操作ボックス72側にロックピン106が横向きに固定される。
図8(A)の消火栓弁開閉レバー64の閉位置から手前に回動操作することで図8(B)に64aとして示す開位置に操作すると、この消火栓弁開閉レバー64の操作に伴いロックレバー98が前方に移動してロック溝104がロックピン106に嵌合してロックする。
このため消火栓弁開閉レバー64を開位置に操作した状態で、筐体12−1からホース44を例えば右側に引き出した時、ホース44が消火栓弁開閉レバー64に当たるが、消火栓弁開閉レバー64は開位置でロックされており、このためホースの当たりによる閉位置への戻りを確実に防止できる。
開位置にロックされた消火栓弁開閉レバー64のロック解除は、操作ボックス72の上部に設けている解除ノブ110を外して引くと、ワイヤで連結されたロックレバー98が上方に引かれ、ロック溝104をロックピン106から外すことでロックが解除され、消火栓弁開閉レバー64を元の閉位置に戻す操作ができる。
図9は本発明の消火栓弁開閉レバーに設けたロック機構の第3実施形態を示した説明図であり、図9(A)にレバー閉位置を示し、図9(B)にレバー開位置を示している。
操作ボックス72内には操作側のカムプーリー82が軸84により回動自在に支持され、軸84には消火栓弁開閉レバー64の下端が固定され、操作ボックス72の開口125から取り出されている。カムプーリー82には図5に示した消火栓弁54側のカムプーリー76からのワイヤー78a,78bが巻き込まれ、固定部88a,88bで固定している。
消火栓弁開閉レバー64の途中にはロックボール112がレバーに直交して開位置で下向きとなる方向に支持されている。消火栓弁開閉レバー64を開位置に操作した時にロックボール112に相対する位置にロックカム114を設けている。
ロックカム114は固定部120に軸116により回動自在に支持され、バネ118により左回りに付勢され、固定部材120から横に切り起したストッパ部121に当接し、この位置で斜め上向となるロック溝115を形成している。
またロックカム114の下部横方向には解除レバー部122が屈曲形成され、解除レバー部122は操作ボックス72の横に形成した開口124から取り出され、外部から操作可能としている。
図9(A)に示すように、消火栓弁開閉レバー64を図示の閉位置から矢印で示すように開位置に操作すると、消火栓弁開閉レバー64の途中に支持しているロックボール112がロックカム114のロック溝115に入り込み、図9(B)に示す開位置でロック溝115の中にロックボール112が係止され、消火栓弁開閉レバー64をロックする。
このため消火栓弁開閉レバー64を開位置に操作した状態で、筐体12−1からホース44を例えば右側に引き出した時、ホース44が消火栓弁開閉レバー64に当たるが、消火栓弁開閉レバー64は開位置でロックされており、このためホースの当たりによる閉位置への戻りを確実に防止できる。
開位置にロックされた消火栓弁開閉レバー64のロック解除は、操作ボックス72の横に設けた開口124から外部に突出している解除レバー部122を下向きに押すと、ロックカム114が下向きに回動してロック溝124がロックボール112から引き外されてロックが解除され、消火栓弁開閉レバー64を元の閉位置に戻す操作ができる。
なお、上記の実施形態は斜め下向きに開放する消火栓扉の内側に消火栓弁開閉レバーを設けた場合を例にとっているが、図11及び図12に示した従来例と同様、消火栓扉を水平位置に開放する構造の消火栓装置についても、そのまま適用することができる。
また上記の実施形態は箱形構造をもつ操作ボックスに消火栓弁開閉レバーを設けた場合を例にとっているが、操作ボックスの代りに、カムプーリーの外側を覆うようなカバーを設けた場合についても、そのまま適用できる。
また図4に示したように、ノズル45を消火栓扉18の内側のホルダーに装着しているが、ホースバケット構造40における右側のプレートの部分にホルダーを設け、ここに横向きにノズル45を配置しても良い。
また、上記の実施形態にあっては、筐体を消火栓側と消火器側とに分割した場合を例にとっているが、一体型の筐体構造についても、同様に上記の実施形態のホース取出口を扉開口部の略中央に配置したホースバケット構造を適用することができる。
また、ホース収納空間36とバルブ収納空間38は逆に配置されても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:消火栓装置
12−1,12−2:筐体
18:消火栓扉
64:消火栓弁開閉レバー
65:ハンドル
76,82:カムプーリー
78a,78b:ワイヤー
80a,80b:ワイヤーチューブ
88:ロック穴
90,106:ロックピン
94,102,118:バネ
96:解除ノブ
98:ロックレバー
104:ロック溝
112:ロックボール
114:ロックカム
115:カム溝
122:解除レバー部

Claims (4)

  1. 筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、前記筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作機構により開閉する消火栓弁開閉レバーを設け、前記消火栓扉を開いてノズル付きホースを引き出して放水する消火栓装置に於いて、
    前記消火栓弁開閉レバーにより前記消火栓弁を開位置に操作した時に、前記消火栓弁開閉レバーを開位置に保持するロック機構を設けたことを特徴とする消火栓装置。
  2. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
    前記遠隔操作機構は、
    前記消火栓弁開閉レバーにより閉位置と開位置の間で回動操作される操作側カムプーリーと、
    前記消火栓弁の軸部に装着された弁側カムプーリーと、
    前記操作側カムプーリーの操作回転を前記弁側カムプーリーに伝達して前記消火栓弁を開閉させるワイヤーと、
    を備え、
    前記ロック機構は、
    前記操作側カムプーリーの側面に形成したロック穴と、
    前記操作側カムプーリーを開位置に操作した時に相対する前記ロック穴に嵌合して前記消火栓弁開閉レバーの閉位置への戻りを阻止するロックピンと、
    前記ロックピンを嵌合方向へ付勢するバネ部材と、
    前記ロック穴に嵌合したロックピンを引き出し操作してロックを解除する解除操作部と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
  3. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
    前記ロック機構は、
    前記消火栓弁開閉レバーの途中に一端を軸支すると共に他端をフリー状態としたロックレバーと、
    前記ロックレバーのフリー端を前記消火栓扉の内面側に押圧するバネ部材と、
    前記ロックレバーの扉面側に形成したロック溝と、
    前記消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時に前記ロックレバーに形成したロック溝の嵌合を受けて前記消火栓弁開閉レバーの開位置への戻りを阻止するロックピンと、
    前記消火栓弁開閉レバーの開位置で前記ロックピンにロック溝が嵌合した前記ロックレバーを引き外し方向に操作してロックを解除する解除操作部と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
  4. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
    前記ロック機構は、
    前記消火栓弁開閉レバーの途中に設けられ、前記消火栓扉の内面側に向けて支持されたロックボールと、
    前記消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時に前記ロックボールを係止して前記消火栓弁開閉レバーの開位置への戻りを阻止する回動自在なロックカムと、
    前記ロックカムを前記ロックボールの係止方向に付勢するバネ部材と、
    前記消火栓弁開閉レバーの開位置で前記ロックボールを係止したロックカムを引き外し方向に操作してロックを解除する解除操作部と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
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