JP2009279294A - トンネル消火器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消火器が収納されているか否かの確認が簡単かつ容易にできるようにする。
【解決手段】トンネル消火栓装置10は、開閉自在な消火器扉28を備えた消火器収納部36に消火器を収納すると共に、筐体12内にノズル付きホースを収納し、消火時に筐体の消火栓扉16を開いてノズル付きホースを引き出して消火する。消火器扉28には内部を視認可能な透光板30が設けられ、消火器の背後の見えない位置には、透光板30を介して外部から入射した光を反射する反射部材34が配置され、ライトを照射して反射部材34による反射光が見えたら消火器がないと判断できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、トンネル内に設置され、火災時に使用するノズル付きホースに加え消火器を収納したトンネル消火器装置及び点検方法に関する。
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネルに設置されるトンネル消火栓装置は、開放自在な消火栓扉を備えた筐体内に、ノズル付きホースとバルブ類を収納し、更に、開閉自在な消火器扉を備えた消火器収納部に例えば2本の消火器を収納している。
このようなトンネル消火栓装置は、トンネル内の側壁に沿って例えば50メートル間隔で設置されており、火災時には、筐体前面の消火栓扉を開いてノズル付きのホースを引き出し、消火栓開閉レバーを開位置に操作して消火用水をノズルから放出するようにしている。また、消火栓扉の横に配置されている消火器扉を開き、中に収納されている消火器を取り出して消火薬剤を放出することができる。
特開2005−318972号公報
しかしながら、このような従来のトンネル消火栓装置にあっては、例えばトンネル施工が完了した段階で、50メートル間隔で設置されているトンネル消火栓装置に正しく消火器が収納されていることを確認する作業を行っており、従来は、担当者が一台ずつ消火器扉を開けて、消火器が収納されていることを確認する作業を行っており、数キロを越えるような長いトンネルの場合には、消火器の確認に手間と時間がかかるという問題がある。
また、消火器が収納されていることの確認は、トンネル竣工後の運用段階でも、例えば,年1回というように定期点検の際に確認することが望ましいが、一台ずつ扉を開けて確認する作業が大変であり、その改善が望まれる。
本発明は、消火器が収納されているか否かの確認が簡単かつ容易にできるようにするトンネル消火器装置及び点検方法を提供することを目的とする。
本発明は、消火器扉を備えた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置において、
消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
透光板を介して外部から入射した光を反射する反射部材と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、反射部材は、入射した光を再び入射方向にストレートに帰す再帰的反射を行う部材である。
反射部材を前記透光窓から見て記消火器により隠蔽される位置に配置する。この場合、反射部材を設置した筐体内に反射防止塗装を施す。
また、反射部材を消火器の透光板から視認可能な位置に配置しても良い。この場合、反射部材を設置した消火器の透光板を介して見える部分に反射防止塗装を施す。
更に、反射部材として、透光板を介して視認可能な筐体内の壁面を、白色、黄色又は蛍光色を含む高明度の背景色としても良い。
透光板の裏面に飛散防止用の透明シードを貼着することが望ましい。
本発明のトンネル消火器装置は、消火栓扉を備えた筐体内にノズル付きホースを引き出し自在に収納したトンネル消火栓装置と一体化しても良い。
本発明はトンネル消火器装置の点検方法を提供する。即ち、本発明は、
消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
透光板を介して外部から入射した光を反射する反射部材と、
を備え、筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置の点検方法に於いて、
点検車両から反射部材の設置高さに対応したトンネル側壁方向にライトからの光を照射しながらトンネル内を走行し、
トンネル消火器装置を通過する際のライトからの光の反射光の有無に基づいて、トンネル消火栓装置に消火器が収納されているか否かを判別することを特徴とする。
本発明の別の形態にあっては、消火器扉を備えた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置に於いて、
消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
透光板を介して外部から読取可能な消火器に設けられたバーコードと、
を備えたことを特徴とする。
本発明の別の形態にあっては、
消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
透光板を介して外部から読取可能な前記消火器に設けられたRFICタグと、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、消火器扉に設けた視認可能な透光板を介して外部から入射した光を反射する反射部材、例えば再帰的反射を行う反射部材を消火器扉の透光板を介して見える位置に設けたことにより、例えば点検車両からトンネル壁面に向けてライトからの光を当てながら走行することにより、トンネル消火器装置を通過する際のライトからの光の反射光の有無によって消火器が収納されているか否かの判断を瞬時に行うことができ、50メートル間隔でトンネル消火器装置を設置した長いトンネルであっても、短時間で消火器の有無を確認することができる。
反射部材を消火器により隠蔽される位置に配置した場合には、消火器が収納されていればライトからの光の反射光はないが、消火器が収納されていない場合には、反射部材にライトからの光が当って反射し、反射光を見ることで、消火器がないことが瞬時に判断できる。特に、点検車両でトンネル壁面にライトを当てながら走行し、トンネル消火器装置を通過する際に光ることで消火器がないことが分かるため、消火器がないことの確認を短時間で確実に行うことができる。
一方、反射部材を消火器自体に配置した場合は、点検車両でトンネル壁面にライトを当てながら走行すると、トンネル消火器装置を通過する際に光ることで消火器があることが分かり、消火器が収納されているか否かの確認を同様に短時間で確実に行うことができる。
また消火器収納部の内壁に白色、黄色、蛍光色といった高明度の背景色としておくことにより、背景色による消火器が収納されていれば、背景色の反射により消火器が際立って見え、消火器の確認を適切に行うことができる。
更に、反射部材の周囲の筐体内面や消火器の部分に黒色などの反射防止塗装を施しておくことにより、反射部材からの光を妨げる乱反射を防止し、消火器の確認をより明確に行うことができる。
図1は本発明による消火器収納部を一体に備えたトンネル消火栓装置の実施形態を備えた説明図である。図1において、トンネル消火栓装置10は前方に開いた箱型の筐体12を架台14上に設置し、筐体12の前面右側には、下側をヒンジに前方に倒れるように開閉自在な消火栓扉16が設けられている。消火栓扉16は扉ハンドル18を有し、扉ハンドル18を手前に引くと、その自重により前方に倒れるように開く。消火栓扉16の内部には、後の説明で明らかにするように、ノズル付ホースが収納されている。
消火栓扉16の左側には操作表示部20が設けられ、操作表示部20には赤色表示灯22、手動発信機24及び応答ランプ26が設けられている。トンネル内での火災事故の際には、手動発信機24のボタン操作により監視室などに異常通報ができ、火災通報が行われると応答ランプ26が点灯する。
操作表示部20の左側には消火器扉28が左側をヒンジに開閉自在に設けられている。消火器扉28は右側に扉ハンドル35を有し、この実施形態にあっては、扉面の下側ほぼ半分に形成した開口部に透光板30を配置し、外部から消火器扉28の内部、即ち筐体12に収納された消火器収納部が見えるようにしている。
透光板30としては、ガラス板、透明合成樹脂板などを使用することができる。ガラス板を使用した場合には、トンネル内の車両走行に伴う落下物などの衝突による破損・飛散を防ぐため、ガラス板の内側に飛散防止用の透明シートを貼っている。もちろんガラス板として、破損した場合にも飛散することのない網線入りガラスや衝撃に強い強化ガラスを使用してもよい。
消火器扉28の内側の消火器収納部には所定の薬剤重量を持った消火器32が2本収納されており、本実施形態にあっては消火器扉28に透光板30を設けていることから、透光板30を介して内部に収納している消火器32を見ることができる。
図2は図1の消火器扉28を開いた状態を示した説明図である。図2において、トンネル消火栓装置10に設けている消火器扉28を開くと、内部に消火器収納部36が形成されており、ここに2本の消火器32を収納している。消火器扉28は、その下側に設けた開口を閉鎖するように透光板30が取り付けられている。
図3は消火器が収納する前の本実施形態のトンネル消火栓装置を示している。図3において、消火器扉28の内側の消火器収納部に消火器が収納されていない場合には、透光板30を介して内部に消火器が収納されていないことが分かるが、本実施形態にあっては更に、透光板30を介して感知器収納部の背後となる内壁に反射部材34を配置し、透光板30を介して外部から見ることができるようにしている。
図4は図3の消火器扉28を開いた状態を示している。消火器扉28を開いた消火器収納部36の背後となる内壁38の透光板50を介して見ることのできる位置には、2箇所に分けて反射部材34が配置されている。反射部材34の配置位置は、図2に示すように、消火器32を収納した際に、消火器32によって反射部材34が隠蔽されて外部から見ることのできない位置としている。
反射部材34としては、本実施形態にあっては消火栓を示す記号である「H」の形状を使用している。反射部材34としては再帰性の反射部材を使用することが望ましい。再帰反射とは、入射した光が再び入射方向にストレートに戻る反射現象である。
再帰反射を実現する反射部材34の構造としては、ビーズタイプとプリズムタイプがある。ビーズタイプはカプセルレンズ型、封入レンズ型、露出レンズ型があり、小さな高屈折のガラスビーズが均一に多数配置されており、シート状に加工され、ガラスビーズの1つ1つが真円球で、凸レンズ的な作用で再帰反射を実現する。またプリズムタイプは小さなプリズムが表面に配列されており、入射光をプリズムによる2回反射で入射方向にストレートに戻す再帰反射を実現している。
このような再帰性の反射部材34を消火器扉28の透光板30を介して見える消火器収納部36の背後の内壁38に配置したことで、もし消火器32が収納されていない場合には、外部からライトにより光を当てると、反射部材34による再帰性反射による反射光を見ることができ、反射光が見えれば消火器が収納しておらず、反射光がなければ消火器が収納されていることが簡単且つ確実に判断できる。
更に図4の消火器収納部36の背後の反射部材34を配置している内壁38には、透光板30から見える範囲について黒色塗装などの反射防止塗装を施すことが望ましい。この反射防止塗装を施すことによって、透光板30を介して外部から光を当てたとき、反射部材34の周囲の内壁38からの乱反射を防止し、反射部材34のみから強力な反射光を得ることができ、反射部材34からの反射光の有無で、消火器が収納されているか否かの判断を、より確実に行うことができる。
図5は図1の実施形態の消火栓扉16を外した状態での内部構造の説明図である。消火栓扉を外した筐体12の内部にはホース格納部40及びバルブ格納部42が設けられている。
ホース格納部40にはU字型の支持アーム44とホース収納枠46が設けられ、保形タイプのホース48を内巻き状態で収納している。支持アーム44は、上部で筐体に固定支持されたU字型のパイプ部材を使用している。またホース収納枠46は、ほぼ中央外側から横及び背後に矩形に形成され上下に開口した枠体であり、ホース収納枠46内にホース48が内巻きした状態で収納されている。
ホース収納枠46に内巻き状態で収納されたホース48は、右側のバルブ類格納部42に設けている給水管から消火用水の供給を受ける。バルブ類格納部42には給水接続口50に続いて消火栓弁52、自動排水弁54及び自動調圧弁56が設けられ、自動調圧弁56の2次側の配管をホース48に接続している。
消火栓弁52は消火栓扉の内側に設けている消火栓弁開閉レバーとワイヤ接続されており、レバー操作に従って弁の開閉を行うことができる。自動排水弁54は通常時にあっては2次側を排水するようにしている。自動調圧弁56は放水時にホース48側からの放水圧力を規定圧に自動調整する。
図6は図1の実施形態の消火栓扉16を開いた状態で平面的に見た内部構造の説明図である。図6において、消火栓扉16は筐体12に対しヒンジ58により開閉自在に取り付けられており、消火栓扉16と筐体12との間には緩衝用ダンパ58が設けられ、消火栓扉16を滑らかに開放できるようにしている。
消火栓扉16の内側の右側部分には消火栓弁開閉レバー64が設けられ、消火栓弁開閉レバー64を手前に操作することで、ワイヤで連結された図5の消火栓弁52を放水位置に切り替えることができる。このとき、図示しないレバーの下部に設けているポンプ起動用の連動スイッチがオンし、消火ポンプ設備のポンプ起動を行うようになる。
ノズル60からの放水を停止したい場合には、消火栓弁開閉レバー64を図示の初期位置に戻す。この初期位置への戻しにより、ワイヤ連結されている消火栓弁52の給水が停止される。同時に、レバー下部の図示しないスイッチがオフとなって消火ポンプ設備を停止できる状態となる。
図7は図6の消火栓扉16の開放状態の側面図であり、筐体12に対し下側を軸に手前に倒すように消火栓扉16を開いており、開いた状態で上面となる消火栓扉16に消火栓弁開閉レバー64が設けられ、ノズル付きホース48を引き出した状態で消火栓弁開閉レバー64を手前に引くことで、消火ポンプを遠隔起動して加圧消火用水をノズルから放射できる。
図8は点検車両で走行しながらトンネル消火栓装置の消火器を点検する点検作業を示した説明図である。図8は自動車専用道路などのトンネルの平面断面図であり、トンネル側壁76に沿って設けている監視員通路78の部分に50m間隔で図1に示した本実施形態のトンネル消火栓装置10が設置されている。
トンネル消火栓装置10には、図1に示したように透光板30を備えた消火器扉28が設けられており、透光板30を介して内部の消火器32を外部から見ることができる。トンネル消火栓装置10に収納している消火器の点検作業は、点検車両80に点検員が乗車し、ライト82をトンネル側壁76のトンネル消火栓装置10の設置高さに保持しながら、矢印で示す方向に、例えばトンネル内の法定最高速度である時速80km以下の例えば時速70kmで走行しながら点検する。
このようにトンネル側壁76に向けてライト82の照射光84を当てながら点検車両80を走行する。このとき図1に示すように消火器32が収納されているトンネル消火栓装置10を通過した場合には、透光板30を介してライト82からの照射光84が当たっても、その背後に配置している反射部材34は消火器32により遮蔽されているため、トンネル消火栓装置10を通過した際に反射光を見ることがなく、この場合には、このトンネル消火栓装置10には消火器32が正常に収納されていると判断することができる。
一方、図3に示すようにトンネル消火栓装置10に消火器が収納されていなかった場合には、消火器扉28の透光板30を介して背後の反射部材34が見える状態にあり、この状態で点検車両80に設けているライト82からの照射光84が当たると、再帰性の反射部材34によって照射光による反射光が得られ、トンネル消火栓装置10を通過した際に瞬間的に反射光が見えることで、このトンネル消火栓装置10には消火器が収納されていないことが直ちに分かる。
ここで、本実施形態における点検方法にあっては、点検車両80に搭載したライト82の路面からの高さは、トンネル消火栓装置10の消火器収納部の設置高さに対応して例えば1.2メートルの高さとする。
また点検車両80がライト82からの光をトンネル側壁に向けて照射しながら走行するときに、トンネル消火栓装置10の消火器収納部に透明板を介して配置した反射部材からの反射光を視認または受光することのできる範囲としては、図8の右側のトンネル消火栓装置10について示すように、トンネル消火栓装置10から3.5メートル離れた位置を点検車両80が走行した際に、6メートルの範囲で反射光を視認または受光できるように構成する。
また、点検車両80を時速70kmで走行しながら、ライト82の照射光84でトンネル消火栓装置10の消火器の有無を点検した場合、50m間隔に設置されているトンネル消火栓装置10の通過時間は約2.6秒程度であり、もし連続して消火器が収納されていなかった場合には、点検車両80内から反射光の有無を確認していると、約2.6秒間隔で反射光を見ることができる。また、反射光を受けてる時間は、6メートルの走行範囲に対応して約0.3秒となる。
実際には、連続して消火器が収納されているようなことはなく、多数のトンネル消火栓装置の中のごくわずかなトンネル消火栓装置に消火器がないか、すべてのトンネル消火栓装置に正常に消火器が収納されていることがほとんどであり、このためトンネル内をライト82の照射光84を照射しながら点検車両80を走行し、もし反射光により光るトンネル消火栓装置があれば、直ちにそのトンネル消火栓装置には消火器が収納されていないことを確認できる。
点検車両80としては時速70kmでも十分に確認可能であるが、これが例えば時速60kmになると、50mの設置間隔の通過時間は約3秒となり、このように通過時間が長くなれば、より確実に反射光の有無から消火器の有無を確実に判断できる。
更に、トンネル長が数キロといった長いトンネルであったとしても、例えば70kmという速度で走行しながら消火器の有無の点検ができるため、ごく短時間でトンネル消火栓装置に正常に消火器が収納されているか否かの点検作業を行うことができる。
また、点検車両80がライト82でトンネル側壁に光を当てながらトンネル消火栓装置を通過した際の反射光の有無の確認は、点検車両82に点検員が同乗して目視により確認してもよいが、正確を期すためには、点検車両80に受光装置を搭載して自動的に反射光の有無を検出してメモリや記録紙に記録し、この記録データから消火器が収納されていないトンネル消火栓装置とその位置を検出するようにしても良い。
また本実施形態のトンネル消火栓装置は、消火器が収納されているか否かの点検作業のみならず、車両事故の際に初期消火のためにトンネル消火栓装置から消火器を取り出すような際にも、図1に示すように、消火器扉28の透光板30を介して内部の消火器32が確認できるため、外部から消火器32の収納状態を知って扉ハンドル35を引いて消火器扉28を図2のように開き、速やかに消火器32を取り出して初期消火を行うことができる。
図9は消火器に反射部材を配置した他の実施形態を示した説明図である。図9において、トンネル消火栓装置10の消火器扉28は、その下側に透光板30を設けて内部を見えるようにしている。消火器扉28の内側の消火器収納部36には消火器32が2本収納されているが、この実施形態にあっては、消火器32そのものに反射部材70を配置している。
即ち、消火器収納部36に収納する2本の消火器32の収納状態で、消火器扉28に設けている透光板30を介して外部から見える消火器32の位置に反射部材70を配置している。反射部材70として、この実施形態にあっては、消火器箱を示す記号である「E」の形状としており、反射部材70は図3の反射部材34と同様、再帰性の反射を行うビーズタイプまたはプリズムタイプの反射部材を使用する。
また反射部材70を配置した消火器32の透光板30を介して見える反射部材70の周囲には黒色塗装などの反射防止塗装を施し、外部からライトによる光を当てたときに反射部材70以外の部分からの乱反射を防ぎ、反射部材70のみから強力な再帰性の反射光が得られるようにしている。
なお消火器32に対する反射部材70の配置は、図示の消火器ボンベ部分のみならず、透光板30を介して外部から見える部分であれば、どこに付けてもよい。例えば消火器32に設けているバルブキャップに反射部材を巻き付けたり、消火器32に設けている銘板を反射部材のシートとしたり、更に消火器32の安全栓の一部を反射部材70と同じ材料とするなど、適宜の反射部材の設け方が適用できる。
このように消火器32に反射部材70を配置した場合には、図8に示すように点検車両80のライト82から照射光84を走行しながら当てて点検する際には、図9のように正常に消火器32が収納されていれば、そのトンネル消火栓装置10を通過した際に、ライトからの照射光が透光板30を介して消火器32に配置している反射部材70に当たって反射光が得られ、その結果、トンネル消火栓装置10を通過した際に反射光が見えれば正常に消火器が収納されており、反射光が見えなければ消火器が収納されていないことが瞬時に判断できる。
実際の点検作業にあっては、トンネル消火栓装置のほとんどには正常に消火器32が収納されていることから、例えば時速80kmで走行した場合、約2秒間隔で反射光を見ることができ、この約2秒の周期で一瞬、反射光が見えなくなったことで、そのトンネル消火栓装置には消火器が収納されていないことが判断できる。
点検作業の際に、図1〜図4の実施形態のように反射光が見えたら消火器がないと判断するか、図9の実施形態のように反射光が見えなかったら消火器がないと判断するかは、前者の反射光が見えたら消火器がないと判断する方が、反射光が得られることが稀であることから判断としては容易である。一方、消火器があるときに反射光が得られる図9の実施形態にあっては、反射光が得られることで消火器の存在が確認できるという点では点検作業として利便性が高いと言える。
更に図1〜図4の実施形態及び図9の実施形態にあっては、反射部材34,70を使用しているが、反射部材に代えて白色、黄色などの明度の高い色、あるいは蛍光色を施すようにしてもよい。
図10は消火器にバーコードを配置した他の実施形態を示した説明図である。図10において、消火器扉28に設けた透光板30の見える位置には消火器32が配置され、この実施形態にあっては消火器32にバーコード72を設けている。バーコード72としては、1次元バーコードであってもよいし2次元バーコードであってもよい。
このように消火器32にバーコード72を設けた実施形態にあっては、図8に示す点検車両80側にレーザー光の照射によりバーコード72を読み取るバーコード読取装置を搭載し、走行しながらトンネル消火栓装置10に収納した消火器に収納しているバーコード72を読み取り、バーコードが読み取れれば正常に消火器が収納されており、バーコードが読み取れなければ消火器が収納されていないと判断することができる。
このバーコード読取装置を使用した点検にあっては、点検車両側にバーコード読取装置の記録保存を行い、読取データをメモリスティックなどに保存してパーソナルコンピュータなどにセットして、データ解析によりバーコードの有無から消火器が正常に収納されているか否かの判断結果を得るようにする。
図11は消火器にRFICタグを配置した他の実施形態を示した説明図である。図11において、トンネル消火栓装置10に設けた消火器扉28の透光板30から見える位置に収納した消火器32には、RFICタグ74が取り付けられている。RFICタグ74には、例えばトンネル消火栓装置10を識別するためのIDコードなどを予め記憶している。
このような消火器32にRFICタグ74を取り付けた実施形態にあっては、図8に示す点検車両80による点検の際に、車両にRFICタグの読取装置を搭載し、読取装置の送受信アンテナの指向方向をトンネル壁面に向けて走行し、トンネル消火栓装置10を通過する際にRFICタグ74の読取動作を行い、読取結果が得られれば正常に消火器32が収納されており、読取結果が得られない場合には消火器32が収納されていないと判断することができる。
消火器に設けたRFICタグ74の読取結果は、その場で出力表示してもよいし、装置側で記録保存した後、メモリスティックなどによりパーソナルコンピュータに移して消火器の点検結果を得るようにしてもよい。
図12は本発明の他の実施形態であり、トンネル内に単独で設置されるトンネル消火器装置100を対象としている。
即ち、図1に示した消火器収納部を一体に備えたトンネル消火栓装置10は通行量が多いトンネルに設置されるものであるが、通行量が少ないトンネルや通行量が多くとも距離の短いトンネルについては、図11のようなトンネル消火器装置(消火器ボックス)が設置される。
このようなトンネル消火器装置100についても例えば図1の実施形態と同様、消火器扉28は右側に扉ハンドル35を有し、扉面の下側ほぼ半分に形成した開口部に透光板30を配置し、外部から消火器扉28の内部に収納された消火器収納部が見えるようにしている。
透光板30としては、ガラス板、透明合成樹脂板などを使用することができる。ガラス板を使用した場合には、トンネル内の車両走行に伴う落下物などの衝突による破損・飛散を防ぐため、ガラス板の内側に飛散防止用の透明シートを貼っている。
消火器扉28の内部には所定の薬剤重量を持った消火器32が2本収納されており、本実施形態にあっては消火器扉28に透光板30を設けていることから、透光板30を介して内部に収納している消火器32を見ることができる。
このようなトンネル消火器装置100については、図1の実施形態以外に、図9、図10及び図11の実施形態も同様に適用できる。
なお、上記の実施形態にあっては、消火器扉28の下側ほぼ半分に設けた開口部に透光板30を設けて内部の消火器32を外部から見えるようにしているが、透光板30としては、消火器の背後に隠れている反射部材34、または消火器32に設けている反射部材70を見ることのできる位置及び大きさであれば、適宜の形状とサイズとしてもよいことはもちろんである。
また、本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明によるトンネル消火栓装置の実施形態を示した説明図 図1の消火器扉を開いた状態を示した説明図 消火器が収容されていない状態を示した説明図 図3の消火器扉を開いた状態を示した説明図 図1の消火栓扉及び消火器扉を外して内部構造を示した説明図 図1の消火栓扉を開いた状態で内部構造を示した平面図 図6の側面図 点検車両で走行しながらトンネル消火栓装置の消火器を確認する点検作業を示した説明図 消火器に反射部材を配置した他の実施形態を示した説明図 消火器にバーコードを配置した他の実施形態を示した説明図 消火器にRFICタグを配置した他の実施形態を示した説明図 トンネル消火器装置を対象とした本発明の他の実施形態を示した説明図
符号の説明
10:トンネル消火栓装置
12:筐体
14:架台
16:消火栓扉
18,35:扉ハンドル
20:操作表示部
22:赤色表示灯
24:手動発信機
26:応答ランプ
28:消火器扉
30:透光板
32:消火器
34,70:反射部材
36:消火器収納部
38:内壁
40:ホース収納部
42:バルブ類収納部
44:支持アーム
46:ホース収納枠
48:ホース
50:給水接続口
52:消火栓弁
54:自動排水弁
56:自動調圧弁
58:ヒンジ
60:ノズル
62:ホースガイド
64:消火栓弁開閉レバー
72:バーコード
74:RFICタグ
76:トンネル側壁
78:監視員通路
80:点検車両
82:ライト
84:照射光
100:トンネル消火器装置

Claims (12)

  1. 消火器扉を備えた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置に於いて、
    前記消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
    前記透光板を介して外部から入射した光を反射する反射部材と、
    を備えたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  2. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記反射部材は、入射した光を再び入射方向にストレートに帰す再帰的反射を行う部材であることを特徴とするトンネル消火装置。
  3. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記反射部材を前記透光窓から見て前記消火器により隠蔽される位置に配置したことを特徴とするトンネル消火器装置。
  4. 請求項3記載のトンネル消火器装置に於いて、前記反射部材を設置した筐体内に反射防止塗装を施したことを特徴とするトンネル消火器装置。
  5. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記反射部材を前記消火器の前記透光板から視認可能な位置に配置したことを特徴とするトンネル消火器装置。
  6. 請求項5記載のトンネル消火器装置に於いて、前記反射部材を設置した消火器の前記透光板を介して見える部分に反射防止塗装を施したことを特徴とするトンネル消火器装置。
  7. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記反射部材として、前記透光板を介して視認可能な筐体内の壁面を、白色、黄色又は蛍光色を含む高明度の背景色としたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  8. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記透光板の裏面に飛散防止用の透明シードを貼着したことを特徴とするトンネル消火器装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のトンネル消火器装置に於いて、消火栓扉を備えた筐体内にノズル付きホースを引き出し自在に収納したトンネル消火栓装置と一体化したことを特徴とするトンネル消火器装置。
  10. 消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
    透光板を介して外部から入射した光を反射する反射部材と、
    を備え、筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置の点検方法に於いて、
    点検車両から前記反射部材の設置高さに対応したトンネル側壁方向にライトからの光を照射しながらトンネル内を走行し、
    前記トンネル消火器装置を通過する際の前記ライトからの光の反射光の有無に基づいて、前記トンネル消火栓装置に消火器が収納されているか否かを判別することを特徴とするトンネル消火器装置の点検方法。
  11. 消火器扉を備えた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置に於いて、
    前記消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
    前記透光板を介して外部から読取可能な前記消火器に設けられたバーコードと、
    を備えたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  12. 消火器扉を備えた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置に於いて、
    前記消火器扉に設けられて内部を視認可能な透光板と、
    前記透光板を介して外部から読取可能な前記消火器に設けられたRFICタグと、
    を備えたことを特徴とするトンネル消火器装置。
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