JP7257465B2 - トンネル内消火栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、監視員通路の路面側からノズル付きのホースを引き出して放水するトンネル内消火栓装置に関する。
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネル内に設置する消火栓装置は、開閉自在な消火栓扉を備えた筐体の消火栓収納部に、先端にノズルを装着したホースとバルブ類が収納され、また、開閉自在な消火器扉を備えた消火器収納部に例えば2本の消火器が収納されている
このような消火栓装置は、トンネル内に設けた監視員通路に面した壁面に沿って例えば50メートル間隔で設置されている。監視員通路は路面に対し1メートル程度高くした壁面通路として設けられ、トンネル内の車両通行を妨げることなく且つ安全にトンネル内に設置している消火栓装置を含む各種の機器の点検を行うことを可能としている。
火災を伴う車両事故が発生した場合には、事故車両の運転者等の利用者は、消火栓装置の消火栓扉を開いてノズル付きのホースを引き出し、消火栓弁開閉レバーを操作することで消火ポンプ設備を起動して放水することにより消火作業を行うことができる。
特開2008-055024号公報 特開2009-285126号公報 特開2001-009053号公報 実開平04-050068号公報 特開2009-268719号公報 特開2015-062515号公報 実公昭45-011676号公報 特開2009-297198号公報
しかしながら、このような従来のトンネル内に設置された消火栓装置にあっては、監視員通路に面したトンネル壁面に沿って設置されていたため、車両事故による火災の発生時に、利用者は道路側から監視員通路を超えたトンネル壁面に設置している消火栓装置に手を伸ばして消火栓扉を開き、ホースを引き出して消火作業を行う必要があり、消火栓装置が道路側から離れた高い位置に設置されているため、人によっては手が届かずに監視員通路に上がって操作しなければならない場合もあり、また、監視員通路によっては手摺りが設けられており、手摺りが消火作業の邪魔になり、扱いづらい場合があった。
この問題を解決するためには、消火栓装置をトンネル内の道路に面した監視員通壁面に沿って埋込設置すればよいが、車両火災が発生して消火栓扉の前に車両が停止している場合には、停止車両が邪魔になって、消火栓扉を開いてホースを引き出すことができないか、消火栓装置の操作に手間取ってしまう場合もある。
本発明は、道路側及び監視員通路側からノズル付きホースを簡単且つ容易に引き出して消火作業を行うことができるトンネル内消火栓装置を提供することを目的とする。
(トンネル内消火栓装置1)
本発明は、
道路を有するトンネル内の道路とトンネル壁面との間にトンネル壁面に沿って設けら道路の路面よりも一段高い路面を備えた監視員通路の路面下の、少なくとも監視員通路の路面側に取付口が開口された消火栓埋込部に設置され、ノズル付きのホースが収納されたホース収納部を含む消火栓装置に関する機器が収納されたトンネル内消火栓装置であって、
消火栓埋込部に設置された場合に、消火栓埋込部の取付口内の所定の位置となる扉開口に対し開閉自在に設けられ、閉鎖状態で監視員通路の路面の一部となるように設けられ、消火作業の際にホースを引き出すために開放される消火栓扉を備え、
開口は、ホース収納部の監視員通路側に形成されたホース取出口を臨む位置に形成され、
消火栓扉は、利用者により、道路側と監視員通路の路面側の両方から開放可能とする位置に扉操作部を備え
ホース取出口は、多角形であり、消火栓装置が消火栓埋込部に設置された場合に何れかの頂点が他の頂点よりも道路側に位置するように形成されたことを特徴とする。
(消火栓扉の構造1)
消火栓扉は、監視員通路のトンネル壁面側である奥側を中心に監視員通路の路面に対し上向き回りに開放可能である。
(消火栓扉の構造2)
道路を有するトンネル内の道路とトンネル壁面との間にトンネル壁面に沿って設けられ道路の路面よりも一段高い路面を備えた監視員通路の路面下の、少なくとも監視員通路の路面側に取付口が開口された消火栓埋込部に設置され、ノズル付きのホースが収納されたホース収納部を含む消火栓装置に関する機器が収納されたトンネル内消火栓装置であって、
消火栓埋込部に設置された場合に、消火栓埋込部の取付口内の所定の位置となる扉開口に対し開閉自在に設けられ、閉鎖状態で監視員通路の路面の一部となるように設けられ、消火作業の際にホースを引き出すために開放される消火栓扉を備え、
扉開口は、ホース収納部を臨む位置に形成され、
消火栓扉は、利用者により、道路側と監視員通路の路面側の両方から開放 可能とする位置に扉操作部を備え、監視員通路の路面に沿う方向にスライドして開閉自在である。
(スライド扉構造)
消火栓扉は、道路側からトンネル壁面側に向けてスライドして開放する。
(トンネル内消火栓装置2)
また、本発明は、
道路を有するトンネル内の道路とトンネル壁面との間にトンネル壁面に沿って設けら道路の路面よりも一段高い路面を備えた監視員通路の路面下の、少なくとも監視員通路の路面側に取付口が開口された消火栓埋込部に設置され、ノズル付きのホースが収納されたホース収納部を含む消火栓装置に関する機器が収納されたトンネル内消火栓装置であって、
消火栓埋込部に設置された場合に、消火栓埋込部の路面側に形成した開口に対し開閉自在に設けられ、閉鎖状態で監視員通路の路面の一部となるように設けられ、消火作業の際にホースを引き出すために開放される消火栓扉を備え、
扉開口は、ホース収納部の監視員通路側に形成されたホース取出口を臨む位置に形成され、
消火栓扉の開放状態で、消火栓扉の裏面に着脱自在に支持されるノズル付きのホースのノズルが開口より外部に露出することで、又は開口の内側近傍にホース取出口に支持されるノズル付きのホースのノズルが位置することで、利用者により、道路側と監視員通路の路面側の両方からノズル付きのホースを引き出し可能とし
ホース取出口は、多角形であり、消火栓装置が消火栓埋込部に設置された場合に何れかの頂点が他の頂点よりも道路側に位置するように形成されたことを特徴とする。
(消火栓扉の開放付勢又は補助構造)
消火栓扉の開放操作時に、開放方向に付勢する機構又は開放を補助する機構を備える。
(消火器収納部)
消火栓埋込部に設置されるものであって、消火器が収納される消火器収納部と、
監視員通路の路面側に設けられた消火器扉と、
を備える。
(消火器扉)
消火器扉は、監視員通路の路面に対し上向き回りに開放可能であって、利用者により、道路側と監視員通路側の両方から開放可能とする。
(消火器の取り出し構造)
消火器扉の開放状態で、利用者により、道路側と監視員通路側の両方から消火器を取り出し可能とする。
(給水栓及びポンプ起動押釦)
消火栓埋込部に設置されるものであって、給水栓が収納される給水栓収納部と、
監視員通路の路面側に設けられた給水栓扉と、
を備え、
給水栓収納部に、消火ポンプを起動するポンプ起動押釦を収納し、
給水栓扉の開放状態で、ポンプ起動押釦を操作可能とする。
(放水制御機構)
ノズル付きのホースに消火用水を供給する所定の放水制御機構がトンネルの床版下に収納される。
(放水制御機構の消火栓弁)
放水制御機構は、開放動作によりノズル付きのホースに消火用水を供給し、閉鎖動作により消火用水の供給を停止する消火栓弁を含む。
(基本的な効果)
本発明はトンネル内消火栓装置に於いて、トンネル壁面に沿って設けた監視員通路の通路上に取付口が開口された消火栓埋込部と、消火栓埋込部に設置されるものであって、筐体内にノズル付きのホースが収納されたホース収納部と、消火栓埋込部の開口を覆って取外し自在に配置され、ホース収納部を臨む所定位置に扉開口が形成された点検扉と、点検扉の扉開口に対し開閉自在に設けられ、開放状態でホース収納部に収納されているノズル付きのホースを引き出し可能とする消火栓扉とが設けられたため、トンネル内で火災を伴う車両事故の発生時には、監視員通路の路面上に配置されている消火栓扉を道路側又は監視員通路側から開くことで、道路側からも監視員通路からも簡単且つ容易にノズル付きのホースを引き出して消火を行うことができる。
(開閉扉構造による効果)
また、消火栓扉は点検扉の扉開口に対し上下回りに開閉自在に設けられ、消火栓扉の裏側にノズルが着脱自在に支持されているため、監視員通路の路面に配置されている消火栓扉を上向き回りに開くと、扉裏側に支持された放水ノズルが外部に露出され、簡単且つ容易にノズルを取出してホースを引き出すことができる。
また、消火栓扉は、裏面にノズルを支持できる程度のサイズの小さい扉で済み、監視員通路の路面に配置していても、容易に開閉操作を行うことができる。
(スライド扉構造による効果)
また、消火栓扉は点検扉の扉開口に対しスライド開閉自在に設けられ、扉開口に相対したホース収納部にノズルが着脱自在に支持されているため、消火栓扉の開放はスライド操作によることから、監視員通路上に飛び出すことがなく、消火栓扉を開いても監視員通路の通行を妨げることがない。
また、消火栓スライド扉の扉開口は、内部に支持しているノズルを取り出せる程度の小さいサイズで良く、これに対応して消火栓スライド扉もサイズの小さい扉で済み、監視員通路の路面に配置していても、容易にスライドによる開閉操作を行うことができる。
(ホース取出口による効果)
また、ホース収納部は、路面板の扉開口に対応して、円形又は多角形の開口形状を持つパイプフレームで形成されたホース取出口が設けられ、例えば、ホース取出口は、ホームベース形状に作られたため、消火栓扉の開放操作により監視員通路の路面に開いた扉開口から引き出されるホースは、ホース取出口を形成するパイプフレームに接触して滑らかに引き出すことが可能となり、摩擦接触によるホースの損耗を低減可能とする。
(放水制御機構の配置による効果)
また、ノズル付きのホースに対する消火用水に供給を制御する放水制御機構が床版下に位置する管理用通路内に設置されるため、スペース的に制約のある監視員通路の内部空間に放水制御機構を設ける必要がなくなり、設備工事や点検を容易に行うことを可能とする。
(消火器収納部の一体化による効果)
また、消火栓埋込部に設置されるものであって、筐体内に消火器が収納された消火器収納部と、点検扉の消火器収納部を臨む所定位置に形成された扉開口に設けられ消火器扉とが設けられたため、消火器についても、トンネル内で火災を伴う車両事故の発生時には、消火器扉を開くことで、消火器取出口が監視員通路の路面上に開口し、道路側からも監視員通路からも簡単且つ容易に消火器を取り出して消火を行うことができる。
また、電線管等が全て管理用通路に配置される場合、監視員通路下部のダクトがなく、コンクリートで埋められることとなる。この場合において、ホース収納部は、監視員通路の路面から路肩を介して前壁に至る部分に刳り貫き形成された箱抜き部に収納されるようにしたため、監視員通路にホース収納部を収納するための空間が作り易く、また、前方の道路側からホース収納部が組み込めるので、施工が容易になる。
トンネル内に設置された消火栓設備を示した説明図 監視員通路に設置された消火栓設備を示した説明図 消火栓扉を開放した状態を示した説明図 監視員通路に設置された消火栓設備を平面で示した説明図 点検扉を外してホース収納部を露出させた状態を示した説明図 監視員通路内に埋込設置されているホース収納部の構造を示した説明図 ホース収納部に回転自在に設けられたホースバケットの構造を示した説明図 ホース収納部とバルブ類収納部が分離配置された消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図 縞鋼板を用いた点検扉を分割した消火栓設備を示した説明図 スライド開閉される消火栓扉を設けた消火栓設備を示した説明図 スライド開閉される消火栓扉の構造を示した説明図 ホース収納部と一体に消火器収納部と給水栓収納部が設けられた消火栓設備を示した説明図 一体化したホース収納部、消火器収納部及び給水栓収納部に対しバルブ類収納部が分離配置された消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図 監視員通路に形成された箱抜き部を示した説明図
[トンネル内消火設備の概要]
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
道路15の左側のトンネル壁面12に沿って監視員通路14が設けられており、監視員通路14の路面上に取付口が開口された消火栓埋込部が設けられ、そこに消火栓設備16が設置されている。消火栓設備16はトンネル長手方向の50メートルおきに設置されている。
消火栓設備16は、監視員通路上に、消火栓扉を備えた保守扉が路面板として配置されており、道路15側又は監視員通路14側から通路上の消火栓扉を開き、内部に収納しているノズル付きのホースを引き出して消火作業を行うことが可能である。
監視員通路14の下側の内部空間はダクト22として利用されており、ダクト22の奥には電線管23等が敷設されている。
道路15が形成された床版18の下側はトンネル横方向に複数の区画に仕切られており、例えば、監視員通路14の下に位置する区画は、管理用通路20として使用され、また、管理用通路20はトンネル内での火災発生時には、緊急避難通路として使用される。管理用通路20には給水本管24が敷設されており、給水本管24から分岐した分岐配管を消火栓設備16に引き込んで消火用水を供給している。
[消火栓設備の概要]
図2は監視員通路に設置された消火栓設備を示した説明図、図3は消火栓扉を開放した状態を示した説明図、図4は監視員通路に設置された消火栓設備を平面で示した説明図、図5は点検扉を外してホース収納部を露出させた状態を示した説明図である。
図2及び図4(A)に示すように、監視員通路14の手摺り25が切れた位置の路面には消火栓埋込部26が開口され、そこに路面板として機能する点検扉28が取外し自在に配置されている。
点検扉28としては、表面に滑り止め用の突起が複数形成された縞鋼板を使用しており、点検扉28に縞鋼板を使用することで、点検員や避難する利用者等が点検扉28の上を歩いても、滑ることなく安全に通行可能としている。また、点検扉28は手前側の2箇所に取手34が設けられており、取手34を持って持ち上げて点検扉28を取り外すことができる。
点検扉28の中央付近には、矩形の扉開口31が形成され、そこに奥側を支点に上下回りに開閉自在な消火栓扉30が配置され、ハンドル32により閉鎖状態にロックされている。
消火栓設備16の設置場所となる監視員通路14の道路15に面した壁面には、消火栓銘板36と通報装置パネル38が設置されている。通報装置パネル38には、赤色表示灯40、発信機42及び応答ランプ44が設けられている。赤色表示灯40は常時点灯し、消火栓設備16の設置場所が遠方から分かるようにしている。火災時には、発信機42を押して押し釦スイッチをオンすると、発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ44が点灯される。
図3及び図4(B)に示すように、トンネル内で火災を伴う車両事故が発生した場合には、利用者は火災発生場所に近い消火栓設備16に出向き、ハンドル32の操作によりロックを外して消火栓扉30を開放する。消火栓扉30はヒンジ33を中心に上向き回りに開放する。消火栓扉30の開放操作は、道路15側からもできるし、監視員通路14側からもできる。
なお、消火栓扉30のヒンジ33側に扉を開放方向に付勢するコイルバネを装着し、ハンドル32の操作によりロックを解除した場合に、コイルバネの力で開放させるか、或いは開放のアシストにより軽い力で開けられるようにしても良い。
消火栓扉30が開放されると、扉裏面にノズルホルダー52により着脱自在に支持しているホース48の先端に装着されているノズル50が扉開口31から外部に露出される。このため利用者は扉裏面のノズルホルダー52からノズル50を取り外してホース48をホース取出口46から引き出す。
続いて、開放した消火栓扉30の扉開口31の中に配置している起動押釦54を操作すると、スイッチのオン操作により管理用通路側に配置されている遠隔消火栓弁の開制御が行われ、給水本管からの消火用水がホース48に供給され、ノズル50からの放水で消火作業が可能となる。
消火作業が終了した場合には、図5に示すように、消火栓埋込部26を閉鎖していた点検扉28を取外してホース収納部60を露出させ、ホース収納部60の中に回転自在に配置されている円筒籠形のホースバケット62の中に、水抜きの済んだホース48を内巻きして収納するホース巻き戻し作業を行う。なお、図5は、ホース収納部60からホース48を取り外した状態で示している。
このような点検扉28の取外しによるホース収納部60の開放は、消火栓設備16を点検する場合にも、同様にして行う。この点検作業は、全て監視員通路14側からできるため、消火栓設備16の点検で、トンネル内の車両通行に対し交通規制する必要はなく、簡単且つ安全に点検作業ができる。
なお、点検扉28の裏側の4箇所にはコーナー嵌合片29が突出されており、監視員通路14に開口した消火栓埋込部26に点検扉28を着脱する際の位置決め案内を可能としている。
[消火栓設備の構造]
(ホース収納部の構造)
図6は監視員通路内に埋込設置されているホース収納部の構造を示した説明図であり、図6(A)に平面を示し、図6(B)に側面から見た断面を示す。また、図7はホース収納部に回転自在に設けたホースバケットの構造を示した説明図である。
図6及び図7に示すように、監視員通路14の消火栓埋込部26にはホース収納部60が配置されている。ホース収納部60は上側に開口した箱形の筐体61を備え、筐体61の内部にホースバケット62が回転自在に設けられている。
ホースバケット62は金属パイプをフレーム材に使用し、円筒籠形に形成されている。例えば、3本のリングフレーム62a,62b,62cを、径方向のパイプフレームにより上下に連結配置し、中央のリングフレーム62bの外側に複数の横ローラ66を回転自在に配置すると共に、下側のリングフレーム62cの下側に複数の下ローラ68を回転自在に支持し、横ローラ66と下ローラ68の支持によりホースバケット62を回転自在に
支持した回転支持機構が実現されている。
なお、ホースバケット62の回転支持機構は、横ローラ66と下ローラ68による回転支持機構に限定されず、適宜の回転支持機構とすることができる。
ホースバケット62の中には、ホース48が内巻き状態で収納されている。ホース48の付け根側は筐体中央の底部開口から起立された配管の先端に設けた回転継手64に連結されている。また、回転継手64は必要に応じ、所定のワンタッチ操作でホース48を着脱自在な構造としている。
ホースバケット62の上側となる開口部中央には、2本のパイプフレーム70によりホース取出口パイプフレーム72が配置され、ホース取出口46が形成されている。
本実施形態は、ホース取出口パイプフレーム72を野球で使用されるホームベースに相当した5角形のホームベース形状としてホース取出口46を形成している。
ホース取出口46をホームベース形状として、5角形の頂点を前方(道路15側)に向けて配置することで、ノズル50を取り外してホース取出口46を通してホース48を引き出す場合、前方から左右方向の何れかとなるホース引出し方向に対し、前方に位置する3箇所のコーナーの何れかにホース48が2点で当って引き出されることとなり、引出し方向を安定させると共に、角を有する点検扉開口やコンクリート等で構成される監視員通路への接触を避け、パイプフレーム2点による接触で摩擦抵抗を低減して引き出し力を小さくでき、また、ホース48の損耗が抑制される。
なお、ホームベース形状として、前方3箇所のコーナーは全て90度以上とすることがホース引き出しの自由度等から好適であるが、発明の範囲はこれに限らない。
また,ホース取出口46の形状は、ホームベース形状以外に、適宜の多角形としても良いし、或いは、円形としても良い。
(バルブ類を分離配置した設備構造)
図8はホース収納部とバルブ類収納部が分離配置された消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図である。
図8に示すように、本実施形態は、監視員通路14側に配置した消火栓設備16からバルブ類が分離され、床版18の下に位置する管理用通路20内に設置されたバルブ類収納装置76に分離したバルブ類が設けられる。
バルブ類収納装置76に対しては給水本管24から分岐した分岐配管78が接続され、続いて、放水制御機構として、電動弁を用いた遠隔消火栓弁80、自動調圧弁82、自動排水弁84、メンテナンス装置86が順次接続され、メンテナンス装置86の2次側から取り出された配管74が監視員通路14の内部空間に立ち上げられ、配管74の先端に回転継手64が設けられ、ホースバケット62に収納したホース48の付け根側が回転継手64に回転自在に連結されている。
また、ホース収納部60に設けられた起動押釦54からの信号線がコントローラ75を介して遠隔消火栓弁80に接続されており、起動押釦54を押すとスイッチオンにより遠隔消火栓弁80の開放動作が行われ、同時に、ポンプ設備にポンプ起動信号が送られて消火ポンプが起動される。
また、放水中に起動押釦54を押すと、スイッチオフにより遠隔消火栓弁80の閉鎖動作が行われ、同時に、ポンプ設備にポンプ停止信号が送られて消火ポンプが停止される。
なお、起動押釦54の代わりに、開放押釦と閉鎖押釦を設けても良い。また、ホース収納部60に消火栓弁開閉レバーを設け、消火栓弁開閉レバーの動きをワイヤーにより消火栓弁に伝達して開閉させるようにしても良い。
このようにバルブ類収納装置76を管理用通路20に配置して消火栓設備16からバルブ類を分離配置したことで、監視員通路14側に設置する消火栓設備16が小型化でき、また、スペース的に制約のある監視員通路14の内部空間に放水制御機構を設ける必要がなくなり、設備工事や点検を容易に行うことを可能とする。
[消火栓設備の操作]
(通常監視時)
図1に示すトンネル10の道路を車両が通行している通常監視時にあっては、図2に示すように、消火栓設備16の消火栓扉30は閉鎖しており、監視員通路14を通る人の通行を妨げたり、危険を及ぼすことはない。
(火災発生時)
一方、トンネル10内で火災を伴う車両事故が発生した場合には、利用者は火災発生場所に近い消火栓設備16に出向き、図2に示す通報装置パネル38の発信機42を押して監視室に火災を通報し、応答ランプ44の点灯により監視室側への通報完了を確認する。
続いて、消火作業を行うため、消火栓扉30のハンドル32に手を入れて引くことでロックを解除し、図3に示すように、消火栓扉30を上向きに開放する。このように消火栓扉30を開放すると、扉裏面に支持しているノズル50が扉開口31から利用者の前に露出される。
これにより利用者は、道路15側又は監視員通路14からノズル50を取出してホース48を引き出し、放水を開始する場合には、起動押釦54を押すと遠隔消火栓弁80が開放され、ホース48に消火用水が供給され、ノズル50からの放水により消火作業を行うことができる。
この場合、ホース48の引き出しに伴いホース収納部60内のホースバケット62が回転し、慣性回転によりホース48を送り出す動きとなり、ホース48を軽い力で引き出すことができる。
火災が鎮火して消火作業が終了した場合には、起動押釦54を再度押すことで遠隔消火栓弁80が閉鎖し、ノズル50からの放水を停止させることができる。
また、消火作業が終了した後の復旧作業では、図5に示したように、点検扉28を取り外してホース収納部60を露出させ、この状態で、ホース48の水抜きを行った後に、ホースバケット62の中に内巻き状態にホース48を収納する。
この場合、ホースバケット62を回転させながらホース48を送り込むことで、簡単且つ容易にホース48の巻き戻し作業を終わらせることができる。また、ホース48を巻き戻す場合には、ホース48の付け根側を回転継手64から外しておくことで、ホース48の捩じれを考慮することなく、ホースバケット62を回転させながらホース48を巻き戻すことができる。
(消火栓設備の点検)
消火栓設備16を点検する場合には、監視員通路14側から係員が点検に必要な操作を
行えば良い。即ち、点検対象とする消火栓設備16の点検扉28を取り外してホース収納部60を監視員通路14上に露出させ、この状態で必要な点検を行う。
また、バルブ類の点検作業は、係員が管理用通路20に入り、そこに設置されているバルブ類収納装置76の点検作業を行う。
このような監視員通路14からの消火栓設備16の点検作業により、道路15側に消火栓扉を開いたり、道路側から操作する必要もないため、消火栓設備の点検で車両の通行に対し車線規制等の交通規制を行う必要がなく、交通規制しなくとも安全に点検作業ができる。
[点検扉が分割された消火栓設備]
図9は縞鋼板を用いた点検扉を分割した消火栓設備を示した説明図である。図9に示すように、本実施形態にあっては、消火栓埋込部26を閉鎖する点検扉について、例えば3枚の点検扉28a,28b,28cに分割し、中央の点検扉28bに消火栓扉30が配置されている。
このように消火栓埋込部26の開口を閉鎖する点検扉を3枚の点検扉28a,28b,28cに分割されたことで、一枚一枚の重さが軽くなり、点検時や復旧時には、点検扉28a,28b,28cの内の必要な場所を取り外せばよく、作業性を向上可能とする。
[スライド開閉する消火栓扉の実施形態]
図10はスライド開閉される消火栓扉を設けた消火栓設備を示した説明図であり、図10(A)に扉閉鎖状態を示し、図10(B)に扉開放状態を示す。また、図11はスライド開閉される消火栓扉の構造を示した説明図であり、図11(A)は図11(B)のX-X断面を示し、図11(B)は扉裏面を示す。
図10(A)に示すように、縞鋼板を用いた点検扉28の扉開口31には、消火栓スライド扉90がスライド操作により開閉自在に設けられている。消火栓スライド扉90のスライド開閉構造は、図11(B)に示すように、扉開口31の裏面両側に、相対するコ字形の断面をもった一対のガイドレール92が配置されており、ガイドレール92に消火栓スライド扉90の両側を嵌め入れることで、消火栓スライド扉90が前後方向にスライド自在に支持されている。
それ以外の構造は、図2乃至図6に示した上下回りに開閉自在な消火栓扉30が設けられた実施形態と同じになる。
トンネル10内で火災を伴う車両事故が発生した場合には、図10(B)に示すように、利用者がハンドル32の操作によりロックを外し、消火栓スライド扉90を奥行き方向に押すことで開放され、監視員通路14側に飛び出すことがない。
消火栓スライド扉90が開放された扉開口31の中には、ホース取出口46を形成するホース取出口パイプフレーム72のノズルホルダー52に支持されたノズル50が配置されており、利用者は道路15側又は監視員通路14側からノズル50を取り出してホース48を引き出し、消火作業を行うことができる。
なお、消火栓スライド扉90についても、ハンドル32による消火栓スライド扉90のロック状態で、消火栓スライド扉90を開放方向に付勢するコイルバネを消火栓スライド扉90と点検扉28の間に設け、ハンドル32の操作によりロックを解除した場合に、コイルバネの力でスライド開放させるか、或いはスライド開放のアシストにより軽い力で開
けられるようにしても良い。
[消火器収納部を一体化した消火栓設備]
図12はホース収納部と一体に消火器収納部と給水栓収納部が設けられた消火栓設備を示した説明図、図13は一体化したホース収納部、消火器収納部及び給水栓収納部に対しバルブ類収納部が分離配置された消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図である。
図12に示すように、本実施形態の消火栓設備16は、監視員通路14上の消火栓埋込部26の路面開口に対し、3枚に分けた点検扉28a,28b,28cを着脱自在に取付けて閉鎖している。
中央の点検扉28bには消火栓扉30が例えば上下回りに開閉自在に設けられ、左側の点検扉28aには消火器扉94が例えば上下回りに開閉自在に設けられ、更に右側の点検扉28cに給水栓扉96が例えば上下回りに開閉自在に設けられている。
また、監視員通路14の道路15に面した壁面には、消火栓銘板36と通報装置パネル38に加え、消火器銘板95と給水栓銘板97が配置されている。
図13に示すように、消火栓設備16は、監視員通路14の消火栓埋込部26に設置された筐体の中央にホース収納部60が配置され、その左側に消火器収納部98が配置され、その右側に給水栓収納部102が配置される。ホース収納部60は、前述した実施形態と同じになることから、同一符号を付して説明は省略する。
消火器収納部98には2本の消火器100が収納され、消火器扉94を想像線で示す消火器扉94aの位置に開いて消火器100を取り出し、初期消火を可能とする。消火器100の取出しは、道路15側又は監視員通路14側からできる。
給水栓収納部102には、消防隊が使用する給水栓104とポンプ起動押釦106が配置される。給水栓104に対しては、管理用通路20に設けられた給水本管24からの分岐配管78が上側に立ち上げられ、給水栓104に接続される。また、ポンプ起動押釦106から信号線がコントローラ75を介して消火ポンプ設備に接続されている。
なお、消火栓収納部98及び給水栓収納部102は、ホース収納部60に対し分離配置しても良い。
[監視員通路の箱抜き構造]
図14は監視員通路の箱抜き部を道路側から示した説明図である。本実施形態にあっては、監視員通路14の下部にはダクトがなく、コンクリートで埋められており、電線管等は全て管理用通路に配置されている。
このような監視員通路14については、図14に示すように、監視員通路14の路面から路肩を介して前壁に至る部分を箱形に刳り貫いた箱抜き部27が予め形成されており、箱抜き部27に対し道路15側となる前方から図2乃至図13に示したホース収納部60を組み込み設置可能としており、施工作業を容易にしている。
[本発明の変形例]
上記の実施形態にあっては、ホース収納部60に円筒籠形のホースバケット62を回転自在に支持しているが、ホースバケットを例えば楕円筒籠形等の別の形状に形成してホース収納部に固定配置しても良い。ホースバケットを楕円筒籠形とすることで、円筒籠形の
ホースバケットに比べ、ホースの1回の巻き込み長さを長くすることができ、同じホース長さであればホースバケットの深さを小さくして小型化でき、また、回転支持構造を持たないことで、構造が簡単となり、コストの低減が可能になる。
また、上記の実施形態にあっては、ホース収納部を水平に配置しているが、例えば斜めに配置する等、適宜の配置としても良い。
また、上記の実施形態で示した消火栓設備のホース類や消火栓弁等のバルブ類、通報装置の構成及び配置、その他の構成については任意であり、適宜の構成を採用して良い。
また、本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:トンネル
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
23:電線管
24:給水本管
26:消火栓埋込部
27:箱抜き部
28,28a,28b,28c:点検扉
29:コーナー嵌合片
30:消火栓扉
31:扉開口
32:ハンドル
33:ヒンジ
34:取手
36:消火栓銘板
38:通報装置パネル
40:赤色表示灯
42:発信機
44:応答ランプ
46:ホース取出口
48:ホース
50:ノズル
52:ノズルホルダー
54:起動押釦
60:ホース収納部
62:ホースバケット
62a,62b,62c:リングフレーム
64:回転継手
66:横ローラ
68:下ローラ
70:パイプフレーム
72:ホース取出口パイプフレーム
74:配管
75:コントローラ
76:バルブ類収納装置
78:分岐配管
80:遠隔消火栓弁
82:自動調圧弁
84:自動排水弁
86:メンテナンス装置
90:消火栓スライド扉
92:ガイドレール
94:消火器扉
95:消火器銘板
96:給水栓扉
97:給水栓銘板
98:消火器収納部
100:消火器
102:給水栓収納部
104:給水栓
106:ポンプ起動押釦

Claims (12)

  1. 道路を有するトンネル内の前記道路とトンネル壁面との間に前記トンネル壁面に沿って設けら前記道路の路面よりも一段高い路面を備えた監視員通路の路面下の、少なくとも前記監視員通路の路面側に取付口が開口された消火栓埋込部に設置され、ノズル付きのホースが収納されたホース収納部を含む消火栓装置に関する機器が収納されたトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓埋込部に設置された場合に、前記消火栓埋込部の前記取付口内の所定の位置となる扉開口に対し開閉自在に設けられ、閉鎖状態で前記監視員通路の路面の一部となるように設けられ、消火作業の際に前記ホースを引き出すために開放される消火栓扉を備え、
    前記開口は、前記ホース収納部の前記監視員通路側に形成されたホース取出口を臨む位置に形成され、
    前記消火栓扉は、利用者により、前記道路側と前記監視員通路の路面側の両方から開放可能とする位置に扉操作部を備え
    前記ホース取出口は、多角形であり、前記消火栓装置が消火栓埋込部に設置された場合に何れかの頂点が他の頂点よりも前記道路側に位置するように形成されたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  2. 請求項1記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓扉は、前記監視員通路の前記トンネル壁面側である奥側を中心に前記監視員通路の路面に対し上向き回りに開放可能であることを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  3. 道路を有するトンネル内の前記道路とトンネル壁面との間に前記トンネル壁面に沿って設けられ前記道路の路面よりも一段高い路面を備えた監視員通路の路面下の、少なくとも前記監視員通路の路面側に取付口が開口された消火栓埋込部に設置され、ノズル付きのホースが収納されたホース収納部を含む消火栓装置に関する機器が収納されたトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓埋込部に設置された場合に、前記消火栓埋込部の前記取付口内の所定の位置となる扉開口に対し開閉自在に設けられ、閉鎖状態で前記監視員通路の路面の一部となるように設けられ、消火作業の際に前記ホースを引き出すために開放される消火栓扉を備え、
    前記扉開口は、前記ホース収納部を臨む位置に形成され、
    前記消火栓扉は、利用者により、前記道路側と前記監視員通路の路面側の両方から開放可能とする位置に扉操作部を備え、前記監視員通路の路面に沿う方向にスライドして開閉自在であることを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  4. 請求項3記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓扉は、前記道路側から前記トンネル壁面側に向けてスライドして開放することを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  5. 道路を有するトンネル内の前記道路とトンネル壁面との間に前記トンネル壁面に沿って設けら前記道路の路面よりも一段高い路面を備えた監視員通路の路面下の、少なくとも前記監視員通路の路面側に取付口が開口された消火栓埋込部に設置され、ノズル付きのホースが収納されたホース収納部を含む消火栓装置に関する機器が収納されたトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓埋込部に設置された場合に、前記消火栓埋込部の前記取付口内の所定の位置となる扉開口に対し開閉自在に設けられ、閉鎖状態で前記監視員通路の路面の一部となるように設けられ、消火作業の際に前記ホースを引き出すために開放される消火栓扉を備え、
    前記扉開口は、前記ホース収納部の前記監視員通路側に形成されたホース取出口を臨む位置に形成され、
    前記消火栓扉の開放状態で、前記消火栓扉の裏面に着脱自在に支持される前記ノズル付きのホースのノズルが前記開口より外部に露出することで、又は前記開口の内側近傍に前記ホース取出口に支持される前記ノズル付きのホースのノズルが位置することで、利用者により、前記道路側と前記監視員通路の路面側の両方から前記ノズル付きのホースを引き出し可能とし
    前記ホース取出口は、多角形であり、前記消火栓装置が消火栓埋込部に設置された場合に何れかの頂点が他の頂点よりも前記道路側に位置するように形成されたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓扉の開放操作時に、開放方向に付勢する機構又は開放を補助する機構を備えたことと特徴とするトンネル内消火栓装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓埋込部に設置されるものであって、消火器が収納される消火器収納部と、
    前記監視員通路の路面側に設けられた消火器扉と、
    を備えたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  8. 請求項7記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火器扉は、前記監視員通路の路面に対し上向き回りに開放可能であって、利用者により、前記道路側と前記監視員通路側の両方から開放可能としたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  9. 請求項7又は8記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火器扉の開放状態で、利用者により、前記道路側と前記監視員通路側の両方から前記消火器を取り出し可能としたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記消火栓埋込部に設置されるものであって、給水栓が収納される給水栓収納部と、
    前記監視員通路の路面側に設けられた給水栓扉と、
    を備え、
    前記給水栓収納部に、消火ポンプを起動するポンプ起動押釦を収納し、
    前記給水栓扉の開放状態で、前記ポンプ起動押釦を操作可能としたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記ノズル付きのホースに消火用水を供給する所定の放水制御機構が前記トンネルの床版下に収納されたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
  12. 請求項11記載のトンネル内消火栓装置であって、
    前記放水制御機構は、開放動作により前記ノズル付きのホースに前記消火用水を供給し、閉鎖動作により前記消火用水の供給を停止する消火栓弁を含むことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
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