JPH04102639U - ドラフトチヤンバー - Google Patents

ドラフトチヤンバー

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JPH04102639U
JPH04102639U JP1160791U JP1160791U JPH04102639U JP H04102639 U JPH04102639 U JP H04102639U JP 1160791 U JP1160791 U JP 1160791U JP 1160791 U JP1160791 U JP 1160791U JP H04102639 U JPH04102639 U JP H04102639U
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processing chamber
air
shutter
opening
air outlet
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JP1160791U
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章則 柴田
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株式会社伊藤喜工作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラフトチャンバーにおける処理室前面開口
部に設けたエアカーテン用送風手段からの送風を、処理
室の前面扉の開閉動に応じて処理室前面へのエアカーテ
ン用の送風と処理室内への送風とに適切に切替える。 【構成】 ドラフトチャンバー本体前面の上部に、下面
に処理室の前面開口部の前方に位置するエアカーテン用
送風口31を、背面に処理室内に臨む処理室用送風口3
0をそれぞれ形成してなる送風手段20を設け、送風手
段内部のエアカーテン用送風口と処理室用送風口との間
を隔壁32にて区分して隔壁に下方のエアカーテン用送
風口に連通する開窓部33を形成し、処理室用送風口と
隔壁開窓部とのそれぞれに上下に摺動して開閉するシャ
ッター40,41を設けるとともに、ドラフトチャンバ
ー本体の処理室前面扉4と送風手段の処理室用送風口の
シャッターとの間をそれらの上方に掛け廻した第1の操
作条61で連結し、且つ、前記処理室用送風口のシャッ
ターと隔壁開窓部のシャッターとの間をそれらの上方に
掛け廻した第2の操作条62で連結してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドラフトチャンバーにおける処理室の前面開口部に開閉自在に設け た前面扉の開閉動作に応じて、該ドラフトチャンバーの前面上部に設けた送風手 段からの送風を、処理室前面開口部へのエアカーテン用の送風と、処理室内への 送風とに切替可能としたドラフトチャンバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のドラフトチャンバーにおけるエアカーテン用の送風手段として は、例えば図6に示すように、ドラフトチャンバーの前面開口部の上部にあって 、該開口部の略全幅にわたってエアカーテン用の送風口aと、ドラフトチャンバ ーの処理室(図示せず)eへ通ずる処理室用送風口bとを設け、前記エアカーテ ン用送風口aと処理室用送風口bとの間を回動して各送風口a、bを選択的に開 閉するダンパーcに操作条dの一端を固定し、該操作条dの他端を処理室送風口 bの上部から送風手段の外部へ導出し、これを処理室の前面扉(図示せず)に関 係付けたロッドに連結することにより、前面扉の上下動により前記操作条dを介 して前記ダンパーcにてエアカーテン用送風口aを閉止し、または処理室送風口 bを閉止することにより、処理室e内への送風とエアカーテン用の送風とに切替 可能としてなるものであった。
【0003】 しかし、上記のような従来のエアカーテン用送風手段においては、エアカーテ ン用送風口aと処理室用送風口bとの切替を行うダンパーcの動作が1本の操作 条dと前面扉に関係付けたロッドを介して前面扉の上下動に比例して行われるた め、処理室前面扉が最下位に位置して前面開口部を完全に閉止した状態から該前 面扉を上動して扉を最上位に位置させて前面開口部を完全に開放するにいたる中 間の位置では、ダンパーcはどちらの開口部a、bをも完全には閉止しえず、前 面扉が処理室用送風口bと処理室eとの間を遮断している場合にも該処理室送風 口bは完全には閉止できず、また、この場合エアカーテン用送風口aは完全に開 放されていない、というようにダンパーcの動作は必ずしも適切に行われていな かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の点に鑑み、処理室前面開口部にエアカーテン用の送風手段を設 けてなるドラフトチャンバーにおいて、該送風手段からの処理室前面へのエアカ ーテン用の送風と、処理室内への送風との切替えを、処理室の前面扉の上下動、 即ち開閉動に応じて適切に切替可能としてなるドラフトチャンバーを提供せんと するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るドラフトチャンバーは前記の目的を達成するために、前面を開口 部とした処理室と、前記処理室の前面開口部を開閉する前面扉と、前記処理室か ら外部への排気手段とを有するドラフトチャンバー本体の前面上部に、下面に前 記前面開口部の前方に位置するエアカーテン用送風口を形成し、背面に前記処理 室内に臨む処理室用送風口を形成してなる送風手段を設け、該送風手段内部の前 記エアカーテン用送風口と処理室用送風口との間を隔壁にて区分し該隔壁に下方 のエアカーテン用送風口に連通する開窓部を形成し、前記処理室用送風口と前記 隔壁開窓部のそれぞれに、上下に摺動してこれらの処理室用送風口または開窓部 を開閉するシャーターを設けるとともに、前記ドラフトチャンバー本体の処理室 前面扉と送風手段の処理室用送風口のシャッターとの間をそれらの上方に掛け廻 した第1の操作条で連結し、且つ、前記処理室用送風口のシャッターと隔壁開窓 部のシャッターとの間をそれらの上方に掛け廻した第2の操作条で連結して構成 してなる。
【0006】
【作用】
上記のような本考案に係るドラフトチャンバーは、ドラフトチャンバー本体に おける処理室の前面扉を上動して前面開口部を開放することにより、該前面扉と 第1の操作条によって連結された送風手段における処理室用送風口のシャッター が前面扉の上動に伴って下動して送風手段から処理室内への送風口を閉止すると 同時に、この処理室用送風口のシャッターが下動することにより、該送風口のシ ャッターと第2の操作条にて連結された隔壁開窓部のシャッターが上動して該開 窓部が開放され、ここを通って下面のエアカーテン用送風口からエアカーテン用 の送風が実施される。また、処理室の前面扉を下動して処理室前面開口部を閉止 するときには、この前面扉の下動に伴って送風手段における処理室用送風口のシ ャッターが上動して該送風口が開放され処理室内への送風を可能とすると同時に 、該処理室用送風口のシャッターの上動に伴って隔壁の開窓部のシャッターが下 動して該開窓部が閉止され、エアカーテン用の送風は停止する。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面の実施例にもとづき本考案を更に詳細に説明する。
【0008】 図1は本考案に係るドラフトチャンバーの1実施例の簡略側縦断面図であり、 図2〜図4は、前面扉を開閉するときの送風手段の要部拡大断面図である。 図中符号1がドラフトチャンバー本体であり、その内部には処理室2を有し、 該処理室2の前面にはドラフトチャンバー本体1前面側から処理室2内での作業 を可能とすべく開口部3を設けてなり、該開口部3には上下動することによって 開口部3を開閉する前面扉4を、該開口部3の両側に適宜設けた摺動溝等に摺動 可能に取り付けるとともに、該前面扉4はカウンターウエイト6とバランスを保 って適宜高さに開扉可能としている。前記処理室2の内奥部には、上下端に空気 取り入れ口を設けた衝立7を立設して本体1の背板8との間に排気路9を設け、 処理室2の上部には、前記該排気路9に連通するダンパー10が回動することに より、開口量、即ち処理室2からの排気量を調節可能な排気手段11を設けて処 理室2内からの排気を可能としている。
【0009】 前記ドラフトチャンバー本体1の前面開口部3の上方には、前記本体1の処理 室2内への送風口30と、本体1の開口部3前面へのエアカーテン用の送風口3 1とを設けてなる送風手段20を設けている。 この送風手段20は、前記ドラフトチャンバー本体1と一体に固定して、また は本体1とは別体で着脱自在に取り付けられる。この送風手段20は、前板23 、背板24並びに両側板25にて箱状に形成されており、その上部に設けた水平 な中仕切板26の上側に送風機27を設け、該送風機27下方の中仕切板26部 分を開口28し、また、背板24の下部にはドラフトチャンバー本体1の前面扉 4の上方に位置し処理室2内に臨む処理室用送風口30を形成し、また、該送風 手段20の下面はエアカーテン用の送風口31として開放してなる。そして、該 エアカーテン用送風口31と前記処理室用送風口30との間には、中間に垂直壁 部分を有する隔壁32にて区分し、該隔壁32の垂直壁部分に開窓部33を設け て下方のエアカーテン用送風口31と連通させている。 そして、前記処理室用送風口30と隔壁32の開窓部33には、それぞれの両 側位置に設けたレール35、36にそって上下動して処理室用送風口30と開窓 部33とを開閉するシャッター40、41を設けてなる。 前記処理室用送風口30のシャッター40はドラフトチャンバー本体1の前面 扉4との間をそれらの上方に設けた掛棒(コロでもよい)51、52に掛け廻し た第1の操作条61にて連結するとともに、該送風口シャッター40と隔壁32 の開窓部33を開閉するシャッター41との間は、これもその上方に設けた掛棒 52、53に掛け廻した第2の操作条62にて連結してなる。 前記送風口シャッター40と隔壁シャッター41とは、隔壁シャッター41に 対して送風口シャッター40の重量を大きくしておくことにより、送風口シャッ ター40が隔壁シャッター41の重量に影響されることなく前面扉4の上下動に より確実に上下動可能とするとともに、この送風口シャッター40の上下動に伴 って隔壁シャッター41を上下動可能とするものである。
【0010】 しかして、本体1の前面扉4を閉じた状態(図2)では、送風手段20におけ る送風口シャッター40は第1の操作条61により引き上げられて処理室用送風 口30が開放されており、一方、隔壁シャッター41は開窓部33を閉止してお り、送風機27からの送風は処理室用送風口30から本体1の処理室2内のみへ 送られる。 次に、前面扉4を上動して処理室2の前面開口部3を開放(図3、図4)して ゆくと、この前面扉4の上動に伴って該前面扉4と第1の操作条61にて連結さ れている送風口シャッター40が下動して処理室用送風口30を閉止すると同時 に、該送風口シャッター40の下動に伴って隔壁シャッター41が上動して隔壁 32の開窓部33を開放することにより、処理室2内への送風が停止するととも に、開口部3前面へのエアカーテン用の送風が実施される。 また、前面扉4を下動させて処理室2の開口部3を閉じるときには上記と反対 の動作で送風口シャッター40が上動して処理室用送風口30を開放するととも に、この送風口シャッター40の上動に伴って隔壁シャッター41が下動して隔 壁32の開窓部33は閉止し、エアカーテン用の送風は停止されて再び処理室用 送風口30から処理室用送風口30内のみへ送風が行われるのである。
【0011】
【考案の効果】
上記のような本考案に係るドラフトチャンバーによれば、ドラフトチャンバー 本体1における処理室2の前面扉4を閉止した状態では、送風手段20における 処理室用送風口30が開放され、且つエアカーテン用送風口31に連通する隔壁 32に設けた開窓部33が閉止されて送風手段20から処理室2内のみへ送風が 行われ、本体1の排気手段11による処理室2からの排気と相まって、処理室2 内が効率よく換気される。 また、処理室2の前面扉4を開放するときは、送風手段20における処理室用 送風口30が閉止されるとともに、エアカーテン用送風口31へ連結する隔壁3 2の開窓部33が開放され、送風機27から処理室2前面のみに向けて効率よく エアカーテン用の送風が実施される。 しかも、前面扉4と送風手段20における処理室用送風口30のシャッター4 0、および該送風口シャッター40とエアカーテン用送風口31に連通する隔壁 開窓部33のシャッター41とをそれぞれ別の操作条61、62にて連結してな るので、これらの操作条61、62の長さを適宜設定することで、処理室用送風 口30のシャッター40と隔壁開窓部33のシャッター41との開閉のタンミン グを適宜調節することができ、処理室2内の換気と処理室2前面へのエアカーテ ン用の送風とをより効率よく実施することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドラフトチャンバーの側断面図
【図2】送風手段の要部拡大側断面図
【図3】送風手段の要部拡大側断面図
【図4】送風手段の要部拡大側断面図
【図5】送風手段要部の一部を切り欠いた平断面図
【図6】従来のドラフトチャンバーにおけるエアカーテ
ン用送風手段の側断面図
【符号の説明】
1 ドラフトチャンバー本体 2 処理室 3 開口部 4 前面扉 6 カウンターウエイ
ト 7 衝立 8 背板 9 排気路 10 ダンパー 11 排気手段 20 送風手段 23 前板 24 背板 25 側板 26 中仕切板 27 送風機 28 開口 30 処理室用送風口 31 エアカーテン用送
風口 32 隔壁 33 開窓部 35 レール 36 レール 40 送風口シャッター 41 隔壁シャッター 51 掛棒 52 掛棒 53 掛棒 61 操作条 62 操作条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面を開口部とした処理室と、前記処理
    室の前面開口部を開閉する前面扉と、前記処理室から外
    部への排気手段とを有するドラフトチャンバー本体の前
    面上部に、下面に前記前面開口部の前方に位置するエア
    カーテン用送風口を、背面に前記処理室内に臨む処理室
    用送風口をそれぞれ形成してなる送風手段を設け、該送
    風手段内部の前記エアカーテン用送風口と処理室用送風
    口との間を隔壁にて区分し、該隔壁に下方のエアカーテ
    ン用送風口に連通する開窓部を形成し、前記処理室用送
    風口と前記隔壁開窓部のそれぞれに、上下に摺動してこ
    れらの処理室用送風口または隔壁開窓部を開閉するシャ
    ッターを設けるとともに、前記ドラフトチャンバー本体
    の処理室前面扉と送風手段の処理室用送風口のシャッタ
    ーとの間をそれらの上方に掛け廻した第1の操作条で連
    結し、且つ、前記処理室用送風口のシャッターと隔壁開
    窓部のシャッターとの間をそれらの上方に掛け廻した第
    2の操作条で連結してなることを特徴とするドラフトチ
    ャンバー。
JP1160791U 1991-02-08 1991-02-08 ドラフトチャンバー Expired - Lifetime JP2520570Y2 (ja)

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JP2520570Y2 JP2520570Y2 (ja) 1996-12-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020000966A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 国立大学法人大阪大学 実験台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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