JP2005058460A - 消火設備の点検装置及び点検方法 - Google Patents

消火設備の点検装置及び点検方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適正かつ確実に実施する必要がある消火設備Sの点検を効率的に行うための消火設備の点検装置及び点検方法を提供する。
【解決手段】消火設備Sの制御回路20に表示装置34及び入力装置35を接続し、また前記制御回路20を、当該消火設備Sの点検項目を手順毎に前記表示装置34に表示する表示手段と、前記表示装置34に表示された点検項目の実行を前記入力装置35の入力操作によって確認する確認手段と、前記表示装置34に表示する点検項目をその実行確認に基づいて順番に切替える項目切替え手段として機能させるためのプログラムを備え、表示装置34に表示される手順通りに点検を行う。前記入力装置35を前記表示装置34の画面上に設けるタッチパネルで構成し、そのタッチパネル付き表示装置36を前記制御盤20とは別体に構成し、当該消火設備Sの点検時に前記制御盤16に接続して使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、二酸化炭素消火設備やハロン消火設備などを代表とするガス系消火設備、放水型スプリンクラ消火設備などを代表とする水系消火設備など各種消火設備の点検装置及び点検方法に関する。
消防法によって設置が義務付けられている消火設備は、専門的な知識や資格を持った消防設備士や点検資格者によって定期的に点検を行い、消防機関に報告する義務が定められている。
現状実施されている消火設備の点検は、点検者が当該消火設備の施工図や機器の説明書、又は点検手順書などを見ながら行うもので、しかもこの点検は適正かつ確実に実施する必要があり、非常に時間と手間を要し、非効率的であった。
また、消火設備の自動点検装置(例えば、特許文献1,2参照。)も提案されているが、個々の点検項目を自動化するだけで、全体的には上記のような点検が必要でる。
特開平5−173号公報 特開平10−179790号公報
本発明の解決しようとする課題は、適正かつ確実に実施する必要がある消火設備の点検を効率的に行うための消火設備の点検装置及び点検方法を提供することにある。
本発明の消火設備の点検装置は、消火設備の点検を、当該消火設備の施工図や機器の説明書、又は点検手順書などを見なくても、適正かつ確実に行えるようにするため、消火設備の制御盤上に、当該消火設備の点検手順表示用の表示装置及び入力装置を配備すると共に、前記消火設備の制御回路に前記表示装置及び入力装置を接続し、また前記制御回路を、当該消火設備の点検項目を手順毎に前記表示装置に表示する表示手段と、前記表示装置に表示された点検項目の実行を前記入力装置の人為的入力操作に基づいて判別する確認手段と、前記表示装置に表示する点検項目をその実行確認に基づいて順番に切り替える点検項目切り替え手段として機能させるためのプログラムを備えたことを特徴とする。
前記入力装置は、前記制御盤上の表示装置以外に配置し前記制御回路に接続する操作釦などの操作部材で構成しても良いが、前記表示装置の画面上に設けるタッチパネルで構成することが好ましい。
このタッチパネルは、表示装置とは別体の入力装置に比べて入力操作が簡単かつ確実で操作性に優れ、点検作業効率の向上に寄与すると共に、制御盤上に入力装置を配備するスペースを確保する必要がないなどの点で有効である。
前記表示装置及び入力装置は、前記制御盤上に一体に設ける他、タッチパネル付き表示装置を前記制御盤とは別体に構成し、当該消火設備の点検時に前記制御回路に接続する構成とすることもできる。
後者の場合、点検者が表示装置と入力装置(タッチパネル付き表示装置)を携帯し持運び可能となり、各種消火設備間でのタッチパネル付き表示装置の共用化を図ることができ、消火設備の制御盤毎に表示装置及び入力装置を配備する必要がなく、大幅なコストダウンを図ることができると共に、点検者はタッチパネル付き表示装置の共用化によりこの取扱いに慣れ易く、点検作業効率の向上に寄与するなどの点で有効である。
本発明の消火設備の点検方法は、消火設備の点検を、当該消火設備の施工図や機器の説明書、又は点検手順書などを見なくても、適正かつ確実に行えるようにするため、消火設備の制御回路が備える表示手段が、前記消火設備の制御盤上に備え前記制御回路に接続する表示装置に当該消火設備の点検項目を手順毎に表示し、前記制御回路が備える確認手段が、前記表示装置に表示された点検項目の実行を前記制御盤上に配備し前記制御回路に接続する入力装置の人為的入力操作に基づいて判別し、前記制御回路が備える項目切り替え手段が、前記表示装置に表示する点検項目をその実行確認に基づいて順番に切り替えることを特徴とする。
本発明の消火設備の点検装置及び点検方法によれば、消火設備の点検を、当該消火設備の施工図や機器の説明書、又は点検手順書などを見なくても、適正かつ確実に行えるため、その作業効率を飛躍的に向上させることができ、しかも従来よりも高い信頼性を確保できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は消火設備の一例を示すシステム構成図である。本実施例ではガス系の消火剤を使用するガス系消火設備Sを示し、1は消火剤貯蔵容器で、この容器1内に、二酸化炭素、窒素、アルゴンの不活性ガス単体又は混合体で構成されるイナート系(不活性ガス系)消火剤やハロゲン元素(臭素、フッ素など)、炭素、水素の化合物であるフッ素系(ハロゲン化物系)消火剤などが充填される。消火剤は容器弁2(開放器付き)から導管3を介して集合配管4へと導かれ、集合配管4から分岐配管5を介して、例えば電算機室、通信機室、駐車場、美術品収蔵庫などの各防護区画6の各噴射ヘッド7へと導かれる。集合配管4の途中には安全装置8、その二次側に閉止弁9が設けられ、各分岐配管5の途中には選択弁10が設けられる。
11は起動用ガス容器で、この容器11内に、二酸化炭素などの起動用ガスが充填される。起動用ガスは容器弁12(開放器付き)から導管13を介して選択弁10の起動ガス導入口へと導かれ、その選択弁10の排気口から導管14及び逆止弁15を介して前記消火剤貯蔵容器1の容器弁2に着脱自在に取り付けられる開放器の起動ガス導入口へと導かれる。
16は監視室17などに配備される制御盤、18は防護区画6の出入り口19付近に配備される操作箱(手動式起動装置)である。
制御盤16には、火災灯、放出灯、自動灯、手動灯、電源灯、操作箱扉開灯、起動灯、故障灯、スイッチ注意灯、閉止弁開灯、閉止弁閉灯、セブンセグメント式のカウントダウン表示灯などの表示灯と、自・手動切り替えスイッチ、警報停止スイッチ、ブザー停止スイッチ、システム復旧スイッチ、機器停止移報停止スイッチなどの操作スイッチと、カウントダウンタイマー設定器と、ブザーと、電話ジャックと、マイクロコンピュータで構成する制御回路20とが配備される。
操作箱18には、火災灯、起動灯、自動灯、手動灯、電源灯、点検注意灯、閉止弁閉灯、放出遅延用のセブンセグメント式のカウントダウン表示灯などの表示灯と、自・手動切り替えスイッチ、扉開スイッチ、起動スイッチ、非常停止スイッチなどの操作スイッチと、電話ジャックとが配備される。
前記制御回路20には、制御盤16に配備される各表示灯、各操作スイッチ、放出遅延用のカウントダウンタイマー設定器、ブザー、電話ジャック、操作箱に配備する各表示灯、各操作スイッチ、電話ジャックと、各防護区画6に配備される2種類の各火災感知器21,22、放出表示灯(充満表示灯)23、スピーカー(音声警報装置)24、シャッター25と、各起動用ガス容器11の容器弁12に着脱自在に取り付けられる開放器であるソレノイド26と、各選択弁10の二次側の分岐配管5の途中に設けられる圧力スイッチ27と、閉止弁9の開検出スイッチ及び閉検出スイッチと、地絡検出回路や回路異常検出回路と、防護対象の外部機器や換気ファンなどが接続される。
2種類の火災感知器21,22のうち1種類は受信機28を介して制御回路20に接続され、1種類は直接制御回路20に接続され、電源は蓄電池設備29を介して制御回路20に接続される。
30は各防護区画6に接続され換気口にダンパー31を有する換気ダクト、32は各防護区画6の分岐配管5から導管33を介して消火剤を導くピストンレリーザである。
前記ガス系消火設備Sの手動起動と自動起動の作動を以下に簡単に説明する。
手動起動の場合(制御盤16及び操作箱18の自・手動切り替えスイッチが共に人為的に手動側に切り替えられ制御回路20が手動灯の点灯による手動表示を行う手動モード状態)は、操作箱18を人為的に開くとこれを制御回路20が扉開スイッチのオン動作で検出し、その制御回路20が操作箱扉開灯の点灯による操作箱開表示、外部機器停止移報表示を行うと共に、火災灯の点灯による火災表示及びスピーカ24により音声による退避警報を行う。
次いで防護区画6内の人の退避を確認した後、起動スイッチを人為的にON操作すると制御回路20が起動灯の点灯による起動表示、スピーカ24による音声による起動警報、放出遅延用タイマの起動、シャッターの閉鎖、換気ファンの停止、外部機器の停止などを行う。
次いで放出遅延時間内に人為的な非常停止スイッチのON操作がない場合、制御回路20が放出遅延時間経過後に起動用ガス容器11の容器弁ソレノイド26を作動させる。
ソレノイド26の作動によって起動用ガスが放出しそのガス圧力で選択弁10が開放され、消火剤貯蔵容器1の容器弁2もこの開放器を介して開放される。
消火剤貯蔵容器1の容器弁2の開放によって消火剤が噴射ヘッド7から防護区画6内に放出し、そのガス圧力でピストンレリーザ32が作動してダンパー31が閉鎖されると共に、圧力スイッチ27が作動し制御回路20が放出灯の点灯及び放出表示灯23の点滅による消火剤放出表示を行う。
自動起動の場合(制御盤16及び操作箱18の自・手動切り替えスイッチが共に人為的に自動側に切り替えられ、制御回路20が自動灯の点灯による自動表示を行う自動モード状態)は、制御回路20が1種類の火災感知器21の作動(火災検知)に基づいて外部機器停止移報表示を行うと共に、火災灯の点滅による火災表示を行い、もう1種類の火災感知器21の作動(火災検知)に基づいて即ち2種類の火災感知器21,22の作動(火災検知)に基づいて火災灯の点灯による火災表示及びスピーカ24により音声による退避警報を行う。
次いで制御回路20が起動灯の点灯による起動表示、スピーカー24により音声による起動警報、放出遅延用タイマの起動、シャッターの閉鎖、換気ファンの停止、外部機器の停止などを行う。
次いで放出遅延時間内に人為的な非常停止スイッチのON操作がない場合、制御回路20が放出遅延時間経過後に起動用ガス容器11の容器弁ソレノイド26を作動させる。
これ以降の作動は手動起動の場合と同じである。
前記制御回路20は、以上のように起動スイッチによる消火設備Sの手動起動と、火災感知器21,22に基づく消火設備Sの自動起動とを行うように機能すると共に、消火後の機器の復旧機能の他、機器の異常表示など消火設備Sに必要な周知の機能を備える。
前記制御回路20には、図2に示すように、当該消火設備点検手順表示用の表示装置34及び入力装置35を接続すると共に、前記制御回路20を、当該消火設備Sの点検項目を手順毎に前記表示装置34に表示する表示手段と、前記表示装置34に表示された点検項目の実行を前記入力装置35の人為的入力操作に基づいて判別する確認手段と、前記表示装置に表示する点検項目をその実行確認に基づいて順番に切り替える点検項目切り替え手段として機能させるための点検手順表示プログラムを備える。
前記入力装置35は、前記表示装置34の画面上に設けるタッチパネルで構成し、タッチパネル付き表示装置36を前記制御盤16とは別体に構成し、当該消火設備Sの点検時に前記制御回路20に接続して使用可能である。タッチパネル付き表示装置36と制御回路20との接続は、タッチパネル付き表示装置36の装着部を制御盤16の盤面に設け、その装着部にタッチパネル付き表示装置36を装着し、タッチパネル付き表示装置36と制御回路20とを接続端子で接続する他、制御盤16に制御回路20に接続された接続端子を設け、タッチパネル付き表示装置36と制御回路20とを接続ケーブルを介して有線で接続したり、タッチパネル付き表示装置36と制御回路20の間に通信回路を構成し、タッチパネル付き表示装置36と制御回路20とを無線で接続することも可能である。
図3はタッチパネル付き表示装置の表示例を示す図である。
(a)は初期画面で、当該消火設備Sの点検開始当初タッチパネル付き表示装置36は消灯し何も表示されておらず画面全体がスイッチになっており、点検者が初期画面に触れることによりこれを制御回路20が判別(認識)しタッチパネル付き表示装置36を点灯させ(b)に示す名称表示画面に切り替えて当該消火設備点検用プログラムの製造販売者の名称やプログラム名などを表示する。次いで点検者が名称表示画面(b)に触れる(画面全体がスイッチになっている。)ことによりこれを制御回路20が判別し(c)に示す点検確認画面に切り替える。この点検確認画面では「YES」の文字表示がある枠内と「NO」の文字表示がある枠内がスイッチになっており、点検者が「YES」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し当該消火設備Sの点検を開始する。(点検開始操作)
(d)は機器の動作指示画面で、文字だけにより機器の操作を促す画面が表示された時は、その表示内容に沿った操作を点検者が行うとこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行う。この表示例(d)の画面が表示された時は、点検者が閉止弁9を閉じるとこれを制御回路20が閉止弁閉スイッチにより判別し次画面への切り替えを行う。
(e)(f)は制御盤・操作箱の表示、外部機器動作確認画面で、制御盤・操作箱・外部機器という文字の下に各種文字表示がある複数の枠内がスイッチになっており、この画面が表示された時は、各枠内に表示されている文字の制御盤・操作箱の表示又は外部機器の動作を点検者が確認し文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字表示を消し(誤って押した場合はもう一度押すことで文字は再度表示される。)、全ての文字表示を消灯させた後、点検者が「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行う(点灯箇所がある場合、「確認」の文字表示がある枠内を押しても次画面に切り替えない。)。この表示例(e)の画面が表示された時は、制御盤16のスイッチ注意灯・放出灯の点灯とブザーの鳴動、外部機器、スピーカー24の鳴動と放出表示灯23などの点滅を点検者がそれぞれ確認し「SW注」・「放出」・「BZ鳴」・「音警報」・「充満表」の各文字表示がある各枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別しその各文字表示を消し、全ての文字表示を消した後、点検者が「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行う。
(g)は機器の動作指示と確認スイッチがある場合の画面で、動作指示と確認スイッチが表示されている画面が表示された時は、点検者が機器を作動させた後「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行う(機器を動作させずに「確認」の文字表示がある枠内を押しても次画面に切り替える。)。この表示例(g)の画面が表示された時は、点検者が起動用ガス容器11の容器弁12の開放器26のキーパーを外した後「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行う。
(h)は試験項目選択画面で、「試験項目を選択してください。」という文字の下に各種試験項目の文字表示がある複数の枠内がスイッチになっており、この画面が表示された時は、点検者が今から実施しようとする試験項目の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別しその選択された試験を行うか否かの試験確認画面への切り替えを行う。この表示例(h)の試験項目選択画面(1頁目)が表示されており表示外の試験を行う時は、点検者が「次項」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次の試験項目選択画面(2頁目)への切り替えを行う。
表示例(i)の破線で示すように、表示画面の右上すみ部と左上すみ部は表示画面上には何も表示しない隠れスイッチになっており、点検の途中でその試験を中止する場合、点検者が所定の一側(本実施例では右側)の隠れスイッチ部を押すことによりこれを制御回路20が判別し復旧確認画面への切り替えを行う。その復旧確認画面に表示される「YES」を選択し画面の指示にしたがって機器等を点検前の状態に復旧して当該消火設備Sの点検を中止する。点検者による点検中止操作が行われた場合、点検を中止するより続行した方が早く復旧できると制御回路20が判別した時は前記隠れスイッチ部を押しても復旧確認画面に切り替えない。他方、点検者が所定の一側(本実施例では左側)の隠れスイッチ部を所定回数押すことによりこれを制御回路20が判別し前記初期画面(a)への切り替えを行い、強制的に点検を終了する。この場合,決められた手順通りに機器等を点検前の状態に復旧する必要がある。
図4は点検手順表示プログラムによる制御回路20の動作概要を説明するフローチャートである。
制御回路20は、初期画面(初期状態)から点検開始確認画面を表示し、この点検開始画面にて点検者に当該消火設備Sの点検を行うか否かの確認を行い、その確認後に点検準備のための動作(手順毎の画面表示)を行う。次いで点検準備動作完了後に試験項目選択画面を表示し、この試験項目選択画面にて点検者に今からどの項目の試験を実施するのかの確認を行う。次いで試験項目選択画面にて選択された試験を実施するための動作(手順毎の画面表示)を行う。次いで試験動作完了後に前記試験項目選択画面にて点検者に復旧を行うか否かの確認を行い、その確認後に機器等を点検前の状態に復旧するための動作(手順毎の画面表示)を行い、この復旧動作完了後に初期状態(初期画面)に戻す。
消火設備Sの点検時に実施する試験としては、操作箱作動試験、操作箱停止試験、自・手動切替試験、感知器作動試験、感知器不作動試験、異常回路試験があり、これら各試験項目が試験項目選択画面にて選択可能である。操作箱作動試験は操作箱18の起動スイッチからの作動試験、操作箱停止試験は操作箱18の起動スイッチからの作動を非常停止スイッチで止める試験、感知器作動試験は自動モードで火災感知器21,22それぞれを起動させ作動を確認する試験、感知器不作動試験は手動モードで感知器21,22を起動させても作動しないことを確認する試験、自・手動切替試験は制御盤・操作盤からの自動・手動モードの切り替えを確認する試験、異常回路試験は異常回路(地絡・短絡)の動作確認をする試験である。
図5は点検手順表示プログラムによる制御回路20の点検準備動作を説明するフローチャートである。
消火設備の点検開始に際し点検者が携帯しているタッチパネル付き表示装置36を制御盤16の制御回路20に接続する。この点検開始当初はタッチパネル付き表示装置36は消灯し何も表示されていない。この初期状態で点検者が初期画面(ステップS0)に触れることによりこれを制御回路20が判別しステップS1へと進む。
ステップS1では制御回路20がタッチパネル付き表示装置36の画面を点灯させて当該消火設備点検用プログラムの製造販売者の名称やプログラム名などを表示する。点検者が名称表示画面に触れることによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS2へと進む。
ステップS2では点検を行うか否かの点検確認画面が表示され、点検を行う場合は「YES」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS3へと進み、点検を行わない場合は「NO」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し初期画面(ステップ0)への切り替えを行い、初期状態に戻す。
ステップS3では閉止弁9を閉じるよう点検者に指示を出す閉止弁閉指示画面が表示され、点検者が閉止弁9を閉じることによりこれを制御回路20が閉止弁閉スイッチにより判別し次画面への切り替えを行い、ステップ4へと進む。
ステップ4では開放器(ソレノイド)26のキーパーをセットするよう点検者に指示を出し、開放器26の固定を確認する開放器固定確認画面が表示され、点検者が開放器26にキーパーをセットし「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS5へと進む。また開放器26が既に起動用ガス容器弁12から取り外ずされている場合は点検者が「開放器取外済」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ13へジャンプして進む。
ステップ5では制御盤16の盤面にある各表示灯の点灯を確認する制御盤表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「自動」・「手動」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字表示を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替え行い、ステップS6へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ6では操作箱18の扉面にある表示灯の点灯を確認する操作箱表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「自動」・「手動」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ7へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ7では制御部のブレーカーを切るよう点検者に指示を出す制御部ブレーカー切指示画面が表示され、点検者が制御部のブレーカーを切ることによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ8へと進む。
ステップ8では開放器(ソレノイド)26を外すよう点検者に指示を出す開放器取外指示画面が表示され、点検者が開放器26を起動用ガス容器弁12から取り外し「OK」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別して次画面への切り替えを行い、ステップ9へと進む。
ステップ9では制御部のブレーカーを入れるよう点検者に指示を出す制御部ブレーカー入指示画面が表示され、点検者が制御部のブレーカーを入れることによりこれを制御部20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ10へと進む。
ステップ10では開放器(ソレノイド)26のキーパーを外すよう点検者に指示を出し、開放器26の固定解除を確認する開放器固定解除確認画面が表示され、点検者が開放器26からキーパーを外し「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS11へと進む。
ステップ11では制御盤16の盤面にある表示灯の点灯を確認する制御盤表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「自動」・「手動」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字表示を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替え行い、ステップS12へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ12では操作箱18の扉面にある表示灯の点灯を確認する操作箱表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「自動」・「手動」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ13へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ13では外部機器の停止移報動作を停止するか否かの確認画面が表示され、停止を行う場合は「YES」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS14へと進み、停止を行わない場合は「NO」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ16へジャンプして進む。
ステップ14では制御盤16の盤内にある機器停止スイッチを押すよう点検者に指示を出す機器停止スイッチON指示画面が表示され、点検者が機器停止スイッチを押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ15へと進む。
ステップ15では制御盤16の盤面にある表示灯の点灯と機器の作動を確認する制御盤表示作動確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「SW注」・「自動」・「手動」・「BZ鳴」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・スイッチ注意灯・自動灯・手動灯)の点灯・ブザー鳴動を確認しその文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字表示を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS16へと進む。点灯していない表示灯及び作動していない機器の文字は最初から消えている。
そして、ステップ16で、試験項目選択画面1が表示され、点検者が今から実施しようとする試験項目の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別しその選択された試験に対応する試験手順表示動作フローへと進み、その試験を行うか否かの確認から試験終了までの手順表示を行う。試験項目選択画面1に表示される試験項目は「操作箱作動試験」・「操作箱停止試験」・「自・手動切替試験」で、これら試験が試験項目選択画面1にて選択可能である。試験項目選択画面1の表示外の試験を実施する場合は、点検者が試験項目選択画面1の「次項」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次の試験項目選択画面2への切り替えを行い、試験項目選択画面2を表示する。この試験項目選択画面2に表示された試験項目の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその選択された試験に対応する試験手順表示動作フローへと進み、その試験を行うか否かの確認から試験終了までの手順表示を行う。試験項目選択画面2に表示される試験項目は「感知器作動試験」・「感知器不作動試験」・「異常回路試験」で、これら試験が試験項目選択画面2にて選択可能である。点検者が試験項目選択画面2の「前項」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し前の試験項目選択画面1への切り替えを行い、試験項目選択画面1を表示する。ここで各試験手順表示動作フローにおける最終ステップにて表示される試験終了画面を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ16の試験項目選択画面1への切り替えが行われ、試験項目選択画面1,2にて他の試験項目又は復旧が選択可能である。
また、ステップ16では試験項目選択画面1の「復旧」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し機器等を点検前の状態に戻すための復旧手順表示動作フローへと進み、その復旧を行うか否かの確認から復旧完了までの手順表示を行う。ここで復旧手順表示動作フローにおける最終ステップにて表示される復旧完了画面を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ0の初期状態(初期画面)に戻す。
図6は点検手順表示プログラムによる制御回路20の各試験手順表示動作のうち操作箱作動試験手順表示動作を説明するフローチャートである。
操作箱作動試験を実施する場合、ステップ16の試験項目選択画面1にて「操作箱−作動試験」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し操作箱作動試験の試験手順表示動作フローへと進み、その動作フローの初期画面である試験確認画面(ステップ17)を表示する。この試験確認画面(ステップ17)では操作箱作動試験を行うか否かの確認を行う。試験を行う場合は「YES」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ18へと進み、試験を行わない場合は「NO」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ16の試験項目選択画面1への切り替えが行われ、再び試験項目選択画面1を表示する。
ステップ18では操作箱18の扉を開くよう点検者に指示を出す操作箱扉開指示画面が表示され、点検者が操作箱18の扉を開くことによりこれを制御回路20が扉開スイッチにより判別し次画面への切り替えを行い、ステップ19へと進む。
ステップ19では制御盤16の盤面にある表示灯の点灯を確認する制御盤表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「火災」・「起動」・「自動」・「手動」・「扉開」)を確認し、その表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・火災灯・起動灯・自動灯・手動灯・操作箱扉開灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ20へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ20では制御盤16の盤内にある表示灯の点灯・ブザーの鳴動と外部機器の動作を確認する制御盤表示、外部機器動作確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「SW注」・「放出」・「BZ鳴」・「音警報」・「充満表」)を確認しその表示灯(スイッチ注意灯・放出灯・放出表示灯)・ブザー鳴動・外部機器の動作を確認し文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示・鳴動・動作を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ21へと進む。
ステップ21では操作箱18の扉面にある表示灯の点灯を確認する操作箱表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「起点灯」・「自動」・「手動」・「起点滅」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・起動灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ22へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ22では操作箱18の起動スイッチを押すように点検者に指示を出す操作箱起動スイッチON指示画面が表示され、点検者が起動スイッチを押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ23へと進む。
ステップ23では制御盤16の盤面にある表示灯の点灯を確認する制御盤表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「火災」・「起動」・「自動」・「手動」・「扉開」)を確認し、その表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・火災灯・起動灯・自動灯・手動灯・操作箱扉開灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ24へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ24では制御盤16の盤内にある表示灯の点灯・ブザーの鳴動と外部機器の動作を確認する制御盤表示、外部機器動作確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「SW注」・「放出」・「BZ鳴」・「音警報」・「充満表」)を確認しその表示灯(スイッチ注意灯・放出灯・放出表示灯)・ブザー鳴動・外部機器の動作を確認し文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示・鳴動・動作を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ25へと進む。
ステップ25では操作箱18の扉面にある表示灯の点灯を確認する操作箱表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「起点灯」・「自動」・「手動」・「起点滅」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・起動灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ26へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ26では開放器作動確認画面が表示され、点検者が開放器(ソレノイド)26の作動を確認した後、「開放器作動確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ27へと進む。(制御回路20が開放器26の作動信号を出力する前に「開放器作動確認」の文字表示がある枠内を押しても次画面に切り替わらない。)
ステップ27では圧力スイッチ27を作動するよう点検者に指示を出す圧力スイッチ作動指示画面が表示され、点検者が圧力スイッチ27を作動することによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ28へと進む。
ステップ28では制御盤16の盤面にある表示灯の点灯を確認する制御盤表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「火災」・「起動」・「自動」・「手動」・「扉開」)を確認し、その表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・火災灯・起動灯・自動灯・手動灯・操作箱扉開灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ29へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ29では制御盤16の盤内にある表示灯の点灯・ブザーの鳴動と外部機器の動作を確認する制御盤表示、外部機器動作確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「SW注」・「放出」・「BZ鳴」・「音警報」・「充満表」)を確認しその表示灯(スイッチ注意灯・放出灯・放出表示灯)・ブザー鳴動・外部機器の動作を確認し文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示・鳴動・動作を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ30へと進む。
ステップ30では操作箱18の扉面にある表示灯の点灯を確認する操作箱表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「起点灯」・「自動」・「手動」・「起点滅」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・起動灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ31へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
ステップ31では操作箱18の扉と圧力スイッチ27を試験前の状態に復旧するように点検者に指示を出す操作箱扉・圧力スイッチ復旧画面が表示され、点検者が操作箱18の扉を閉め、圧力スイッチ27を復旧することによりこれを制御回路20が扉開スイッチ及び圧力スイッチにより判別し次画面への切り替えを行い、ステップ32へと進む。
ステップ32では制御盤16の復旧スイッチを押すように点検者に指示を出す復旧指示画面が表示され、点検者が復旧スイッチを押すことによりこれを制御回路20が復旧スイッチにより判別し次画面への切り替えを行い、ステップ33へと進む。
ステップ33では開放器(ソレノイド)26を復旧(矢を戻す)するよう点検者に指示を出す開放器復旧画面が表示され、開放器26を復旧することによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ34へと進む。
ステップ34では制御盤16の盤面にある表示灯の点灯と機器の作動を確認する制御盤表示作動確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「SW注」・「自動」・「手動」・「BZ鳴」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・スイッチ注意灯・自動灯・手動灯)の点灯・ブザーの鳴動を確認しその文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字表示を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS35へと進む。点灯していない表示灯及び作動していない機器の文字は最初から消えている。
ステップ35では操作箱18の扉面にある表示灯の点灯を確認する操作箱表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(「電源」・「閉弁閉」・「起点灯」・「自動」・「手動」・「起点滅」)を確認しその表示灯(電源灯・閉止弁閉灯・起動灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、操作箱作動試験の試験手順表示動作フローの最終ステップ36へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
操作箱作動試験の試験手順表示動作フローの最終ステップ36では操作箱作動試験終了画面が表示され、「操作箱作動試験終了」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ16の試験項目選択画面1への切り替えが行われ、試験項目選択画面1,2にて他の試験項目の選択又は復旧が選択可能となる。
尚、他の試験手順表示動作についての説明は省略するが、前記操作箱作動試験手順表示動作と同様に消防法によって定められた点検が実施できるように動作することは言うまでもない。
図7は点検手順表示プログラムによる制御回路20の復旧動作を説明するフローチャートである。
機器等を点検前の状態に戻す復旧を実施する場合、ステップ16の試験項目選択画面1にて「復旧」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し復旧手順表示動作フローへと進み、その動作フローの初期画面である復旧確認画面(ステップ150)を表示する。この復旧確認画面(ステップ150)では復旧を行うか否かの確認を行う。復旧を行う場合は「YES」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ151へと進み、復旧を行わない場合は「NO」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ16の試験項目選択画面1への切り替えが行われ、再び試験項目選択画面1を表示する。
ステップ151では制御盤16の機器停止移報停止スイッチ、警報停止スイッチ、ブザー停止スイッチをOFFにするよう点検者に指示を出す機器停止移報停止スイッチ及び警報停止スイッチ及びブザー停止スイッチOFF指示画面が表示され、点検者が制御盤16の機器停止移報停止スイッチ、警報停止スイッチ、ブザー停止スイッチをOFFにするすることによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ152へと進む。
ステップ152では制御部のブレーカーを切るよう点検者に指示を出す制御部ブレーカー切指示画面が表示され、点検者が制御部のブレーカーを切ることによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ153へと進む。
ステップ153では開放器(ソレノイド)26のキーパーをセットするよう点検者に指示を出し、開放器26の固定を確認する開放器固定確認画面が表示され、点検者が開放器26にキーパーをセットし「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS154へと進む。
ステップ154では開放器(ソレノイド)26を起動ガス用容器弁12に取り付けるよう点検者に指示を出す開放器取付指示画面が表示され、点検者が開放器26を起動用ガス容器弁12に取り付けた後、「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ155へと進む。
ステップ155では制御部のブレーカーを入れるよう点検者に指示を出す制御部ブレーカー入指示画面が表示され、点検者が制御部のブレーカーを入れることによりこれを制御部20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップ156へと進む。
ステップ156では開放器(ソレノイド)26のキーパーを外すよう点検者に指示を出し、開放器26の固定解除を確認する開放器固定解除確認画面が表示され、点検者が開放器26からキーパーを外し「確認」の文字表示がある枠内を押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、ステップS157へと進む。
ステップS157では閉止弁9を開くよう点検者に指示を出す閉止弁開指示画面が表示され、点検者が閉止弁9を開くことによりこれを制御回路20が閉止弁開スイッチにより判別し次画面への切り替えを行い、ステップ158へと進む。
ステップ158では制御盤16の盤面と操作箱18の扉面にある表示灯の点灯を確認する制御盤・操作箱表示確認画面が表示され、その画面に表示されている文字表示(制御盤16側の「電源」・「閉弁閉」・「自動」・「手動」と、操作箱18側の「電源」・「自動」・「手動」)を確認し、その表示灯(制御盤16側の電源灯・閉止弁閉灯・自動灯・手動灯と、操作箱18側の電源灯・自動灯・手動灯)が点灯していれば文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しその文字を消し、全ての表示を確認し文字表示を消し最後に「確認」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別し次画面への切り替えを行い、復旧手順表示動作フローの最終ステップ159へと進む。点灯していない表示灯の文字は最初から消えている。
復旧手順表示動作フローの最終ステップ159では復旧完了画面が表示され、「復旧完了」の文字表示がある枠内を点検者が押すことによりこれを制御回路20が判別しステップ0の初期状態(初期画面)に戻す。
以上のように、制御盤16の制御回路20にタッチパネル付き表示装置36を接続し、そのタッチパネル付き表示装置36の画面に表示される内容にしたがって機器の操作や確認を行うことによって、消火設備Sの点検を容易にかつ確実に行うことができる。
尚、本実施例では点検手順表示プログラムによる制御回路20の各試験手順表示動作のうち操作箱作動試験手順表示動作のみを説明したが、これ以外の試験手順も手順毎にタッチパネル付き表示装置36に表示できるようになっている。
消火設備の一例を示すシステム構成図である。 制御回路の点検手順表示部分のブロック図である。 タッチパネル付き表示装置の表示例を示す図である。 点検手順表示プログラムによる制御回路の動作概要を説明するフローチャートである。 点検手順表示プログラムによる制御回路の点検準備動作を説明するフローチャートである。 点検手順表示プログラムによる制御回路20の各試験手順表示動作のうち操作箱作動試験手順表示動作を説明するフローチャートである。 点検手順表示プログラムによる制御回路の復旧動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
S 消火設備
16 制御盤
18 操作箱(手動式起動装置)
20 制御回路
34 表示装置
35 入力装置
35 タッチパネル付き表示装置

Claims (4)

  1. 消火設備の制御盤上に、当該消火設備の点検手順表示用の表示装置及び入力装置を配備すると共に、前記消火設備の制御回路に前記表示装置及び入力装置を接続し、
    前記制御回路を、当該消火設備の点検項目を手順毎に前記表示装置に表示する表示手段と、前記表示装置に表示された点検項目の実行を前記入力装置の人為的入力操作に基づいて判別する確認手段と、前記表示装置に表示する点検項目をその実行確認に基づいて順番に切り替える点検項目切り替え手段として機能させるためのプログラムを備えたことを特徴とする消火設備の点検装置。
  2. 前記入力装置を前記表示装置の画面上に設けるタッチパネルで構成したことを特徴とする請求項1に記載の消火設備の点検装置。
  3. タッチパネル付き表示装置を前記制御盤とは別体に構成し、当該消火設備の点検時に前記制御回路に接続することを特徴とする請求項2に記載の消火設備の点検装置。
  4. 消火設備の制御回路が備える表示手段が、前記消火設備の制御盤上に配備し前記制御回路に接続する表示装置に当該消火設備の点検項目を手順毎に表示し、
    前記制御回路が備える確認手段が、前記表示装置に表示された点検項目の実行を前記制御盤上に配備し前記制御回路に接続する入力装置の人為的入力操作に基づいて判別し、
    前記制御回路が備える点検項目切り替え手段が、前記表示装置に表示する点検項目をその実行確認に基づいて順番に切り替えることを特徴とする消火設備の点検方法。
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