JP2016214559A - トンネル内非常用設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トンネル側壁に沿って設けた監視員通路14の道路15に面した路肩に消火栓装置14の設置し、前面開口に下向きに開閉自在に消火栓扉26を設ける。消火栓装置14を使用する場合には、消火栓扉26を下向きに回動して監視員通路14の側壁14aに沿って垂れる位置に開放し、道路15側からノズル付きホースを引き出して消火する。消火栓装置16の裏面開口にも消火栓裏扉32を開閉自在に設けており、消火栓裏扉32を開くことで、監視員通路14側からノズル付きホースを引き出して消火することもできる。
【選択図】図2
Description
本発明は、トンネル内非常用設備に於いて、
トンネル側壁に沿って設けた監視員通路の道路に面した路肩に形成した消火栓据付部と、
消火栓据付部に設置され、ノズル付きホースを収納した筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けた消火栓装置と、
を設けたことを特徴とする。
消火栓装置の消火栓扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、下スライド扉、横スライド扉又はスクリーン扉とする。
消火栓装置の裏面開口に開閉自在に消火栓裏扉を設ける。
消火栓装置の消火栓裏扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、横スライド扉又はスクリーン扉とする。
監視員通路下に消火栓装置のホースを収納するホース収納部を設ける。
消火栓装置の筐体の上面、道路側前面、監視員通路側裏面の何れか又は複数個所に赤色表示灯を設ける。
消火器を収納する消火器筐体を消火栓装置の筐体に連設し、消火器筐体の前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に消火器筐体の裏面開口に開閉自在な消火器裏扉を設ける。
消火栓据付部は、監視員通路の路肩から側壁を刳り貫き形成し、消火栓据付部に消火栓装置の筐体の一部を埋込設置する。
また、本発明のトンネル内非常用設備は、
トンネル側壁に沿って設けた監視員通路の道路に面した路肩に形成した消火器据付部と、
消火器据付部に設置され、消火器を収納した筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に、筐体の裏面開口に開閉自在な消火栓裏扉を設けたことを特徴とする。
消火器箱の消火器扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、下スライド扉、横スライド扉又はスクリーン扉とし、
消火器箱の消火器裏扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、横スライド扉又はスクリーン扉とする。
本発明は、トンネル内非常用設備に於いて、トンネル側壁に沿って設けた監視員通路の道路に面した路肩に形成した消火栓据付部と、消火栓据付部に設置され、ノズル付きホースを収納した筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けた消火栓装置とを設けるようにしたため、監視員通路の路肩に設置した消火栓装置は道路に直接面していることから、火災を伴う車両事故の発生時に、事故車両の運転者等の利用者は、路面から手近かにある消火栓扉を開き、ノズル付きホースを引き出して消火を行うことができ、従来の監視員通路の上となるトンネル側壁に設置した場合に比べ、監視員通路に妨げられることなく消火栓装置を簡単且つ容易に操作することができ、迅速且つ確実に消火作業を行うことを可能とする。
また、消火栓装置の消火栓扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、下スライド扉、横スライド扉又はスクリーン扉としたため、何れの構造の消火栓扉も、扉を開放した状態で、消火栓装置の全面開口のホース引出し方向となる前方に張り出すように位置することがないため、ホース引出し作業を開放した消火栓扉により妨げることがなく、消火栓装置を簡単且つ容易に操作することができ、迅速且つ確実に消火作業を行うことを可能とする。
また、消火栓装置の裏面開口に開閉自在に消火栓裏扉を設けるようにしたため、火災を伴う車両事故の発生時に、消火栓装置の前に車両が停止して道路面側から消火栓扉を開いてノズル付きホースを引き出せないような場合は、監視員通路に設けている消火栓裏扉を開くことで、確実にノズル付きをホースを引き出して消火作業を行うことを可能とする。
また、消火栓装置の消火栓裏扉を、下開き扉、横開き扉、横スライド扉又はスクリーン扉とするようにしたため、消火栓扉を開いても監視員通路の通行を妨げることがない。
また、監視員通路下に消火栓装置のホースを収納するホース収納部を設けるようにしたため、監視員通路の路肩に設置している消火栓装置の筐体の奥行寸法を必要最小限に薄くし、監視員通路の路肩に消火栓装置を設置しても、避難路としても使用する監視員通路の通路幅を十分に確保可能とする。
また、消火栓装置の筐体の上面、道路側前面、監視員通路側裏面の何れか又は複数個所に赤色表示灯を設けるようにしたため、消火栓装置の設置場所を示す赤色表示灯を筐体上面に設けた場合は、監視員通路の路肩に設置した消火栓装置の筐体上部の高い位置となることから、且つトンネル側壁から離れた位置にあり、遠方からの視認性を高めることができる。また、筐体の道路側前面に赤色表示灯を設けた場合は、消火栓装置の近傍に車両が停止した場合に、消火栓装置の設置場所を確実に認識可能とする。更に、筐体の監視員通路側裏面に赤色表示灯を設けた場合には、監視員通路にから消火栓装置の設置場所を確実に認識可能とする。
また、消火器を収納する消火器筐体を消火栓装置の筐体に連設し、消火器筐体の前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に消火器筐体の裏面開口に開閉自在な消火器裏扉を設けるようにしたため、消火器扉も直接道路に面していることから、火災を伴う車両事故の発生時に、事故車両の運転者等の利用者は、路面側から消火器扉を開き、内部に収納している消火器を取り出して消火作業を行うことが可能となり、従来の監視員通路の上となるトンネル側壁に設置した場合に比べ、監視員通路に妨げられることなく消火器扉に手近かにあるので、簡単且つ容易に消火器を取り出して迅速且つ確実な消火作業を行うことを可能とする。
また、消火栓据付部は、消火栓据付部は、監視員通路の路肩から側壁を刳り貫き形成し、消火栓据付部に消火栓装置の筐体の一部を埋込設置するようにしたため、消火栓装置の監視員通路側に位置する高さを低くして監視員通路の通行を容易にすると共に、消火栓装置の前面を道路側の低い位置に配置することで、道路側から消火栓扉を開いてノズル付きホースの引き出しによる消火活動が容易でできるようにする。
また、本発明のトンネル内非常用設備は、トンネル側壁に沿って設けた監視員通路の道路に面した路肩に形成した消火器据付部と、消火器据付部に設置され、消火器を収納した筐体の道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に、筐体の裏面開口に開閉自在な消火栓裏扉を設けるようにしたため、前述した消火器筐体を連設した場合と同様の効果が得られる。
また、消火器箱の消火器扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、下スライド扉、横スライド扉又はスクリーン扉とし、消火器箱の消火器裏扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、横スライド扉又はスクリーン扉とするようにしたため、前述した消火栓扉および消火栓裏扉の場合と同様の効果が得られる。
図1はトンネル内に設置した非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、トンネル10内には蒲鉾状のトンネル壁面12により覆われた道路15を設けており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2は消火栓装置を監視員通路の路肩に設置したトンネル内非常用設備を示した説明図であり、図2(A)に正面を示し、図2(B)に平面を示す。また、図3はトンネル内非常用設備の横断面を示した断面図である。
(消火栓装置の前面構造)
図4は消火栓扉を開放した状態を正面から示した説明図、図5は内部構造を平面で示した説明図である。
図5に示すように、消火栓装置16は、消火栓筐体42の裏面開口に消火栓裏扉32を配置し、また、消火器筐体44の裏面開口にも消火器裏扉34を配置している。
[消火栓扉の開閉構造]
本実施形態によるトンネル内非常用設備における消火栓扉の開閉構造としては、図2及び図3に示した下開き扉構造以外に図6乃至図10に示す扉構造とすることができる。
図11は監視員通路の内部にホース収納部を配置したトンネル内非常用設備を示した断面図である。
また、本発明の他の実施形態として、図3に示した監視員通路14の内部に配置している給水管21の立上り部分に、図4の消火栓装置16における消火栓筐体42のバルブ類収納部72に設けている消火栓弁及び自動調圧弁88を配置し、消火栓開閉レバー92は消火栓装置16内に配置し、消火栓開閉レバー92により消火栓弁を遠隔操作するように構成する。
図12は監視員通路に消火栓装置の下側を埋込設置したトンネル内非常用設備を示した説明図、図13は図12のトンネル内非常用設備を横断面で示した断面図である。
(消火器箱)
上記の実施形態は、消火器収納部を連設した消火栓装置を例にとっているが、消火器収納部を独立して消火器箱として構成した場合も本発明によるトンネル内非常設備の実施形態に含むものである。
上記の実施形態は、スクリーン扉を除き、消火栓装置の全面開口に、消火栓扉と保守扉を設けているが、保守扉を廃止し、一枚の消火栓扉のみを設けるようにしても良い。
上記の実施形態は、消火器収納部を連設した消火栓装置を例とっているが、消火器収納部を持たない消火栓装置としても良い。
上記の実施形態では、消火栓弁開閉レバーを備えた消火栓弁を筐体内の縦方向に配置しているが、必要に応じて横方向又は斜め方向等の操作し易い向きに設置してもよい。また、上記の実施形態は消火栓弁を1台設けているが、必要に応じて消火栓弁を複数台設け、何れかの消火栓弁を開操作することで放水を行うようにしても良い。
上記の実施形態で示した消火栓装置の、例えば筐体に内蔵されるホース類や消火栓弁等のバルブ類、通報装置扉の構成及び配置、その他の構成については任意であり、適宜の構成を採用して良い。要するに、消火栓装置の両側の開口に対し扉を設け、本願の課題の一部又は全部を解決し、或いは若干でも改善するものであれば良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
14a:側壁
15:道路
16:消火栓装置
17,104:消火栓据付部
18:ダクト
20:給水本管
24:手摺り
26:消火栓扉
26−1:横スライド扉
26−2:横開閉扉
26−3:下スライド扉
26−4:上開き扉
26−5:スクリーン扉
28:保守扉
30:消火器扉
32:消火栓裏扉
34:消火器裏扉
36,36a,36b:赤色表示灯
62:通報装置扉
66:発信機
68:応答ランプ
70,100:ホース収納部
72:バルブ類収納部
74:消火器収納部
76:ホースバケット構造
78:ホース取出口
80:ホース
82:ノズル
86:給水弁
88:自動調圧弁
90:メンテナンス装置
92:消火栓弁開閉レバー
94:消火器
102:ホース扉
Claims (10)
- トンネル側壁に沿って設けた監視員通路の道路に面した路肩に形成した消火栓据付部と、
前記消火栓据付部に設置され、ノズル付きホースを収納した筐体の前記道路に面した前面開口に開閉自在な消火栓扉を設けた消火栓装置と、
を設けたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル内非常用設備に於いて、前記消火栓装置の消火栓扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、下スライド扉、横スライド扉又はスクリーン扉としたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル内非常用設備に於いて、前記消火栓装置の裏面開口に開閉自在に消火栓裏扉を設けたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項3記載のトンネル内非常用設備に於いて、前記消火栓裏扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、横スライド扉又はスクリーン扉としたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル内非常用設備に於いて、前記監視員通路下に前記消火栓装置のホースを収納するホース収納部を設けたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル内非常用設備に於いて、前記消火栓装置の筐体の上面、道路側前面、監視員通路側裏面の何れか又は複数個所に赤色表示灯を設けたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル内非常用設備に於いて、
前記消火器を収納する消火器筐体を前記筐体に連設し、前記消火器筐体の前記道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に前記筐体の裏面開口に開閉自在な消火器裏扉を設けたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル内非常用設備に於いて、前記消火栓据付部は、前記監視員通路の路肩から側壁を刳り貫き形成し、前記消火栓据付部に消火栓装置の筐体の一部を埋込設置したことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- トンネル側壁に沿って設けた監視員通路の道路に面した路肩に形成した消火器据付部と、
前記消火器据付部に設置され、消火器を収納した筐体の前記道路に面した前面開口に開閉自在な消火器扉を設けると共に、前記筐体の裏面開口に開閉自在な消火栓裏扉を設けたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
- 請求項9記載のトンネル内非常用設備に於いて、
前記消火器箱の消火器扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、下スライド扉、横スライド扉又はスクリーン扉とし、
前記消火器箱の消火器裏扉を、下向き開閉扉、上向き開閉扉、横開き扉、横スライド扉又はスクリーン扉としたことを特徴とするトンネル内非常用設備。
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