JP2017127419A - トンネル内消火栓設備 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、トンネル内消火栓設備に於いて、
トンネル壁面に沿って設けた監視員通路の路肩から道路に面した前壁に取付口を開口した消火栓埋込部と、
消火栓埋込部に設置され、筐体内に先端にノズル付きのホースを収納すると共に、道路側及び監視員通路側の両側からノズル付きのホースを引き出し可能に開放される消火栓扉が設けられた消火栓装置と、
が備えられたことを特徴とする。
消火栓扉は、道路側に位置する垂直方向の扉前部と監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、扉板が扉上部後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持される。
消火栓扉は、道路側に位置する垂直方向の扉前部と監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、扉板が横方向のスライドにより開閉自在に設けられる。
消火栓扉は、
道路側の垂直方向に配置され、スライドにより開閉自在に設けられた前扉と、
監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉上部と、
が備えられる。
消火栓扉は、
道路側の垂直方向に配置され、扉下端の軸支により下向き回りに開閉自在に支持された前扉と、
監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉と、
が備えられる。
消火栓扉は、
道路側の垂直方向に配置され、左右に両開き自在に支持された前扉と、
監視員通路側の水平方向に配置され、左右に両開き自在に支持された上扉と、
が備えられる。
消火栓扉は、道路側に位置する垂直方向の扉開口と監視員通路側に位置する水平方向の扉開口との間にシャッター扉が開閉自在に設けられる。
消火栓装置は、箱形の筐体内に、ノズルのホースが内巻き状態で引き出し自在に収納されたホース収納部を備え、ホース収納部のホース取出口が消火栓埋込部の路肩から前壁のコーナー部に対し斜め上向きとなるように配置される。
消火栓装置は、消火器が収納されると共に、道路側及び監視員通路側の両側から消火器を取出し可能に開放される消火器扉を備えた消火器収納部が一体に設けられる。
消火器扉は、道路側に位置する垂直方向の扉前部と監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、扉板が扉上部の後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持される。
消火器扉は、道路側に位置する垂直方向の扉前部と監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、扉板が横方向のスライドにより開閉自在に設けられる。
消火器扉は、
道路側の垂直方向に配置され、スライドにより開閉自在に設けられた前扉と、
監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉上部と、
が備えられる。
消火器扉は、
道路側の垂直方向に配置され、扉下端の軸支により下向き回りに開閉自在に支持された前扉と、
監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉と、
が備えられる。
消火器扉は、
道路側の垂直方向に配置され、左右に両開き自在に支持された前扉と、
監視員通路側の水平方向に配置され、左右に両開き自在に支持された上扉と、
が備えられる。
消火器扉は、道路側に位置する垂直方向の扉開口と前記監視員通路側に位置する水平方向の扉開口との間にシャッター扉が開閉自在に設けられる。
消火器収納部は、消火器の頭部が消火栓埋込部の路肩から前壁のコーナー部に向けて斜め上向きとなるように消火器が収納される。
消火栓装置は、監視員通路の路面から路肩を介して前壁に至る部分に刳り貫き形成された箱抜き部に収納される。
本発明はトンネル内消火栓設備に於いて、トンネル側壁に沿って設けた監視員通路の路肩から道路に面した前壁に取付口を開口した消火栓埋込部と、消火栓埋込部に設置され、筐体内に先端にノズル付きのホースを収納すると共に、道路側及び監視員通路側の両側からノズル付きのホースを引き出し可能に開放される消火栓扉が設けられた消火栓装置とが設けられたため、トンネル内で火災を伴う車両事故の発生時には、消火栓扉を開くことで、ホース収納部が監視員通路及び道路側に開口し、道路側からも監視員通路からも簡単且つ容易にノズル付きのホースを引き出して消火を行うことができる。
また、消火栓装置は、消火栓埋込部に設置され、消火器が収納されると共に、道路側及び監視員通路側の両側から消火器を取出し可能に開放される消火器扉を備えた消火器収納部が一体に設けられるようにしたため、消火器についても、トンネル内で火災を伴う車両事故の発生時には、消火器扉を開くことで、消火器取出口が監視員通路及び道路側に開口し、道路側からも監視員通路からも簡単且つ容易に消火器を取り出して消火を行うことができる。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置した消火栓設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内には円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2はトンネル内消火栓設備を道路側から示した説明図、図2は消火栓装置の消火栓扉を開放した状態を道路側から示した説明図、図3はトンネル内消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図、図4は消火栓装置のホース収納部を取り出して示した説明図、図5はホース収納部の構造を側面から見た断面で示した説明図、図6は消火器収納部の構造を側面から見た断面で示した説明図である。
図2に示すように、消火栓装置16は、手摺り40を設けた監視員通路14の路肩から道路15に面した前壁14aに取付口を開口した消火栓埋込部13を形成して設置されている。
図3に示すように、道路15側からのハンドル34の操作によるロック解除、または監視員通路14側からのハンドル34aの操作によりワイヤー35を引くことで連動されるハンドル34の操作によるロック解除で消火栓扉28を上向き回りに開放すると、扉開口を介して内部に設置しているホース収納部42が操作可能となる。ホース収納部42は箱形に形成したホース筐体44の前面開口に4本のフレームパイプ46を配置して間にホース取出口48を形成している。
図7に示すように、消火栓装置16の左側に設けた消火器扉32の内部には消火器収納部62が形成され、消火器収納部62には架台61に載置した円筒状の消火器ホルダー64が前方斜め上向きに配置されており、消火器ホルダー64は横並びに2本配置され、2本の消火器68を取出し自在に収納している。
(通常監視時)
図1に示すトンネル10の道路を車両が通行している通常監視時にあっては、図2に示すように、消火栓装置16の消火栓扉28及び消火器扉32は閉鎖しており、監視員通路14の路肩側に消火栓装置16を設置していても、監視員通路14を通る人の通行を妨げたり、危険を及ぼすことはない。
一方、トンネル10内で火災を伴う車両事故が発生した場合には、利用者は火災発生場所に近い消火栓装置16に出向き、図2に示す通報装置扉30の発信機38を押して監視室に火災を通報し、応答ランプ40の点灯により監視室側への通報完了を確認する。
消火栓装置16を点検する場合には、監視員通路14側から係員が点検に必要な操作を行えば良い。また、消火栓装置14のホース収納部42やバルブ類の点検作業は、監視員通路14の路面に設けている点検用扉を係員が開いて内部空間に入って行う。
図8は消火栓装置とバルブ類収納部を分離配置したトンネル内消火栓設備の内部構造を路面側から見た断面で示した説明図である。
図9はL形扉をスライドして開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。図9に示すように、消火栓装置16の消火栓扉28は、図2乃至図7の実施形態と同様に、道路15側に位置する垂直方向の扉前部と監視員通路14側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、消火栓扉28が横方向のスライドにより開閉自在に設けられ、右方向のスライドにより開放された消火栓扉28は、監視員通路14の外側に位置するようにしている。
図11は前扉をスライドして開閉し、上扉を上向き回りに開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。
図12は前扉を下向き回りに開閉し、上扉を上向き回りに開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。
図13は前扉及び上扉を左右両開きに開閉する消火栓装置の実施形態を示した説明図である。
図14はシャッター扉を設けた消火栓装置の実施形態を示した説明図である。図14に示すように、本実施形態の消火栓扉は、道路15側に位置する垂直方向の扉開口と監視員通路14側に位置する水平方向の扉開口との間に消火栓シャッター扉28Cが開閉自在に設けられている。
図15は監視員通路の箱抜き部を道路側から示した説明図である。本実施形態にあっては、監視員通路14の下部にはダクトがなく、コンクリートで埋められており、電線管等は全て管理用通路に配置されている。
上記の実施形態は、消火器収納部を一体に設けた消火栓設備を例にとっているが、例えば、消火器収納部を持たない消火栓装置としても良い。この場合には、別途設置されている消火器箱が上記の実施形態に示した扉構造を持つことになる。
12:トンネル壁面
13:消火栓埋込部
14:監視員通路
14a:前壁
15:道路
16:消火栓装置
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
23:電線管
24:給水本管
24a:分岐配管
25:箱抜き部
27:ヒンジ
28:消火栓扉
28A,28A−1,28A−2:消火栓前扉
28B,28B−1,28B−2:消火栓上扉
30:通報装置扉
30C:消火器シャッター扉
32:消火器扉
32A:消火器前扉
32B:消火器上扉
34:ハンドル
36:赤色表示灯
38:発信機
40:応答ランプ
42:ホース収納部
43:バルブ類収納部
44:ホース筐体
45:連結ホース
46:フレームパイプ
48:ホース取出口
50:ホース
52:ノズル
53:給水栓
54:消火栓弁
56:消火栓弁開閉レバー
58:圧力調整弁
60:ホース取付口
62:消火器収納部
64:消火器ホルダー
66:架台
70:ポンプ起動スイッチ
72:バルブ類収納装置
74:配管
76:放水スイッチ
78:放水停止スイッチ
Claims (17)
- トンネル壁面に沿って設けた監視員通路の路肩から道路に面した前壁に取付口を開口した消火栓埋込部と、
前記消火栓埋込部に設置され、筐体内に先端にノズル付きのホースを収納すると共に、前記道路側及び前記監視員通路側の両側から前記ノズル付きのホースを引き出し可能に開放される消火栓扉が設けられた消火栓装置と、
を設けたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓扉は、前記道路側に位置する垂直方向の扉前部と前記監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、前記扉板が前記扉上部の後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓扉は、前記道路側に位置する垂直方向の扉前部と前記監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、前記扉板が横方向のスライドにより開閉自在に設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓扉は、
前記道路側の垂直方向に配置され、スライドにより開閉自在に設けられた前扉と、
前記監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉と、
が備えられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓扉は、
前記道路側の垂直方向に配置され、扉下端の軸支により下向き回りに開閉自在に支持された前扉と、
前記監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉と、
が備えられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓扉は、
前記道路側の垂直方向に配置され、左右に両開き自在に支持された前扉と、
前記監視員通路側の水平方向に配置され、左右に両開き自在に支持された上扉と、
が備えられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓扉は、前記道路側に位置する垂直方向の扉開口と前記監視員通路側に位置する水平方向の扉開口との間にシャッター扉が開閉自在に設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓装置は、
箱形のホース筐体内に、前記ノズルのホースが内巻き状態で引き出し自在に収納されたホース収納部を備え、前記ホース収納部のホース取出口が前記消火栓埋込部の路肩から前壁のコーナー部に対し斜め上向きとなるように配置されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓装置は、消火器が収納されると共に、前記道路側及び前記監視員通路側の両側から前記消火器を取出し可能に開放される消火器扉を備えた消火器収納部が一体に設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器扉は、前記道路側に位置する垂直方向の扉前部と前記監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成された扉板を備え、前記扉板が前記扉上部の端部の軸支により上向き回りに開閉自在に支持されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火栓扉は、前記道路側に位置する垂直方向の扉前部と前記監視員通路側に位置する水平方向の扉上部とを連設した横断面がL形に形成した扉板を備え、前記扉板が横方向のスライドにより開閉自在に設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器扉は、
前記道路側の垂直方向に配置され、スライドにより開閉自在に設けられた前扉と、
前記監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉上部と、
が備えられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器扉は、
前記道路側の垂直方向に配置され、扉下端の軸支により下向き回りに開閉自在に支持された前扉と、
前記監視員通路側の水平方向に配置され、扉後端の軸支により上向き回りに開閉自在に支持された上扉と、
が備えられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器扉は、
前記道路側の垂直方向に配置され、左右に両開き自在に支持された前扉と、
前記監視員通路側の水平方向に配置され、左右に両開き自在に支持された上扉と、
が備えられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器扉は、前記道路側に位置する垂直方向の扉開口と前記監視員通路側に位置する水平方向の扉開口との間にシャッター扉が開閉自在に設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項9記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火器収納部は、前記消火器の頭部が前記消火栓埋込部の路肩から前壁のコーナー部に向けて斜め上向きとなるように前記消火器が収納されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、前記消火背装置は、監視員通路の路面から路肩を介して前壁に至る部分に刳り貫き形成された箱抜き部に収納されることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
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