JPH10179790A - 防災設備 - Google Patents
防災設備Info
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- JPH10179790A JPH10179790A JP34731796A JP34731796A JPH10179790A JP H10179790 A JPH10179790 A JP H10179790A JP 34731796 A JP34731796 A JP 34731796A JP 34731796 A JP34731796 A JP 34731796A JP H10179790 A JPH10179790 A JP H10179790A
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- JP
- Japan
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- test
- inspection
- equipment
- disaster prevention
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防災設備において、自動試験機能付火災報知
設備と消火設備の点検装置との試験点検の管理を簡単に
する。 【解決手段】 自動火災報知設備78を試験点検する機
能を有する自動試験機能付受信機と、一つ以上の消火設
備を試験点検する消火設備試験点検装置と、自動試験機
能付受信機と消火設備試験点検装置に対して試験点検制
御を行う防災設備試験点検制御装置とを一体に構成した
一つの防災監視盤59を備える。
設備と消火設備の点検装置との試験点検の管理を簡単に
する。 【解決手段】 自動火災報知設備78を試験点検する機
能を有する自動試験機能付受信機と、一つ以上の消火設
備を試験点検する消火設備試験点検装置と、自動試験機
能付受信機と消火設備試験点検装置に対して試験点検制
御を行う防災設備試験点検制御装置とを一体に構成した
一つの防災監視盤59を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル等の建物に設
置される自動火災報知設備および消火設備の防災設備に
関する。
置される自動火災報知設備および消火設備の防災設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル等の建物においては、火災の
発生を監視する自動火災報知設備と、実際に火災が発生
したときに消火剤を散水して消火を行う消火設備との防
災設備が設置されており、ビル内の各監視区域の防災監
視を行っている。そして、この自動火災報知設備には、
受信機や火災感知器等の機器の機能が正常であるか定期
的に試験を行う自動試験機能付きの自動火災報知設備が
ある。同様に、消火設備にも、設備が正常に作動できる
状態を維持するため、定期的に点検を行う自動点検装置
が設けられている。
発生を監視する自動火災報知設備と、実際に火災が発生
したときに消火剤を散水して消火を行う消火設備との防
災設備が設置されており、ビル内の各監視区域の防災監
視を行っている。そして、この自動火災報知設備には、
受信機や火災感知器等の機器の機能が正常であるか定期
的に試験を行う自動試験機能付きの自動火災報知設備が
ある。同様に、消火設備にも、設備が正常に作動できる
状態を維持するため、定期的に点検を行う自動点検装置
が設けられている。
【0003】この種の防災設備としては、例えば図10
に示すようなものがある。図10の右側の火災受信機
1、自火報中継器30、火災検出器32、アナログ感知
器34および接点監視用中継器36により自動火災報知
設備33は構成され、それより左側の各機器により自動
点検装置を備えた消火設備が構成される。1は自動試験
機能付きの火災受信機であり、防災センター2内に設置
されている。火災受信機1から引き出された信号線35
には自火報中継器30、アナログ感知器34等の端末が
接続されている。さらに、自火報中継器30から引き出
された信号線31には複数の火災検出器32が接続され
ている。火災受信機1はポーリング等の伝送により自火
報中継器30の状態を収集したり、アナログ感知器34
のアナログ値を収集して火災の監視を行う。また、火災
受信機1からは試験信号を各端末に送出して各端末の機
能が正常であるか試験を行う。各端末から送られてくる
その試験の状態や結果は火災受信機1で処理され、表示
部に表示されたり印字部により印字出力される。
に示すようなものがある。図10の右側の火災受信機
1、自火報中継器30、火災検出器32、アナログ感知
器34および接点監視用中継器36により自動火災報知
設備33は構成され、それより左側の各機器により自動
点検装置を備えた消火設備が構成される。1は自動試験
機能付きの火災受信機であり、防災センター2内に設置
されている。火災受信機1から引き出された信号線35
には自火報中継器30、アナログ感知器34等の端末が
接続されている。さらに、自火報中継器30から引き出
された信号線31には複数の火災検出器32が接続され
ている。火災受信機1はポーリング等の伝送により自火
報中継器30の状態を収集したり、アナログ感知器34
のアナログ値を収集して火災の監視を行う。また、火災
受信機1からは試験信号を各端末に送出して各端末の機
能が正常であるか試験を行う。各端末から送られてくる
その試験の状態や結果は火災受信機1で処理され、表示
部に表示されたり印字部により印字出力される。
【0004】消火設備としては、消火時に貯水槽20の
消火用水を汲み上げる消火ポンプ19、ポンプモータ1
8及びポンプ制御盤17がポンプ室4内に設置されてい
る。消火ポンプ19で汲み上げられた消火用水は給水本
管7、分岐管8、アラーム弁15を介してスプリンクラ
ーヘッド6から散水される。また、建物の屋上などには
高架水槽21が設けられ、高架水槽21は給水本管7に
接続され水頭圧を加えている。
消火用水を汲み上げる消火ポンプ19、ポンプモータ1
8及びポンプ制御盤17がポンプ室4内に設置されてい
る。消火ポンプ19で汲み上げられた消火用水は給水本
管7、分岐管8、アラーム弁15を介してスプリンクラ
ーヘッド6から散水される。また、建物の屋上などには
高架水槽21が設けられ、高架水槽21は給水本管7に
接続され水頭圧を加えている。
【0005】3は消火設備点検装置としてのスプリンク
ラー自動点検盤であり、スプリンクラー自動点検盤3か
らは点検時に作動させる点検用機器が信号線で接続され
ている。スプリンクラー自動点検盤3は各種の点検用機
器が接続されるため、消火ポンプ19、ポンプ制御盤1
7等が設置されるポンプ室4内に設置される。5は末端
試験装置であり、末端試験装置5はスプリンクラーヘッ
ド6を接続した給水本管7から分岐する分岐管8の管末
側に自動点検用の電動弁9、仕切弁10、スプリンクラ
ーヘッド1個分の作動流量を流すオリフィス11、圧力
計12、圧力検出器13および点検器としての制御機能
を持つスプリンクラー中継器14を有する。スプリンク
ラーヘッド6が作動した状態を疑似的に作り出し、その
ことによる管内圧力の低下でこの末端試験装置5は圧力
空気槽27の圧力スイッチ28を作動させ、消火ポンプ
19を自動起動させて消火設備全体を総合的に機能点検
するために使用される。この総合点検を行うときは、先
ずスプリンクラー自動点検盤3より点検信号を末端試験
装置5に出力し、スプリンクラー中継器14を介して電
動弁9を開放する。これにより、オリフィス11で決ま
るスプリンクラー1個分の作動流量を分岐管8に流して
擬似火災状態を作り出し、分岐管8を流れる水流によっ
てアラーム弁15を作動して圧力スイッチ16をオンさ
せ、オン信号を自動火災報知設備33の接点用中継器3
6が検出し、火災受信機1に送信し、スプリンクラー自
動点検盤3に移報信号として送信する。スプリンクラー
自動点検盤3は、例えばこのオン信号を検出し、末端試
験装置5に点検信号を送出してから圧力スイッチ16の
オン信号を受信するまでの時間を計測することでアラー
ム弁の機能が正常であるかの点検を行う。またアラーム
弁15の作動により、圧力空気槽27の圧力スイッチ2
8の出力から消火ポンプ19を起動させる機能が正常で
あるかの点検を行う。
ラー自動点検盤であり、スプリンクラー自動点検盤3か
らは点検時に作動させる点検用機器が信号線で接続され
ている。スプリンクラー自動点検盤3は各種の点検用機
器が接続されるため、消火ポンプ19、ポンプ制御盤1
7等が設置されるポンプ室4内に設置される。5は末端
試験装置であり、末端試験装置5はスプリンクラーヘッ
ド6を接続した給水本管7から分岐する分岐管8の管末
側に自動点検用の電動弁9、仕切弁10、スプリンクラ
ーヘッド1個分の作動流量を流すオリフィス11、圧力
計12、圧力検出器13および点検器としての制御機能
を持つスプリンクラー中継器14を有する。スプリンク
ラーヘッド6が作動した状態を疑似的に作り出し、その
ことによる管内圧力の低下でこの末端試験装置5は圧力
空気槽27の圧力スイッチ28を作動させ、消火ポンプ
19を自動起動させて消火設備全体を総合的に機能点検
するために使用される。この総合点検を行うときは、先
ずスプリンクラー自動点検盤3より点検信号を末端試験
装置5に出力し、スプリンクラー中継器14を介して電
動弁9を開放する。これにより、オリフィス11で決ま
るスプリンクラー1個分の作動流量を分岐管8に流して
擬似火災状態を作り出し、分岐管8を流れる水流によっ
てアラーム弁15を作動して圧力スイッチ16をオンさ
せ、オン信号を自動火災報知設備33の接点用中継器3
6が検出し、火災受信機1に送信し、スプリンクラー自
動点検盤3に移報信号として送信する。スプリンクラー
自動点検盤3は、例えばこのオン信号を検出し、末端試
験装置5に点検信号を送出してから圧力スイッチ16の
オン信号を受信するまでの時間を計測することでアラー
ム弁の機能が正常であるかの点検を行う。またアラーム
弁15の作動により、圧力空気槽27の圧力スイッチ2
8の出力から消火ポンプ19を起動させる機能が正常で
あるかの点検を行う。
【0006】スプリンクラー自動点検盤3は、このよう
な総合点検以外に、ポンプ性能点検、呼水槽減水警報点
検、圧力空気槽機能点検などの点検を行う。ポンプ性能
点検は、消火ポンプ設備の定格性能をチェックする点検
であり、試験配管22に設けた試験用電動弁23を開い
て定格流量を流量計24で自動計測しながら、この状態
で電流、ポンプ吸込側および吐出側の圧力などを計測す
る。
な総合点検以外に、ポンプ性能点検、呼水槽減水警報点
検、圧力空気槽機能点検などの点検を行う。ポンプ性能
点検は、消火ポンプ設備の定格性能をチェックする点検
であり、試験配管22に設けた試験用電動弁23を開い
て定格流量を流量計24で自動計測しながら、この状態
で電流、ポンプ吸込側および吐出側の圧力などを計測す
る。
【0007】呼水槽減水警報点検は、呼水槽25に設け
た水位検出器26の機能および給水機能をチェックする
点検であり、試験用電動弁23を開くことで呼水槽25
から実際に水を抜き、水位検出器26から減水警報検出
信号が出力されること、その後の給水により水位検出器
26が復旧することを確認する。さらに圧力空気槽機能
点検は、圧力空気槽27に設けたポンプ起動用の圧力ス
イッチ28の機能およびポンプの自動起動機能をチェッ
クする点検であり、圧力空気槽27に設けた排水用電動
弁29を開いて水抜きすることによって水圧を下げ、圧
力スイッチ28の作動でポンプ起動が行われることを確
認する。このように、ポンプ室4内に設けられるスプリ
ンクラー自動点検盤3が各消火設備の点検を行う。この
点検結果はスプリンクラー自動点検盤3の印字部により
印字される。
た水位検出器26の機能および給水機能をチェックする
点検であり、試験用電動弁23を開くことで呼水槽25
から実際に水を抜き、水位検出器26から減水警報検出
信号が出力されること、その後の給水により水位検出器
26が復旧することを確認する。さらに圧力空気槽機能
点検は、圧力空気槽27に設けたポンプ起動用の圧力ス
イッチ28の機能およびポンプの自動起動機能をチェッ
クする点検であり、圧力空気槽27に設けた排水用電動
弁29を開いて水抜きすることによって水圧を下げ、圧
力スイッチ28の作動でポンプ起動が行われることを確
認する。このように、ポンプ室4内に設けられるスプリ
ンクラー自動点検盤3が各消火設備の点検を行う。この
点検結果はスプリンクラー自動点検盤3の印字部により
印字される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の防災
設備にあっては、6ケ月に1度の外観点検、機能点検、
作動点検および1年に1回の総合点検が義務付けられて
いる。この各種点検において、上述した自動試験、自動
点検の結果が考慮される。しかしながら、この自動火災
報知設備、消火設備の定期点検の周期が同じであっても
各設備毎に別々にスケジュールを設定し、試験点検状態
および試験点検結果は各設備の画面・印字内容を確認す
るようになっているため、管理が複雑であった。
設備にあっては、6ケ月に1度の外観点検、機能点検、
作動点検および1年に1回の総合点検が義務付けられて
いる。この各種点検において、上述した自動試験、自動
点検の結果が考慮される。しかしながら、この自動火災
報知設備、消火設備の定期点検の周期が同じであっても
各設備毎に別々にスケジュールを設定し、試験点検状態
および試験点検結果は各設備の画面・印字内容を確認す
るようになっているため、管理が複雑であった。
【0009】また、消火設備のスプリンクラー自動点検
盤3は接続される各種検出器が多いため、消火ポンプの
付近に設置され、一方、自動火災報知設備の火災受信機
は防災センターに設置されるため、各設備の試験や点検
毎に移動して結果を確認せざるを得なかった。本発明
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、自動火災報知設備と消火設備の定期点検の作業性
を良くし、点検結果の管理が簡単となる防災設備を提供
することを目的とする。
盤3は接続される各種検出器が多いため、消火ポンプの
付近に設置され、一方、自動火災報知設備の火災受信機
は防災センターに設置されるため、各設備の試験や点検
毎に移動して結果を確認せざるを得なかった。本発明
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、自動火災報知設備と消火設備の定期点検の作業性
を良くし、点検結果の管理が簡単となる防災設備を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、次のように構成する。本発明は、自動火
災報知設備を試験点検する機能を有する自動試験機能付
受信機と、一つ以上の消火設備を試験点検する消火設備
試験点検装置と、自動試験機能付受信機と消火設備試験
点検装置に対して試験点検制御を行う防災設備試験点検
制御装置と、を備えたことを特徴とする。
に、本発明は、次のように構成する。本発明は、自動火
災報知設備を試験点検する機能を有する自動試験機能付
受信機と、一つ以上の消火設備を試験点検する消火設備
試験点検装置と、自動試験機能付受信機と消火設備試験
点検装置に対して試験点検制御を行う防災設備試験点検
制御装置と、を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の防災設備試験点検制御装置は、試
験点検を行う日時や対象などのスケジュールを設定する
スケジュール設定部と、スケジュール設定部で設定する
スケジュールを入力操作する操作部と、設定されたスケ
ジュールにしたがって自動試験機能付受信機および消火
設備試験装置に対して試験点検制御信号を送出して制御
を行う制御部と、自動試験機能付受信機および消火設備
試験点検装置からの試験点検結果を入力する入力部と、
試験点検制御状態および試験点検結果を表示する表示装
置および印字する印字装置と、を有する。
験点検を行う日時や対象などのスケジュールを設定する
スケジュール設定部と、スケジュール設定部で設定する
スケジュールを入力操作する操作部と、設定されたスケ
ジュールにしたがって自動試験機能付受信機および消火
設備試験装置に対して試験点検制御信号を送出して制御
を行う制御部と、自動試験機能付受信機および消火設備
試験点検装置からの試験点検結果を入力する入力部と、
試験点検制御状態および試験点検結果を表示する表示装
置および印字する印字装置と、を有する。
【0012】本発明においては、防災設備試験点検制御
装置を、自動試験機能付受信機と一体に構成しても良
い。また、本発明においては、防災設備試験点検制御装
置を、消火設備試験点検装置と一体に構成しても良い。
また、本発明においては、防災設備試験点検制御装置と
自動試験機能付受信機と消火設備試験点検装置とを一体
に構成しても良い。
装置を、自動試験機能付受信機と一体に構成しても良
い。また、本発明においては、防災設備試験点検制御装
置を、消火設備試験点検装置と一体に構成しても良い。
また、本発明においては、防災設備試験点検制御装置と
自動試験機能付受信機と消火設備試験点検装置とを一体
に構成しても良い。
【0013】また、本発明の防災設備試験点検制御装置
は、自動試験機能付受信機および消火設備試験点検装置
の機能を内蔵して一体に構成される。また、本発明は、
自動火災報知設備の火報用中継器等の各端末機器と消火
設備の消火設備用中継器は防災設備試験点検制御装置か
ら引き出された共通の線路により接続される。
は、自動試験機能付受信機および消火設備試験点検装置
の機能を内蔵して一体に構成される。また、本発明は、
自動火災報知設備の火報用中継器等の各端末機器と消火
設備の消火設備用中継器は防災設備試験点検制御装置か
ら引き出された共通の線路により接続される。
【0014】このような構成を備えた本発明の防災設備
によれば、一カ所に設けた一つの装置で設備の試験点検
制御状態およびその結果を確認することができるので、
管理が簡単となる。また、点検結果をまとめて管理する
ことができ、適切な設備の維持管理を継続的に行うこと
ができる。また、スケジュールを一括で管理することが
でき、メンテナンス性を向上させることができる。
によれば、一カ所に設けた一つの装置で設備の試験点検
制御状態およびその結果を確認することができるので、
管理が簡単となる。また、点検結果をまとめて管理する
ことができ、適切な設備の維持管理を継続的に行うこと
ができる。また、スケジュールを一括で管理することが
でき、メンテナンス性を向上させることができる。
【0015】また、操作方法を統一することができるた
め、誤操作を少なくすることができ、点検時間を短縮す
ることができる。また、消費電流が少なくなり、非常電
源などバックアップ設備も小容量となる。さらに、全体
の信号線を少なくできるので、工事費を低減することが
できる。
め、誤操作を少なくすることができ、点検時間を短縮す
ることができる。また、消費電流が少なくなり、非常電
源などバックアップ設備も小容量となる。さらに、全体
の信号線を少なくできるので、工事費を低減することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の防災設備を示す図
である。図1において、41は消火ポンプであり、消火
ポンプ41はポンプモータ42により駆動される。消火
ポンプ41の吸込管43は貯水槽44に立ち下げられて
いる。消火ポンプ41の吐出側は建物の垂直方向に設置
した給水本管45に接続される。また、建物の屋上など
には高架水槽46が設けられ、高架水槽46は給水本管
45に接続され、水頭圧を加えている。
である。図1において、41は消火ポンプであり、消火
ポンプ41はポンプモータ42により駆動される。消火
ポンプ41の吸込管43は貯水槽44に立ち下げられて
いる。消火ポンプ41の吐出側は建物の垂直方向に設置
した給水本管45に接続される。また、建物の屋上など
には高架水槽46が設けられ、高架水槽46は給水本管
45に接続され、水頭圧を加えている。
【0017】給水本管45に対しては建物の階毎に分岐
管47が接続される。分岐管47はアラーム弁48を介
して警戒区画に配管され、警戒区画に設置したスプリン
クラーヘッド49を接続している。分岐管47の末端は
消火設備の点検時に使用されるスプリンクラー末端試験
装置50を介して排水管51に接続されている。スプリ
ンクラー末端試験装置50は手動の仕切弁52、電動弁
53、オリフィス54、圧力検出器55、圧力計56お
よびスプリンクラー中継器57を備える。
管47が接続される。分岐管47はアラーム弁48を介
して警戒区画に配管され、警戒区画に設置したスプリン
クラーヘッド49を接続している。分岐管47の末端は
消火設備の点検時に使用されるスプリンクラー末端試験
装置50を介して排水管51に接続されている。スプリ
ンクラー末端試験装置50は手動の仕切弁52、電動弁
53、オリフィス54、圧力検出器55、圧力計56お
よびスプリンクラー中継器57を備える。
【0018】スプリンクラー中継器57は、防災センタ
ー58内に設けた防災監視盤59に接続される。電動弁
53はスプリンクラー中継器57を介して防災監視盤5
9からの点検信号により開閉制御され、また圧力検出器
55の出力信号は、スプリンクラー中継器57を介して
防災監視盤59に出力される。スプリンクラー末端試験
装置50は自動点検の際に電動弁53を開くことで、オ
リフィス54で決まるスプリンクラーヘッド一個分の作
動に相当する流量を分岐管47に流してスプリンクラー
ヘッド49が作動したと同じ擬似火災状態を作り出し、
これにより給水本管45から分岐した分岐管68に接続
された圧力空気槽69の空気圧の低下により消火ポンプ
43を自動起動させる。
ー58内に設けた防災監視盤59に接続される。電動弁
53はスプリンクラー中継器57を介して防災監視盤5
9からの点検信号により開閉制御され、また圧力検出器
55の出力信号は、スプリンクラー中継器57を介して
防災監視盤59に出力される。スプリンクラー末端試験
装置50は自動点検の際に電動弁53を開くことで、オ
リフィス54で決まるスプリンクラーヘッド一個分の作
動に相当する流量を分岐管47に流してスプリンクラー
ヘッド49が作動したと同じ擬似火災状態を作り出し、
これにより給水本管45から分岐した分岐管68に接続
された圧力空気槽69の空気圧の低下により消火ポンプ
43を自動起動させる。
【0019】すなわち、圧力空気槽69は給水本管45
に充填した給水圧力を受けて内部の空気を圧縮してい
る。圧力空気槽69には圧力スイッチ70が設けられて
おり、圧力が規定圧力に低下すると圧力スイッチ70が
オンし、この圧力スイッチ70のオン信号は、消火ポン
プ制御盤63に出力される。そして、消火ポンプ制御盤
63の制御に基づいてポンプモータ42により消火ポン
プ41が自動起動される。
に充填した給水圧力を受けて内部の空気を圧縮してい
る。圧力空気槽69には圧力スイッチ70が設けられて
おり、圧力が規定圧力に低下すると圧力スイッチ70が
オンし、この圧力スイッチ70のオン信号は、消火ポン
プ制御盤63に出力される。そして、消火ポンプ制御盤
63の制御に基づいてポンプモータ42により消火ポン
プ41が自動起動される。
【0020】また、アラーム弁48の作動により、圧力
スイッチ62がオンになり、オン信号はスプリンクラー
中継器57を介して防災監視盤59に出力されることに
より、どの地区で火災が発生しているか判別できる。消
火ポンプ41周りの自動点検を行うため給水本管45に
試験用配管64が分岐接続される。この試験用配管64
には試験用電動弁65と流量計66が設けられる。流量
計66としては消火ポンプ41の定格流量でオンするフ
ロースイッチなどを用いることができ、流量計66のオ
ン信号は、スプリンクラー中継器61に出力される。
スイッチ62がオンになり、オン信号はスプリンクラー
中継器57を介して防災監視盤59に出力されることに
より、どの地区で火災が発生しているか判別できる。消
火ポンプ41周りの自動点検を行うため給水本管45に
試験用配管64が分岐接続される。この試験用配管64
には試験用電動弁65と流量計66が設けられる。流量
計66としては消火ポンプ41の定格流量でオンするフ
ロースイッチなどを用いることができ、流量計66のオ
ン信号は、スプリンクラー中継器61に出力される。
【0021】また、試験用電動弁65はスプリンクラー
中継器61からの試験点検信号により開閉される。更
に、圧力空気槽69によるポンプ自動運転機能を点検す
るため、圧力空気槽69の排水管に排水用電動弁71を
設けている。排水用電動弁71はスプリンクラー中継器
61からの試験点検信号により開閉される。また、消火
ポンプ41に対しては呼水槽72が設けられている。呼
水槽72には水位検出器73が設けられ、水位が規定レ
ベル以下に低下すると減水警報検出信号をスプリンクラ
ー中継器61に出力する。この水位検出器73として
は、例えばフロートなし液面警報器が使用され、液面が
低下すると減水警報検出信号を出力するスイッチ動作を
行うようにしている。また、水道水の供給管などにボー
ルタップ74を設けることで常に一定の液面レベルを保
つように呼び水の給水を行っている。呼水槽減水警報点
検を行うときの呼水槽72からの水抜きは、試験用電動
弁65の開放により行われ、試験用電動弁65の開閉
は、スプリンクラー中継器61からの試験点検信号によ
り行われる。
中継器61からの試験点検信号により開閉される。更
に、圧力空気槽69によるポンプ自動運転機能を点検す
るため、圧力空気槽69の排水管に排水用電動弁71を
設けている。排水用電動弁71はスプリンクラー中継器
61からの試験点検信号により開閉される。また、消火
ポンプ41に対しては呼水槽72が設けられている。呼
水槽72には水位検出器73が設けられ、水位が規定レ
ベル以下に低下すると減水警報検出信号をスプリンクラ
ー中継器61に出力する。この水位検出器73として
は、例えばフロートなし液面警報器が使用され、液面が
低下すると減水警報検出信号を出力するスイッチ動作を
行うようにしている。また、水道水の供給管などにボー
ルタップ74を設けることで常に一定の液面レベルを保
つように呼び水の給水を行っている。呼水槽減水警報点
検を行うときの呼水槽72からの水抜きは、試験用電動
弁65の開放により行われ、試験用電動弁65の開閉
は、スプリンクラー中継器61からの試験点検信号によ
り行われる。
【0022】ポンプ室60には貯水槽44、消火ポンプ
41、ポンプモータ42、消火ポンプ制御盤63、呼水
槽72、圧力空気槽69、スプリンクラー中継器61な
どが設けられ、防災センター58には防災監視盤59が
設けられている。なお、ポンプ室60内にある各点検機
器はすべてスプリンクラー中継器61に接続されている
が、各機器毎にスプリンクラー中継器を設けてもよい。
41、ポンプモータ42、消火ポンプ制御盤63、呼水
槽72、圧力空気槽69、スプリンクラー中継器61な
どが設けられ、防災センター58には防災監視盤59が
設けられている。なお、ポンプ室60内にある各点検機
器はすべてスプリンクラー中継器61に接続されている
が、各機器毎にスプリンクラー中継器を設けてもよい。
【0023】75は自火報中継器であり、自火報中継器
75からは信号線76が引き出され、信号線76には複
数の火災検出器77がそれぞれ接続されている。自火報
中継器75と火災検出器77及びアナログ感知器40は
自動火災報知設備78の各端末であり、防災監視盤59
から引き出された信号線79に接続される。防災監視盤
59は自動火災報知設備78の自動試験機能付きの火災
受信機の機能を有するとともに、各消火設備を試験点検
する自動点検盤の機能も有している。
75からは信号線76が引き出され、信号線76には複
数の火災検出器77がそれぞれ接続されている。自火報
中継器75と火災検出器77及びアナログ感知器40は
自動火災報知設備78の各端末であり、防災監視盤59
から引き出された信号線79に接続される。防災監視盤
59は自動火災報知設備78の自動試験機能付きの火災
受信機の機能を有するとともに、各消火設備を試験点検
する自動点検盤の機能も有している。
【0024】次に、図2は防災監視盤59のブロック図
である。図2において、80はスケジュール設定部であ
り、スケジュール設定部80には試験点検を行う日時や
対象となる各設備の試験点検の順番などのスケジュール
が設定される。81は操作部であり、操作部81が操作
によりスケジュールの設定、変更を行なったり、通常監
視状態での設定等を行う。
である。図2において、80はスケジュール設定部であ
り、スケジュール設定部80には試験点検を行う日時や
対象となる各設備の試験点検の順番などのスケジュール
が設定される。81は操作部であり、操作部81が操作
によりスケジュールの設定、変更を行なったり、通常監
視状態での設定等を行う。
【0025】82は制御部であり、制御部82は自動火
災報知設備78を試験点検する自動試験機能部83およ
び各消火設備を試験点検する消火設備試験点検機能部8
4を有し、スケジュール設定部80に設定されたスケジ
ュールにしたがって、自動試験機能部83および消火設
備試験点検機能部84を制御する。更に、制御部82
は、入力判定部85を有し、この入力判定部85は自動
試験機能部83および消火設備試験点検機能部84から
の試験点検制御結果を入力し、その結果を判定する。
尚、制御部82は、これらの試験点検機能以外に通常監
視機能等も当然に有する。
災報知設備78を試験点検する自動試験機能部83およ
び各消火設備を試験点検する消火設備試験点検機能部8
4を有し、スケジュール設定部80に設定されたスケジ
ュールにしたがって、自動試験機能部83および消火設
備試験点検機能部84を制御する。更に、制御部82
は、入力判定部85を有し、この入力判定部85は自動
試験機能部83および消火設備試験点検機能部84から
の試験点検制御結果を入力し、その結果を判定する。
尚、制御部82は、これらの試験点検機能以外に通常監
視機能等も当然に有する。
【0026】86は表示装置であり、表示装置86は試
験点検制御状態および試験点検結果を表示する。87は
印字装置であり、印字装置87は試験点検制御状態およ
び試験点検結果を印字して出力する。88は入出力通信
インターフェースであり、制御部82と外部との通信の
インターフェースを行う。89は電源部である。これら
のスケジュール設定部80、操作部81、自動試験機能
部83、消火設備試験点検機能部84及び入力判定部8
5を有する制御部82、表示装置86、印字装置87及
び入出力通信インターフェース88等は、全体として防
災設備試験点検制御装置を構成している。
験点検制御状態および試験点検結果を表示する。87は
印字装置であり、印字装置87は試験点検制御状態およ
び試験点検結果を印字して出力する。88は入出力通信
インターフェースであり、制御部82と外部との通信の
インターフェースを行う。89は電源部である。これら
のスケジュール設定部80、操作部81、自動試験機能
部83、消火設備試験点検機能部84及び入力判定部8
5を有する制御部82、表示装置86、印字装置87及
び入出力通信インターフェース88等は、全体として防
災設備試験点検制御装置を構成している。
【0027】次に、図3〜図5は表示装置86の表示例
を示す図である。図3は試験・点検の内容を表示する図
である。図3においては、自火報試験、スプリンクラー
点検、表示試験、印字試験の各項目とその内容が表示さ
れる。表示された各項目のうち該当する項目を選択する
ようになっている。次に、図4は図3で自火報試験を選
択したときの表示画面を示す図である。
を示す図である。図3は試験・点検の内容を表示する図
である。図3においては、自火報試験、スプリンクラー
点検、表示試験、印字試験の各項目とその内容が表示さ
れる。表示された各項目のうち該当する項目を選択する
ようになっている。次に、図4は図3で自火報試験を選
択したときの表示画面を示す図である。
【0028】図4においては、端末発報試験、自動作動
試験、予備電源試験の各項目とその内容が表示される。
表示された各項目のうち該当する項目が選択されるよう
になっている。次に、図5は図3でスプリンクラー点検
を選択したときの表示画面を示す図である。
試験、予備電源試験の各項目とその内容が表示される。
表示された各項目のうち該当する項目が選択されるよう
になっている。次に、図5は図3でスプリンクラー点検
を選択したときの表示画面を示す図である。
【0029】図5においては、データ計測点検、ポンプ
点検、末端作動試験、総合点検、予備電源試験の各項目
とその内容が表示される。表示された各項目のうち該当
する項目が選択されるようになっており、選択された点
検項目の実行もしくは、スケジュールの設定を行う。次
に、図6は印字装置87から出力される試験状況や試験
結果の印字例を示す図である。
点検、末端作動試験、総合点検、予備電源試験の各項目
とその内容が表示される。表示された各項目のうち該当
する項目が選択されるようになっており、選択された点
検項目の実行もしくは、スケジュールの設定を行う。次
に、図6は印字装置87から出力される試験状況や試験
結果の印字例を示す図である。
【0030】図6(A)においては、例えば自動火災報
知設備の端末発報試験、予備電源試験、自動作動試験の
開始時間、終了時間、異常箇所、正常、異常などが印字
出力され、また、防災監視盤59の印字試験の印字結果
が表示されている。また、図6(B)においては、例え
ばスプリンクラー消火設備試験点検のデータ計測点検の
結果が表示され、メインポンプ、ブースタポンプの静止
状態の各種データ、末端圧力値、正常、異常、開始時
間、終了時間などが印字出力されている。
知設備の端末発報試験、予備電源試験、自動作動試験の
開始時間、終了時間、異常箇所、正常、異常などが印字
出力され、また、防災監視盤59の印字試験の印字結果
が表示されている。また、図6(B)においては、例え
ばスプリンクラー消火設備試験点検のデータ計測点検の
結果が表示され、メインポンプ、ブースタポンプの静止
状態の各種データ、末端圧力値、正常、異常、開始時
間、終了時間などが印字出力されている。
【0031】次に、図7は試験点検時の動作を説明する
フローチャートである。図7において、まず、ステップ
S1で試験点検を行う設備を選択する。すなわち、表示
装置86において、図3に示すような試験・点検の画面
を表示し、該当する項目を選択する。なお、図7では自
動火災報知設備またはスプリンクラー消火設備を選択す
るようになっているが、表示試験として防災監視盤59
の画面、ランプの点灯試験を行っても良く、また、印字
試験として防災監視盤59の印字試験を行うようにして
も良い。
フローチャートである。図7において、まず、ステップ
S1で試験点検を行う設備を選択する。すなわち、表示
装置86において、図3に示すような試験・点検の画面
を表示し、該当する項目を選択する。なお、図7では自
動火災報知設備またはスプリンクラー消火設備を選択す
るようになっているが、表示試験として防災監視盤59
の画面、ランプの点灯試験を行っても良く、また、印字
試験として防災監視盤59の印字試験を行うようにして
も良い。
【0032】自動火災報知設備の各種試験を行う場合に
は、図3において、自火報試験の項目を選択すると、表
示装置86の画面は、図4に示すように自火報設備試験
の内容を示すものになる(ステップS2、参照)。次
に、ステップS3で図4の該当する項目を選択して自火
報試験を開始する。この場合、操作部81より試験を開
始する日時を入力し、スケジュール設定部80でスケジ
ュールの設定を行う。なお、スケジュールの設定による
試験を開始する日時を指定せず、試験内容が選択された
ときに試験を実行する方法でもよい。次に、ステップS
4に進んで自火報設備の試験を行う。自火報設備の試験
としては、端末発報試験として、自火報中継器75、ア
ナログ感知器40等の発報試験を行い、自動作動試験と
して全自火報中継器75の発報試験を行い、また、予備
電源試験として防災監視盤59の予備電源試験を行う。
は、図3において、自火報試験の項目を選択すると、表
示装置86の画面は、図4に示すように自火報設備試験
の内容を示すものになる(ステップS2、参照)。次
に、ステップS3で図4の該当する項目を選択して自火
報試験を開始する。この場合、操作部81より試験を開
始する日時を入力し、スケジュール設定部80でスケジ
ュールの設定を行う。なお、スケジュールの設定による
試験を開始する日時を指定せず、試験内容が選択された
ときに試験を実行する方法でもよい。次に、ステップS
4に進んで自火報設備の試験を行う。自火報設備の試験
としては、端末発報試験として、自火報中継器75、ア
ナログ感知器40等の発報試験を行い、自動作動試験と
して全自火報中継器75の発報試験を行い、また、予備
電源試験として防災監視盤59の予備電源試験を行う。
【0033】自火報設備の試験が終了したら、ステップ
S8で試験結果を印字出力する。自火報設備の印字出力
の例としては、図6(A)に示すようなものがある。ま
た、ステップS9で試験結果は、表示装置86に表示さ
れる。次に、ステップS1でスプリンクラー点検を選択
したときは、ステップS5で図5に示すような画面にな
る。次に、ステップS6で図5の画面において、該当す
る項目を選択してスプリンクラー消火設備の点検をスケ
ジュール設定により開始し、ステップS7で選択した点
検を実行する。すなわち、データ計測点検として、ポン
プの静止状態の点検を行い、ポンプ点検としてポンプの
静止、運転状態の点検を行い、端末作動試験として、ス
プリンクラー消火設備の末端試験を行い、総合点検とし
てスプリンクラー消火設備の総合点検を行い、予備電源
試験として、防災監視盤59の予備電源試験を行う。こ
うしてスプリンクラー消火設備の点検が終了すると、ス
テップS8で点検結果を印字出力する。データ計測点検
結果の一例は図6(B)に示す。
S8で試験結果を印字出力する。自火報設備の印字出力
の例としては、図6(A)に示すようなものがある。ま
た、ステップS9で試験結果は、表示装置86に表示さ
れる。次に、ステップS1でスプリンクラー点検を選択
したときは、ステップS5で図5に示すような画面にな
る。次に、ステップS6で図5の画面において、該当す
る項目を選択してスプリンクラー消火設備の点検をスケ
ジュール設定により開始し、ステップS7で選択した点
検を実行する。すなわち、データ計測点検として、ポン
プの静止状態の点検を行い、ポンプ点検としてポンプの
静止、運転状態の点検を行い、端末作動試験として、ス
プリンクラー消火設備の末端試験を行い、総合点検とし
てスプリンクラー消火設備の総合点検を行い、予備電源
試験として、防災監視盤59の予備電源試験を行う。こ
うしてスプリンクラー消火設備の点検が終了すると、ス
テップS8で点検結果を印字出力する。データ計測点検
結果の一例は図6(B)に示す。
【0034】また、ステップS9で点検結果は表示装置
86に表示される。このように、試験点検制御装置を一
つの防災監視盤59として構成し、自動火災報知設備7
8と各消火設備の試験点検を行うようにしたため、1カ
所にて設備の試験点検制御状態およびその結果を確認す
ることができ、管理が簡単になる。また、点検結果をま
とめて管理することができ、適切な設備の維持管理を継
続的に行うことができる。さらに、スケジュールを一括
で管理することができ、メンテナンス性を向上させるこ
とができ、操作方法を統一することができるため、誤操
作を少なくすることができ、点検時間を短縮することが
できる。また、消費電流が少なくなり、非常電源などの
バックアップ設備も小容量になる。また、全体の信号線
を少なくすることができるため、工事費を低減すること
ができる。
86に表示される。このように、試験点検制御装置を一
つの防災監視盤59として構成し、自動火災報知設備7
8と各消火設備の試験点検を行うようにしたため、1カ
所にて設備の試験点検制御状態およびその結果を確認す
ることができ、管理が簡単になる。また、点検結果をま
とめて管理することができ、適切な設備の維持管理を継
続的に行うことができる。さらに、スケジュールを一括
で管理することができ、メンテナンス性を向上させるこ
とができ、操作方法を統一することができるため、誤操
作を少なくすることができ、点検時間を短縮することが
できる。また、消費電流が少なくなり、非常電源などの
バックアップ設備も小容量になる。また、全体の信号線
を少なくすることができるため、工事費を低減すること
ができる。
【0035】次に、図8は本発明の他の実施の形態を示
す図である。図8において、58は防災センターであ
り、防災センター58内には自動火災報知設備78の自
動試験機能付火災受信機90と、防災設備試験点検制御
装置としての総合防災監視制御盤91が設けられてい
る。また、ポンプ室には消火設備の点検を行うスプリン
クラー自動点検盤93が設けられている。総合防災監視
制御盤91は自動試験機能付火災受信機90およびスプ
リンクラー自動点検盤93と信号線95,96を介して
接続されている。総合防災監視制御盤91は自動試験付
火災受信機90およびスプリンクラー自動点検盤93に
対して試験点検制御を行うと共に、自動試験機能付火災
受信機90およびスプリンクラー自動点検盤93が行っ
た試験点検の結果を表示および印字する。
す図である。図8において、58は防災センターであ
り、防災センター58内には自動火災報知設備78の自
動試験機能付火災受信機90と、防災設備試験点検制御
装置としての総合防災監視制御盤91が設けられてい
る。また、ポンプ室には消火設備の点検を行うスプリン
クラー自動点検盤93が設けられている。総合防災監視
制御盤91は自動試験機能付火災受信機90およびスプ
リンクラー自動点検盤93と信号線95,96を介して
接続されている。総合防災監視制御盤91は自動試験付
火災受信機90およびスプリンクラー自動点検盤93に
対して試験点検制御を行うと共に、自動試験機能付火災
受信機90およびスプリンクラー自動点検盤93が行っ
た試験点検の結果を表示および印字する。
【0036】総合防災監視制御盤91は、図9のブロッ
ク図に示すように、制御部92はスケジュール設定部8
0で設定された試験点検の日時に合わせて、入出力部8
5を介して試験点検制御信号を自動試験機能付火災受信
機90およびスプリンクラー自動点検盤93に送出す
る。そして、自動試験機能付火災受信機90およびスプ
リンクラー自動点検盤93が行った試験結果は入出力部
85を介して制御部92に入力し、表示装置86に表示
されると共に印字装置87に印字される。なお、この場
合もスケジュール設定をすぐに行うようにすれば、現在
の設備における試験点検結果を見ることができる。本実
施の形態においても、全体の信号線が少なくなることお
よび消費電流が少なくなることを除いて図1のものと同
様な効果が得られる。
ク図に示すように、制御部92はスケジュール設定部8
0で設定された試験点検の日時に合わせて、入出力部8
5を介して試験点検制御信号を自動試験機能付火災受信
機90およびスプリンクラー自動点検盤93に送出す
る。そして、自動試験機能付火災受信機90およびスプ
リンクラー自動点検盤93が行った試験結果は入出力部
85を介して制御部92に入力し、表示装置86に表示
されると共に印字装置87に印字される。なお、この場
合もスケジュール設定をすぐに行うようにすれば、現在
の設備における試験点検結果を見ることができる。本実
施の形態においても、全体の信号線が少なくなることお
よび消費電流が少なくなることを除いて図1のものと同
様な効果が得られる。
【0037】なお、総合防災監視制御盤91は、自動試
験機能付火災受信機90と一体に構成しても良い。ま
た、総合防災監視盤91は、消火設備試験点検装置であ
るスプリンクラー自動点検盤93と一体に構成しても良
い。さらに、総合防災監視盤91と自動試験機能付火災
受信機90とスプリンクラー自動点検盤93を一体に構
成しても良い。
験機能付火災受信機90と一体に構成しても良い。ま
た、総合防災監視盤91は、消火設備試験点検装置であ
るスプリンクラー自動点検盤93と一体に構成しても良
い。さらに、総合防災監視盤91と自動試験機能付火災
受信機90とスプリンクラー自動点検盤93を一体に構
成しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、1カ所に設けた一つの装置で設備の試験点検制御状
態およびその結果を確認することができ、管理が簡単に
なる。また、点検結果をまとめて管理することができ、
適切な設備の維持管理を継続的に行うことができる。ま
た、スケジュールを一括で管理することができ、メンテ
ナンス性を向上させることができ、操作方法を統一する
ことができるため、誤操作を少なくすることができ、点
検時間を短縮することができる。さらに、全体の信号線
を少なくすることができるため、工事費を低減すること
ができる。
ば、1カ所に設けた一つの装置で設備の試験点検制御状
態およびその結果を確認することができ、管理が簡単に
なる。また、点検結果をまとめて管理することができ、
適切な設備の維持管理を継続的に行うことができる。ま
た、スケジュールを一括で管理することができ、メンテ
ナンス性を向上させることができ、操作方法を統一する
ことができるため、誤操作を少なくすることができ、点
検時間を短縮することができる。さらに、全体の信号線
を少なくすることができるため、工事費を低減すること
ができる。
【図1】本発明の防災設備を示す図
【図2】防災監視盤のブロック図
【図3】試験点検の画面を示す図
【図4】自火報設備試験の画面を示す図
【図5】スプリンクラー消火設備試験点検の画面を示す
図
図
【図6】印字出力の例を示す図
【図7】動作を説明するフローチャート
【図8】本発明の他の防災設備を示す図
【図9】総合防災監視制御盤のブロック図
【図10】従来例を示す図
41:消火ポンプ 50:末端試験装置 59:防災監視盤 57,61:スプリンクラー中継器 75:自火報中継器 77:火災検出器 78:自動火災報知設備 79:信号線 80:スケジュール設定部 81:操作部 82:制御部 83:自動試験機能部 84:消火設備試験点検機能部 85:入力判定部 86:表示装置 87:印字装置 90:自動試験機能付火災受信機 91:総合防災監視制御盤(防災設備試験点検制御装
置) 93:スプリンクラー自動点検盤(消火設備試験点検装
置)
置) 93:スプリンクラー自動点検盤(消火設備試験点検装
置)
Claims (7)
- 【請求項1】自動火災報知設備を試験点検する機能を有
する自動試験機能付受信機と、 一つ以上の消火設備を試験点検する消火設備試験点検装
置と、 前記自動試験機能付受信機と前記消火設備試験点検装置
に対して試験点検制御を行う防災設備試験点検制御装置
と、を備えたことを特徴とする防災設備。 - 【請求項2】請求項1記載の防災設備に於いて、 前記防災設備試験点検制御装置は、 試験点検を行う日時や対象などのスケジュールを設定す
るスケジュール設定部と、 該スケジュール設定部で設定するスケジュールを入力操
作する操作部と、 設定されたスケジュールにしたがって前記自動試験機能
付受信機および前記消火設備試験装置に対して試験点検
制御信号を送出して制御を行う制御部と、 前記自動試験機能付受信機および前記消火設備試験点検
装置からの試験点検結果を入力する入力部と、 試験点検制御状態および試験点検結果を表示する表示装
置および印字する印字装置と、を有することを特徴とす
る防災設備。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の防災設備に於いて、 前記防災設備試験点検制御装置を、前記自動試験機能付
受信機と一体に構成したことを特徴とする防災設備。 - 【請求項4】請求項1又は2記載の防災設備に於いて、 前記防災設備試験点検制御装置を、前記消火設備試験点
検装置と一体に構成したことを特徴とする防災設備。 - 【請求項5】請求項1又は2記載の防災設備に於いて、 前記防災設備試験点検制御装置と前記自動試験機能付受
信機と前記消火設備試験点検装置とを一体に構成したこ
とを特徴とする防災設備。 - 【請求項6】請求項1又は2記載の防災設備に於いて、 前記防災設備試験点検制御装置は、前記自動試験機能付
受信機および前記消火設備試験点検装置の機能を内蔵し
て一体に構成されることを特徴とする防災設備。 - 【請求項7】請求項6記載の防災設備に於いて、 前記自動火災報知設備の火報用中継器等の各端末と前記
消火設備の消火設備用中継器は、前記防災設備試験点検
制御装置から引き出された共通の線路により接続される
ことを特徴とする防災設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34731796A JPH10179790A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 防災設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34731796A JPH10179790A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 防災設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179790A true JPH10179790A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18389410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34731796A Pending JPH10179790A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 防災設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10179790A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100643791B1 (ko) * | 2004-06-30 | 2006-11-10 | 삼성물산 주식회사 | 보완아파트 화재경보시스템 |
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US10441833B2 (en) | 2014-12-19 | 2019-10-15 | Minimax Gmbh & Co. Kg | Alarm valve station of a fire extinguishing system, in particular a sprinkler or spray water extinguishing system, and fire extinguishing system |
CN113125293A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-07-16 | 徐工集团工程机械有限公司 | 灭火材料抛撒的试验装置和灭火材料抛撒的试验方法 |
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1996
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