JPH10317801A - 吊下げ式スライド扉 - Google Patents

吊下げ式スライド扉

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JPH10317801A
JPH10317801A JP17536897A JP17536897A JPH10317801A JP H10317801 A JPH10317801 A JP H10317801A JP 17536897 A JP17536897 A JP 17536897A JP 17536897 A JP17536897 A JP 17536897A JP H10317801 A JPH10317801 A JP H10317801A
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JP
Japan
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supported
door
support
pulley
slide door
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JP17536897A
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English (en)
Inventor
Michiharu Eguchi
道治 江口
Hideyuki Takaku
秀之 高久
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Sun Wave Corp
Original Assignee
Sun Wave Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて軽い操作力でも容易に開閉され、滑車
間の支持間隔が短くても力の作用点間の距離が拡大され
て安定した支持力を得ることができる吊下げ式スライド
扉を提供する。 【解決手段】 先端が下方に傾斜する同一支持軸10に
夫々回転自在に支持された2つの滑車の一方の主滑車7
が上部ガイドの主軌道5aに支持されて両サイド扉3
a、3bの自重を支持し、他方の補助滑車8が他方の補
助軌道5bに支持され両サイド扉3a、3bの揺動する
モーメントの反力を支持するようになっているので、両
サイド扉3a、3bの上端にオフセットして取付けられ
た相方の滑車7、8間の支持間隔S1が短くしても力の
作用点間の水平距離S2が拡大され、安定した支持力を
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊下げ式スライド
扉であって、特に互いに引き違いスライド可能に支持さ
れるスライド扉の滑車の支持構造を改良した吊下げ式ス
ライド扉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より開閉口を開閉する扉として使用
される引き違いのスライド扉は、2枚、もしくは3枚組
合せた構造のものが一般的に使用されている。
【0003】このような引き違いの扉は、開閉口に複数
の扉を組合わせて使用する場合は、扉の枚数を多くすれ
ば開閉口を広く開口することができるが、開閉する際に
操作する人の移動範囲が広くなり操作性が悪くなる。
【0004】操作性を改善するために、このような複数
枚のスライド扉に凸形の取っ手が取付けられる場合は、
開放時に凸形取っ手が各扉の端部に当るため各スライド
扉の開放領域が制約されて開閉口全部を開放することが
できなくなり、また、凹形取っ手が取付けられる場合
は、重なり合う扉との干渉は無いが、各スライド扉を全
部開放することによって互いに重なり合うため、凹形取
っ手が内部に入り込み、スライド扉を閉じる際に引き出
し操作が困難となる問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
開閉口の上下に取付けられたガイドの同一軌道上に移動
可能に支持される幅狭の一対のサイド扉と、前記ガイド
の他方の軌道に支持され、閉鎖時には前記両サイド扉の
中央に位置する幅広のセンタ扉とを有し、前記サイド扉
が前記センタ扉の移動量1に対し2倍の移動量で連動し
て移動することができる連動機構の開発を進めて完成に
至り、特願平8−299352号を出願した
【0006】この開発によって、スライド扉を開閉する
人の移動範囲が少なく、極めて簡単な操作で開閉操作を
行なうことが可能になったのである。
【0007】さらに、本出願人は開発を進め、更に軽い
操作力でもスライド扉を開閉できるようにするためにス
ライド扉の上端を少なくとも2つの滑車で支持する点、
および2つの滑車を同軸上に互いに接近させて取付けた
場合でも支持軸を傾斜させることにより相互に作用する
力の作用点間の距離が拡大される点に着目し、スライド
扉の滑車の支持構造を改良した吊下げ式スライド扉の完
成に至った。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、極めて軽い操作力でも容易に開
閉され、滑車間の支持間隔が短くても力の作用点間の距
離が拡大されて安定した支持力を得ることができる吊下
げ式スライド扉を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉口の上下
に配設されたガイドに引き違いスライド可能に支持され
る吊下げ式スライド扉であって、前記スライド扉上端の
内側にオフセットして取付けられ、スライド扉から遠ざ
かる側が下方に傾斜する支持軸上に夫々回転自在に支持
される少なくとも2つの滑車と、該各滑車を転動可能に
支持すべく前記開閉口の上端に取付けられ少なくとも2
つの軌道を有する上部ガイドとから成り、前記各滑車
は、前記支持軸のスライド扉側にあって上部ガイドの一
方の軌道に支持され前記スライド扉の自重を支持する主
滑車と、前記上部ガイドの他方の軌道に支持され前記主
滑車を支点として前記スライド扉の下端が内側に揺動す
るモーメントの反力を支持する補助滑車とで構成されて
いることを特徴としている。この特徴によれば、先端が
下方に傾斜する同一支持軸上に夫々回転自在に支持され
た2つの滑車の一方の主滑車が上部ガイドの一方の軌道
に支持されてスライド扉の自重を支持し、他方の補助滑
車が他方の軌道に支持されスライド扉の揺動するモーメ
ントの反力を支持するようになっているので、スライド
扉の上端にオフセットして取付けられた相方の滑車間の
支持間隔が短くしても力の作用点間の水平距離が拡大さ
れ、安定した支持力を得ることができる。
【0010】本発明の吊下げ式スライド扉は、前記下部
ガイドの軌道上には、一方のスライド扉が移動可能に支
持され、他方のスライド扉の各滑車は、スライド扉の上
端に高さ調整手段を介して高さ調整可能に支持されれば
好適である。これによれば、互いに引き違いスライド可
能に支持される両スライド扉の一方のスライド扉が上部
ガイドの軌道上に高さ調整可能な各滑車を介して支持さ
れているので、下部ガイドに支持された他方のスライド
扉との間に高さの誤差が生じた際は、相互に干渉しない
間隔に調整することができる。
【0011】本発明の吊下げ式スライド扉は、前記上部
ガイドの他方の軌道は、前記補助滑車の上端を支持すべ
く少なくとも前記傾斜支持軸の延在する方向に下向きに
傾斜した面で形成されば好適である。これによれば、上
部ガイドの他方の軌道に支持されて主滑車を支点として
スライド扉下端の内側への揺動によって揺動される際に
補助滑車に作用するモーメントの反力が下向きに傾斜し
た面の軌道で支持されるので、この反力の作用点におけ
る水平分力が両滑車の水平方向内部への移動を打ち消す
方向に作用し、両スライド扉の内側への移動を拘束する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基
づいて本発明を説明する。本発明の組合せスライド扉の
一実施形態につき説明する。
【0013】図1は、吊下げ式スライド扉を内側から視
た該スライド扉の分解組立斜視図、図2の(a)は組立
られた3枚の吊下げ式スライド扉の側面図、(b)はス
ライド扉上端に設けた各滑車の取付け高さを調整する高
さ調整手段の拡大断面図である。
【0014】図1および2に示されるように、吊下げ式
スライド扉1は、3枚のスライド扉の組合せから成り、
これらスライド扉1は、2枚の幅狭のサイド扉3a、3
bと1枚の幅広のセンタ扉4で構成されていて、開閉口
2が閉じられた状態ではこれらサイド扉3a、3bは、
センタ扉4の両側に配設されるようになっている。
【0015】開閉口2の上端には上部ガイド5が取付け
られ、開閉口2の下端には下部ガイド6が互いに平行に
取付けられている。
【0016】さらに詳しくは、上部ガイド5は、図2の
(a)に示されるように水平に突出した下部水平面の上
面に形成された凹溝が主軌道5aとして構成され、その
上部に開口側より下方に傾斜した底面が補助軌道5bと
して構成される。
【0017】さらに上部ガイド5の下部水平面先端は、
下方に垂直に折曲されており、その内側が後述するセン
タ扉4の上端の揺動を規制する垂直軌道5cとして構成
される。
【0018】一方、下部ガイド6は、水平に突出した面
上に形成された凹溝が主軌道6aとして構成され、水平
面の底面には幅方向に一対の垂直な壁面6b、6cが平
行に形成され、これら対向する壁面6b、6cにより垂
直軌道6dが構成される。
【0019】両サイド扉3a、3bの上端には、幅方向
両側に少なくとも2個の滑車を1組とする滑車が2組配
設されており、これら滑車は、該サイド扉3a、3bの
内側(開閉口側)にオフセットされて支持されている。
【0020】そして、これらの滑車7、8は先端が下方
に傾斜した傾斜軸10上に夫々独立して回転可能に支持
され、これらの滑車7、8は、両サイド扉3a、3bの
上端に調整手段により高さが調整可能に取付けられてい
る。
【0021】詳しくは、両サイド扉3a、3bの上端に
は、L字形のブラケット11が横向きに取付けられ、該
ブラケット11の水平面底面には断面コ字形のサポート
12が調整手段としての一対の調整ねじ13により取付
けられており、相互の間隔(D)が調整可能となってい
る。
【0022】サポート12の側面には先端(両サイド扉
3a、3bから遠ざかる側)が下方に傾斜した傾斜軸1
0が開閉口2に向けて突出しており、該傾斜軸10に
は、大径の主滑車7と小径の補助滑車8が近接して配設
され、それぞれ独自に回転可能に軸支されている。
【0023】大径の主滑車7は、上部ガイド5の主軌道
5aの凹溝に案内されて転動可能に支持され、補助滑車
8は開口側より底面が下方に傾斜した補助軌道5bに転
動可能に当接している。
【0024】両サイド扉3a、3bの下端には、L字形
のブラケット14が取付けられ、該ブラケット14先端
の水平面上には補助滑車9が回転自在に軸支されてい
る。
【0025】補助滑車9は、垂直軌道6dの両垂直壁面
6b、6c間に内装されて開口部2側の垂直壁面6bに
転動可能に当接している。
【0026】次に、センタ扉4は、図1に示されるよう
に、上端に断面L字形に形成されたブラケット15が全
長に亘って取付けられ、該ブラケット15の長手方向両
側には一対のプーリー16a、16bが回転自在に軸支
されており、該一対のプーリー16a、16bには無端
ベルト17が掛止されている。
【0027】両サイド扉3a、3bの上端に取付けられ
るサポート12の端部には、夫々センタ扉4側に向けて
アーム20、20が長手方向に延設され、該アーム2
0、20の先端に設けられた取付け部21、21によ
り、前述した無端ベルト17の上部および下部が固定さ
れている。
【0028】センタ扉4の上端に取付けられるブラケッ
ト15の両側下端より突出する一対の水平面15a、1
5b上には、夫々補助滑車18が回転自在に軸支され、
補助滑車18は上部ガイド5下方の垂直軌道5cに夫々
転動可能に当接している。
【0029】センタ扉4下端の両側には、上方に立ち上
った一対のブラケット22、22が取付けられており、
該ブラケット22、22の上端には主滑車23、23が
回転自在に軸支されている。
【0030】このようにしてセンタ扉4は、下端両側に
配設された一対の主滑車23、23が下部ガイド6の主
軌道6aに支持され、両サイド扉3a、3bは、上端両
側にオフセットされて配設された主滑車7および補助滑
車8からなる2組の滑車により上部ガイド5の各軌道5
a、5bに夫々支持される。
【0031】次に吊下げ式スライド扉の作用につき説明
する。図3は吊下げ式スライド扉の作用の説明図であ
る。先ず、3枚の吊下げ式スライド扉の開閉操作につき
説明する。
【0032】図1の状態は、3枚の吊下げ式スライド扉
が閉じた状態を示し、この状態から、例えば一方のサイ
ド扉3a(左側)を開くために該サイド扉3aをセンタ
扉4側に移動すると、両サイド扉3aとセンタ扉4は無
端ベルト17を介して接続されているので、これら全て
のスライド扉は連動して移動させることができる。
【0033】しかし、反対側のサイド扉3b(右側)
は、開閉口2の側壁に当接して移動不能となっているた
め、センタ扉4のみが連動して移動し、このセンタ扉4
はサイド扉3aの1/2移動量で移動されるようになっ
ている。
【0034】ここで、センタ扉4の横幅は各サイド扉3
a、3bの横幅の2倍の幅を有している。従って、一方
のサイド扉3aを他方のサイド扉3aに当接するまで移
動すると、センタ扉4も同時に開閉口2の側壁に当接す
るまで移動して両サイド扉3a、3bとセンタ扉4が前
後に重なる状態で開閉口2の半分が開放される。
【0035】尚、反対側のサイド扉3bを開放する場合
は、前述した操作と同様な操作を行なうことにより相互
のスライド扉を連動させつつ移動することができる。
【0036】次に、両サイド扉3a、3bを支持してい
る2組の主滑車7および補助滑車8の作用つき説明す
る。ここでは、一方のサイド扉3aの1組の滑車につい
て説明する。
【0037】すなわち、図3に示されるように、主滑車
7を中心として考えると、該主滑車7のオフセットされ
た外側端部01にはサイド扉3aの重量w1が垂直下方
に作用し、主滑車7と同一傾斜軸10の外側端部02に
取付けられている補助滑車8には主滑車7の作用点P1
を支点としてサイド扉3aの下端を内側に揺動させるモ
ーメントの反力Rが垂直上方に作用する。従って、この
主滑車7にはサイド扉3aの重量w1と反力Rの和Wが
作用する。
【0038】この場合、主滑車7と補助滑車8は、傾斜
軸10上に互いに接近した間隔S1をもって支持されて
いる。
【0039】ところで傾斜軸10は、サポート12の側
面に先端が下方に傾斜(角度α1)しているため、主滑
車7と補助滑車8が主軌道5aおよび補助軌道5bに夫
々当接する作用点P1、P2間の水平距離S2は、傾斜
軸10上に互いに近接して配設される間隔S1より大幅
に離間する。
【0040】このように、先端が下方に傾斜する同一支
持軸上に夫々回転自在に支持された一方の主滑車7が上
部ガイド5の主軌道5aに支持される作用点P1と、他
方の補助滑車8が補助軌道5bに支持される作用点P2
との水平距離S2が拡大されるので、オフセットされた
傾斜軸上で支持される滑車間の支持間隔S1が短くして
も両サイド扉3a、3bを安定した状態で支持すること
ができる。
【0041】また、補助滑車8が主滑車7と同一軸線上
に支持されているので、滑車の支持構造を単純化するこ
とができる。
【0042】更に、両サイド扉3a、3b上端より内側
にオフセットして取付けられた傾斜軸10上の主滑車7
を支点とする揺動モーメントは、同軸上に近接して支持
される補助滑車8に反作用として作用し、この反力は補
助滑車8の上端を支持する補助軌道5bにより支持され
るので、主滑車7両側のバランスをとることができ、両
サイド扉3a、3bを片持ち状態で支持することができ
る。
【0043】また、補助滑車8上端の反力を受ける補助
軌道5bは下方に傾斜しているので、作用点P2におけ
る水平分力が開閉口2側へ作用する水平分力を打ち消し
て両滑車の内側への移動が規制され、両サイド扉3a、
3bが開閉口2側への移動するのを拘束することができ
る。
【0044】次に、両サイド扉3a、3b支持する2つ
の滑車7、8の取付け高さを調整する高さ調整手段の調
整方法につき図2の(b)を基に説明する。
【0045】前述したように、両サイド扉3a、3b
は、上部ガイド5に滑車7、8を介して吊下げ支持さ
れ、センタ扉4は、下部ガイド6上に滑車23を介して
夫々自重が支持されるようになっている。
【0046】このように、両サイド扉3a、3bとセン
タ扉4は、これらを支持するレールが開閉口2の上部お
よび下部に取付けられているので、夫々支持基準が異な
るため開口部2の高さ寸法に誤差が生じたり、上部ガイ
ド5と下部ガイド6の高さ方向の取付け位置や、滑車を
取付ける部材の取付け高さに誤差が生じた場合、上下に
個別に支持されるセンタ扉4と両サイド扉3a、3bと
の相対的な高さ位置に誤差が生ずる。
【0047】従って、両サイド扉3a、3bとセンタ扉
4の滑車を支持する各ブラケットどうしが干渉したり、
滑車が上下のガイドから外れ易くなる問題を有すること
となる。
【0048】そこで、本発明の吊下げ式スライド扉では
2つの滑車7、8を支持しているサポート12を調整手
段としての一対の調整ねじ13によりブラケット11の
水平面底部に取付けることにより、ブラケット11の水
平面底部とサポート12上面との間隙Dを調整出来るよ
うに構成した。
【0049】すなわち、調整ねじ13は、ねじ軸に段付
き部が形成されていて、その先端には例えばレンチが係
合可能な六角穴の溝で構成された係合部13aが形成さ
れている。
【0050】この調整ねじ13は、ねじ軸の先端をサポ
ート12の貫通穴12aを下から貫通させてこれをブラ
ケット11の水平面に形成されたねじ穴11aに螺合
し、レンチを係合部13aに係合させて廻すことにより
サポート12を調整ねじ13の頭部に係止して上方に引
き上げることができる。
【0051】また、ねじ軸先端の段付部にナットNを螺
着することにより、調整ねじ13を回してサポート12
を下方に引き下げる過程で、螺着されたナットNがブラ
ケット11の水平面上に当接して下方への移動範囲が規
制され、下げ過ぎによる干渉を防止している。
【0052】このように、互いに引き違いスライド可能
に支持されるスライド扉の内一方の両サイド扉3a、3
bが上部ガイドの軌道5a、5b上に高さ調整手段によ
り高さが調整可能な各滑車7、8を介して支持されてい
るので、下部ガイド6に支持された他方のセンタ扉4と
の間で高さの誤差が生じた際は、相互に干渉しない間隔
に調整することができる。
【0053】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。例えばセンタ扉が
下部ガイドにより支持される構成例につき説明したが、
別の上部ガイドにより支持する構成にすることも可能で
ある。
【0054】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0055】(a)請求項1の発明によれば、先端が下
方に傾斜する同一支持軸上に夫々回転自在に支持された
2つの滑車の一方の主滑車が上部ガイドの一方の軌道に
支持されてスライド扉の自重を支持し、他方の補助滑車
が他方の軌道に支持されスライド扉の揺動するモーメン
トの反力を支持するようになっているので、スライド扉
の上端にオフセットして取付けられた相方の滑車間の支
持間隔が短くしても力の作用点間の水平距離が拡大さ
れ、安定した支持力を得ることができる。
【0056】(b)請求項2の発明によれば、互いに引
き違いスライド可能に支持される両スライド扉の一方の
スライド扉が上部ガイドの軌道上に高さ調整可能な各滑
車を介して支持されているので、下部ガイドに支持され
た他方のスライド扉との間に高さの誤差が生じた際は、
相互に干渉しない間隔に調整することができる。
【0057】(c)請求項3の発明によれば、上部ガイ
ドの他方の軌道に支持されて主滑車を支点としてスライ
ド扉下端の内側への揺動によって揺動される際に補助滑
車に作用するモーメントの反力が下向きに傾斜した面の
軌道で支持されるので、この反力の作用点における水平
分力が両滑車の水平方向内部への移動を打ち消す方向に
作用し、両スライド扉の内側への移動を拘束することが
できる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1施形態を示す吊下げ式スライド扉
を内側から視た該スライド扉の分解組立斜視図である。
【図2】(a)は組立られた3枚の吊下げ式スライド扉
の側面図、(b)はスライド扉上端に設けた各滑車の取
付け高さを調整する高さ調整手段の拡大断面図である。
【図3】本発明の吊下げ式スライド扉の作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1 吊下げ式スライド扉 2 開閉口 3a、3b サイド扉 4 センタ扉 5 上部ガイド 5a 主軌道 5b 補助軌道 5c 垂直軌道 6 下部ガイド 6a 主軌道 6b、c 垂直壁面 6d 垂直軌道 7 主滑車 8、9、18 補助滑車 10 傾斜軸 11 ブラケトット 11a ねじ穴 12 サポート 12a 貫通穴 13 調整ねじ 13a 係合部 14 ブラケット 15a、15b 水平面 16a、16b プーリー 17 無端ベルト 20 アーム 21 取付け部 22 ブラケット 23 主滑車 N ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉口の上下に配設されたガイドに引き
    違いスライド可能に支持される吊下げ式スライド扉であ
    って、 前記スライド扉上端の内側にオフセットして取付けら
    れ、スライド扉から遠ざかる側が下方に傾斜した支持軸
    上に夫々回転自在に支持される少なくとも2つの滑車
    と、該各滑車を転動可能に支持すべく前記開閉口の上端
    に取付けられ少なくとも2つの軌道を有する上部ガイド
    とから成り、 前記各滑車は、前記支持軸のスライド扉側にあって上部
    ガイドの一方の軌道に支持され前記スライド扉の自重を
    支持する主滑車と、前記上部ガイドの他方の軌道に支持
    され前記主滑車を支点として前記スライド扉の下端が内
    側に揺動するモーメントの反力を支持する補助滑車とで
    構成されていることを特徴とする吊下げ式スライド扉。
  2. 【請求項2】 前記下部ガイドの軌道上には、一方のス
    ライド扉が移動可能に支持され、他方のスライド扉の各
    滑車は、スライド扉の上端に高さ調整手段を介して高さ
    調整可能に支持されて成る請求項1に記載の吊下げ式ス
    ライド扉。
  3. 【請求項3】 前記上部ガイドの他方の軌道は、前記補
    助滑車の上端を支持すべく少なくとも前記傾斜支持軸の
    延在する方向に下向きに傾斜した面で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の吊下げ式スライド扉。
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