JPH0566192U - きのこ類の栽培室用ドア - Google Patents

きのこ類の栽培室用ドア

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JPH0566192U
JPH0566192U JP1386592U JP1386592U JPH0566192U JP H0566192 U JPH0566192 U JP H0566192U JP 1386592 U JP1386592 U JP 1386592U JP 1386592 U JP1386592 U JP 1386592U JP H0566192 U JPH0566192 U JP H0566192U
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JP
Japan
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door
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opening
entrance
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JP1386592U
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Inventor
仙之助 富田
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株式会社富田鐵工所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】空調管理された屋舎内にきのこ類を人工栽培す
る栽培室の開口部に取付けられるドアに関するものであ
る。 【構成】躯体開口部の左右両側に夫々ドア係止金具4を
突設し、該開口部に対応するドア7に上記ドア係止金具
と係止して開口部を緊密に閉鎖する係止具と、該ドアを
取外し移動するドア取外し具を設け、一方躯体上部に配
設した吊りレ−ル14にドア取外し枠体を移動可能に吊
下すると共に、該ドア取外し枠体に上記ドア取外し具と
係合してドアを吊上保持するフックを有する操作体22
を取付けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、空調管理された屋舎内にきのこ類を人工栽培する栽培室の開口部 に取付けられるドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、きのこ類の人工栽培は、空調管理された屋舎内を、常に適温、適湿の下 にコントロ−ルした栽培室で育成されるものであり、栽培室への出入りのための ドアは、一般のドアと同様に左右開閉式或いは折畳み式に開閉する構造のもので あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、きのこ類の人工栽培室は、上記した如く空調管理によって適温、適 湿の下にコントロ−ルされているばかりでなく、最も注意すべきことは雑菌の侵 入であり、これによって菌糸が犯され全滅する虞もあることから、栽培室は屋外 気圧より高めの気圧として空気が室内から室外に向かって吹き出すようにして外 部からの雑菌の侵入を防止するように構成されている。 しかしながら、この栽培室の出入口は大きな開口部に形成されており、栽培管 理上、各種機器、或いはきのこ類の搬入、搬出が頻繁に行われ、上記した従来の ドアでは気密性が悪く確実に外部と遮断することができず、外部から雑菌が侵入 する虞があった。 そこで、この大きく開口した出入口を、完全に外部と遮断しようとすると、縦 約4m、横約6m、重さ約100kgの断熱ドアを緊密に密閉できるように取付 けなければならず、さらにこれを簡単に開閉操作できるものでなければならない 。 この様なことから、この考案は、これらの問題点に鑑み、これを解決すべく成 されたものであって、上記の大きな断熱ドアを軽快に且つ円滑に開閉操作できる と共に、外部と確実に遮断することの出来る密閉性に優れたドアを得ることを目 的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これを達成するための手段として、この考案は、躯体開口部の左右両側に夫々 ドア係止金具を突設し、該開口部に対応するドアに上記ドア係止金具と係止して 開口部を緊密に閉鎖する係止具と、該ドアを取外し移動するドア取外し具を設け 、一方躯体上部に配設した吊りレ−ルにドア取外し枠体を移動可能に吊下すると 共に、該ドア取外し枠体に上記ドア取外し具と係合してドアを吊上保持するフッ クを有する操作体を取付けたものである。
【0005】
【作用】
ドアを出入口部より取外すには、吊りレ−ルに吊下げられているドア取外し枠 体を出入口部の前面位置に移動し、ドア取外し枠体に枢着した操作体のフック片 の引掛け溝にドアのドア取外し用ピンを引掛けてドアを引上げ、ドアの係止ピン を出入口部側のドア係止金具の係止溝より離脱し、ドアを吊下げた操作体のドア 取外し枠体を吊りレ−ルによって移動すればドアは出入口部の前面位置より移動 し、出入口部を開口することができる。 また、ドアで出入口部を閉鎖する時は、上記操作と逆に操作し、ドアを吊下げ たドア取外し枠体を出入口部の前面位置に移動し、フック片に掛止めたドアの係 止ピンをドア係止金具の係止溝の傾斜面に滑り込ませて係止し、ドアの重量によ って出入口部側に引寄せ、枠部材の気密保持用の中空パッキングによって出入口 部とドアを緊密に閉鎖する。
【0006】
【実施例】
この考案の構成の図面に示す実施例について以下詳細に説明する。 1は建物の躯体に大きく開口した出入口部2であって、その枠体3の左右両側 竪枠部屋外面の上、中、下部分に夫々ドア係止金具4を取付ける。このドア係止 金具4は突設した受止片5に、先端側より基端側に向かって下方に傾斜し、その 基端が垂直の三角形状に切欠された係止溝6が形成されている。 7はドアであって、表裏のパネル間に断熱材を充填し上枠8、下枠9、左右竪 枠10、10の枠部材で組立てられており、その両側竪枠10、10側面に、上 記出入口部2のドア係止金具4に対応する位置に夫々係止ピン11、を突設する と共に、中央より上端寄りにドア取外し用ピン12を左右に夫々突設する。さら に、上枠8および左右竪枠10、10の屋内側面並びに下枠9の下面に夫々気密 保持用の中空パッキング13が取付けられている。 14は吊りレ−ルであって、上記出入口部2の上方を横断するように水平に躯 体1に取付けられている。 15はドア取外し枠体であって、上枠16、下枠17、左右竪枠18、18の 枠部材で組立てられており、その上枠16には上端にロ−ラ19を回転自在に枢 着した吊り金具20が取付けられ、該ロ−ラ19を上記吊りレ−ル14に走行可 能に懸垂してドア取外し枠体15を吊下する。さらに、下枠17の中央部分には 掛止め用ロ−ラ21が取付けられている。 22は枠状に形成された操作体であって、その両側上端にはL形状のフック片 23の基端を固定し、該フック片23の屈曲部を上記ドア取外し枠体15の左右 竪枠18、18に夫々ピン24によって回動可能に枢着し、また先端部には上記 ドア7のドア取外し用ピン12に係合するV字状の引掛け溝25を切欠する。さ らに、下枠26の中央部分には上記ドア取外し枠体15の掛止め用ロ−ラ21に 対応する位置に弾性を有する係止突起27が突設されている。
【0007】 このように構成されているので、出入口部2がドア7で閉鎖されている時は、 ドア7の係止ピン11が出入口部2に取付けたドア係止金具4の係止溝6の三角 形状の傾斜面に落込んで係止されているので、ドア7はその重量によって出入口 部2側に引寄せられ、枠部材に取付けられた気密保持用の中空パッキング13に よって出入口部2とドア7は緊密に閉鎖された状態となっている。 この状態から、ドア7を取外して出入口部2を開口するには、吊り金具20に よって吊りレ−ル14に吊下げられているドア取外し枠体15を出入口部2の前 面位置に移動する。その際、ドア取外し枠体15の掛止め用ロ−ラ21から操作 体22の係止突起27を外すと共に、ピン24を中心として操作体22を上方に 回動して、フック片23の先端部が下方に向くようにして操作体22を持つて移 動する。ついで、フック片23の引掛け溝25をドア7のドア取外し用ピン12 の下方から引掛けるように操作体22を回動すると、フック片23はピン24を 中心とし引掛け溝25にドア取外し用ピン12が掛止められた状態で上動してド ア7が引上げられると共に、ドア7の係止ピン11は出入口部2側のドア係止金 具4の係止溝6より離脱し、ドア7は操作体22に吊下げられる。この状態で操 作体22をさらに下方に回動し、ドア取外し枠体15の掛止め用ロ−ラ21を係 止突起27に係止すると、操作体22はドア取外し枠体15に固定され、ドア7 はドア取外し枠体15に確実に保持されるので、ドア取外し枠体15を吊りレ− ル14によって移動することによってドア7は出入口部2の前面位置より移動し 、出入口部2を開口することができる。 また、ドア7で出入口部2を閉鎖する時は、上記操作と逆に操作すれば良い。 即ち、ドア7を保持したドア取外し枠体15を吊りレ−ル14によって出入口部 2の前面位置に移動し、ドア取外し枠体15の掛止め用ロ−ラ21から操作体2 2の係止突起27を外すと共に、ピン24を中心として操作体22を上動して、 フック片23の先端部を下方に回動する。これによって、フック片23に掛止め られたドア7の係止ピン11は出入口部2側のドア係止金具4の係止溝6に入り 、該係止溝6の傾斜面に滑り込んで係止されているので、ドア7はその重量によ って出入口部2側に引寄せられ、枠部材に取付けられた気密保持用の中空パッキ ング13によって出入口部2とドア7は緊密に閉鎖された状態となる。しかる後 、操作体22のフック片23の先端部を出入口部2を閉鎖状態に取付けたドア7 に当接しないようにさらに下方に回動して、回避位置にして操作体22を持つて 移動し、ドア取外し枠体15が出入口部2より離れたならば掛止め用ロ−ラ21 を係止突起27に係止して操作体22が妄動しないようにドア取外し枠体15に 固定する。
【0008】
【考案の効果】
以上、実施例について詳述したように、この考案は、重量のあるドアをドア取 外し枠体に設けた操作体のフックに引掛けて吊上保持し、吊りレ−ルによって移 動するので、軽快に移動することができ出入口部を容易に開閉することができる 。また、出入口部をドアで閉鎖する際には、ドア係止具を開口部のドア係止金具 の係止溝の傾斜面に滑り込ませて係止するので、ドアはその重量によって出入口 部側に引寄せられ、気密保持用の中空パッキングによって出入口部とドアは緊密 に閉鎖され、大きく開口した栽培室の出入口部であっても完全に外部と遮断する ことができ、雑菌の侵入を確実に防止することができる等、使い勝手に優れて種 々の効果を有するドアを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の一部切断せる斜視図
【図2】同じく縦断側面図
【図3】同じく要部の拡大側面図
【符号の説明】 1 建物躯体 2 出入口部 4 ドア係止金具 6 係止溝 7 ドア 11 係止ピン 12 ドア取外し用ピン 14 吊りレ−ル 15 ドア取外し枠体 19 ロ−ラ 20 吊り金具 22 操作体 23 フック片 25 引掛け溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体開口部の左右両側に夫々ドア係止金
    具を突設し、該開口部に対応するドアに上記ドア係止金
    具と係止して開口部を緊密に閉鎖する係止具と、該ドア
    を取外し移動するドア取外し具を設け、一方躯体上部に
    配設した吊りレ−ルにドア取外し枠体を移動可能に吊下
    すると共に、該ドア取外し枠体に上記ドア取外し具と係
    合してドアを吊上保持するフックを有する操作体を取付
    けたことを特徴とするきのこ類の栽培室用ドア。
JP1386592U 1992-02-13 1992-02-13 きのこ類の栽培室用ドア Expired - Lifetime JP2540217Y2 (ja)

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JP1386592U JP2540217Y2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 きのこ類の栽培室用ドア

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JPH0566192U true JPH0566192U (ja) 1993-08-31
JP2540217Y2 JP2540217Y2 (ja) 1997-07-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110741849A (zh) * 2019-10-21 2020-02-04 南京慧瞳作物表型组学研究院有限公司 一种田间作物移动表型舱监测系统
CN110786190A (zh) * 2019-10-21 2020-02-14 南京慧瞳作物表型组学研究院有限公司 一种田间作物表型移动大棚棚门自动拆装系统

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CN110786190B (zh) * 2019-10-21 2024-10-01 南京慧瞳作物表型组学研究院有限公司 一种田间作物表型移动大棚棚门自动拆装系统

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Publication number Publication date
JP2540217Y2 (ja) 1997-07-02

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