JP2520570Y2 - ドラフトチャンバー - Google Patents

ドラフトチャンバー

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JP2520570Y2
JP2520570Y2 JP1160791U JP1160791U JP2520570Y2 JP 2520570 Y2 JP2520570 Y2 JP 2520570Y2 JP 1160791 U JP1160791 U JP 1160791U JP 1160791 U JP1160791 U JP 1160791U JP 2520570 Y2 JP2520570 Y2 JP 2520570Y2
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blower
processing chamber
opening
shutter
chamber
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JP1160791U
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Inventor
章則 柴田
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株式会社イトーキクレビオ
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドラフトチャンバーに
おける処理室の前面開口部に開閉自在に設けた前面扉の
開閉動作に応じて、該ドラフトチャンバーの前面上部に
設けた送風手段からの送風を、処理室前面開口部へのエ
アカーテン用の送風と、処理室内への送風とに切替可能
としたドラフトチャンバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドラフトチャンバーにお
けるエアカーテン用の送風手段としては、例えば図6に
示すように、ドラフトチャンバーの前面開口部の上部に
あって、該開口部の略全幅にわたってエアカーテン用の
送風口aと、ドラフトチャンバーの処理室(図示せず)
eへ通ずる処理室用送風口bとを設け、前記エアカーテ
ン用送風口aと処理室用送風口bとの間を回動して各送
風口a、bを選択的に開閉するダンパーcに操作条dの
一端を固定し、該操作条dの他端を処理室送風口bの上
部から送風手段の外部へ導出し、これを処理室の前面扉
(図示せず)に関係付けたロッドに連結することによ
り、前面扉の上下動により前記操作条dを介して前記ダ
ンパーcにてエアカーテン用送風口aを閉止し、または
処理室送風口bを閉止することにより、処理室e内への
送風とエアカーテン用の送風とに切替可能としてなるも
のであった。
【0003】しかし、上記のような従来のエアカーテン
用送風手段においては、エアカーテン用送風口aと処理
室用送風口bとの切替を行うダンパーcの動作が1本の
操作条dと前面扉に関係付けたロッドを介して前面扉の
上下動に比例して行われるため、処理室前面扉が最下位
に位置して前面開口部を完全に閉止した状態から該前面
扉を上動して扉を最上位に位置させて前面開口部を完全
に開放するにいたる中間の位置では、ダンパーcはどち
らの開口部a、bをも完全には閉止しえず、前面扉が処
理室用送風口bと処理室eとの間を遮断している場合に
も該処理室送風口bは完全には閉止できず、また、この
場合エアカーテン用送風口aは完全に開放されていな
い、というようにダンパーcの動作は必ずしも適切に行
われていなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
み、処理室前面開口部にエアカーテン用の送風手段を設
けてなるドラフトチャンバーにおいて、該送風手段から
の処理室前面へのエアカーテン用の送風と、処理室内へ
の送風との切替えを、処理室の前面扉の上下動、即ち開
閉動に応じて適切に切替可能としてなるドラフトチャン
バーを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るドラフトチ
ャンバーは前記の目的を達成するために、前面を開口部
とした処理室と、前記処理室の前面開口部を開閉する前
面扉と、前記処理室から外部への排気手段とを有するド
ラフトチャンバー本体の前面上部に、下面に前記前面開
口部の前方に位置するエアカーテン用送風口を形成し、
背面に前記処理室内に臨む処理室用送風口を形成してな
る送風手段を設け、該送風手段内部の前記エアカーテン
用送風口と処理室用送風口との間を隔壁にて区分し該隔
壁に下方のエアカーテン用送風口に連通する開窓部を形
成し、前記処理室用送風口と前記隔壁開窓部のそれぞれ
に、上下に摺動してこれらの処理室用送風口または開窓
部を開閉するシャーターを設けるとともに、前記ドラフ
トチャンバー本体の処理室前面扉と送風手段の処理室用
送風口のシャッターとの間をそれらの上方に掛け廻した
第1の操作条で連結し、且つ、前記処理室用送風口のシ
ャッターと隔壁開窓部のシャッターとの間をそれらの上
方に掛け廻した第2の操作条で連結して構成してなる。
【0006】
【作用】上記のような本考案に係るドラフトチャンバー
は、ドラフトチャンバー本体における処理室の前面扉を
上動して前面開口部を開放することにより、該前面扉と
第1の操作条によって連結された送風手段における処理
室用送風口のシャッターが前面扉の上動に伴って下動し
て送風手段から処理室内への送風口を閉止すると同時
に、この処理室用送風口のシャッターが下動することに
より、該送風口のシャッターと第2の操作条にて連結さ
れた隔壁開窓部のシャッターが上動して該開窓部が開放
され、ここを通って下面のエアカーテン用送風口からエ
アカーテン用の送風が実施される。また、処理室の前面
扉を下動して処理室前面開口部を閉止するときには、こ
の前面扉の下動に伴って送風手段における処理室用送風
口のシャッターが上動して該送風口が開放され処理室内
への送風を可能とすると同時に、該処理室用送風口のシ
ャッターの上動に伴って隔壁の開窓部のシャッターが下
動して該開窓部が閉止され、エアカーテン用の送風は停
止する。
【0007】
【実施例】以下、添付図面の実施例にもとづき本考案を
更に詳細に説明する。
【0008】図1は本考案に係るドラフトチャンバーの
1実施例の簡略側縦断面図であり、図2〜図4は、前面
扉を開閉するときの送風手段の要部拡大断面図である。
図中符号1がドラフトチャンバー本体であり、その内部
には処理室2を有し、該処理室2の前面にはドラフトチ
ャンバー本体1前面側から処理室2内での作業を可能と
すべく開口部3を設けてなり、該開口部3には上下動す
ることによって開口部3を開閉する前面扉4を、該開口
部3の両側に適宜設けた摺動溝等に摺動可能に取り付け
るとともに、該前面扉4はカウンターウエイト6とバラ
ンスを保って適宜高さに開扉可能としている。前記処理
室2の内奥部には、上下端に空気取り入れ口を設けた衝
立7を立設して本体1の背板8との間に排気路9を設
け、処理室2の上部には、前記該排気路9に連通するダ
ンパー10が回動することにより、開口量、即ち処理室
2からの排気量を調節可能な排気手段11を設けて処理
室2内からの排気を可能としている。
【0009】前記ドラフトチャンバー本体1の前面開口
部3の上方には、前記本体1の処理室2内への送風口3
0と、本体1の開口部3前面へのエアカーテン用の送風
口31とを設けてなる送風手段20を設けている。この
送風手段20は、前記ドラフトチャンバー本体1と一体
に固定して、または本体1とは別体で着脱自在に取り付
けられる。この送風手段20は、前板23、背板24並
びに両側板25にて箱状に形成されており、その上部に
設けた水平な中仕切板26の上側に送風機27を設け、
該送風機27下方の中仕切板26部分を開口28し、ま
た、背板24の下部にはドラフトチャンバー本体1の前
面扉4の上方に位置し処理室2内に臨む処理室用送風口
30を形成し、また、該送風手段20の下面はエアカー
テン用の送風口31として開放してなる。そして、該エ
アカーテン用送風口31と前記処理室用送風口30との
間には、中間に垂直壁部分を有する隔壁32にて区分
し、該隔壁32の垂直壁部分に開窓部33を設けて下方
のエアカーテン用送風口31と連通させている。そし
て、前記処理室用送風口30と隔壁32の開窓部33に
は、それぞれの両側位置に設けたレール35、36にそ
って上下動して処理室用送風口30と開窓部33とを開
閉するシャッター40、41を設けてなる。前記処理室
用送風口30のシャッター40はドラフトチャンバー本
体1の前面扉4との間をそれらの上方に設けた掛棒(コ
ロでもよい)51、52に掛け廻した第1の操作条61
にて連結するとともに、該送風口シャッター40と隔壁
32の開窓部33を開閉するシャッター41との間は、
これもその上方に設けた掛棒52、53に掛け廻した第
2の操作条62にて連結してなる。前記送風口シャッタ
ー40と隔壁シャッター41とは、隔壁シャッター41
に対して送風口シャッター40の重量を大きくしておく
ことにより、送風口シャッター40が隔壁シャッター4
1の重量に影響されることなく前面扉4の上下動により
確実に上下動可能とするとともに、この送風口シャッタ
ー40の上下動に伴って隔壁シャッター41を上下動可
能とするものである。
【0010】しかして、本体1の前面扉4を閉じた状態
(図2)では、送風手段20における送風口シャッター
40は第1の操作条61により引き上げられて処理室用
送風口30が開放されており、一方、隔壁シャッター4
1は開窓部33を閉止しており、送風機27からの送風
は処理室用送風口30から本体1の処理室2内のみへ送
られる。次に、前面扉4を上動して処理室2の前面開口
部3を開放(図3、図4)してゆくと、この前面扉4の
上動に伴って該前面扉4と第1の操作条61にて連結さ
れている送風口シャッター40が下動して処理室用送風
口30を閉止すると同時に、該送風口シャッター40の
下動に伴って隔壁シャッター41が上動して隔壁32の
開窓部33を開放することにより、処理室2内への送風
が停止するとともに、開口部3前面へのエアカーテン用
の送風が実施される。また、前面扉4を下動させて処理
室2の開口部3を閉じるときには上記と反対の動作で送
風口シャッター40が上動して処理室用送風口30を開
放するとともに、この送風口シャッター40の上動に伴
って隔壁シャッター41が下動して隔壁32の開窓部3
3は閉止し、エアカーテン用の送風は停止されて再び処
理室用送風口30から処理室用送風口30内のみへ送風
が行われるのである。
【0011】
【考案の効果】上記のような本考案に係るドラフトチャ
ンバーによれば、ドラフトチャンバー本体1における処
理室2の前面扉4を閉止した状態では、送風手段20に
おける処理室用送風口30が開放され、且つエアカーテ
ン用送風口31に連通する隔壁32に設けた開窓部33
が閉止されて送風手段20から処理室2内のみへ送風が
行われ、本体1の排気手段11による処理室2からの排
気と相まって、処理室2内が効率よく換気される。ま
た、処理室2の前面扉4を開放するときは、送風手段2
0における処理室用送風口30が閉止されるとともに、
エアカーテン用送風口31へ連結する隔壁32の開窓部
33が開放され、送風機27から処理室2前面のみに向
けて効率よくエアカーテン用の送風が実施される。しか
も、前面扉4と送風手段20における処理室用送風口3
0のシャッター40、および該送風口シャッター40と
エアカーテン用送風口31に連通する隔壁開窓部33の
シャッター41とをそれぞれ別の操作条61、62にて
連結してなるので、これらの操作条61、62の長さを
適宜設定することで、処理室用送風口30のシャッター
40と隔壁開窓部33のシャッター41との開閉のタン
ミングを適宜調節することができ、処理室2内の換気と
処理室2前面へのエアカーテン用の送風とをより効率よ
く実施することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドラフトチャンバーの側断面図
【図2】送風手段の要部拡大側断面図
【図3】送風手段の要部拡大側断面図
【図4】送風手段の要部拡大側断面図
【図5】送風手段要部の一部を切り欠いた平断面図
【図6】従来のドラフトチャンバーにおけるエアカーテ
ン用送風手段の側断面図
【符号の説明】
1 ドラフトチャンバー本体 2 処理室 3 開口部 4 前面扉 6 カウンターウエイ
ト 7 衝立 8 背板 9 排気路 10 ダンパー 11 排気手段 20 送風手段 23 前板 24 背板 25 側板 26 中仕切板 27 送風機 28 開口 30 処理室用送風口 31 エアカーテン用送
風口 32 隔壁 33 開窓部 35 レール 36 レール 40 送風口シャッター 41 隔壁シャッター 51 掛棒 52 掛棒 53 掛棒 61 操作条 62 操作条

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面を開口部とした処理室と、前記処理
    室の前面開口部を開閉する前面扉と、前記処理室から外
    部への排気手段とを有するドラフトチャンバー本体の前
    面上部に、下面に前記前面開口部の前方に位置するエア
    カーテン用送風口を、背面に前記処理室内に臨む処理室
    用送風口をそれぞれ形成してなる送風手段を設け、該送
    風手段内部の前記エアカーテン用送風口と処理室用送風
    口との間を隔壁にて区分し、該隔壁に下方のエアカーテ
    ン用送風口に連通する開窓部を形成し、前記処理室用送
    風口と前記隔壁開窓部のそれぞれに、上下に摺動してこ
    れらの処理室用送風口または隔壁開窓部を開閉するシャ
    ッターを設けるとともに、前記ドラフトチャンバー本体
    の処理室前面扉と送風手段の処理室用送風口のシャッタ
    ーとの間をそれらの上方に掛け廻した第1の操作条で連
    結し、且つ、前記処理室用送風口のシャッターと隔壁開
    窓部のシャッターとの間をそれらの上方に掛け廻した第
    2の操作条で連結してなることを特徴とするドラフトチ
    ャンバー。
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