JP2003310785A - 消火栓装置操作方法案内システム - Google Patents

消火栓装置操作方法案内システム

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JP2003310785A
JP2003310785A JP2002125933A JP2002125933A JP2003310785A JP 2003310785 A JP2003310785 A JP 2003310785A JP 2002125933 A JP2002125933 A JP 2002125933A JP 2002125933 A JP2002125933 A JP 2002125933A JP 2003310785 A JP2003310785 A JP 2003310785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消火栓装置の使い方を知らない人でも、トン
ネル火災発生時に正しく、また迅速に使えるよう、その
使い方を案内する消火栓装置操作方法案内システムを提
供する。 【解決手段】 消火栓本体1と消火栓扉2と押ボタン式
通報装置3とからなる消火栓装置の操作方法を案内する
消火栓装置操作方法案内システムにおいて、火災検知器
5で火災を検知すると火災通報用の押ボタン10の場所
を光学的に示す押ボタン表示部11と、火災通報用の押
ボタン10が押されると扉ハンドル12の場所を光学的
に示す扉ハンドル表示部14と、消火栓扉2が開いたこ
とが検出されると放水ノズルの場所を光学的に示す放水
ノズル表示部と、放水ノズルが取出されたことが検出さ
れると開閉弁レバーの場所を光学的に示す開閉弁レバー
表示部とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル内に設置され
た押ボタン式通報装置及び消火栓を備えた消火栓装置に
おいて、火災発生時に消火のための操作手順及び操作方
法を視覚的に及び又は音声等によって案内を行う消火栓
装置操作方法案内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル内には、火災発生時に備えて消
火栓装置が設けられている。この消火栓装置は、放水の
ためのホースと放水ノズル及び消火栓の開閉を行うため
の消火栓開閉弁レバーとが収められた消火栓本体、通報
装置、軽微な火災の場合に用いられる消火器収納部から
なっている。トンネル火災発生時には、火災検知器によ
り火災が発生したことが検知された場合には自動的に、
また、人により火災が発見された場合には、その発見者
が押ボタン式通報装置を作動させることで、防災受信盤
に火災信号が送られると共にポンプが起動する。ポンプ
が起動すると、押ボタン式通報装置の上にある赤色表示
灯が点滅する。さらに、人が消火栓扉を開いて放水のた
めのホース及び放水ノズルを取り出し、消火栓開閉弁レ
バーを引くことで消火栓内の開閉弁が開き、放水が開始
されて消火活動が行われる。ここで、火災発生時に現場
に居合わせた人が、必ずしも消火栓装置の使用方法を知
っているとは限らず、このため従来の消火栓装置におい
てはその使用方法について消火栓装置又はその近傍に取
扱説明用の銘板が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の消火栓
装置においては、以下に述べるような問題点を有してい
た。火災発生時、特に車両火災時には大量の煙が発生
し、トンネルにおいては煙の逃げ場がないために、煙は
トンネル内に充満して銘板に書かれた取扱説明を読むこ
とは困難である。また、火災によって停電となり、トン
ネル内の照明が消えた状況も想定され、この場合も銘板
に書かれた取扱説明を読むことは困難である。さらに、
仮に銘板を読むことができたとしても、火災発生という
緊急時に正しい使い方を短い時間で理解することも困難
である。このような場合に消火栓を正しく使うことがで
きないことにより、消火活動ができなかったり、使用者
が誤った危険な使い方をすることも考えられる。
【0004】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たものであり、消火栓装置の使い方を知らない人でも、
トンネル火災発生時に正しく、また迅速に使えるよう、
その使い方を案内する消火栓装置操作方法案内システム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような消火栓装置操
作方法案内システムにおける問題を解決するために請求
項1に記載の本発明は、放水用ホースと放水ノズル及び
開閉弁レバーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを
備えた消火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボ
タン式通報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内
する消火栓装置操作方法案内システムにおいて、火災検
知器で火災を検知すると上記火災通報用の押ボタンの場
所を光学的に示す押ボタン表示部と、上記火災通報用の
押ボタンが押されると上記扉ハンドルの場所を光学的に
示す扉ハンドル表示部と、上記消火栓扉が開いたことが
検出されると上記放水ノズルの場所を光学的に示す放水
ノズル表示部と、上記放水ノズルが取出されたことが検
出されると上記開閉弁レバーの場所を光学的に示す開閉
弁レバー表示部とを備えたことを特徴として構成されて
いる。
【0006】また、請求項2に記載の本発明では、放水
用ホースと放水ノズル及び開閉弁レバーとを収納した消
火栓本体と、扉ハンドルを備えた消火栓扉と、火災通報
用の押ボタンを備えた押ボタン式通報装置とからなる消
火栓装置の操作方法を案内する消火栓装置操作方法案内
システムにおいて、火災検知器での火災の検知の有無に
かかわらず上記火災通報用の押ボタンが押されると上記
扉ハンドル表示部の場所を光学的に示す扉ハンドル表示
部と、上記消火栓扉が開いたことが検出されると上記放
水ノズルの場所を光学的に示す放水ノズル表示部と、上
記放水ノズルが取出されたことが検出されると上記開閉
弁レバーの場所を光学的に示す開閉弁レバー表示部とを
備えたことを特徴として構成されている。
【0007】また、請求項3に記載の本発明では、放水
用ホースと放水ノズル及び開閉弁レバーとを収納した消
火栓本体と、扉ハンドルを備えた消火栓扉と、火災通報
用の押ボタンを備えた押ボタン式通報装置とからなる消
火栓装置の操作方法を案内する消火栓装置操作方法案内
システムにおいて、火災検知器での火災の検知の有無及
び上記火災通報用の押ボタンが押されたか否かにかかわ
らず上記扉検出部が上記消火栓扉が開いたことを検出す
ると上記放水ノズルの場所を光学的に示す放水ノズル表
示部と、上記放水ノズルが取出されたことが検出される
と上記開閉弁レバーの場所を光学的に示す開閉弁レバー
表示部とを備えたことを特徴として構成されている。
【0008】また、請求項4に記載の本発明では、請求
項1〜3に記載の本発明において、上記各表示部は光学
的作動時に点灯又は点滅し、他の表示部が点灯又は点滅
を開始すると消灯することを特徴として構成されてい
る。
【0009】また、請求項5に記載の本発明では、請求
項1〜4に記載の本発明において、上記各表示部が光学
的作動した際に各表示部と同期してそれらが示す部分の
操作を促す音声及び操作方法を説明する音声が出力され
る音声出力部を備えたことを特徴として構成されてい
る。
【0010】さらに、請求項6に記載の本発明では、請
求項5に記載の本発明において、上記音声出力部は上記
開閉弁レバー表示部が上記放水ノズルが取出されたこと
を検出すると、上記放水ノズル及び放水ホースの使用方
法を説明する音声を出力し、あらかじめ設定した一定時
間後に上記開閉弁レバーの操作を促す音声を出力するこ
とを特徴として構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本実施形態におけ
る消火栓装置の正面図、図2は消火栓扉を開いた状態に
おける消火栓装置の平面図、図3は消火栓扉を開いた状
態における消火栓装置の側面図、及び図4は本実施形態
における消火栓装置操作方法案内システムのフローチャ
ートである。
【0012】図1〜3に沿って、消火栓装置の構成につ
いて説明する。この消火栓装置は主として自動車用のト
ンネル内に設置され、車の事故等によるトンネル内の火
災を検知し、通報すると共に火災を消火するために用い
られる。すなわち図1に示すように消火栓装置は、消火
栓本体1と、前倒し式の開閉扉である消火栓扉2と、火
災発生の際に通報を行う押ボタン式通報装置3と、軽微
な火災等の場合に用いられる消火器4とからなってい
る。
【0013】消火栓本体1は、トンネルにおける自動車
走行路の側面である壁面に横長の直方体箱形状の容器を
設けてなる。消火栓本体1の側面には水供給口21Aが
設けられ、給水配管と接続される。また、消火栓本体1
は、消火栓扉2の開閉を検出する扉検出部13を備えて
いる。この扉検出部13はリミットスイッチによって構
成され、消火栓扉2を閉めた場合に消火栓扉2と接する
位置に設置される。図3においては、消火栓扉2の最上
部と接する位置に設置されているが、消火栓扉2と接す
るのであれば、いずれの位置にも設置することができ
る。
【0014】消火栓本体1には、放水用ホース20等が
通常時に外部に露出しないように消火栓本体前面の略下
半分を覆う長方形状の消火栓扉2が設けられ、該消火栓
扉2はそれを開閉するための扉ハンドル12を有してい
る。扉ハンドル12は、使用時に扉を開けやすいように
消火栓扉2の上部に設けられている。扉ハンドル12を
引くことで、消火栓扉2は前方に倒れて消火栓本体は開
放される。また、扉ハンドル12の場所を示すための扉
ハンドル表示部14が、扉ハンドル12の周囲を囲むよ
うに消火栓扉2の外面に設置されている。扉ハンドル表
示部14はLEDからなり、所定の状況において点灯又
は点滅する。
【0015】消火栓本体1の内部には、水供給口21A
に接続された開閉弁21と、その開閉を行う開閉弁レバ
ー18と、開閉弁21から火災現場まで水を供給する放
水用ホース20と、該放水用ホース20の先端部である
放水ノズル15とが納められている。
【0016】放水ノズル15は、消火栓扉2の内面側に
保持されている。放水ノズル15は、水出口部と使用者
が手で持つための保持部と放水用ホース20との接続部
からなり、使用時には容易に取出すことができるように
消火栓扉2に保持されている。放水用ホース20は、放
水ノズル15から消火栓扉2の内面を這わせており、消
火栓本体1の内部では渦巻き状に巻かれて収納されてい
る。また、消火栓扉2の内面側には開閉弁レバー18が
設置されている。開閉弁レバー18は開閉弁21に接続
されており、前後に倒すことによって開閉弁21の開閉
を行う。
【0017】消火栓扉2の内面側には、放水ノズル15
及び開閉弁レバー18の設置位置の近傍にそれらの場所
を示すための放水ノズル表示部17及び開閉弁レバー表
示部19がそれぞれ設置されている。これら各表示部は
LEDからなり、所定の状況において点灯又は点滅す
る。また、消火栓扉2の内面側に固定される放水ノズル
15の設置部分には放水ノズル検出部16が設けられて
おり、リミットスイッチによって構成されて、放水ノズ
ル15の取出しの有無を検知する。
【0018】押ボタン式通報装置3は、消火栓本体1に
隣接して設けられ、火災通報用の押ボタン10を有して
いる。また、押ボタン10にはその場所を示すための押
ボタン表示部11が押ボタン10の周囲を囲むように設
置されている。この押ボタン表示部11もLEDからな
り、所定の状況において点灯又は点滅する。
【0019】火災が発生したことを検知するために、ト
ンネルの壁面に火災検知器5が設けられる。通常の検知
器同様、炎を検知することで検知信号を出力するため、
火災検知器5はトンネル内の壁面に設けられる。また、
炎を検知する構造は従来のものと同様であり、火炎から
放射される紫外線や赤外線などの輻射光を受光ガラス内
に配設された受光素子で検出して火災の発生を検知す
る。
【0020】消火栓装置には、音声出力部6が設けられ
る。音声出力部6は、スピーカーからなり、押ボタン式
通報装置3の中央部に設置される。ただし、消火栓装置
及びその近傍であればどこに配置してもよい。音声出力
部6は、消火栓装置操作方法案内システムが起動する
と、各表示部からの信号を受けて、その点灯と同期させ
て状況に応じた音声を出力し、消火栓装置の正しい使い
方及び手順を使用者に案内する。
【0021】次に図4に沿って火災発生時における消火
栓装置操作方法案内システムの動作について説明する。
火災検知器5によって火災が検知された場合、その検知
信号によって消火栓装置操作方法案内システムは起動
し、押ボタン式通報装置3の押ボタン10の場所を示す
押ボタン表示部11が点滅を始める。また、これと同期
して現場の使用者に「火災確認の後、通報ボタンを押し
てください」等の押ボタン10を押すことを促す音声が
音声出力部6から出力される。これによって、現場の使
用者は火災が発生していれば押ボタン10を押さなけれ
ばならないことを認識すると共に、その場所を的確に認
識することができる。また、火災が発生していない場合
には押ボタン10は押されず、押ボタン式通報装置3が
作動させられないので、火災検知器5の誤報による通報
を防ぐことができる。
【0022】押ボタン10が押されることで押ボタン式
通報装置3から通報信号がトンネル外の防災受信盤等に
送られ、消防車の出動などトンネル外からの消火活動を
促すこととなる。また、それと同時に水供給口21Aに
接続された給水配管の上流に設置された図示しない消火
栓ポンプが起動し、開閉弁21の部分まで水圧をかける
ことで、消火栓からの放水に備えた状態となる。ポンプ
が起動すると押ボタン式通報装置3の上にある赤色表示
灯が点滅し、火災が発生したことを周りに知らせること
ができる。それと同時に押ボタン表示部11は消灯し、
消火栓扉2の扉ハンドル12の場所を示す扉ハンドル表
示部14が点滅を始める。また、これと同期して音声出
力部6から現場の使用者に「消火栓を開けてください」
等の消火栓扉2を開けることを促す音声が出力される。
これによって、現場の使用者は消火栓扉2を開けなけれ
ばならないことを認識すると共に、その場所を的確に認
識することができる。
【0023】消火栓扉2が開けられた場合、放水ノズル
15は、消火栓扉2の内面側に固定されているため、扉
ハンドル12が引かれた時に消火栓扉2と共に前方に倒
れ、使用者が容易に取り出すことができるようになる。
また、開閉弁レバー18も消火栓扉2の内面に設けられ
ており、消火栓扉2が開かれた場合に使用者が容易にそ
の操作を行うことができる。また、消火栓扉2が開けら
れたことは扉検出部13によって検出され、その検出信
号によって扉ハンドル表示部14は消灯し、それと同時
に放水ノズル15の場所を示す放水ノズル表示部17が
点滅を開始する。また、これと同期して音声出力部6か
ら現場の使用者に「放水ノズルを取ってください」等の
放水ノズルを取ることを促す音声が出力される。これに
よって、現場の使用者は次に放水ノズルを取らなければ
ならないことを認識すると共に、その場所を的確に認識
することができる。
【0024】放水ノズル15が取出されると、そのこと
は放水ノズル検出部16によって検出され、その検出信
号によって放水ノズル表示部17は消灯し、開閉弁レバ
ー18の場所を示す開閉弁レバー表示部19が点滅を開
始する。また、それと同期して音声出力部6から現場の
使用者に「レバーを引き、消火活動を行ってください」
等の開閉弁レバー18を引くことを促す音声が出力され
る。これによって、現場の使用者は開閉弁レバー18を
引くことで放水が開始されることを認識することがで
き、また開閉弁レバー18の場所を的確に認識すること
ができる。そして、開閉弁レバー18が引かれると開閉
弁21は開いて、あらかじめ圧力をかけられていた水は
放水用ホース20を通って放水ノズル15から放水さ
れ、消火活動を行うことができる。
【0025】放水ノズル15が取出された場合に以下の
ように操作を案内することもできる。放水ノズル15が
取出されたことが放水ノズル検出部16によって検出さ
れると、それと同時に音声出力部6から現場の使用者に
「放水用ホースを引出してください」等の放水用ホース
20を引出すことを促す音声が出力される。また、放水
用ホース20を引出すのに必要と考えられるあらかじめ
設定した一定時間後に「放水ノズルを手でしっかり持っ
てください」等の放水ノズルを手でしっかり持つことを
促す音声が出力される。さらにあらかじめ設定した一定
時間後に、放水ノズル表示部17は消灯し、開閉弁レバ
ー18の場所を示す開閉弁レバー表示部19が点滅を開
始する。また、それと同期して音声出力部6から現場の
使用者に「レバーを引き、消火活動を行ってください」
等の開閉弁レバー18を引くことを促す音声が出力され
る。これによって、現場の使用者は放水ノズルを取った
後の正しい手順を的確に認識し、正しい動作を行うこと
ができる。
【0026】次に、火災検知器5によって火災が検知さ
れる前に、火災発生現場の使用者によって火災が発見さ
れた場合の消火栓装置操作方法案内システムの動作につ
いて説明する。火災発生現場の使用者によって火災が発
見され、押ボタン10が押されると、防災受信盤に火災
信号が送られると共にポンプが起動する。ポンプが起動
すると、押ボタン式通報装置3の上にある赤色表示灯が
点滅すると共に、消火栓装置操作方法案内システムも起
動する。そして、消火栓扉2の扉ハンドル12の場所を
示す扉ハンドル表示部14が点滅を開始する。また、そ
れと同期して音声出力部6から現場の使用者に「消火栓
を開けてください」等の消火栓扉2を開けることを促す
音声が出力される。
【0027】以下の動作については、火災検知器5によ
って火災が発見された場合と同様であり、消火栓扉2が
開けられたことが検出されると放水ノズル表示部17が
点滅を始め、それと同時に扉ハンドル表示部14が消灯
し、放水ノズル15が取出されたことが検出されると開
閉弁レバー表示部19が点滅を始め、それと同時に放水
ノズル表示部17が消灯する。また、それら表示部の点
灯と同期して操作方法を案内する音声が音声出力部6か
ら出力される。さらに、放水ノズル15が取出された後
の動作については、火災検知器5によって火災が発見さ
れた場合と同様に、放水用ホース20や放水ノズル15
の正しい使用方法を案内した後に開閉弁レバー表示部1
9の操作を促すようにしてもよい。押ボタン10が押さ
れた場合にも消火栓装置操作方法案内システムが起動す
ることで、火災検知器5による火災発見の有無にかかわ
らず、消火栓装置の操作方法及び手順について適切に案
内することができる。
【0028】火災発生現場の使用者によって火災が発見
され、押ボタン10が押される前に消火栓扉2が開けら
れた場合、そのことは扉検出部13によって検出され、
その検出信号により消火栓装置操作方法案内システムが
起動する。そして、放水ノズル15の場所を示す放水ノ
ズル表示部17が点滅を開始する。それと同時に音声出
力部6から現場の使用者に「放水ノズルを取ってくださ
い」等の放水ノズル15を取ることを促す音声が出力さ
れる。
【0029】以下の動作については、火災検知器5によ
って火災が発見された場合と同様であり、消火栓扉2が
開けられたことが検出されると放水ノズル表示部17が
点滅を始め、それと同時に扉ハンドル表示部14が消灯
し、放水ノズル15が取出されたことが検出されると開
閉弁レバー表示部19が点滅を始め、それと同時に放水
ノズル表示部17が消灯する。また、それら表示部の点
灯と同期して操作方法を案内する音声が音声出力部6か
ら出力される。さらに、放水ノズル15が取出された後
の動作については、火災検知器5によって火災が発見さ
れた場合と同様に放水用ホース20や放水ノズル15の
正しい使用方法を案内した後に開閉弁レバー表示部19
の操作を促すようにしてもよい。消火栓扉2が開けられ
た場合にも消火栓装置操作方法案内システムが起動する
ことで、火災検知器5による火災発見の有無及び押ボタ
ン10が押されたか否かにかかわらず、消火栓装置の操
作方法及び手順について適切に案内することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る本発明に
おいては、火災検知器で火災を検知した場合に、消火栓
装置の操作手順を表示部によって光学的に順次示すた
め、消火栓装置の使用方法を知らない人でも、トンネル
火災において消火栓装置のどの部分の操作を行えばよい
か容易に把握でき、消火栓装置を正しく行うことができ
る。また、迅速な消火活動が実施できると共に、誤操作
による消火活動の失敗や、消火栓装置の使用者へのケガ
等も防止することができるという効果がある。
【0031】また、請求項2に係る本発明においては、
火災検知器による火災の検知の有無にかかわらず押ボタ
ンが押された場合に扉ハンドル表示部が作動することに
より、人による火災発見の場合でも操作方法の案内が可
能であるという効果がある。
【0032】また、請求項3に係る本発明においては、
火災検知器による火災の検知の有無及び火災通報用の押
ボタンが押されたか否かにかかわらず、消火栓扉が開け
られた場合に放水ノズル表示部が作動することにより、
人によって火災が発見され、通報装置を作動させずに直
接消火栓扉を開けた場合でも操作方法の案内が可能であ
るという効果がある。
【0033】また、請求項4に係る本発明においては、
各表示部は光学的作動時に点灯又は点滅し、他の表示部
が点灯又は点滅を開始すると消灯することにより、操作
すべき部分の表示部のみが点滅することとなるので、使
用者がより明確に操作すべき部分を特定することができ
るという効果がある。
【0034】また、請求項5に係る本発明においては、
各表示部が作動した際に各表示部と同期してそれらが示
す部分の操作を促すと共に操作方法を説明する音声が出
力される音声出力部を備えたことにより、操作すべき箇
所について音声による操作方法の説明がなされるため
に、より確実に正しい操作方法を使用者に伝えることが
できるという効果がある。
【0035】さらに、請求項6に係る本発明において
は、音声出力部は開閉弁レバー表示部が放水ノズルが取
出されたことを検出すると、放水ノズル及び放水ホース
の使用方法を説明する音声を出力し、あらかじめ設定し
た一定時間後に開閉弁レバーの操作を促す音声を出力す
ることにより、複数の動作を伴う放水ノズルの操作を確
実に行うように案内することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】消火栓装置の正面図である。
【図2】消火栓装置の消火栓扉を開いた状態における平
面図である。
【図3】消火栓装置の消火栓扉を開いた状態における側
面図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 消火栓本体 2 消火栓扉 3 押ボタン式通報装置 4 消火器 5 火災検知器 6 音声出力部 10 押ボタン 11 押ボタン表示部 12 扉ハンドル 13 扉検出部 14 扉ハンドル表示部 15 放水ノズル 16 放水ノズル検出部 17 放水ノズル表示部 18 開閉弁レバー 19 開閉弁レバー表示部 20 放水用ホース 21 開閉弁 21A 水供給口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放水用ホースと放水ノズル及び開閉弁レ
    バーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを備えた消
    火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボタン式通
    報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内する消火
    栓装置操作方法案内システムにおいて、 火災検知器で火災を検知すると上記火災通報用の押ボタ
    ンの場所を光学的に示す押ボタン表示部と、上記火災通
    報用の押ボタンが押されると上記扉ハンドルの場所を光
    学的に示す扉ハンドル表示部と、上記消火栓扉が開いた
    ことが検出されると上記放水ノズルの場所を光学的に示
    す放水ノズル表示部と、上記放水ノズルが取出されたこ
    とが検出されると上記開閉弁レバーの場所を光学的に示
    す開閉弁レバー表示部とを備えたことを特徴とする消火
    栓装置操作方法案内システム。
  2. 【請求項2】 放水用ホースと放水ノズル及び開閉弁レ
    バーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを備えた消
    火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボタン式通
    報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内する消火
    栓装置操作方法案内システムにおいて、 火災検知器での火災の検知の有無にかかわらず上記火災
    通報用の押ボタンが押されると上記扉ハンドル表示部の
    場所を光学的に示す扉ハンドル表示部と、上記消火栓扉
    が開いたことが検出されると上記放水ノズルの場所を光
    学的に示す放水ノズル表示部と、上記放水ノズルが取出
    されたことが検出されると上記開閉弁レバーの場所を光
    学的に示す開閉弁レバー表示部とを備えたことを特徴と
    する消火栓装置操作方法案内システム。
  3. 【請求項3】 放水用ホースと放水ノズル及び開閉弁レ
    バーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを備えた消
    火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボタン式通
    報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内する消火
    栓装置操作方法案内システムにおいて、 火災検知器での火災の検知の有無及び上記火災通報用の
    押ボタンが押されたか否かにかかわらず上記扉検出部が
    上記消火栓扉が開いたことを検出すると上記放水ノズル
    の場所を光学的に示す放水ノズル表示部と、上記放水ノ
    ズルが取出されたことが検出されると上記開閉弁レバー
    の場所を光学的に示す開閉弁レバー表示部とを備えたこ
    とを特徴とする消火栓装置操作方法案内システム。
  4. 【請求項4】 上記各表示部は光学的作動時に点灯又は
    点滅し、他の表示部が点灯又は点滅を開始すると消灯す
    ることを特徴とする請求項1〜3に記載の消火栓装置操
    作方法案内システム。
  5. 【請求項5】 上記各表示部が光学的作動した際に各表
    示部と同期してそれらが示す部分の操作を促す音声及び
    操作方法を説明する音声が出力される音声出力部を備え
    たことを特徴とする請求項1〜4に記載の消火栓装置操
    作方法案内システム。
  6. 【請求項6】 上記音声出力部は上記開閉弁レバー表示
    部が上記放水ノズルが取出されたことを検出すると、上
    記放水ノズル及び放水ホースの使用方法を説明する音声
    を出力し、あらかじめ設定した一定時間後に上記開閉弁
    レバーの操作を促す音声を出力することを特徴とする請
    求項5に記載の消火栓装置操作方法案内システム。
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