JPH0331398Y2 - - Google Patents
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- JPH0331398Y2 JPH0331398Y2 JP19975786U JP19975786U JPH0331398Y2 JP H0331398 Y2 JPH0331398 Y2 JP H0331398Y2 JP 19975786 U JP19975786 U JP 19975786U JP 19975786 U JP19975786 U JP 19975786U JP H0331398 Y2 JPH0331398 Y2 JP H0331398Y2
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- JP
- Japan
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- opening
- air
- air outlet
- damper
- processing chamber
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Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 21
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 8
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 15
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、処理室前面の開口部に開閉自在に設
けた前面扉の開閉動作に応動じてダンパーを作動
させエアーカーテン用送風口からの送風と側部送
風口からの送風の切替を確実になすことのできる
ドラフトチヤンバーに関する。
けた前面扉の開閉動作に応動じてダンパーを作動
させエアーカーテン用送風口からの送風と側部送
風口からの送風の切替を確実になすことのできる
ドラフトチヤンバーに関する。
従来、ドラフトチヤンバーの処理室へ直接外気
を送入したり、又、処理室開口部の前面にエアー
カーテンを設けることで処理室内から臭気や有毒
ガス等が室内へもれないようにしたものとして特
公昭43−1718号で示される自動給気式ドラフトチ
ヤンバーや実公昭47−36855号で示されるドラフ
トチヤンバーがある。
を送入したり、又、処理室開口部の前面にエアー
カーテンを設けることで処理室内から臭気や有毒
ガス等が室内へもれないようにしたものとして特
公昭43−1718号で示される自動給気式ドラフトチ
ヤンバーや実公昭47−36855号で示されるドラフ
トチヤンバーがある。
前者のドラフトチヤンバーは、扉の開放動作即
ち上動によりエアーカーテン用噴気口を開閉する
操作杆を引張りバネの引張り力に抗して押し上
げ、もつてエアーカーテン用の噴気口の開閉扉を
開放し且つ処理室へ通じる通気口を閉止せんとす
るものであり、又扉の閉止動作により引張りバネ
の引張り力で操作杆を復帰させ、開閉扉を閉止さ
せるものである。
ち上動によりエアーカーテン用噴気口を開閉する
操作杆を引張りバネの引張り力に抗して押し上
げ、もつてエアーカーテン用の噴気口の開閉扉を
開放し且つ処理室へ通じる通気口を閉止せんとす
るものであり、又扉の閉止動作により引張りバネ
の引張り力で操作杆を復帰させ、開閉扉を閉止さ
せるものである。
しかしこのドラフトチヤンバーでは、引張りバ
ネの引張力が弱まつてきたときには、噴気口を開
閉扉で確実に閉止しえないという問題点が発生し
うるうえに、処理室に通じる開閉扉上方の通気口
が大きい為、該通気口とエアーカーテン用噴気口
の切替が迅速になしえないという問題点を有して
いる。
ネの引張力が弱まつてきたときには、噴気口を開
閉扉で確実に閉止しえないという問題点が発生し
うるうえに、処理室に通じる開閉扉上方の通気口
が大きい為、該通気口とエアーカーテン用噴気口
の切替が迅速になしえないという問題点を有して
いる。
後者のドラフトチヤンバーは、扉の開閉動作に
応動してリンク機構で第一通風路と第二通風路の
分岐点にダンパーを水平位置と垂直位置の間を開
閉してなるものであるが、リンク機構の伝動動作
が部品製作上の精度が悪いことから又は使用途上
回転軸部の摩耗等によつて正確になされないとき
には、各通風路への切替が確実でなくなるという
問題点が発生する。本考案は、従来のこのような
問題点を解決したドラフトチヤンバーを提供する
にある。
応動してリンク機構で第一通風路と第二通風路の
分岐点にダンパーを水平位置と垂直位置の間を開
閉してなるものであるが、リンク機構の伝動動作
が部品製作上の精度が悪いことから又は使用途上
回転軸部の摩耗等によつて正確になされないとき
には、各通風路への切替が確実でなくなるという
問題点が発生する。本考案は、従来のこのような
問題点を解決したドラフトチヤンバーを提供する
にある。
前記本考案の目的を達成する為に、本考案は前
面を開口部とした処理室を有するドラフトチヤン
バー本体と、 前記処理室から外部へ排気しうるべく設けた排
気装置と、 前記開口部を開閉できる前面扉と、 前記開口部の前面上方に送風路を設けるととも
に開口部の上縁横方向全域にわたつてエアーカー
テン用送風口を前記送風路の下端に設け、且つ処
理室へ通ずる側部送風口を前記送風路の側部に設
け、前記各送風口の上部送風路内に送風機を設け
てなる送風手段と、 前記エアーカーテン用下端送風口と側部送風口
間で回動することにより各送風口を開閉しうる位
置にダンパーを蝶着し、送風路内に位置する側部
送風口の前端を上部が下部よりも前方へ突出した
形状の傾斜前端部とし且つダンパーに操作条の一
端を湖底し他端を側部送風口上位の開口から導出
して一端を前面扉に他端を扉前位の壁面に回動可
能でかつ一方の回動点は杆長さ方向へ変位可能に
取付けたロツドの適所に固定して連結してなる送
風口切替装置と、 よりなるドラフトチヤンバーを提供するにある。
面を開口部とした処理室を有するドラフトチヤン
バー本体と、 前記処理室から外部へ排気しうるべく設けた排
気装置と、 前記開口部を開閉できる前面扉と、 前記開口部の前面上方に送風路を設けるととも
に開口部の上縁横方向全域にわたつてエアーカー
テン用送風口を前記送風路の下端に設け、且つ処
理室へ通ずる側部送風口を前記送風路の側部に設
け、前記各送風口の上部送風路内に送風機を設け
てなる送風手段と、 前記エアーカーテン用下端送風口と側部送風口
間で回動することにより各送風口を開閉しうる位
置にダンパーを蝶着し、送風路内に位置する側部
送風口の前端を上部が下部よりも前方へ突出した
形状の傾斜前端部とし且つダンパーに操作条の一
端を湖底し他端を側部送風口上位の開口から導出
して一端を前面扉に他端を扉前位の壁面に回動可
能でかつ一方の回動点は杆長さ方向へ変位可能に
取付けたロツドの適所に固定して連結してなる送
風口切替装置と、 よりなるドラフトチヤンバーを提供するにある。
本考案は以上の如き構成であるので、処理室開
口部の前面扉を上動して開口部を開放すればロツ
ドを介して操作条が上方へ引張られ、これに連結
されてなるダンパーがエアーカーテン用下端送風
口から立起してこれを開放するとともに、側部送
風口の傾斜前端部に当接してこれを閉止するもの
である。又、前面扉を下降させて開口部を閉止す
れば、ダンパーに対する操作条の引張りが解除さ
れるうえに傾斜前端部の上部が下部よりも送風路
内に位置し前かがみ状となつた傾斜状態であるの
で該部分で支持されたダンパーはその自重により
傾斜方向である送風路の下端送風口上に倒伏し、
これを閉止する。このようなダンパーによる送風
口の切替により送風路内の送風方向が自動的に切
替えられ、処理室開口部前にエアーカーテンを作
つたり又は直接、処理室へ送風したりすることを
可能とするものである。
口部の前面扉を上動して開口部を開放すればロツ
ドを介して操作条が上方へ引張られ、これに連結
されてなるダンパーがエアーカーテン用下端送風
口から立起してこれを開放するとともに、側部送
風口の傾斜前端部に当接してこれを閉止するもの
である。又、前面扉を下降させて開口部を閉止す
れば、ダンパーに対する操作条の引張りが解除さ
れるうえに傾斜前端部の上部が下部よりも送風路
内に位置し前かがみ状となつた傾斜状態であるの
で該部分で支持されたダンパーはその自重により
傾斜方向である送風路の下端送風口上に倒伏し、
これを閉止する。このようなダンパーによる送風
口の切替により送風路内の送風方向が自動的に切
替えられ、処理室開口部前にエアーカーテンを作
つたり又は直接、処理室へ送風したりすることを
可能とするものである。
本考案の詳細を更に図示した実施例にもとづき
説明する。
説明する。
第1図は、本考案に係るドラフトチヤンバーの
縦断面図を示し、図中1はドラフトチヤンバー本
体であり、内部に処理室2を有し、その前面には
前方から処理室2内での作業を可能とすべく開口
部3を設け、該開口部3には上下動することによ
つて開閉することのできる前面扉4が両側壁内面
の溝5に嵌合し且つカウンターウエイト6と関係
づけて設けた箱体状の構成に係り、内部奥位には
上下端に空気取入口を設けた隔壁7を立設して背
板8と隔壁7との間に排気路9を設け、該排気路
9に連通してダンパー10が回動することで開口
量が調整される排気装置11が設けられている。
縦断面図を示し、図中1はドラフトチヤンバー本
体であり、内部に処理室2を有し、その前面には
前方から処理室2内での作業を可能とすべく開口
部3を設け、該開口部3には上下動することによ
つて開閉することのできる前面扉4が両側壁内面
の溝5に嵌合し且つカウンターウエイト6と関係
づけて設けた箱体状の構成に係り、内部奥位には
上下端に空気取入口を設けた隔壁7を立設して背
板8と隔壁7との間に排気路9を設け、該排気路
9に連通してダンパー10が回動することで開口
量が調整される排気装置11が設けられている。
次に、このようなドラフトチヤンバー本体1の
開口部3前面上方には、送風手段12が設けられ
ている。即ち、ドラフトチヤンバー本体1に附設
してダクト状の送風路13が第3図に示す如く開
口部3上端縁からチヤンバー本体1上端の高さで
着脱自在又は固定的に取付けられた表面板14と
背面板15並びに側面板16とで構成され、中央
よりやや上部には各板体14,15,16を連結
した支持板17が設けられ、この支持板17上面
に送風機18が設けられ且つ送風機18の送風口
部分の支持板17を開口19してなるとともに下
部には表面板14、背面板15、側面板16を互
いに固定し、エアーカーテン用下端送風口20を
設けるべく上下に貫通した枠体21を内装して固
定し、そしてエアーカーテン用下端送風口20の
上位背面板15には処理室2へ通じる側部送風口
22をその前端上部が下部よりも前方へ突出した
形状の傾斜前端部23として形成することで構成
している。実施例の傾斜前端部23を有する側部
送風口22は、背面板15に形成した開口内側に
図例の如く先端を傾斜前端部23とした筒体24
を突設することにより形成している。なお、図中
25は送風機への給気用ダクトであり、上端を開
放したままで又はこれを閉止して側壁に開閉コツ
クを設けたもの等が使用されうる。
開口部3前面上方には、送風手段12が設けられ
ている。即ち、ドラフトチヤンバー本体1に附設
してダクト状の送風路13が第3図に示す如く開
口部3上端縁からチヤンバー本体1上端の高さで
着脱自在又は固定的に取付けられた表面板14と
背面板15並びに側面板16とで構成され、中央
よりやや上部には各板体14,15,16を連結
した支持板17が設けられ、この支持板17上面
に送風機18が設けられ且つ送風機18の送風口
部分の支持板17を開口19してなるとともに下
部には表面板14、背面板15、側面板16を互
いに固定し、エアーカーテン用下端送風口20を
設けるべく上下に貫通した枠体21を内装して固
定し、そしてエアーカーテン用下端送風口20の
上位背面板15には処理室2へ通じる側部送風口
22をその前端上部が下部よりも前方へ突出した
形状の傾斜前端部23として形成することで構成
している。実施例の傾斜前端部23を有する側部
送風口22は、背面板15に形成した開口内側に
図例の如く先端を傾斜前端部23とした筒体24
を突設することにより形成している。なお、図中
25は送風機への給気用ダクトであり、上端を開
放したままで又はこれを閉止して側壁に開閉コツ
クを設けたもの等が使用されうる。
そして、このエアーカーテン作製用の送風口2
0と処理室2へ連通する側部送風口22とに対す
る送風方向の切替は、前記前面扉4の開閉動作に
応動して起伏する両送風口間に設けたダンパー2
6によつてなされている。このダンパー26を中
心とする送風口切替装置27は、該ダンパー26
と操作条28並びにロツド29とよりなる。ダン
パー26は、図例の如く、送風路13のエアーカ
ーテン用下端送風口20と側部送風口22間で回
動することにより各送風口20,22を開閉しう
る位置、実施例のものでは、傾斜前端部23の延
長線上における下端送風口20と同一平面に両送
風口を閉止しうる大きさのダンパー26一端を蝶
着30してなる。即ち、上下に貫通してなる枠体
21の背面板側上端を内方へ折り返31して前記
ダンパー26の蝶着点とし、表面板側上端も内方
へ折り返31すとともにダンパー受片32を突設
してなり、ダンパー26は蝶着点30を中心に上
方への引張力が与えられて立起したときには側部
送風口22の傾斜前端部23に当接して前かがみ
状態となり、引張力の附与が解除されたときに
は、その自重で下端送風口20上に倒伏して閉止
する。
0と処理室2へ連通する側部送風口22とに対す
る送風方向の切替は、前記前面扉4の開閉動作に
応動して起伏する両送風口間に設けたダンパー2
6によつてなされている。このダンパー26を中
心とする送風口切替装置27は、該ダンパー26
と操作条28並びにロツド29とよりなる。ダン
パー26は、図例の如く、送風路13のエアーカ
ーテン用下端送風口20と側部送風口22間で回
動することにより各送風口20,22を開閉しう
る位置、実施例のものでは、傾斜前端部23の延
長線上における下端送風口20と同一平面に両送
風口を閉止しうる大きさのダンパー26一端を蝶
着30してなる。即ち、上下に貫通してなる枠体
21の背面板側上端を内方へ折り返31して前記
ダンパー26の蝶着点とし、表面板側上端も内方
へ折り返31すとともにダンパー受片32を突設
してなり、ダンパー26は蝶着点30を中心に上
方への引張力が与えられて立起したときには側部
送風口22の傾斜前端部23に当接して前かがみ
状態となり、引張力の附与が解除されたときに
は、その自重で下端送風口20上に倒伏して閉止
する。
このダンパー26へ引張力を附与する手段は、
操作条28とロツド29による。
操作条28とロツド29による。
操作条28は、その一端をダンパー26に固定
し、他端を側部送風口22上位に設けた内外に貫
通する開口33から外部へその側端が突出した状
態のプーリー34を介して又は単なる案内用ガイ
ド軸を介して送風路13よりチヤンバー本体1内
側へ導出し、後述のロツド29に連結している。
ロツド29は、一端を前面扉4に他端を扉前位の
壁面、例えば扉前面よりやや離間してロツド収容
空間35を作つた送風路13の背面板15に回動可
能でかつ一方の回動点は杆長さ方向へ変位可能に
取付けている。図例のものにおいては、断面チヤ
ンネル状のロツド29一端を側部送風口22上位
の送風路背面板15に枢着し、他端を前面扉4の
上部に回動可能に設けたローラー36をロツド2
9内に内装してロツド長さ方向に変位できるよう
に回動可能としてなる。そして前記操作条28の
他端をダンパー26開閉時の移動量にみ合う上下
変位量を有するロツド29の適所に固定するので
ある。即ち、ロツド29の先端は扉4の上下動に
応じて例えば実線位置と想像線位置との間を往復
動し、その移動量はロツド全長において最大であ
るが固定枢着点へ近づくにつれて上下の移動量は
小さくなる。従つて、ダンパー26の移動量にみ
合う移動量のロツド29適所に固定すればよいの
である。
し、他端を側部送風口22上位に設けた内外に貫
通する開口33から外部へその側端が突出した状
態のプーリー34を介して又は単なる案内用ガイ
ド軸を介して送風路13よりチヤンバー本体1内
側へ導出し、後述のロツド29に連結している。
ロツド29は、一端を前面扉4に他端を扉前位の
壁面、例えば扉前面よりやや離間してロツド収容
空間35を作つた送風路13の背面板15に回動可
能でかつ一方の回動点は杆長さ方向へ変位可能に
取付けている。図例のものにおいては、断面チヤ
ンネル状のロツド29一端を側部送風口22上位
の送風路背面板15に枢着し、他端を前面扉4の
上部に回動可能に設けたローラー36をロツド2
9内に内装してロツド長さ方向に変位できるよう
に回動可能としてなる。そして前記操作条28の
他端をダンパー26開閉時の移動量にみ合う上下
変位量を有するロツド29の適所に固定するので
ある。即ち、ロツド29の先端は扉4の上下動に
応じて例えば実線位置と想像線位置との間を往復
動し、その移動量はロツド全長において最大であ
るが固定枢着点へ近づくにつれて上下の移動量は
小さくなる。従つて、ダンパー26の移動量にみ
合う移動量のロツド29適所に固定すればよいの
である。
しかして、本ドラフトチヤンバーの処理室開口
部3に設けている前面扉4を上方へ移動すれば、
ロツド29は第2図の実線状態となり操作条28
の固定点移動量分だけダンパー26を側部送風口
22方向へ立起させ、側部送風口22の傾斜前端
部23に当接して該送風口22を閉止し、下端送
風口20を開放する。このとき送風路13の送風
機18を作動させれば、処理室開口部3の前面上
方から下方へ向けてエアーカーテンが作成され、
同時に処理室2と連通して設けた排気装置11の
作動により処理室2内で発生する臭気や有毒ガス
等が排気とともに室外へ排出されたり、必要なら
ばガス処理装置へ送られる。この扉開放動作のと
きの扉上動量は、ダンパー26を立起させるに必
要な移動量よりはるかに大であるが前記の如くロ
ツド29の上下移動量の小さい部分を利用して操
作条28を引張ればダンパー26を無理なく立起
させることができ、従来のドラフトチヤンバーに
おけるダンパー26開閉用リンク機構の如く複雑
な構造の装置を採用する必要がないうえに故障が
殆んどないものを提供できる。
部3に設けている前面扉4を上方へ移動すれば、
ロツド29は第2図の実線状態となり操作条28
の固定点移動量分だけダンパー26を側部送風口
22方向へ立起させ、側部送風口22の傾斜前端
部23に当接して該送風口22を閉止し、下端送
風口20を開放する。このとき送風路13の送風
機18を作動させれば、処理室開口部3の前面上
方から下方へ向けてエアーカーテンが作成され、
同時に処理室2と連通して設けた排気装置11の
作動により処理室2内で発生する臭気や有毒ガス
等が排気とともに室外へ排出されたり、必要なら
ばガス処理装置へ送られる。この扉開放動作のと
きの扉上動量は、ダンパー26を立起させるに必
要な移動量よりはるかに大であるが前記の如くロ
ツド29の上下移動量の小さい部分を利用して操
作条28を引張ればダンパー26を無理なく立起
させることができ、従来のドラフトチヤンバーに
おけるダンパー26開閉用リンク機構の如く複雑
な構造の装置を採用する必要がないうえに故障が
殆んどないものを提供できる。
次に、前面扉4を下降させれば、ロツド29も
下降し、操作条28に与えられていた引張り力が
解除され、ダンパー26はその自重により側部送
風口22の傾斜前端部23から自動的にはなれ、
下方のエアーカーテン用下端送風口20上に倒伏
し、これを閉止するとともに側部送風口22を開
放するのである。従つて、送風機18からの送風
は側部送風口22から処理室2内へ送られ、エア
ーカーテンが作成されなくなるのである。つまり
処理室開口部3が前面扉4によつて閉止させた状
態で側部送風口22からのみ処理室2へ送風さ
れ、処理室2内の諸ガスは排気とともに排出され
る。
下降し、操作条28に与えられていた引張り力が
解除され、ダンパー26はその自重により側部送
風口22の傾斜前端部23から自動的にはなれ、
下方のエアーカーテン用下端送風口20上に倒伏
し、これを閉止するとともに側部送風口22を開
放するのである。従つて、送風機18からの送風
は側部送風口22から処理室2内へ送られ、エア
ーカーテンが作成されなくなるのである。つまり
処理室開口部3が前面扉4によつて閉止させた状
態で側部送風口22からのみ処理室2へ送風さ
れ、処理室2内の諸ガスは排気とともに排出され
る。
ここで側部送風口22の傾斜前端部23に当接
した状態、即ち立起状態のダンパー10は前かが
み状態の立起である為、操作条28による引張力
の附与を解除すれば自重で確実に倒伏し一方の開
放と他方の閉止をなすのであり、その倒伏動作も
ロツド29の下降動にともなつてなされ、衝撃音
が発生することなく静かになされる。
した状態、即ち立起状態のダンパー10は前かが
み状態の立起である為、操作条28による引張力
の附与を解除すれば自重で確実に倒伏し一方の開
放と他方の閉止をなすのであり、その倒伏動作も
ロツド29の下降動にともなつてなされ、衝撃音
が発生することなく静かになされる。
以上の如く、本考案にかかるドラフトチヤンバ
ーは、処理室開口部の前面上方に設けた送風手段
における下端送風口と傾斜前端部を有する側部送
風口間にダンパーを設け、これを操作条、ロツド
により前面扉の開閉動作に応動して起伏させてな
るので各操風口の開閉は確実にできるうえにダン
パー立起動作は前面扉の移動量が大であつてもロ
ツドと操作条の利用により実施でき、ダンパーの
倒状動作はダンパーが傾斜前端部で前かがみ状に
支持されたものを解除するものであるから、その
自重で下端送風口上に倒伏し、送風口の切替を確
実かつ容易になすことのできるドラフトチヤンバ
ーを提供できるのである。
ーは、処理室開口部の前面上方に設けた送風手段
における下端送風口と傾斜前端部を有する側部送
風口間にダンパーを設け、これを操作条、ロツド
により前面扉の開閉動作に応動して起伏させてな
るので各操風口の開閉は確実にできるうえにダン
パー立起動作は前面扉の移動量が大であつてもロ
ツドと操作条の利用により実施でき、ダンパーの
倒状動作はダンパーが傾斜前端部で前かがみ状に
支持されたものを解除するものであるから、その
自重で下端送風口上に倒伏し、送風口の切替を確
実かつ容易になすことのできるドラフトチヤンバ
ーを提供できるのである。
第1図は本考案の縦断面図、第2図は送風路部
分を拡大した要部説明図、第3図は送風路部分の
縦断面図、第4図は第1図の要部平面図である。 1……ドラフトチヤンバー本体、2……処理
室、3……開口部、4……前面扉、5……溝、6
……カウンターウエイト、7……隔壁、8……背
板、9……排気路、10……ダンパー、11……
排気装置、12……送風手段、13……送風路、
14……表面板、15……背面板、16……側面
板、17……支持板、18……送風機、19……
開口、20……下端送風口、21……枠体、22
……側部送風口、23……傾斜前端部、24……
筒体、25……給気ダクト、26……ダンパー、
27……送風口切替装置、28……操作条、29
……ロツド、30……蝶着、31……折り返し、
32……ダンパー受片、33……開口、34……
プーリー、35……ロツド収容空間、36……ロ
ーラー。
分を拡大した要部説明図、第3図は送風路部分の
縦断面図、第4図は第1図の要部平面図である。 1……ドラフトチヤンバー本体、2……処理
室、3……開口部、4……前面扉、5……溝、6
……カウンターウエイト、7……隔壁、8……背
板、9……排気路、10……ダンパー、11……
排気装置、12……送風手段、13……送風路、
14……表面板、15……背面板、16……側面
板、17……支持板、18……送風機、19……
開口、20……下端送風口、21……枠体、22
……側部送風口、23……傾斜前端部、24……
筒体、25……給気ダクト、26……ダンパー、
27……送風口切替装置、28……操作条、29
……ロツド、30……蝶着、31……折り返し、
32……ダンパー受片、33……開口、34……
プーリー、35……ロツド収容空間、36……ロ
ーラー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 前面を開口部とした処理室を有するドラフトチ
ヤンバー本体と、 前記処理室から外部へ排気しうるべく設けた排
気装置と、 前記開口部を開閉できる前面扉と、 前記開口部の前面上方に送風路を設けるととも
に開口部の上縁横方向全域にわたつてエアーカー
テン用送風口を前記送風路の下端に設け、且つ処
理室へ通ずる側部送風口を前記送風路の側部に設
け、前記各送風口の上部送風路内に送風機を設け
てなる送風手段と、 前記エアーカーテン用下端送風口と側部送風口
間で回動することにより各送風口を開閉しうる位
置にダンパーを蝶着し、送風路内に位置する側部
送風口の前端を上部が下部よりも前方へ突出した
形状の傾斜前端部とし且つダンパーに操作条の一
端を固定し他端を側部送風口上位の開口から導出
して、一端を前面扉に他端を扉前位の壁面に回動
可能でかつ一方の回動点は杆長さ方向へ変位可能
に取付けたロツドの適所に固定してなる送風口切
替装置と、 よりなるドラフトチヤンバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19975786U JPH0331398Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19975786U JPH0331398Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63108027U JPS63108027U (ja) | 1988-07-12 |
JPH0331398Y2 true JPH0331398Y2 (ja) | 1991-07-03 |
Family
ID=31161679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19975786U Expired JPH0331398Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331398Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-29 JP JP19975786U patent/JPH0331398Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63108027U (ja) | 1988-07-12 |
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