JP2015188561A - 消火栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルを保持した使用者が、一人で操作する場合でも安全に操作できるように、消火栓装置の遠方からでも消火栓弁を開放操作することができる消火栓装置を提供する。【解決手段】ノズルに消火栓弁を操作するための操作部と、操作部の操作に基づき消火栓弁開放信号を無線送信する送信部とを設け、また、消火栓箱に消火栓開放信号を受信する受信部と、消火栓開放信号に基づき消火栓弁を開放制御する制御部とを設け、無線信号によって消火栓弁を開放操作できるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば高速自動車道路等のトンネルに設置される消火栓装置に関するものである。
例えば特許文献1に記載された従来の消火栓装置では、トンネルの壁面に固定された筐体の前面に設けられた消火栓扉を開放し、消火栓扉の内側に保持されているノズルを取り出してホースを引き出し、消火栓扉の内側に設けられた消火栓開閉レバーを操作して、筐体内に設けられた消火栓弁を開放し、加圧水をノズルから放水するようになっている。
特開2013−22343号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の消火栓装置は、消火栓装置から遠方で発生した火災に対して、ノズルを保持して消火活動に適した位置へ移動すると消火栓開閉レバーに手が届かないため、二人で操作するか、一人で操作する場合には消火栓開閉レバーを操作してからホースを引き出す必要があった。
一人で操作する場合に、消火栓開閉レバーを先に操作してからホースを引き出そうとすると、ホース内への給水が始まっているために速やかに移動しないとホース内の水量が増加して重くなるだけでなく、移動中にノズルから放水が始まると放水する水の勢いによって、操作者に危険が伴うという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ノズルを保持した使用者が消火栓装置の遠方から消火栓弁を開放操作することができる消火栓装置を提供することを目的とする。
本発明に係る消火栓装置は、トンネル内に固定され、前面に扉を備えた消火栓箱と、前記消火栓箱内に収納されたホースと、前記ホースの一端に接続されたノズルと、前記ホースの一次側に備えられ、常時は閉で開操作により水をホースに供給する消火栓弁とを備えた消火栓装置であって、前記ノズルが前記消火栓弁を操作する操作部と、前記操作部の操作に基づき消火栓弁開放信号を無線送信するノズル送信部とを備え、前記消火栓箱に前記消火栓弁開放信号を受信する受信部と、前記消火栓弁開放信号に基づき前記消火栓弁を開放制御する制御部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る消火栓装置は、トンネル内に固定され、前面に扉を備えた消火栓箱と、前記消火栓箱内に収納されたホースと、前記ホースの一端に接続されたノズルと、前記ホースの一次側に備えられ、常時は閉で開操作により水をホースに供給する消火栓弁とを備えた消火栓装置であって、前記ノズルが前記消火栓弁を操作する操作部と、前記操作部の操作に基づき消火栓弁開放信号を無線送信するノズル送信部とを備え、前記消火栓弁に前記消火栓弁開放信号を受信する受信部と、前記消火栓弁開放信号に基づき前記消火栓弁を開放制御する制御部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、消火栓弁の操作をノズルで行うことができるので、消火栓弁を閉止した状態でノズルとホースを引き出すことができ、火災時にノズルを持って消火活動に適した位置に移動してから消火栓弁を開放することができる。
本発明の実施の形態1に係る消火栓装置1の一例である。 消火栓装置1のノズル4の拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る消火栓装置100の一例である。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1に係る消火栓装置1を示す構成図である。図1は、後述する扉11を開放し、ノズル4およびホース5を引き出した状態を示している。
消火栓装置1は、例えばトンネル内の壁面等に固定して設置され、前面に開口する扉11を備えた箱形の消火栓箱10を備えている。消火栓箱10は、内部に一端をノズル4に接続したホース5が他端を配管9を介して消火栓弁2の一端側に接続され、消火栓弁2の他端はさらに配管9を介してポンプ3と接続されている。ポンプ3は、水槽8に蓄えられた水の中に挿入されたフート弁33を備え、ポンプ3起動時にはフート弁33により水槽8の水を汲み上げ、配管9を介してホース5およびノズル4に加圧送水する。
消火栓箱10は、図示しないホース収納部を備え、ホース5が巻かれた状態で収納される。ホース5の一端は、ノズル4が接続されており、通常時、ノズル4は、消火栓箱10の図示しないノズルホルダに保持されている。火災時には、扉11を開放してノズル4をノズルホルダから取り外し、ホース5を消火栓箱10から引き出して使用する。
消火栓弁2は、弁体21および駆動部24を備え、弁体21は駆動部24の動作によって開閉する。通常時弁体21は閉止している。
また、消火栓箱10に後述するノズル4のノズル送信部45から無線送信される消火栓弁開閉信号とアドレスを受信する送受信部13(受信部に相当)と、消火栓弁開閉信号に基づき駆動部24を制御して弁体21を開閉する制御部12を備え、制御部12は当該消火栓装置1のノズル4のアドレスを記憶する図示しない記憶部を有している。送受信部13が消火栓弁開信号(消火栓弁開放信号に相当)とアドレスを受信すると、制御部12は、記憶部が記憶するアドレスと送受信部13が受信したアドレスを比較し、一致すると駆動部24に弁開信号を送信し、駆動部24を操作して弁体21を開放するとともに、送受信部13にポンプ起動信号を送信させる。なお、弁開信号およびポンプ起動信号は有線にて送信してもよいし、無線にて送信してもよい。また、このとき記憶部が記憶するアドレスと送受信部13が受信したアドレスが一致しないと、消火栓弁開信号を破棄し、消火栓弁2は閉鎖したままにして、ポンプ起動信号も送信しない。
また、送受信部13がノズル4のノズル送信部45から無線送信される消火栓弁閉信号とアドレスを受信すると、制御部12は、記憶部が記憶するアドレスと送受信部13が受信したアドレスを比較し、一致すると駆動部24に弁閉信号を送信し、駆動部24を操作して弁体21を閉止するとともに、送受信部13にポンプ停止信号を送信させる。なお、弁閉信号およびポンプ停止信号は有線にて送信してもよいし、無線にて送信してもよい。また、このとき記憶部が記憶するアドレスと送受信部13が受信したアドレスが一致しないと、消火栓弁閉信号を破棄し、消火栓弁2は開放したままにして、ポンプ停止信号も送信しない。
こうすることで、消火活動中に使用していない消火栓装置1の消火栓弁2が開放したり、消火活動中の消火栓装置1の消火栓弁2が閉止したりといった不具合の発生を防ぐことができる。
なお、ノズルホルダは図示しないノズル検出部を備えており、ノズル4がノズルホルダに保持されている場合には、送受信部13の電源がオフになっており、送受信動作を行わない。ノズル4をノズルホルダから取り外すと、これをトリガとしてノズル4を取り外した消火栓装置1の送受信部13の電源がオンとなり、送受信動作を開始するようになっている。
こうすることで、消火活動中に使用していない消火栓装置1の送受信部13が他の消火栓装置1から発信された消火栓弁開閉信号や違法電波を受信することがないので、火災時に消火栓装置1を使用した時に、使用していない消火栓装置1の消火栓弁2が開放したり、違法電波等によって、非火災時に消火栓弁2が開放したりといった不具合の発生を防ぐことができる。
なお、本実施の形態1では、ノズル4をノズルホルダから取り外すことが送受信部13の電源がオンとなり送受信動作を開始するトリガとなっているが、これに限定せず、消火栓装置1を使用して消火活動を行う一連の動作の中で扉11を開放してからノズル4およびホース5を引き出す操作の中にトリガを設けていればよい。例えば、扉11を開放することや、ホース5を引き出すことをトリガとしてもよい。
また、消火栓箱10に無線制御開始スイッチを設け、その操作をトリガとしてもよい。
また、本実施の形態1では、使用しているノズル4に水を供給する消火栓弁2のみを動作させる方法として、ノズル送受信部45が消火栓弁開閉信号とともにアドレスを送信する構成と、ノズル4をノズルホルダから取り外すことにより送受信部13の電源がオンとなる構成を使用しているが、どちらか一方を使用する構成としてもよい。
ポンプ3は、フート弁配管34を介してフート弁33に接続され、水槽8の水を配管9を介して、後述するホース5およびノズル4に加圧送水する。ポンプ3は、ポンプ3を制御するポンプ制御部32と、送受信部13から送信されるポンプ制御信号を受信するポンプ制御信号受信部36を備え、ポンプ制御信号受信部36がポンプ起動信号を受信すると、ポンプ制御部32はポンプ3を起動する。
また、ポンプ制御信号受信部36がポンプ停止信号を受信すると、ポンプ制御部32はポンプ3を停止する。
なお、送受信部13がポンプ起動信号およびポンプ停止信号を送信する際に、記憶部に記憶しているノズル4のアドレスも送信する構成としてもよい。この場合、ポンプ制御部32が図示しないポンプ記憶部を備え、ポンプ起動信号とともに送られてきたアドレスを記憶し、その後、ポンプ停止信号とともに送られてきたアドレスと一致するアドレスを消去するようにすることで、他に使用中の消火栓装置1がある場合には、ポンプ停止信号を受け付けず、使用中に放水が止まってしまうという不具合を防ぐことができる。つまり、ポンプ3は、トンネル内に設置された複数の消火栓装置1に対して、共通して一つ設置されるようにすることができ、かつ、複数の消火栓装置1から同時期に放水することができる。
なお、本実施の形態1では、ポンプ制御部32がポンプ3の起動と停止を制御しているが、これに限定せず、ポンプ3の起動はポンプ起動信号に基づきポンプ制御部32が制御するが、ポンプ3の停止は、人がポンプ制御部32を直接操作することによって停止する構成としてもよい。この場合、送受信部13は、消火栓弁閉信号を受信してもポンプ停止信号を送信する必要はなく、また、送受信部13は、アドレスを送信する必要もなく、ポンプ記憶部も不要である。
また、ポンプ3は、ポンプ起動信号に基づき起動する構成としているが、これに限定せず、消火栓弁2が開放することにより消火栓弁2一次側の配管9内の圧力が低下したことを検出して起動する構成としてもよい。この場合、送受信部13に代えて、受信機能のみを有する図示しない受信部を備えていればよい。
ホース5は、彎曲してもホース径が一定以上を保つ保形ホースで構成されている。
ノズル4について、図2に基づいて説明する。
ノズル4は、所定の圧力で供給された水を所定の放水量と放水形状で放水するための放水口41を備えている。また、ノズル4は、操作部に相当する消火栓弁開ボタン43と消火栓弁閉ボタン44を備え、消火栓弁開ボタン43と消火栓弁閉ボタン44を操作すると、それぞれ消火栓弁開信号と消火栓弁閉信号を無線送信するノズル送信部45を備えている。また、ノズル4は、ノズル送信部45を制御するノズル制御部42を備え、ノズル制御部42は、自身のアドレスを記憶する図示しないノズル記憶部を備え、消火栓弁開信号と消火栓弁閉信号を無線送信する場合には、自身のアドレスも無線送信する。
なお、消火栓弁開ボタン43を押す回数(操作部を開操作する回数)によって、ノズル4からの放水量(ポンプ3の送水圧力)を変化させるようにしてもよい。例えば、消火栓弁開ボタン43を1回押すと、ノズル4からの放水量が130L/min、2回押すと160L/min、3回押すと200L/minと変化し、4回押すと再び130L/minと変化させる。この場合も、消火栓弁開ボタン43を押す毎に消火栓弁回信号とノズル4が送受信部13に受信され、送受信部13からポンプ起動信号が送信される。ポンプ制御部32は、ポンプ制御信号受信部36がポンプ起動信号を受信した回数をポンプ記憶部に記憶させ、その回数に応じて放水圧力を変化させる。このとき記憶したポンプ起動信号の受信回数は、ポンプ停止信号を受信した際に消去される。
こうすることで、消火活動中に任意に放水量を代えることができ、火災状況や使用者の体力に併せた水量で放水することができる。
また、ノズル4は、充電池46を備え、ノズル送信部45およびノズル記憶部等に電源を供給している。
消火栓箱10のノズルホルダは、充電池46を充電する図示しない充電器を備えており、ノズル4をノズルホルダに保持すると充電池46が充電されるので、使用時に電池切れで使用できないということがない。
なお、ノズル送信部45およびノズル記憶部等に電源を供給する方法として、充電池46に限定せず、たとえば乾電池(電池に相当)としてもよい。この場合、ノズルホルダには充電器に変えて電池残量検出部と電池残量を表示する電池残量表示部を備えてもよい。そうすることで、電池残量を確認することができ、電池残量が少なくなったものは電池交換を行うことで、使用時の電池切れを防ぐことができる。
また、乾電池を電源とする場合は、電池残量検出部をノズル4に設けてもよく、この場合、ノズル送信部45と送受信部13との間で定期的に通信を行い、電池残量表示部に電池残量の表示を行ってもよい。
また、消火栓装置1は、手動部に相当する手動レバー7を備えており、万が一ノズル4の充電池46(または乾電池)が残量不足で無線信号による消火栓弁2の操作ができない場合には、手動レバー7によって放水することができる。手動レバー7は、有線にて制御部12と接続されており、手動レバー7を消火栓弁開放側または、消火栓弁閉止側に操作すると、消火栓装置1の制御部12は、駆動部24を制御して弁体21を開放または閉止するとともに、送受信部13がポンプ起動信号または、ポンプ停止信号を送信する。
なお、手動部は、レバー形状としているが、これに限定せず、ボタンにより操作するようにしてもよい。
また、手動部は、有線にて制御部12と接続されているが、これに限定せず、手動部に送信部を設けて、無線にて制御部12に消火栓弁開閉信号を送信するようにしてもよい。
また、手動部は、電気的に制御部12を制御して消火栓弁2を開閉する構成としているが、これに限定せず、例えばワイヤーを用いて機械的に消火栓弁2を開閉する構成としてもよい。
次に使用時の動作について説明する。
消火栓装置1は、火災発生時にトンネル内の通行者や消防隊員(以下、使用者とする)などが操作して消火を行う。
火災を発見した使用者は、消火栓箱10の扉11を開放し、ノズル4を取り出す。ノズル4をノズルホルダから取り外すと、ノズル4を取り外した消火栓装置1の送受信部13に電源がオンとなり受信状態となる。
使用者は、ノズル4に接続されたホース5を消火栓箱10から引き出しながら、火災現場の付近までノズル4を持って移動し、ここで消火栓弁開ボタン43を押下する。消火栓弁開ボタン43を押下すると、ノズル制御部42は、消火栓弁開信号とノズル記憶部に記憶された自身のアドレスとをノズル送信部45から無線送信する。
このとき、電源がオンになって受信状態となっている送受信部13は、ノズル4がノズルホルダから外れている消火栓装置1のみであるから、当該消火栓装置1の送受信部13のみが消火栓弁開信号とアドレスを受信する。制御部12は、送受信部13が受信したアドレスが自身の記憶部が記憶するアドレスと一致すると、消火栓弁開信号を受け入れて消火栓弁2を開放する。このとき制御部12は、送受信部13にポンプ起動信号を送信させる。なお、送受信部13が受信したアドレスと記憶部が記憶するアドレスが一致したことを制御部12が確認しているので、他の消火栓装置1のノズル4が何らかの理由でノズルホルダから外れてしまっていても、使用する消火栓装置1の消火栓弁2のみが開放する。
ポンプ起動信号をポンプ制御信号受信部36が受信すると、ポンプ制御部32はポンプ3を起動し、ポンプ3はフート弁33を介して水槽8の水を配管9に加圧送水する。
配管9に加圧送水された水は、消火栓弁2を通過し、ホース5を介してノズル4に供給される。ノズル4に供給された水は、放水口41から放水され、使用者はノズル4を操作して火災を消火する。
消火が完了すると、使用者は消火栓弁閉ボタン44を押下する。消火栓弁閉ボタン44を押下すると、ノズル制御部42は、消火栓弁閉信号とノズル記憶部に記憶された自身のアドレスとをノズル送信部45から無線送信する。
このとき、電源がオンになって受信状態となっている送受信部13は、ノズル4がノズルホルダから外れている消火栓装置1のみであるから、当該消火栓装置1の送受信部13のみが消火栓弁閉信号とアドレスを受信する。制御部12は、送受信部13が受信したアドレスが自身の記憶部が記憶するアドレスと一致すると、消火栓弁閉信号を受け入れて消火栓弁2が閉止する。このとき制御部12は、ポンプ停止信号を送信する。なお、送受信部13が受信したアドレスと記憶部が記憶するアドレスとが一致することを制御部12が確認しているので、他の消火栓装置1を同時に使用している場合でも、使用を終了する消火栓装置1の消火栓弁2のみが閉止する。
ここで、ポンプ制御部32がポンプ記憶部を備える構成とした場合には、他の消火栓装置1を同時に使用していると、ポンプ制御部32は、送信されてきたアドレスと一致するポンプ記憶部に記憶しているアドレスを消去したうえでポンプ停止信号を破棄し、ポンプ記憶部に記憶されたアドレスが全て消去されたときに受信したポンプ停止信号でのみポンプ3を停止する。
また、ポンプ3の停止を、人がポンプ制御部32を直接操作して停止する構成とした場合、消火栓弁2が閉止して放水が停止してもポンプ3は起動したままであり、人がポンプ制御部32を操作してポンプ3を停止させる。
<実施の形態2>
図3は、本実施の形態2に係る消火栓装置100を示す構成図である。図3は、扉11を開放し、ノズル4およびホース5を引き出した状態を示している。
本実施の形態2の消火栓装置100は、実施の形態1の消火栓装置1の消火栓箱10の制御部12および送受信部13に代えて、消火栓弁2に制御部22および送受信部23を備えており、その他の部品については共通の部品を使用し、符号も同じものを使用している。なお、この場合、制御部22は図示しない記憶部を有し、また、送受信部23と駆動部24は有線にて電気的に接続される。また、消火栓弁2は、消火栓箱10の外部に配置され配管9を介して、ホース5と接続される。
<実施の形態3>
本実施の形態3は、実施の形態1の消火栓装置1および実施の形態2の消火栓装置100の消火栓弁開ボタン43および消火栓弁閉ボタン44に変えて、放水ボタン47を備えており、その他の部品については共通の部品を使用し、符号も同じものを使用している。
放水ボタン47は、ノンロックスイッチであり、ボタンを押下している間のみ放水する構成となっており、使用者が放水開始時に放水ボタン47を押下すると、ノズル制御部42は、ノズル送信部45に消火栓弁開信号とアドレスを送信させる。
放水停止時には、放水ボタン47を離すと、ノズル制御部42は、ノズル送信部45に消火栓弁閉信号とアドレスを送信させる。
こうすることで、放水開始および停止をひとつのボタンで操作することができ、ノズル4の形状を例えばピストル型とした場合には、放水ボタン47をトリガー形状とすることで、ノズル4を手に持った状態での操作性を向上することができる。
なお、放水ボタン47に変えて、ロックスイッチである放水ボタン48としてもよく、この場合、放水ボタン48を押下してロックした状態を保持しているあいだ放水し、再度放水ボタン48を押下してロック解除すると放水を停止する。
なお、実施の形態1乃至3では、アドレスの授受により相互関係を認識しているが、これに限定せず、相互に認識できる情報(機器IDなど)を用いて制御を行ってもよい。
1 消火栓装置、2 消火栓弁、3 ポンプ、4 ノズル、5 ホース、7 手動レバー、8 水槽、9 配管、10 消火栓箱、11 扉、12 制御部、13 送受信部、21 弁体、22 制御部、23 送受信部、24 駆動部、32 ポンプ制御部、33 フート弁、34 フート弁配管、36 ポンプ制御信号受信部、41 放水口、42 ノズル制御部、43 消火栓弁開ボタン、44 消火栓弁閉ボタン、45 ノズル送信部、46 充電池、47 放水ボタン、48 放水ボタン、100 消火栓装置。

Claims (9)

  1. トンネル内に固定され、前面に扉を備えた消火栓箱と、
    前記消火栓箱内に収納されたホースと、
    前記ホースの一端に接続されたノズルと、
    前記ホースの一次側に備えられ、常時は閉で開操作により水をホースに供給する消火栓弁とを備えた消火栓装置であって、
    前記ノズルが前記消火栓弁を操作する操作部と、
    前記操作部の操作に基づき消火栓弁開放信号を無線送信するノズル送信部とを備え、
    前記消火栓箱に前記消火栓弁開放信号を受信する受信部と、
    前記消火栓弁開放信号に基づき前記消火栓弁を開放制御する制御部とを備えたことを特徴とする消火栓装置。
  2. トンネル内に固定され、前面に扉を備えた消火栓箱と、
    前記消火栓箱内に収納されたホースと、
    前記ホースの一端に接続されたノズルと、
    前記ホースの一次側に備えられ、常時は閉で開操作により水をホースに供給する消火栓弁とを備えた消火栓装置であって、
    前記ノズルが前記消火栓弁を操作する操作部と、
    前記操作部の操作に基づき消火栓弁開放信号を無線送信するノズル送信部とを備え、
    前記消火栓弁に前記消火栓弁開放信号を受信する受信部と、
    前記消火栓弁開放信号に基づき前記消火栓弁を開放制御する制御部とを備えたことを特徴とする消火栓装置。
  3. 前記ノズルが自身のアドレスを記憶するノズル記憶部を備え、
    前記制御部が前記ホースによって接続された前記ノズルのアドレスを記憶する記憶部を備え、
    前記操作部が操作されると、前記ノズル送信部は前記ノズル記憶部に記憶した前記アドレスを無線送信し、前記制御部は前記受信部が受信した前記アドレスが、前記記憶部に記憶した前記ノズルのアドレスと一致したとき、前記消火栓弁を開放することを特徴とした請求項1または2に記載の消火栓装置。
  4. 前記扉を開放し、前記ノズルおよび前記ホースを引き出す操作の間に前記受信部が受信動作を開始するトリガを設けたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の消火栓装置。
  5. 前記消火栓箱が前記ノズルを保持するノズルホルダを備え、
    前記トリガが、前記ノズルが前記ノズルホルダから取り外すことであり、
    前記トリガにより、前記ノズルが前記ノズルホルダから取り外された前記消火栓装置の前記受信部のみが受信動作を開始することを特徴とする請求項4に記載の消火栓装置。
  6. 前記操作部の操作回数に基づき放水量を制御することを特徴とする請求項1乃至5に記載の消火栓装置。
  7. 前記操作部を放水側に操作している場合にのみ放水することを特徴とする請求項1乃至6に記載の消火栓装置。
  8. 前記ノズルが前記ノズル送信部に電源を供給する充電池を備え、
    前記ノズルホルダが前記充電池を充電する充電部を備え、
    前記ノズルホルダが前記ノズルを保持した状態で、前記充電部が前記充電池を充電することを特徴とする請求項1乃至7に記載の消火栓装置。
  9. 前記ノズルが前記ノズル送信部に電源を供給する電池を備え、
    前記ノズルホルダが前記電池の電池残量を検出して表示する電池残量表示部を備え、
    前記ノズルホルダが前記ノズルを保持した状態で、前記電池残量を表示することを特徴とする請求項1乃至7に記載の消火栓装置。
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