JP6258631B2 - 消防用設備及び消火栓装置 - Google Patents
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本発明は、受信機からの感知器回線に火災感知器を接続し、火災感知器を設置した防護区画に対応して、前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置を設置した消防用設備に於いて、
消火栓装置は、
収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられ、通常時に閉鎖保持された消火栓扉と、
消火栓扉の機械的な閉鎖保持及び閉鎖保持の解除による消火栓扉の開放が可能な扉開放機構と、
手動による開放操作を扉開放機構まで機械的に連動させ、当該開放操作により当該扉開放機構を作動して消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除する操作部と、
外部から扉開放制御信号を受信した場合に、電磁的駆動力により扉開放機構を作動して消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除させる開放駆動部と、
を備え、
受信機は、火災感知器からの火災信号を受信した場合に、扉開放制御信号を消火栓装置の開放駆動部へ送信し、扉開放機構を作動して消火栓扉を自動開放させる制御部を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、二次側に閉鎖型スプリンクラーヘッドを接続した流水検知装置からの信号を受信機に接続し、閉鎖型スプリンクラーヘッドを設置した防護区画に対応して、前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置を設置した消防用設備に於いて、
消火栓装置は、
収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられ、通常時に閉鎖保持された消火栓扉と、
消火栓扉の機械的な閉鎖保持及び閉鎖保持の解除による消火栓扉の開放が可能な扉開放機構と、
手動による開放操作を扉開放機構まで機械的に連動させ、当該開放操作により当該扉開放機構を作動して消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除する操作部と、
外部から扉開放制御信号を受信した場合に、電磁的駆動力により扉開放機構を作動して消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除させる開放駆動部と、
を備え、
受信機は、流水検知装置からの火災信号を受信した場合に、扉開放制御信号を消火栓装置の開放駆動部へ送信し、扉開放機構を作動して消火栓扉を自動開放させる制御部を備えたことを特徴とする。
開放駆動部は、消火栓装置に備わる発信機が操作された場合に、開放駆動部により扉開放機構を作動して消火栓扉を自動開放させる。
消火栓装置は音響警報器を備え、受信機の制御部は、開放駆動部により扉開放機構を作動して消火栓扉を自動開放させる場合に、所定の扉開放注意音を出力させる。
消火栓装置の扉開放機構は、
消火栓扉側に設けたフック金具のフック穴に嵌合して消火栓扉を閉鎖保持し、フック金具のフック穴から離脱して消火栓扉の閉鎖を解除するフック爪と、
操作部の開放操作による操作軸の回動を受けてフック爪を引き込み、フック金具のフック穴から離脱させる第1開放機構と、
第1開放機構から分離され、開放駆動部の作動による駆動軸の回動を受けてフック爪を引き込み、フック金具のフック穴から離脱させる第2開放機構と、
を備える。
消火栓装置の開放駆動部はロータリーソレノイドであり、操作部は操作ハンドルであり、外部から扉開放制御信号を受けて作動した場合のソレノイド駆動軸の回転角を、操作ハンドルにより消火栓扉を開放させるハンドル回転角以上の所定回転角とする。
消火栓装置の消火栓扉として、収納箱前面の開口部に、開口部のいずれかの開口端に配置したロールスクリーン装置による巻き出し又は巻き込みにより開閉自在な不燃性又は難燃性のスクリーンを配置する。
消火栓装置の消火栓扉として、収納箱前面の開口部に、上部の保持で開口部を閉鎖し、上部の保持解除で下降して開口部を開く、複数枚の板部材で構成されたシャッター扉を備える。
消防用設備は、自動火災報知設備、スプリンクラー設備、又は屋内消火栓設備を含む。
本発明は、前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置に於いて、
収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられ、通常時に閉鎖保持された消火栓扉と、
消火栓扉の機械的な閉鎖保持及び閉鎖保持の解除による消火栓扉の開放が可能な扉開放機構と、
手動による開放操作を扉開放機構まで機械的に連動させ、当該開放操作により当該扉開放機構を作動して消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除する操作部と、
外部から扉開放制御信号を受信した場合に、電磁的駆動力により扉開放機構を作動して消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除させる開放駆動部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、火災感知器または閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動に伴う流水検知装置で火災を検知した場合、火災を検知した防護区画に対応して設置している消火栓装置の消火栓扉が受信機からの開放制御信号による自動的に開放して、筐体内部に収納しているノズル、ホース、消火栓弁などの消火に使用する機材を自動的に見せることで、一般の人であっても、消火栓扉の開放操作に戸惑うことなく、消火栓扉が自動開放して中が見えている消火栓装置からノズル付きのホースを取り出して消火作業を行うことを可能とする。
また、消火栓装置は発信機を備え、発信機の操作に連動して開放作動機構を作動し、消火栓扉を自動開放させるようにしたため、発信機を使用した火災通報操作に連動して消火栓扉が自動開放し、消火栓扉の開放操作を必要とすることなく、消火栓扉が自動開放して中が見えている消火栓装置からノズル付きのホースを取り出して消火作業を迅速に行うことを可能とする。
また、消火栓装置は音響警報器を備え、受信機の制御部は、開放駆動部により扉開放機構を作動して消火栓扉を自動開放させる場合に、所定の扉開放注意音を出力させるようにしたため、消火栓扉を自動開放する場合に、その近くにいる人に注意を喚起し、また、消火栓装置における消火栓扉の自動開放に注意を向けさせ、消火栓扉が自動開放した消火栓装置からノズル付きのホースを取り出して消火作業を迅速に行うことを可能とする。
また、消火栓装置の扉開放機構は、消火栓扉側に設けたフック金具のフック穴に嵌合して消火栓扉を閉鎖保持し、フック金具のフック穴から離脱して消火栓扉の閉鎖を解除するフック爪と、操作部の操作ハンドルを回動する開放操作を受けてフック爪を引き込み、フック金具のフック穴から離脱させる第1開放機構と、第1機構から分離され、開放駆動部の作動による駆動軸の回動を受けてフック爪を引き込み、フック金具のフック穴から離脱させる第2開放機構とを備えた構造としたため、ハンドル操作による閉鎖解除と開放駆動部による閉鎖解除を、相互に干渉することなく、一つの扉開放機構で行うことを可能とする。
また、消火栓装置の開放駆動部はロータリーソレノイドであり、外部から扉開放制御信号を受けて作動した場合のソレノイド駆動軸の回転角を、操作ハンドルにより消火栓扉を開放させるハンドル回転角以上の所定回転角とするようにしたため、ハンドル操作と略同等の回転角となるロータリーソレノイドの駆動により、消火栓扉のラッチを遠隔的に解除して自動開放可能とする。
また、消火栓装置の消火栓扉として、収納箱前面の開口部に、開口部のいずれかの開口端に配置したロールスクリーン装置による巻き出し又は巻き込みにより開閉自在な不燃性又は難燃性のスクリーンを配置するようにしたため、消火栓扉が装置前側に突出することがなく開き、開放した消火栓扉が消火作業の邪魔にならない。
また、消火栓装置の消火栓扉として、収納箱前面の開口部に、上部の保持で開口部を閉鎖し、上部の保持解除で下降して開口部を開くシャッター扉を設けるようにしたため、消火栓扉が装置前側に突出することがなく開き、開放した消火栓扉が消火作業の邪魔にならない。
図1は消防用設備の概略を示した説明図、図2は消火栓扉にロールスクリーンを用いた消火栓装置の実施形態を示した説明図である。
図3は消火栓装置のスクリーン閉鎖状態と開放状態の縦断面を示した説明図であり、図3(A)はスクリーン閉鎖状態を示し、図3(B)はスクリーン開放状態示す。図4はロールスクリーン装置を取り出して示した説明図、図5は扉開放機構に対するスクリーン先端の保持構造を示した説明図、図6は扉開放機構の操作手順を示した説明図である。
図3に示すように、消火栓装置10は、内部に図16〜図18の従来例と同様に、消火栓弁と消火ホースを収納した金属製の収納箱12を備え、収納箱12の前面開口部14の下部側に配置したロールスクリーン装置26から不燃性又は難燃性の繊維シートからなるスクリーン24を上部に巻き出して開口部14を閉鎖している。
(操作ハンドル又はロータリーソレノイドによる開放)
図7は操作ハンドル及びロータリーソレノイドを備えた扉開放機構を平面から見て示した説明図であり、図7(A)は扉閉鎖状態を示し、図7(B)は操作ハンドルによる扉開放を示し、図7(C)はロータリーソレノイドによる扉開放を示す。
図8は扉開放機構の実施形態を示した説明図であり、図8(A)に側面断面を示し、図8(B)に平面を示す。なお、図8(A)は図8(B)のX−X断面から見た内部構造となる。また、図9はハンドル操作による扉開放機構のラッチ解除を示した説明図であり、図9(A)に側面断面を示し、図9(B)に平面を示す。
図8に示す初期状態において、ハンドル操作軸66を、これに連結した操作ハンドルの時計回りの操作で回動すると、図9に示すように、ハンドル操作軸66の回動に伴ってリンクアーム68aが時計回りに回動し、リンクアーム68aの先端に設けたローラ70aもハンドル操作軸66を中心に駆動溝72aを外側へ移動しながら時計回りに回動し、この回転運動がスライダ64の直線運動に変換され、スライダ64はスプリング82を圧縮しながら右方向に移動し、左側先端に設けているフック爪54を筐体62に引き込み、フック金具40のフック穴からフック爪54を抜いて、扉閉鎖を解除して開放させる。
図8に示す初期状態において、ソレノイド操作軸78を、これに連結しロータリーソレノイド60の駆動で時計回りに回動すると、ソレノイド軸78の回動に伴ってリンクアーム68bが時計回りに回動し、リンクアーム68bの先端に設けたローラ70bもソレノイド駆動軸78を中心に駆動溝72b(図示せず)を外側へ移動しながら時計回りに回動し、この回転運動がスライダ64の直線運動に変換され、スライダ64はスプリング82を圧縮しながら右方向に移動し、左側先端に設けているフック爪54を筐体62に引き込み、フック金具40のフック穴からフック爪54を抜いて、扉閉鎖を解除して開放させる。
扉開放機構30を操作ハンドル32の操作で扉開放するためのハンドル回転角をθ1とし、扉開放機構30をロータリーソレノイド60の駆動で扉開放するためのソレノイド回転角をθ2とすると、ソレノイド回転角θ2は、ハンドル回転角θ1以上の回転角とする。例えばハンドル回転角θ1は約80度程度であることから、ソレノイド回転角θ2は例えば80°〜90°の範囲内の所定角度とする。
図10は消火栓装置に設けた通報パネルの回路構成を示した説明図である。図10に示すように、消火栓装置10に設けた通報パネル16には、赤色表示灯20、スピーカ22a、発信機18におけるラッチ構造の押釦スイッチ18aを設けており、それぞれ受信機からの制御回線L1,L2,L3に接続している。
図11はロールスクリーンを用いた消火栓装置の他の実施形態を示した説明図である。
図12はシャッター扉を設けた消火栓装置の実施形態を示した説明図、図13は消火栓装置のシャッター閉鎖状態と開放状態の縦断面を示した説明図、図14はシャッター扉を取り出して示した説明図、図15は扉開放機構に対するシャッター扉の保持構造を示した説明図である。
図16は流水検知装置からの信号を受信して消火栓扉を自動開放させる消防用設備の概略を示した説明図である。
また、上記の実施形態は二人操作を行う消火栓を例にとっているが、一人操作を行う消火栓や補助散水栓についても同様に適用できる。また、人の手によって、通常閉鎖されている収納箱の内部に収納された各種装置等を取り出したり操作したりする消火栓装置である限りにおいて、収納箱の内部に設ける装置類は任意であり、例えば上記実施形態のものに加え消火ポンプの起動スイッチボタン等を設けた消火栓装置についても同様に適用できる。
12:収納箱
14:開口部
16:通報パネル
18:発信機
18a:押釦スイッチ
20:赤色表示灯
22:音響孔
24:スクリーン
26:ロールスクリーン装置
28:支持部材
30:扉開放機構
32:操作ハンドル
40:フック金具
42、56:フック穴
54:フック爪
60:ロータリーソレノイド
64:スライダ
66:ハンドル操作軸
68a,68b:リンクアーム
70a,70b:ローラ
72a,72b:駆動溝
74a,74b:退避溝
78:ソレノイド駆動軸
124:シャッター扉
126−1〜126−5:板部材
Claims (18)
- 受信機からの感知器回線に火災感知器を接続し、前記火災感知器を設置した防護区画に対応して、前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置を設置した消防用設備に於いて、
前記消火栓装置は、
前記収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられ、通常時に閉鎖保持された消火栓扉と、
前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持及び当該閉鎖保持の解除による前記消火栓扉の開放が可能な扉開放機構と、
手動による開放操作を前記扉開放機構まで機械的に連動させ、当該開放操作により当該扉開放機構を作動して前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除する操作部と、
外部から扉開放制御信号を受信した場合に、電磁的駆動力により前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除させる開放駆動部と、
を備え、
前記受信機は、前記火災感知器からの火災信号を受信した場合に、前記扉開放制御信号を前記消火栓装置の前記開放駆動部へ送信し、前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させる制御部を備えたことを特徴とする消防用設備。
- 二次側に閉鎖型スプリンクラーヘッドを接続した流水検知装置からの信号を受信機に接続し、前記閉鎖型スプリンクラーヘッドを設置した防護区画に対応して、前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置を設置した消防用設備に於いて、
前記消火栓装置は、
前記収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられ、通常時に閉鎖保持された消火栓扉と、
前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持及び当該閉鎖保持の解除による前記消火栓扉の開放が可能な扉開放機構と、
手動による開放操作を前記扉開放機構まで機械的に連動させ、当該開放操作により当該扉開放機構を作動して前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除する操作部と、
外部から扉開放制御信号を受信した場合に、電磁的駆動力により前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除させる開放駆動部と、
を備え、
前記受信機は、前記流水検知装置からの火災信号を受信した場合に、前記扉開放制御信号を前記消火栓装置の前記開放駆動部へ送信し、前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させる制御部を備えたことを特徴とする消防用設備。
- 請求項1又は2記載の消防用設備に於いて、前記開放駆動部は、前記消火栓装置に備わる発信機が操作された場合に、前記開放駆動部により前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させることを特徴とする消防用設備。
- 請求項1又は2記載の消防用設備に於いて、前記消火栓装置は音響警報器を備え、前記受信機の制御部は、前記開放駆動部により前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させる場合に、所定の扉開放注意音を出力させることを特徴とする消防用設備。
- 請求項1又は2記載の消防用設備に於いて、前記消火栓装置の前記扉開放機構は、
前記消火栓扉側に設けたフック金具のフック穴に嵌合して前記消火栓扉を閉鎖保持し、前記フック金具のフック穴から離脱して前記消火栓扉の閉鎖を解除するフック爪と、
前記操作部の開放操作による操作軸の回動を受けて前記フック爪を引き込み、前記フック金具のフック穴から離脱させる第1開放機構と、
前記第1開放機構から分離され、前記開放駆動部の作動による駆動軸の回動を受けて前記フック爪を引き込み、前記フック金具のフック穴から離脱させる第2開放機構と、
を備えたことを特徴とする消防用設備。
- 請求項1又は2記載の消防用設備に於いて、前記消火栓装置の前記開放駆動部はロータリーソレノイドであり、前記操作部は操作ハンドルであり、外部から扉開放制御信号を受けて作動した場合のソレノイド駆動軸の回転角を、前記操作ハンドルにより前記消火栓扉を開放させるハンドル回転角以上の所定回転角としたことを特徴とする消防用設備。
- 請求項1又は2記載の消防用設備に於いて、前記消火栓装置の前記消火栓扉として、前記収納箱前面の開口部に、前記開口部のいずれかの開口端に配置したロールスクリーン装置による巻き出し又は巻き込みにより開閉自在な不燃性又は難燃性のスクリーンを配置したことを特徴とする消防用設備。
- 請求項1又は2記載の消防用設備に於いて、前記消火栓装置の前記消火栓扉として、前記収納箱前面の開口部に、上部の保持で前記開口部を閉鎖し、上部の保持解除で下降して前記開口部を開く、複数枚の板部材で構成されたシャッター扉を備えたことを特徴とする消防用設備。
- 請求項1又は2記載の消防用設備が自動火災報知設備、スプリンクラー設備、又は屋内消火栓設備であることを特徴とする消防用設備。
- 前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置に於いて、
前記収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられ、通常時に閉鎖保持された消火栓扉と、
前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持及び当該閉鎖保持の解除による前記消火栓扉の開放が可能な扉開放機構と、
手動による開放操作を前記扉開放機構まで機械的に連動させ、当該開放操作により当該扉開放機構を作動して前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除する操作部と、
外部から扉開放制御信号を受信した場合に、電磁的駆動力により前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉の機械的な閉鎖保持を解除させる開放駆動部と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項10記載の消火栓装置に於いて、前記開放駆動部は、消火栓装置を設置した防護区画に対応した火災感知器からの火災信号を受信した受信機から前記扉開放制御信号を受信した場合に、前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させることを特徴とする消火栓装置。
- 請求項10記載の消火栓装置に於いて、前記開放駆動部は、消火栓装置に備わる発信機が操作された場合に、前記開放駆動部により前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させることを特徴とする消火栓装置。
- 請求項10記載の消火栓装置に於いて、前記扉開放機構は、
前記消火栓扉側に設けたフック金具のフック穴に嵌合して前記消火栓扉を閉鎖保持し、前記フック金具のフック穴から離脱して前記消火栓扉の閉鎖を解除するフック爪と、
前記操作部の開放操作による操作軸の回動を受けて前記フック爪を引き込み、前記フック金具のフック穴から離脱させる第1開放機構と、
前記第1開放機構から分離され、前記開放駆動部の作動による駆動軸の回動を受けて前記フック爪を引き込み、前記フック金具のフック穴から離脱させる第2開放機構と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項10記載の消火栓装置に於いて、前記開放駆動部はロータリーソレノイドであり、前記操作部は操作ハンドルであり、外部から扉開放制御信号を受けて作動した場合の駆動軸の回転角を、前記操作ハンドルにより前記消火栓扉を開放させるハンドル回転角以上の所定回転角としたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項10記載の消火栓装置に於いて、前記消火栓扉として、前記収納箱前面の開口部に、前記開口部のいずれかの開口端に配置したロールスクリーン装置による巻き出し又は巻き込みにより開閉自在な不燃性又は難燃性のスクリーンを配置したことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項10記載の消火栓装置に於いて、前記消火栓扉として、前記収納箱前面の開口部に、上部の保持で前記開口部を閉鎖し、上部の保持解除で下降して前記開口部を開く、複数枚の板部材で構成されたシャッター扉を備えたことを特徴とする消火栓装置。
- 受信機からの感知器回線に火災感知器を接続し、前記火災感知器を設置した防護区画に対応して、前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置を設置した消防用設備に於いて、
前記消火栓装置は、
前記収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられた消火栓扉と、
消火栓扉を開放させる操作が行われる操作部と、
外部からの扉開放制御信号により作動する開放駆動部と、
前記操作部の開放操作又は前記開放駆動部の作動により、前記消火栓扉の閉鎖保持を解除して開放させる扉開放機構と、
外部からの扉開放注意信号により所定の扉開放注意音を出力する音響警報器と、
を備え、
前記受信機は、前記火災感知器からの火災信号を受信した場合に、前記扉開放制御信号を前記消火栓装置の前記開放駆動部へ送信し、前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させると共に、前記扉開放注意信号を前記音響警報器へ送信して、前記所定の扉開放注意音を出力させる制御部を備えたことを特徴とする消防用設備。
- 二次側に閉鎖型スプリンクラーヘッドを接続した流水検知装置からの信号を受信機に接続し、前記閉鎖型スプリンクラーヘッドを設置した防護区画に対応して、前面に開口した収納箱の内部に消火ホースを収納した消火栓装置を設置した消防用設備に於いて、
前記消火栓装置は、
前記収納箱前面の開口部に開閉自在に設けられた消火栓扉と、
消火栓扉を開放させる操作が行われる操作部と、
外部からの扉開放制御信号により作動する開放駆動部と、
前記操作部の開放操作又は前記開放駆動部の作動により、前記消火栓扉の閉鎖保持を解除して開放させる扉開放機構と、
外部からの扉開放注意信号により所定の扉開放注意音を出力する音響警報器と、
を備え、
前記受信機は、前記流水検知装置からの火災信号を受信した場合に、前記扉開放制御信号を前記消火栓装置の前記開放駆動部へ送信し、前記扉開放機構を作動して前記消火栓扉を自動開放させると共に、前記扉開放注意信号を前記音響警報器へ送信して、前記所定の扉開放注意音を出力させる制御部を備えたことを特徴とする消防用設備。
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