JP2540217Y2 - きのこ類の栽培室用ドア - Google Patents

きのこ類の栽培室用ドア

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JP2540217Y2
JP2540217Y2 JP1386592U JP1386592U JP2540217Y2 JP 2540217 Y2 JP2540217 Y2 JP 2540217Y2 JP 1386592 U JP1386592 U JP 1386592U JP 1386592 U JP1386592 U JP 1386592U JP 2540217 Y2 JP2540217 Y2 JP 2540217Y2
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JP
Japan
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door
frame
locking
entrance
operating body
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JP1386592U
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JPH0566192U (ja
Inventor
仙之助 富田
Original Assignee
株式会社富田鐵工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空調管理された屋舎
内にきのこ類を人工栽培する栽培室の開口部に取付けら
れるドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、きのこ類の人工栽培は、空調管理
された屋舎内を、常に適温、適湿の下にコントロ−ルし
た栽培室で育成されるものであり、栽培室への出入りの
ためのドアは、一般のドアと同様に左右開閉式或いは折
畳み式に開閉する構造のものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、きのこ類の
人工栽培室は、上記した如く空調管理によって適温、適
湿の下にコントロ−ルされているばかりでなく、最も注
意すべきことは雑菌の侵入であり、これによって菌糸が
犯され全滅する虞もあることから、栽培室は屋外気圧よ
り高めの気圧として空気が室内から室外に向かって吹き
出すようにして外部からの雑菌の侵入を防止するように
構成されている。しかしながら、この栽培室の出入口は
大きな開口部に形成されており、栽培管理上、各種機
器、或いはきのこ類の搬入、搬出が頻繁に行われ、上記
した従来のドアでは気密性が悪く確実に外部と遮断する
ことができず、外部から雑菌が侵入する虞があった。そ
こで、この大きく開口した出入口を、完全に外部と遮断
しようとすると、縦約4m、横約6m、重さ約100k
gの断熱ドアを緊密に密閉できるように取付けなければ
ならず、さらにこれを簡単に開閉操作できるものでなけ
ればならない。この様なことから、この考案は、これら
の問題点に鑑み、これを解決すべく成されたものであっ
て、上記の大きな断熱ドアを軽快に且つ円滑に開閉操作
できると共に、外部と確実に遮断することの出来る密閉
性に優れたドアを得ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを達成するための手
段として、この考案は、躯体開口部の左右両側に夫々ド
ア係止金具を突設し、該開口部に対応するドアに上記
ドア係止金具と係止して開口部を緊密に閉鎖する係止具
、ドア取外し具を設け、一方躯体上部に配設した吊り
レールにドア取外し枠体を移動可能に吊下すると共に、
該ドア取外し枠体に上記ドア取外し具と係合してドアを
吊上保持するフックを有する操作体を取付けたものであ
る。
【0005】
【作用】ドアを出入口部より取外すには、吊りレ−ルに
吊下げられているドア取外し枠体を出入口部の前面位置
に移動し、ドア取外し枠体に枢着した操作体のフック片
の引掛け溝にドアのドア取外し用ピンを引掛けてドアを
引上げ、ドアの係止ピンを出入口部側のドア係止金具の
係止溝より離脱し、ドアを吊下げた操作体のドア取外し
枠体を吊りレ−ルによって移動すればドアは出入口部の
前面位置より移動し、出入口部を開口することができ
る。また、ドアで出入口部を閉鎖する時は、上記操作と
逆に操作し、ドアを吊下げたドア取外し枠体を出入口部
の前面位置に移動し、フック片に掛止めたドアの係止ピ
ンをドア係止金具の係止溝の傾斜面に滑り込ませて係止
し、ドアの重量によって出入口部側に引寄せ、枠部材の
気密保持用の中空パッキングによって出入口部とドアを
緊密に閉鎖する。
【0006】
【実施例】この考案の構成の図面に示す実施例について
以下詳細に説明する。1は建物の躯体に大きく開口した
出入口部2であって、その枠体3の左右両側竪枠部屋外
面の上、中、下部分に夫々ドア係止金具4を取付ける。
このドア係止金具4は突設した受止片5に、先端側より
基端側に向かって下方に傾斜し、その基端が垂直の三角
形状に切欠された係止溝6が形成されている。7はドア
であって、表裏のパネル間に断熱材を充填し上枠8、下
枠9、左右竪枠10、10の枠部材で組立てられてお
り、その両側竪枠10、10側面に、上記出入口部2の
ドア係止金具4に対応する位置に夫々係止具である係止
ピン11を突設すると共に、中央より上端寄りにドア取
外し具であるドア取外し用ピン12を左右に夫々突設す
る。さらに、上枠8および左右竪枠10、10の屋内側
面並びに下枠9の下面に夫々気密保持用の中空パッキン
グ13が取付けられている。14は吊りレールであっ
て、上記出入口部2の上方を横断するように水平に躯体
1に取付けられている。15はドア取外し枠体であっ
て、上枠16、下枠17、左右竪枠18、18の枠部材
で組立てられており、その上枠16には上端にローラ1
9を回転自在に枢着した吊り金具20が取付けられ、該
ローラ19を上記吊りレール14に走行可能に懸垂して
ドア取外し枠体15を吊下する。さらに、下枠17の中
央部分には掛止め用ローラ21が取付けられている。2
2は枠状に形成された操作体であって、その両側上端に
はL形状のフック片23の基端を固定し、該フック片2
3の屈曲部を上記ドア取外し枠体15の左右竪枠18、
18に夫々ピン24によって回動可能に枢着し、また先
端部には上記ドア7のドア取外し用ピン12に係合する
V字状の引掛け溝25を切欠する。さらに、下枠26の
中央部分には上記ドア取外し枠体15の掛止め用ローラ
21に対応する位置に弾性を有する係止突起27が突設
されている。
【0007】このように構成されているので、出入口部
2がドア7で閉鎖されている時は、ドア7の係止ピン1
1が出入口部2に取付けたドア係止金具4の係止溝6の
三角形状の傾斜面に落込んで係止されているので、ドア
7はその重量によって出入口部2側に引寄せられ、枠部
材に取付けられた気密保持用の中空パッキング13によ
って出入口部2とドア7は緊密に閉鎖された状態となっ
ている。この状態から、ドア7を取外して出入口部2を
開口するには、吊り金具20によって吊りレ−ル14に
吊下げられているドア取外し枠体15を出入口部2の前
面位置に移動する。その際、ドア取外し枠体15の掛止
め用ロ−ラ21から操作体22の係止突起27を外すと
共に、ピン24を中心として操作体22を上方に回動し
て、フック片23の先端部が下方に向くようにして操作
体22を持つて移動する。ついで、フック片23の引掛
け溝25をドア7のドア取外し用ピン12の下方から引
掛けるように操作体22を回動すると、フック片23は
ピン24を中心とし引掛け溝25にドア取外し用ピン1
2が掛止められた状態で上動してドア7が引上げられる
と共に、ドア7の係止ピン11は出入口部2側のドア係
止金具4の係止溝6より離脱し、ドア7は操作体22に
吊下げられる。この状態で操作体22をさらに下方に回
動し、ドア取外し枠体15の掛止め用ロ−ラ21を係止
突起27に係止すると、操作体22はドア取外し枠体1
5に固定され、ドア7はドア取外し枠体15に確実に保
持されるので、ドア取外し枠体15を吊りレ−ル14に
よって移動することによってドア7は出入口部2の前面
位置より移動し、出入口部2を開口することができる。
また、ドア7で出入口部2を閉鎖する時は、上記操作と
逆に操作すれば良い。即ち、ドア7を保持したドア取外
し枠体15を吊りレ−ル14によって出入口部2の前面
位置に移動し、ドア取外し枠体15の掛止め用ロ−ラ2
1から操作体22の係止突起27を外すと共に、ピン2
4を中心として操作体22を上動して、フック片23の
先端部を下方に回動する。これによって、フック片23
に掛止められたドア7の係止ピン11は出入口部2側の
ドア係止金具4の係止溝6に入り、該係止溝6の傾斜面
に滑り込んで係止されているので、ドア7はその重量に
よって出入口部2側に引寄せられ、枠部材に取付けられ
た気密保持用の中空パッキング13によって出入口部2
とドア7は緊密に閉鎖された状態となる。しかる後、操
作体22のフック片23の先端部を出入口部2を閉鎖状
態に取付けたドア7に当接しないようにさらに下方に回
動して、回避位置にして操作体22を持つて移動し、ド
ア取外し枠体15が出入口部2より離れたならば掛止め
用ロ−ラ21を係止突起27に係止して操作体22が妄
動しないようにドア取外し枠体15に固定する。
【0008】
【考案の効果】以上、実施例について詳述したように、
この考案は、重量のあるドアをドア取外し枠体に設けた
操作体のフックに引掛けて吊上保持し、吊りレ−ルによ
って移動するので、軽快に移動することができ出入口部
を容易に開閉することができる。また、出入口部をドア
で閉鎖する際には、ドア係止具を開口部のドア係止金具
の係止溝の傾斜面に滑り込ませて係止するので、ドアは
その重量によって出入口部側に引寄せられ、気密保持用
の中空パッキングによって出入口部とドアは緊密に閉鎖
され、大きく開口した栽培室の出入口部であっても完全
に外部と遮断することができ、雑菌の侵入を確実に防止
することができる等、使い勝手に優れて種々の効果を有
するドアを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の一部切断せる斜視図
【図2】同じく縦断側面図
【図3】同じく要部の拡大側面図
【符号の説明】
1 建物躯体 2 出入口部 4 ドア係止金具 6 係止溝 7 ドア 11 係止ピン 12 ドア取外し用ピン 14 吊りレ−ル 15 ドア取外し枠体 19 ロ−ラ 20 吊り金具 22 操作体 23 フック片 25 引掛け溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体開口部の左右両側に夫々ドア係止金
    具を突設し、該開口部に対応するドアに上記ドア係止
    金具と係止して開口部を緊密に閉鎖する係止具と、ド
    取外し具を設け、一方躯体上部に配設した吊りレールに
    ドア取外し枠体を移動可能に吊下すると共に、該ドア取
    外し枠体に上記ドア取外し具と係合してドアを吊上保持
    するフックを有する操作体を取付けたことを特徴とする
    きのこ類の栽培室用ドア。
JP1386592U 1992-02-13 1992-02-13 きのこ類の栽培室用ドア Expired - Lifetime JP2540217Y2 (ja)

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JP1386592U JP2540217Y2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 きのこ類の栽培室用ドア

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JP1386592U JP2540217Y2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 きのこ類の栽培室用ドア

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JPH0566192U JPH0566192U (ja) 1993-08-31
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