JP3905414B2 - 消火栓装置操作方法案内システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、トンネル内に設置された押ボタン式通報装置及び消火栓を備えた消火栓装置において、火災発生時に消火のための操作手順及び操作方法を視覚的に及び又は音声等によって案内を行う消火栓装置操作方法案内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
トンネル内には、火災発生時に備えて消火栓装置が設けられている。この消火栓装置は、放水のためのホースと放水ノズル及び消火栓の開閉を行うための消火栓開閉弁レバーとが収められた消火栓本体、通報装置、軽微な火災の場合に用いられる消火器収納部からなっている。
トンネル火災発生時には、火災検知器により火災が発生したことが検知された場合には自動的に、また、人により火災が発見された場合には、その発見者が押ボタン式通報装置を作動させることで、防災受信盤に火災信号が送られると共にポンプが起動する。ポンプが起動すると、押ボタン式通報装置の上にある赤色表示灯が点滅する。さらに、人が消火栓扉を開いて放水のためのホース及び放水ノズルを取り出し、消火栓開閉弁レバーを引くことで消火栓内の開閉弁が開き、放水が開始されて消火活動が行われる。
ここで、火災発生時に現場に居合わせた人が、必ずしも消火栓装置の使用方法を知っているとは限らず、このため従来の消火栓装置においてはその使用方法について消火栓装置又はその近傍に取扱説明用の銘板が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の消火栓装置においては、以下に述べるような問題点を有していた。
火災発生時、特に車両火災時には大量の煙が発生し、トンネルにおいては煙の逃げ場がないために、煙はトンネル内に充満して銘板に書かれた取扱説明を読むことは困難である。また、火災によって停電となり、トンネル内の照明が消えた状況も想定され、この場合も銘板に書かれた取扱説明を読むことは困難である。さらに、仮に銘板を読むことができたとしても、火災発生という緊急時に正しい使い方を短い時間で理解することも困難である。このような場合に消火栓を正しく使うことができないことにより、消火活動ができなかったり、使用者が誤った危険な使い方をすることも考えられる。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、消火栓装置の使い方を知らない人でも、トンネル火災発生時に正しく、また迅速に使えるよう、その使い方を案内する消火栓装置操作方法案内システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような消火栓装置操作方法案内システムにおける問題を解決するために請求項1に記載の本発明は、放水用ホースと放水ノズル及び開閉弁レバーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを備えた消火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボタン式通報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内する消火栓装置操作方法案内システムにおいて、火災検知器で火災を検知すると上記火災通報用の押ボタンの場所を光学的に示す押ボタン表示部と、上記火災通報用の押ボタンが押されると上記扉ハンドルの場所を光学的に示す扉ハンドル表示部と、上記消火栓扉が開いたことが検出されると上記放水ノズルの場所を光学的に示す放水ノズル表示部と、上記放水ノズルが取出されたことが検出されると上記開閉弁レバーの場所を光学的に示す開閉弁レバー表示部とを備えたことを特徴として構成されている。
【0006】
また、請求項2に記載の本発明では、放水用ホースと放水ノズル及び開閉弁レバーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを備えた消火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボタン式通報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内する消火栓装置操作方法案内システムにおいて、火災検知器での火災の検知の有無にかかわらず上記火災通報用の押ボタンが押されると上記扉ハンドル表示部の場所を光学的に示す扉ハンドル表示部と、上記消火栓扉が開いたことが検出されると上記放水ノズルの場所を光学的に示す放水ノズル表示部と、上記放水ノズルが取出されたことが検出されると上記開閉弁レバーの場所を光学的に示す開閉弁レバー表示部とを備えたことを特徴として構成されている。
【0008】
また、請求項に記載の本発明では、請求項1又は2に記載の本発明において、上記各表示部は光学的作動時に点灯又は点滅し、他の表示部が点灯又は点滅を開始すると消灯することを特徴として構成されている。
【0009】
また、請求項に記載の本発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の本発明において、上記各表示部が光学的作動した際に各表示部と同期してそれらが示す部分の操作を促す音声及び操作方法を説明する音声が出力される音声出力部を備えたことを特徴として構成されている。
【0010】
さらに、請求項に記載の本発明では、請求項に記載の本発明において、上記音声出力部は上記開閉弁レバー表示部が上記放水ノズルが取出されたことを検出すると、上記放水ノズル及び放水ホースの使用方法を説明する音声を出力し、あらかじめ設定した一定時間後に上記開閉弁レバーの操作を促す音声を出力することを特徴として構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本実施形態における消火栓装置の正面図、図2は消火栓扉を開いた状態における消火栓装置の平面図、図3は消火栓扉を開いた状態における消火栓装置の側面図、及び図4は本実施形態における消火栓装置操作方法案内システムのフローチャートである。
【0012】
図1〜3に沿って、消火栓装置の構成について説明する。
この消火栓装置は主として自動車用のトンネル内に設置され、車の事故等によるトンネル内の火災を検知し、通報すると共に火災を消火するために用いられる。すなわち図1に示すように消火栓装置は、消火栓本体1と、前倒し式の開閉扉である消火栓扉2と、火災発生の際に通報を行う押ボタン式通報装置3と、軽微な火災等の場合に用いられる消火器4とからなっている。
【0013】
消火栓本体1は、トンネルにおける自動車走行路の側面である壁面に横長の直方体箱形状の容器を設けてなる。消火栓本体1の側面には水供給口21Aが設けられ、給水配管と接続される。また、消火栓本体1は、消火栓扉2の開閉を検出する扉検出部13を備えている。この扉検出部13はリミットスイッチによって構成され、消火栓扉2を閉めた場合に消火栓扉2と接する位置に設置される。図3においては、消火栓扉2の最上部と接する位置に設置されているが、消火栓扉2と接するのであれば、いずれの位置にも設置することができる。
【0014】
消火栓本体1には、放水用ホース20等が通常時に外部に露出しないように消火栓本体前面の略下半分を覆う長方形状の消火栓扉2が設けられ、該消火栓扉2はそれを開閉するための扉ハンドル12を有している。扉ハンドル12は、使用時に扉を開けやすいように消火栓扉2の上部に設けられている。扉ハンドル12を引くことで、消火栓扉2は前方に倒れて消火栓本体は開放される。
また、扉ハンドル12の場所を示すための扉ハンドル表示部14が、扉ハンドル12の周囲を囲むように消火栓扉2の外面に設置されている。扉ハンドル表示部14はLEDからなり、所定の状況において点灯又は点滅する。
【0015】
消火栓本体1の内部には、水供給口21Aに接続された開閉弁21と、その開閉を行う開閉弁レバー18と、開閉弁21から火災現場まで水を供給する放水用ホース20と、該放水用ホース20の先端部である放水ノズル15とが納められている。
【0016】
放水ノズル15は、消火栓扉2の内面側に保持されている。放水ノズル15は、水出口部と使用者が手で持つための保持部と放水用ホース20との接続部からなり、使用時には容易に取出すことができるように消火栓扉2に保持されている。放水用ホース20は、放水ノズル15から消火栓扉2の内面を這わせており、消火栓本体1の内部では渦巻き状に巻かれて収納されている。
また、消火栓扉2の内面側には開閉弁レバー18が設置されている。開閉弁レバー18は開閉弁21に接続されており、前後に倒すことによって開閉弁21の開閉を行う。
【0017】
消火栓扉2の内面側には、放水ノズル15及び開閉弁レバー18の設置位置の近傍にそれらの場所を示すための放水ノズル表示部17及び開閉弁レバー表示部19がそれぞれ設置されている。これら各表示部はLEDからなり、所定の状況において点灯又は点滅する。
また、消火栓扉2の内面側に固定される放水ノズル15の設置部分には放水ノズル検出部16が設けられており、リミットスイッチによって構成されて、放水ノズル15の取出しの有無を検知する。
【0018】
押ボタン式通報装置3は、消火栓本体1に隣接して設けられ、火災通報用の押ボタン10を有している。また、押ボタン10にはその場所を示すための押ボタン表示部11が押ボタン10の周囲を囲むように設置されている。この押ボタン表示部11もLEDからなり、所定の状況において点灯又は点滅する。
【0019】
火災が発生したことを検知するために、トンネルの壁面に火災検知器5が設けられる。通常の検知器同様、炎を検知することで検知信号を出力するため、火災検知器5はトンネル内の壁面に設けられる。また、炎を検知する構造は従来のものと同様であり、火炎から放射される紫外線や赤外線などの輻射光を受光ガラス内に配設された受光素子で検出して火災の発生を検知する。
【0020】
消火栓装置には、音声出力部6が設けられる。音声出力部6は、スピーカーからなり、押ボタン式通報装置3の中央部に設置される。ただし、消火栓装置及びその近傍であればどこに配置してもよい。音声出力部6は、消火栓装置操作方法案内システムが起動すると、各表示部からの信号を受けて、その点灯と同期させて状況に応じた音声を出力し、消火栓装置の正しい使い方及び手順を使用者に案内する。
【0021】
次に図4に沿って火災発生時における消火栓装置操作方法案内システムの動作について説明する。
火災検知器5によって火災が検知された場合、その検知信号によって消火栓装置操作方法案内システムは起動し、押ボタン式通報装置3の押ボタン10の場所を示す押ボタン表示部11が点滅を始める。また、これと同期して現場の使用者に「火災確認の後、通報ボタンを押してください」等の押ボタン10を押すことを促す音声が音声出力部6から出力される。これによって、現場の使用者は火災が発生していれば押ボタン10を押さなければならないことを認識すると共に、その場所を的確に認識することができる。また、火災が発生していない場合には押ボタン10は押されず、押ボタン式通報装置3が作動させられないので、火災検知器5の誤報による通報を防ぐことができる。
【0022】
押ボタン10が押されることで押ボタン式通報装置3から通報信号がトンネル外の防災受信盤等に送られ、消防車の出動などトンネル外からの消火活動を促すこととなる。また、それと同時に水供給口21Aに接続された給水配管の上流に設置された図示しない消火栓ポンプが起動し、開閉弁21の部分まで水圧をかけることで、消火栓からの放水に備えた状態となる。ポンプが起動すると押ボタン式通報装置3の上にある赤色表示灯が点滅し、火災が発生したことを周りに知らせることができる。
それと同時に押ボタン表示部11は消灯し、消火栓扉2の扉ハンドル12の場所を示す扉ハンドル表示部14が点滅を始める。また、これと同期して音声出力部6から現場の使用者に「消火栓を開けてください」等の消火栓扉2を開けることを促す音声が出力される。これによって、現場の使用者は消火栓扉2を開けなければならないことを認識すると共に、その場所を的確に認識することができる。
【0023】
消火栓扉2が開けられた場合、放水ノズル15は、消火栓扉2の内面側に固定されているため、扉ハンドル12が引かれた時に消火栓扉2と共に前方に倒れ、使用者が容易に取り出すことができるようになる。また、開閉弁レバー18も消火栓扉2の内面に設けられており、消火栓扉2が開かれた場合に使用者が容易にその操作を行うことができる。
また、消火栓扉2が開けられたことは扉検出部13によって検出され、その検出信号によって扉ハンドル表示部14は消灯し、それと同時に放水ノズル15の場所を示す放水ノズル表示部17が点滅を開始する。また、これと同期して音声出力部6から現場の使用者に「放水ノズルを取ってください」等の放水ノズルを取ることを促す音声が出力される。これによって、現場の使用者は次に放水ノズルを取らなければならないことを認識すると共に、その場所を的確に認識することができる。
【0024】
放水ノズル15が取出されると、そのことは放水ノズル検出部16によって検出され、その検出信号によって放水ノズル表示部17は消灯し、開閉弁レバー18の場所を示す開閉弁レバー表示部19が点滅を開始する。また、それと同期して音声出力部6から現場の使用者に「レバーを引き、消火活動を行ってください」等の開閉弁レバー18を引くことを促す音声が出力される。これによって、現場の使用者は開閉弁レバー18を引くことで放水が開始されることを認識することができ、また開閉弁レバー18の場所を的確に認識することができる。
そして、開閉弁レバー18が引かれると開閉弁21は開いて、あらかじめ圧力をかけられていた水は放水用ホース20を通って放水ノズル15から放水され、消火活動を行うことができる。
【0025】
放水ノズル15が取出された場合に以下のように操作を案内することもできる。放水ノズル15が取出されたことが放水ノズル検出部16によって検出されると、それと同時に音声出力部6から現場の使用者に「放水用ホースを引出してください」等の放水用ホース20を引出すことを促す音声が出力される。また、放水用ホース20を引出すのに必要と考えられるあらかじめ設定した一定時間後に「放水ノズルを手でしっかり持ってください」等の放水ノズルを手でしっかり持つことを促す音声が出力される。さらにあらかじめ設定した一定時間後に、放水ノズル表示部17は消灯し、開閉弁レバー18の場所を示す開閉弁レバー表示部19が点滅を開始する。また、それと同期して音声出力部6から現場の使用者に「レバーを引き、消火活動を行ってください」等の開閉弁レバー18を引くことを促す音声が出力される。これによって、現場の使用者は放水ノズルを取った後の正しい手順を的確に認識し、正しい動作を行うことができる。
【0026】
次に、火災検知器5によって火災が検知される前に、火災発生現場の使用者によって火災が発見された場合の消火栓装置操作方法案内システムの動作について説明する。
火災発生現場の使用者によって火災が発見され、押ボタン10が押されると、防災受信盤に火災信号が送られると共にポンプが起動する。ポンプが起動すると、押ボタン式通報装置3の上にある赤色表示灯が点滅すると共に、消火栓装置操作方法案内システムも起動する。そして、消火栓扉2の扉ハンドル12の場所を示す扉ハンドル表示部14が点滅を開始する。また、それと同期して音声出力部6から現場の使用者に「消火栓を開けてください」等の消火栓扉2を開けることを促す音声が出力される。
【0027】
以下の動作については、火災検知器5によって火災が発見された場合と同様であり、消火栓扉2が開けられたことが検出されると放水ノズル表示部17が点滅を始め、それと同時に扉ハンドル表示部14が消灯し、放水ノズル15が取出されたことが検出されると開閉弁レバー表示部19が点滅を始め、それと同時に放水ノズル表示部17が消灯する。また、それら表示部の点灯と同期して操作方法を案内する音声が音声出力部6から出力される。さらに、放水ノズル15が取出された後の動作については、火災検知器5によって火災が発見された場合と同様に、放水用ホース20や放水ノズル15の正しい使用方法を案内した後に開閉弁レバー表示部19の操作を促すようにしてもよい。
押ボタン10が押された場合にも消火栓装置操作方法案内システムが起動することで、火災検知器5による火災発見の有無にかかわらず、消火栓装置の操作方法及び手順について適切に案内することができる。
【0028】
火災発生現場の使用者によって火災が発見され、押ボタン10が押される前に消火栓扉2が開けられた場合、そのことは扉検出部13によって検出され、その検出信号により消火栓装置操作方法案内システムが起動する。そして、放水ノズル15の場所を示す放水ノズル表示部17が点滅を開始する。それと同時に音声出力部6から現場の使用者に「放水ノズルを取ってください」等の放水ノズル15を取ることを促す音声が出力される。
【0029】
以下の動作については、火災検知器5によって火災が発見された場合と同様であり、消火栓扉2が開けられたことが検出されると放水ノズル表示部17が点滅を始め、それと同時に扉ハンドル表示部14が消灯し、放水ノズル15が取出されたことが検出されると開閉弁レバー表示部19が点滅を始め、それと同時に放水ノズル表示部17が消灯する。また、それら表示部の点灯と同期して操作方法を案内する音声が音声出力部6から出力される。さらに、放水ノズル15が取出された後の動作については、火災検知器5によって火災が発見された場合と同様に放水用ホース20や放水ノズル15の正しい使用方法を案内した後に開閉弁レバー表示部19の操作を促すようにしてもよい。
消火栓扉2が開けられた場合にも消火栓装置操作方法案内システムが起動することで、火災検知器5による火災発見の有無及び押ボタン10が押されたか否かにかかわらず、消火栓装置の操作方法及び手順について適切に案内することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る本発明においては、火災検知器で火災を検知した場合に、消火栓装置の操作手順を表示部によって光学的に順次示すため、消火栓装置の使用方法を知らない人でも、トンネル火災において消火栓装置のどの部分の操作を行えばよいか容易に把握でき、消火栓装置を正しく行うことができる。また、迅速な消火活動が実施できると共に、誤操作による消火活動の失敗や、消火栓装置の使用者へのケガ等も防止することができるという効果がある。
【0031】
また、請求項2に係る本発明においては、火災検知器による火災の検知の有無にかかわらず押ボタンが押された場合に扉ハンドル表示部が作動することにより、人による火災発見の場合でも操作方法の案内が可能であるという効果がある。
【0032】
また、請求項に係る本発明においては、各表示部は光学的作動時に点灯又は点滅し、他の表示部が点灯又は点滅を開始すると消灯することにより、操作すべき部分の表示部のみが点滅することとなるので、使用者がより明確に操作すべき部分を特定することができるという効果がある。
【0033】
また、請求項に係る本発明においては、各表示部が作動した際に各表示部と同期してそれらが示す部分の操作を促すと共に操作方法を説明する音声が出力される音声出力部を備えたことにより、操作すべき箇所について音声による操作方法の説明がなされるために、より確実に正しい操作方法を使用者に伝えることができるという効果がある。
【0034】
さらに、請求項に係る本発明においては、音声出力部は開閉弁レバー表示部が放水ノズルが取出されたことを検出すると、放水ノズル及び放水ホースの使用方法を説明する音声を出力し、あらかじめ設定した一定時間後に開閉弁レバーの操作を促す音声を出力することにより、複数の動作を伴う放水ノズルの操作を確実に行うように案内することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】消火栓装置の正面図である。
【図2】消火栓装置の消火栓扉を開いた状態における平面図である。
【図3】消火栓装置の消火栓扉を開いた状態における側面図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 消火栓本体
2 消火栓扉
3 押ボタン式通報装置
4 消火器
5 火災検知器
6 音声出力部
10 押ボタン
11 押ボタン表示部
12 扉ハンドル
13 扉検出部
14 扉ハンドル表示部
15 放水ノズル
16 放水ノズル検出部
17 放水ノズル表示部
18 開閉弁レバー
19 開閉弁レバー表示部
20 放水用ホース
21 開閉弁
21A 水供給口

Claims (5)

  1. 放水用ホースと放水ノズル及び開閉弁レバーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを備えた消火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボタン式通報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内する消火栓装置操作方法案内システムにおいて、
    火災検知器で火災を検知すると上記火災通報用の押ボタンの場所を光学的に示す押ボタン表示部と、上記火災通報用の押ボタンが押されると上記扉ハンドルの場所を光学的に示す扉ハンドル表示部と、上記消火栓扉が開いたことが検出されると上記放水ノズルの場所を光学的に示す放水ノズル表示部と、上記放水ノズルが取出されたことが検出されると上記開閉弁レバーの場所を光学的に示す開閉弁レバー表示部とを備えたことを特徴とする消火栓装置操作方法案内システム。
  2. 放水用ホースと放水ノズル及び開閉弁レバーとを収納した消火栓本体と、扉ハンドルを備えた消火栓扉と、火災通報用の押ボタンを備えた押ボタン式通報装置とからなる消火栓装置の操作方法を案内する消火栓装置操作方法案内システムにおいて、
    火災検知器での火災の検知の有無にかかわらず上記火災通報用の押ボタンが押されると上記扉ハンドル表示部の場所を光学的に示す扉ハンドル表示部と、上記消火栓扉が開いたことが検出されると上記放水ノズルの場所を光学的に示す放水ノズル表示部と、上記放水ノズルが取出されたことが検出されると上記開閉弁レバーの場所を光学的に示す開閉弁レバー表示部とを備えたことを特徴とする消火栓装置操作方法案内システム。
  3. 上記各表示部は光学的作動時に点灯又は点滅し、他の表示部が点灯又は点滅を開始すると消灯することを特徴とする請求項1又は2に記載の消火栓装置操作方法案内システム。
  4. 上記各表示部が光学的作動した際に各表示部と同期してそれらが示す部分の操作を促す音声及び操作方法を説明する音声が出力される音声出力部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の消火栓装置操作方法案内システム。
  5. 上記音声出力部は上記開閉弁レバー表示部が上記放水ノズルが取出されたことを検出すると、上記放水ノズル及び放水ホースの使用方法を説明する音声を出力し、あらかじめ設定した一定時間後に上記開閉弁レバーの操作を促す音声を出力することを特徴とする請求項に記載の消火栓装置操作方法案内システム。
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